イベントストーリー
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第三章-摘心
7月13日、霧。
ベルスタインでは暗雲が立ち込め、息が詰まる。
曲がりくねった小道も、まるで窺い知れない人の心のように紆余曲折し、霧の向こうに消えている。
Mr.リーズニング:(事件現場で見つかった日記帳を調べると、数枚の植物のイラストを発見した。)
Missトゥルース:リーズニング、まだ植物のイラストを見てるの?
もしかして……大祭司の島で見つけたものと何か関係が?
Mr.リーズニング:この日記帳に描かれている種類の植物は、ローズマリーの島にしかなかった。
見てみろ。
- 1.大祭司の住居
Mr.リーズニング:ローズマリーの島はかなり静かだった。ベルスタインの地の場所にはたくさんの花が咲いていたにも関わらず、あの島には緑以外の色がほとんど見当たらなかった。
花の特別な構造はまるで1枚の十字架図のようだ。
放射状の花びらはまるで茨のようであり、10輪の花は10人の信者。
3つに割れた柱頭と5つの葯はそれぞれ3本の釘と5つの傷跡に見える。
Mr.リーズニング:日記の説明:トケイソウ、ラテン名Passifloraは文字通り、「情熱の花」という意味である。しかし15、6世紀に花が発見された時、それは受難に関係していた。
古代ギリシャ社会では麻酔剤として使われていた。
Mr.リーズニング:日記帳44ページ:マンドラゴラ。古代ギリシャ社会では麻酔剤として使われていた。
『クリフォート邸植物』という本では「Nepenthes Pharmakon」と称されていた。
Nepenthesは悲しみがないという意味だ。
そしてギリシャ神話で、Nepenthesは悲しみを忘れることができる薬である。
Mr.リーズニング:日記帳32ページ:ウツボカズラ。『クリフォルティアヌスの庭』では「Nepenthes Pharmakon」と称されている。
Mr.リーズニング:去り際、ローズマリーの裏庭に紫色の細かい花びらが散らばった小さな土の山があったのに気づいたんだがーー
Mr.リーズニング:あの土には鉄スコップで掘り起こされた痕跡がはっきりと残っていた。長さは約5.7インチだ。
ローズマリーの裏庭にあったもの。周辺の土とは異なる。
明らかに鉄スコップによって彫られた痕跡があり、小さな土の山ができていた。
土壌には紫の細かい花びらがたくさん混じっていて、不思議な香りも伴っていた。
- 2.トゥルースの捜査ノート
Mr.リーズニング:だから、土の山の土壌のサンプルと紫色の花びらの破片を何枚か持ち帰ってきた……これらの手掛かりは、後の法廷で役に立つはずだ。今のところは、君の調査ノートでも読み返して監獄での収穫を振り返ってみよう。
Missトゥルース:分かった……
今日は7月13日、私とリーズニングがベルスタインを訪れた8日目。
私は菖蒲さんと共に監獄で事件の容疑者ダチュラさんに質問を行い、重要な証拠を手に入れた……
- 3.地方監獄
Missトゥルース:(私と菖蒲さんが監獄の最上階ーーダチュラさんの牢屋へ向かったとき、夜来香さんと鉢合わせた。)
夜来香:やはりダチュラさんに会いに来ましたか。同伴させていただいても?
Missトゥルース:夜来香さんがいたら、ダチュラさんは何も話してくれないかもしれないわ。ここ数日間、彼女はずっと事件について口を開いてくれなかったのでしょう?
夜来香:もちろん!ダチュラが自分の罪を認めてくれるなら何よりです。ではーーどうぞ。
夜来香:(振り返って牢屋の扉を背後に譲り、優雅に扉の外に立った。)
菖蒲:(牢屋に入ると、菖蒲さんがトゥルースに顔を寄せてきて、声をひそめた。)
菖蒲:夜来香のやつ、入口で私たちの会話を盗み聞きする気よ。気を付けましょう!
