オーケアノスの航路/出発前の準備作業

Last-modified: 2024-04-29 (月) 07:24:56
オーケアノスの航路.jpg
その他
出発前の準備作業
(ウォーミングアップ)
航海日誌
(毎日ログイン)
海域探索
(収集モード)
甲板遊覧
(公共マップ)
ストーリーの
大まかなまとめ

※真髄ページはこちら

出発前の準備作業

出発前の準備作業.jpg
半月前、事務所にとある調査依頼が届いたーー
25年前に起きた海難事故の生存者が、その沈没事故の再調査を依頼したいのだそうだ。
当時、この事故には超自然的な議論があちこちで繰り広げられていたが、少し調べたところ、私はこの事件に少し興味を抱いた。
じき、私は新しい身分で「イセムバード号」ーー謎の出資者によって作られた、当時の遭難船を完璧に再現した船に乗り込み、25年前の霧の中へ戻って事件の真相を探る。

Mr.リーズニング:(これは単なる世間に忘れられた事件でも、神秘主義者の狂宴でもない。油断は禁物だ。)
Mr.リーズニング:……出発前に、色々と準備が必要だな。

1日目:本棚の本

本棚の本.jpg
海の生態と博物学コレクションに関する著作だ。
本自体は新しいものだが、何度もめくられ、注釈が加えられた痕跡がある。
表紙に描かれているのは特殊な技術で印刷された海洋博物画だ。
1匹の大きなマンタが表紙の中央にいるーーその上には、箔押し加工で作者の名前が記されている。

Mr.リーズニング:(トゥルースがドアを開けて資料室に入り、自分には構わなくていいと言わんばかりに手を振った。彼女が事務所を自由に出入りすることには慣れているーー私が認めたメンバーだからな)
Missトゥルース:探偵さん、次の調査の準備をしているの?
Mr.リーズニング:ああ。役になりきれるよう、新しい身分に必要な知識を蓄えているんだ。乗船まで時間がない。
Mr.リーズニング:(私は資料に視線を戻し、続きを読んだ。これはコレクションを生物分類学に基づいて整理する方法を紹介した文章で、大量の写真が添えられている)

2日目:貝殻の標本

貝殻の標本.jpg
貝殻の標本。漂泊処理を施されていないにも関わらず、透き通った色彩を浮かばせている。
貝の表面にある付着物は丁寧に取り除かれ、広げられた「葉」の部分の破損は最低限に抑えられている。
絶対に偽造ができない、無二の価値を持つ貴重なコレクションだ。

Mr.リーズニング:この脆い標本を無傷のまま船に持ち込むには、慎重に慎重を重ねる必要があるだろう。
Missトゥルース:移動中の揺れや振動はどうしても回避できない。
Missトゥルース:古い新聞紙なら資料室にたくさんあるけれど、この標本を守る役目を果たせるかどうか……
Missトゥルース:やっぱり市場に行って、使えそうな緩衝材を探した方が良さそうね。
Mr.リーズニング:(これで周囲の疑いの目を減らせれば良いが……)
Mr.リーズニング:(信頼を得るには時間がかかる。身分を証明できる高価なアイテムは、身なりや言葉遣いよりも重みがあるものだ)

3日目:1枚の切り抜き

1枚の切り抜き.jpg
1枚の切り抜き。
隅にはとある小説の紹介文がある:この「永遠に沈まない」と豪語された船には最先端の技術が使われているが、それ以外は全て省かれている。
例えば、救命ボートは法律が許す最低限の数しか積まれていないーーなぜならば、海上事故は絶対に起こらないからだ。
その鋼の身体はどんな悪天候にも耐えられ……

