モンスター/オオナズチ

Last-modified: 2024-12-17 (火) 13:30:23
種族
古龍種(古龍目 不明*1 霞龍下目 ナズチ科)
別名
霞龍(かすみりゅう)
英語表記
Chameleos
危険度
MH4G:★6, MHX・MHXX:★7, MHRise・MHR:S:★8
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MH4G, MHX, MHXX, MHRise, MHR:S, MHF, MHOnline, MHXR
狩猟地
森丘, 密林, 沼地, 原生林, 戦闘街, 遺跡平原, 未知の樹海, , 遺群嶺, 大社跡, 水没林, 獄泉郷, 城塞高地

目次

特徴・生態

密林や沼地など、湿度が高く薄暗い場所を好むとされている大型の古龍種。
全身は毒々しい紫色の外皮や鱗に覆われ、頭部には突き出たような一本角と左右が別々に稼働する眼を持つ。
尻尾は団扇のように大きく広がった形状をしているが、先端部だけ細く、ゼンマイのように丸まっている。
頭部と尻尾の形状が似ており、飛行するオオナズチを下から覗くとどちらが頭なのか分かりづらい。
また、尻尾の強度が非常に高く、簡単に切断したりすることはできない。
これ等の特徴は弱点である頭部を保護するための進化であるという説もある。
以上のように特徴的な点が多いが、その姿を詳細に書き記したスケッチや資料は
モンスターの研究で有名なドンドルマの古龍観測所にもあまり納められていない。
また、おとぎ話や伝説の中にも登場することがあり、比較的世間一般にもよく知られている古龍であるが、
それと同時に古龍種の中でも特に目撃例が少ない種でもある。
これは後述するオオナズチの古龍としての能力が原因であるとされている。
オオナズチは前述した通り、基本的に全身が紫色であるが、
その外皮などの色を自在に変化させることが可能で、
自分自身を背景に溶け込みやすい体色に変色させて姿を隠そうとする。
これらの能力を遺憾なく発揮した「擬態」こそがオオナズチの古龍としての能力であると同時に最大の特徴である。
驚くべきはその擬態の性能で、降りしきる雨粒や背後で飛び回る羽虫でさえも完璧に反映し、
人間の肉眼では身体の輪郭を捉えることすらも難しいほどの精度で背景に溶け込んでしまう。
透過するかのように虚空へ消えゆくその様子は、最早一般的に言われる「擬態」の領域を完全に逸脱した特殊能力であり、
ハンターズギルドから《霞龍》、一部の人々から「不可視の神仙」や「古の幻影」などと呼ばれる所以となっている。
ちなみにオオナズチが出現した地域では、局地的な濃霧が観測されることがある。
この濃霧は、オオナズチ自身が空気中に含まれる水分を霧状に散布して発生しているとされ、
このことは彼らが湿気の高い場所を好む理由なのではないかと考えられている。
常識を超えた擬態能力の正体は現在でも解明しきれてはいないが、
そのヒントとなりそうな研究結果はいくつか報告されている。
まず、角を破壊されたオオナズチは擬態能力が不安定になり、
更に尻尾の切断に成功すると、それ以降は殆ど擬態を行わない。
このことから、能力の行使や制御に角や尻尾が何らかの形で携わっていると推測される。
また、オオナズチの皮膚は通電させると変色する性質を持っていることが判明しており、
この事実からオオナズチの体内にも発電器官があり、それを利用しているとも考えられている。
中には血液に特殊な金属が流れており、この金属に電気を流すことで日光などの反射率を下げ、
透過率を高めてその姿を隠しているという説もある。
しかし、仮にこの方法で擬態を成立させているなら、
落雷以上の凄まじいエネルギーを生み出す強力な発電器官が必要となる筈だが、
現代に至るまでオオナズチからそのような器官が発見されたという事例は確認されていない。
ただ、後述する手段で擬態を解除した後でも、頭部や尻尾の一部は半透明化していたり、
角が破壊された途端にその部分も本来の体色に戻るなど、
やはり何らかの器官の存在を匂わせる点もいくつか確認されている。
また、口から吐く霧状のブレスには相手を錯乱させる効能があるのではないかという仮説も出されている。
食欲は旺盛で、何か食べられそうなものを発見すると、伸縮する舌を鞭のように振り回し、
目にも留まらぬ早業で絡め取ってそのまま食べてしまう。
過去にはオオナズチの詳しい生態調査を行おうとした書士隊が襲撃され、
総員の命は助かったものの食糧や薬品類を全て奪われてしまい、調査中止を余儀なくされるという事件もあった。
なお、食料や薬品を盗むのは、人間が戦闘や調査を継続する上でそれらが不可欠であることを理解しており、
相手の戦意を喪失させて自分の縄張りから撤退させようとする目的もあるのではないかと言われている。
また食料品以外にも、カムラの里のハンターの特有の装備品「花結」に付着したヒトダマドリの花粉を
そのまま奪い取ってしまうこともある。
ヒトダマドリの花粉は花結に付着する事でハンターを強化する特有の香りを放つが、
この香りの効果はオオナズチにとっても有効であるらしく、
奪われた花粉の性質に応じて攻撃性や防御能力が上昇する等の変化が生じる。
しかし、花粉がオオナズチの口元に纏わり付く事で擬態中でも居場所を判別しやすくなるなど、
オオナズチにとっては不利に働く部分も存在する。
そして強い衝撃を与えられるとオオナズチは驚いて花粉を落とし、その効力を喪失してしまうという。
古龍種にしては、と言うより大型モンスターの中で見てもかなり大人しく温厚な性格をしており、
余程接近しない限りは殺気立って襲ってくることはない。
警戒態勢に入らないうちは挙動も緩慢で、身体を前後に揺らしながらゆっくりと歩行する。
その一方で、ドンドルマ近郊にその姿を現し、ギルドによる防衛作戦が展開される事件も起きている。
比較的大人しく、しかも滅多に人里には姿を見せない筈のオオナズチが
突然ドンドルマに襲来した理由や原因については未だ不明だが、
この事件は本種が秘める古龍としての脅威を改めて人々に見せつけることとなった。
対峙した相手を外敵と判断した場合、他の古龍種と同様に恐るべき戦闘力を発揮する。
擬態能力によって一瞬にして敵の視界から消え去り、
混乱している隙に死角に回り込み、奇襲を仕掛ける戦法を得意とする。
鋭い角を活かした突進や爪や舌を使った接近戦が主で、
他にも上半身を持ち上げ、そのまま倒れこんで相手を押し潰す、
尻尾を地面に叩き付けて突風を巻き起こすなどの行動も取る。
そしてオオナズチとの戦闘において擬態能力以上に恐ろしいのが、体内に保有する多彩な毒である。
その殆どは皮膚から浸透して生物の身体を脅かす危険なもので、
浴びせられた毒液によって様々な症状を引き起こす。
中には一時的に声帯を麻痺させて声を出せなくしてしまったり、相手の持久力や食欲を大きく損なわせるなど、
他のモンスターにはあまり見られない特殊な効果を持った毒を扱う個体も確認されている。
毒液の成分は摂取する餌の影響を受けるため、吐き出す毒液の性質は地域によって微妙に異なる。
また、口内に超音波を発生させる器官を持っており、これで毒液を霧状にして吐き出すという芸当も可能。*2
攻撃の瞬間に擬態を解く習性があり、このタイミングで強力な高周波や爆音を聞くと
驚いて動きを中断、そのまましばらくの間は擬態を封じることができる。
また、興奮時には普段より動きが鋭くなるものの、
同時に口元からガスが漏れるようになるため、普段より位置を把握しやすい。
その他に擬態を見破る手段としては、けむり玉を使って輪郭を焙り出す、
特殊属性の毒を利用して体内器官を衰弱させる、
強烈なダメージを叩き込んで強引に擬態を解除するなどが挙げられる。
ただし、これらはあくまで一時的な効果しか得られないので要注意。
オオナズチの外皮や尻尾などは独特な質感と見た目以上の強度を持ち、素材として様々な用途で重宝される。
しかし、目撃例の少ない古龍の素材であるため、市場に出回ることは極めて稀であり、加工の難度も高い。
なお、その素材をふんだんに用いた装備には怪しげな噂が囁かれているものも多く、
一説にはそれを所有することは魔術に通ずる幻影の者の証であり、
その力に魅入られた者は死の淵を覗く、摩訶不思議な舞と共に古の魔人を呼び起こすなどとも語られている。

派生作品の種・個体

特異個体
槍のように鋭く発達した角が特徴的な特異な個体。
爪や尻尾の一部などは赤みを帯びており、より毒々しい風貌に変化している。
舌の扱いに非常に長けており、獲物を目にも留まらぬ素早さで絡め取り、
すかさず追撃を叩き込んで一瞬のうちに行動不能に陥れる。
また、体内で生成される毒が皮膚を通過する性質をもっており、
興奮時には周囲に緑色の怪しげな気泡を発生させるが、これに触れた生物は持久力を大幅に奪われてしまう。

概要

  • 自分の姿を自在に周囲に溶け込ませることができ、その能力から「霞龍」の名で知られる。
    尻尾が極端に膨らみ短くなったカメレオンのような姿をしている*3
    • この特徴的な尻尾は、タマオヤモリというヤモリの一種の尻尾の形状が元ネタであると思われる。
      皿型に大きく広がった尻尾の用途は未だに解明されていないという不思議な生物である。
      少なくとも地面に叩きつけて龍風圧を発生させたりするためでないことは明らかであろう
  • 舌を伸ばして食料などのアイテムを盗んだり、毒ブレスを吐いたり、透明になったり、
    独自骨格から独自モーションで攻撃してくるなど、古龍種の中でも群を抜いてトリッキーな性質を持つ
    特に透明化や変則的な動きについては初見で対応することが困難で、顔合わせ時は翻弄されること必至。
    また、柔らかそうな印象に反して肉質は全体的に硬く(特に翼)、
    擬態中は頭部を除き更に硬化するため弾かれやすい。
    弱点の頭部は高い位置にあるため攻撃が届きにくく、最大銀冠サイズ以上になると太刀ですら満足に狙えなくなる。
    • ただし、頭の判定はかなり甘い。
      人で言う顔の頬部分から生えているトゲのような部位、これも頭判定であり、
      最大金冠サイズでも太刀や大剣等ならこの部分は余裕で殴れる。
      生え際など何処からどう見ても首にしか思えないのだが、
      この部分に攻撃がヒットしても龍属性武器であれば当たり前のように角が折れる。ふしぎ。
  • MH2(およびそれをベースにしているMHF)とMHP2以降とでは弱点属性が大きく異なっており、
    前者では>だが、後者だととなる。
    後発作品で氷属性武器を持ち出したり、逆にMH2仕様のままでサービスを続けているMHFで
    火属性武器を持ち出したりといった事故が考えられるため注意が必要である。
    • このように弱点が変更された経緯としては、
      同じドス古龍のテスカト種(火属性)とクシャルダオラ(氷属性)とで三竦みを成立させるためだろう。
    • 上記のように肉質は硬いのだが、その一方で属性に関しては割と通りがよく、
      弱点属性で頭、腹、後足付近ならば概ね20~35ぐらいは通る。
      特に後足で怯みを取ると転倒させられるので、属性重視の手数武器で後足に張り付くと戦いやすい。
      大剣やハンマーのような物理性能が重視されやすい武器種でも、
      オオナズチ戦ではある程度属性を重視した武器を持って行った方が有利な相手となっている。
      特に、火属性特化大剣などにとっては数少ない見せ場となるだろう。
  • 閃光玉を使った場合は他モンスターに比べてあまり動き回らなくなる。
    結構な時間拘束でき、ガンナーにとっては美味しい時間となる。
    しかし飛び上がり毒ブレスをされた場合は、
    毒ガスに身を包みながら威嚇し佇むオオナズチに近寄れない剣士プレイヤーという構図が生まれるので
    剣士の混じったPTでは閃光玉の使用には十分注意したい。
  • 擬態中のオオナズチを見つける方法として、納刀して走り回るというものがある。
    たとえ透明になっていても、逃げる際にダッシュが専用のモーションに変わる仕様はそのままなため、
    モーションが変化しない(=走っている先に大型モンスターがいる)方向に移動すればオオナズチの元に辿り着く。
    位置を割り出して攻撃しても特別怯んだりはしないが、ステルスを見破って優越感に浸ることはできる。
  • いずれの作品においても、同期のドス古龍の中で唯一咆哮を行わない。
    ほぼカメレオンの見た目で咆哮をあげるというのはやはり違和感が強いためだろうか。
    カマキリクモが鳴くというようなこともあるが…