菖蒲:(菖蒲さんが言い終えた直後、背後から大きな音が響き、牢屋の扉がドンッと閉め切られた。)
Missトゥルース:ダチュラさん、こんにちは。私はトゥルース、探偵よ。こちらは菖蒲さん。私たちは今回の事件調査の依頼を受け、ここに来たの。
Missトゥルース:3日後、あなたの事件はベルスタイン地方裁判所で公開受理されるわ。だから、どうか真実を話してほしい!あなたに残された時間もチャンスも、決して多くはないから。
ダチュラ:(ダチュラはそっと顔を向け、無言で牢屋の扉の方を一瞥した。)
Missトゥルース:(彼女は入口に夜来香さんがいるから話せないんだ。)
Missトゥルース:沈黙は、確かに時々役に立つわ。
Missトゥルース:(私は力いっぱい頷き、声を出さずに口を「Yes」の形に動かした。
Missトゥルース:その後首を振って、口を「No」の形に動かした。)
Missトゥルース:(ダチュラさんは何の反応も示してくれなかった。私が諦めるべきか迷っていると、彼女はようやくわずかに頷いてくれた。)
Missトゥルース:この方法で話してくれるんだね?ダチュラさん。
ダチュラ:(ダチュラは口角を少し上げ、再び頷いた。)
- 4.地方監獄(2)
7月6日、私たちは事件現場を調査したが、手に入れた証拠品だけでは、まだ犯行の手口が分からない……
◆オルゴール
現場のオルゴールはダチュラのもの?→NO
オルゴールには事件に関するものが入れてあった?→YES
中に入っていたものは、被害者を死に至らせた直接的な原因かしら→YES
◆花びら
事件現場の地面に会った紫色の花びらは被害者のもの?→YES
花びらそのものに毒はある?→NO
花びらに残っていた液体は、他人が故意に付けたものかしら?→YES
◆嘔吐の跡
窓辺の嘔吐物の痕跡は死者のもの?→YES
嘔吐の痕跡はテーブルの腐敗した食べ物に関係ある?→NO
被害者は中毒が原因で嘔吐したのかしら→YES
Missトゥルース:(ダチュラさんの返答をふまえて、考えをまとめてみよう……)
Missトゥルース:オルゴールの中に入っていた可能性があるアイテムは?→蜜蜂
Missトゥルース:被害者の死因は?→蜜蜂に刺されて中毒になった
Missトゥルース:蜜蜂はなぜ被害者を攻撃したのか?→花びらに残った液体が放つ濃厚な香りに関係している
Missトゥルース:事件の夜、被害者の身に付着していた花びらから発せられた香りがオルゴールの中の蜜蜂を引き寄せ、攻撃を起こさせた。そうかしら?ダチュラさん。
ダチュラ:ダチュラは頷いた。
ダチュラ:(どうやって蜜蜂の行方を訊ねるか考えていると、彼女は膝の上にのせていた手をゆっくりと開いたーー手のひらにあったのは、1匹の死んだ蜜蜂だった。私はすぐさまその蜜蜂を受け取り、ポケットに入れた。)
Missトゥルース:現場の『アルケスティスの死』に謎の紫色の痕跡が残っていたの。あれが何か分かる?
ダチュラ:ダチュラは首を振った。
Missトゥルース:地面の足跡には気づいた?
ダチュラ:ダチュラは首を振った。
Missトゥルース:あなたと被害者は友人?
