遡及
そそくさと流れていく時間の中で、今の自分の一部を残す。
※エコー限定で購入可能なSSR衣装のシリーズ。
「キャラクター達がもし神秘的な招待を受ける前に時間が戻り、別の選択をしたらどうなるか?」がテーマになっている。
2021年
衣装
衣装名 | 「良い子」 | |
キャラクター | リッパー | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 「――当ててごらん、今起きているのは誰?」 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | まだ荘園に辿り着く前。これは薄れゆく面影の最中… | |
過去に遡り 根源を究明するのだ | ||
とっても紳士的な服装だけど、左手の恐ろしい爪が「彼」である事を証明しているの…! 胸元から垂れているのは絵の具? それとも… |
【デザイン過程】
- プロット
「流れを遡り、原点に帰る」
もし神秘的な招待を受ける前に時間が戻ったら、もし彼らが別の選択をしたら、運命の岐路はどこに繋がるのだろうか?
遡及シリーズで私たちは、キャラクター達の別の可能性を示したいと思っている。
リッパーという優雅で残忍なハンターについて、彼の物語は彼の推演から始めなければならない。
年若い芸術家だった彼は「悪い子」の浸食に苦しんでおり、制御不能な行動によって彼の人生は真っ二つになった。
「私は眠るのが怖くなった。しかし今は……毎朝鉄錆の味で目覚める。どうすれば『ヤツ』から逃げられるんだ?」
リッパーの設定に基づき、「良い子」は彼がまだ混沌とした人格の中でもがいているイメージで設計された。
立派な服装、若くてハンサムな顔は間違いなく優雅な青年芸術家としての彼の身分を体現している。
そして手に縛られた指の刃、身体を流れる絵の具……これらはリッパーに隠された狂気と危険を表現している。
一見温和でハンサムな微笑みの下で、本当に目覚めているのがどのリッパーなのか?
- 美術
私たちは過去のリッパーを主題に、ヴィクトリア朝の青年芸術家のイメージを設計した。
この時のリッパーはまだ「良い子」なため、全体的に普通の人のイメージだ。
私たちは乱れた長い髪が彼のはっきりしない顔を隠すように設計し、身体には絵の具がついている。
これらの細部を通し、彼の心に潜む「悪い子」が徐々に体の主導権を奪いつつあることが示されている。
第一版のスケッチは主題の要求と大まかに一致している。
しかしキャラクターの気質である若い俊才に十分近づいておらず、衣装のデザインには不足だった。
第二版のスケッチは第一版よりも優れているが、気質は理想の効果からは程遠かった。
私たちは案3を選択し、それに基づいて調整をした。
最終的に私たちはキャラクターの気質を最適化し若いリッパーに近づけ、衣装の精緻さを更に高めた。
そして、絵の具の色を更に目立たせることで、彼の隠された狂気を体現した。
洗練された後、「良い子」の原画デザインが完成した。
- 原画の細部展示
ピンクの絵の具が「良い子」の前衽からゆっくりと滴り落ちる。
若い紳士の仮面の裏で、彼の狂的な一面が今目覚めようとしている。
ぐちゃぐちゃの髪、白皙の顔。
長年の芸術への心酔は「良い子」に微かに神秘的な芸術家の気質を持たせた。
きちんとした服とエレガントな宝石はこの若い芸術家の社会的地位を象徴している。
この将来有望で立派に見える紳士の内心に危険で狂的な「悪い子」が住んでいると誰が思うだろうか?
鋭利な刃物で構成された指の刃は危険で冷たい光に輝く。
「悪い子」に属する面がますます主導権を握ろうとしている。
- 展示画面
良い子の動作に合わせ、ピンク色の絵の具が画面全体を占める。
「良い子」の顔がゆっくりと落ちてくる絵の具の後ろに見え隠れしている。
口元には微かな笑みを浮かべていた。
明かりが点滅し、「良い子」の頭に激しい痛みが訪れた。
ごちゃごちゃとした考えが彼の脳内を占領し、彼を苦しめる。
最後に勝ったのは誰か?
