焚火

Last-modified: 2024-02-23 (金) 21:51:07
収録拡張コスト種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
冒険3イベントあなたの場の銅貨2枚以下を廃棄する。
 錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンス、プロモでのルール変更とエラッタについて
このカードは2022年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)

概要

場に出した銅貨を2枚まで廃棄できるイベント
屋敷呪いは廃棄できないが、それでも十分な圧縮を行える。
銅貨を廃棄しすぎて金が出ず、何も購入できないなんてことにはならないように気をつけよう。

利用法

  • 銅貨の廃棄を苦手とし、屋敷(や避難所)の廃棄を得意とするカード群と相性が良い。
  • 初手のどちらかで購入することでデッキが9枚になり、デッキ2巡目の底沈みの回避、デッキ回転率の向上が狙える。
    • 特に4コスト以下であれば初手の相方として選択肢になる。1回でも多く使いたいカードがあるなら有効な手段。
  • 屋敷を廃棄することはできないが、男爵のように屋敷と組み合わせて使いたいカードが屋敷と一緒に手札にくる確率を上げることができる、と考えることもできる。
  • 銅貨を廃棄しすぎると金量不足に陥るが、工房のような獲得系カードがあれば金量を確保できる上に獲得したカードもすぐに使えるようになるため好相性。

詳細なルール

  • 焚火で廃棄する枚数は0枚でもよい。
  • 焚火で廃棄できるカードは場に出ている銅貨のみが対象である。
    • 手札の銅貨、追放など各種マットなどに置かれた銅貨、「脇に置く」効果によって置かれた銅貨は廃棄できない。

余談

開く

収録拡張コスト種別効果
冒険3イベントあなたが場に出しているカードを、最大2枚まで廃棄する。

概要

場に出したカードを2枚まで廃棄できるイベント。主に銅貨を廃棄する用途で使える。
屋敷呪いのような場に出せないカードは廃棄できないが、それでも十分な圧縮を行える。
銅貨を廃棄しすぎて金が出ず、何も購入できないなんてことにはならないように気をつけよう。

利用法

  • 初手のどちらかで購入することでデッキが9枚になり、2順目の底沈みの回避やデッキ回転率の向上が狙える。4コスト以下に1回でも多く使いたいアクションカードがあるなら有効な手段。
    • 避難所場であれば、初手から共同墓地を廃棄できる。銅貨2枚廃棄に比べて金量が下がらない利点がある。
  • 屋敷を廃棄することはできない*1が、改築男爵のように屋敷と組み合わせて使いたいカードが屋敷と一緒に手札にくる確率を上げることができる。
  • 銅貨を廃棄しすぎると金量不足におちいるが、工房のような獲得系カードがあれば金量を確保できる上に獲得したカードもすぐに使えるようになるため好相性。
  • 場に出せるカードなら銅貨以外にも廃棄できるので、廃墟の掃除や、従者地下墓所などの廃棄時効果を発生させるのにも使える。
  • 地味なギミックとして、持続カードを玉座の間系統のカードで使うと通常は玉座の間ごと場に残ってしまうところを、持続カードを廃棄してしまえば玉座の間は捨て札に行く。多くの持続カードは廃棄しても効果は失われない。
    • 特に雇人は玉座の間ごと永久に持続するため、実質3金で玉座の間を購入するようなものである。

詳細なルール

  • 焚火で廃棄する枚数は0枚でもよい。
  • 焚火で廃棄できるカードは場に出ているカードのみが対象である。
    • 追放など各種マットなどに置かれたカード、「脇に置く」効果によって置かれたカードは廃棄できない。
  • 場に出ている持続カードを焚火の効果で廃棄した場合、それが本来次のターンへ持続する場合でも持続効果は失われない*2
    • たとえばアクションフェイズ中に隊商を使用し、同ターンの購入フェイズで焚火を購入して場に出ている隊商を廃棄した場合、隊商のカードは廃棄されて場から離れているが「次のターン開始時、+1カードを引く」持続効果は失われておらず、次のターン開始時に1ドローを行える。
      • 灯台の他のプレイヤーによるアタックカードの影響を受けなくする効果と、橋の下のトロルのコスト減効果は「場に出ているときのみ発揮される効果」であるため、焚火で廃棄されると無効になるので注意(次のターン開始時の+1コインや+1購入は有効)。
    • 沼の妖婆呪いの森門番追いはぎのアタック効果も有効である。
    • 同じターンに使用した貨物船を焚火で廃棄した後であっても、獲得したカードを脇に置くことができる。
      • 持続効果によって既に脇にカードを置いている状態で貨物船を廃棄した場合も、脇に置いたカードは捨て札などにはならずそのままである(いずれの場合も、次のターン開始時に手札に加える)。
    • なお、焚火で廃棄した持続カードが玉座の間等の効果で使われていた場合、玉座の間は使用した持続カードが場から離れたターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
      • この場合も、次ターンの開始時に発揮される2回分の効果が無くなることはない。
  • ドナルド・Xによるエラッタ理由は以下の通り。
    原文と日本語訳

    【原文】(引用元)

    Durations don't want to be trashed from play because then you have to remember the effect with no card reminding you. There didn't used to be Treasure - Durations but now there are; hence "non-Duration" on Counterfeit, Crypt, Mint.

