ベルスタインの靄事件調査/第二章

Last-modified: 2023-11-30 (木) 07:13:46
ベルスタイン.jpg

イベントストーリー

※衣装はこちら

第二章-剪定

7月10日、曇り。
ベルスタインの空に浮かぶ紫色の雲が、光を怪しげな色に屈折させ、この美しい大地を照らした。

Mr.リーズニング:今日は島民たちの住居に行って情報を探るつもりだ。
Mr.リーズニング:依頼書には「ノウゼンカズラ」という名の島民について書かれていたーー
大祭司ローズマリーの熱狂的な擁護者だ。
Missトゥルース:よし、私は菖蒲さんを誘ってくるわね。

  • 1.島民の住居
    菖蒲:(島民の住居の近くで、菖蒲は花畑の中で香りを嗅いでいる男がノウゼンカズラであると一目で見抜いた。)
    Missトゥルース:(トゥルースは喉を慣らし、ノウゼンカズラに声をかけようと前に出た。)
    ノウゼンカズラと大祭司の話をする:
    ◆夜来香を選択
    ノウゼンカズラ:くそ!あいつの話はするな!
    ◆ダチュラを選択
    ノウゼンカズラ:(耳をふさぐ。)
    ◆ローズマリーを選択
    Missトゥルース:島の魅力的な花には本当に陶酔してしまうわ。
    歓迎儀式で見たあの花のような大祭司様のことを思い出すわね。
    Missトゥルース:こちらのお方、大祭司に会える場所を知っていますか?
    ノウゼンカズラ:大祭司はそう易々と見知らぬ人間にあったりしない!
    ノウゼンカズラ:彼女がベルスタインに来た数年間で植えたこの花壇は本当にすごい!
    この香りに包まれていると、何にも囚われない自由を感じる。素晴らしい感覚だ!
    彼女はそれほど高貴なんだ!邪魔するな!
    Missトゥルース:ですが、近頃ベルスタインで不幸があったと聞きました。
    あの事件ーーダチュラ家であの晩何が起こったか知りませんか?
    ノウゼンカズラ:くそ!なぜあの事件に干渉するーー
    真犯人はもう罪を認めた!大祭司も皆に口止めしたんだ!
    ノウゼンカズラ:出ていけ、俺の聖地から出ていけ!
    (ノウゼンカズラはますます興奮し、私たちはその場を去るしかなかった。)
    Mr.リーズニング:(ノウゼンカズラの元を離れた後、菖蒲が突然姿を消した。)
  • 2.島民の住居(2)
    Missトゥルース:菖蒲さんはーーあそこよ!紙とペンで何かを書いているみたい。
    菖蒲:(菖蒲はマスクをした瘦せ男に質問しながらノートを取っていた。)
    菖蒲:ええ……確かに、そうね……
    菖蒲:あら、やっと来たの?こちらが依頼書に書いてあったクマツヅラさん。
    彼から手掛かりを提供してもらったわ。
    Missトゥルース:ノートを取ったの?見せてくれる?
    菖蒲:それは……ノートには速記符号がたくさんあるし、字も汚いから、読み上げるだけにするわ。
    (菖蒲はこちらの意見も聞かず、内容を読み始めた。)
    菖蒲:ベルスタインは元々活気のない漁島だった。
    島民同士は互いに挨拶することも少なく、クマツヅラはこのような距離感を気に入っていた。
    菖蒲:しかし大祭司が来た後、この島は変わってしまったーー
    島民たちの感情の波はどんどん大きくなり、理由もなく大笑いしたり号泣したりするようにすらなった。
    菖蒲:これはまだ最悪とは言えない。
    毎年招待される旅客はいつも彼の家の裏にある花壇に集まって、夜な夜な植物を崇める儀式を行っているらしい。
    菖蒲:この人たちの無限の気力と感情の高ぶりを、クマツヅラは怖がっている。
    菖蒲:そして今、あの時間が起こった後、ベルスタインは再び当初の静かな雰囲気に戻った。
    (菖蒲が読み終えるのを静かに待った後、傍に立っていたクマツヅラはゆっくりと口を開いた。)
    クマツヅラ:大祭司の許可がなければ、誰も君たちにその事件のことは話しませんよ。
    クマツヅラ:……君たちは大祭司のある品物を手に入れる必要があります。
    彼女の傍にいる夜来香がずっとそれを持っていて、好き勝手に命令しているのです。
    クマツヅラ:夜来香と言えば、彼は毎日の午後にダチュラさんに会いに監獄へ行っているようです。
    絶対何かを企んでいるはずです。
    クマツヅラ:ダチュラさんの顔がこれ以上萎んでしまったら、綺麗に納棺できなくなってしまいます。
    クマツヅラ:僕は彼女が無実であると信じています。
    でも僕に彼女の無実を晴らす力はありません……ダチュラさんを、よろしくお願いします。
    Mr.リーズニング:どうやら、先に大祭司を訪問する必要があるようだ。
    そして彼女のとある品物を使って、クマツヅラに事件の夜に何があったかを聞きに行かねば。
  • 3.大祭司の住居
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    (私たちが吊り橋の近くまで来た時、ひげを生やした男に止められた。)
    ダリヤ:毎年旅客が島に上陸する時、いつも好奇心に駆られた野郎どもがここの静けさをかき乱す。
    お前たちは誰だ?何をしに来た?
    ダリヤ:ぼさぼさに生やされたひげの上、丸く開かれている両目には怒りの色が窺える。
    トゥルースは私と彼を見やり、仕方なく答えた:

