【マドハンド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:14:06

概要

泥まみれの巨大な手が地中から姿を表したようなモンスター。
シリーズの常連といえるモンスターで、本編ではDQ2で初登場し、それ以降は欠席したのがDQ4とDQ9のみ。そしてモンスターズや【不思議のダンジョン】等の外伝作品でも登場頻度が高い。
DQ9で突如リストラされたという点では、【ギラ系】【デイン系】の呪文と似たような扱いである。
身体は【人間】の「右手」の形を模した泥でできている。グラフィックの向上によりDQ8あたりから「右手」とはっきり判別できるようになった。
 
名前の由来はそのまま「泥(Mud)+手(Hand)」。「マッド」ではなく「マド」となっているのが特徴。
系統最下位で色違いに【ブラッドハンド】【ブラッディハンド】【メタルハンド】がいるが、ナンバリングだとブラッドハンドやブラッディハンドは出演するかどうかまちまち、メタルハンドはほとんど登場の機会に恵まれなかったこともあって、マドハンドのみが系統唯一で出ていることも幾度かあった。なおリメイク版DQ4ではDQ7からの使い回しのブラッドハンドが隠しダンジョンで登場したため、全く系統ごと姿を見せていないのはDQ9のみ。
他、モンパレには【ブラックハンド】、スーパーライトにはチョコマドハンドという亜種も登場。DQウォークではなんと魔王の腕が変化したという禍々しい色合いの「魔王の巨腕」が登場。
また、DQ10には左手かつ鋭い爪を生やした近縁種(【マッドフィンガー】等)が登場した。
 
ナンバリングでは【なかまをよぶ】を常用するエキスパートとして知られ、グラフィックが小さい点を生かして大量に出現し、さらに次から次へと同種を呼び出すことで数を増やしていく。
単体の能力自体はかなり貧弱だが、倒しても倒しても生き残りが次々と仲間を呼びまくる仕様上、悠長に一体ずつ倒していてはきりがない。
呼び出すのは基本的に同種だが、作品によっては他種族の仲間も呼ぶことがある。
ただ、誰に頼るにしろ「攻撃呪文を唱えない(=物理攻撃しか行わない)モンスターを呼ぶ」点が共通しているので、仲間を呼ばれたらとりあえず【スクルト】をかけておけば大丈夫。…と言いたいところだが、べらぼうに攻撃力が高いうえ痛恨を放ってくる輩を呼ぶこともあるので注意。
 
その性質上、連射機コントローラーなどでボタン連打状態で固定・放置し、延々と湧いてくるマドハンドを倒し続けることによる経験値稼ぎができることで有名。
作品にもよるが、昼寝している間に【メタル系】も真っ青な経験値数十万ががっぽり…なんて芸当も可能。
 
上記した通り泥の手だからマドハンド…なのだが、見たまんまな名前をしている割に設定や系統が安定しないのも特徴といえば特徴。
手だけのモンスターという設定の作品が多いが、作品によっては「実は泥の中から手だけを出しているモンスター」という設定で登場することもあり、その場合本体は泥の中に埋まっている模様。
ただしモンスターパレードでは摘んでも手だけが空中でぶらぶらしているだけ、DQMJ3Pではマドハンドに乗った状態でジャンプすると手首だけが浮いており、本体はどこにも見当たらない。
スラもりでもかつぐと手首だけになるし、ビルダーズシリーズでは手しかない姿でピョンピョンと段差を上り下りしたり、泥以外の地面でも平然とうろつく珍妙な存在として描かれる。
DQ6では同じく手だけのモンスターとして【みぎて】【ひだりて】が登場した。しかしながら、こちらは手の持ち主が判明している。あくまで本体と手が別々になっているだけである。
 
系統にしても、モンスターズで泥の塊ゆえに物質系扱いされたかと思えば、ナンバリングでは怨念から地上に這い出し手を伸ばしているように見えるためか【ゾンビ系】にされている。実際、一部作品では「底無し沼に落ちた旅人の成れの果てといわれている」と書かれていたことも。
あげく初期の【モンスター物語】では、「手に見えるのは実は地下茎から伸びた芽」なんていう【植物系】さながらの描かれ方をしている。
作品によって設定が違うのは珍しくないパターンだが、こいつほど「何者なのか」の設定が定まらずにブレまくるのも珍しい。
シリーズお馴染みなのに謎の多いモンスターである。

DQ2

【ペルポイ】【ベラヌール】地方に出現。
行動パターンは通常攻撃か同種を呼び出すのみで、最大7匹になる。
だが、DQ2では助けを呼ぶのに失敗することもあるため、経験値稼ぎ対象としては今ひとつ。
攻撃呪文は効くので【ベギラマ】【バギ】で一掃できる。
落とすアイテムは【いのりのゆびわ】と意外にも豪華だが、ドロップ率は低い部類。
とはいえ、それでも本作の最低ドロップ率は1/128と、次作の中級程度の期待度はある。祈りの指輪の利用価値は非常に高く、こいつ自身は上述の通り弱いので出逢ったら面倒臭がらずに倒したい。
 
『ファミリーコンピュータmagazine』の裏技コーナー『超ウルトラテクニック50+1』で、これを逆手にとって経験値やゴールドを稼ぐ手段が採用されていたが、助けを呼ぶのに失敗することも多いため経験値稼ぎとしてはいまいち。
それでも本作のモンスターでこの方法で稼ぐにはこいつが一番適している。
他のモンスターは強さの割に報酬が低くて単純に稼ぎに向かなかったり、呼ぶ頻度が低かったり強力な呪文等を使ったりで、待っている間にダメージが嵩みやすいなどリスクが高く時間効率も悪すぎる。
言い換えればベストなこいつでさえイマイチなのだから上記の稼ぎ技そのものが如何に効率的ではないことがよくわかるというもの。

リメイク版

知性が付加され、なぜか【ホイミ】を使ってくるようになった。
のちのシリーズでも例がなく、なぜイメージと合わないこの呪文を唱えるようにされたのかは謎。
SFC版では2014年になってから【マドハンドバグ】と言うバグ現象が発見された。

DQ3

前作で共にデビューしたブラッドハンドが欠席したため、系統内で単身登場。
【判断力】レベルは最大で、自分にターンが回ってきた時に通常攻撃or仲間呼びのいずれかを実行する。
DQ2からの続投組で作中に色違いが参戦していないのは何気にこいつのみである(今作で同じ立場にあるドラゴンはDQ2の時点で単独出演になっているため)。
 
