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研究領域
- クリストファー・ボーム『モラルの起源』第5章 太古の祖先をいくつか再現する 祖先の序列と反序列的行動 P118
またそれに伴い、高い地位を求めて激しい競争がよく起こることも考えると、一般に服従者は支配されることを快く思っていないこともわかる。
じっさい、これら現生の類人猿の四種すべてで、反抗的な服従者が支配に対抗する連合を組んで(13)、アルファの力を積極的に削ごうとすることがある。
ゴリラはごくまれにしかおこなわないが、ボノボとチンパンジーは日常的におこない、LPAヒト集団は頻繁におこなっている。
ゴリラ・チンパンジー・ボノボ・ヒト等において、反抗的な服従者が支配に対抗する連合を組むことがある。
当項目ではこの反抗的な態度及びアルファの力を積極的に削ごうとする行動をひとまとめにして、抵抗という語を用いる。
前提となる学問・研究領域
過去に位置する学問・研究領域
原因となる学問・研究領域
解決すべき問題となる学問・研究領域
服従・支配
抵抗は服従者が支配に問題を感じているために行われる。
目的となる学問・研究領域
属する全体である学問・研究領域
本質的な部分である学問・研究領域
非本質的な部分である学問・研究領域
前提となる学問・研究領域(疑いあり)
人類学・人類・人間性
抵抗は人類以外にも類人猿三種にみられる。