イベントストーリー
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序章-定植
事は数日前に遡る……
匿名の依頼書と1枚の乗船チケットを受け取ったリーズニングは、ある殺人事件の調査に駆り出された。
目的はベルスタインという島である。島は花の香りで満たされた植物の天国だ。そこで暮らす人々は植物を崇めており、自分たちにも植物の名前を付けている。
リーズニングはそんな島を聞いたことがなかった。出発当日の午後……
- 探偵事務所
Mr.リーズニング:久しぶりだな。
Missトゥルース:また会ったね、探偵さん。今回は珍しく快晴で気持ちが弾むわ。
Mr.リーズニング:調査の手伝いに来たのか?
Missトゥルース:ううん、勉強に来たの。私も探偵になりたいから。
Mr.リーズニング:悪いが、弟子は必要ない。
Missトゥルース:でもあなたのスポンサー、ホセ警官は私が残ることを許可してくれたわ。
Missトゥルース:ついでに、あなたが今日不可思議な植物に覆われた島に行くことも教えてくれたの。目的はとある殺人事件の調査だって。
Missトゥルース:その島について教えてくれる?
Mr.リーズニング:あの島のことは私も聞いたことがなかった。調べてみたところここ数年、青年貴族の間で人気らしい。毎年7月に引潮が起こる頃、島の大司祭は貴族たちをリゾートに招待し、満潮になる前に帰している。
Mr.リーズニング:島の人間は植物を崇拝する文化がある。客は島に上陸した後、自分に植物の名前を付けることを要求される。
Missトゥルース:日記にいろいろ書き込んでいたみたいけど、あれは何?
Mr.リーズニング:島の分布図だ。ここ数日依頼書の内容を読み込んでいたら、島の構造が大体分かった。
Mr.リーズニング:手伝ってくれると言うのなら、私の説明をもとに島の建物の位置を再現してくれ。
Missトゥルース:喜んで。私も探偵の素質があるか試してみたいわ。
Mr.リーズニング:日記の説明によると、客船はこの島の唯一の港に向かうようだ。この港には名前がない。客船を降りると、右手側の小道に案内される。小道の先にあるのが旅客のために設けられた住居だ。
Mr.リーズニング:住居の正面には大きな山がある。島で唯一の山だ。山の西南には家があり、その中にダチュラさんというこの島の本来の相続者が住んでいる。この家が、私たちが調べに行く殺人事件の現場だ。
Mr.リーズニング:ダチュラの家と旅客の住居の間にはとても狭い道があり、橋に繋がっている。橋の向こう側にあるのが島の大祭司が住む場所だ。依頼書でもこの人物について言及されていた。彼女がベルスタインを変えたのだと。
Mr.リーズニング:旅客の住居から出た後、山を正面にして左に曲がると、島で最も栄えている場所があり、植物崇拝に関する儀式は全てここで行われている。
特筆すべきは、ここに監獄もあることだ。ダチュラさんは現在、容疑者としてこの監獄に閉じ込められている。
Mr.リーズニング:儀式場から離れ、東南方向へ進むと島民たちの住処がある。依頼書にはこう書かれていた:「島の奇妙な慣習によって、島民たちの性格も変わっている。そのため、旅客は彼らが住んでいる場所に立ち入ってはならない。」
Mr.リーズニング:島民たちが住んでいる西南側には、荒廃した広い畑と魚を捕っていた場所があるらしい。島民はかつて「農」と「漁」で生計をたてていたが、今は生計を立てる新しい術を手に入れた。
Mr.リーズニング:明日、ベルスタインに出発する……
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地図
キャラ情報
- 菖蒲
- 菖蒲
彼女が選んだ花の名前は菖蒲。
その花言葉通り、太陽はベルスタインの土地を隅々まで照らすだろう。 - 旅客
菖蒲、ベルスタインの旅客。 - 他人に字を見せたがらない
菖蒲は自分の字を人に見せようとしない。 - 菖蒲の結末(1)
菖蒲は冷たい後ろ姿だけを残し、正式に別れの挨拶は告げなかった。
「菖蒲」という身分が役目を果たしたことによって、彼女はどの姿で別れを告げて良いか分からなかったのかもしれない。
トゥルースは最後まで彼女のことを信じていたが、自分が信頼した相手の素性を知ることはなかった。 - 菖蒲の結末(2)
菖蒲ーープリニウスによると、それは遠く離れている人間すらも引き寄せられる、
繊細かつ独特な香りを放つらしい……
(According to Pliny, a particularly fine scent which attaracts people even from a long way off…)