MH2~MHP2G

  • MH2ではクリア後に赴けるココット村で受注できるクエスト群の最後に登場する。
    つまり、オフラインモードでは最後に狩猟可能となる裏ボス的立ち位置のモンスターであった。
  • オオナズチはフィールド内をステルス状態のまま徘徊している。
    静かに動いているため兆候を見過ごしやすく、ノーヒントで見つけるのは至難の技。
    初期配置エリアや次の移動先に急行してペイントしておきたい。
    • 他の大型モンスターと違ってハンターに気づきにくく、ぶつかるまで気づかないこともある。
      向こうからは中々こちらを見つけてこないので、
      こちらから見つけないといつまでたっても遭遇できないこともしばしば。
      せっかく見つけても、ペイントを忘れたりペイント切れに気づかないまま移動された日には泣くしかない。
  • 舌による払い攻撃の範囲が非常に広い。
    攻撃前に頭を引いて下げるため、前脚くらいまでなら余裕でカバーしてくるぶっ飛んだ攻撃角度を持つ。
    射程自体はそこまで長くないが、発生が早いため予備動作を見てからは避け辛い。
    運悪く正面にふっ飛ばされ、次の攻撃がガスブレスだとほぼ確定で喰らう事になるのも厄介。
    とはいえ判定自体は一瞬なので、回避性能がなくても避けられる可能性は高い。
    ナズチから見て左側から右側へ払う攻撃なので、頭を殴るならナズチの右足側から行こう。
    避けられないと思ったらわざと前脚へ向かうと、脚の踏み込みで尻餅を付く程度で抑えられる事も多い。
  • 舌による攻撃全般、上の払い攻撃や単発の舌攻撃、尻尾叩きつけ終了時等でアイテムを盗まれる。
    オオナズチの攻撃をきちんとガードしても盗まれてしまう。
    メラルーと違い、一度盗られてしまうと取り返す方法はない。
    回復薬や砥石を取られジリ貧に陥る可能性もあるため、可能なら盗み無効を付けておきたい。
    付けられない場合はカラの実や通常弾Lv2など、ストック数99個のアイテムを持ち込むと対策になる。
    • 回復薬等の飲料や、こんがり肉、携帯食料など食べられるアイテムを優先して盗む傾向がある。
      秘薬などのアイテムを温存していると掻っ攫われることも珍しいことではない。
      ただし所詮は確率であり、ひたすら砥石ばかり狙われることもある。
  • 非怒り時の動作自体は非常にゆったりしているうえ、
    防御半減のブレスを喰らった状態でもない限り、突進くらいしか痛い攻撃もない。
    が、気絶値だけはその他古龍と大差ないので、毒ガスブレス以外は立て続けに喰らってしまうと即気絶する。
    あまり連続で喰らうことが少ないネコパンチひっかきですら二発で気絶させられる。
    • 上位以降はバックステップから続けて即突進してくる場合があるため、
      出の早い毒ガスブレスは仕方ないにせよ、なるべく攻撃を受けないよう立ち回りたい。
  • 尻尾で地面を叩き付けることで発生する風圧がかなり厄介。
    非常に効果範囲が広く、龍風圧無効が無ければガンナー以外はほとんど攻撃出来ない。
    比較的射程が長い太刀やランス等でも正面から殴ろうとすると龍風圧妨害を受け、大体終了時の舌を喰らう。
    • ただ、ナズチの向いている方向から見て尻尾から90°真横の部分には
      何故か風圧を受けない不思議な空間が存在する。
  • 休息時のHP回復速度が異様に速く、瀕死時に見失ってしまうとかなりのHPを回復されてしまう。
    ソロの場合は尻尾が切れたあたりから、ペイントを絶対に切らさないよう意識しておきたい。
  • MHP2(G)では同じ部位で2回以上怯ませる、音爆弾を当てる、転倒させることで一時的にステルスを解除できる。
    しばらくすると再び姿を消して同エリア内のどこかに飛んで行くため、見失わないように注意。
    • 透明時はただでさえ硬い肉質がさらに硬くなるので、転倒時の隙や音爆弾の効果を活かして攻めたい。
      しかし、頭に限っては何故か透明時の方が柔らかく、特にガンナーは10%もの差がつく(切断は変化なし)。
  • 閃光玉効果中はステルス中でも☆マークが頭の部分に表示される。
    他のモンスター同様、突進やバックステップ等を使わなくなり、
    威嚇やひっかき等のほとんどその場から動かない攻撃位しかしなくなる。
    ステルス中でも頭の位置がバレバレになる&ほとんど動かないので大きな攻撃チャンス。
    ただし稀に狂った様に毒ガスブレスを連発するため、ガンナー以外はロクに攻撃できない事態も発生する。
  • 破壊可能部位は角と尻尾。
    角は龍属性ダメージが、尻尾の切断条件に「体力一定値以下」が必須。
    これらはMH4Gに登場する際オミットされた。
  • 慣れればソロでも比較的楽に討伐できるが、PTプレイになると(オオナズチにとって)大変悲惨なことになる。
    特にMHP2Gでは、高い火属性を持つコウリュウノツガイを担いだハンター4人掛かりで乱舞すれば、
    G級個体であろうと転倒させ続けて0分針で沈めてしまう。
    テオ・テスカトルやクシャルダオラと比べて御しやすいため、古龍の大宝玉集めに利用されていた。
  • ソロの場合、ある程度後ろに回ると振り向き動作が確定で2回になる。
    ヘイトを逸らしてしまうオトモを連れてこない方が楽になるケースも多い。
    時間のかかる振り向き動作を誘発してひたすら頭に溜め3を叩き込める大剣や、
    比較的ダメージの通りが良い頭を殴ってステルスを解除、
    ダメージの通りを良くした後に脚をボコボコにして大ダウン、しかる後にしこたまコンボを頭へ叩き込む、
    という戦法を取れる太刀、狩猟笛と相性が良かった。
    • なお、理由は不明だが、あらぬ方向へ振り向き攻撃を行うケースが見受けられる。
      ステルスを行うオオナズチの性質上、突進やバックジャンプと併さると見失いやすく、意外と厄介。
      ソロでの狩猟時にはけむり玉を持っていきたい。
  • 森丘での戦闘時、よりにもよって初期配置が糞エリア筆頭の9であり、ステルスバックジャンプで北、南の二箇所に飛ぶ。
    そう、反対側に飛ばれた場合、あの通路へ突進で突っ込んでくるのである。
    オトモの爆弾等で通路中で怯ませてしまうと非常に戦いにくくなってしまう。
    体躯の関係で胴体の接触判定が非常に広く、回避距離スキル無しではかなり抜けにくいため、
    ハメられる危険性が非常に高い。
  • 密林での戦闘時は隣り合っていないエリアへと移動することが多く、
    ソロの場合は移動に時間が取られ時間切れになる事態が発生しやすい。
  • 登場ムービーでは、襲い掛かるでも威嚇するでもなくただ歩いているだけ。
    なお、このムービーでよくわかるがモロクトカゲのような歩き方をする。
    この挙動は風に揺れている周囲の葉っぱや枝に擬態する為とされ、
    おそらくカメレオンのような見た目と掛けているのだろう。

MH4

  • MH2初出である同期の2の古龍が参戦した為、
    オオナズチも同期繋がりで参戦するかと思われたが、残念ながら不参戦に終わった。
  • 本作では竜人問屋を介し、クシャルダオラ素材との交換でオオナズチの素材が手に入る。
    素材交換を行うためには強化クシャルダオラの討伐をクリアする必要がある。
    防具一式は相変わらず使い難いが、聴覚保護のSPが高めに設定されており、
    高級耳栓装備をシミュレートすると高確率で使用するためパーツ単位での需要は高い。
    また、双剣もかなりの高性能であるため、必要に応じて交換していこう。

MH4G

  • MHP2G以来、実に6年ぶりの復活
    • 発売前にPV4追加映像にて登場、
      久々の復活をアピールして古参プレイヤーを沸かせることとなった。
  • 告知の時点から公式サイトなどで大々的に紹介されていたのみならず、
    パッケージ裏にデカデカと掲載されるなど、本作の目玉の一つと言うべき破格の扱いを受けている。
    当時パッケージを飾った古龍種はクシャルダオラをおいて他におらず*4
    パッケージ裏ともなればこのオオナズチが初である。
    • 今回は釣られたり乗られたりせず、ハンターからこんがり肉を舌で掠め取ろうとしている。
      単に写真の配置でそう見えるだけかと思いきや、オトモの片方がオオナズチに気づいて驚いているため、
      このハンターはどうやら本当にオオナズチのいる場所で気づかずにのんびり肉を焼いていたようだ。
      この場合はむしろ、ハンターがのんびり肉を焼くほど安全だと思われていたエリアに
      気づかれずに忍び寄るオオナズチの擬態能力の高さを見るべきか。
      …パッケージ裏で危機管理がなっていない前例がある?な、何のことやら…。
  • G級クエストでは遺跡平原・原生林に出現するほか、
    旧作では登場していなかった戦闘街でのクエストが存在する
    従来のオオナズチは「人里を襲撃しない比較的大人しい古龍」と見なされていただけに、
    通説を覆しドンドルマを襲撃したことに驚いた古参プレイヤーも多いだろう。
    • 後述の裏設定によれば、これはオオナズチという種の個体差によるものらしく、
      単に従来確認されていた個体は大人しい(街を襲わない)ものが多かったというだけのようだ。
    旅団クエストでは登場ムービー付きで未知の樹海に登場。
    新規エリアの紫色の洞窟内に現れ、擬態能力でハンターを翻弄し襲い掛かる様子が描かれている。
  • 高低差にも対応しており、標的にしたハンターが自分と高さの違う段差にいた場合、ペタペタと壁を這い登ってくる。
    その時の様子はヤモリそのもので、このことやムービーでのハンターへの奇襲の様子から、
    強力な粘着性を手足に備えていることがうかがえる。
    • なお、段差を移動し切る前に標的をうかがうかのように一旦止まって相手に顔を向ける挙動を行う。
      頭を攻撃するチャンス…かと思いきや想像以上に隙が少ないので、
      ガンナーはまだしも剣士は不用意に近づくと逆に跳ね飛ばされるので注意。
  • 部位破壊については他の古龍種と同様、龍属性以外の武器でも角破壊が可能になった。
    更に、他の古龍たち同様翼の部位破壊が新しく追加された。
    尻尾切断条件が旧作から変更され、体力一定以下という条件が無くなった代わりに耐久度が高く設定された。
    • 尻尾切断に対する部位耐久値が1500大型古龍の通常の部位耐久値に匹敵しており、
      しかもその耐久値を3回分突破しなければいけないという破格の硬さを誇る。
      さらに言うと、肉質も硬く属性の通りも良くない。
      低確率ながら、尻尾からも古龍の大宝玉が剥ぎ取れる…が、
      必死に切断してメランジェ鉱石なんかが剥ぎ取れた日には泣きたくなるだろう。
      幸いなことに、基本報酬でも結構な確率で尻尾が出てくれる。
      切断すると透明化を防止できるようになるとはいえ、尻尾に執着するタイムロスの方が大きい。
      以上のことを踏まえると、無理して切断を狙う意義は薄いといえるだろう。
    • ただ、この耐久値は間違っている可能性がある。
      というのも、本作の公式ガイドブックでは通常の部位耐久値と部位破壊に対する耐久値が
      分かれている場合があるからである*5
      オオナズチの場合、通常の部位耐久値は500であり、切断に必要な部位耐久値である1500はその3倍である。
      それでも切りにくいことに変わりはなく、基本値だけで言えばあのゴグマジオスと同等であり、
      肉質も考慮するとオオナズチの尻尾が本作で最も切りにくい尻尾の一つであると言える。
    • 余談だが、攻略本によって尻尾切断条件が明かされるまでのかなり長い間、
      このオオナズチの尻尾切断条件にはかなりの憶測が流れていた。
      例えば体力一定値以下で一定量蓄積、特定の属性が必要、などなど。
      これらの諸説の中で特に高い信憑性を持たれていた説が
      「旧作と異なり尻尾の先端部分にのみ切断判定がある
      というものであり、本Wikiの当記事にもかなり長い間記述がされていた。
      実際は特殊条件など存在せず、単に部位耐久値が異常に高いだけであったのだが、
      そのあまりにぶっ飛んだ高さ故に、狙いにくい尻尾先端にしか判定がないと思われていたのだろう。
    • 本作のオオナズチの尾には耐久バグが存在するらしく、ギルドクエストでレベル130を超えた辺り~レベル139の間では、
      大剣の溜め3の一発で切れたり、属性をスキルで強化した双剣の乱舞1~2回のみで切れたりと、
      今までの切れにくさは何だったのかと言わせるほどブツブツ切れるようになる。
      • 耐久値がオーバーフロー*6でもしているのだろうか?
        もし本当にオーバーフローをしているとなると本来の耐久値は最低でも、32,767となる。
  • ドス古龍の中では唯一旅団クエストの中にG級オオナズチの討伐クエストがある。
    EDの後、筆頭ランサーとガンナーから「最近、姿の見えないモンスターが出没している」
    という情報が聞けるが、
    それを追って彼らから示されたクエストをこなしていくと、やがてこのオオナズチに行き当たることになる。
    但し、実際にオオナズチの出る「消え去ること、霞の如し」というクエストが提示されるようになるのは
    G3に昇格してからである。
    • こちらの方はあくまでソロ用ということでか体力や戦闘能力は大老殿のものよりも低めであり、
      更にこなす度に相手が強くなるギルドクエストとも違っていくら戦っても強さの変動がないことから
      後半の武具を作成する際になにかと要求されがちな古龍の大宝玉集めにも都合がいい。
    • ただし、クエストは緊急クエ扱いなのでクリア後にこのクエストは消滅する。
      代わりに「高難度:古の霞龍、オオナズチ」というクエストが出現するが、
      高難度クエストの常として提示がランダムになるので注意*7
      このクエストは「消え去ること、霞の如し」には存在しなかったサブターゲットが設定されており、
      フィールドも未知の樹海から遺跡平原に変更されているなど全く別物なのだが、
      何故か最初からクリア済み扱いである。
  • 大老殿でオオナズチの討伐クエストをクリアすると、『霞か雲か古きぞ出ずる』というクエストが出現する。
    …のだが、このクエスト、なんと弾、ビン以外のアイテムの持込が一切不可能という非常に厳しい参加条件である。
    更に、アイテム無しだからといって攻撃力や体力に補正があるわけではない。
    • 流石にアイテム皆無でオオナズチを狩れというのは無理がありすぎるということでか、
      BCからのスタート&支給品が最初から届くという良心的な仕様となっており、
      中身も応急薬グレート7×4や携帯砥石5×4等、いつもの少なさが嘘のような充実ぶりである。
      なお、サブターゲットの乗りダウン成功で支給されるアイテムは秘薬×2が4セット
      乗り状態を成功させられるかどうかもかなり重要なファクターとなる。
      以上の理由からかなりキツい難度が高いクエストであるが、
      それでも防具やお守り無しで逃げ場の無い闘技場に放り込まれるよりかはマシと思う人も多いかもしれない。
    ただし、いうまでもなくオオナズチ自身の舌攻撃によるアイテム盗難は支給品も対象内
    盗み無効のスキルを発動させていないと、貴重な支給品が容赦なく奪われていく。
    特に、解毒薬を開幕で全部盗られて解毒の手段がなくなり詰むという事態には気を付けたい。
    • 非常に厳しい戦いとなるのがボウガンであり、
      オオナズチの硬さに加えて弾の調合素材が一切持ち込めないため、持久戦を行うことができない
      一応キャンプにはLV1貫通弾や火炎弾がそこそこ揃ってはいるが、弾切れする度に取りに戻る手間が生じる。
      ソロの場合、なるべく沢山の種類の弾が撃て、速射で弾の節約ができるボウガンを選ばなければ、
      よくて撃退止まり、悪ければクエスト失敗になりかねない
      たとえパーティープレイであっても、生命の粉塵などが持ち込めない関係上、
      互いのサポートは見込めないため、ソロ以上に自身の体力に気を配る必要も出てくる。
      一応サブターゲット成功で支給用生命の粉塵が支給されるが…。
    • なお普通に採取はできるため、素材をかき集めれば回復薬グレートくらいは数個ほど作れる。
      このクエストの舞台となる遺跡平原ではおあつらえ向きにエリア1に
      薬草アオキノコハチミツグレート★御三家3点セットの採取ポイントが全てあるので、
      用心するなら作っておくとよい。
      ついでに適当な素材を持っておくことで回復アイテム等が盗まれる確率を下げられる。
    ちなみに、本クエストは古龍の大宝玉が基本報酬4%というなかなかの高確率で入手できる。
    これはLv136~のギルドクエストと並ぶ数値であり、通常の大老殿クエストの中では最高確率である。
    そのため、このクエスト専用の装備を用意して周回を行うパーティも存在するようだ。

