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研究領域
- アントニオ・R・ダマシオ「無意識の脳 自己意識の脳」第二章 外向きの情動と内向きの感情 P112
(6)「傾性」は、特定の刺激に対しあらかじめ定められた仕方で反応しようとすること。
- アントニオ・R・ダマシオ「無意識の脳 自己意識の脳」第五章 隠された身体と脳 P203
かつて実際に知覚されたことのある対象に対するそうした傾性的記憶には、その対象の色、形、音といった感覚的側面の記録だけでなく、その感覚的信号を得るために必然的に伴われた運動調節の記録も含まれているし、さらに、その対象に対する必然的な情動反応の記録も含まれている。
傾性とは、特定の刺激に対しあらかじめ定められた仕方で反応しようとすること。
前提となる学問・研究領域
神経
概念とは、神経細胞が一定パターンで発火することである。
過去に位置する学問・研究領域
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
情動
- アントニオ・R・ダマシオ「無意識の脳 自己意識の脳」第五章 隠された身体と脳 P179
対照的に、複雑な環境に置かれている複雑な有機体は、広範な知識、多くの可能な反応の中から適切なものを選択する能力、新しい反応の組み合わせをつくる能力、前もって不利な状況を避け好ましい状況を計画する能力、などが求められる。
こうしたむずかしい仕事をするために必要な機構は複雑で、神経系を必要とする。
また多数の傾性の蓄積も必要になる。
傾性には、学習によって修正しうる傾性もあるし、経験によって獲得される付加的傾性もあるが、その大半は、ゲノムによってもたらされる先天的なものでなければならない。
前に述べた情動のコントロールは、部分的にこの傾性の蓄積による。
情動のコントロールの手段の一つは、傾性の蓄積によるものである。
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
本質的な部分である学問・研究領域
非本質的な部分である学問・研究領域
感覚・動物行動学・行動
傾性には、感覚的側面や、運動調節の記録が含まれている。