「良い子」は自身の指の刃を撫で、染み着いた絵の具を消そうと試みた。
しかし苛立ちの痕跡はますます増え……彼を再び気落ちと苛立ちに陥らせる。
良い子の背後に奇妙な肖像画が現れる。
彼は恐怖と憤怒で肖像画投げ出し、その後よく知る頭痛が再び襲って来た。
(原文)
衣装名 | 墓誌銘 | |
キャラクター | 墓守 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 自身に捧げる墓誌銘: 「アンドルー・クレス、朽ちたイチハツがここに眠る。」 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 人々を導く永遠の道しるべに、憧れを抱いていた。墓碑は己への戒めとなる… | |
憧れだけで終われないからこそ、名前を刻んで背負っている。 主なる神からの託宣が、いつか聞こえますようにと、心に誓いを込めて… | ||
片目が隠れていない髪型に、神聖な雰囲気を纏っていて自信に満ち溢れた感じがするの! 背負っている石板には何か書いてあるみたいだけど…? | ||
補足 | 旧約聖書を基に作られた映画「十戒」の羊飼いことモーセがモチーフになっている。 |
【デザイン過程】
- 背景
墓守の遡及の原点は聖殿墓地への憧れだ。
白化病を患ったことにより排斥されたアンドルーは、母を亡くした後、魂の居場所を探すためにラズ聖殿に訪れた。
遡及の中で彼はついに聖殿の管理者に認められ、この場所に埋葬されることを許された。
喜びに満ちたアンドルーは僅かな蓄えで墓石を掘り、金粉を使って自身に捧げる墓誌銘を掘ったーーこれが彼の夢の終点となるだろう。
- プロット
アンドルーは聖殿が人々を天国に導くと信じている。
したがって、私たちがデザイン時にレトロ映画「十戒」の羊飼いのイメージを参考にし、アンドルーの引導者への憧れを表現した。
そして彼が自身に捧げた墓誌銘も、素朴で厳粛な形で石碑に刻まれたーー
世界の差別や偏見を鎮めて善良な魂を昇華させることは、彼の生涯に渡る追求の結論だ。
- 美術
プロットの背景設定から私たちはレトロ映画「十戒」の羊飼いのイメージを参考に、2枚のスケッチをデザインした。
若き日の墓守ということで、オリジナルよりも元気そうに、髪型は目を遮らないように切り、顔に傷跡がない。
中でも服の配色と柄が爽やかで案2を選択し、髪型の修正を続け、服の材質や細かいデザインの高級感を高めた。
表情に関しては、笑顔はオリジナルのイメージとは違いすぎるため、初期衣装の表情を選んだ。
- 原画の細部展示
若き日の墓守は元気そうで、髪型は目を遮らないように整えられ、顔に傷跡はない。
紫色のイチハツの花は、善良な人の死後の魂が天と地の間の虹の橋を通ってアイリスに天の橋へと運ばれることを意味している。
これはアンドルーの聖殿墓地への憧れを象徴している。
アンドルーは少しの貯蓄を削って背後の墓碑を彫り、金粉で自身に捧げる墓碑銘を刻んだ。
これが彼の夢見ていた終点だ。
羊飼いの杖は、アンドルーの引導者という身分への憧れを示している。
- 展示画面
アンドルーは羊飼いの杖を握っており、胸には紫色のイチハツの花をつけている。
心中は引導者という身分への果てしない憧憬に満ちている。
彼は金の粉を使い、素朴で厳粛に、石碑に自身に捧げる墓誌銘を刻んだ。
「アンドルー・クレス、朽ちたイチハツがここに眠る」、これが自身に捧げる墓誌銘だ。
アンドルーは静かに自身の墓碑の前に横たわる。
世界の差別や偏見を鎮めて善良な魂を昇華させることは、彼の生涯に渡る追求の結論だ。
(原文)
衣装名 | 出航日 | |
キャラクター | 一等航海士 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 偉大な船長は、離れがたい夢郷に囚われない。 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | それは守られた約束。遅れた事のない出航日。栄光を楽しむ若者が零した酒の一滴。 | |
何不自由ない、道楽の日々を過ごしていた。 その栄えある姿勢は如何にも貴族然とした雰囲気だ。 | ||
手入れされた短い髪にゆったりとした優雅な服装! 何よりも胸に輝く勲章が誇らしく見えるの! |
【デザイン過程】
- プロット
ホセ・バーデンの自己認識では、彼の人生の転換点はあの失われた船にある。
したがって遡及シリーズの設定に基づき、もし彼が夢境に惹かれ遅れずに最後の時間に船に乗っていれば、一等航海士の職務を果たし船団が消えることはないだろう。
女王の秘宝は消えることはなく、依然として彼らは海では敵なし、陸では最盛期のバーデン家となる。
傷はなく、腕も失われることもなく、その後の風雨に揺らされるような落ちぶれた人生もない。
彼は全ての新貴族同様、更に高い地位と富、そして険しい航海を得るだろう。
しかしそれは彼の人生の享楽の一部であり、滑稽な悪魔の仮面を被り、軽薄に話すような趣味の話題だ。
- 美術
この衣装は遡及シリーズだ。
遡及シリーズの主題は「もし主キャラクターの人生に影響を与える何かが起こらなかったら」で、この場合、主キャラクターの姿は初期衣装を豪華で煌びやかにしたバージョンだ。
プロット文案の要求によると一等航海士はかつて自堕落な新貴族の子弟という設定で、舞踏会から急いで港に向かうという裕福な生活を送っている。
キャラクターの設定に合わせるために最初の3つのスケッチを組み合わせた。
そしてキャラクターの持っているアイテムと服装をより細かくし、SSR衣装にふさわしい特殊エフェクトを増やした。