戦闘能力

  • MH4Gにおいても擬態能力は健在だが、旧作とは演出が大きく異なっている。
    通常時は姿を見せたまま徘徊しているが、擬態能力を使う際にはエリア中に霧を散布する行動をとる。
    霧によって光を屈折させるという生態がよりゲーム内で表現されたものだろう。
    擬態中の行動も些か俊敏さを増しており、よりスタイリッシュな戦法へと変わっている。
    また霧がかかっていると、BGMがくぐもるという前代未聞の演出が追加された
    正しく霞龍らしい演出と言えよう。
    • かつてはけむり玉を用いて姿をあぶり出す戦法がとられる事もあったが、
      本作では音爆弾・けむり玉が効かなくなっている。
  • 間延びしがちだった行動面でもテコ入れが図られており、トリッキーさが増している他、
    一部の攻撃の予備動作として、次に狙う対象を目で追う様になっている。
    これも左右の目が自由に動く霞龍の特性を反映したものだろう。
  • 突然舌を振り回しながら突進するアクションが追加された。
    フルフルの頭突きに似ており、虚を突かれやすい。
    この攻撃も攻撃力が高く、側面に回り込んで避けよう…
    …というわけにはいかない
    • 舌出し突進はジグザグに動くため、振り回される舌の軌道が見切り辛く、
      身体の側面に居ても絡め取られることがあるなど、かなり凶悪な攻撃。
      更には突進本体も目にも留まらぬスピードで迫ってくることもあれば、
      気の抜ける程ゆったりとした動きで繰り出されることもあり、緩急の付いた動きでハンターを翻弄する。
      盗み効果ももれなく付いてくるので、「突然秘薬を盗まれた!」ってことも多々ある。
    • 予備動作もないに等しく、
      突然0.2秒ほど止まった後、特徴的な鳴き声を出しながら突進するというものになっている。
      突進→舌突進に至っては予備動作は存在しない
      これらのあまりの無茶苦茶な性能に、避けさせる気があるのか疑わしいと言われる程である。
  • 毒ブレスのレパートリーが大幅に強化されている。
    • まず、着弾すると毒素を滞留させる性質を持つ紫色の毒玉ブレス。
      着弾すると毒が飛び跳ね、毒霧が長時間着弾点に滞留する
      後ずさりながらこちらに軸を合わせて吐いてくるため、どうしても距離を取られてしまう。
      怒り状態では後ずさりして1回、さらに後ずさりしてもう1回と吐く他、後ずさって連続で2回吐くようになる。
      前者はかなり距離を離されてしまい、後者は2回目をこちらの位置に応じて左右に吐き分けるため、
      普通に移動すると当たってしまう。
      加えて、旧作でも使っていた飛び上がって真下広範囲に毒を吐く攻撃でも巨大な毒霧が滞留するようになった。
      その上自身の翼の風圧を利用し、残留している毒を移動させる攻撃もしてくるようになった。
      この毒霧によるダメージは毒無効を付けていても無効化できず、尻餅効果もあるため、
      攻防一体の極めて厄介な攻撃である。
    • そして、オオナズチの全攻撃の中で最も攻撃値が高い強毒霧放射
      体内で超濃縮した猛毒液を霧状にして放射する珍しいブレス攻撃であるが、
      これには3つのバリエーションがあり、その場で放出するタイプ、
      後脚で立ち上がって歩き回りながら放出するタイプ、回り込みながら放出するタイプの3つ存在する。
      最も厄介なのは首を振り回しながら辺り一面を薙ぎ払うタイプであり、
      なんと後脚で立ち上がってハンターを追尾しながら発射してくるため、非常に避けにくい。
      たとえ回避に成功したとしても、前方にハンターが残っている場合は放射時間を延長し、
      執拗に当てようとする性質があるため直ちに離れないと危険。
      更に、行動の終わり際や振り向き途中などに攻撃すると、
      モーションを即キャンセルして回り込み毒霧ブレスで迎撃してくる場合がある。
      手数武器や攻撃モーションの長い武器は常に警戒した方がいいだろう。
      また、突然ステルス化し死角に回りこんで毒霧ブレスをしてくることもあるため、
      後脚に張り付いていれば安全というわけではなくなった。
    あまり、というか殆ど知られていないが、どちらのブレスも実は水属性である。
    かといって水属性やられにはならず、認知度が低いのはこのためであろう。
    水耐性を上げればダメージを軽減できるので、特に強毒霧放射の対策として検討してみても良いかもしれない。
    • なお、旧作で披露していた疲労毒霧ブレスや防御力半減ブレスはオミットされた。
      似たような見た目のブレスは使うが、いずれも効果が毒へと変わっており、
      毒と擬態能力を主体としたモンスターへとリデザインされている。
  • ダメージの大きいブレス、突進、舌攻撃は気をつけていれば回避は難しくない。
    むしろ辛いのはやたらと発生する削りダメージや、咄嗟の回避が難しい引っ掻き、
    攻撃力は低いが追加の毒が痛い毒霧攻撃などであり、
    チマチマと削られていつの間にかジリ貧になっていることが多い。
    そのため毒無効と極限強化【生命力】の恩恵が非常に大きく、
    両方備えればかなり快適に立ち回れるようになる。
  • 舌攻撃と同時に食糧アイテムを盗む能力は過去作品通りであるが、盗む対象のアイテムも過去作と同じであり、
    キノコ大好きのスキルが加わった本作においてもキノコ類を盗むことがない。
    そのため、キノコ大好きを発動させておくと回復アイテムが盗まれない故に若干安心感が増すといえる。
    ただし、『キノコ大好きがなくても食べられるキノコ』は対象に入る。
    効果が微妙なものばかりなので実害は殆どないだろうが、
    モドリ玉調合用にドキドキノコを持ち込んでいると盗まれることがあるので注意。
    • これに関しては、単なる仕様に収まらない説明が可能である。
      オオナズチの生態に関する仮説に、「人間の野外行動が食料や医薬品に依存していることを理解している」
      というものがあり、この説に基づいて考えた場合、
      敵対した場合に食料を盗むのはハンターの戦力維持力を低下させるためである。
      しかし、通常のハンターが食せないキノコでもスキルで使用可能になることをオオナズチは知らず、
      それ故こうしたキノコ類をオオナズチは盗もうとしない、という仮説が考えられる。
      実際、このスキルの恩恵には「強力な麻痺毒を持つキノコをで貪り体を硬質化させる」といった、
      我々ハンターの視点でも到底理解できないような効果も数多く含まれており、
      新たに誕生したスキルをオオナズチが見破れていないというのも十分に納得できる話ではないだろうか。
  • 乗り中も奇想天外な動きを見せてくれる。
    他のモンスターと違い、暴れたと思ったら急に一瞬だけピタっと止まり、すぐさま再び暴れるのである。
    しかもこの停止、しっかりとモンスター側のゲージが緑色になるので、
    初見ではチャンスだと思って斬りつけていたら再び暴れられ、乗り失敗ということが起きやすい。
    また、知っていながら無理に斬りつけ、結局失敗するパターンも多い。
    停止中は2、3回だけ切ってまたしがみつくか、大人しく停止中もしがみついたままでいるのが無難。
  • MH3Gに登場したナルガクルガ希少種の前例やiOS版MHP2Gの仕様に準じて、
    本作でもオオナズチの擬態能力の前ではターゲットカメラ完全に無力化される
    ただしP2G以前とは異なり、常時擬態をすることはなくなり、奇襲を仕掛ける時にのみ用いるようになったため、
    エリア移動の際に見失い、再び探し出すのに時間を費やす心配はなくなっている。
    逆に不意打ちに素早く対応が出来る点では効果的であろう。
    • なお、有志による検証によると完全に透明化している時の移動は瞬間移動である。
      ステルス化移動開始の鳴き声時に特定の1人を選び、そのハンターから見て後方に着地する。
      ソロプレイで行くとわかりやすいだろう。
      過去作と異なり当たり判定も存在しているので、透過中でもダメージを与えることは可能である。
    • 角を破壊した後は擬態能力が落ちるせいか、擬態中でもターゲットカメラに捕捉されるようになる。
      移動も瞬間移動ではなくなるので対処は楽になる。
  • 異常な弾肉質と高い体力は以前とあまり変わっておらず、ガンナーはかなりの苦戦を強いられる。
    弾肉質に至ってはむしろ更に硬くなっており、全身30以下グラビモス亜種と同じくらい堅いのである。
    もちろん部位破壊で肉質変化など一切せず、ずっと硬いまま戦い続けなければならない。
    さらに透明化中すら一層と硬化するため物理弾を主体に戦うのは非常に辛く、戦略の見直しが必要だろう。
    また、攻撃が重く激しくなった分、射撃やリロードのチャンスが極端に少なくなったほか、
    擬態状態中はこちらからなにもできない時間があるなど、攻撃面で手数を増やしにくい。
    さらに避け辛い舌攻撃はガンナーの立ち回る距離を広範囲でなぎ払う上、
    威力が高く防御400程度でも半分以上はダメージを負ってしまう。
    その上、もちろんアイテム盗難のオマケ付き。
    ガンナーの間では調整不足だという指摘(悲鳴)も挙がっているようだ。
    • 幸いにも属性攻撃の通りはかなり良く、火と龍、次いで雷が効くので属性弾主体であれば比較的楽になる。
      アグナコルピオ蒼火竜炎舞砲【忌火】などの、
      火炎弾の運用に長けた武器であれば比較的有利に戦えるだろう。
  • 高レベルギルドクエストに於いてはただでさえ高い耐久が更に上がり長期戦を強いられる上、
    攻撃力も大幅に上昇するため隙がなく剣士・ガンナー問わず非常に戦いにくい。
    特に怒り時は通常の毒霧ブレスでも防御700の剣士が即死する他、
    使用頻度の高い突進や舌攻撃でも体力を半分近く持っていかれるため危険性が高い。
    毒霧の削りもかなり痛くなり、極限強化【生命力】を施していない場合はかなりの回復薬を使わされる。
    ただ、熟練した双剣使いが集まると、
    属性特化した炎焔刀イグナトルや封龍剣【極絶一門】、もしくは発掘武器で完全にハメ殺されることも。
    その場合普通にやって3分~5分、上手くいけば2分台で倒せることすらある。
    また攻撃パターンが通常のものと変化がなく、攻撃自体も対処が楽なのでギルドクエストでは好まれる傾向にある。
    ただし耐久面が高く時間が掛かるので、効率を重視する場合他のモンスターが選ばれがち。
    報酬面でも他の古龍やラージャン、イビルジョーと比べると見劣りする。
    • 大きく上昇する体力に対して尻尾の部位破壊耐久値はあまり上がらない(どころかオーバーフローする)ため
      尻尾の切断は通常の個体よりかなり容易である。
      尻尾の為だけにこちらを選ぶというにはいささか強力過ぎる相手ではあるのだが。

MHX

  • クシャルダオラ、テオ・テスカトル、キリン同様に本作でも続投。
    集会所において下位から登場する。
    森丘や沼地が復活したため、久々に懐かしのフィールドでオオナズチに相見える。
    • 森丘での初期位置が悪名高きエリア9から主戦場のエリア3に変更されており、
      開幕早々派手に立ち回れる様に改善されている。
      …というかエリア9に移動する事すら無くなった様であり、
      MHP2G以前と比べると随分戦い易くなった。古龍の中では温情派な設定は健在だったらしい。
    • 沼地での行動に変化はないが、場所問わず爆弾が使える様になった。
      肉質の硬いオオナズチを爆殺したいボンバーマンの方には朗報である。
    • なお、怒り時のBGMがくぐもる演出がオミットされている。
  • 本作ではMH4G版をベースにしつつ調整されている。
    強毒霧噴射を含む霧状のブレスを一切使わなくなり
    一定ダメージを与えると透明化してカウンターを行うという仕様もなくなった(理由は後述)。
    そんなわけで動きとしてはMHP2G以前のオオナズチに若干近くなり、束の間に即死する危険性は下がった。
    しかし、それが影響して隙が減ったために若干攻撃を叩き込みづらくなっているとの評判も。
    更には本作からステルス状態の時間が延長されている*8ので、この特徴が輪をかけて強い。
    あくまでベースはMH4Gであるため、MHP2で有効だったけむり玉や音爆弾は効かない。
    • ただし、ステルス状態の時でも当たり判定が残るようになった。
      また後ろ脚付近は昔と同じく大体安全ではあるが、突進の攻撃判定がちゃんと後ろ脚からも出るので注意。
    • さらにブレスは水属性ではなくなったようで、水耐性を上げるメリットがなくなっている。
  • 公式攻略本によると尻尾切断ための耐久値については、本作でも1500と変わらずぶっとんだ数値だが、
    1回0にするだけで切断できるようになったようだ。それでもまだまだしんどいことに変わりないが。
    下位のオオナズチの出現するクエストでは尻尾の切断がサブターゲットになっているのだが、
    よほど執拗に尻尾を狙わない限りまず切れない。
    • なお、本作でも尻尾は切断せずとも通常報酬で入手できる。
      確率はそこまで高くはないが、武器によってはこちらのほうが現実的。
      入手確率自体も逆鱗等に比べれば遙かに楽。
    尻尾の切断の難しさに隠れがちだが、
    本作では全体的に乗りを狙いにくくなっているため、翼破壊の難易度も若干だが上がっている。
    ガンナーやジャンプ攻撃を狙いやすいエリアルスタイルなら多少は楽に破壊できるだろう。
    尤も、尻尾とは異なり、剥ぎ取りや報酬でもボロボロ出るため、無理に破壊を狙う必要はなかったりするが。
    脚を狙っていても羽にはよく吸われるし。
  • 属性やられにはならないが、オオナズチの舌を使った攻撃全般は龍属性である模様。
    終盤の防具は龍耐性が低くなりがちなので注意しよう。
    加えて舌の範囲が旧作より広がっており、ナズチの腹付近まで伸びてくる。
    左側の判定は右側よりも強く、後ろ脚の手前くらいまで伸びてくる長さ。
    当然のように吹っ飛ぶ方向はナズチの向いている側。
  • 先述した通り、本作では集会所下位の時点で挑める。
    しかし肉質の硬さは変わらずで、
    斬れ味の大半が緑の下位武器では前脚や翼は多くの場合弾かれてしまうため苦戦を強いられる。
    ご存知の通り後脚のひるみで転倒してくれるため、近接武器は後脚を狙った立ち回りをするといいだろう。
    今までと同様に、火/龍属性数値が高い武器で狩猟に臨みたいところである。
  • 透明化する前にオトモがココ掘れニャンの技を使っていると透明化しても移動した方向へ普通に投擲する。
    運良く投げはじめてからの透明化という限られた条件だが、これを頼りにオオナズチへ攻撃を狙うのもアリ。
  • 危険度は超大型を除けば最高の★7
    明確に生態系を破壊するレベルの暴食を行う健啖の悪魔や、
    悪意なく周囲に殺人ウイルスに等しき物質をばら撒く天廻龍を上回り、
    アカムトルムやウカムルバスと同格である。
    古龍としては大人しいと言う設定が多いだけに少々違和感を覚えるかもしれないが、
    他のドス古龍が★7に設定されているため
    同期つながりでオオナズチも同ランクになったという推測もある。
    MH4Gでは強烈な毒霧を多用してくる強敵であるため、そちらが基準になったと考えれば違和感はない。
    • 凶暴性などについては個体によるようなので何とも言えないが、
      擬態による奇襲能力の高さ、人間の所持品を奪い取ってしまう知能の高さ、
      常に放出しているという特殊な神経毒のガスなどが「ハンターにとって危険」と評価された、という考察もある。
      シャガルマガラの狂竜ウイルスはガララアジャラ亜種などの一般大型モンスターでも克服できていることや
      古龍には影響していないことを考えるにオオナズチの放つ毒液の方が致死性が高いという判断もできる。
      確かに、意図的に人間およびその生活圏を襲う習性のあるモンスターは
      危険度が高く設定される傾向にあるが、オオナズチは食料などを目当てに
      人間の行商の隊を襲ったりしている事例が多数ある。
      縄張りに侵入したり干渉したりしない限りそもそも衝突しない他の古龍とはこの点が異なる。
      「近付かなければいい」という根本的な対処が難しいのも一因かも知れない。
  • ネタバレではあるが、ベルナ村を救った後に流れるエンディングムービー
    「Let'sニャンス」にちゃっかり登場している。
    その出番は、踊っているネコ嬢を背後から舌の上に乗せて持ち上げる、というもの。
    一緒に踊っていたアイルーもびっくりの演出である。
    このムービーで出てきた古龍は本種のみで、その上村クエのみ進めていてはこの時点では確実に遭遇しない。
    過去作を知っている方々ならニヤッとしただろうが、
    知らない人たちは突然背後から現れたオオナズチに驚いたであろう。