【スライムベス】【ドラゴン】【キメラ】系統2種、【グール】共々、【アレフガルド】にしか出現しない過去作出身モンスターの一角。
その中でDQ1にはなぜかこいつとグールの姿はなく、DQ2のアレフガルドの地にも出現しないという謎の存在。
グールについてはスライムベス同様に【上の世界】にいた既存系統なので上位種としての都合は理解できるが、マドハンドはなぜか系統種自体がアレフガルドにしかいないのでその理屈も通らない。
一応、DQ1の時点で既に生息域がアレフガルドの外に移っていたと考えれば、DQ2初出であっても筋は通るが…なぜこいつが今作のアレフガルド固有種として選出されたのかは、なおも不明である。
 
【集中攻撃】の特性を持っており、最大7匹の大群になることもあるが、素早さがさほど高いわけでもなく、後述の通り数が減れば仲間呼びを優先するため、あまり集中攻撃の印象はないだろう。
こいつ自身の攻撃力も平凡なので、こいつに殴り殺される心配はほとんどない。こいつの怖さはそこではない…。
 
今回は同種呼びのほか、2匹分のスペースが空くとなんと高確率で【だいまじん】を呼び出す。
【行動パターン】【ミミック】等と同じ極端な偏向型で、大魔神呼びを最優先するように設定されており、下手に戦闘を長引かせるとその圧巻の2回行動による剛腕に叩き潰されてしまう。
シリーズ通じて、最も危険度の高いマドハンドといえるだろう。
【ヒャド系】【バギ系】【ザキ系】に弱耐性を持つだけあって、【おうじゃのけん】【ザラキ】で群れを一掃しようとするとカウンターで大魔神を呼ばれやすいので注意。確実に一掃したいなら【ベギラゴン】で攻めよう。
アイテムの特殊効果に頼る場合は【らいじんのけん】、あるいは【いなずまのけん】+【いかずちのつえ】を併用するといい。
ただし稲妻の剣(または【イオラ】)が先行してしまうと中途半端に数を減らしてしまう可能性があるため、雷の杖(または【ベギラマ】)との間に割り込まれないように、使い手の行動順を調整しておくと安全。
 
雷神の剣狙いの場合、あえて大魔神を呼び出すまで待ってから、ベギラゴンや【イオナズン】で一掃しよう。
稼ぎとしてマドハンドの召喚する大魔神(経験値2500÷人数)を倒しまくるというテクもある。
大魔神を27匹倒すとカンスト値の65535(÷人数)に達し、逃げる確率が高いはぐれメタルよりも確実に稼げる。
面倒でも10匹程度倒せばかなりの経験値が入るので、レベル上げにも優秀なモンスターである。
ちなみにその雷神の剣が手に入れば、道具使用のベギラゴンで蹴散らされる運命である。なんたる皮肉。
 
ちなみに2種類のモンスターを呼ぶシリーズ初のモンスターでもある(優先順位は大魔神>>>マドハンド)。
戦闘開始時に1グループ目(左端)に出現したマドハンド群のみが大魔神を呼び出せるという仕様。
つまり、2グループ目以降に出現したマドハンドは同種しか呼び出さない。
 
落とすアイテムは【てつのつめ】

リメイク版

相変わらず大魔神を呼ぶが、雷神の剣のドロップ率が256分の1に激減したため、マドハンドに呼ばせて狩る方法の効率が極端に悪くなった。
というのも、マドハンドに呼ばれたモンスターは【盗賊】【オート盗む】の対象に入らないのだ。
しかし経験値の上限が取り払われているリメイク版では稼ぐ意義が一気に増した(一戦で350万の経験値を稼いでいる動画もある)。
稀に同種呼びをしたときに呼び出された側のマドハンドが4回連続行動をするという謎の現象が起きることがある。

小説版

なぜかDQ2のときのブラッドハンドとは設定が異なっており、手の部分だけのモンスターになっている。
アレフガルドにて数十匹の群れで出現するが、【僧侶】モハレの唱えた【ザラキ】で全滅した。

DQ5

青年時代後半の【天空への塔】周辺や【封印の洞窟】に出現。本作では【おばけキノコ】【さまようよろい】【パペットマン】【アームライオン】【あくましんかん】【エビルスピリッツ】と同様、色違いがいない。
今回呼び出される異種は【ゴーレム】
DQ3のだいまじんほどではないが、こちらもかなり効率の良い稼ぎができる。
この頃から【きせきのつるぎ】【しんぴのよろい】等、攻撃やターン毎にHPが回復する装備が登場したことでオート稼ぎがやりやすくなった。
また、SFC版では行動はランダムだが、リメイク版では完全ローテーションに変わった。判断力は2で据え置き。
行動の順序は(ゴーレム呼び→同種呼び→同種呼び→通常攻撃→ゴーレム呼び→通常攻撃)で、ゴーレム呼びは【制限行動】になっている。
SFC版は戦闘のテンポもよく、シリーズで最もマドハンドのオートレベルアップ適性が高い。
また、1度に9匹まで出現可能なうえ同種呼びの確率も高いので、うっかり全滅させて失敗することはほぼない。
1時間あたりの経験値が約32000~33000、獲得資金が10000Gぐらいのテンポとして、一晩放置すればほぼ確実にウン十万の経験値と所持金カンストが約束される。
攻撃役を2人にすれば回転率が上がるが、2匹分のスペースが空くとそこにゴーレムを呼ばれて失敗しやすい。
なお、倒した匹数ではなく経験値とゴールドで管理されるため、数日間放置したところで基本的にはカンストの心配はない(ただし、ゴールドは所持できる限界の関係で10万G以上獲得した分は無駄になる)。
 
落とすアイテムは【キメラのつばさ】

DQ6

下の【クリアベール】地方や【運命の壁】内部に出現する。
かつての相棒である大魔神も出演しているが、こちらは呼ばず、今回呼ぶのは【ダークホーン】
まぁこの段階で大魔神なんか呼ばれたらシャレにならないし。
パーティの後ろにいるキャラを集中的に攻撃するという新たな特性も得た。
落とすアイテムは【すばやさのたね】

