新規
編集
添付| Contents |
研究領域 
- wikipedia 立法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%B3%95
立法（りっぽう）とは、形式的意義においては議会の議決を経て成立する法律を制定することをいうが、実質的意義においては法規を定立する国家作用（立法権）のことをいい、行政・司法と並ぶ国家作用の一つである。
- wikipedia 議会
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B0%E4%BC%9A
議会（ぎかい）は、一般的には審議・議決を経て法律を制定する（立法）集会・会議。その場所あるいは組織を指す。
（中略）
古代ギリシア [編集]
古代ギリシアでは「ポリス」と呼ばれた多くの都市国家が存在し、政治体制はそれぞれのポリスごとに異なっていた。
こうしたポリスの中には市民による民主主義政治を行っていたものも少なくなく、直接民主制ないし間接民主制の議会政治が実現していた。
代表的な都市国家アテナイでは、市民が全員参加する「民会」というものや、市民によって選出された評議員で構成される「五百人会」と呼ばれるものが存在していた。
（中略）
古代ローマ [編集]
古代ローマでは議会に相当するものとして元老院と民会を挙げることができる。
王政打倒後の共和政ローマでは行政は政務官が担当したが、これらの政務官はローマ市民によって構成された民会を通じて選出された。
もともとは王への助言機関であったといわれる元老院は政務官経験者から構成され、法案の審議や政務官候補の選出などを通して国家方針の策定に大きな影響力を握った。
- アテナイの国制
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/lysias/lys_02.html
アテナイ市民の家に生まれた嫡出の男子は、18歳になると、その家が属する区の区民総会で成人の資格審査 (dokimasia ton ephebon) を受けて、初めて市民(porites) として登録され、２年の守備隊勤務の後、民会(ekklesia)への出席を認められる。
民会は国の最高議決機関であり、市民たる者すべて民会への出席権すなわち参政権を有するわけで、ここに、アテナイが直接民主制たる所以が存する。
通常の実務処理に当たるのは評議会(boule) であったが、これも、30歳以上の完全市民の希望者の中から、各部族50人が抽選され、合計500 人から構成された。
各々の部族から選ばれた50人は同僚団を構設し、計10組が交代で、１年の10分の一を一期(prytaneia) として、当番評議員(prytaneis) の役を勤めた。
この評議会は、民会での審議事項を先議し、かつ独自の司法・行政上の権能を有し、アテナイ民主制運営の機軸をなすものであった。
（中略）
裁判官(dikastes)も各部族の30歳以上の希望者の中から抽選で選ばれた。
立法とは法規を制定する国家作用であり、通常は議会の議決を経て成立する。
立法議会の歴史は、直接民主制・間接民主制ともに、古代ギリシアにまでさかのぼる。アテナイでは立法は民会が、行政は評議会が、司法は民衆法廷が担当していた。
議会は市民ではなく行政官僚関係者の合議体であってもよく、古代ローマには元老院がみられる。
前提となる学問・研究領域
法
議会は法を制定することを目的とした組織である。