- 菖蒲
- 夜来香
- 夜来香
彼が選んだ花の名前は夜来香。
その花言葉の通り、最後の日差しがベルスタインの土地から消えた時こそ、夜来香は開花の時期を迎える。 - ローズマリーの傍にいる紳士
夜来香、ローズマリーの傍に仕える優雅な紳士 - ローズマリーの通訳者
ローズマリーの通訳。旅客にローズマリーの手話を訳している。 - ダチュラに会う
夜来香は毎日ダチュラに会いに監獄へ行く。 - 自身がある夜来香
夜来香は事件を調査されることを恐れていないようだ。 - 命令を下す
夜来香はローズマリーの花を使って島で指示を出している。 - 夜来香は後から島に来た
夜来香は大祭司がベルスタインを管理するようになった後、ここへやってきた。 - 夜来香の結末(1)
彼からもらった最後の手紙によると、彼は青い海岸線に逃げたらしい。
局印も差出人もないため、信憑性は薄い。 - 夜来香の結末(2)
夜来香ーー遠い国からやってきた。
幼少時代の良い記憶を思い出させる香りがするが、それに浸りすぎると……
- 夜来香
- ローズマリー
- ローズマリー
彼女はこの花の王国の創始者だ。
ローズマリーはいずれ枯れるが、ベルスタインは思い出の中で永遠に咲き続ける。 - 大祭司
ローズマリー、島の大祭司 - 植物標本を配布
大祭司は毎年旅客に植物の標本を配布する。 - 島に来たばかり
ローズマリーがベルスタインにやってきたのは数年前のことだ。 - ローズマリーの結末(1)
ベルスタインを「管理」していた間、ローズマリーは常に島の灯台を通して対岸の人間とやり取りをしていた。
この者たちは彼女を監視していたのかもしれないし、彼女の命令を聞いていた可能性もある。詳細を知るにはより詳しい調査が必要だ。
そしてローズマリー本人は、すでにベルスタインから逃げ出した可能性が高いだろう。 - ローズマリーの結末(2)
ローズマリーーー初代神々の王ウラノスが敗れ、体をエーゲ海に投げ捨てられると、
海面に白い泡が浮かび、その泡が崖の縁でローズマリーに化したと言われている。
それ以降、ローズマリーは「海の露」と呼ばれるようになった。
- ローズマリー
- ダチュラ
- ダチュラ
彼女が与えられた花の名前はダチュラだ。
闇に眠る脇役。花の妖精を呼び起こすには、
ほんの少しの鮮血を浴びせなければならないのかもしれない…… - 事件容疑者
ダチュラ、依頼人が無実だと信じている容疑者。 - 友人関係
被害者とは友人の関係。 - 関係
被害者はダチュラに協力的だった。 - ダチュラの結末(1)
逮捕しなかった場合:ダチュラは忘れ去られた小屋に戻った。
この相続人は、最初から存在していなかったかのようにベルスタインの島民に忘れ去られてしまった。
ダチュラは今後一生、棺桶の中から外の鮮やかな世界を眺めることになるだろう。
逮捕した場合:物語の最後、ダチュラはホセ警官の管轄下の監獄に連行された。
はたして彼女が愛しきベルスタインに戻れる日は訪れるのだろうか。 - ダチュラの結末(2)
ダチュラーー言い伝えによると、黒いダチュラの花には妖精が住んでいるらしい。
それは願いを叶えることができるが、代償としてあなたの熱い血を求める。
- ダチュラ
- ダリヤ
- ダリヤ
彼はかつて皇后の唯一のお気に入りだった。
物語の最後に彼が現れなかったら、「裏切り」が彼の新しい名前になることはなかっただろう。 - ダリヤ
島民ダリヤ。 - ローズマリーの島の見張り
ローズマリーが住んでいる島の見張り人。
- ダリヤ
- ノウゼンカズラ
- ノウゼンカズラ
彼は花の香りの中で何ものにも囚われない自由を得ようとした。
彼にその全てを与えてくれたのは大祭司だけだった。 - ローズマリーの擁護者
島民ノウゼンカズラ、ローズマリーの擁護者。
- ノウゼンカズラ
- クマツヅラ
- クマツヅラ
彼は沈黙の中、夕焼けが沈むのを待っていた。
涙を流すベルスタインはあまりにも痛ましい。 - クマツヅラ
島民クマツヅラ。 - ダチュラの擁護者
クマツヅラはダチュラの擁護者である。 - 依頼書と一致する言葉
クマツヅラの言葉は依頼書の内容と一致する。
- クマツヅラ
- Mr.リーズニング
- エキウム
エキウムーー西暦13世紀、とある城が外部の軍隊から襲撃を受けた。
しかし軍隊は誤ってエキウムーー長い棘を全身に生やした植物に触れ、
軍人たちが悲鳴を上げたため、城内の軍隊は敵軍に気付き、危険を逃れた。
彼は出征する度にエキウムの花を胸につけていた……最後の一回以外は。
そしてベルタインのエキウムは、これほどまでになじみ深い!