    Bonfire goes further, and only trashes Coppers now. However sad that may seem, in practice it's almost identical to how it was before. Almost... identical.

    Bonfire needed to not trash other cards from play because this breaks the game at a basic level. Going into play "uses up" a card for the turn; letting you trash it lets you re-use it. If you Procession a card, well, Procession itself is in play, being used up; it only goes so far. But Bonfire is an Event and you can endlessly buy it. So there were infinite loops you could get with it.

    These are not things that happen in games! They just aren't. But I fixed it anyway. The fix was trivial, a very simple wording that almost completely failed to change the card at all, despite one's ability to be sad about it.

    When I leave cards able to break the game, eventually they break the game. So, no regrets! Well I mean, except for letting Bonfire trash other cards in the first place.

    【日本語訳】

    カードが離れても効果を覚えておく必要が生じるので、持続カードは場から廃棄されるべきでない。財宝-持続のカードタイプはかつては存在しなかったが、今は存在する。そのため偽造通貨納骨堂造幣所に「持続でない」の文言を追加した。

    焚火はさらに修正され、銅貨しか廃棄できないようになった。悲しいように思えるが、実際のところ以前とほぼ変わらない。……「ほぼ」同じだ。

    焚火が銅貨以外のカードを廃棄できないようにするのは、これがゲームを根底から破壊してしまうためだ。カードを場に出すことはターン中「使い切る」ことを意味するが、廃棄置き場に移動すると再使用が可能になる。例えば、行進でカードを使用した場合でも、行進自体は場に残って使い切った状態になる。しかし焚火はイベントなので何度でも購入できる。そのため無限ループを組むことが可能になる。

    無限ループが実際のゲームで発生することはないだろうが、とにかく修正する必要があった。この修正は些細なもので、弱体化を悲しく思われるかもしれないが、カードの効果を大きく変えるものではない。

    ゲームを破壊しうるカードを残せばいつかはゲームが破壊されるだろうから、後悔はない。まあ、初版の焚火で銅貨以外のカードを廃棄できるようにしてしまったのが後悔だったかな。

    実際、後のカードである進路は比較的簡単に無限ループを組めるカードの一つである。
    • 例えば、司祭をプレイした状態で場の進路2枚を焚火で廃棄すれば、焚火を買う度にコインが増える。海路サルの習性があれば無限コインと無限購入が成立する。

コメント

  • 焚火のエラッタが入ったことで銅貨を除いた場のカードを廃棄する方法(祝宴など自身の廃棄は除く)は造幣所行進偽造通貨以外に無いんでしょうか? -- 2023-03-06 (月) 10:16:31
  • ちょっと違いますが、浮浪児や調査は自力で場から廃棄されるイメージでは無いですよね。 -- 2023-03-06 (月) 11:12:24
  • 増築で廃棄されるアクションカードも場から直接ですよ。 -- 2023-03-06 (月) 11:31:16
  • ありがとうございます。実は「持続の場からの廃棄は厳しくなったけど持続を打った命令(持続でない)なら場から廃棄出来ることを利用して、任意の持続を廃棄置き場から回収して再び使用するのを同一ターン中に無限に出来ないかな」と考えていたのですが無理ですかね……(少なくとも増築はCフェイズなので無理そう)。エラッタ前なら焚火ヴィラで出来そうな気はするのですが。 -- 2023-03-06 (月) 14:33:53
  • 有限ループならともかく、無限ループは相当難しいですよ。コンボパーツ無限使い回しの難易度は、官吏で王笏を回収するのが目安になります。 -- 2023-03-07 (火) 14:42:04
  • 司祭、進路2枚、サルの習性で無限ループできますか? -- 2023-03-16 (木) 14:55:06
  • サルの習性でどうやって? -- 2023-03-16 (木) 15:42:06
  • あ~エラッタ前の話なのか…。エラッタ前の焚火で進路廃棄してサルの習性で使用の無限ループなら、司祭と進路1枚ずつあればできますよ。無限コインも狙うなら、進路もう1枚で達成です。 -- 2023-03-16 (木) 15:51:17
  • また、司祭2枚、進路1枚とサルの習性でも無限コイン可能です。 -- 2023-03-16 (木) 15:58:19
  • 説明不足ですいません。エラッタ前の話で進路2枚サルで6金2購入で金と購入が無限に増えるので即ゲーム終了になるという意味です。無限ループの話が出てて思いついたので書き込みました。 -- 2023-03-16 (木) 16:11:11




*1 相続を購入した後であれば場に出せるので、焚火でも廃棄できるようになる。
*2 持続カードは、使用した時点で持続効果も含むすべての効果が予約されるため。