ダチュラ:ダチュラは頷いた。
- 5.地方監獄(3)
7月10日、私たちはダチュラ、被害者、ローズマリーの3人の関係について島民に聞いて回った。
被害者本人は一体誰なのか、島での生活、ダチュラの家にいた理由……まだまだ謎は多い。
◆身分
被害者は島の外から来た来客かしら?→YES
被害者はローズマリーの腹心?→NO
被害者は普段、こっそりダチュラの家に住んでいたの?→YES
◆ダチュラ
被害者はダチュラの力になりたいと望んでいた?→YES
被害者はダチュラとローズマリーの間に、ベルスタイン島の相続問題について利益トラブルが存在することを知っていた?→YES
ダチュラは、今もベルスタイン島を継ぎたいと望んでいるの?→YES
◆方式
被害者は武力的な方式でダチュラに力を貸そうとした?→NO
被害者は独自にローズマリーの情報を集めていた?→YES
被害者はダチュラの助けとなる証拠品を手に入れたのかしら?→YES
Missトゥルース:(ダチュラさんの返答をふまえて、考えをまとめてみよう……)
Missトゥルース:被害者の本当の身分は?→島に残った旅客
Missトゥルース:被害者はダチュラのどんな願いを叶えたかったのか?→ベルスタインの奪還
Missトゥルース:被害者はどんな方式でダチュラのためにベルスタインを奪還しようとしたのか?→ローズマリーにとって不利な証拠を集める
Missトゥルース:被害者は以前島に上陸した旅客。島に留まっている間にローズマリーに不利な証拠を集め、あなたがベルスタイン島の相続権を得られるように協力した。そうかしら?ダチュラさん。
ダチュラ:ダチュラは頷いた。
Missトゥルース:(被害者はローズマリーにとって不利な証拠を握っていて、彼女の島に対する支配に抵抗した。一方ローズマリーは、植物を通して島を支配していた……ローズマリーの特殊な植物を記録した証拠品はあったのかしら?)
Missトゥルース:あの日記帳!
Missトゥルース:ダチュラさん、本棚にある日記帳は知っていたかしら?
ダチュラ:ダチュラは頷いた。
Missトゥルース:日記帳は被害者のもの?
ダチュラ:ダチュラは頷いた。
Missトゥルース:調査の方向には最初からずれがあったのかもしれない。事件の過程に注目しすぎていたのだ。ベルスタインとローズマリーの秘密、これこそが利益トラブルの鍵ーー被害者が死んだ理由なのかもしれない。
◆内容
日記帳の中の秘密はローズマリーに関係している?→YES
日記帳の中の秘密はベルスタイン島に関係している?→YES
被害者の死は日記帳に関係している?→YES
◆事情を知る者
ダチュラと被害者以外に、日記帳の存在を知っていた第三者はいたのかしら?→YES
日記帳の中の秘密を知っているのは、被害者とローズマリーだけ?→YES
被害者の日記帳を手に入れようとしている人がいるの?→YES
Missトゥルース:犯人は日記帳を手に入れるために被害者を殺害したのか?→はい
夜来香:(私たちに断りもなく、背後から鍵を回す音が聞こえた。夜来香さんが入口に姿を見せ「追放令」を下した。)
夜来香:あなたたちなら良い働きを見せてくれると思っていたのですが……
Missトゥルース:その通りでしょう?ダチュラさんは人形のように無反応ではなくなった。真相に一歩近づいたわ。
菖蒲:夜来香さん、丁度あなたに聞きたいことがあったの。
菖蒲:(そう言いながら、菖蒲さんは夜来香さんを入口に引っ張っていった。でも扉は開いたままだ。)
Missトゥルース:(時間がない。更に声をひそめて、引き続き日記帳に関する質問を続けた。)
Missトゥルース:日記帳の存在を知っていた第三者は、秘密そのものも知っていたの?
ダチュラ:ダチュラは首を振った。
Missトゥルース:大祭司は自分の秘密を守るために被害者を殺害したの?
