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基本情報 
期間限定入手キャラクター(→祈願)
画像 |
![]() |
プロフィール | |
名前 | |
CV | 松岡禎丞 |
誕生日 | 4月17日 |
所属 | 璃月仙人 |
神の目 | 風 |
命ノ星座 | 金翼鵬王座 |
装備可能武器 | 長柄武器 |
オリジナル料理 | 「夢」(杏仁豆腐) |
ひとこと紹介 |
璃月を守る仙人・「夜叉」。またの名を「降魔大聖」、「護法夜叉大将」。 |
人物評 |
「千年も続く恩讐、『夜叉』の姿で契約を果たしてきたあの仙人は、今になってようやく解放されたのじゃろうか?」――かつて仙人との対局の中、歌塵浪市真君はこう嘆いた。 |
公式動画
✦✦✦ | エピソード | 実戦紹介 | OST selection | チュートリアル動画 | インタビュー | |
a | ショ魈ーー | 護法仙衆夜叉録![]() | 劫を経りて、悪祟を祓う![]() | 邪祟払い、束の間の安らぎ![]() | 降魔大聖![]() | 松岡禎丞![]() ![]() |
ステータス 
Lv.1 | Lv.20 | Lv.40 | Lv.50 | Lv.60 | Lv.70 | Lv.80 | Lv.90 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | |||
基礎HP | 991 | 2,572 | 3,422 | 5,120 | 5,724 | 6,586 | 7,391 | 8,262 | 8,866 | 9,744 | 10,348 | 11,236 | 11,840 | 12,736 |
基礎防御力 | 62 | 161 | 215 | 321 | 359 | 413 | 464 | 519 | 556 | 612 | 649 | 705 | 743 | 799 |
基礎攻撃力 | 27 | 70 | 94 | 140 | 157 | 180 | 203 | 226 | 243 | 267 | 284 | 308 | 325 | 349 |
会心率 | - | - | - | - | 4.8% | 4.8% | 9.6% | 9.6% | 9.6% | 9.6% | 14.4% | 14.4% | 19.2% | 19.2% |
※表中の灰字部分について、ゲーム中の情報の提供をお待ちしております。ゲーム内情報に基づき修正した際はカラーリングの解除をお願いします。
天賦 
通常攻撃
戦闘天賦(通常攻撃) | 天賦紹介 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() 通常攻撃・微塵突進 | 通常攻撃 槍による最大6段の連続攻撃を行う。 重撃 一定のスタミナを消費し、斬り上げ攻撃を発動する。 落下攻撃 空中から落下し地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に範囲ダメージを与える。 魈が落下攻撃を行う時、落下ダメージを受けない。 | |||||||||
ステータス詳細 | 1段 ダメージ | 2段 ダメージ | 3段 ダメージ | 4段 ダメージ | 5段 ダメージ | 6段 ダメージ | 重撃 ダメージ | 重撃スタミナ 消費 | 落下期間の ダメージ | 低空/高空落下 攻撃ダメージ |
Lv.1 | 27.5%+27.5% | 56.9% | 68.6% | 37.7%+37.7% | 71.5% | 95.8% | 121% | 25 | 82% | 164%/204% |
Lv.2 | 29.4%+29.4% | 60.8% | 73.2% | 40.2%+40.2% | 76.4% | 102.4% | 129% | 88% | 177%/221% | |
Lv.3 | 31.3%+31.3% | 64.7% | 77.9% | 42.8%+42.8% | 81.3% | 108.9% | 138% | 95% | 190%/238% | |
Lv.4 | 33.8%+33.8% | 69.9% | 84.1% | 46.2%+46.2% | 87.8% | 117.6% | 149% | 105% | 209%/261% | |