リメイク版

ダークホーンを呼ぶこともなくなったため、呼び出すのは同種のみとなった。
と言う訳で経験値と種目当ての【盗賊】に転職した主人公一行に狩られる運命になる。

DQ7

これまでは中盤以降に出現していたが、今回は【魔封じの洞窟】【フォロッド地方】など、序盤に出現する。
行動も通常攻撃か同種呼び出しというシンプルなものになっている。
ただし周辺の敵よりそこそこ攻撃力が高いのでちょっと注意。
また【ダーマ神殿地下の決闘場】では【トンプソン】と共に出現する。こちらのほうは泣けるほど弱いため、まったく脅威にはならない。
落とすアイテムは【せいすい】
【モンスターパーク】で話しかけると「......ジャンケンするか?」と言うことがある。
後述のモンスターズネタだろうか。

リメイク版

なつかせてモンスターパークに送る際はこちらに手を振る動作をして地中へ消えていく。なついたモンスターらしい中々秀逸なアクションである。
ちなみに地中へ消えていくのはこいつと【いどまじん】の系統だけである。
 
リメイク版の【いっぱつギャグ】はいくつかネタの差し替えが行われているが、追加されたネタの中に「あっ! まどのところに 手が! これがホントの マドハンド……なんちゃって!」というものがある。

DQ8

主に【トロデーン国領】南部の荒野や【モグラのアジト】に出現する。
他には【砂漠地方】異変後【翼を持つ者の場所】などに現れる。
 
今回の行動も通常攻撃か同種呼びの2パターン。
ゾロゾロと大量に表れる上呪文全般に対して耐性が高い。
とはいえ元々のステータスが低い上、ゾンビ系に分類されているのに【ダメージ軽減能力】を持っていないため弱い。
 
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】(1/16)、レア枠が【ちからの指輪】(1/256)。
希少品である力の指輪を落とす唯一の敵なので、これを用いた錬金を狙うのなら乱獲対象にもなりうる。

DQ10オフライン

【グレン領東】【ゲルト海峡】に生息。
同種以外に【ホイミスライム】を呼ぶことがある。逆に【マッドフィンガー】に呼び出されることもある。
通常ドロップは【ふしぎなドロドロ】、レアドロップは【おうごんのかけら】
 
クエスト【薬草戦士と豊かな土】では討伐対象となる。

DQ10オンライン

【地中ゴーグル】を装備するか、占い師のスキル効果が無いとシンボルが見えない。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【ダーハラ湿原】に生息している。雨が降ると活動範囲が広がるようだ。
集団で固まって出現し、その周囲に他の敵が配置されていることもある。
今作では仲間呼びがZ(26体目)までで止まってしまい、そこからさらに呼ぼうとすると必ず失敗する仕様になっているので連射コントローラーを利用した放置レベルアップは不可能になっている。
レアドロップで【ちからのゆびわ】を落とすのも嬉しいところ。普通に落とすのを待つのは厳しいので【お宝ハンター】で狙ってみよう。
ちなみに、通常ドロップは【やくそう】である。
3DS版2Dモードのダーハラ湿原西の小島にはこいつしか生息していない。また、【カラーストーン採掘場】でも他のシンボルのお供として出現する。

邪ver

【ナプガーナ密林・中央の高台】に出現。
目のかわりに全身に緑色の光沢を纏っており、形容しがたい不気味さを放っている。
2Dモードではダーハラ湿原西の小島にも相変わらず出現するが、出現モンスターはこいつオンリーではなくなっており、【どろにんぎょう・邪】も出現するようになった。
過ぎ去りし時を求めた後の世界の敵の中では弱い部類であり、ナプガーナ密林・中央の高台ではたまに【メタルハンド】がお供について来るので、裏シナリオ序盤のレベル上げに使える。
通常ドロップが【特やくそう】になっている。

DQ11S

【希望の旅芸人】でのダーハラ湿原でも通常verが登場する。

DQM・DQM2

物質系モンスターとして登場。
【おどるほうせき】×スライム系(2では物質系)という、一見よくわからない配合で誕生する。
おどるほうせきが物質系×スライム系なので、とてもスライム的な物質というイメージだろうか。
DQM2及びPS版では物質系×【イルカちょうちん】の組み合わせが追加された。
野生の個体は、DQMでは【まもりのとびら】【おもいでのとびら】【バザー端のとびら】に出現する。
DQM2では氷の世界の国境の鉱山などに出現する。
習得する特技は【なかまをよぶ】【あしばらい】【うけながし】
能力、耐性ともに低いので、戦いの場に出すには愛が必要だろう。
マドハンド×【エビルシード】or【キメラ】などの配合で【ギズモ】に、マドハンド×2の配合で【どろにんぎょう】が誕生する。このモンスター同士のお見合いを繰り返すとマドハンド→どろにんぎょう→【ゴーレム】【うごくせきぞう】となる。
DQM2及びPS版ではマドハンド×【オニオーン】【ブラシこぞう】が誕生する。
また、タイジュ国内にはジャンケン勝負を挑んでくるマドハンド兄弟が登場。格闘場から勝負して勝たないと、タイジュの街に挑めないのと、5回連続勝利が条件であいこでも負けにされるので注意。
ただしジャンケンと言っても、決まったパターンでしか手を出さないので単なる暗記問題。
余談だが、PS版で【砂漠の世界】クリア後~【水の世界】クリアまでの期間に主人公の家の台所の貼り紙を調べると「マドハンドチョコ」という食べ物について書かれている。とても甘いが、食べると口の中をつねられたりくすぐられたりすることがあるという。それ生きてるのでは…

キャラバンハート

物質系のDランクで、重さは2。
野生の個体はムーンブルク地方などに出現する。
習得する特技はうけながし、【おどりふうじ】【ボミエ】
物質系に物質系の心とスライム系の心を与えると転身できる。ランク転身のみで、特殊転身はない。
成長は早いが、やはりステータスと耐性は控えめ。

ジョーカー1

地の底から手が出ているという死者のような姿のせいか、ゾンビ系に分類された。ランクはE。
【サンドロ島】の流砂の道にのみ生息する。
能力はランク相応で、仲間呼び能力はおろか特性も無い。
ただし、所持している【いしあたま】のスキルは優秀。手だけのくせに石頭とは…。

ジョーカー2・2プロ

ランクがFに下がった。密林の泥沼地帯とタイラントワームの体内にいる。
泥沼地帯の個体はどろにんぎょうの【どろハート】を盗んでおり、取り返さないと先に進むことはできない。
タイラントワームが現れれば驚いたマドハンドが道具を落としていくのでその中からどろハートを探そう。
要するに、巨大モンスターの行動に関するチュートリアルである。
特性は前作に引き続き何も貰えなかったかわいそうなモンスター。