MHXX

  • MHXXでのG級では、MH4Gの個体に基づいた霧状ブレスを再び使用してくるようになった。
    毒霧ブレスは水属性となるので、舌の龍属性との2属性に注意する必要がある。
    • どうやらこれらの霧状ブレスはG級専用行動として設定されているらしく、
      それ故にMHXではオミットされていたようだ。
      下位・上位の時点ではそれらの変更点はない。
  • 弾肉質の固さがさすがにやり過ぎと判断されたようで、頭は弱点特効の有効肉質まで軟化した。
    しかし、高い位置にあり、やたらふらふらと動く頭を物理弾で狙うぐらいなら、
    今作で弱体化したとはいえ属性強化スキルをつけた装備+火炎弾で胴体を撃った方が
    楽に火力を出せることには変わりないだろう。
  • 村クエストでもG級個体が登場し、場所は今作追加された遺群嶺となる。
    初期位置はエリア5だが、エリア移動先は隣ではない3か7であり追いかけるのが少々面倒。
    移動先が隣であることが多い密林のクシャルダオラや砂漠のテオ・テスカトルに比べると
    悪名高い大宝玉のマラソンには若干向かないかもしれない。
    ただ、攻撃の激しさは他ドス古龍より控えめで、その分を補う
    厄介な毒や盗みを無効化するスキルを盛りやすい防具や、
    スキルによるフォローが不要な高属性武器の登場により安定した周回には向くかもしれない。
  • 2017年6月23日に「ナイショの霞龍」というイベントクエストが配信された。
    何か特別な装備が作れる訳ではなく、攻撃力が強化され、マップが変わったG級のオオナズチである。
    ……のだが、その強化具合が凄まじい
    通常のG級のオオナズチの攻撃倍率は9.1倍となっているが、
    このイベントクエストに登場する個体は何と14倍である。
    たかがオオナズチと舐めてかかると、毒霧で恐ろしい速度で削られたり、
    ブレスで即死、運よく生き残っても毒でトドメを刺されるといったことが起こる。
    体力や防御力は変わっていないので、いかに強力な攻撃を回避できるかが鍵となる。
    • 見返りとしてなのか、報酬で古龍の大宝玉が出る確率が5%と、
      入手できる方法の中では最も高く設定されている。
      しかし、下手したら3乙しかねないこのオオナズチを回すのが効率が良いかどうかは腕次第であろう。

MHRise

荒蕪(こうぶ)旧跡(きゅうせき) (おそ)(おそ)ると
   大欲(たいよく)非道(ひどう)慮外者(りょがいもの)
 ()()れ 此処(ここ)鎮護(ちんご)御廟(ごびょう)
  現世(うつしよ)常世(とこよ)領域(りょういき)なれば
(かく)()まうは 不可視(ふかし)神仙(しんせん)
 無礼(ぶれい)()ぎれば (かすみ)(がく)


  古の幻影
  霞龍オオナズチ
  • MHRiseに登場のモンスターは何かしらのモチーフとなる妖怪があてはめられているが、
    登場ムービーの語りを聞く限り、今作のオオナズチは妖怪というよりも
    山や森にいるとされる神、及び「神隠し」という概念があてはめられていると思われる。
    「現世常世の領域」「不可視の神仙」という語りを聞くに、
    俗世を離れた清浄な地である仙境に住まう仙人の要素も入っていると思われる。
    また、ムービー内で言及されている「霞隠し」という単語だが、
    この設定は初登場となるMH2のハンター大全から存在しているため、
    古参ハンターなら懐かしく思う人も居ただろう。
  • 映像では霧がかった中で透明な状態で目の前を歩行していたメラルーを翻弄、
    透明状態を維持したまま得物である武器を舌で奪っては振り回す等、その存在感を見せつけた。
    また、グラフィックもMHXXからブラッシュアップされており、
    リアルなおかげで人によっては気持ち悪く感じる程の質感に仕上がっている。
    その最たる例が眼となっており、諸々の表現が強化された事でおどろおどろしさが増している。
    登場ムービーで普段は中々確認できない瞬きをしているのも一役かっている様だ。
    • 語りでは縄張りを踏み荒らすメラルーに警告を与えて追い払うような演出だが、
      見ようによってはただメラルーをおちょくって遊んでいるだけのように見えなくもない。
      有無を言わせず地獄行きの判決を下すアイツとくらべたら温和そのものではある。
  • MHRiseは歴代シリーズでは珍しく、古龍種の登場が公式で明かされる事が長らくなかった作品である。
    無料大型アップデートという形ではあるが、同作において初めて登場が事前に確定した古龍種となった。
    • なお、古龍級生物の中ではラージャンが登場することが一足早く発表されており、
      古龍よりも先に古龍級生物が発表されるというシリーズでも珍しい状況となった。
  • MHRiseではマップにモンスターの場所が表示されるが、ステルス状態のオオナズチはなんと表示されない
    マップに居場所が表示されるのはフクズクが教えてくれているからであるが、
    さしものフクズクもステルス中のオオナズチを見つけるのは困難な様だ。
    • とはいえ、普段は非ステルス状態であるためマップに表示されている。
      「クエ開始からずっとマップに表示されず、ようやく見つけたら15分以上経っていた」
      というようなかつてのような事態にはならない。
    • カメラを向けるとステルス状態であっても右上に「オオナズチ」としっかり表示されてしまう。
      隠れた古龍すら見破るのはカムラの里の技術力の賜物か
      もちろん狩猟に役立つような場面はないだろうが、
      大型モンスターリストに写真を追加する際の小ネタとして使えるかも知れない。
  • 縄張り争いは現時点では存在しない。
    本種の生態を鑑みると自身を脅かすような相手と真っ向から戦う必要性は薄いため、
    些か寂しくはあるがこれはこれで妥当だろう。
    律儀にハンターの相手はしてくれるけど
  • MH2の登場ムービーなどでお馴染みのカメレオンのように前後に揺れながら歩くモーションも健在だが、
    今作では戦闘中には行わず、未発見状態でのみ歩行モーションとして披露するようになった。
    未発見状態ではステルスにもならないので、ゆらゆら揺れながら歩くオオナズチをじっくり観察することが出来る。
    • さらに未発見時には、何もいないように見える地面を尻尾で軽く叩き、
      出て来た小さな羽虫を捕食する姿を見られることがある。
      長い舌で虫を捕らえるというカメレオンの特徴と、
      扇のような尾を持つオオナズチの特徴をうまく落とし込んだ捕食法だが、
      古龍が恒常的に捕食行動を行なっており、しかもモンスターではなくただの羽虫を食べて生きているという事
      を観察できるのは世界観的には極めて重大な発見であろう。
      これほど古龍が何かを喰らうのが正確に描かれた描写は殆どなく、
      古龍を喰らう古龍に関しても齧るのみ、墓場すら作り出す古龍も直接の描写は無く、
      山ごと生物を飲み込む大食漢有機物を濾しとる超大型モンスターも設定上のみの言及であった。
      そんな中、このオオナズチが披露したささやかだが極めて現実的な食性は、
      天災に匹敵する超常的な存在であっても、生きる為に食事はしっかり行うという事が端的に示されているのである。
      彼らもこの地に生きる生き物なのだと改めて再認識させられるだろう。
      • 因みにオオナズチには食べたものによって毒液の有する毒性が変わるという設定があるため、
        流石に羽虫だけで腹を満たしているというわけでは無いと思われる。
        この羽虫が猛毒を有する超危険生物なわけは無いだろうし
        かつてのシリーズではハンターの持つ秘薬などを盗む事もあったので、
        オオナズチの食性は雑食で、羽虫もその中に含まれるという事なのだろう。
  • Ver3.0で追加された真の最終決戦では同じドス古龍のテオ・テスカトルやクシャルダオラが
    マガイマガド共々乱入してくるというまさかの事態が発生。
    故に本種も乱入してくるのではとの期待もあったのだが、実際に来ることはない。
    なので、残念ながら彼の操竜を以って百竜夜行の元凶を霞隠しにしてやることは出来ない。またハブられた
    とはいえオオナズチは鋼龍や炎王龍と違って比較的おとなしい種なので、
    乱入してこないのも仕方がないことなのかもしれない。
    街に襲来する気性の荒い個体もいたっちゃいたけど
  • 百竜ノ淵源を突破すると、「高難度:鬼はいずこ」でなんと金獅子ラージャンとのコラボを果たす。
    「鬼」ということで角が特徴的なモンスターが選抜されたようだが、
    テオ・テスカトルやクシャルダオラのように前作で強烈な縄張り争いをするなどもなかったことや、
    どちらかというとラージャン側はバゼルギウスと組んでの古龍級生物2頭で蹂躙してくるクエストを予想する声もあったため
    この組み合わせは意外な顔で迎えられることになった。
    バルファルクも何故か全く接点のなさそうなヤツカダキと組まされているが……
    • 高難度とあるだけあって攻撃力が非常に高く倍率にして8.25倍。
      これは前作における歴戦王ネルギガンテの8.00倍を完全に超えてしまっており、
      後述の「夜の湿地で化かし合い」をもやや超える数字である。
      しかしながらタフネスは然程ではなく、相方のラージャンが捕獲可能なこともあって
      マカ錬金の為の素材集め用クエストとしての適正は古龍系2頭でもかなり高め。
      • 嵐ト炎ヲ司ルモノ」はポイントではこちらを抜いて最高効率だが、
        どちらも古龍なので捕獲できず帰還に時間がかかる。
        凶星、業火の地に降る」はヤツカダキの捕獲こそ可能なものの
        バルファルクでの即死の危険が常にある上に高確率で「襲撃」を行ってしまうためタイムロス率が高い。
        おまけに両者とも気絶させるのが厳しく今作で人気の徹甲榴弾ボウガンによる効率周回には不向きでもある。
        そこへ来ると両者ともに気絶が難しくなく捕獲帰還も可能、即死もないこのクエストはなかなか優れている。
        ただ、テオクシャは初期位置がかなり優秀である一方、こちらはキャンプから若干離れた位置で戦闘するため
        もたついていると移動時間の分でテオクシャに遅れを取ってしまう可能性はあるのと、
        オオナズチは毒を持つため、超攻撃力を受けてしまった後のリカバリーがテオクシャより難しい。
        こちらはやや上級者向け・より効率を求めたい者向けの選択肢と言えるだろう。
        とはいえどれを選んでも高い効率は実現できるので、金冠集めなどの都合で選んでしまっても構わない。
  • イベントクエスト「夜の湿地で化かし合い」では強化個体が水没林に登場。
    さすがに過去のイベクエほどではないが、攻撃力はかなり強化されているため注意。
    油断していてブレスに被弾すると毒も合わせてあっさりキャンプ送りにされてしまう。
    • クリアすることでジェスチャー死んだふりを入手可能。
      ゲリョスほど露骨ではないものの、
      一応本種も倒れ込みにより死んだ…というか倒れたフリはしなくもないため、そこまでおかしくもないか。
      なお、モンスターの目の前で使ってもヘイトが解除されるようなことは一切なく
      文字通り死体蹴りにあってしまうので気をつけよう。
      • 依頼人はこの個体について、「ただでさえ恐ろしいオオナズチの異様に強い個体」と述べている。
        設定上、オオナズチは古龍故の個体数の少なさに加え、姿を隠す能力により特に遭遇しにくい種である。
        その霞龍の一般的な強さを把握するほど場数を踏んでおり、
        かつこの個体が強化個体であることを正確に見抜いているこの依頼人は、
        世界観的に考えれば実力もさることながら途轍もない豪運の持ち主と断じて間違いない。
        本人は「得意の死んだふりでごまかせているうちに」等と言っているが、
        恐らく単に持ち前の豪運で生き延びているのだろう…。
      • 余談だが、野生動物に出会った際も死んだふりをすると食料と勘違いされかねないため、
        威嚇しないよう音を立てずに引き下がることの方が基本的には良いとされている。
  • 更にイベントクエスト「称号・ツワモノの心」ではクシャルダオラ、テオ・テスカトルと共演。
    遂にドス古龍三頭が揃い踏みするクエストが登場したのである。
    狩猟地はオオナズチも初めて進出する獄泉郷で、先鋒として登場する事となる。
    途中から次鋒となるクシャルダオラも乱入してくる他、三体とも超強化を受けた強力な個体である為、心して挑もう。