Missトゥルース:その小説なら知ってるよ。結局、その鋼の船も海底に沈んでしまうのよね。
Mr.リーズニング:この小説の知名度が一気に上がったのは、後に世間を戦慄させた事故が本当に起こったからだ……小説に登場する船にそっくりな船が、ほぼ同じ状況の海難事故に遭った。
Missトゥルース:その物語は現実に起こった事件の細部を裏付けていて、人々はそれを「呪い」と呼んだ……これから解決しようとしている事件とどことなく似ているよね。「呪い」なんて解釈、探偵さんは嫌いだろうけど。
Missトゥルース:確かに、複雑に入り組んだ事実に蓋をして、その一言だけで全てを解決しようとする世間の姿勢は好まない……だが、調査対象とのいい話題になるだろう。

4日目:1冊のノート

1冊のノート.jpg
1冊のノート。探偵事務所設立以来、私やトゥルースが解決してきた事件が記録されている。
私の筆跡は最も重要な情報を可能な限り簡潔に残している。
一方、トゥルースの筆跡は有益な細かい情報を書き加えたり、気まぐれに自分の意見を残したりしている。

Mr.リーズニング:(これらの記録は、様々な状況に対応するための経験となる)
Mr.リーズニング:(このページには一連の複雑な「ルール」が記されているほか、変わった草花の標本も挟まれている)
Missトゥルース:こんな注釈があるわ:閉鎖的な環境、民俗、心理的な暗示?矛盾し、人を惑わすルールーー隠れた「境界」を乗り越え、自身の認知を超えた世界に入れ。
Mr.リーズニング:船と島の環境には共通点がある。人が海上に隔離された時、その孤独や現代文明から遠ざかっていく感覚は、時に拡大鏡のような効果をもたらす。
Mr.リーズニング:拡大されるものとは即ち恐怖心であり、社会で培った慣習をも忘れさせる。一人前の探偵は、こういった心理的な落とし穴も認識すべきだ。

5日目:1部の新聞紙

1部の新聞紙.jpg
1部の新聞紙。
25年前に起こった「イセムバード号」の事故の生き残りと遭難者の情報が詳しく掲載されている。
新聞には船の出航前の写真が載っており、この鋼の巨人の残骸は今もまだ回収されていない。

Mr.リーズニング:乗組員と乗客の構成が詳しく書かれている。これは非常に重要な情報だ。
Missトゥルース:当然、この新聞紙にはきっと多くの人の涙が滲んだはずだよ……すぐに超自然的な噂が流れ始めてしまったけど。
Missトゥルース:そして、今も新しい犠牲者が次々と発見されてる……嫌な話だよね。
Mr.リーズニング:乗客の情報をもう一度整理しよう。手掛かりボードにある資料は船に持って行けない。25年前の常客の情報をできる限り把握しておけば、航行での調査に役立つはずだ。


6日目:整理が必要な資料

整理が必要な資料.jpg
整理が必要ないくつかの資料。こういった資料整理も事務所の仕事の一部だ。
これからしばらくの間は、トゥルースに任せることになる。

Mr.リーズニング:(私は事務所の通常業務をトゥルースに一任するつもりだ。これまでの協力を通して、私たちの間には深い信頼関係が刻まれている)
Missトゥルース:分かった。背景調査報告は日付順に本棚の一番下に、注文書や通信記録は机の引き出しに置いておくよ。
Missトゥルース:事務所は探偵の頭脳そのものだからね。留守にしている間、ここは私に任せて!
Mr.リーズニング:(これで出発前の準備は全て整ったが、ふと心に一抹の不安が過った……トゥルースに何か残しておくべきだろうか)


コメント

  • マクロシスチスの画像が違うものになってる気がします。 -- 写真家さん推し? 2024-04-29 (月) 02:12:18
    • ありがとうございます、修正しました! -- 管理人? 2024-04-29 (月) 07:24:39
  • 気象学者の台詞(酒を渡す前)に「天候も人も変化するものです。ですが、自身の憶測や欲求に応じて事実 を捻じ曲げる人間と比べれば、空のほうが断然素直ですね。」というものを確認しましたのでお伝えします。 -- 自賠責逃げ切りぽぽち? 2024-04-29 (月) 00:35:33
    • ありがとうございます、追加しました! -- 管理人? 2024-04-29 (月) 07:24:56