夜来香:(「ザッ」という大きな音とともに、夜来香さんがダチュラさんと私の間に割って入った。菖蒲さんの姿は見えない。彼は普段と変わりない、しかし語尾が上ずった口調で話した。)
夜来香:親愛なるMissトゥルース、好奇心が過ぎますよ。あなたがここにいる唯一の目的はダチュラの殺人事件を調査すること。関係ない物事をあれこれ掘り下げるべきでありません。)
夜来香:本当に重要な質問に答えてあげましょうか。「なぜ自分が犯人だと認めないのか?」あるいは、「黙秘していれば罪から逃れられるとでも?」
夜来香:ローズマリーに抵抗しようなんて考えないようにダチュラを説得できず、彼女に自らの罪を認めさせることもできなければーーお帰り願います。Missトゥルース。
Missトゥルース:(彼に無理やり「帰された」ため、私はその場を後にした。)
- 6.トゥルースの捜査ノート(2)
肝心な証拠を獲得ーーすでに死んでいる1匹の蜜蜂。
事件現場のオルゴールの中に入れられていた。
地面の花びらは被害者のもの。花びらの蜜は被害者の死因に関係している。
被害者の日記帳が事件の鍵だ。中にはベルスタイン島の秘密が記録されている。
秘密自体は大祭司と被害者しか知らない。日記帳の存在を知っている第三者は秘密の内容を知らない。
Mr.リーズニング:……夜来香が君を止めたのは、単純にローズマリーを守るためではないだろう。
Mr.リーズニング:事件の裏に隠された秘密は、全て法廷の審議で明らかになる。
地図
キャラ情報
- 菖蒲
- 菖蒲
彼女が選んだ花の名前は菖蒲。
その花言葉通り、太陽はベルスタインの土地を隅々まで照らすだろう。 - 旅客
菖蒲、ベルスタインの旅客。 - 他人に字を見せたがらない
菖蒲は自分の字を人に見せようとしない。 - 菖蒲の結末(1)
菖蒲は冷たい後ろ姿だけを残し、正式に別れの挨拶は告げなかった。
「菖蒲」という身分が役目を果たしたことによって、彼女はどの姿で別れを告げて良いか分からなかったのかもしれない。
トゥルースは最後まで彼女のことを信じていたが、自分が信頼した相手の素性を知ることはなかった。 - 菖蒲の結末(2)
菖蒲ーープリニウスによると、それは遠く離れている人間すらも引き寄せられる、
繊細かつ独特な香りを放つらしい……
(According to Pliny, a particularly fine scent which attaracts people even from a long way off…)
- 菖蒲
- 夜来香
- 夜来香
彼が選んだ花の名前は夜来香。
その花言葉の通り、最後の日差しがベルスタインの土地から消えた時こそ、夜来香は開花の時期を迎える。 - ローズマリーの傍にいる紳士
夜来香、ローズマリーの傍に仕える優雅な紳士 - ローズマリーの通訳者
ローズマリーの通訳。旅客にローズマリーの手話を訳している。 - ダチュラに会う
夜来香は毎日ダチュラに会いに監獄へ行く。 - 自身がある夜来香
夜来香は事件を調査されることを恐れていないようだ。 - 命令を下す
夜来香はローズマリーの花を使って島で指示を出している。 - 夜来香は後から島に来た
夜来香は大祭司がベルスタインを管理するようになった後、ここへやってきた。 - 夜来香の結末(1)
彼からもらった最後の手紙によると、彼は青い海岸線に逃げたらしい。
局印も差出人もないため、信憑性は薄い。 - 夜来香の結末(2)
夜来香ーー遠い国からやってきた。
幼少時代の良い記憶を思い出させる香りがするが、それに浸りすぎると……