戦闘能力

  • MHXXからさらに肉弾性能が向上しており、今までのような緩急をつけたトリッキーなイメージから一転、
    他のドス古龍達と大差ないほどの力強い暴れっぷりを見せるようになった。
    • 尻尾叩きつけはとうとう周囲の地面をえぐって岩盤を飛ばしてくるレベルに。
      最初の一撃で地面をえぐり、次の2回で3方向に岩を飛ばすというコンボになっている。
    • 前作のようにベロを振り回しながら突進してくる攻撃も行ってくるが
      ティガレックスのとびかかりのようなシンプルな飛び掛かりも追加されている。
    • 多くの飛竜種の持つ尻尾回転の代わりとばかりに
      ガムートのごとく頭を地面にこすりつけながら半周程度を薙ぎ払う技が追加。
      一回転するように2回出すこともあれば、往復するように逆回転もする。
    • さらに、後ろ足で立ち上がり体で押しつぶしてくるという豪快な力技を使うようになった。
      攻撃力はオオナズチの技の中でもトップクラス。
      毒ブレスのように根性貫通の恐れはないが、翔蟲受け身不可なので注意したい。
      • こちらも怒り状態では2回出してくることもある他、
        直前まで透明化を保ってから姿を現して繰り出してくるパターンも存在する。
        特に怒り状態では霧がかった視界の中、いきなり立ち上がった巨体が現れるため凄まじい迫力である。
  • 中でも今作の盗み行動は大きく変容しており、なんとアイテムの代わりに
    ヒトダマドリから得た緑以外の花粉をランダムに盗むようになった。
    限りあるアイテムを一方的に奪われる心配性は無くなったのだが、その陰で
    スタミナの最大値や攻撃力、防御力を直接下げてくるのである。
    また、橙の花粉を盗むと防御力が上がるなど、盗んだ花粉に応じてオオナズチが強化されてしまう模様。
    ヒトダマドリの花粉を一切回収しないという手も悪くないかもしれない。
    • 橙の花粉による防御力上昇は全体防御率で処理をしているようで、
      爆弾やガンランスの砲撃といった肉質無視ダメージも軽減される。
      軽減率は20%程度(全体防御率0.8倍)のようだ。
    • しかし、盗まれた花粉はオオナズチの口元で煙のように滞留しているため、
      透明化対策のマーキング手段として逆に利用できる。
    • 1回につきヒトダマドリ1羽分の花粉を盗んでくる。
      そのため、余剰分の花粉を回収していれば、ハンターのステータスは下がることなく立ち回れる
      もっとも上記の通りオオナズチは強化されるので、デメリットなしとはいかないが。
    • スタミナ上限を上げる黄ヒトダマドリの花粉が奪われた場合、仕様通りにスタミナ上限が1羽分減るのだが
      特殊ダウンに成功しても返ってくるのは「スタミナゲージの長さの上限」のみなので、
      減った分のゲージは携帯食料かこんがり肉を食べないと元に戻らなくなっている。
      後に決戦場フィールドの獄泉郷で戦える機会が来たが、
      流石に虹ヒトダマドリの虹色の花粉には手出しをされることはない。
    また、盗まれっ放しではなく大ダウンを取ることで減少分の花粉を取り返す事が可能
    さらに、取り返した花粉は近くにいるハンター全員に配布される。
    結果として、マルチプレイでは花粉を盗られなかったハンターの人数分花粉の総量が増える。
  • 口から吐くブレスは白色のものがなくなり、霧状も含め全て毒を象徴する紫色のブレスになった。*9
    というより、霧ブレスはもはや毒液そのものを吐き出すようになっており、
    その毒液が途中で気化して霧ブレスに変化する、といった形に変更されている。
    しかもその色はより毒々しく、その見た目通りにただの毒ではなく猛毒となっている
    • 今作では毒耐性Lv3でも猛毒を無効化できないが、大幅なダメージ軽減は可能なのでできれば発動させて挑みたい。
      幸い装飾品のスロットはLv1なので大抵の防具なら搭載可能。
      • 炎鱗の恩恵をLv3まで発動させれば猛毒も無効化可能。
        カイザーシリーズの頭を除く四部位にLv1ずつ付与されているスキルで、
        ほかに発動手段はないため構成は限られるものの、
        Lv3以外の効果もまさにオオナズチの対策のためにあるといっていい内容なので
        安定を取るならカイザー四部位でがっつり対策をする選択肢もあり得る。
        頭も純粋にパーツ単位の装備として優秀なので、フルカイザーになることも……
        ただし、解放時期の関係で初挑戦時に炎鱗の恩恵を付けていくことは難しい。初戦はどうにか乗り切ろう。
  • 単発で球状のブレスを吐くのはもちろん、今作は一度にいくつもゲロ球を吐き散らし
    正面に煙を並べて風で流したり、ジャンプと共に直線状に落としたりとさらに多芸に。
    もちろん残留する毒煙、羽ばたきによる位置操作も健在。
  • 前作にあった、モーションをキャンセルして後ずさりしながら放つ霧ブレスは
    毒液を吐き出す分リーチが伸びているので距離をとっても油断は禁物。
  • ジャンプで足元に特大の煙を設置するブレスは、イソネミクニのブレスのように円状に展開する。
    直前にその場で脚をジタバタ動かしてから体勢を低く構えるというかわいいわかりやすい予備動作を行うので、
    速やかに距離を取ってブレスを吐かせ、その後のオオナズチの着地位置を確認しよう
    オオナズチが着地した位置が円の外だった場合は毒煙を収束させ、
    円の内側に着地した場合は毒煙を更に拡散させる。
    毒煙は納刀からの翔蟲の疾翔けで飛び越えられるので攻撃チャンス。
    • ちなみに、収束させる瞬間に閃光玉で怯ませると、
      煙の消滅後も攻撃判定がそこに残ってしまうバグが存在する。
  • ステルス行動はおおよそXXのものと同じ。
    モーションキャンセルからのブレスはモーションが変更され、
    その場から少し動けばまず当たらないようなぬるい攻撃ではなくなっている。*10
    また姿勢を低くしてステルスを始めた時は空を飛ぶパターンだけでなく、
    (さすがに速度は全く出ていないが)ナルガクルガのようなサイドステップで位置取りを変えてくることもある。
    その他、多くの攻撃の前後を隠すように妙な音と共にステルスを展開する。
    • コンボ攻撃の際は厄介で、攻撃の後を隠すステルスと攻撃を同時にすることがあり、
      攻撃後の隙を狙う時は良く目をこらす必要がある。
      ただ、コンボ行動をしない場合の攻撃後に消えている間は基本的にほぼじっとしており、攻撃のチャンスでもある。
    今作はステルス状態のオオナズチを殴れる機会が多く、ステルス状態で怯ませると大ダウンを誘発できる
    また完全なステルス状態は少なく、しっかり見ていれば相手の状態はおおよそ把握できるため慣れが重要。
    • 地味な変更だがステルス化にあたり、体全体がゆっくり透明になるモーションだけでなく
      角先から尾先、あるいはその逆から完全透明になっていくモーションも増えている。
  • 同期のスーパーノヴァに倣ってか、怒り状態終了時の必殺技も追加された。
    MH4G・MHXXの大技の薙ぎ払い霧状ブレスがこちらに置き換わった形になる。
    霧が掛かったエリアに更に霧を散布して姿を完全に消し去り
    エリアのどこかに移動してぼんやりと姿が見えたと思った直後、
    大量の猛毒弾を周囲にばら撒く毒玉乱射を行った後に2回毒霧直線ブレスを打つ。
    この際も透明化中に攻撃することで阻止しつつ怒り状態を終了させることができる。
    • 霧状ブレスを吐いている時は体全体に判定があるらしく、逆に近寄ると吹っ飛ばされる危険地帯と化している。
      MH4Gの大技の薙ぎ払い霧状ブレスは足元に判定が無かったため上手く潜り込めば安全だったが、
      こちらはそうはいかないので速やかに離れたい。
  • 角を破壊することでステルス性能が下がるのは従来通り。
    とはいえ、ノイズのような状態で見えるようになるだけなのでXXの時ほどはっきりは見えない。
    尻尾を切断すると尻尾叩き付けでの岩飛ばしを行わなくなるが、
    尻尾叩き付けそのものは行ってくる為、風圧には注意。
    今作においては尻尾の切断はステルス効果とは無関係。
  • いくつかの手段でステルス能力や毒の裏を突くような攻略も可能である。
    • ステルス状態中に属性やられ状態になっている場合、エフェクトでほぼ常に姿が見えてしまう
      そのため、属性コロガシ達をしっかり利用しながら戦えばかなり有利に事を運ぶことができる。
    • 双剣の鉄蟲斬糸など、モンスターに紐づけを行う鉄蟲糸技はステルス状態でも有効。
      オオナズチが消えても翔蟲とハンターをつなぐ糸は可視状態のままである。
      また、操虫棍の印弾を当てればどこにどの部位があるかもわかるので常に位置を確認できる。
    • スラッシュアックスでは、あろうことかステルス中でも零距離解放突きで張り付くことが可能。
      成功すれば宙に浮いたハンターが虚空に向かって剣を突き刺すという異様な絵面を拝むことができ、
      派手なエフェクトも相まってオオナズチの居場所をここぞとばかりに主張し続ける。
      ステルスを解除するまでの間は隙だらけなので、単純に零距離解放突きチャンスとして見ても非常に有効である。
    • 上記の通り、花粉を盗んでいる状態であれば口元の花粉を目印にする事ができる。
    • また、操竜状態のモンスターによる攻撃はステルス状態に関係なくオオナズチを狙うため、
      エンエンク子泣キジを活用して他のモンスターを
      呼び寄せながら戦うことでダウン+属性やられを誘発する事ができる。
    • 毒が厄介なモンスターだが、こんがり魚による自動回復効果があれば体力の減少を微減程度に抑えて戦う事ができる。
      勿論直撃のぶんのダメージはしっかり受けるので過信は禁物だが、
      狩猟笛の持続回復旋律等と組み合わせればスリップダメージはほとんど無視できる。
      ロクロッヘビの予防効果も勿論有用なのでしっかり利用しよう。
  • 肉質にも変更があり、剣士であれば前脚が弱点特効が有効になる程度に柔らかくなった。
    尻尾叩きつけの強化もあって、後ろを取ってチクチクやる戦法は効率が悪い。
    とはいえ後脚は火属性に対して百竜スキルの弱点特効【属性】の対象となっており、
    付与可能な火竜武器を使うことで大ダメージが期待できる。
    • なお尻尾はかなり切りやすくなっており、部位耐久値はなんと500
      それも500の切断ダメージを1回与えれば切断でき、
      1500という異常な耐久値だった4G/X(X)時代と比べると劇的な切りやすさである。
      というか以前までの固さが設定ミスだったのではと思えるほど。
      これでもまだモンスター全体で見れば切りにくい方ではあるのだが、
      尻尾切断までに必要なダメージで言えばディアブロス等と同程度までには切りやすくなっている*11
      ここまで柔らかければ、ダウン中に斬裂弾を撃ち込む程度で十分切断できるようになった。
    • 火属性に弱いのも相変わらずだが、近接武器に関しては肉質の硬さがかなり緩和されたため、
      完全に火属性に特化するよりもある程度物理性能を両立したほうが良くなっている。
    • 弾肉質に関しては、頭に加え尻尾も弱点特効が発動する柔らかさになった。
      ただ近接と異なり前脚は硬く、他の部位は全部25以下でステルス時は更に硬くなる
      とかなり極端な肉質になっており、露骨な貫通弾殺しになっている。
      本作のモンスターの弾肉質はこんなのばっかりだが……
    • 尻尾以外の全部位で火属性が20以上通るため、貫通火炎弾を持ち出すのに最適の相手でもある。

操竜

  • 操竜モーションはやや動きがのっそりしており、トリッキーな動きをするが、
    攻撃方法事体は素直で操作しやすい部類に入る。
    弱攻撃は舌を使った物理攻撃、強攻撃は毒を使った攻撃を持つ。
    とにかく↓+Xの舌薙ぎ払いからの強攻撃(A/↓+A)が強力なので、まずはそれを覚えよう。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は前方への舌振り上げ。
      攻撃力は低いが出の速い単発攻撃。ちょっとした隙にも挟んでいける小技。
      敵を怯ませたい時に使いたいところだが、下記の舌薙ぎ払いが優秀過ぎて……
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は2HITの舌なぎ払い。
      右から左へ、左から右へと2回薙ぎ払う攻撃。攻撃範囲は前方180度ほどとかなり広く、
      出の早い弱攻撃にもかかわらず、強攻撃に匹敵する威力を持つ。
      もちろん、この後はすぐに2種類の強攻撃に派生できるので、まずは起点に当てていこう。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は2HITの突進舌攻撃。
      アンジャナフクシャルダオラ、地上に降りたリオレウスと同じ2HITの突進。
      ↓+Xの2HIT舌薙ぎ払いと比べると、威力がやや高い代わりに大きく前進する点が異なる。
      オオナズチの歩行法はややトリッキーなので、1発目が当たっても2発目が当たらない事がある。
      基本的には上記の舌薙ぎ払いを初動に使い、追撃が入れられそうであれば、
      舌薙ぎ払い→突進舌攻撃→回避を繰り返しながら操竜ゲージを溜めるといいだろう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は毒玉ブレス。
      敵に向かって毒球を飛ばす攻撃。もちろん相手を毒状態にできる。
      強攻撃の割に威力は大したことないが、下記の毒ブレスに派生できるのが強み。
      また、弾ブレスなのでかなり遠距離から攻撃できる利点も持つ。
      毒の状態異常は強いので、大技に派生するつもりが無いのなら1発は当てておきたい攻撃。
      • 毒液飛ばしの後、すぐにもう一度Aを押すと霧状の毒ブレスを行う。
        こちらは上記の毒液飛ばしと違い、射程が短い代わりに威力がかなり高い。
        隙が大きいのでなかなか当てられないが、大技ゲージが溜まって敵が転倒している時は、
        舌薙ぎ払い(↓+X)→毒液飛ばし(↓+A)→霧状の毒ブレス(↓+A)の強烈なコンボが入る。
        基本は上記の舌薙ぎ払い→突進舌攻撃をメインにし、こちらを狙える時はしっかり決めよう。
    • 操竜大技(X+A)は突進→舌出し攻撃→毒霧直線ブレス。
      この攻撃で毒にしてくれるため、大技を当てるなら上記の毒攻撃を無理に当てる必要が無い。
      毒液攻撃後は、ハンターを降ろすと同時に透明化していなくなり、
      少ししてから突如対象モンスターの前に現れ、時間差で霧状ブレスで追撃してくれる。
      つまり、ハンターが操作可能になってからやや遅れる感じで
      確定大ダウンをとってくれるので、降りてすぐ麻痺やスタン等にしないように注意。

MHR:S

  • 他2体のドス古龍と同様にマスターランクが追加。
    クシャルダオラとは異なり縄張り争いが追加されていたりはしない。
  • マスターランクの新技としては、今までありそうでなかったなぎ払いブレスを習得。
    同じく新技の直線ブレス後に行ってくるのだが、動きは遅いため避けることは難しくない。
    普段狙いづらい頭が長時間地面近くに来るため、剣士にとってはむしろチャンス攻撃だったりする。
    • 今までの怯み時の反撃行動の部分に差し替わっているため、使用頻度はかなり高い。
      ただ以前の反撃直線ブレスと異なり胴体部分に判定がないため危険度は低めで、
      そのくせモーションがとても長いので尻尾の切断や第2弱点の前脚などが狙い放題。
    • また、バックステップ代わりに毒霧ブレスを至近距離にまき散らしながら後退する技も獲得。
      威力は低く、食らっても吹っ飛ぶことはないのだが猛毒はきっちり食らう。
      技自体は大したことないが被弾しやすいため、猛毒対策は忘れないように。
  • MHRiseでは生態行動中に透明化する事はなかったものの、今作では生態行動中に消えたり現れたりするようになった
    このため、前作ではありえなかったクエスト開始時にマップ上からオオナズチが消えているという事態も普通にあり得る。
    幸いにして消えたままにはならないため、マップに見当たらなくても落ち着いて少し待ってみれば現れるだろう。
  • 百竜ノ淵源再来という緊急事態において、ドス古龍仲間達やマガイマガドに加え
    新たにメル・ゼナも参戦した決戦乱入モンスターであったが、今回もオオナズチだけは乱入してこない。
    縄張り争いの件といいもう存在感が霞隠しな気もするが、ここは我が道を行く古龍らしいと言うべきか。
  • 盟勇クエストでは他のドス古龍とは異なり1ランク高いM★6に配置されている。
    通常のクエストは他のドス古龍たちと同様M★5なので謎の設定となっている。
    またこの弊害で盟勇クエだと通常クエよりステータスがやや高くなってしまっており、
    通常クエで40,000前後の体力が47,000前後まで上がっている。
  • 上述の通り、Ver.11までは比較的地味な変化が多かったオオナズチだが、
    なんとVer.12において傀異克服オオナズチという新たな強化個体が登場する事が判明した。
    メル・ゼナと同じくキュリアの力を完全に我が物とし、共生状態へ移行した「傀異克服古龍」であり、
    傀異化とは一線を画すパワーアップを遂げている。
    また、この手の強化個体としては異例な事にモンスターリストや狩猟数が通常のオオナズチとは独立しており、
    システムを含めて新モンスターと言っても差し支えないほどの扱いを受けている。
    詳細は該当記事を参照のこと。