プロフェッショナル版では【体技封じブレイク】、斬撃封じブレイクの特性を貰った。
強化でこんらんブレイク、最強化で【こんらん攻撃】の特性を得る。
能力は攻撃力が高めなものの全体的に平坦で個性に乏しい。
序盤にいしあたまのスキルを得るためのモンスターと言っていいだろう。

テリワン3D

ジャンケン役が【大魔王の右手】【大魔王の左手】に変わってしまい、NPCの個体はリストラの憂き目にあった。
無論、モンスターとしてはきちんと出ている。
物質系に移籍したがランクはFのまま。
野生の個体はやすらぎの扉、とまどいの扉に登場。

特性は【スモールボディ】【パラメータブレイク】、こんらんブレイク、+25で【ギラ系のコツ】、+50で【こんらん攻撃】
「泥(mud)」と「狂った(mad)」をかけているのか、妙にこんらんにこだわりがある様子。
今作ではこのマドハンドをギガボディにしたようなその名も【ギガハンド】が登場、配合も分かりやすくマドハンド×4となっている(位階配合でも生み出せるが)。

イルルカ

系統・位階・特性はテリワンと変わらず。
【雪と氷の世界】の国境の鉱山で【ダークアイ】の前で指をグルグルして目を回させて遊んでいる。

【新生配合】【受け流し】【メガボディ】化で【AI2~3回行動】【ギガボディ】化で【いきなりバイキルト】を得る。
あまり対戦で見かけないとは思うが、もし新生したマドハンドが出てきた場合、アタックカンタで跳ね返せる攻撃を撃つのは結構危険だったりする。
新生配合で【ギガボディ】を引き継げば、ギガハンドにせずにこいつをそのまま3枠にすることも可能。
当のギガハンドはアイデンティティをほとんど失ってしまうことに。
【まめちしき】によると、こんな見た目でもじゃんけんはできるらしく、負けたらしっぺするなど妙に人間くさい。

イルルカSP

雪と氷の世界クリア後の国境の鉱山に【ゴールドストーン】入りの宝箱を運んでいる個体が時々現れるようになった。
【超ギガボディ】化で【ツッコミ】を習得。

ジョーカー3プロ

今までシリーズ皆勤だったのにも関わらずDQMJ3ではリストラされてしまったがプロフェッショナルで復活。
また、上位種のブラッドハンドも登場。
ゾンビ系のFランクで、ライドタイプは陸上・歩行。
【歓楽の霊道】に生息しており、こちらが近付くと仲間を呼んで集団で追いかけてくる。が、集団で追いかけてきたシンボルに触れても同時出現数が増えたりはせず、演出以外の意味はない模様。
突然変異カラーが黒なので、黒い【カラーフォンデュ】が欲しい場合は狙ってみよう。
 
特性は【スモールボディ】【連携得意】(固定)、【こんらんブレイク】、+25で【光系のコツ】、+50で【こんらん攻撃】
【超生配合】【おすそわけ】【メガボディ】化で【AI2~3回行動】【ギガボディ】化で【いきなりバイキルト】【超ギガボディ】化で【おうえん】が追加される。
ボス戦で重要なパラメータブレイクは剥奪されてしまったが、雑魚戦や【バーチャルコロシアム】での異常撒き要員としては十分に活躍できる。
 
今作では【ライドシステム】の関係で手首から先だけのモンスターになっている。
スキルは【さいみん】になった。
合体特技は【ベホマ】、合体特性は【超おうえん】
配合での使い道は無い。

DQM3

ゾンビ系のFランク。
野生では出現せず、ゾンビ系と物質系の系統配合、【ドロザラー】とゾンビ系の特殊配合で生み出せる。
 
特性は【こんらん攻撃】【地のコツ】(Lv20)、【封じブレイク大】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【ツッコミ】【こんらんブレイク大】(Lv60)も習得。
所持スキルは【地の心】
 
【マッシュスライム】との配合で【ぬかどこスライム】【しのどれい】との配合で【ブラッドハンド】が生み出せる。

不思議のダンジョンシリーズ

地面から生えているためか、トルネコシリーズではその場から一切移動しないのが特徴。
さらにトルネコシリーズでは共通して、「プレイヤーの足を掴んで移動を封じる」という特殊能力を持つ。
その特技はまるで、プレイヤーを地中に引きずり込もうとしているようにも思える。
「地面から生えている手」という見た目を活かした、マドハンドらしい特技と言える。
厄介な特技を持つ反面、攻撃力はあまり高くないのが救い。
トルネコ1で微妙な強さだったためか、トルネコ2以降でどんどん強化されることになる。

トルネコ1

HP72、攻撃力7、防御力23、経験値40(レベル1のステータス)。
【不思議のダンジョン】の16Fで初登場し、その後27~31Fを除き延々と出現する。
トルネコ1では意外なことに、仲間を呼ぶ能力は持っていない。
 
トルネコが隣接すると足を掴んで移動の一切を封じ、倒すまでその場にくぎ付けにしてしまう。
【うごくせきぞう】と同じで、状態異常にかけていない限り隣接すれば必ず先制で行動してくるのでうかつに近づかないように。あちらと違ってマップ上に赤い印として見えているので、視野外からうっかりダッシュで近づいてしまうというミスは起きにくいのが救い。
足を掴まれている間は【階段】を下りることもできない。
足を掴む際には、トルネコの縞模様の服の裾を引っ張るモーションが見られる。
掴まれた場合は倒すか、状態異常にすれば抜けられる。メダパニとラリホー以外であればそのまま無害なオブジェと化すことができる。かなしばりでも刺激しなければ永続する。
その他の脱出手段としてはルーラ草やバシルーラの杖も有効。ルーラ草は投げつけても飲んでも脱出できるが、投げると外れることがあるので飲んだ方が確実。
かなりもったいない使い方だが【聖域の巻物】を置くことでも脱出できる。【モンスターハウス】で掴まれた場合であれば選択肢に入るだろう。
 
HPは72と【ミステリードール】をも上回るが、攻撃力は低い。【ゴーレム】(攻撃力32)、【ギガンテス】(攻撃力51)といった強敵が出てくる時期に、こいつは攻撃力が7しかない。
【爆弾岩】【マネマネ】よりも攻撃力が低く、ダンジョン後半に出てくる敵の中ではかなり弱い。こんな場違いな雑魚が、【シルバーデビル】【おおめだま】と一緒に99Fまで出てくるのが不思議なくらいだ。
 