    ◆大祭司に会いに来た
    Mr.リーズニング:私たちは今年島に上陸した旅客だ。
    これが私の植物。大祭司ローズマリーに会いたいのだが。
    ダリヤ:大祭司に?彼女の植物標本が欲しいんだろう?
    ダリヤ:今年は彼女が丁寧に作った標本を旅客に配る予定はない。
    帰ってくれ。これ以上外界に彼女が干渉されてはいけない。

    ◆橋の裏に何があるか気になる
    Missトゥルース:私たちは今年島に上陸した旅客よ。これが私の植物。
    ずっと気になっていたのだけど、あの橋の裏には何があるの?
    ダリヤ:橋の裏には大祭司の住処がある。誰でも知っていることだ。
    下手な言い訳をしなくていい!
    ダリヤ:今年は大祭司が作った標本を旅客に配る予定はない。
    諦めな。さっさと帰れ!

    Mr.リーズニング:(私たちが他の方法で橋を通ろうとしたとき、夜来香が橋の向こう側から歩いてくるのが見えた。)
    夜来香:寛大なローズマリーは、あなたに染みついた凡庸さを包み込みます。
    でもあなたは彼女の見えないところで彼女の貴賓たちに無礼を働きました。
    あなたはベルスタインの繁栄が彼らの「貴重な助力」であってこそのものだと知らないのですか?
    ダリヤ:夜来香、この害虫め、私に指図するのか?
    私は大祭司の住居の見張り人だぞ!
    夜来香:(夜来香は1輪のローズマリーを取り出し、ダリヤの前で揺らした。)
    ダリヤ:それは!お前!この……!
    大祭司はなぜお前みたいな奴に命令を任せているんだ。彼女が一番信頼しているのは私なのに!
    ダリヤ:(そう言い、ダリヤは不満げに立ち去った。)
    夜来香:(ダリヤが遠のいていくのを眺め、夜来香は優雅に私たちに振り向いた。)
    夜来香:確かにダリヤの言う通り、ローズマリーの性格はまるでオジギソウのようです。
    歓迎儀式のような必要な場合を除けば、彼女は恥ずかしがり屋で人に会おうとしません。
    夜来香:彼女には自身の植物王国での研究に集中させてあげましょう。
    お帰り願います。