- 夜来香
- ローズマリー
- ローズマリー
彼女はこの花の王国の創始者だ。
ローズマリーはいずれ枯れるが、ベルスタインは思い出の中で永遠に咲き続ける。 - 大祭司
ローズマリー、島の大祭司 - 植物標本を配布
大祭司は毎年旅客に植物の標本を配布する。 - 島に来たばかり
ローズマリーがベルスタインにやってきたのは数年前のことだ。 - ローズマリーの結末(1)
ベルスタインを「管理」していた間、ローズマリーは常に島の灯台を通して対岸の人間とやり取りをしていた。
この者たちは彼女を監視していたのかもしれないし、彼女の命令を聞いていた可能性もある。詳細を知るにはより詳しい調査が必要だ。
そしてローズマリー本人は、すでにベルスタインから逃げ出した可能性が高いだろう。 - ローズマリーの結末(2)
ローズマリーーー初代神々の王ウラノスが敗れ、体をエーゲ海に投げ捨てられると、
海面に白い泡が浮かび、その泡が崖の縁でローズマリーに化したと言われている。
それ以降、ローズマリーは「海の露」と呼ばれるようになった。
- ローズマリー
- ダチュラ
- ダチュラ
彼女が与えられた花の名前はダチュラだ。
闇に眠る脇役。花の妖精を呼び起こすには、
ほんの少しの鮮血を浴びせなければならないのかもしれない…… - 事件容疑者
ダチュラ、依頼人が無実だと信じている容疑者。 - 友人関係
被害者とは友人の関係。 - 関係
被害者はダチュラに協力的だった。 - ダチュラの結末(1)
逮捕しなかった場合:ダチュラは忘れ去られた小屋に戻った。
この相続人は、最初から存在していなかったかのようにベルスタインの島民に忘れ去られてしまった。
ダチュラは今後一生、棺桶の中から外の鮮やかな世界を眺めることになるだろう。
逮捕した場合:物語の最後、ダチュラはホセ警官の管轄下の監獄に連行された。
はたして彼女が愛しきベルスタインに戻れる日は訪れるのだろうか。 - ダチュラの結末(2)
ダチュラーー言い伝えによると、黒いダチュラの花には妖精が住んでいるらしい。
それは願いを叶えることができるが、代償としてあなたの熱い血を求める。
- ダチュラ
- ダリヤ
- ダリヤ
彼はかつて皇后の唯一のお気に入りだった。
物語の最後に彼が現れなかったら、「裏切り」が彼の新しい名前になることはなかっただろう。 - ダリヤ
島民ダリヤ。 - ローズマリーの島の見張り
ローズマリーが住んでいる島の見張り人。
- ダリヤ
- ノウゼンカズラ
- ノウゼンカズラ
彼は花の香りの中で何ものにも囚われない自由を得ようとした。
彼にその全てを与えてくれたのは大祭司だけだった。 - ローズマリーの擁護者
島民ノウゼンカズラ、ローズマリーの擁護者。
- ノウゼンカズラ
- クマツヅラ
- クマツヅラ
彼は沈黙の中、夕焼けが沈むのを待っていた。
涙を流すベルスタインはあまりにも痛ましい。 - クマツヅラ
島民クマツヅラ。 - ダチュラの擁護者
クマツヅラはダチュラの擁護者である。 - 依頼書と一致する言葉
クマツヅラの言葉は依頼書の内容と一致する。
- クマツヅラ
- Mr.リーズニング
- エキウム
エキウムーー西暦13世紀、とある城が外部の軍隊から襲撃を受けた。
しかし軍隊は誤ってエキウムーー長い棘を全身に生やした植物に触れ、
軍人たちが悲鳴を上げたため、城内の軍隊は敵軍に気付き、危険を逃れた。
彼は出征する度にエキウムの花を胸につけていた……最後の一回以外は。
そしてベルタインのエキウムは、これほどまでになじみ深い!