経験値も40と少なく、絶対にアイテムを落とさないので、相手にするのが面倒なら無視しても良いだろう。
ただ、部屋の出入り口といった邪魔な場所にマドハンドがいる場合は相手にせざるを得ない。
周囲にアイテムが落ちている場所に出現することもあるが、アイテム回収は不可欠なので率先して戦った方が良い。
 
周囲の敵と比べて攻撃力が極端に低いため、マドハンド単体ならちょっとタフな程度の雑魚でしかなく、仲間呼びもしないため後のシリーズと比べるとこれ単体では強敵とは言い難い。
ただ、強力なモンスターが近くにいる場合は脅威度が地味に上がる。むしろ他モンスターとの複合こそがこいつの真価と言っていい。
HPと防御力は高いため、倒すのに時間がかかるというのも嫌らしい点。
運が悪いと「【ドラゴン】【アークデーモン】から逃げている最中に避けられない位置にいて足を掴まれ、逃げられなくなった」……なんて最悪な状況を食らうこともある。
こいつがいる場所を通過する際は、周囲の状況と今の自分の状況をよく把握した上で落ち着いて動こう。見かけたら周囲に他の敵がいないうちに予め倒しておくのも良いが、部屋の入り口付近など安全確認が難しい場合はうかつに隣接せず、一歩以上離れて遠距離攻撃で始末するのが最善である。
特に、【モンスターハウス】では「モンスターハウスに1歩踏み入れたときにコイツがいるのを見逃して1歩下がるのを怠り、動きを封じ込められ部屋から出られなくなって強敵に囲まれる」「開幕モンスターハウスで階段や入り口傍に立っていて逃げ道を塞がれる」……など、にっちもさっちもいかない致命的な事態に追い込まれることがあるので要注意である。
なお、モンスターハウスに初期配置されているマドハンドは1歩踏み入れた直後であれば隣接しても掴まれることはない。
同様に、階段を下りた先やフロア間ワープした先でマドハンドと隣接している状況になることもあるが、その場合は落ち着いて一歩離れれば掴まれることはない。
ただし、その状態ですぐ横にアイテムが落ちていて、マドハンドから離れながらアイテムを拾おうとしたらそれが【ミミック】で噛みつかれ、それと同時にマドハンドにがっちり掴まれるということもごく稀にだがあり得る。
同じフロアに他の強敵がいたりすると一気にピンチに陥るので、それを避けたければ多少面倒だが一度何もない場所に向かって離れ、そのあとにアイテムを拾った方が無難。と言いつつモンスターハウスだとアイテムのない床には罠がある確率が高いので状況次第だが。
同じフロアに【おおめだま】がいて混乱状態にされると意図せず隣接してしまう場合もある。その場合は迂闊に歩こうとせずその場で武器を振るなどして混乱が解けてから歩くのが無難だろう。
 
長々と書いたが、普通にプレイしている限りこいつに悩まされることは少なく、やはり地味なモンスターという印象は拭えない。
簡単に言えば、ドラゴン1匹とマドハンド1匹のコンビより、ドラゴン2匹の方がよっぽど厄介である。
うごくせきぞうは呼ばないし、アイテムも盗まないし、遠距離攻撃を潜ってかわすこともないので、不思議のダンジョンシリーズでは最弱のマドハンドだろう。

トルネコ2

HP30、攻撃力9、防御力14、経験値35(レベル1のステータス)。
今作からは時々【うごくせきぞう】を呼ぶ仕様になり、若干強化された。
足を掴む前にいきなり攻撃してくることもあるが、なぜか何もしてこないこともある。
【物質系】なので【つるはし】で一撃必殺が狙えるが、そこまでするほどの強敵でもない。
 
初登場は【火吹き山】で、その後のダンジョンでも7~10Fの浅いフロアに出現する。
登場が早くなった分、HPは30と半分以下になった。
しかし経験値は35とあまり減っていないので、序盤の稼ぎとしてはおいしいモンスターになった。
こいつはそこまで強化されたわけでもないが、上位種のブラッディハンドはかなり凶悪。
 
【ルーラ草】は足掴みの効果を無視して発動するので、コイツのせいでピンチに陥ったときには非常にありがたい脱出手段になる。
 
【公式ガイドブック】には「やたら大勢のマドハンドがトルネコと交戦している」イラストが存在するが、トルネコ2では群集で出現することはない。

トルネコ3

HP10、攻撃力6、防御力5、経験値9(レベル1のステータス)。
HPは10と前作の1/3になり、ステータスだけを見ると【ももんじゃ】以下の弱いモンスターになった。
これだけ見ると弱体化した様に思えるが、今作では一気に極悪仕様に。

  • 3~5匹ほどの集団で発生する
  • プレイヤーの足を掴んで、倒すまで移動を封じる
  • プレイヤーが持っているアイテムを盗み、周囲の地面に投げ捨てる
  • 周囲1マスに落ちているアイテムをプレイヤーに投げつける
  • 【潜ってかわす能力】で、矢・杖・巻物といったアイテム攻撃をかわす
  • Lv2以上のマドハンドのみ、うごくせきぞうを呼ぶ

と、凶悪な特殊能力が多数追加。
これらの卑劣な特殊攻撃を集団でやってくるのだから堪った物ではない。
今作では足を掴む能力は正直オマケのようなもので、主に脅威になるのは主にアイテム盗み・アイテム投げ・潜ってかわす能力の3つである。
 
出現ダンジョンが非常に多く、シナリオ編・エンディング後を問わず、ありとあらゆるダンジョンで出てくる。
【南海の地下道】【海底山地 山頂部】【海竜島の遺跡】【遺跡の大空洞 北】【いけにえのほら穴】
【試練の道】【密林島の発掘場】【魔物の巣】【封印の洞くつ】【異世界の迷宮】
南海の地下道で初登場した後、その後も多数のダンジョンに出現する。
 
