概要
アクションと財宝カードのどちらに対しても玉座の間になるカード。
玉座の間やティアラに比べるとコストこそ高いものの、先に引けばアクションを倍加してデッキを回し、引ききり後なら財宝を倍加するなど自由度は高い。
利用法
- 財宝カードを2回プレイできる効果は、基本財宝カードに対して使用してもそれぞれ銅貨、銀貨、金貨として扱っているだけなので案外しょっぱい。
- 玉座の間として使うことを主な用途として、その他に特殊な財宝カードに化けることで活用することを考えた方がいいだろう。
- 玉座の間にありがちな、手札に玉座の間と財宝カードだけといった事故を起こした際、最低でも財宝の出力を倍にできる。
- とはいえコンボデッキでは基本的にただの玉座の間で使うことになるため、高額なこと以外あまり代わり映えしない。根本的な解決ではないため、採用理由としては後ろ向きである。
- デッキにあまり増やしたくないポーションを2回プレイし、コインと購入があるときだけ臨時のポーションとして扱う。
- 元手を2度使用する。カードとして捨て札になる元手は1枚だけなので、12コインを生み出しつつ負債を6に抑えることができる。
同じ拡張(帝国)の財宝であり一緒に登場する機会も多いと思われるため、知っているか知らないかで大きな差が出るこのコンボは、頭の隅においておきたい。
詳細なルール
- アクションカードの再使用について、詳しくは玉座の間のルールを参照。
- 冠で持続カードを2回使用すると、持続カードが捨て札になるまで冠も場に残る。雇人やチャンピオンを冠で再使用すると、「財宝カードが場に出続ける」という珍しい状況になり、施しの効果が得られなくなる。
- 冠によって発揮される効果は、プレイされたフェイズによってのみ判定される。
- 冠を使用したのがアクションフェイズならアクションしか、購入フェイズなら財宝しか再使用できない。
- 闇市場や語り部の効果で冠をプレイした場合、「アクションカードの2回使用」を先に処理し、その後元のアクションの処理に戻る。
- 夜フェイズに冠を使用した場合は何も起こらない。*1
- クリーンアップフェイズに冠を使用した場合は何も起こらない。*2
- 購入フェイズに、冠A→冠B→豊穣の角笛とプレイし、豊穣の角笛の効果でヴィラや騎兵隊を獲得したとき、冠Bの二回目の効果で使用できるカードはアクションカードである。
- カードの種類として「アクション」を持つため、アクションカードとして扱われる。同様に財宝カードでもある。
- 他のプレイヤーの女魔術師のアタックの影響を受ける場合、購入フェイズに冠を使用したとしても、それがそのターン最初に使用したアクションカードであれば冠は+1カード、+1アクションの効果になる。
- アクションフェイズ以外に使用した冠に対しても御料車を呼び出すことができる。
- 購入フェイズに呼び出した場合、財宝カードを2回使用する効果をもう一度得る。
- 他のプレイヤーの追いはぎのアタックの影響を受ける場合、アクションフェイズに冠を使用したとしてもそれがそのターン最初に使用した財宝カードであれば冠は無効化される。
- 「ターンの開始時」はアクションフェイズであるため、ターンの開始時に使用される冠は、必ず「アクションカードの2回使用」の効果となる。
- アクションフェイズに使用した冠であっても、「財宝カードが場に出ている」と見なされることに注意。
- 銀行を使用した際は、冠は場に出ている財宝カードとして数える。
- 造幣所を購入した際は、冠は場に出ている財宝カードであるため、廃棄される。
- 官吏を獲得した際は、冠は場に出ている財宝カードであるため、デッキトップに置かれる。
- 施しを購入した際は、冠が場に出ているため、カードは獲得できない。
関連カード
余談
- ドミニオンの王国カードで唯一最初からアクション-財宝カードである。
コメント
- 購入フェイズで財宝を場に出した後、何らかの方法(例えば豊穣の角笛+そりなど)で手札に加えた財宝を冠で二度使用することは可能ですか?
購入フェイズは ①使用する財宝の選択 ②財宝を一枚ずつ場に出し、必要なら効果を解決する の順で進むとの認識です。 --
- 『購入フェイズに入った際に手札なかった財宝カードは使用できない』と言うルールは特にありません。
「共通ルール」ページ内の記載にある通り、「財宝カードの使用タイミング」は「手札から財宝カードを選び、プレイエリアに1枚ずつ分かりやすく出して使用する」を、使用したい財宝がなくなるまで繰り返します。
つまり、「財宝カードの使用タイミング中」であれば、途中に手札に加わった財宝カードでも通常の使用(あるいは冠での二度使用)を行うことができます。 --
- ありがとうございます。まさに『購入フェイズに入った際に手札に無かった財宝カードは使用できない』というルールがあるのだと勘違いしていました。確認できて良かったです。 --