派生作品

MHF

  • 初期のMHFではどれほど腕がよく武器がよくても決して一人では狩れない極めてタフな個体もいた。
    その後他の古龍たちと同様弱体化、今に至る。
  • 剛種から作成できる剛種武器は殆どが龍属性&毒属性の双属性を帯び、
    攻撃力・属性値・斬れ味ともに非常に高性能のものが多いことから、これを狙うユーザーは多い。
    G級武器でもこの特性はそのまま受け継がれている。
  • 擬態能力を用いていてもNPCには見えているらしく、
    普通に接敵するほか、ペイントボールを投げてくれる。
    そのため完全ソロや4人PTでもなければ、擬態能力はそこまで重篤な問題ではない(特異個体を除く)。
    • ちなみにMHF-G8で他シリーズにおけるターゲットカメラに準じた機能が追加されたが、
      4Gと同じく無効化されている模様。
  • 余談だが、MHF-G10でのハンターズクエスト大削減の結果、
    オオナズチの上位クエストは旧HR71~の『トリックスター』が引き継がれたため、
    上位クエストの解禁がこの時点までにおいて既出の古龍種の中では一番遅い。*12

剛種

  • シーズン5.0にて実装。
    G9.1まではHP11900、防御率0.6倍と剛種ランクではむしろ低い部類であるが、
    一方で攻撃力倍率は5.80、怒り補正が加わると脅威の10.44倍であった。
    突進攻撃で体力MAX&防御680が一撃死するため、
    剣士は防御力700以上の防具レベルでなければ危険域である。
    G9.1の調整で攻撃倍率は4.00、怒り補正が7.20になり突進でも死ににくくなった。
    ただし元々あまり動かず戦いやすいモンスターだったためか、HPと防御率はG9.1前とは変わっていない。
    また、剛種クエストのオオナズチは攻撃時に奪うアイテムが2個に増加している
    回復薬を奪われる数が増える程度ならばまだ良いのだが、
    同じアイテムを2個奪う」という特性から、秘薬を一挙に持って行かれる場合も多い
  • 耐久面に関しても、体力が低いだけ。
    耐属性はかなり特殊で、氷属性や龍属性は胸・背中・腹・脚で全マイナス
    ただし、雷属性は胸や背中がマイナス5で、脚/腹/翼の3部位のみ30通る
    頭のみは全系統で50以上と明確な弱点部位と言えるものの、
    全体的な肉質は原種と比べても極めて硬い傾向にあり、
    狙いやすく突進や引っかき、舌攻撃といった主力技を受けにくい胴や脚といった部位では、
    切断は20~25、打撃も35~15、弾に至っては頭/左脚/腹を除く全ての部位で15。
    透明状態ではさらに硬化することを考慮すれば、極長リーチ武器やガンナーなどの、
    頭に攻撃が届く武器が推奨されていた。
    特によく見かけていたのは、バーシニャキオーンネブラコルムナ
    巨龍剣【オリンポス】あたりだろう。
    ガンナーでは龍属性弓のほか、肉質を無視し、かつ低い体力を利用できる拡散祭りなど。
    現在では上位終盤クラスの装備に剛力スキルなどがあれば十分に渡り合うことができる。
    • 特定の部位にのみ爆発的に通る特殊な雷耐性は、
      属性連撃砲戦術のダンディズムが効果的に突くことができる。
      なお耐性の関係上、右側面からダンディズムで属性砲を撃ってもなかなか怯んでくれないので、
      左側面に張り付くのがセオリー。
  • 剛種クシャルダオラや剛種テオ・テスカトルでは入手確率が低かった「古龍種の剛角」が
    (両者とも角破壊10%、当時は救済クエストもほとんど存在しなかった)、
    剛種オオナズチでは2倍以上の角破壊21%であり、"剛角フィーバー"とさえ称される祭りとなった。
    ただし、部位破壊をした上での話であり、かつ他の段階もあるため極端な問題とはならなかった。
    • では何故この祭りが起きてしまったのかというと、
      その真の原因は実装当初は剥ぎ取り、クエスト報酬でも角系統素材が出ることであった。
      古龍種の剛翼クラスの入手難度を誇る素材が剥ぎ取りで入手できると言えば、
      剛角フィーバーと騒がれる事になるのはおかしくない話であろう。
      この事態を重く見た運営はすぐさま剥ぎ取り可能素材の変更(角系統→鱗系統)を実施、
      そして当時凄まじい超火力であらゆるモンスターを沈めていた双剣、
      ラファール=ダオラ」の作成難易度が大幅に低下してしまい、バランスがさらに大きく崩れた」として、
      ラファール=ダオラの要求素材の1つである古龍種の剛角を古龍種の剛翼変更した。
      また、これによってそもそも素材として存在していないはずの鱗が、このランクにのみ存在するという
      不自然かつ理不尽な仕様が発生することになった。
  • 現在受注可能な剛種クエストは、狩猟フィールドが沼地の『劫霞』のみ。
    なお、実装初期は森丘を舞台とした剛種クエスト『業霧』が配信されていた。
    配信停止となったのは、森丘で行える剛種オオナズチのハメ戦術が発見されたからである。
    • 沼地のクエストには過去には若干のバリエーションがあった時期もあり、
      両部位破壊のマストオーダーで(オオナズチ自身にもあることはあるが
      部位破壊などがないため影の薄い)古龍種の剛翼すら出る『劫霞調査依頼』や、
      当初「古龍種の舌」の入手クエストとなっていた『沼地を劫かす霞』などがある。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 角が赤く変色し、鋭利な形状になっている
    • 脚の爪が赤みを帯びている
    • 翼膜がピンク色に変色している
    • 尻尾の側面が赤くなっている
  • シーズン10で出現。
    古龍の中でも比較的倒しやすい存在だったが、その見返りかモーションの強化は凄まじく、
    なめてかかるとあっという間にこちらが倒される。
    • バックステップ後に確定で突進を繰り出してくるが、そのホーミング性能が馬鹿みたいに高い。
      横への回避はまず不可能。特に剛種は攻撃力が半端ではないので要注意。
    • 舌攻撃も強化され、ノーモーションで超速舌突き出しを行ってから振り回してくる
      (舌突き出し自体は通常個体も稀に単発で行う)。
      実際に受けてみれば分かるが、「オオナズチが舌を突き出した」という事実を理解する頃には、
      既にハンターは攻撃を食らっていると言っても過言ではない速さ。
      振り回しも当たり判定が極端なくらいに広くなっており、
      本当に側面まで大きく回りこまないと舌に引っ掛けられる。
    • 毒霧ブレスも凄まじい広範囲攻撃(画面が霧で完全に覆いつくされるほど)となっているほか、
      弾状の液体ブレスは一度に4つ吐き出す
    • 物理攻撃も、瞬時に反時計回りに半回転して広範囲をなぎ払う攻撃や、
      高速のホーミングジャンププレス&着地と同時に前方に舌攻撃など対処し辛い物が追加された。
      ジャンププレスは離れていても一瞬にして潰されるので要注意。
      仮に当たらなかったとしても、周囲に振動【強】が発生するため危険。
      また、素早く尻尾を1回叩きつける攻撃や、尻尾を4回叩きつけてから舌突き出しを行う攻撃などは、
      いずれも暴風圧に強化されているので無効化スキルがないとすぐに吹き飛ばされてしまう。
      • ちなみに、通常個体では4連尻尾叩きつけの後に引っかき&舌突き出しを確定で繰り出してきたが、
        特異個体は尻尾叩きつけだけで終わる場合もある。
  • また、必殺のコンボ攻撃を有し、大量の唾液を垂らしてから素早く舌攻撃を行って
    ハンターを舞い上げるとともに自身に引き寄せ、直後に毒霧攻撃を行って吹き飛ばす。
    誰か一人でも舌攻撃に引っ掛かると毒霧攻撃のエフェクトが変化、
    霧の判定、威力自体は変化しないが、
    打ち上げられた人に対して、ピンポイントで毒霧を浴びせる、毒も含めて3段構えの攻撃と化す。
    下位上位ならともかく、剛種ほどになるとほぼ即死となる
    多段攻撃で根性つぶしの即死攻撃をしてくるモンスターは色々いるが、
    オオナズチは毒状態にして打ち落とすことで粉塵回復対策もかねている
    攻撃自体のダメージで体力0になった場合はそうならないが、
    ランクがランクだけに防御力で十分耐えられる、
    つまり毒浴び後にも体力が1以上残る環境が作りやすいため、この点に引っかかりやすい。
    アイテムを奪われる(剛種では2個も)上に、先読みしてなくては粉塵で救出することもできない脅威の攻撃。
  • 怒り状態になると周囲の地面から緑色の毒泡を無数に噴出させる。
    この泡に触れると、毒霧を食らった時のようにスタミナが最小値の25まで減ってしまう
    強走薬などで対処をしなければ、まともに戦うことすらできない(特に弓やハンマーなど)
    ただ、その強走薬もオオナズチの盗みの対象であるということを忘れないようにしたい
    (5個までしか持てないため、一度に2個も盗まれる剛種戦では特に)。
  • 透明化時には拡散弾や爆撃ビンなどの固定ダメージを7割軽減してしまうという特殊な防御力を持つ。
    しかし、MHFではステルスを強制解除するランダムボールが存在しているため、
    結局ランダムボール使用が増えただけで普通のナズチと変わらず爆撃される運命だった。
    また、極長ランスを担いで頭をチクチクする戦法も生まれた。
    ただし、いずれにしてもHC素材を狙う場合、
    ライトボウガンやらランスやらの秘伝書を所持していなければならないので、
    持っていない場合はハメではなくガチで挑まねばならない。
  • 追加モーションは厄介なものばかりだが、動きは今までのオオナズチ同様、遅い
    また、肉質は硬くてもHC補正によって全体防御率が上昇(防御力が落ちている)しているため、
    装備自由で突撃しても余裕で終わることが多い。
  • G級では毒霧ブレスが専用のものになっているため、特異個体仕様のものは使わない。
    また、バックジャンプ後の突進も使用頻度が激減しており(毒霧ブレス派生が優先されている模様)、
    G級個体自体突進をあまり使わないのだが、特異個体では更に突進の頻度が減る。

G級

  • MHF-G10にて、クシャルダオラとテオ・テスカトルと共にG級進出。解禁は2016年5月18日。
    G級では密林に出没するほか、イベントでは沼地、かつて剛種が配信停止となった森丘にも出現する。
    なお下位/上位個体準拠なのか、アイテムは1個しか盗まない。
  • G級行動は3種類確認されている。
    一つ目は極太の毒霧ブレス
    特異個体のものから更に射程・範囲が広がっており、被弾するとスタミナを最低値まで減らされてしまう。
    ある程度軸をずらせば回避可能だが、バックジャンプで距離を離してから使用するという狡猾さを見せる。
    逆に言えば、バックジャンプ後は確定でこの技が来るため対処は容易。
  • 二つ目はスクリーンショットなどで公開されている、舌を高速で振り回す攻撃。
    周囲をうかがうようにキョロキョロした後、短距離の車庫入れ(後退軸合わせステップ)を行い、
    舌を高速で伸ばしてハンターを口元に吸い寄せる(このときアイテムを1個盗む)。
    そして超多段ヒットの舌振り回しでハンターを攻撃してくる。
    GX防具などで防御力を十分確保していれば一応耐えることはできる。
    幸い上記の一連の行動が確定している他、攻撃範囲内に目標が居ないと追撃は行わない。
    更に舌振り回しを行った後も、頭を下げてぐったりしたように隙をさらす。
  • そして三つ目だが、
    体から紫色の霧を発生させ、それを一気に開放させたかと思うと、
    次の瞬間にはオオナズチは完全に姿を消している
    この状態ではロックオンカメラは勿論、ラスタ達NPCもオオナズチの姿を見失い途方にくれる。
    さらにマグネットスパイクにおける磁界照準によって付与された磁力も一時的に無効化され、
    磁界接近・磁界離脱も行えない。
    これだけならただのかくれんぼなのだが、エリア内のハンターは毒状態になってしまい、
    更に微量ながらもエリア全体にスリップダメージ判定が発生する。
    しかし、毒+スリップダメージとはいってもダメージは微弱だし…などと放置していると、
    少しずつハンターの視界が紫色に染まっていき、
    それでも放置していると、突如体力を0にされて即死することになる。
    事前情報なしの初見では間違いなくこうなるだろう。
    • よく観察するとこの現象はガルバダオラG級ジンオウガのような、
      超高速スリップダメージであることが分かる。
      体力140台から根性札グレートの体力全回復を貫通してそのまま即死するため、
      体力300近くのスリップダメージが一瞬で発生していることがうかがえる。
      • なお、通常は絶対に耐えられず乙ることになるが、この技自体に即死判定はない。
        このため根性札効果のアイテムを99個持ち込めたPS4版ベータテストでは耐えることができた
        ……画面上にひたすらアイテムの消費が表示され続ける異常事態が発生するが。
    • 対処方法は「姿を消したオオナズチに1ダメージ以上のダメージを与える」こと。
      自分の姿は消せても放出する毒までは消せないようで、
      オオナズチの移動地点にはドゥレムディラの壊毒地雷のような毒液が噴出する。
      これで移動位置を把握した後、オオナズチを攻撃するとオオナズチが怯んで中断できるという仕組みである。
      ダメージは何でもいいため、ボウガンの散弾や氷界創生のスリップダメージでも良い。
      また、音爆弾の特性(有効な場合は1ダメージが入る)を活用して音爆弾で怯ませるのも手である。
      有効範囲や手軽さを考えればかなり楽な解除手段だろう。
      オオナズチは最初に毒霧を噴出した時点でその場からは離れるため、
      噴出する毒液を素早く探し、迅速に対応したい。
      体力が0になるまでは非常に長い猶予があるので、焦らず対処したいところ。
    • 他のスリップダメージ技を持つモンスター同様、モドリ玉やエリアチェンジでやりすごすという手もある。
      ただしオオナズチはペイントボールを投げても状態に関わらずマーカーが表示されないため、
      上述した長い猶予も相まって、攻撃の終わりどころが掴みにくい。
      十分時間を置いてから再突入しないと危険である。
  • 原種・剛種の肉質は現在のG級モンスターで多く見られる、
    「弱点狙い」「属性の吟味」が非常に重要となる肉質に酷似している。
    G級でもそれは同じで、頭以外は物理は殆ど通らない。
    ただし全部位にて属性特効スキルが反応する属性が存在するため、G級でも基本的な方向性は同じ。
    十分な火力があれば怯み耐性の累積により連続足ダウンを狙うこともできる。
    属性重視でダウンを奪って頭を集中攻撃するか、最初から頭を集中攻撃するか戦略を練って挑みたい。
    • 一部で懸念されていた部位破壊については、非G級ランクとほぼ同じ感覚で行える。
      しっかり頭(尻尾)を攻撃できれば容易に破壊可能。 当然ながら頭破壊には龍属性値1以上の蓄積が必要。
  • 素材は先にG級対応したドス古龍のナナ・テスカトリと異なり、
    「霞龍の剛翼」「霞龍の剛角」「霞龍の靭尾」といったメインシリーズでおなじみの素材となっている。
    G級希少素材は古龍の大宝玉……ではなく、霞龍の大宝玉である。
    尻尾からも入手可能である他、入手率自体も一般的な希少素材に比べかなり高い。

