内集団

Last-modified: 2013-08-30 (金) 10:20:37
 

研究領域

  • wikipedia 共同体
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93

    学校のクラスのようなものも、学ぶということをテーマにし、それが所属集団(membership group、単にその一員であるというだけの集団、会員権のようなもの)から、準拠集団(reference group、そこに参加できることが憧れとなるような集団)へと成長しているなら、やはり学びの共同体である。

  • wikipedia 組織 (社会科学)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%84%E7%B9%94_(%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A7%91%E5%AD%A6)

    社会科学における組織(そしき、Organization)とは、個人では成し遂げられない目標を達成するための、複数の人々による協働・手段・システム(体系)をいう。

    バーナード(『経営者の役割』、1938年)による「意識的に調整された、2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」という定義が有名。

    (中略)

    組織の特徴

    組織は人々の集まりではあるが、集団や群衆とは区別される。組織には、集団や群衆には存在しない、以下のような特徴がある。

    共通の目標

    組織には、組織に属する成員(メンバー)間で共有される、共通の目標が必要である。共通の目標がなければ、同じ時刻・同じ場所に居て同じ行動をとる人々の集まり(例えば劇場に集う観客など)も、組織とは言わない。

    分業と調整のメカニズム

    組織には、複数人で共通の目標を達成するにあたって必要な組織全体の仕事やタスクの分業と調整を行うメカニズムが必要である。共通の目標が人々によって共有されていても、個々人が個別的に仕事を遂行するならば、それは組織とは言わない。

    分業:組織全体の仕事を分割し、個々人に割り当てること

    調整:分割され個々人に割り当てられた仕事を統合し、組織全体の仕事として完成させること

  • wikipedia 集団
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3

    集団(しゅうだん、Group)とは複数の人間の空間的、目的的、心理的な集まりを指す。

    (中略)

    概要

    集団は一般的にはある程度組織化された人間の集まりであるが、厳密には共通の目的を持ち、目的と目標を共有し、目的と目標達成の為に互助しようと努力し、役割の分担が集団の中に定め、振る舞い方の一定の基準が存在し、集団自己同一視する、と社会心理学においては定義されており、その中でも組織関係、コミュニケーション関係、心理関係だけを挙げて人間関係と呼称する。

    (中略)

    構成要素

    集団凝縮性(group cohesiveness)

    集団メンバーに対して集団に留まり続けるよう働きかける総ての力を凝縮したものであり、働きかける力には、集団帰属感や満足感、構成する個々の人員への心理的こだわりなどがあげられる。その集団は通常においては「まとまり」がある集団とされる。

    集団圧力(group pressure)

    集団メンバーの考え方や志向、行動、好みなどを似通ったものあるいは同一にするよう働きかける力、従って集団が行使する「斉一性への強い圧力」(斉一性の原理)をいう。

    集団目標とリーダーシップ(group goal and leadership)

    集団が望む、望ましい状態へと方向づける目標を「集団目標」と呼び、それがすみやかに達成されるように援助する行為を「リーダーシップ」という。

    集団規範(group norm)

    特定の集団の中でそのメンバーが主に共有する判断の枠組み規範をいう。通常は明確な集団的な規範には強力な集団圧力が伴う。

  • 共通の目標
  • 分業と調整
  • リーダーシップ
  • 規範
    などの要素を持たない、単なる「わたしたち」であるような(サムナーの定義でいう)内集団について扱う。

前提となる学問・研究領域

群衆・群集・無名の群れ

内集団は自分が所属する群れである。

集団の認知・認知バイアス

  • 「グラフィック心理学」4.5.3 内集団と外集団 P110

    一般に、自分が属する集団の特性は多様に認知するが、外集団に対しては同質的に認知する傾向がある(図4.29を参照)。

    これは"外集団の同質性バイアス"と呼ばれ、あまり知らない集団に対する過度に単純化したとらえ方の原因とされている。

内集団に関する認知には、集団の認知の一つである外集団の同質性バイアスなどがかかる。

解決すべき問題となる学問・研究領域

目的となる学問・研究領域

時間的に前提となる学問・研究領域

一般的な学問・研究領域

本質的な要素となる学問・研究領域

非本質的な要素となる学問・研究領域

前提となる学問・研究領域(疑いあり)