更に御曹司が舞踏会に来たばかりという背景を体現するため、髪の色、仮面の形、襟回りの袖の先の構造と服装の模様、特殊エフェクトの位置を最適化し、装飾を増やした。
最後にこれに基づいて、襟回りのいくつかの目を引く刺繍模様を暗い模様に置き換えた。
また、衣装と相性のいいブローチが追加されたことでキャラクターの気品を更に高めた。
- 原画の細部展示
貴公子の髪は細かく清潔に整えられており、左目には片眼鏡を装着している。
メガネの吊り糸はちょうど初期衣装の顔の傷跡と一致しており、これが運命の岐路であることを反映している。
締まりのないシャツ、きらきらと輝いている勲章。
肩にかけられている精緻な紅色の礼服は怠惰で心地の良い生活を体現している。
海賊としての苦しい記憶は、海賊テーマの舞踏会では1つの滑稽な仮面に過ぎない。
- 展示画面
1人の自堕落な新貴族の御曹司。
金縁の片眼鏡を装着しており、だらしなさと自由奔放さが多少表れている。
一等航海士-出航日は紅色の軍服風の礼服を気ままに肩にかけている。
金色の音符は音波の起伏と共に空中を漂い、貴公子は舞踏会の雰囲気に浸りながら道楽にうつつを抜かす。
船長は深いV襟のシャツとまばゆいばかりの宝石を身に着けている。
手中の懐中時計が、彼に重要な航海を逃そうとしていることを彼に思い出させた。
- 衣装エフェクト
一等航海士-出航日は深いV襟のシャツとまばゆいばかりの宝石を身に着けている。
紅色の軍服風の礼服をさりげなく肩にかけ、金の勲章は彼が受けた褒章を表しており、腰には透かし彫りの海賊の仮面をつけている。
彼は贅沢な生活と享楽的な人生を追及している。
(原文)
参考ページ
2022年
衣装
衣装名 | 魔の音の反響 | |
キャラクター | ヴァイオリニスト | |
登場 | ショップ | |
テキスト | バイオリンの音が反響する中、彼は悪魔との取引の主導権を握った。 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | バイオリンの反響を、ついにその手で操る | |
この響く旋律は誰にも握られることのない自分だけの音。 | ||
煉獄のような情熱に燃やし尽くされることなく、上品に輝き煌めく衣装。 誰にも支配されずに、自由な音を奏でる彼の表情は…。 |
【デザイン過程】
- プロット
ヴァイオリニスト-アントニオの遡及は、彼が最初に悪魔と出会い、取引した時まで遡る。
私たちは「遡及」衣装の外形デザインと、アントニオが悪魔に支配されていると状態を区別したかった。
そのため、悪魔の支配下にある象徴である長い髪を仮面のリボンに代替した。
ヴァイオリニスト-アントニオはかつて王女に監禁され、楽譜の創作を余儀なくされた。
彼のインスピレーションが枯渇した時、宮廷の仮面の中から悪魔が現れ、音楽の天賦を餌として彼の魂と身体を売るように誘惑した。
しかしアントニオは、自身の音楽への執着と自負によって悪魔との対立で優位に立ち、逆に仮面の悪魔を支配下に置いた。
今回彼は両手でヴァイオリンを持っており、魔の音の真の主人となった。
- 美術
遡及シリーズは、主にキャラクターが暗闇の足掻きに完全に陥っていない時を示している。
第一版のスケッチではある程度矛盾した特徴を体現しているが、期待には完全には答えられていない。
イメージデザインは、靴のかかと、袖の模様、蝶々結びのデザインが時代背景に完全に符合しておらず、リボンの焦げた感じも自然ではない。
同時に画面の特殊エフェクトは、キャラクターの内心の衝突を表現を十分に目立たせることができていない。
以上を踏まえ、キャラクターや絵の全体的な質感を向上するために、デザインの最適化を進めた。
服装の現代的な特徴は除かれ、元の時代の特徴を取り戻すことができる。
リボンと模様も最適化され、仮面、ヴァイオリン、音符などの特殊エフェクトも加わり画面をよりインパクトのあるものにしている。
最終的にいくつかの細部をより改修し、アップグレードした。
これにより更に表現が流暢になり、キャラクターの背景とデザインはより合ったものになった。
- 原画の細部展示
悪魔の力は仮面の下で抑えられている。
今、取引の主導権を握っているのは誰か?
精緻な衣装の細部は、ヴァイオリニストが宮廷楽師として受けた優遇を体現している。
リボンが仮面から伸び出している。
これは悪魔の演奏の魔の音の予兆である。
- 展示画面
もがきの後、リボンが仮面から伸び出し、ヴァイオリニストはついに自身のために悪魔の力を掌握した。
長いヴァイオリンの音。
彼は今でも才能あふれるヴァイオリニストだ。
しかし、ヴァイオリニストが気を緩めた時、悪魔の力が機会を伺い始め、その意識を脳の隅に追いやった。
リボンが弦に巻き付き、名も知らぬ魔の音の曲譜が演奏された。
(原文)
衣装名 | 完治 | |
キャラクター | 医師 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 「純粋と神聖をもって生涯を貫き医術を行う。」 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | どんな痛みも、全て癒される。 | |
全てを医術に注いだ。誰かを救うために。 | ||
真心を映し出したかのような純白を纏い、今日も誰かのために祈り、誰かを救う。 人はこう呼ぶだろう、彼女こそが「天使」だと ―― | ||
補足 | テキストは医者職の倫理や任務をなどについての宣誓文であるヒポクラテスの誓いの一文。 胸のブローチは医療の象徴であるアスクレピオスの杖を連想するが、蛇が2匹いることと翼がついていることからこれはアスクレピオスの杖と混同されることがあるヘルメスのカドゥケスの杖である。 |