MHXR

  • MHXRにもVer7.5から登場。強襲クエストの危険度は単体クエストでは初の11となっている。
    属性は。ただしずぶ濡れ状態になる攻撃は使わない。
  • ベースはMH4G以降の個体だが、霧状ブレスは一切扱わないため、
    MHX(の、下位・上位)準拠とも言える。
    また、毒が猛毒に強化されているが、どちらかというとこれは危険度に合わせての調整であると思われる。
  • フィールド上に滞留している毒霧を収束・拡散させる際の羽ばたきと同時に、
    睡眠ガスを散布するようになった。
    オオナズチの毒は食性によって変化するという設定があるが、眠魚でも食べたのだろうか?
    判定こそそれなりに近づいてないと当たらない範囲だが、
    オオナズチはハンターが眠ると確定で突進を行うので注意。
  • 本作では透明化中に大きなダメージを与えると大ダウンを起こして殴り放題となるが、
    透明化時はナルガクルガ希少種とは違いターゲットアイコンまで消失してしまう
    ただしカメラはオオナズチを追い続ける事に加えて移動した際には土埃を起こすため、見つける事自体は難しくない。
    しかし離れた場所にいると攻撃か間に合わずダウンを取りづらい。
    ダウン狙いであれば特攻武器に指定されている操虫棍(の猟虫)かヘビィボウガン、一閃系の武技などを使って
    遠距離からでもオオナズチを狙い撃ちできる体勢を取るとやりやすくなる。
  • MH4Gからは怒り状態への移行時に霧を撒き散らすモーションをとり、
    それ以降は怒りが収まるまでフィールド中が霧に包まれるようになっていたが、
    MHXRでは怒り移行モーションこそとるもののフィールドが霧に包まれる演出は無い。
    そのため、本作で新仕様のオオナズチと初めて戦う人にとっては、
    何をしているのかよく分からないモーションとなってしまっている。
    • ちなみに、霧に包まれる演出が無いのでBGMも特に変化しない。
  • 武器はMHXXまでに登場した11種類に加えて新たにアクセルアックスが追加されている。
    防具もお馴染みの「ミヅハ・トヨタマ」シリーズ。レア度は武器防具全て5。
    1つ前の強襲で登場したラージャンの武具と同じようにレア6に並ぶ攻撃力、防御力を有している。

装備

  • 素材から作られる武器は毒々しい色をしており、その予想通りに毒属性を持つ武器も多い。
    また、どれも秀逸と言うか奇抜なデザインをしており、なかなか面白い。
    • オオナズチのステルス能力を活かした、刃が透明化するというギミックを持つものもある。
      MH4Gにて登場した操虫棍と弓、スラッシュアックスの剣モードは、
      抜刀時に魔法陣や炎が現れるようになっている。
  • 防具は魔法使いのような衣装で、これまた好きな人にはたまらない。
    MHX(X)は耳栓や霞皮の護りにより龍風圧無効がつくため汎用性には富む。
    対クシャルダオラ装備だが実は各種の角竜戦でも大いに有効。
    ただ、火と龍属性(MH2とMHFでは火ではなく氷)に弱いので攻撃を食らうと予想以上に痛いこともある。
    間違ってもテオ相手に装備していかないように。

裏設定

  • ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2015年4月号掲載の藤岡Dへのインタビュー記事において、
    オオナズチの特徴である擬態能力のメカニズム、およびシリーズごとに使う毒素の種類が違う理由が掲載された。
    ドス古龍の裏設定が明かされたのは、実にハンター大全2発売以来である。
  • まず擬態能力であるが、これは実は3つの能力の組み合わせにより成り立っている。
    • 一つ目はハンター大全などにも書かれている保護色
      オオナズチの皮膚は電気を流すことで変色させることができ、
      対象の位置に合わせて巧みに色を変えて背景と同化している。
      • なぜ尻尾を切られると擬態能力に支障をきたすのかについてであるが、
        実はオオナズチの尻尾の先のゼンマイのようになった個所は聴覚器官である蝸牛管であり、
        これによって背後から物音や振動を感知し、背後の対象に対して背中側皮膚の保護色を行っている。
        そのため、これを切り落とさせると周囲の状況を感知できなくなり、
        保護色の対応ができない状況となる(=擬態が解除されたように見える)、ということらしい。
    • 二つ目はによる光の屈折
      MH4G以降の擬態の際に放出するあの霧である。
      この濃霧により光を屈折させ、オオナズチ自身を見え辛くしているようだ。
      ちなみに、月迅竜ナルガクルガ希少種も似たような原理でステルスを実現している。
      MH4Gよりゲーム内でも確認できるようになったが、設定自体はMH2作中で語られており、
      オオナズチが湿地帯に姿を見せるのも、湿気の多い環境が好ましいためと推測されている。
    • 三つめはオオナズチの放出する毒素
      オオナズチは霧だけでなく五感を鈍らせる作用がある特殊な神経毒のガスも放出しており、
      それによって人間含む周囲の生物の視覚や聴覚の機能を鈍らせ、
      オオナズチを感知し辛くしているのだという。
    そしてこれら3つの要素の組み合わせにより、あたかもオオナズチが消えてしまったかのように見える…
    というのが、擬態の真実であるらしい。
  • 作品ごとに使う毒素の種類が異なるのは食べた餌の影響によるもの。
    オオナズチが用いる毒素は餌の成分を蓄積したものであり*13
    住んでいる地域によって餌とするものが異なるため、使う毒素も異なってくるようだ。
    疲労状態の毒素を使う個体はシンドイワシなど減気効果のあるものよく食べているのだろう。
    また、街に襲撃するか否かのオオナズチごとの気性の違いもこの地域差による個体差のようだ。