- エキウム
ストーリーの大まかなまとめ
- 数年前、ベルスタインは活気のない漁村だった。
しかしローズマリーが訪れ、特殊な技術を使い島民を支配し、多くの花を植えて植物を崇める島に作り変えた。
ローズマリーは大司祭として本来の相続者のダチュラに代わり実質的な島の支配者となった。
ベルスタインは青年貴族たちの人気観光地となった。
- リーズニングとトゥルースがベルスタインに訪れる1年前、夜来香と菖蒲が旅客としてベルスタインに訪れる。
夜来香はDMの依頼でローズマリーの植物標本の作り方を調べるため、菖蒲はベルスタインの調査のために男に変装していた。
菖蒲は調査の途中にダチュラと友人となり、ローズマリーから圧力を受けて住居に閉じ込められている彼女の助けになるためにローズマリーに不利な情報を探していた。
その中で標本の作り方を手に入れた彼女は、島外の警察へローズマリーが島民を洗脳している証拠として提出しようとしていた。
一方で夜来香はローズマリーに近づくもなかなか上手く行っていなかった。
雪地で偶然菖蒲の足跡を見つけた彼は、菖蒲を利用して揉め事を起こしローズマリーの信用を得ることを思いつく。
- 夜来香はダチュラに近付き菖蒲への不信感を駆り立て、彼女に蜂を仕込んだオルゴールを手渡した。
ダチュラは菖蒲が手に入れた標本技術と引き換えに夜来香と手を組み、菖蒲は蜂に刺され昏倒し、ダチュラは菖蒲を殺した犯人として牢獄に幽閉された。
現場の人間は夜来香が設置した特殊な顔料により全員記憶が朧げになり、事件の詳細の把握が困難になった。
菖蒲は死者として埋葬されるも実は仮死状態になっていただけで、自力で土から出た後に島外のトゥルースとリーズニングに匿名の依頼人として助けを求めた。
- ダチュラの無実の証明を願う匿名の依頼状を受け、Mr.リーズニングと見習い探偵のMissトゥルースが旅客としてベルスタインを訪れる。
同時に菖蒲も変装を解き、旅客としてベルスタインを訪れ、「別の調査依頼」を受けている体で2人と共同で調査を進めた。
3人は島で集めた証拠を手にダチュラの裁判に臨み、菖蒲が自分の身分を明かしたこともあり、ダチュラの無実を証明することができた。
- 裁判後、リーズニングとトゥルースは、本当はダチュラが夜来香と組んで事件を起こしたことを知る。
裁判は夜来香が犯人という判決が下されたが、これは夜来香が計画した「ローズマリーの信用を得る」手段だった。
(夜来香はダチュラとの取引を成功させて菖蒲を殺し標本技術を得る、元のプラン通りにローズマリーの危機を演出し助けることで彼女から標本技術を得る、2つのプランを想定していた)
彼は逮捕後、面会に来た彼女に植物標本の作り方を教えてもらったことで本来の目的を達成した。
菖蒲は裁判後、ダチュラが自分を裏切っていたことを知ったが、彼女を責めることはなく、別れを告げてベルスタインを去った。
ダチュラは裁判に勝つも、島民たちが自由選挙制を採用したため、「元相続者」のまま暗い住居で過ごし続けることとなった。
ローズマリーは夜来香との面会後、行方不明になった(夜来香曰く、島の対岸の彼女の助けとなる人間は全てDMの手下にすり変えた)。
コメント
- まとめありがとうございます。結局菖蒲の目的は何だったんだろう、ダチュラは菖蒲のことを信じきれなかったけど菖蒲からダチュラへの行動は本当に全て打算的なものだった? -- 2023-11-30 (木) 07:04:50
- キャラ情報の載ってある「Mr.リーズニング」の説明のエキウムについてなのですが、アザミだと思います。ちなみに説明に書いてる通り、詳しく言うと、「夜の闇にまぎれてスコットランドを攻撃しようと裸足で身を潜めていたヴァイキングたちが、アザミのとげを踏み、その痛さに思わず声をあげたことによって、スコットランドの人々が侵略の危険を察知した」という言い伝えがあり、「フラワー・オブ・スコットランド」と呼ばれるほどです。 -- 2023-03-13 (月) 13:21:41
- そのあたりは真髄ページに記載しています -- 管理人? 2023-03-13 (月) 15:26:30
- 分かりました。ありがとうございます! -- 2023-03-14 (火) 07:53:45
- すみません、真髄ページのどこら辺に載ってますか?(すみません…) -- 2023-03-14 (火) 07:56:48
- テーマのところです -- 管理人? 2023-03-14 (火) 19:58:06
- そのあたりは真髄ページに記載しています -- 管理人? 2023-03-13 (月) 15:26:30