- エキウム
ストーリーの大まかなまとめ
- 数年前、ベルスタインは活気のない漁村だった。
しかしローズマリーが訪れ、特殊な技術を使い島民を支配し、多くの花を植えて植物を崇める島に作り変えた。
ローズマリーは大司祭として本来の相続者のダチュラに代わり実質的な島の支配者となった。
ベルスタインは青年貴族たちの人気観光地となった。
- リーズニングとトゥルースがベルスタインに訪れる1年前、夜来香と菖蒲が旅客としてベルスタインに訪れる。
夜来香はDMの依頼でローズマリーの植物標本の作り方を調べるため、菖蒲はベルスタインの調査のために男に変装していた。
菖蒲は調査の途中にダチュラと友人となり、ローズマリーから圧力を受けて住居に閉じ込められている彼女の助けになるためにローズマリーに不利な情報を探していた。
その中で標本の作り方を手に入れた彼女は、島外の警察へローズマリーが島民を洗脳している証拠として提出しようとしていた。
一方で夜来香はローズマリーに近づくもなかなか上手く行っていなかった。
雪地で偶然菖蒲の足跡を見つけた彼は、菖蒲を利用して揉め事を起こしローズマリーの信用を得ることを思いつく。
- 夜来香はダチュラに近付き菖蒲への不信感を駆り立て、彼女に蜂を仕込んだオルゴールを手渡した。
ダチュラは菖蒲が手に入れた標本技術と引き換えに夜来香と手を組み、菖蒲は蜂に刺され昏倒し、ダチュラは菖蒲を殺した犯人として牢獄に幽閉された。
現場の人間は夜来香が設置した特殊な顔料により全員記憶が朧げになり、事件の詳細の把握が困難になった。
菖蒲は死者として埋葬されるも実は仮死状態になっていただけで、自力で土から出た後に島外のトゥルースとリーズニングに匿名の依頼人として助けを求めた。
- ダチュラの無実の証明を願う匿名の依頼状を受け、Mr.リーズニングと見習い探偵のMissトゥルースが旅客としてベルスタインを訪れる。
同時に菖蒲も変装を解き、旅客としてベルスタインを訪れ、「別の調査依頼」を受けている体で2人と共同で調査を進めた。
3人は島で集めた証拠を手にダチュラの裁判に臨み、菖蒲が自分の身分を明かしたこともあり、ダチュラの無実を証明することができた。
- 裁判後、リーズニングとトゥルースは、本当はダチュラが夜来香と組んで事件を起こしたことを知る。
裁判は夜来香が犯人という判決が下されたが、これは夜来香が計画した「ローズマリーの信用を得る」手段だった。
(夜来香はダチュラとの取引を成功させて菖蒲を殺し標本技術を得る、元のプラン通りにローズマリーの危機を演出し助けることで彼女から標本技術を得る、2つのプランを想定していた)
彼は逮捕後、面会に来た彼女に植物標本の作り方を教えてもらったことで本来の目的を達成した。
菖蒲は裁判後、ダチュラが自分を裏切っていたことを知ったが、彼女を責めることはなく、別れを告げてベルスタインを去った。
ダチュラは裁判に勝つも、島民たちが自由選挙制を採用したため、「元相続者」のまま暗い住居で過ごし続けることとなった。
ローズマリーは夜来香との面会後、行方不明になった(夜来香曰く、島の対岸の彼女の助けとなる人間は全てDMの手下にすり変えた)。
コメント
- まとめありがとうございます。結局菖蒲の目的は何だったんだろう、ダチュラは菖蒲のことを信じきれなかったけど菖蒲からダチュラへの行動は本当に全て打算的なものだった? -- 2023-11-30 (木) 07:04:50
- キャラ情報の載ってある「Mr.リーズニング」の説明のエキウムについてなのですが、アザミだと思います。ちなみに説明に書いてる通り、詳しく言うと、「夜の闇にまぎれてスコットランドを攻撃しようと裸足で身を潜めていたヴァイキングたちが、アザミのとげを踏み、その痛さに思わず声をあげたことによって、スコットランドの人々が侵略の危険を察知した」という言い伝えがあり、「フラワー・オブ・スコットランド」と呼ばれるほどです。 -- 2023-03-13 (月) 13:21:41
- そのあたりは真髄ページに記載しています -- 管理人? 2023-03-13 (月) 15:26:30
- 分かりました。ありがとうございます! -- 2023-03-14 (火) 07:53:45
- すみません、真髄ページのどこら辺に載ってますか?(すみません…) -- 2023-03-14 (火) 07:56:48
- テーマのところです -- 管理人? 2023-03-14 (火) 19:58:06
- そのあたりは真髄ページに記載しています -- 管理人? 2023-03-13 (月) 15:26:30