概要
デッキ圧縮もできる特殊勝利点。4金で2勝利点と、屋敷と公領の中間のコスト・点数となっている。
アクション権さえあれば、島自身とさらにもう1枚のカードを圧縮できる。
廃棄した場合と異なり点数も残るので、効果をもたない勝利点カードを一緒に脇におければ理想的。
利用法
- 12金2購入の引き切りデッキを構築し、毎ターン属州と島を購入して、毎ターン島で属州を脇に置くループを組むことで、デッキを劣化させずに勝利点を買い続けられる。
- 獲得時に即座に使用できる手段と組み合わせると、島自身が一旦デッキを圧迫するデメリットを回避しながらメリットを享受でき、相性が良い。
- 技術革新や都市国家など。引き切りからの購入なら、セットで圧縮したい勝利点カードが手札にある状況も多い。
- 急速拡大の場合は次の手札に圧縮したいカードが一緒に来ないと事故となってしまうが、ドロー系カードと一緒に脇に置いて事故率を下げるなどすれば十分実用に耐える。ステロの場合も、ターミナルと島が被る事故を避けながらデッキを汚染しない2点+殆どの場合1圧縮を得られるので中~終盤の4金なら有効。
- 最終的にデッキを汚染しない点数となる点では遠隔地と似た性質を持つとも言える。
- コンボvsステロといった構図になったとき、コンボ側が島を買うことで意図的にゲームを長引かせながら点数を稼ぎ、ステロの息切れを狙うなどといった作戦も可能。
とは言え得点源としては遠隔地の半分なので、単体での点数のインパクトは遠隔地に比べて微々たるもの。圧縮によるデッキ成長と得点を両立できる点を生かしたい。
- 金貸しのような屋敷の処理が苦手なカードと組み合わせる場合や、侵略などで中盤から勝利点カードが入りやすい状況などでは特に有効。
- 島は遠隔地と異なり購入後使用できなくても4コスト2点の勝利点カードであるため、終盤に公領が買えなかったときに代わりに買いやすいなどといった違いもある。
- 行進で島を使用すると、島と手札2枚が脇に置かれ、行進での島の廃棄には失敗するが、コスト5のカードが獲得できるので覚えておくとよい。
- はみだし者のようなCommandカードやネクロマンサーなどで場に出さずに使用した場合、島の枚数を減らさずに手札を1枚島マットに送ることができる。
- この場合島の勝利点は入らず、やっていることは実質的に移動動物園の追放と同じである。
アクション権を消費して1追放のみではそこまで強い動きとは言えないが、状況に応じて選べるのは優秀なので覚えておいて損はない。
詳細なルール
- 島を使用した際、自身と、手札1枚を脇に置く効果は強制である。
- 島の効果で脇に置いたカードは公開情報であり、全て表向きで脇に置く。
- 玉座の間等で島を複数回使用した場合、その回数だけ手札のカードを脇に置く。
- 島自身は1回目の使用で島マットに移動しており、以降は移動に失敗した扱いになるが、もう1枚の手札を移動する処理は使用する度に行われる。
余談
コメント
- 島マットに置いているカードは公開情報ですか? --
- はい。 --
- そういやコイツ命令カードで使ったらどうなるんだろうと思ってonlineで試してみたが、無事追放してくれたわ。まぁ選択肢としてはアリかね。 --
- 命令カードで島を使って追放するの、決して強いムーブじゃないなと試してみて分かった。島自体が2点あって、そのおまけみたいなもんなのよね。アクションが余ったんならアリだけど、わざわざやるもんじゃないな。 --
- 「王子」で島を指定することはできますか?また、指定できる場合大聖堂のような(毎ターン1枚を島マット送りしなければならない)挙動になるものと認識して良いですか? --
- はい、持続でも命令でもないので可能です(正確には指定ではなく手札から脇に置きます)。島の効果は強制効果なので、挙動はその通りです。島本体は王子の効果によって島マットに移動せず脇に置かれたままですが、手札から問題無く島マットに置けます。 --
- 追放する大聖堂みたいなものだから悪くはないけど、完成するまでが遠過ぎるから実用性は疑問かなぁ? --
- 相続のエラッタ後は屋敷もデッキに残る島にできるけど結局追放したいカードと揃えなきゃいけないから微妙か --
- 賞金稼ぎの超下位互換だからなあと思っちゃう --
- 追放と比べた時の島の強みって2点だから --
- 初手島ってどうなんですかね?基本的には使い捨てターミナル1追放だから弱そうだけど、屋敷と合わせた3点が意外と効いてくることもあるから4金に強いカードがないサプライならアリの場面もあるのかな。 --
- 今のインフレ環境だと弱いことが多いかな。強い4金があるなら初手で入れるべきだし、島から入る以上5金も期待できない。4,5金が弱いサプライでやるってことになるけど、現代でそんなサプライある?っていう --
- 輸入者+都市国家なら初手で屋敷圧縮が出来てそこそこアリかもしれないけど、それに好意を使うほどの価値があるかは......サプライによる --
- 技術革新とか、それこそ引き切りとか、即時使用できるなら一気に利用価値が上がるとは思います。2VP付きの研究所は流石に強いので。 --
- 引き切りデッキを組んでから安定させるために入れることが多い気がしますね。あまり序盤に入れても目的のものと揃わないことも多いし余計邪魔になるだけかな。 --
- 継続で買ったことがそれなりにあります。8負債で1圧縮3勝利トークン(屋敷を廃棄しなくて済むので)だけど、デッキが成長しない(1圧縮だけ)ので序盤に入れるのが微妙(しかも次ターンに負債が残る)な側面と、とはいえ中盤まで屋敷を抱えておくくらいなら他の圧縮手段で捨ててダッシュした方が良いケースも多いので、強いのかどうかは分かってません。6~8ターン目くらいに手札にアクション(詐欺師みたいなコイン産出妨害系とか)が余ってる状態で打てれば継続の効果をフル活用できて良いんですが。 --
- 1T継続島はだいたい3T銀シャッフルで、4,5Tで4-5or3-6でシャッフルということになります。通常の初手より1ターン遅れますが、確実に5金が出るので島銀よりはベター、銀銀とどっこいどっこいくらいですかね。ただ、序盤に入れる島はあまりVPのことを気にしない方が良いと思います。序盤はVPよりもデッキを成長させることのほうが大事なので。 --
- 2T継続島は、1Tの購入物によります。1T目に買ったカードを高ペースで打てるようになるのが強みで、代わりに金量は伸びなくなります。なので、例えば1T目に工房で入って、工房中心でデッキを組む…とかは全然ありそうですね。 --