そそくさと流れていく時間の中で、今の自分の一部を残す。
エコー限定販売のSSR衣装シリーズ。定期的に再販する。
「キャラクター達がもし神秘的な招待を受ける前に時間が戻り、別の選択をしたらどうなるか?」がテーマになっている。
2023年
衣装
衣装名 | 測量者 | |
キャラクター | 狂眼 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 正確なデータは、最も「正しい」結果に導いてくれる。 ――遡及シリーズ衣装 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 日の光を浴びる屋根と軒先を眺める | |
こちらはバルクお爺ちゃんのSSR衣装なのだけど…あれ? 確かにお爺ちゃんだけど何だか若返っている!? こちらの姿は一体何なのかとっても気になるの…! | ||
エメラルドカラーのフォーマルな装い! 手に持っているのはどうやら測定器みたいなの! 普段よりも若々しい感じだけどパイプを咥えて見る先には… | ||
測定器で見出した先に自分の人生を定めた。 しかし建築美学とも取れる機械仕掛けの数々を見ると。 己は悔いなく向き合えたのかと創造せざるを得ない。 |
【デザイン過程】
- ストーリー背景
ハルクのストーリーでは、ボウズアート学院からの返信が彼の人生の折り返し地点となりました。
遡及シリーズの衣装の時代、彼はアート学院の招待を受けたことで、「仕掛け」の研究を諦めました。
数年後、やがて名高い建築家になった彼は、名声ある事務所を持つことができ、荘厳でエレガントな建築作品群を誇りました……
でも、彼は鍵で封印された隠し扉と漆黒の高塔を眺めるとき、心で繰り返し考え、自分に問うたのです。
悔いなく本心に従ったのかと。
- プランナーの構想
狂眼の遡及シリーズの衣装では、見目よく元気な姿を表現したいと思っています。
この時の彼は、清潔な服装に専門的な計測機器を持っており、外見は成功者そのものといえるでしょう。
仕掛け壁のデザインもボウズアートの作風に準じ、古代ローマ、古代ギリシャの建築スタイルを参考にして、壮大さと対称性を強調しました。
プレビュー動画では建築師である狂眼が塀を通り抜け、過去の輝かしい成功の人生を思い出しながらも、なぜか割り切れない悔恨を感じてしまいます……
人生の平坦ならぬ道では、どれほど高度な技術の測量でも完璧な答えを出せないことの表れかもしれません。
- デザイナーの構想
脚本担当の設定に基づいたこのシリーズの衣装のテーマは遡及なので、ここではギヨーム校長から入学招待状が届いた後、バルクはその招待を引き受け、ボウズアート学院に入学します。
仕事のためにエウリュディケ荘園に入ったのではありません。
建築師の設定はボウズアート学院で修了過程をおさめ、地位ある建築師になったため、服装や配色では以前の衣装と違っています。
繊細さと上品さ、尊敬されるべき人物の衣装としてふさわしくする必要がありますが、長時間屋外での調査と測量作業をする設定上、汚れて古びた感じも表現しなければなりません。
2つのイメージから1つ目を選びました。
2つ目は屋外感が濃厚すぎ、1つ目のほうが全体的なインパクトがあります。
1つ目は遡及シリーズの設定にもふさわしく、雰囲気もバルクの老いた男性の姿から高い地位を持つ中年男性へと変貌しました。
ただ、建築師の特徴も必須なので、曲がった背筋を残しましたが、できる限りその曲がり具合を軽くしました。
衣装以外も身につけたアイテムを衣装設定にあわせて形を変えました。
例えば屋外での調査のために腰にかけた道具、建築系の書籍、腕には蒸気時計付きのリストバンド、背中は測量機能付きのリュックサック、手持ちの杖は測量機器に変えました。
さらに測量機能付きの無人機も備えています。
最後に細部を調整して完成です。
- ディテール
測量者は繊細な仕立てのレイクブルーのベストを着て、パイプを吸う口元からは一筋の煙が立ち昇っています。
ネクタイには精緻でしっかりした作りの金属ピン。
縁に厚みのある丸い眼鏡は彼の名高い建築師であるというプライドの象徴でもあります。
監視装置の機械の翼は銅のフレームで作られ、夜の中を音もなく飛び交うコウモリを思わせます。
先端の照明が強い白い光を放ち、シャキッと見開かれた目のように周りを監視しています。
測量者によって鉄板で木製の仕掛けの制御台の四角部分が補強され、白いテープが巻かれました。
監視装置は長い間使用されたため、灰色に変色しています。
わかりやすく機械の古さが滲み出ていつつも、持ち主に大事に使われているのも見てとれます。
- プレビュー
測量者は古代ローマ式の仕掛け壁を通り、この誇らしく思う傑作を優しくさすっています。
また振り向いて、下向きで嘆息するのです、彼が求める「正しさ」は一体何なのだろう?と。
彼が携帯した操縦機を真剣に操作している最中、画面にうすくスノーノイズが出て、仕掛けの制御台が現れ、彼の行動からこの機械への愛着がわかります。
画面にはスノーノイズが再び現れ、仕掛けの制御台は再び金色の霧の中に消えました。
制御台で仕掛けを操作する測量者は女の子の笑い声を聞き、不審に思いながら周りを見渡しています。
もうひとつの選択肢の先にある新しい人生で、彼はなにか大事なこととすれ違ってしまったようです。
衣装名 | 約束された日 | |
キャラクター | 血の女王 | |
登場 | ショップ | |
テキスト | 「あなたは望むものを手に入れられる。十字架がそれを証明する。」 | |
3Dモデル | ||
展示画面 | loading... | |
告知文 | 彼女は憧憬を胸に、運命の日を待ち続ける | |
まるで花嫁さんみたいに真っ白なドレス エマもなんだかドキドキしちゃうの…! | ||
純白のシルクに包まれ幸せそうに微笑む彼女。それは誰もが愛し憧れる華やかな花嫁の姿。 ぜひ可愛らしいお嫁さん姿のマリーさんをお迎えしてほしいの♪ | ||
青く可愛らしいウェディングブーケ 誰からも愛される花嫁姿 愛は刃となり、花びらを散らしながら戦うの! |
【デザイン過程】
- プランナーの構想
世界はあの有名な結婚式で一変しました。
故郷を離れずに華美な生活に没頭しなかったら、マリーは平穏で幸せな一生を暮らせたはずだった、そう人々は考えました。
時にはマリー自身もそう思っています。
でも、彼女にはわかっています。時をどこまで遡ろうとも、運命は不変なものであることを。
「欲しいものはきっと手に入れる」
彼女は愛と栄光の枷に縛られ、そもそも逃げる気すらないのですから。
- デザイナーの構想
今回の衣装はマリーの結婚式当日の姿をデザインしました。
輪郭は19世紀末のウエディングドレスを模して、白いバラの装飾部分のディテールにこだわりました。
さらに持ち物をケーキサーバーに変え、花びらのCGを加えました。
第1案のウエディングドレスと手袋の部分はクラシカルな形から離れてしまったので、下部の裾部分を画像のような効果に調整しました。
- ディテール
花と真珠、レースと宝石、額にかかる髪。
彼女は微笑みながら、彼女の「約束された日」を心から待っています。
青い宝石が輝き、それは一族からの伝承と祝福でありながら、彼女の重圧と責任でもあります。
ケーキサーバーの柄は枝の形で、花も咲いています。
さらにブーケをアクセントに結んでいて、重なる葉の上に薄青色の花を配し、エレガントさを引き出しました。