【デザイン過程】
- プロット
従来の遡及シリーズのように、医師の完治も彼らが荘園に来ることになる事件が起こらなかった場合にどうなるのかに基づいている。
彼女はリディア・ジョーンズとして生きており、いくつかの障害に直面した。
しかし最終的に彼女は初心を忘れず優れた成績で医療行為を終わらせ、人を救う思いやりのある医師となって医者が最初にする誓いを果たした。
- 美術
衣装の主題は医師の遡及であり、衣装のデザインの位置付けは昔ながらの助理医師の職業だ。
そのためデザインの際には歴史感と史実感を表現することに焦点を当て、ファンタジーなデザイン要素はできるだけ避けた。
第一版のスケッチ案は服装の位置付けと合っていない。
ファンタジーな服装と要素が使われていることと派手すぎる装飾は、衣装の背景ストーリーに合わない。
私たちは再び第二版のスケッチ案を繰り返し、時代に合った服飾と要素を豊富にした。
これによってキャラクターは上品さと清潔感を感じさせ、医師の衣装の位置付けに合っている。
最後にデザインの調整を進め、最終稿が完成した。
- 原画の細部展示
医師の化粧は精緻かつ上品で、髪型は整っていて機能性がある。
ずば抜けた医術と共存するのは彼女の親切な気質だ。
服装は滑らかで、清潔感があって上品だ。
彼女は常に規律に厳しく、あらゆる方面で几帳面で厳格な態度を保っている。
日常的に道具を持ち歩いている。
分類別に整頓されており、助理医師であろうとも彼女が気を緩めることはない。
- 展示画面
頭上を太陽の光が照らしており、医師-完治は金色の暖かい太陽を浴びた。
負傷者が彼女の優しい心遣いで沐浴しているかのように。
医師-完治は手の針管を注意深く検査している。
それだけに集中し、全てのミスを断ち切る。
- 特殊エフェクト
医師-完治は白衣を身に着け、手に針管を握り、救助道具一式を完備している。
使っている針管は癒しの白い光を放ち、負傷者に優しい治癒を与える。
重苦しい荘園での彼女は一筋の暖かい太陽を思わせ、暖かさと柔和さを放っている。
(原文)
衣装名 | 更紗 | |
キャラクター | 芸者 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | かつて彼女は、あの人が瑠璃に反射された雨上がりの空の煙のような、眩暈がするただの幻だと思っていた。 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
告知文 | 囚われの身は、かつて海を夢見た | |
揺れる花かんざしに、白に灯る鮮やかな橙。 金魚は小さな水槽から、広い海を夢見ているのだ。 | ||
金魚の鱗のような着物と帯に華やかな髪飾り! 髪型は日本独自の独特な結い方をしているみたいなの! でも彼女には言い知れない心に大きな波が… | ||
花のように艶やかに波のように荒々しく。跳ねる姿はまるで輝く鱗を持つ1匹の魚。 赤く幼き牡丹の金魚が鉢より浮世の外を見ゆる。 | ||
補足 | 更紗の衣装名は落語の「金魚の芸者」がモチーフになっているという説がある。 魚屋を営む主人公は道端で金魚を拾い、家の池で「更紗の丸っ子」と呼び育てるようになる。 三年後、金魚は美しく成長し、高い金額で買い取りたいと言う人が現れた。 それを聞いていたらしい金魚は主人公のの夢枕に芸者姿になって現れ「拾ってもらった恩返しのために芸者になりたい」と言い、次の日に更紗の丸っ子を名乗る美しい娘が現れる。 |
【デザイン過程】
- プロット
「更紗」は金魚鑑賞の品種の1つで、芸者の遡及の主題は美智子がまだ一人前でなかった時代だ。
当時の美智子は舞妓を学ぶ多くのうちの一人であり、彼女は輝かしく前途は無限だった。
人々は彼女の先輩たちと同様に、彼女は将来傾国の芸者になるだろうと言った。
若い美智子は先輩たちと同様に、精巧な水槽の中の鑑賞用の金魚が大海に憧れるように「愛情」に憧れていた。
一方で先輩たちの物語のように、人々に楽しまれながらも最終的には忘れ去られる凄惨な結末から逃れられないのではないかと不安になっている。
このような運命への憧れと憂いは美智子を引き止め、それは彼女の振り切れない夢魔となった。
あの人が来るまでは。
- 美術
芸者-更紗衣装のデザインはより写実的で、若い美智子が水槽の中の金魚のような大海と愛情への憧憬を描いている。
したがって、表現の焦点は金魚と波を主に置いている。
最初のデザインスケッチは主題の特色と模様がシンプル過ぎて、衣装のの頭飾りが舞妓と合っていないため修正する必要がある。
その後の第二版の再設計。
このバージョンのデザインはある程度改善されているが、般若相のデザインは海波の主題との適合度が不足しているため修正する必要がある。
第三版のデザインは般若相の海波の主題の表現を最適化し、美人相の細部の調整を進めた。
最後に細部を最適化し、いくつかの特殊エフェクトを追加した。
併せて模様も調整し、最終稿が完成した。
- ''原画の細部展示
美人相の芸者-更紗は精緻な化粧をしており、仄かな笑顔を浮かべているが表情は無関心だ。
髪は整然と制御されており、銀の簪・赤い絹・紫色の花で飾られ、ますます華やかなスタイルを示している。
美人相の芸者-更紗は精巧な彩衣を纏い、白い桜の模様、銀の波の模様と赤い金魚の紋がかわるがわる装飾されている。
傍の2匹の金魚は空を泳ぎ、点々とした金の光がきらめく。
芸者-更紗が般若相に切り替わると、着物は濃い緑色に変わった。
袖は高く舞い上がり、波の光が斑になり、側には泡沫が少し浮かんでいた。
- 展示画面