    開廷まであと6日しかない。何の収穫もなく帰る猶予はない。そのため:
    ◆直接ローズマリーの品物を求める
    Mr.リーズニング:彼女に関する品物を手に入れたいのだが。
    夜来香:そのような要求をする旅客は初めてですね。
    あなたたちはそれを使って情報を探りたいのでしょう?
    夜来香:あなたたちは……事件の調査に来たのでは?
    菖蒲:(夜来香に問いただされ、菖蒲はらしくもなく1歩後退した。)
    夜来香:戸惑うことはありません。これは大祭司を表すローズマリーの花びらです。
    島民もこれを見ればあなたたちの質問に答えてくれるはずです。
    夜来香:あの件以来、島ではローズマリーにとって不利な噂が流れていますーー
    ダチュラがローズマリーに陥れられて監獄に送り込まれたのだと考えている者がいましてね。
    夜来香:ローズマリーがこれほどまでに憂いている様子は見たことがありませんでした。
    きっと、彼女も事の真相をはっきりさせたいはずです。

    ◆間接的にローズマリーのプレゼントを求める
    Missトゥルース:私たちは大祭司が丁寧に作っているという標本に興味があったんです。
    でも、今年の儀式では標本をいただけなかったから。
    Missトゥルース:大祭司に会わせてもらえないでしょうか?
    夜来香:あなたたちが本当に欲しいのはただの植物標本ではなく、このローズマリーの花でしょう。
    Mr.リーズニング:(柔らかい口調だが、内容は直球だ。私たちは答えに戸惑った。)
    夜来香:あなたたちは……これを使って情報を探りたいのでしょう?
    夜来香:彼はまるで自分こそがこの事件の被害者であるかのようにため息をついた。
    夜来香:はあ……あの件以来、島ではローズマリーにとって不利な噂が流れていますーー
    ダチュラがローズマリーに陥れられて監獄に送り込まれたのだと考えている者がいましてね。
    夜来香:これは大祭司を表すローズマリーの花びらです。
    きっと、彼女も事の真相をはっきりさせたいはずです。

    夜来香:あなたたちが彼女の太陽となり、憂い溢れるローズマリーが植えられたこの土地を照らしてくれることを祈ります。
    Mr.リーズニング:夜来香はいとも簡単に大祭司の花びらを私たちに渡してくれた。
    Mr.リーズニング:この事件は本当に大祭司に関係していないのか?
    それとも私たちがダチュラの助けとなる証拠を絶対に見つけられないと踏んでいるのか?
    Mr.リーズニング:とにかく、私たちはローズマリーの花びらを持ってノウゼンカズラの元へ行くことにした。
  • 4.島民の住居(3)
    Mr.リーズニング:(私たちは元の場所に戻り、再びノウゼンカズラに会いに行った。)
    ノウゼンカズラ:またお前らか!
    Missトゥルース:「ささやかなプレゼント」を持ってきたわ。
    ノウゼンカズラから手掛かりを聞き出せる「ささやかなプレゼント」を選択しましょう。
    ◆日記帳を選択:
    ノウゼンカズラ:これは?
    ◆泥付きの靴跡を選択:
    ノウゼンカズラ:私から何かを聞き出せると思うな!
    ◆ローズマリーの花びらを選択:
    ノウゼンカズラ:大祭司のローズマリーの花?これはまるで天国への通行証だな。
    聞くといい!なんでも答えよう!
    Mr.リーズニング:この事件に関して、これを訪ねてみるべきか……