余談

  • 多くの種が西洋風や独自の言語で名付けられているモンハン世界において、
    老山龍やキリンとともに東洋的な、特に和風の響きを持つ命名則の先駆けとも言えるモンスター。
    蛇の姿をした水神「蛟(みずち)」や、蛇を意味する古語の「カガチ」「チ」などが連想されるネーミングである。
    「ナズ」にあたりそうな字はいくつかあるが、漢字表記するとしたら「大○蛇」なのだろうか?
    • ややこしいがオオナチではなくオオナズチで、
      そのくせオオナズチの素材から作られる剣士用装備の名称はミヅハシリーズであり、ミハシリーズではない。
      Riseではサイズチが登場してさらにややこしいことになった
    • また別名の「霞(かすみ)」も一般生活ではあまり使わない漢字であるためか、
      「霧龍」という勘違いもたまに見受けられる。
      描写的に「霧龍」でも特に違和感がないのもある。
      • ちなみに「かすみ」「霧」「もや」の違いだが、
        「かすみ」は気象用語ではなく一般的に白く煙っている情景を指す用語。
        「霧」と「もや」は見通せる距離の違いで使い分けられており、
        1キロメートル未満までしか見通せないと「霧」、
        1キロメートル以上見通せるなら「もや」である。
        かすみと霧に厳密な違いがないので、間違えるのも仕方ない。
    • 蜃気楼や毒気を発するのも蛟を思わせる部分である。
      また、響きは日本神話の蛇神「大国主」の別名「オオナムチ」にも近い。
      大国主には因幡の素兎に対して適切な傷の処置法や薬品の利用*14を教えるなど、
      薬学に知識がある神とされることもある。
      治療ではないが、オオナズチが様々な化学成分を操って生物に影響を及ぼすあたりは、
      薬品を取り扱うようだと言えなくもないか。
    • 福島県の伝承には霧を操るオンボノヤスという妖怪がいる。
      モチーフとなったかどうかは不明だが、
      この妖怪は山に入ってきた人間に霧をふきかけて視界を奪い遭難させていまうともいい、
      「姿は見えずその外見は不明」なる透明化っぽい要素もあるため、
      妖怪に詳しい人ならなんとなく関係性を思い浮かべるかもしれない。
  • 裏設定の項で記されている通り、尻尾の先端部分は、蝸牛管である。
    そして、振動や物音を感知して擬態しているあたり、かなり重要な器官であるはずなのだが、
    戦闘中それなりの頻度でこれを地面に叩きつけている。大丈夫なのだろうか?
    尤も古龍という特殊な種族の一種なので、
    状況に応じて感覚をシャットアウトするような仕組みがあったとしても不思議ではないし、
    そもそも世界が違う以上、もしかしたら常識では通じない何かがあるのかもしれない。こんなのもあるし。
  • オオナズチのブレスに当たると疲労状態になってしまうのは、体内の糖が乳酸に変化する為であり、
    これは現実の人間の体で疲労が起こるメカニズムと同じ原理である。
    そこから考えるとハンターは超人ではあるものの、普通の人間と同じ物質で構成され、
    同じような体の機構を持つ人種ということが言える。
    モンスターにも生物としての設定があるように、
    ハンターのように人外じみた存在であっても生物として理にかなった設定がきちんとあるという好例だろう。
    ゲームでは生物的にあり得ないことが出来たりするが、
    それもこれもアタリハンテイ力学のせいなので突っ込んではいけない。
  • 他のドス古龍2種が文字通り天災を体現したかのようなコンセプトや能力を持つのに対し、
    オオナズチのモチーフは「霞」であり、用いる能力も毒や霧とやや地味である。
    そのため、他の2種に比べると見劣りする…と感じるプレイヤーもいないでもない。
    尤も、透過という生存に非常に有利に働く能力を持つがゆえに、
    そのような天災級の攻撃や能力を発揮する必要がない、とも取れるのだが。
    • ただ、自らの一存でフィールド全体を霧で包み込んでしまうなど、
      及ぼす影響力については他のドス古龍にも引けを取らない。
      また、裏設定によると霧だけでなく生物の五感を狂わせる毒素を放出しているとされ、
      これを見る限りでは、存在するだけで周囲の生物の身体機能に悪影響を与えかねない危険生物と言えなくもない。
    • そもそも霞や霧も厳然たる自然災害であり、吹雪や火山活動と比較すると見た目の派手さこそ無いが、
      現実世界に於いても交通事故、海難事故、飛行機事故などを齎すため、発生すると厳重な警戒を呼び掛けられ、
      被害を出さないために細心の注意を払って非常時体勢での行動を与儀無くされる。
      また、後述の「霞隠し」の寓話にもある通り、遭難事故や誘拐事件などで人が居なくなる事案への不安もあろう。
      オオナズチは古龍種の中では比較的温厚(気性の荒い個体も中には存在するが)とされているのも、
      濃霧災害の実害は、軽視はできないながらも急激に由々しい事態を引き起こさない点を意識しての物であろう。
      • 「物を盗む」と言うのは、見通しの悪さを逆手に取って野盗や山賊が跋扈する状況でもあり、
        これに関しては人災とも言えるが、天災の発生がトリガーとなる複合的災害とも言える。
      • 「見えない所から攻撃される」と言うのは、狂暴な野生生物からの急襲が考えられる。
        ココット村の様に自然との共存に慣れた山村地域であれば、
        怪我人や死人の傷痕から攻撃主の真の正体は見抜けようが、それ以前の注意として
        先の見通しが悪い天候状態では普段以上に注意せよと言う訓戒の意も込めて
        オオナズチが存在しない現実世界であっても
        『ミストドラゴン』などの寓話として注意を呼びかける説話は存在する。
      • 「毒や疲労を伴う気体を纏う」と言うのは、
        密林や沼地などの地形状況とも合わさっての災害となる。
        普段であれば気付く毒沼や毒気溜まり*15にも気が付かず、
        うっかり足を踏み入れて空気感染の毒を吸い込んでしまうなどの被害への注意喚起であろう。
        また、先の見通しが悪いほどの霧や霞が発生すると言うのは、
        それだけ高温多湿で細菌繁殖のリスクも高まり、
        道中で食べた食事が腐敗していて食中毒を引き起こすなど、原因不明の急性疾患リスクも高くなる。
      • 特に実害が無かろうとも、周辺が一瞬にして霧や霞に覆われるほどに急激な
        気温差や気圧差の変化が著しい天候の急変状況であれば、それだけでも自律神経疾患などを引き起こす。
  • モンハン世界では、「霞隠し」というオオナズチに関する伝承が存在するらしい。
    これは、古龍オオナズチの怒りに触れた者は行方不明になるというもので、
    MH世界では言うことを聞かない子どもには、
    「悪いことをしていると霞隠しに遭ってしまうぞ」と言って躾けるものなのだという。
    現実世界でも、言うことを聞かない子供に「鬼に喰われる」「幽霊にさらわれる」等と言って躾けることがあるが、
    それと似たようなものなのだろう。
    この伝承があるが故に、オオナズチは古龍種の中では比較的メジャーな存在であるとされている。
    しかし、古龍種全般が滅多に目にする機会のできない存在であることに加え、
    オオナズチ自身の持つ高度な擬態能力も相俟って、やはり実物の目撃情報は少ないようだ。
    • また、ココット村周辺の地方に伝わる古文書には、
      「オオナズチが崖の崩れた音に驚いて姿を現した」といった、これまたどこかにありそうな話がある。
  • 擬態能力のメカニズムに電気を利用する点や見た目、
    素材で溟龍ネロミェールとの共通点が多く見受けられていたが、
    最新の生態樹形図にてなんと近縁種である事が判明した。
    しかしそれは2者の共通祖先が少なからず存在する事を意味するため、
    同時に樹形図が改訂され、霞龍亜目の名称が変更された。
    • ちなみにこの最新の生態樹形図によって近縁種である事が判明したのは
      後述のモンハンラジオの辻本Pの発言のである。
      順序が逆なら近縁種である事の判明は復活のフラグになりえたものなのに。
    • 一方、この事実は「進化」という概念とはあまり馴染みがない古龍種でも進化は起こり得るという、
      ある意味で、驚愕に値する事実の1つの裏付けになり得る要素である。
      もっとも、ジエンとダレンの別種に分かれているモーラン種や
      有性生殖故に当然世代交代と進化が発生するであろうテスカト種などがいるので、全くの無縁ではないだろうが。
    • オオナズチ自身はMHRiseにて復活を果たしたが、それと入れ替わる形でネロミェールが姿を消してしまった。
      MHST2でもドス古龍2体が続投する中、オオナズチは参戦ならず、ネロミェールも未登場となっている。
      今後、この二体が共演を果たす日は訪れるのだろうか。
  • MHP2G以前の作品では、けむり玉を投げつけるとわずかに姿が現れる。
    また、姿が現れている時に音爆弾を使うと一定時間姿が消せなくなる。
    上手くいけば、けむり玉よりも長時間姿が見える状態で戦える。
    MHP2Gのオオナズチは攻撃直前に確定で姿を現してくれるため音爆弾は有効だが、
    MH2やMHFでは攻撃直前とかそんなものは一切関係が無く、
    ランダムに現れたり消えたりを繰り返しているため狙って当てるのが非常に難しい。
    なお、MHFでは「ランダムボール」を投げつけると1分間ステルスを封印することができる。
  • MH4Gでは休眠を見る機会が殆ど無い。
    と言うのも、当作のオオナズチは瀕死時に休眠エリアに移動した後、
    未発見状態、かつ同エリア内にプレイヤーが存在している」ことを条件に休眠するのである。
    それを満たしていない場合は延々と突進→軸合わせ→突進……を繰り返すため、
    寝込みを襲おうと企んで失敗した方も多いのではないだろうか。
    後のMHXでは他のモンスターと同様の条件で眠るようになったが、かなり独特な仕様であったのは間違いない。
  • ノベル版では第三弾の特別編に登場。
    採集クエスト中に突如として出現、G級ハンター三人をその擬態能力と毒で翻弄した。
    また、この個体は舌による攻撃でこんがり肉や回復薬を根こそぎ奪うという妙技を披露した。
    こんな鬼畜な能力を持つ個体がゲームにまで登場するようになったら、
    とてもではないが誰も気軽にオオナズチを狩りになど行けなくなるだろう。
  • 同期のクシャルダオラ、テオ・テスカトルと比べてどうにも出演機会に微妙に恵まれていない*16
    2体が復活となったMH4では登場せずG級でようやく復帰、次のXでは問題なかったが、
    MHWorldではまたしても同期の中でハブられてしまった。
    • 理由として考えられるとすれば、龍結晶の地を除く探索可能なフィールドにはその地を代表するかの如く
      それぞれ一体ずつ古龍が分割して配されており、
      他の2体には無い姿が消えるという独特の生態をゲーム性に落とし込むのが難しいのかもしれない。
      今作では古龍の能力の仕様が変わったのでなおさらであろう。
      他にも2体と比べ独自の骨格、モーションのため開発期間の関係で見送られたとも考えられるだろう。
      いずれにせよ真相は今のところ霞の中である。
      雨天時の夜の古代樹の森に出現すれば、正に深い森の幻影になれただけに非常に惜しい。
    • 話の流れが前後するが、MHP2Gからの不在期間のツケを穴埋めするかの如く
      MH4Gではパッケージ(裏)モンスターに抜擢されたり、
      MHXでは村エンドムービーに古龍種で唯一の出演者に呼ばれたりと
      目立たない事こそが信条のオオナズチらしからぬ妙な形での目立つ出演機会は多い。
    • モンハンシリーズの多くのモンスターが登場したモンスターハンターストーリーズ(2)においても、
      同じドス古龍のクシャルダオラとテオ・テスカトルは登場したにもかかわらず、
      オオナズチは何故か未参戦で無料DLCでも結局追加される事はなかった。
      もし登場できれば有能な毒使いになれた可能性もある為、未参戦であることが悔やまれる。
  • MHWorldには不参戦だったオオナズチだが、MHW:Iにて受付嬢が「大団長は古龍の一種である。」
    という的を射た仮説を立てており、その仮説の理由として大団長の特徴を
    「霞のように消え、稲妻のようにあらわれ、嵐のように去っていく」と表している。
    おそらくそれぞれ、オオナズチ・キリン・クシャルダオラを指したものと思われる。
    後はここに太陽のように暑苦しいとでも入れれば完璧である。
    • ぱっと見ドス古龍の特徴を並べているだけなのだが、これまでにも大型アップデートで実装される以前に
      一部キャラクターがそのモンスターの名を口にしていた、あるいは匂わす発言をしていた、という経緯がある。*17
      この三種のうちオオナズチだけはMHWorldには登場していないため、
      何らかの意味があるのではないかと勘繰る人もいるようで、
      一部では「すでにムービーなどに登場はしているがステルス能力によりそこに居ることに調査団が気づいていないだけ
      というブッ飛んだ説が浮上するなど、復活を期待する人もいたりしたのだが…
    それからしばらくして、12月10日に動画が公開されたカプコン公式のモンハンラジオ復活第5回にて
    視聴者からの「オオナズチは新大陸のどこに隠れていますか」というお便りが読み上げられてしまった
    …何故読み上げられてしまったという言い方をするのかというと、
    当ウィキを熟読している、または復活第1回から放送を見ている人ならご存知だろうが、
    このモンハンラジオ復活第1回にてモノブロスが、第2回にてラギアクルス
    MHW:Iには登場しない事が宣言された…という経緯があり、そのラジオを
    聞いていた、あるいは動画を見ていた人はこの時点で嫌な予感を感じてしまうのである。
    特にモノブロスは視聴者からの新大陸にいるかという質問に対して「いない」と答えており、
    この経緯を知る人は嫌な予感がより一層強まってしまったことだろう。
    そもそも今後登場させる予定があるのならば、事前準備の時点でこのお便りは読まないと決めてるはずだが。
    そして案の定、辻本Pが「どこにも隠れていません。」と言い切ってしまい、
    またしても、オオナズチはハブられる形となってしまった。
    • このオオナズチがいるかというお便りだが、どういうわけか
      翌回のモンハンラジオでも似た内容の物が読み上げられている
      大事な事なので2回読みましたということだろうか。
      ちなみにこの2度目のお便り読み上げの際に辻本Pの口から
      あいつはずっと隠れっぱなしじゃないですかね」などと
      改めてオオナズチがアイスボーンには登場しない事を強調する追い討ち発言が出てしまっている。
      額面通りに受け取るなら「新大陸に生息自体はしている」と聞こえるものの、
      辻本Pの言い方からして「ゲームに登場させるつもりはない」とも受け取れる。
      ようは参戦は絶望的という事である。
      そして最後のアップデートが行われ、上記の発言が冗談だったというような事もなく
      ドス古龍揃い踏みは実現する事無く終わりを迎える事となった。
    • 後のコラボによってファンタジックなデザインの彼の防具のイメージにぴったりの、
      ファンタジックなモンスターが登場して、光の戦士ごっこも出来そうであっただけに、なおさら惜しい。
      過去作に彼の頭部パーツを組み込んだ赤魔道士なんて名称のテンプレ装備もあったし。
    • クシャルダオラとテオ・テスカトルと並んで新たに登場したヴァルハザクだが、
      瘴気で毒のように継続的なスリップダメージを発生させ、霧のように滞留させる事で自身の姿を見えなくする、
      動作はあまり早くないが変則的な動きが多い…など、どことなくオオナズチを想起させる性質を持っている。
      他にもプケプケは特徴的な目と伸びる舌、毒を操る点が似ている。
  • カプコンのスマホアプリである「ロックマンX DiVE」ではMHRiseとのコラボレーションで、
    オオナズチをモチーフにした装備とカラーリングとなった、スティング・カメリーオ*18が登場。
    「霞隠るカメリーオ」の名前となっている。

素材

霞龍の皮
毒々しい色合いが特徴のオオナズチの外皮。
病みつきになるような不思議な触り心地をしており、思わず頬ずりしたくなってしまう。
電気を通すと変色する特性があり、オオナズチの擬態能力を支えている。
不思議な触感はそのままに、丈夫で軽い優れた皮は「霞龍の上皮」、
極めて強靭な個体からのみ剥ぎ取れる特別上質なものは「霞龍の特上皮」と呼ばれ、
触れるものの心を溶かすかのような不思議な触り心地を持つらしい。
MHFの特異個体から採れる美しい色合いのまだら模様をした皮「霞龍の斑皮」、
名前の通り滅多に手に入らない「霞龍の幻皮」、
見る角度で様々な色を見せる「霞龍の虹皮」、
その見た目と触り心地で妖艶ささえ感じさせる「霞龍の極艶皮」も存在する。
霞龍の角
オオナズチの頭部から突き出すように生えている角。
うっすらと白い光を放っており、インテリアにもなるという。
強力な個体から入手できる鋭さを増した丈夫で硬い角は「霞龍の鋭角」、
光の加減で神秘的な輝きを放つ、極めて高価な角は「霞龍の剛角」と呼ばれ珍重される。
何れの角も非常に堅いが、にもかかわらず加工はしやすいという不思議な素材である。
なお地方によってはただ攻撃を加えるだけでは決して折れず、
破壊するには龍属性のエネルギーをぶつける必要がある
  • MH4Gからは、龍属性を用いなくとも破壊可能となった。
霞龍の爪
オオナズチの爪。
モンスターの爪の中では比較的細いが、強度は高く、それでいて加工もしやすいという奇妙な素材。
以前は質によって価値は変わらず一括して扱われていたが、
近年ではより強靭な個体から得られる鋭い爪を「霞龍の尖爪」として区別して取り扱うようになった。
なお、MH4のように素材として扱われていない作品もある。
MHFではG級個体から「霞龍の剛爪」を入手することができる。
霞龍の翼膜
オオナズチの翼の皮膜。薄くて軽く、それでいて丈夫な素材。
優れたインナー素材として高い需要がある。
特に強力な個体の場合は翼膜だけでなく、翼そのものを優秀な素材として扱うことが出来る。
その場合、翼は「霞龍の剛翼」と呼ばれる。
剛翼は強靭な翼膜と堅固な骨格からなり、素材として極めて優秀であるという。
MHXRでは「霞龍の翼」が登場する。
霞龍の尻尾
ゼンマイのように巻かれたオオナズチの尻尾の先端部。
霞龍の皮と同じく不思議な触り心地だが、その反面非常に高い強度を持ち、
瀕死にまで追い込まなければ切断できない。
なお、尻尾を切断されたオオナズチは擬態能力が不安定になる。
特に強靭な個体の尻尾は堅さとしなやかさを兼ね備えており、「霞龍の靭尾」と呼ばれる。
霞龍の宝玉
長い時を生き続けたオオナズチの体内で稀に生成されるという玉石。
七色の美しい輝きを放っており、取引価格は非常に高い。
MHFのG級個体からは悠久の時を経て生成された「霞龍の大宝玉」という希少な素材が確認されている。
  • 余談だが、MH4(G)ではレア度が何故か6となっている。
    他の宝玉は揃ってレア度7なので設定ミスなのだろうが、MH4Gになっても修正されていない。
    ちなみに、元々交換専用の素材だった関係か位置がボックスのかなり後ろのほうになっている。
    これは他の素材にも言えることでもあるが。
    尚、MHXでは無事にレア度7に戻っている。
  • また、古龍の大宝玉と全く同じアイコンなので、G級ではこのせいでぬか喜びさせられることもざらにある。
    MRでは古龍の大宝玉のアイコンが赤色に変更されたため、その心配はなくなったが、
    今度は炎龍の宝玉と間違えそうになるという事態が発生するようになった
霞龍の骨
オオナズチの骨。
MHXRで追加された固有素材。
霞龍の水冷玉
オオナズチが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。

関連項目

モンスター/傀異克服オオナズチ
武器/ナズチ武器 - オオナズチ素材から作られる各武器へのリンクあり。
防具/ミヅハ・トヨタマシリーズ
BGM/オオナズチ戦闘BGM
モンハン用語/フルフル戦闘BGM - P2G以前は怒り状態以外を除きBGM無しでの戦闘が主流であった。
クエスト/ナイショの霞龍
アクション/ステルス
アクション/舌
モンハン用語/ドス古龍
スキル/○○の護り
システム/声帯麻痺
システム/疲労
アイテム/古龍の大宝玉 - オオナズチ含むドス古龍から入手出来るレア素材。アイコンも霞龍の宝玉と全く同じ。

モンスター関連

モンスター/ネロミェール - 分類学上の近縁種。
モンスター/ナルガクルガ希少種 - 周囲の環境を利用し、本種と同じくステルスを行う能力を持つ。
モンスター/朧隠ホロロホルル - 自身の鱗粉で光を屈折させ、同じくステルスを行う能力を持つ。手持ちアイテムを盗んだりと共通点も多い。


*1 改定前は霞龍亜目
*2 現実世界に於ける超音波式の加湿器と同じ原理である
*3 実際、海外版に於ける呼称も“Chameleos(カメレオス)”である
*4 分類不明のゴア・マガラを除いた場合。
*5 例として、リオレイアの尻尾の耐久値は150だが、切断に必要な耐久値は230である
*6 ゲーム内の数値が大きくなりすぎて不具合が起こる現象の事。
*7 高難度クエストは未クリアの状態では常に掲示されており、クリア済みになって初めてランダム出現になるのだが、下記の通りこのクエストは何故か最初からクリア済み扱いであるため、運が悪いと出現条件を満たしても暫く出てこないこともあり得る。
*8 正確には、完全透明時に瞬間移動ではなくちゃんと飛んで移動しているため。
*9 怒り状態移行の際にまき散らす霧は白いまま。
*10 後述の大技の前半モーションを使いまわしている。
*11 ディアブロスの尻尾は部位耐久値そのものはずっと低いが3回0にしなければ切断できないため合計は同じ
*12 HR4到達時に初めて解禁されるということはミラボレアス各種と同時である。次点は上位においてはそのHR4を解禁するための緊急クエストが初登場となるルコディオラ
*13 擬態に使う神経毒を除く。
*14 因幡の素兎の説話は、ガマが傷に有効なのを伝えるミームとする説もある
*15 毒キノコの胞子、毒性植物の花粉、毒虫の鱗粉などで空気が澱んでいる空間。
*16 ついでに別名が霞龍1つしかないのもドス古龍ではオオナズチだけである。
*17 前者はマイペースな推薦組等が大団長の事をラージャンのようだと、後者は名前こそだしていないものの受付嬢がネルギガンテの事をイビルジョーを彷彿とさせるという旨の発言をしている。
*18 スーパーファミコン版「ロックマンX」のボスキャラクター