Lv.5 | 35.7%+35.7% | 73.8% | 88.8% | 48.8%+48.8% | 92.7% | 124.1% | 157% | 111% | 223%/278% | |
Lv.6 | 37.9%+37.9% | 78.3% | 94.3% | 51.8%+51.8% | 98.4% | 131.8% | 166% | 119% | 238%/297% | |
Lv.7 | 40.7%+40.7% | 84.1% | 101.3% | 55.6%+55.6% | 105.7% | 141.6% | 179% | 129% | 259%/323% | |
Lv.8 | 43.5%+43.5% | 89.9% | 108.3% | 59.5%+59.5% | 113% | 151.4% | 191% | 140% | 280%/349% | |
Lv.9 | 46.3%+46.3% | 95.8% | 115.3% | 63.3%+63.3% | 120.3% | 161.2% | 204% | 150% | 301%/375% | |
Lv.10 | 49.1%+49.1% | 101.6% | 122.3% | 67.2%+67.2% | 127.6% | 171.0% | 216% | 162% | 323%/404% | |
Lv.11 | 52.0%+52.0% | 107.4% | 129.3% | 71.0%+71.0% | 135.0% | 180.8% | 228% | 173% | 346%/433% |
元素スキル
戦闘天賦(元素スキル) | 天賦紹介 | |
---|---|---|
![]() 風輪両立 | 疾速突進し、経路上の敵に風元素ダメージを与える。 空中での発動が可能。 初期使用可能回数2回。 異郷の伝説では、世界は二つの大きな風輪によって破壊されるという。 魈の槍術はすでに神の領域に達し、まるで二つの風輪のように敵を切り裂く。 | |
ステータス詳細 | スキルダメージ | クールタイム |
Lv.1 | 253% | 10秒 |
Lv.2 | 272% | |
Lv.3 | 291% | |
Lv.4 | 316% | |
Lv.5 | 335% | |
Lv.6 | 354% | |
Lv.7 | 379% | |
Lv.8 | 404% | |
Lv.9 | 430% | |
Lv.10 | 455% | |
Lv.11 | 480% | |
Lv.12 | 506% | |
Lv.13 | 537% | |
Lv.14 | 569% |
元素爆発
戦闘天賦(元素爆発) | 天賦紹介 | ||||
---|---|---|---|---|---|
![]() 靖妖儺舞 | 数千年前に妖魔たちに恐れられた夜叉の儺面を見せる。 夜叉の儺面 ・魈のジャンプ力が大幅にアップする。 ・攻撃範囲が広がり、与えるダメージが上昇する。 ・攻撃ダメージは風元素ダメージとなり、元素付与によって他の元素に変化することはない。 この状態の魈は、HPが持続的に減少する。 この効果は魈が退場する時に解除される。 降魔の儺面を被り、邪悪を脅かせ、妖魔を滅する「護法夜叉」の姿を現す。 強大な力を手に入れる分、巨大な痛みを背負う式、その名は「靖妖儺舞」。 | ||||
ステータス詳細 | 通常攻撃/重撃/落下攻撃ダメージ上昇 | HP減少 | 継続時間 | クールタイム | 元素エネルギー |
Lv.1 | 58.5% | 3.0%現在HP/秒 | 15秒 | 18秒 | 70 |
Lv.2 | 62.0% | ||||
Lv.3 | 65.5% | ||||
Lv.4 | 70.0% | 2.5%現在HP/秒 | |||
Lv.5 | 73.5% | ||||
Lv.6 | 77.0% | ||||
Lv.7 | 81.6% | 2.0%現在HP/秒 | |||
Lv.8 | 86.1% | ||||
Lv.9 | 90.7% | ||||
Lv.10 | 95.2% | ||||
Lv.11 | 99.8% | ||||
Lv.12 | 104.3% | ||||
Lv.13 | 108.9% | ||||
Lv.14 | 113.4% |
固有天賦
固有天賦 | |
---|---|
![]() 降魔・平妖大聖 | 靖妖儺舞状態の時、魈の与える全ダメージ+5%。また、スキル継続中、3秒毎に与える全ダメージが更に+5%。 最大25%まで。 突破段階「1」で解放 |