    ◆事件当日の夜の出来事
    Mr.リーズニング:事件当日の夜、何があったか教えてくれるか?
    あの晩は雨が少し降っていた。大祭司は雨が好きで、とても嬉しそうだった。
    ノウゼンカズラ:俺たちがノックしても、家の中から返事はなかった。
    だから俺は「バンッ」とドアを破って中に入ったんだ!
    ノウゼンカズラ:そして俺は食卓に2人倒れていることを聞いた。
    1人はダチュラで、もう1人は……ああ、覚えていない。
    ノウゼンカズラ:その後誰かが飛び出して、ダチュラを揺さぶり起こしたーー
    あれ、どうして俺は真っ先に飛び出さなかったんだ……?
    ◆死者の身分
    Mr.リーズニング:食卓に倒れていたもう1人が被害者だな。
    被害者の身分と見た目の特徴を教えてくれるか?
    ノウゼンカズラ:ああ、そうだ。被害者だ!会ったことない、知らない人だった。ひげが不細工だったな。
    Missトゥルース:ひげ?つまり、死者は男性?
    ノウゼンカズラ:もちろん男だ!疑うのか?
    ◆現場の証拠品
    Mr.リーズニング:現場で私たちは先の丸い泥が付いた靴跡を見つけた。
    雨が降っていたと言っていたが、あの夜に中に入った島民が泥の靴跡を残したか覚えているか?
    ノウゼンカズラ:靴跡……靴……それって、こういうやつか?
    ノウゼンカズラ:(ノウゼンカズラはそう言ってゆっくりと自分の足を上げた。
    彼の靴底の模様とサイズは、私たちが現場で見た泥付きの靴跡と一致していた。)
    ノウゼンカズラ:この島は空気が湿ってて、道も滑りやすい。野草もたくさん生えていて歩きづらいんだ。
    だからここ数十年、島民はこういう厚い靴を履くようになった。

    Mr.リーズニング:(トゥルースは引き続きダチュラに関する手掛かりを聞き出そうとしたが、
    ダチュラの話になると、ノウゼンカズラは異様に気が荒れ、私たちはその場を後にするしかなかった。)
  • 5.トゥルースの捜査ノート
    Mr.リーズニング:トゥルース、今日整理したノートを読んでくれるか?

    7月10日、私とリーズニングさんがベルスタインを訪れた5日目。
    今日は合計3人の島民に出会った。
    ノウセンカズラさんーーローズマリーの支持者。
    彼から得られた情報は、事件が起こった夜は雨が降っていたこと、被害者は男性であること、現場の泥が付いた靴跡は島民のものであることだ。
    クマツヅラさんーーダチュラの支持者。
    彼からは夜来香が毎日ダチュラに会いに監獄へ行っていると聞いた。
    ダリヤーーローズマリーの支持者。
    ダミオクルカスがダチュラの家を見張るのはダチュラを軟禁するためであるのとは異なり、
    ダリヤの目的は他の人間がローズマリーがいる島に行って彼女を邪魔しないよう見張ることだ。

    Missトゥルース:結果的に、クマツヅラさんの「僕は彼女が無実であると信じています。
    でも僕に彼女の無実を晴らす力はありません」という言葉は依頼書に書いてあった言葉と一致しているわ。
    Missトゥルース:島民のクマツヅラがあの匿名の依頼人かしら?
    Mr.リーズニング:どうだろうな。
    Missトゥルース:あともう1つ、菖蒲さんはベルスタインの風習を熟知していた。
    初めて島に上陸した旅客には見えない。
    Mr.リーズニング:開廷時間が迫っているが、まだ解決していない問題がたくさんある。
    Mr.リーズニング:大祭司が住んでる島に潜入して手掛かりを集めなければならないな。
    Mr.リーズニング:ダチュラがいる監獄へ行き、ダチュラに事件の詳細を聞いてきてくれ。
    我らがスポンサー、ホセ警官が手を貸してくれる。


