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研究領域
- ジャコモ・リゾラッティ&コラド・シニガリア「ミラーニューロン」 P180
じつは、F5野とブローカ野の解剖学的・機能的構造はともに、口-顔面部や口-喉頭部の運動表象だけではなく、腕-手部の運動表象をも特徴とするという、まさにその事実から、次のことがうかがわれる。
つまり、個体間のコミュニケーションは、ひとつの運動様相(モダリティ)かれではなく、顔面と腕-手部による動作や、これまた重要な「発生動作」の漸進的統合から進化したのであり、あとで見るとおり、こうした動作には、それぞれに関連したミラーニューロン系の出現が伴っていた。
コミュニケーションを支える要因として、表情、顔面による動作がある。
前提となる学問・研究領域
顔認識
表情は、顔認識がなければ、コミュニケーションの手段として進化・淘汰される余地がないため、表情は顔認識に支えられている。
運動野
表情は動物の運動である。
顔や脳を持たないクラゲ等で表情があるという証拠はない。
解決すべき問題となる学問・研究領域
目的となる学問・研究領域
コミュニケーション
表情は、顔を使ったコミュニケーションの手段として使われうる。