舞台にはスポットライトが灯り、初めて舞台に登る芸者-更紗は音楽と共にひらひらと舞う。
音楽は軽やかで、踊る姿は彼女の傍の金魚のように活気がありしなやかだ。
音楽の中で芸者-更紗は手の扇子を持ち上げ、顔の半分を隠した。
口元は笑みを帯びており、顔に情を含む。
太鼓が鳴り、芸者-更紗は突然般若相に切り替わった。
彼女は心の恐れを解放し、大波の幻影の間で浮き沈んでいる。
- 特殊エフェクト
芸者-更紗の衣装と頭飾りは精緻で華麗だ。
扇子を握ってゆっくりと歩き、その表情は淡々としており静かに和らいでいる。
般若相に切り替わると、芸者-更紗の双眸は憤怒の赤い光にきらめく。
傍には水蒸気が沸き上がり、気質は人を惹きつける。
(原文)
衣装名 | 宿酔 | |
キャラクター | 写真家 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | ワインに染められたバラは、まるで何かの予兆のようだ。 酔いが醒める頃、真っ先に災いの到来に気付くのは誰だろうか? ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 嵐の前の宿酔 | |
長く乱れた髪に…ワインで汚れた白い衣服? 身なりを綺麗に整えているいつもの彼とは大違いなの! その紅潮する頬と薔薇に何の想いを抱いたのかな…? | ||
千鳥足でカメラに近付き薔薇の匂いに酔いしれる。 何の思惑も無いような雰囲気だが一度レンズ越しに彼を見ると… ゲーム内で見せる彼の災いとは? その姿を動画で見てみるの…! |
【デザイン過程】
- プロット
革命が勃発する前、ドラソネス家を含む貴族たちは贅の限りを尽くしていた。
高庭の外の不穏と積もり積もった恨みなど知らず、贅沢な生活が当たり前になっていた。
毎日のようにパーティーで舞い踊り、なすがままに騒ぎ機械的で無味な「カーニバル」で無為に過ごす。
ジョセフ・ドラソネスの「宿酔」衣装は、彼の家族がまだ生きており、彼の容姿と地位が上流社会で持て囃されていた時代に遡る。
贅沢な晩餐会の後、賓客は次第に散っていき、裏庭で一人残されたジョゼフはよろよろとした足取りだ。
薔薇の茂みに酔って倒れこんだ時、彼の親愛なる兄弟が彼を書斎に連れ戻すのを手伝った。
酩酊の中で彼は何かを言い、目が醒めた時、彼はクロードのスケッチを手に持っていることに気づいた。
そして染まったシャツと薔薇の酒色は異常な鮮紅で、まるで何らかの預言、あるいは真の黒夜が来る前兆のようだ。
- 美術
「宿酔」のストーリーはジョゼフの家で事件が起こる前に発生する。
彼は貴族の宴会で交際し、気ままに無為に過ごし、持て囃されながら呑気な人生を享受している。
衣装のデザインが豪華で複雑すぎ、夜中に酔いから目が覚める設定には合っていない。
最終的に1の人物造型と3の剣身を組み合わせ、第二版の調整を進めた。
彼の服装はきちんとした身なりではなく、シャツに酒の染みの細部が追加されている。
髪の色はややグレー調で、全体の造型に華麗さと美しさが足りておらず剣身の造型が少しファンタジーすぎるため、第三版のデザインを進める。
手に持った落書きの画風を更に調整し、顔の細部も調整した。
調和の取れていない配色を修正し、細部を更に豊かにして最終稿を形成した。
- 原画の細部展示
この時期は撮影技術とカメラが発達していなかった。
そのため彼が手にしているのは写真ではなく、弟が生きていた頃に描いた兄弟2人の落書きだ。
落書きのタッチは非常に稚拙で、絵が兄弟2人であることがぼんやりと分かる。
絵の裏にはクロードの名前が書かれている。
一日中饗宴に耽る彼の袖は血のような酒の染みで染まっている。
彼の髪の毛先にはピンク色の花びらがついている。
長い髪が無造作に垂れており、裏庭にいる酔っ払いを表現している。
- 展示画面
ジョゼフはワイングラスを持ち、よろよろとした足取りで花に囲まれた写真機の傍に歩いて行く。
頭を仰向けにしてグラスの酒を一気に飲み干した。
二日酔いで彼の手の剣が薔薇の花に変わったように思えた。
ふと振り向いてみると手に持っているのは花ではなく鋭利な剣だった。
- 特殊効果
現実世界では、彼の周りはきらめく薔薇の花びらに囲まれている。
彼の剣の動きに合わせて花びらがひらひらと散った。
写真世界では彼の双眸には血色が映っており、赤い花びらが彼の思いを語っているようだ。
(原文)
衣装名 | 「死角」 | |
キャラクター | 納棺師 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 悪が蔓延る隅は、「視線の死角」にされる。 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 悪が蔓延る片隅は、「視線の死角」になることを余儀なくされた。 | |
人々の悪意に呑み込まれ、彼は他者の死角となる。 たとえ孤独だとしても、静かに目を瞑ればいい。 誰の視線も受けない隅だけが彼にとっての安寧なのだ。 | ||
グレーチェックの柄に胸元の徽章が輝く制服! いつもより幼い感じだけど何やら物憂げな様子? 頬の傷と周囲から聞こえてくる黒い声は一体… | ||
箱の中から外界へと一歩を踏み出した彼。付き従う囁きの数々に苛まれながらも。 心の声で打ち払いながら秘めた光を胸に携える。 | ||
補足 | 周囲のエフェクトは赤文字が「FREAK!」「HAHAHAHA!」周囲の人から投げかけられた言葉で、白文字が「I'm not.」「Lecve me Alone...」「Ignore Them.」「Mom's waiting」自身の心の声だと思われる。 |
