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研究領域
- 山極寿一『家族進化論』第1章 家族をめぐる謎 4 狩猟仮説の魅力と誤り P29
パランプトロプスと同時代に生きたこの化石人類は、植物以外に肉食動物の食べ残した獣肉をあさっていたのではないかと考えられている。
狩猟を含む肉食は動物において広範にみられる。
特に初期人類は、初期は積極的な狩猟を行なっていなかったと考えられるため、狩猟によらない死肉漁りを主体とした食肉を行なっていた。
前提となる学問・研究領域
環境学・環境・自然・アフォーダンス・生態学・生態・生態系
- 河合信和『ヒトの進化 七〇〇万年史』第五章 ホモ属の登場と出アフリカ(260万~20万年前) 二六〇万年前に初めての石器――オルドワン文化の誕生 P154
この頃、東アフリカで全般的気候の乾燥化が進行し、それに伴って疎林や草原が拡大していた。
それは、樹上生活者であったホミニンには試練だったが、一つのチャンスでもあった。
サバンナ的環境の拡大で、草食獣が激増し、それを獲物にする肉食獣もまた増えた。
きっと森林とサバンナの境界のあちこちに、肉食獣の食べ残しの骨や草食獣の死骸が点々と見られたことだろう。
これこそホミニンにとって、新しい食料になるものだった。
肉食は環境の変化や生態系に依存する。
例えば、初期人類の場合、環境の変化で森林がサバンナに替わった際に、肉食動物の食べ残しに依存する肉食の比率が増えたとされる。
過去に位置する学問・研究領域
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
食事・消費
肉食は食事・消費の一種である。
本質的な部分である学問・研究領域
非本質的な部分である学問・研究領域
前提となる学問・研究領域(疑いあり)
人類学・人類・人間性
肉食は動物において広範にみられる。