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研究領域
- ジャコモ・リゾラッティ&コラド・シニガリア「ミラーニューロン」 P180
じつは、F5野とブローカ野の解剖学的・機能的構造はともに、口-顔面部や口-喉頭部の運動表象だけではなく、腕-手部の運動表象をも特徴とするという、まさにその事実から、次のことがうかがわれる。
つまり、個体間のコミュニケーションは、ひとつの運動様相(モダリティ)かれではなく、顔面と腕-手部による動作や、これまた重要な「発声動作」の漸進的統合から進化したのであり、あとで見るとおり、こうした動作には、それぞれに関連したミラーニューロン系の出現が伴っていた。
コミュニケーションを支える要因として、音声、「発声動作」がある。
前提となる学問・研究領域
聴覚野
音声は、聴覚野がなければ、コミュニケーションの手段として進化・淘汰される余地がないため、音声は聴覚野に支えられている。
学習・手続き記憶・スキル
- フランス・ドゥ・ヴァール「サルとすし職人」4 アニマル・アート コンゴの絵を壁に飾りますか? P149
たとえばミヤマシトドは、ひなのときに同じ種のおとなの鳴き声を聞いていないと、正常にさえずることができない。
音声は生得的とは限らず、新しい音声をスキルによって学習するという要素がある。
解決すべき問題となる学問・研究領域
目的となる学問・研究領域
コミュニケーション
音声は、音を使ったコミュニケーションとして使われうる。