【デザイン過程】
- プロット
イソップ・カールの母親の中で自身の子供はいつも優しく穏やかで、彼は父親のように人気のある紳士に成長しており、母親は最高のケアと最高の教育を子供に与えるために最善を尽くす。
しかし皆の言う高貴な学堂は外観が明るく輝いていればいるほど建物の背後に落ちる影は暗く冷たいものになる。
これらの影の下で、イソップのような家族構成は彼自身の内向的で寡黙な性格と相まってすぐに影に呑み込まれた人々の1人となった。
傍観者たちは自分が別の影の人とならないようにただ無視する事を選び、影の片隅を視線の死角とした。
家族に訴えればそれを止めることはできるかもしれないが、母親が言うように優しいイソップは母親に負担をかけないよう、全ての体と精神の痛みに自分で耐えた。
彼は制服の清潔さを保つように努力し、母親が縫った人形を持って自身に言い聞かせる。
幼稚ないじめを無視するように、母親が自身の帰りを待っていると。
- 美術
キャラクターのストーリー背景に基づき、私たちは制服を着た3つのスケッチをデザインした。
その中からキャラクターの背景の時代により適した案2を選択して調整を続けることにした。
遡及シリーズの衣装なので髪色をキャラクターそのものの髪色に戻し、髪型に乱雑感を加えた。
学生服のスタイルを基礎に3つの配色を再び試し、より厳粛で冷たさを感じるグレーの配色を選んだ。
最終調整の後、デザインが完成した。
- 原画の細部展示
彼の頬は痩せこけ、唇はきつくすぼめられている。
顔の目立つ傷跡が彼の経歴を示している。
鞄の細工は精巧だがボロボロで、そこからは縫い目の荒い小さな白い人形がぶら下がっている。
皮肉と嘲笑の言葉が彼を取り囲んでいる。
反抗的な言葉はより目立って確固としている。
- 展示画面
彼は鍵のかかった棺桶からもがいて這い出す。
空一面に舞い上がった埃と急に流れ込んだ新鮮な空気に激しく咳き込んだ。
目に見えない力が彼の鞄をしっかりと掴んだ。
彼は取り返そうとしたが、どうすることもできなかった。
鞄の中の物が地面に散らばる。
彼は黙って地面の小さな人形を拾ってため息をついた。
(原文)
衣装名 | 目盛り調整 | |
キャラクター | 機械技師 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 毎回悪運の差分を修正することができる彼女は、 十分幸運なのかもしれない。――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 私が作るものに、測定誤差はない | |
細部まで拘り抜き情熱を注ぐ。なぜならそれが彼女の人生そのものだから。 服が煤けようと昼夜時計に向かっては時折微笑みを見せる。 時間を操れるなら人生で一番幸せだった時で止めたいな… | ||
小奇麗なシャツに合わせたフォーマルなファッション! そして時計を調整するための道具を携えているの! 精密な時間を調整するために時を忘れて作業する… | ||
時計のリズムを刻みながらテクテクと参上! コントローラーを見つけて喜んでいる様子だけど何か特別な代物なのかな? |
【デザイン過程】
- ストーリー背景
トレイシーの「新発明」 が、この父と娘に明るい未来をもたらしました。
トレイシーは時計屋の「若店主」として、日に日に繁盛していく店の仕事をこなしながら、部品の在庫を整理し、来たるべき「新注文」のために、念入りに準備を整えています。
- プランナーの構想
他の「遡及」シリーズと同様、「機械技師」のSSR 衣装「目盛り修正」には、トレイシーの人生の軌道修正という意味が含まれています。
機械への強い興味と類まれな才能を持つトレイシーは、創作に没頭することができ、最高に幸せな時間でした。
父の温かい眼差しと愛を浴び、奇想天外で自由な発想は認められ、憂いも心配事もなく、本当の自分を追求して表現し、いつも自信に満ちた明るい笑顔に溢れる時でした。
- 美術デザインの構想
機械を愛してやまないトレイシーは、父親の時計屋で、時計の研究に明け暮れていまし た。
19世紀のヨーロッパの小さな町に住む機械技師らしく、その時代ならではのベストとハイソックスを取り入れつつ、男の子っぽい印象のデザインにしました。
細部まで洗練された衣装は、この時期の機械技師の生活の豊かさを表しています。
デザイン第1案で、キャラクターデザイン全体の重要な土台を作りました。
ストーリーの背景、キャラクターの特徴がよく表現されているので、結果的に、完成版はこのデザインをメインにして、ブラッシュアップすることにしました。
第2案では、機械技師の頭部と腰のポーチに意匠を凝らしました。
頭を飾るメガネはより凝 ったものに、腰のポーチから修理道具を覗かせることで、「若店主」と「見習い」のキャラクター設定を表現しました。
第3案では、最初のデザインからブローチをブラッシュアップし、時計の文字盤と歯車のデザインを施しました。
全体的には、シャツとベストにブレザーが加わり、ショートパンツをロングバンツに変更したことで、 窮屈な印象が生まれ、子供本来の自由さが失われてしまいました。
完成版は、遊び心とかわいらしさが融合したデザインになりました。
デザイン第1案をブラッシュアップし、第2案のメガネとポーチを加え、さらに第3案のブローチの歯車を鍵のフォルムに変更することで、時空の扉を開き、過去にタイムスリップすることを示唆しています。
体の周囲に浮かぶ煌めく金のパーツは裕福さの象徴です。
- ディテール
スチームパンクのレトロなメガネには、未来の光景が映し出されています。
もしかして、彼女は未来の破滅を予見できるのでしょうか?
