収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果(※日本語訳はDominion Onlineより) |
ギルド | 3+ | アクション | カード1枚を指定する。山札の上から3枚を公開する。 その中の指定したカードをすべて廃棄する。残りを好きな順番で山札の上に戻す。 -------------------- 過払い:追加で支払った1コインにつき1回、山札の一番上のカードを見る。 それを廃棄するか、捨て札にするか、山札の上に戻す。 |
錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンスでのルール変更とエラッタについて | |
このカードは2022年のルール変更とエラッタでカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。 Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。 実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。 (ルール変更前の情報については余談を参照してください。) |
概要 
指定したカードをデッキトップ3枚の中から廃棄するアクションカード。
安定した圧縮ではないため、デッキの内訳をしっかりカウントして有効に利用したい。
また、購入時に過払いすると、デッキのカードを見て廃棄する効果も持っており、こちらで圧縮を進めることもできる。
重要カードがめくれてしまった場合も捨てたり元に戻せるので危険ではないが、過払いが無駄になってしまわないように最大限注意したい。
利用法 
- 初手で購入し、序盤のうちに銅貨や屋敷を指定することで、かなりの確率で廃棄に成功する。過払い効果と合わせて早々にデッキ圧縮を進められる。
- 1ターン目に4金でこのカードを購入し過払いすると、16.7%と低確率ではあるが2ターン目に医者が手札に来る。1ターン目5金なら確率は倍。こうなると廃棄が進み大幅にデッキの純化が進む。
- 避難所場の場合は、屋敷宣言による一括廃棄を狙えないため相対的に弱くなる。
- 呪いや廃墟への対抗策としては、デッキの上3枚に廃棄したいカードがなければならないので不十分。
- 廃墟にいたっては1種類ずつしか廃棄できず、デッキの上3枚に廃墟があったとしてもそれが宣言したものかは更に運次第となってしまう。
- 過払い効果で廃棄するならば種類を選ばなくともよいが、荒れ場でそれだけのお金が出るタイミングは限られるだろう。
- 中盤、大きな金量を出して、過払い効果でデッキを掃除する。
- アクション回数に余裕がある場合に限るが、デッキの上から3枚を好きな順番で戻せるため、願いの井戸や伝令官などとの連携を見込める。
- 水晶球であればアクション回数に縛られず、医者による圧縮とも相性がよい。
- 医者の過払い効果を得た後、本体が不要であれば獲得する医者を取り替え子に交換する、という動きができる。
詳細なルール 
使用時効果 について 
- デッキに無いカードを指定した場合、公開したカードが何であれ廃棄することはできない。
- サプライにないカード名を指定してもよい。
- ドミニオンのカード名でなくてもよいが、なんらかのカードとして世に出たことのある名前でなくてはならない。
- 城のような異なる名前のカードからなる山札のカードを指定する場合、カードの種類やランダマイザー名ではなく、「粗末な城」のように個別の名前を指定しなくてはならない。
- 指定したカードが公開された場合、それら全てを廃棄しなければならない。
- 草茂る屋敷など廃棄時効果でドローが発生するカードを廃棄した場合、公開中のカードではなく、残っているデッキからカードを引く。
過払い効果 について 
- 過払いは医者のコストが多くなるわけではない。まず購入するために医者のコストを支払い、次に購入時効果で過払いをする。
- 過払いの支払いはカード購入時に処理し、過払い効果の処理は医者獲得時(=医者が獲得され捨て札置き場に置かれた後)に誘発する。また、過払い効果の処理は他の獲得時効果との間で解決の順番を選ぶことができる。
- 例えば、医者を購入して1金過払いし、山札の枚数が0枚だった場合は捨て札をシャッフルして新しいデッキにするが、この時医者は獲得されているのでシャッフルに混ざる。
- 過払いの支払いはカード購入時に処理し、過払い効果の処理は医者獲得時(=医者が獲得され捨て札置き場に置かれた後)に誘発する。また、過払い効果の処理は他の獲得時効果との間で解決の順番を選ぶことができる。
- 過払い効果で2金以上過払いしても、複数枚のカードを同時に見てはならない。「デッキの上のカード1枚を見て、廃棄or捨て札orそのまま戻す」という処理を過払いしたコインと同じ回数だけ行う。
- 1枚ずつ処理を繰り返すため、最後の1回以外で「そのまま戻す」を選ぶと必然的に次に見るカードは戻したカードになってしまう。
- ポーションを過払いしてもよいが、何も起こらない。
余談 
以下、海辺・繁栄・異郷2版発表に伴う2022年版エラッタ前のカードテキストを残しておく。
収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
ギルド | 3+ | アクション | カード1枚を指定する。あなたのデッキの上から3枚を公開する。 その中に指定したカードがあれば廃棄する。残りを好きな順番でデッキの上に戻す。 -------------------- あなたがこのカードを購入するとき、追加でコストを支払ってもよい。 追加で払ったコスト1につき、自分のデッキの上のカード1枚を見て、 そのカードを廃棄するか、そのカードを捨て札にするか、そのまま戻すかをする。 |
- 過払い処理は全て購入時効果として処理されていたため、医者の過払い効果の処理後に医者が獲得され、捨て札置き場に置かれる、という処理だった。
- エラッタ前後でそれぞれ良し悪しはあるが、大量金量の過払い効果によって瞬間的に圧縮の役目を終えてしまった場合でも、医者本体が残ってしまうという、礼拝堂のようなカードにありがちなデメリットを持っていた。
コメント 
- サプライに取り替え子がある状況で自分のデッキ枚数を上回る過払いで医者を購入したと仮定します。過払い効果でデッキトップを捨てる、あるいは廃棄を続けた場合、リシャッフルが入るまでは望むタイミングで捨て札に埋もれた医者と取り替え子を交換できますか? -- 2022-12-29 (木) 13:07:33
- 取り替え子の処理も過払いの処理も獲得時効果なので、同時に誘発しているのは間違いないのですが、過払いのページで説明があるとおり、過払いの処理は"一連の処理"ですので、途中に取り替え子の処理を割り込ませることはできません。
例えば、サプライに取り替え子がある状況で、医者を2コイン分過払いし、医者の過払い処理を2回行う場合は、「まず取り替え子の効果を処理し、医者を取り替え子に交換した後、医者の過払い処理を2回行う」パターンか、「まず医者の過払い処理を2回行った後、取り替え子の効果を処理し、医者を取り替え子に交換する」パターンしか選べません。 -- 2022-12-29 (木) 13:41:40 - 回答ありがとうございます。 -- 2022-12-29 (木) 15:20:53
- 数ある圧縮系の中でも唯一使ったことないカードだなぁこれ。 -- 2023-03-24 (金) 02:10:07
- 過払いで屋敷トバせないと後がキツいから、人気があまり無くてもおかしくない。避難所場だと、運良く過払いで草茂る屋敷トバせると後が本当に楽。圧縮性能は高い部類だが、手札は廃棄できない変わり種。序盤でも使用したターンに、銀貨程度なら購入しやすいのが利点。 -- 2023-03-24 (金) 14:07:51
- 地図職人とかデッキトップを3枚以上見れるアクションがあると使いやすいかも。航海士も見れるけどターミナルなのは難点。歩哨……はそっちに圧縮任せた方がよさそう。 -- 2023-03-24 (金) 18:59:56