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地図

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キャラ情報

  • 菖蒲
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    • 菖蒲
      彼女が選んだ花の名前は菖蒲。
      その花言葉通り、太陽はベルスタインの土地を隅々まで照らすだろう。
    • 旅客
      菖蒲、ベルスタインの旅客。
    • 他人に字を見せたがらない
      菖蒲は自分の字を人に見せようとしない。
    • 菖蒲の結末(1)
      菖蒲は冷たい後ろ姿だけを残し、正式に別れの挨拶は告げなかった。
      「菖蒲」という身分が役目を果たしたことによって、彼女はどの姿で別れを告げて良いか分からなかったのかもしれない。
      トゥルースは最後まで彼女のことを信じていたが、自分が信頼した相手の素性を知ることはなかった。
    • 菖蒲の結末(2)
      菖蒲ーープリニウスによると、それは遠く離れている人間すらも引き寄せられる、
      繊細かつ独特な香りを放つらしい……
      (According to Pliny, a particularly fine scent which attaracts people even from a long way off…)
  • 夜来香
    夜来香.png
    • 夜来香
      彼が選んだ花の名前は夜来香。
      その花言葉の通り、最後の日差しがベルスタインの土地から消えた時こそ、夜来香は開花の時期を迎える。
    • ローズマリーの傍にいる紳士
      夜来香、ローズマリーの傍に仕える優雅な紳士
    • ローズマリーの通訳者
      ローズマリーの通訳。旅客にローズマリーの手話を訳している。
    • ダチュラに会う
      夜来香は毎日ダチュラに会いに監獄へ行く。
    • 自身がある夜来香
      夜来香は事件を調査されることを恐れていないようだ。
    • 命令を下す
      夜来香はローズマリーの花を使って島で指示を出している。
    • 夜来香は後から島に来た
      夜来香は大祭司がベルスタインを管理するようになった後、ここへやってきた。
    • 夜来香の結末(1)
      彼からもらった最後の手紙によると、彼は青い海岸線に逃げたらしい。
      局印も差出人もないため、信憑性は薄い。
    • 夜来香の結末(2)
      夜来香ーー遠い国からやってきた。
      幼少時代の良い記憶を思い出させる香りがするが、それに浸りすぎると……
  • ローズマリー
    ローズマリー.png
    • ローズマリー
      彼女はこの花の王国の創始者だ。
      ローズマリーはいずれ枯れるが、ベルスタインは思い出の中で永遠に咲き続ける。
    • 大祭司
      ローズマリー、島の大祭司
    • 植物標本を配布
      大祭司は毎年旅客に植物の標本を配布する。
    • 島に来たばかり
      ローズマリーがベルスタインにやってきたのは数年前のことだ。
    • ローズマリーの結末(1)
      ベルスタインを「管理」していた間、ローズマリーは常に島の灯台を通して対岸の人間とやり取りをしていた。
      この者たちは彼女を監視していたのかもしれないし、彼女の命令を聞いていた可能性もある。詳細を知るにはより詳しい調査が必要だ。
      そしてローズマリー本人は、すでにベルスタインから逃げ出した可能性が高いだろう。
    • ローズマリーの結末(2)
      ローズマリーーー初代神々の王ウラノスが敗れ、体をエーゲ海に投げ捨てられると、
      海面に白い泡が浮かび、その泡が崖の縁でローズマリーに化したと言われている。
      それ以降、ローズマリーは「海の露」と呼ばれるようになった。
  • ダチュラ
    ダチュラ.png
    • ダチュラ
      彼女が与えられた花の名前はダチュラだ。