胸の鍵のブローチには文字盤がはめ込まれ、金色に輝いています。
針を調整すると、時間と空間をコントロールすることができます。
精細な細工が施されたポーチには、愛用の道具が綺麗に並んでいます。
彼女こそ、時空調整の力の持ち主。
- プレビュー
「目盛り調整」を纏った、機械に目がない機械技師。
床に置かれたキラキラと輝く時計の修理道具を見つけ、まるで念願の宝物を見つけたかのように高く持ちあげ、喜んでいます。
一目見て気に入った修理道具をみんなにも見せようと、興奮して飛び上がります。
彼女から放たれたかのように輝く金色の光の中で、彼女の天真爛漫な笑顔が一層輝いています。
彼女は、遊び心から、修理道具を空向かって放り投げましたが、落ちてきた道具が頭に当たってしまいます。
参考ページ
- 魔の音の反響(ポスター、三面図、販促イラスト)
- 完治 ポスター、三面図
- 更紗(ポスター、三面図、販促イラスト)
- 宿酔(ポスター、三面図、販促イラスト)
- 「死角」(ポスター、三面図、販促イラスト)
- 目盛り調整(ポスター、三面図、販促イラスト、デザイン過程)
2023年
衣装
衣装名 | 測量者 | |
キャラクター | 狂眼 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 正確なデータは、最も「正しい」結果に導いてくれる。 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 日の光を浴びる屋根と軒先を眺める | |
こちらはバルクお爺ちゃんのSSR衣装なのだけど…あれ? 確かにお爺ちゃんだけど何だか若返っている!? こちらの姿は一体何なのかとっても気になるの…! | ||
エメラルドカラーのフォーマルな装い! 手に持っているのはどうやら測定器みたいなの! 普段よりも若々しい感じだけどパイプを咥えて見る先には… | ||
測定器で見出した先に自分の人生を定めた。 しかし建築美学とも取れる機械仕掛けの数々を見ると。 己は悔いなく向き合えたのかと創造せざるを得ない。 |
【デザイン過程】
- ストーリー背景
ハルクのストーリーでは、ボウズアート学院からの返信が彼の人生の折り返し地点となりました。
遡及シリーズの衣装の時代、彼はアート学院の招待を受けたことで、「仕掛け」の研究を諦めました。
数年後、やがて名高い建築家になった彼は、名声ある事務所を持つことができ、荘厳でエレガントな建築作品群を誇りました……
でも、彼は鍵で封印された隠し扉と漆黒の高塔を眺めるとき、心で繰り返し考え、自分に問うたのです。
悔いなく本心に従ったのかと。
- プランナーの構想
狂眼の遡及シリーズの衣装では、見目よく元気な姿を表現したいと思っています。
この時の彼は、清潔な服装に専門的な計測機器を持っており、外見は成功者そのものといえるでしょう。
仕掛け壁のデザインもボウズアートの作風に準じ、古代ローマ、古代ギリシャの建築スタイルを参考にして、壮大さと対称性を強調しました。
プレビュー動画では建築師である狂眼が塀を通り抜け、過去の輝かしい成功の人生を思い出しながらも、なぜか割り切れない悔恨を感じてしまいます……
人生の平坦ならぬ道では、どれほど高度な技術の測量でも完璧な答えを出せないことの表れかもしれません。
- デザイナーの構想
脚本担当の設定に基づいたこのシリーズの衣装のテーマは遡及なので、ここではギヨーム校長から入学招待状が届いた後、バルクはその招待を引き受け、ボウズアート学院に入学します。
仕事のためにエウリュディケ荘園に入ったのではありません。
建築師の設定はボウズアート学院で修了過程をおさめ、地位ある建築師になったため、服装や配色では以前の衣装と違っています。
繊細さと上品さ、尊敬されるべき人物の衣装としてふさわしくする必要がありますが、長時間屋外での調査と測量作業をする設定上、汚れて古びた感じも表現しなければなりません。
2つのイメージから1つ目を選びました。
2つ目は屋外感が濃厚すぎ、1つ目のほうが全体的なインパクトがあります。
1つ目は遡及シリーズの設定にもふさわしく、雰囲気もバルクの老いた男性の姿から高い地位を持つ中年男性へと変貌しました。
ただ、建築師の特徴も必須なので、曲がった背筋を残しましたが、できる限りその曲がり具合を軽くしました。
衣装以外も身につけたアイテムを衣装設定にあわせて形を変えました。
例えば屋外での調査のために腰にかけた道具、建築系の書籍、腕には蒸気時計付きのリストバンド、背中は測量機能付きのリュックサック、手持ちの杖は測量機器に変えました。
さらに測量機能付きの無人機も備えています。
最後に細部を調整して完成です。
- ディテール
測量者は繊細な仕立てのレイクブルーのベストを着て、パイプを吸う口元からは一筋の煙が立ち昇っています。
ネクタイには精緻でしっかりした作りの金属ピン。
縁に厚みのある丸い眼鏡は彼の名高い建築師であるというプライドの象徴でもあります。
監視装置の機械の翼は銅のフレームで作られ、夜の中を音もなく飛び交うコウモリを思わせます。
先端の照明が強い白い光を放ち、シャキッと見開かれた目のように周りを監視しています。
測量者によって鉄板で木製の仕掛けの制御台の四角部分が補強され、白いテープが巻かれました。
監視装置は長い間使用されたため、灰色に変色しています。
わかりやすく機械の古さが滲み出ていつつも、持ち主に大事に使われているのも見てとれます。
- プレビュー
測量者は古代ローマ式の仕掛け壁を通り、この誇らしく思う傑作を優しくさすっています。
また振り向いて、下向きで嘆息するのです、彼が求める「正しさ」は一体何なのだろう?と。
