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研究領域
- 山極寿一『家族進化論』第6章 家族の行方 1 ホモ・サピエンスの登場 P290
言語が登場するまで、人類はさまざまな知識をいくつかの神経モジュールとして脳のなかに蓄積してきた。
神経モジュールとは同じような問題を解決するための知識に対応する神経の束で、博物的知能、技術的知能、社会的知能のモジュールがある。
(中略)
博物的知能は、種類のちがう食物がその時期にどこにどのようにして存在するか、あるいはどんな捕食者がどこでどのように自分たちを狙っているかに関する知能である。
(中略)
技術的知能は、歯では咬み割れない硬い木の実を叩き割ったり、棘のある葉を畳んで刺さらないようにしたり、目に見えないところに隠れている虫などをとりだすための知識である。
(中略)
社会的知能は、相手と自分の関係や、仲間どうしの関係を推し量って自分に有利なように振る舞う能力である。
社会的知能は、相手と自分の関係や、仲間どうしの関係を推し量って自分に有利なように振る舞う知能である。
前提となる学問・研究領域
過去に位置する学問・研究領域
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
知能・知性
社会的知能は知能の一種である。
本質的な部分である学問・研究領域
対人関係の認知
社会的知能は対人関係の認知に関する知能である。