      闇に眠る脇役。花の妖精を呼び起こすには、
      ほんの少しの鮮血を浴びせなければならないのかもしれない……
    • 事件容疑者
      ダチュラ、依頼人が無実だと信じている容疑者。
    • 友人関係
      被害者とは友人の関係。
    • 関係
      被害者はダチュラに協力的だった。
    • ダチュラの結末(1)
      逮捕しなかった場合:ダチュラは忘れ去られた小屋に戻った。
      この相続人は、最初から存在していなかったかのようにベルスタインの島民に忘れ去られてしまった。
      ダチュラは今後一生、棺桶の中から外の鮮やかな世界を眺めることになるだろう。
      逮捕した場合:物語の最後、ダチュラはホセ警官の管轄下の監獄に連行された。
      はたして彼女が愛しきベルスタインに戻れる日は訪れるのだろうか。
    • ダチュラの結末(2)
      ダチュラーー言い伝えによると、黒いダチュラの花には妖精が住んでいるらしい。
      それは願いを叶えることができるが、代償としてあなたの熱い血を求める。
  • ザミオクルカス
    ザミオクルカス.png
    • ザミオクルカス
      彼は瞳いっぱいにザミオクルカスの花を貼り付けた。
      見ぬもの清し。
    • ダチュラの住居の見張り
      島民ザミオクルカス、ダチュラの住居の見張りを担当している。
  • ダリヤ
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    • ダリヤ
      彼はかつて皇后の唯一のお気に入りだった。
      物語の最後に彼が現れなかったら、「裏切り」が彼の新しい名前になることはなかっただろう。
    • ダリヤ
      島民ダリヤ。
    • ローズマリーの島の見張り
      ローズマリーが住んでいる島の見張り人。
  • ノウゼンカズラ
    ノウゼンカズラ.png
    • ノウゼンカズラ
      彼は花の香りの中で何ものにも囚われない自由を得ようとした。
      彼にその全てを与えてくれたのは大祭司だけだった。
    • ローズマリーの擁護者
      島民ノウゼンカズラ、ローズマリーの擁護者。
  • クマツヅラ
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    • クマツヅラ
      彼は沈黙の中、夕焼けが沈むのを待っていた。
      涙を流すベルスタインはあまりにも痛ましい。
    • クマツヅラ
      島民クマツヅラ。
    • ダチュラの擁護者
      クマツヅラはダチュラの擁護者である。
    • 依頼書と一致する言葉
      クマツヅラの言葉は依頼書の内容と一致する。
  • 黒百合
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    • 黒百合
      彼女はこの場所に属さない。
      ただ、起こってはいけないことを容認できないだけだ。
  • Mr.リーズニング
    Mr.リーズニング.png
    • エキウム
      エキウムーー西暦13世紀、とある城が外部の軍隊から襲撃を受けた。
      しかし軍隊は誤ってエキウムーー長い棘を全身に生やした植物に触れ、
      軍人たちが悲鳴を上げたため、城内の軍隊は敵軍に気付き、危険を逃れた。
      彼は出征する度にエキウムの花を胸につけていた……最後の一回以外は。
      そしてベルタインのエキウムは、これほどまでになじみ深い!
  • Missトゥルース
    Missトゥルース.png
    • アルメリア
      アルメリアーー彼女はいつも他人の感情に敏感だ。
      たとえ軍を離れた後、性格が大きく変わったMr.リーズニングに対してもそうだった。
  • フキ
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    • フキ
      彼は、ホセ警官は、本日ベルスタインに向かい、この怪しい島を調査することにした。

