友情・友好・友愛

Last-modified: 2015-09-09 (水) 23:00:02
 

研究領域

  • wikipedia 友情
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8B%E6%83%85

    友情(ゆうじょう)は、共感や信頼の情を抱き合って互いを肯定し合う人間関係、もしくはそういった感情のこと。

    (中略)

    概念[編集]

    (中略)

    友情は、互いの好感、信頼、価値評価に基づいて成り立っているものである。

  • wikipedia 友愛
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8B%E6%84%9B

    友愛(ゆうあい、希: φιλία、羅: fraternitas、仏: fraternité、英: fraternity)とは、兄弟(兄弟姉妹)間の愛、友人間の愛、友情などを意味する。

友情とは、共感、信頼、価値評価に基づいた、互いを肯定し合う人間関係や感情のことである。
似た用語として友愛があるが、これは兄弟姉妹間の愛をも含むものである。このwikiでは友愛という用語において兄弟姉妹間の愛は捨象して扱う。

前提となる学問・研究領域

共感・評価・価値観・感性・直感・対人関係・人間関係・感情

友情とは、共感、信頼、価値評価に基づいた、互いを肯定し合う人間関係や感情のことである。

過去に位置する学問・研究領域

計算・目的

  • wikipedia 友情
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8B%E6%83%85

    日常的な言い回しでの用例[編集]

    (中略)

    心理学者のヘルプ・ゴールトバーグ (Herb Goldberg) は、友情は3つの段階を経過するという。

    ゴールトバーグ曰く、「仲間意識」のひとつ前の段階が「友情」だとのこと。

    ゴールドバーグはまた第一の段階を、「役に立つ友情」と呼んでいる。

    どんな理由にせよ、双方に有利なことや有益なことをもたらしてくれる限り、繋がっていく友情である。

    第二のものは、「目的志向の友情」と言われる。

    何か特定の目的の下、たとえば余暇に一緒に草野球、釣り、ゴルフなどを楽しむための連れというわけである。

    第三の段階は、文字通り「友情」である。

    特定の目標、目的、利用を追い求めることなく、ただ何かの機会に知り合って、互いによく熟知し合ったという友人。

    この関係の中での利害は伴わず、ただ友情それ自体が目的になっている。

友情の前段階として、役に立つ友情、目的志向の友情がある。

互恵的利他主義・互酬

  • ヒース「ルールに従う」第6章 自然主義的パースペクティブ 6.3 互恵的利他主義 P305

    このことは、毛づくろいサービスの交換にときおり存在する非対称性を説明してくれる。

    たとえば、チンパンジーは過去に毛づくろいしてくれた者との方が食料を分け合う可能性が高い。

    実験研究によれば、ヴェルヴェット・モンキーやマカクは、敵対的インタラクションの際、過去に毛づくろいしてくれた個体を支持して介入する可能性の方が高いことも示唆されている46)。

    言い換えれば、互恵的利他主義を通して発展するタイプの関係は、われわれが「友情」と呼ぶものに非常に似ているということができる。

友情は互恵的利他主義を通して発展するタイプの関係でありうる。

原因となる学問・研究領域

解決すべき問題となる学問・研究領域

目的となる学問・研究領域

属する全体である学問・研究領域

対人魅力

友情は対人魅力の一種である。

本質的な部分である学問・研究領域

非本質的な部分である学問・研究領域

食物分配・肉食

  • クリストファー・ボーム『モラルの起源』第6章 自然界のエデンの園 容認される盗みか、社会的な絆をもつ味方作りか? P173-174

    野生のチンパンジーを観察して、私がいつも気づいたのは、分配のプロセスというものが、競い合って肉を求める物乞いのあいだでは大いに緊張と敵意をもたらすようだが、同時にまた、分け合う仲間のあいだでは緊張と親睦を、ときにはまぎれもない友情すらもたらすように見えたということである(あくまで印象だが)。

チンパンジー等において、肉の分配は友情をもたらしうる。

前提となる学問・研究領域(疑いあり)

信頼

  • wikipedia 互恵的利他主義
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%92%E6%81%B5%E7%9A%84%E5%88%A9%E4%BB%96%E4%B8%BB%E7%BE%A9

    ・感情:他者を好む傾向、友情、好感の持てる知人に対する利他的行動の動機付けとなる。

    ・道徳的攻撃性:「いかさま師」は互恵主義者のこのようなポジティブな感情を利用するため、いかさま師を見つけ排除するシステムは自然選択によって対抗適応として選択されやすい。

    利他主義者は違反者に献身的な行為を続けるのではなくて、違反者の態度を変えさせようとする。

    このメカニズムは非互恵的個体を教育したり、極端なケースでは隔離したり、傷付けたり、追放する。

    (中略)

    ・信用:選択は道徳的攻撃性を感知する能力を支持する。

    感情的な基盤(寛容さや罪の意識)無しで利他的行為を行う人々はたとえ利他主義的であっても将来的には信頼できないかも知れない。

互恵的利他主義を鑑みると、信頼は友情や道徳的攻撃性を動機づけとして生じるものであると考えるべきである。