まず厄介なのは、アイテム盗みとアイテム投げのコンボ。
プレイヤーの所持アイテムを地面に投げ捨てた挙句、そのアイテムをプレイヤーにぶつけるという酷い攻撃をしてくる。
ぶつけられたアイテムは当然なくなってしまうし、【バーサーカーのたね】などを投げられると悲惨な事態になる。
【保存の壺】を盗まれる→地面に落ちた保存の壺を投げられて割れる→保存の壺の中身がぶちまけられ、それを全部投げられる」という最悪なコンボが起きる可能性も……。
あの悪名高い【とじこめ投げ】の主な発生原因でもある。いけにえのほら穴でこいつにとじこめ投げを喰らった人は数多いだろう。
 
正確に言うと、盗んで投げ捨てたアイテムに限らず、最初から地面に落ちていたアイテムも投げてくる。
周囲1マスにアイテムが落ちている場所に出現することもあるが、その場合はプレイヤーを発見次第、すぐにそのアイテムを投げてくる。
もしそのアイテムが【とじこめの壺】だったなら、部屋に入って投げられた瞬間にゲームオーバーである。
これを防ぐためにも、【透視の指輪】で部屋に入る前にマドハンドを発見したら、魔法の石を投げて倒しておきたい。
 
そしてもう1つ厄介なのは、潜ってかわす能力のせいで大半の遠距離攻撃が効かないこと。
前作までのように矢や杖で始末することができず、有効な遠距離攻撃は石に限られる。
今作でも移動能力は無いのだが、裏を返せば近付いてきた所を先制の一撃で倒すことはできず、マドハンドの集団に行く手を阻まれた場合は、アイテムを奪われることを覚悟の上で自分から彼らの群れに近付かなければならない。
 
アイテム盗み攻撃は【技封じの指輪】【ミニデーモンの指輪】のどちらかの効果で防備できるが、前者の指輪は【不思議の宝物庫】の71F以降の【ガーゴイルの店】で購入するのみと、最高難度の入手の難しさを誇る上に、後者の指輪は最速でもポポロ編中盤の【密林島の発掘場】の4Fか5Fで拾うのみと、この時点ではレベルも低く入手が難しい。
しかし、上述の通りマドハンドは様々なダンジョンで出現し、アイテム盗み攻撃は非常に凶悪なことを踏まえれば、寄り道を承知の上で1つはミニデーモンの指輪が欲しい。
 
最も安全で楽な倒し方は、【ようがん石】【魔法の石】をぶち当てることである。
潜ってかわす能力を持つモンスターにも石は当たるし、石なら隣接せずに攻撃できる。
ただ、マドハンド1匹につき石1個を使うことになるので、石の消耗が激しくなるのが難点。
基本的に隣接さえしなければ無害なので、近づかずに逃げるというのも手。
 
トルネコで【ロサ】を連れて冒険している際は特に注意が必要。運悪く【父のとっくり】を割られたときはを覚悟すること。
ポポロなら、【バッチリがんばれ】で仲間モンスターを突撃させれば対処しやすい。
仲間モンスターはアイテムを盗まれることがないが、呼び出されるうごくせきぞうには注意。
うごくせきぞうを呼ぶことを逆利用して、経験値稼ぎに利用されることもある。詳細は【マドコン】を参照。
 
仲間にしたときのデフォルトネームは「マドーン」で、成長タイプは【守備・特殊】
やはり自分で動けず、レベルを上げてもHPや攻撃力が全く伸びないのでそのままでは全く役に立たない。
話し掛けると同じフロアのどこかにワープする能力があるが、ワープ直後に倒されることもしばしばで、これも役に立つとは言えない。
一応、成長タイプの関係上、Lvを99まで上げれば防御力は同レベルの【防御・晩成】【攻撃・特殊】より伸びるので、レベルアップでは全く伸びないHPと攻撃力をフルドープすれば強くはなる。
しかし、潜ってかわす能力のせいでドーピングは困難を極める。特に攻撃力のフルドープは究極のやりこみ要素となるだろう。
また【回復定数】が30と回復が非常に早いモンスターの中で守備力が大きく伸びるのはこのモンスターだけであるため、理論上は育成が完了すれば他のモンスターよりタフになる。
 
GBA版では【風の杖】以外の柱系杖の魔法が通じる様になり、少し弱体化したが、それでも難敵であることには変わりはない。
GBA版では【ぐんたいガニ】【スライムブレス】など一部のモンスターが集団出現しなくなっているが、こいつは相変わらず集団で湧くので注意。

少年ヤンガス

初登場は【ならくの洞くつ】。地面から生えているからか、あるいはモンスター物語の設定を取り入れたのか植物系に。
なんと普通に動けるようになった。恐らくは【ポッタルランド】で連れ歩くための措置だろう。
 
しかし、トルネコ3でのあまりの極悪仕様に反省したのか【アイテムぬすみ】【なかまをよぶ】のみでかなり大人しくなった。
ただし、仲間を呼ぶ頻度が非常に高い上に、こちらが隣接していなくてもモンスターを呼び出す仕様になっており油断は禁物。
特にマップが見えない+中部屋規模の部屋ができることが多い【のろわれた地下庭園】ではこちらから位置が把握できないことを良いことに、【ヤンガス】と隣接する前からモンスターを大量に呼び、アイテムを奪って姿をくらましたり、小型の【モンスターハウス】を作り出す大変厄介なモンスターになっているので気は抜けない。
こいつの出現する階層での【大部屋】フロアは悪夢である。
ちなみに【どくむこう】を持っているので毒が効かなかったりもする。
 
また、【しゃくねつの大洞くつ】ではトルネコ3を彷彿とさせる極悪な敵と化す。
今作では「ヤンガスが【ガーゴイルの店】の外にいるときにガーゴイルの店の商品が無くなった場合、無くなった理由に拘わらず【泥棒】扱いされる」という理不尽な仕様になっている。
普段はそう簡単に起こる現象ではないが、落ちているアイテムのほとんどが【ようがん石】のこのダンジョンでは「ガーゴイルの店の存在するフロアでマドハンドにようがん石を盗まれ、店内に落とされた際ようがん石の爆発で店の商品が消滅してしまう」という事故が物凄く発生しやすい。
しゃくねつの大洞くつでは、こいつにアイテムを盗まれない様に注意して立ち回ろう。
 
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「マドーン」、♀が「マドンナ」。
+値を上げると回避と運の良さが大きく伸びるようになる。
配合パターンは【おばけキノコ】×ゾンビ系。
虫系を相手に配合すると【コロファイター】、鳥系相手で【コロマージ】、ドラゴン系相手で【マンドラゴラ】が生まれる。

