Contents |
研究領域
- 山極寿一『家族進化論』第2章 進化の背景 16 脳の増大と食の改変 P116-117
では、初期の人類はどうやって消化率を向上させて胃腸を縮小したのか。
肉はたしかにカロリーが高いが、簡単に消化できる食物ではない。
事実、肉食動物は長い時間を消化にあてているし、人間並みに脳が大きいわけではない。
おそらく、人類の祖先は火を使ったのではないか、というのが一つの解決策である。
現在のところ、火を日常的に用いていたという最古の証拠は八〇万年前のホモ・エレクトスであるが、人類が用いたと思われる焦げた木片、炉で熱された石、焼けた骨などがアフリカ各地の一〇〇~一八〇万年前の地層からみつかっている。
また、アフリカのサバンナはよく野火が発生して、自分でつくれなくてもたびたび利用できる機会がある。
イモ類も火が通れば毒性も消え、消化しやすくなる。
野火の後に焼跡に燃え残ったイモ類をみつけてその味を知り、利用するようになった可能性もある。
- wiki 初期のヒト属による火の利用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%88%E5%B1%9E%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%81%AB%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8ヒト属による単発的な火の使用の開始は、170万年から20万年前までの広い範囲で説が唱えられている[2]。
この項目では、170万年前と推測される初期のヒト属による火の使用について扱う。
前提となる学問・研究領域
過去に位置する学問・研究領域
人類学・人類・人間性
火の使用は人類固有の現象である。
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
本質的な部分である学問・研究領域
環境学・環境・自然・アフォーダンス・生活科学・手段的日常生活動作・人工・道具
火は最初は野火が使われてたが、その後木片や炉など道具を用いて人工的に火を用いた証拠が出ている。