ストーリーの大まかなまとめ

  • 数年前、ベルスタインは活気のない漁村だった。
    しかしローズマリーが訪れ、特殊な技術を使い島民を支配し、多くの花を植えて植物を崇める島に作り変えた。
    ローズマリーは大司祭として本来の相続者のダチュラに代わり実質的な島の支配者となった。
    ベルスタインは青年貴族たちの人気観光地となった。
  • リーズニングとトゥルースがベルスタインに訪れる1年前、夜来香と菖蒲が旅客としてベルスタインに訪れる。
    夜来香はDMの依頼でローズマリーの植物標本の作り方を調べるため、菖蒲はベルスタインの調査のために男に変装していた。
    菖蒲は調査の途中にダチュラと友人となり、ローズマリーから圧力を受けて住居に閉じ込められている彼女の助けになるためにローズマリーに不利な情報を探していた。
    その中で標本の作り方を手に入れた彼女は、島外の警察へローズマリーが島民を洗脳している証拠として提出しようとしていた。
    一方で夜来香はローズマリーに近づくもなかなか上手く行っていなかった。
    雪地で偶然菖蒲の足跡を見つけた彼は、菖蒲を利用して揉め事を起こしローズマリーの信用を得ることを思いつく。
  • 夜来香はダチュラに近付き菖蒲への不信感を駆り立て、彼女に蜂を仕込んだオルゴールを手渡した。
    ダチュラは菖蒲が手に入れた標本技術と引き換えに夜来香と手を組み、菖蒲は蜂に刺され昏倒し、ダチュラは菖蒲を殺した犯人として牢獄に幽閉された。
    現場の人間は夜来香が設置した特殊な顔料により全員記憶が朧げになり、事件の詳細の把握が困難になった。
    菖蒲は死者として埋葬されるも実は仮死状態になっていただけで、自力で土から出た後に島外のトゥルースとリーズニングに匿名の依頼人として助けを求めた。
  • ダチュラの無実の証明を願う匿名の依頼状を受け、Mr.リーズニングと見習い探偵のMissトゥルースが旅客としてベルスタインを訪れる。
    同時に菖蒲も変装を解き、旅客としてベルスタインを訪れ、「別の調査依頼」を受けている体で2人と共同で調査を進めた。
    3人は島で集めた証拠を手にダチュラの裁判に臨み、菖蒲が自分の身分を明かしたこともあり、ダチュラの無実を証明することができた。
  • 裁判後、リーズニングとトゥルースは、本当はダチュラが夜来香と組んで事件を起こしたことを知る。
    裁判は夜来香が犯人という判決が下されたが、これは夜来香が計画した「ローズマリーの信用を得る」手段だった。
    (夜来香はダチュラとの取引を成功させて菖蒲を殺し標本技術を得る、元のプラン通りにローズマリーの危機を演出し助けることで彼女から標本技術を得る、2つのプランを想定していた)
    彼は逮捕後、面会に来た彼女に植物標本の作り方を教えてもらったことで本来の目的を達成した。
    菖蒲は裁判後、ダチュラが自分を裏切っていたことを知ったが、彼女を責めることはなく、別れを告げてベルスタインを去った。
    ダチュラは裁判に勝つも、島民たちが自由選挙制を採用したため、「元相続者」のまま暗い住居で過ごし続けることとなった。
    ローズマリーは夜来香との面会後、行方不明になった(夜来香曰く、島の対岸の彼女の助けとなる人間は全てDMの手下にすり変えた)。


コメント

  • まとめありがとうございます。結局菖蒲の目的は何だったんだろう、ダチュラは菖蒲のことを信じきれなかったけど菖蒲からダチュラへの行動は本当に全て打算的なものだった? -- 2023-11-30 (木) 07:04:50
  • キャラ情報の載ってある「Mr.リーズニング」の説明のエキウムについてなのですが、アザミだと思います。ちなみに説明に書いてる通り、詳しく言うと、「夜の闇にまぎれてスコットランドを攻撃しようと裸足で身を潜めていたヴァイキングたちが、アザミのとげを踏み、その痛さに思わず声をあげたことによって、スコットランドの人々が侵略の危険を察知した」という言い伝えがあり、「フラワー・オブ・スコットランド」と呼ばれるほどです。 -- 2023-03-13 (月) 13:21:41
    • そのあたりは真髄ページに記載しています -- 管理人? 2023-03-13 (月) 15:26:30
      • 分かりました。ありがとうございます! -- 2023-03-14 (火) 07:53:45
      • すみません、真髄ページのどこら辺に載ってますか?(すみません…) -- 2023-03-14 (火) 07:56:48
      • テーマのところです -- 管理人? 2023-03-14 (火) 19:58:06