スラもり1

【スライムのしっぽ】に出現。黄土色の蠢く丸い物体を見かけたらコイツ。
ゆっくりと接近し、こちらに掴み掛かってくる。その場合はボタン連打で脱出する。
物を投げつけると主人公と勘違いして掴み掛かるので、その隙に攻撃する。
中ボスの【ギガお】戦でも登場し、こちらの前進を阻止しようとする。
なかなかの難敵でインパクトも十分なのだが、その後のシリーズには登場していない。

バトルロード1

第一章から登場。
ステータスはHP:527 ちから:52 かしこさ:71 みのまもり:79 すばやさ:52。
攻撃手段は「仲間を呼ぶ」と「足をつかむ」。
前者は仲間のマドハンドを2体呼び出し、3体で敵全員を攻撃。
後者は敵1体の足をつかみ、ダメージを与えて動けなくする。
ステータスは平凡だが、ほとんどの属性のダメージを軽減し、効きづらい状態異常が多い守備型モンスターである。
また、必殺技の【ホームラン】【にゃんたまアタック】を発動するのに必要なモンスターでもある。
 
バトルロード2では、【バトルマスター】と組むと、仲間を呼ぶの代わりに多少威力の高い「マドアッパー」を使うことができる。

バトルスキャナー

冥動の天魔王編より登場。最高相性の性格は【タフガイ】
基本ステータスはHP:304、ちから:201、すばやさ:166、かしこさ:83、みのまもり:114。
技はたたきつける→マドアッパーの順で変化していく。

ソード

【溶岩の海】に出現。相変わらず仲間を呼ぶことを得意とする。
仲間を射程外で呼ぶため、こちらにきたときに殲滅しないと、一匹でも残ると射程外で仲間を呼ばれてしまう。
斬っても斬っても増える様はまさに原作通りである。
しかも数が多いからといって油断してると意外と本人の攻撃力も馬鹿にならない。ガードは楽だが怠らないように。
終盤の敵ゆえに経験値・ゴールド共に多く、わざと仲間を呼ばせることで稼ぐことも可能。
魔王討伐の資金源に利用させてもらおう。

ヒーローズ1

初登場は【ドワドキア】
殴る他、泥沼を作って足止めを図る。
これが非常に鬱陶しく、動きが遅くなってかなり苛立つ。
特に防衛戦では致命的な時間のロスとなりかねないのですぐに倒そう。
【モンスターコイン】で呼び出すと同じように泥沼を作るが、いまいち効果が感じられない。
出すだけ時間の無駄かも。
 
ドワドキアのボス【だいまじん】戦でも魔扉から出てくる。
【族長】やフィアンセが泥沼で足止めされるとだいまじんにやられる可能性が高いので、素早く倒そう。
一方モンスターコインで呼んで泥沼を作ってもらってもだいまじんを全然足止めできてない。全くの役立たずである。
ちなみにステージをぐるぐる回らなければならないため、景観に飽きたら泥沼を作って、風景に変化をつけて精神的ストレスを緩和するという使い道がなくもないかもしれない。

ヒーローズ2

【ジャイワール国境】で初登場。【魔族の森】にも登場する。
攻撃方法は兼ね前作と同じなので見かけたら即刻倒してしまおう。
モンスターコインは効果が変わり大きくなって叩きつけるものに。
前作と違って使い勝手が僅かだが向上した。
 
倒すと【小さな化石】【ふしぎなドロドロ】を落とすことがある

ビルダーズ1

3章の青のとびらの先にやたらと出てくる。
好戦的ではないが、ちょっかいを出すと結構離れた場所にいる同種も寄ってくる。
何気に体色が地面の色と保護色になっている。特に夜だとホントに見えにくい。
 
落とすアイテムはうごめく枝か【石つぶて】5つ。
上位種に比べるとハッキリ言ってお粗末。積極的に狩る気はおきないだろう。
2016年3月3日にパッチ修正で【木材】を入手するのに必要なスギの苗もドロップするようになった。
 
【フリービルドモード】では住人としてやって来ることがある。
「すばらしいところだ!」と意外(?)にもマトモなコメントをしてくれる。

ビルダーズ2

上位種の【ブラッドハンド】と共に登場。
【モンゾーラ島】の湿原や【ジメジメ島】の高台、【からっぽ島】の泥地帯などに生息している。
 
いかにも現住の魔物に見えるが、モンゾーラ島の【リリパット】によると【ハーゴン教団】所属の魔物であるらしく、リリパットから【草原の素】を取り上げて、周囲を泥地まみれにしている。
モンゾーラ島以外のマドハンドが教団員かは不明だが、どこにいる個体も草原の素をドロップするのは同じ。
 
最初から群れた状態でスポーンしていることがある上、【なかまをよぶ】で仲間のマドハンドを次々に呼び寄せる。
が、こちらから手出ししない限りは至近距離まで接近しても攻撃をしてくることはない。体力が低い上に攻撃モーションも隙だらけのため、倒すにあたってはまず苦労しないだろう。
複数匹いても、本作では【少年シドー】が片っ端から倒してくれるのであまり気にならない。
むしろ、上述の通り草原の素をドロップする点が重要で、【草原だんご】【森林だんご】を作るにあたってはマドハンド狩りが早道になる。
 
前述のとおり、からっぽ島に泥地帯があると出現することがあるが、建築物を破壊することはなく、こちらに積極的に向かってくることもほとんどないので、用がなければ放っておいても問題ない。
逆に、草原の素集めに役立つ利益の面が大きい。からっぽ島開拓時に草原の素が足りないと思ったら、島のどこかに適当に泥地帯をつくり、マドハンドを狩ると、島を出ずとも草原の素を集められるので便利。【ギラタイル】【トゲわな】で自動狩りできるようにしておくとより便利。泥エリアには同じく緑化に役立つ【こやし】を落とす【くさったしたい】も出現するので2体まとめて利用しよう。
草原地帯も一緒に配置して【いっかくうさぎ】も同時に出るようにしておけば【生肉】【わた】も稼げる。
 
【かんごく島】クリア後に【ジメジメ島】にいるマドハンドを倒すと、なんと起き上がり仲間になりたそうにこちらを見ていることがある。
このときに【まもののエサ】を与えて仲間にするとからっぽ島の島民になる。
ジメジメ島の広域にわたって生息し、仲間になりたがる確率も高いので、勧誘するのはとても簡単。
話しかけた際の台詞は意外にも敬語であり、かなり流暢にしゃべる。前作でのコメントといい、ビルダーズ世界のマドハンドは知能が高いのだろうか。
ちなみに、【住人めいぼ】を使って現在いる開拓地に引っ越しさせてあげると前作と同じく「すばらしいところだ!」と言ってくれる。
 