彼が携帯した操縦機を真剣に操作している最中、画面にうすくスノーノイズが出て、仕掛けの制御台が現れ、彼の行動からこの機械への愛着がわかります。
画面にはスノーノイズが再び現れ、仕掛けの制御台は再び金色の霧の中に消えました。
制御台で仕掛けを操作する測量者は女の子の笑い声を聞き、不審に思いながら周りを見渡しています。
もうひとつの選択肢の先にある新しい人生で、彼はなにか大事なこととすれ違ってしまったようです。
衣装名 | 約束された日 | |
キャラクター | 血の女王 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 「あなたは望むものを手に入れられる。十字架がそれを証明する。」 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 彼女は憧憬を胸に、運命の日を待ち続ける | |
まるで花嫁さんみたいに真っ白なドレス エマもなんだかドキドキしちゃうの…! | ||
純白のシルクに包まれ幸せそうに微笑む彼女。それは誰もが愛し憧れる華やかな花嫁の姿。 ぜひ可愛らしいお嫁さん姿のマリーさんをお迎えしてほしいの♪ | ||
青く可愛らしいウェディングブーケ 誰からも愛される花嫁姿 愛は刃となり、花びらを散らしながら戦うの! |
【デザイン過程】
- プランナーの構想
世界はあの有名な結婚式で一変しました。
故郷を離れずに華美な生活に没頭しなかったら、マリーは平穏で幸せな一生を暮らせたはずだった、そう人々は考えました。
時にはマリー自身もそう思っています。
でも、彼女にはわかっています。時をどこまで遡ろうとも、運命は不変なものであることを。
「欲しいものはきっと手に入れる」
彼女は愛と栄光の枷に縛られ、そもそも逃げる気すらないのですから。
- デザイナーの構想
今回の衣装はマリーの結婚式当日の姿をデザインしました。
輪郭は19世紀末のウエディングドレスを模して、白いバラの装飾部分のディテールにこだわりました。
さらに持ち物をケーキサーバーに変え、花びらのCGを加えました。
第1案のウエディングドレスと手袋の部分はクラシカルな形から離れてしまったので、下部の裾部分を画像のような効果に調整しました。
- ディテール
花と真珠、レースと宝石、額にかかる髪。
彼女は微笑みながら、彼女の「約束された日」を心から待っています。
青い宝石が輝き、それは一族からの伝承と祝福でありながら、彼女の重圧と責任でもあります。
ケーキサーバーの柄は枝の形で、花も咲いています。
さらにブーケをアクセントに結んでいて、重なる葉の上に薄青色の花を配し、エレガントさを引き出しました。
参考ページ
2024年
衣装
衣装名 | 祝祷 | |
キャラクター | 呪術師 | |
登場 | 2024・イベントショップ | |
テキスト | 長い「試練」の中で捧げられた祝祷。 荒野にも、深海にもそれは届かず、死だけが耳にすることができる。 | |
3Dモデル | ||
告知文 | 白のドレスに黒のリップ...対照的な色に加え、 金の鈴の装飾が凛として、上品さを引き立てるの! | |
上品な白のドレスのパトリシアさんはエキゾチックな美しさを放つの...! 優しく愛おしそうに撫でた魔像は 彼女にとってどんな意味を持つのかな? | ||
補足 | 遡及シリーズと公式発表はなくイベントショップ販売だが、魔像となっている仮面は【溯及シリーズ】リッパーSSR衣装実装予告PVに登場している。入手しても専用タグは付属しない。 |
衣装名 | 卒業の日 | |
キャラクター | 「囚人」 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | その制服を脱いだ時、彼はようやく気付く。 真理を目指す道のりに、嵐が付きまとうとは限らない。 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 科学と真理の日差しが、先を照らすことを願う。 | |
好きな研究に没頭して、将来は専門分野で名を轟かせそうな 上質な服を身に纏った優等生のような衣装なの! どんな研究をするのかな? | ||
好きなものに没頭し、朝も、昼も、夜も 時間も身なりも忘れて動き続ける。 その姿はまるで永久機関のよう。 ルカさんの目には一体どんな未来が見えているのかな? インスピレーションを探しに行こうなの! | ||
法則に基づけば、存在しないとされる永久機関… ルカさんの目元や周りに浮かぶ機械のシルエットがとっても素敵なの! ルカさんはどんな難解な問題も解決! 全科学者の夢を皆で見届けようなの! |
衣装名 | 始業式 | |
キャラクター | 隠者 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 勲章は彼が茨の道を越えてきた証でしかない。 舞台の下に目を向けた時、ただまっすぐに知識を求めていた当時の自分の姿を見つけて初めて、彼の心は満たされる。 ーー遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 再び心理に触れた時、彼は揺るぎない意志で孤独な旅に出ることを選んだ | |
活気ある学び舎で、静かに教鞭を取る。新たな門出の学生達の中 一際目を引く存在がいた。 微かな面影が滲む。見覚えのある、あの顔を。 | ||
並べられた化学式と研究成果。彼に送られるのは、祝福と賛辞の花? | ||
モノクルを着けたその姿は、教授のアルヴァ先生!? フォーマルな装いに、普段とはがらっと違う長髪は大人の優雅さを感じさせるの! |