仲間になった際の特技はアイテムづくりとじゃんけん。
・・・・・と住人めいぼには書かれているが、過去Verでは物を作った試しが無く、出来上がった物を回収するだけの半分詐欺な役割であった(検証動画でも証明済み)。
しかも【スライム】【ゴーレム】【ブラウニー】のように設計図の建築を手伝ってくれるわけでもなく、たき火や錬成台で出来上がった物が無い限り、本当に何もしない。
ただ一応、詐欺臭くこそあるが、回収しかしない点を逆手にとって、完成品で渋滞しがちなキッチンにおいて、大きなキッチンに【キメラ】系などの他の料理作りを行うNPCと共に放せば、それと分業して料理作りの回転を上げてくれる。
 
また、【農家の倉庫】【ツボだらけの部屋】など住人がアイテムを入れてくれる部屋があれば、自動でアイテムを入れる仕事をしてくれる。
「無からアイテムを作り出す」という点からするとこの行動こそが特技「アイテムづくり」に当たるのだろうか?
まあこれは別に他の人間キャラでもやってくれる行動な上に、かんごく島クリア後になっていまさら、という感じはあるが・・・。
 
もうひとつの特技のじゃんけんは、マドハンドかブラッドハンドが同じ開拓地に2匹以上いる際に、じゃんけんをはじめるというもの。
……見ていると楽しいが、特になんの利益もない。
また、残念ながら、テリワンやDQMのように主人公とじゃんけんをしてくれるわけでもない。
 
モンスターと対峙する際には戦いに参加してくれる。しかし戦いに関する特技は何もなく、攻撃が大振りなせいで攻撃がかわされることさえあり、当てても攻撃力は雀の涙な上に変にノックバックさせたせいで少年シドーの攻撃が外れてしまうこともある始末。
よってパーティに加える意味はほとんどなく、拠点を守る役割にも不向き。
 
特技にアイテムづくりを謳いながら、やることが部屋の効果によるアイテム生成か他人の作ったアイテムの回収のみ。というのは問題だったためか、Ver1,5のアップデートでようやく【かじ屋】【ビルダールーム】にて、正しく素材からアイテムを作り出す物作りをしてくれるようになった。
【収納箱】【木材】【石材】など適当な無限素材化した素材でも放り込んでおけば、かなりのハイペースで【ビルダーハート】を出しながらアイテム作成に勤しんでくれる。
仕事部屋を作る下準備は必要だが、普通ならゴミとして逐一削除するばかりの素材をビルダーハートのタネにしてくれるという新たな役割はできた。
【キラーマシン】を利用したくすりの葉自動収穫も行っていれば、同時に【草糸】が嫌になっているほどたまるはずなので、使わせる素材が尽きる心配はなくなる。
ただし、素材はあればあるだけ使ってしまうためわた、【毛皮】などの無限素材化できない素材は収納箱に入れておかないように。
ちなみに、NPCが各種料理を作る場合とは違い、まだ主人公が作成したことのないアイテムを作ることもある。

ライバルズ

スタンダードパックにて初期より実装。共通のノーマル。

3/1/1 ゾンビ系
召喚時:このユニットの上下にマドハンドを出す

相変わらず個々は弱いが集団戦法をしかける。
サービス開始時はそこまで目立ったカードではなかったが、多数展開カードの中では軽い割に数が多く出るので、【暴走魔法陣】と同時に使うことで魔法陣を最低3つ展開、0コストの【メラ】ですら打点4、【イオ】【イオナズン】以上になって盤面完全一掃、と魔法陣ゼシカが猛威を奮い、魔法陣のナーフに至った。
その後は系統デッキが登場したことで【ワイトキング】などのゾンビ系シナジーと合わせて使われることとなった。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」の通常モンスターとして、モグラのアジト周辺などに出現。
【ガスト】【ことだまつかい】など、ゾンビ系シナジーのカードを使う。
【どくろ大臣】などの死亡時効果に注意して戦おう。

ウォーク

メインストーリー4章7話~5章6話などで出現する。雨の時や水辺付近でのみ見かけるモンスター。
同種の仲間やホイミスライムを呼ぶがホイミスライムは弱く、同時出現数が4匹までのこのゲームでは数で押される心配もない。
こころの色は青でコストは57。

タクト

物質系のDランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは【ひっかき】/「わしづかみ」
才能開花で才能開花とくぎ「スライドパンチ」
才能開花性能「ヌメヌメボディ」/「休み成功率+10%」などを習得できる。

ダイの大冒険

妖魔士団に所属していたようだが、本編での出番はなかった。

アベル伝説

9話に登場。浮遊要塞ガイムに乗り込んだ【アベル】たちの行く手を阻む。
このシリーズのモンスターの例に漏れず3~4mは有ろうかという巨体で、次々と同種の仲間を呼び寄せたが、目立った活躍も無くただやられるだけであった。

モンスター物語

エニックス発行の【モンスター物語】によると、巨大な不気味な球根状の本体が地面の中に埋まっており、そこから無数の手が髭根の如く伸び出しているものとなっている。
しかも再生能力も高く、地面から出た手だけを倒しても1時間程で新しい手が生える。
従って、本体を掘り起こして木っ端微塵に破壊しなければならないが、それでも残った破片が本能で動き出し、養分の溜まった場所へたどり着くとそこへ根付いて徐々に再生を繰り返すという始末の悪いものとなっている。
ちなみに草食性で、土の養分だけでなく大根などの野菜まで引きずり込んで養分としてしまうため、人間にとっても単純な強さ以外の側面で厄介な存在となっている。
 
また上位種のブラッドハンドも同じような構造をしているがこちらの方が本体が一回り大きく、また生態も肉食性なのでより危険であるようだ。

蒼天のソウラ

1巻で初登場。
目覚めたばかりの【アズリア】が流した血が地面に落ちた箇所から【ドロヌーバ】と一緒に複数体が生成された。
その他では【ソウラ】【エクステンション・ライン】で生成する超巨大なマドハンドを使った打撃技である「マドパンチ」が【魔工機兵 レイダートレイン】へのトドメの一撃に使われている。