![]() 壊劫・国土砕き | 風輪両立発動後の7秒間、風輪両立によるダメージ+15%。 継続時間7秒、最大3重まで、重複で発動すると継続時間がリセットされる。 突破段階「4」で解放 |
![]() 神通・空中自在法 | チーム内の自身のキャラクター全員が登りに消費するスタミナ-20%。 同じ効果を持つ固有天賦との重ね掛け不可。 |
命ノ星座 
![]() 第1重 | 壊劫・三界破壊 風輪両立の使用可能回数+1。 |
---|---|
![]() 第2重 | 空劫・虚空開敷の変 フィールド上にいない時、魈自身の元素チャージ効率+25%。 |
![]() 第3重 | 降魔・憤怒の相 風輪両立のスキルLv.+3。 最大Lv.15まで。 |
![]() 第4重 | 神通・諸苦滅尽 魈のHPが50%未満の時、防御力+100%。 |
![]() 第5重 | 成劫・無明増長 靖妖儺舞のスキルLv.+3。 最大Lv.15まで。 |
![]() 第6重 | 降魔・護法夜叉 靖妖儺舞状態の時、落下攻撃が2体以上の敵に命中すると、風輪両立の使用回数+1。 その後の1秒間以内は、クールタイム関係なく風輪両立を発動できる。 |
使用素材 
プロフィール 
本項目はメインシナリオとキャラクターに関するネタバレ要素を含みます。閲覧する際は留意してください。
物語
物語 | 内容 | ストーリー開放条件 |
キャラクター詳細 | 見た目は少年ではあるが、魈の実年齢はすでに2000歳を超えている。 だが、見た目で彼を見下す者はいない。彼が只者ではないと、誰もが肌で感じ取れるからである。 ──危険、無口、刃のような鋭い眼差し。 世代も声望も仙人の中では上位であるが、人間の間での名声はあまり高くないようだ。 なにせ、彼は幸福や金運をもたらすような仙人ではない上に、絶雲の間で暮らす仙道の秘密を象徴する衆仙でもない。 仙力を使う魈を見た人物がいるというのなら、おそらくその人は生と死の瀬戸際に立たされ、極めて危険な状態だったのだろう。 それは決して、魈が人に危害を加えているわけではなく──魈がいつも璃月の灯りを呑み込まんとする闇と戦っているからだ。一般人がその戦闘を目撃したのなら多少の影響を受けるのは避けられないだろう。 もちろん、それは口封じを理由に殺されるような秘密ではない。 | 初期解放 |
キャラクターストーリー1 | 魈は一体何と戦っているか? 真相を婉曲的に表現するのであれば、過去の憎しみ、実現できなかった願望、敗者の嘆きと言えるだろう。 直接的な言い方をすれば、七神制度が確立される前の「魔神戦争」の中で敗れた魔神の残滓だ。 それらはモラクスに敗れ、様々な盤石の下に鎮圧された。 しかし、魔神というのは不滅の体を持っている。その意識は消えども、力と憎しみは沈泥化し、その穢れが民の暮らしを徐々に侵すのだ。 「靖妖儺舞」――真実を知る璃月の実権者は、魈が戦ってきた幾千の夜をそう呼ぶ。 それらの戦闘には勝者がいない、終わりもない。 魈の戦いに立ち会う人もいなければ、彼に感謝する人もいないのだ。 | 好感度Lv.2後に解放 |
キャラクターストーリー2 | 「魈」というのはこの夜叉の真名ではなく、安全のためにと、とある人が付けた偽りの名である。 かつて、若く何も知らなかった彼は魔神に弱点を突かれ、その支配下に置かれた後、あらゆる残虐な行為を強要させられてきた。 彼は数多の人を殺め、理想を踏みにじった――敗者の「夢」を無理やり飲み込むことさえあった。彼は苦しんでいた。しかし、体が思いどおりにならない彼は逃げる術がなかった。 やがて魔神戦争の戦場で、岩神モラクスが夜叉を支配する魔神と出会った。 歴史にはこの戦争の勝敗が記されている。 「岩王帝君」は夜叉を解放し、彼に「魈」という名を与えた。 「異邦の伝説で、魈というのは数多の苦難や試練を経験した鬼怪という意味だ。お前はまさにそのようである。今後、その名を使うと良い。」 | 好感度Lv.3後に解放 |
キャラクターストーリー3 | 岩神に恩返しするため、魈は璃月を守ることにした。 邪悪な魔神に支配された長い年月の中で、かつて持っていた無邪気さと優しさは消え失せ、今の彼には殺戮の腕と殺業しか残っていない。 戦うことは、唯一彼が璃月の人々のためにできることだ。 では、彼のために人々ができることはあるのだろうか? 普通の人間なら、こういった発想にはまず至らないだろう。なぜなら彼が放つ空気に怯えて逃げてしまうからだ。 しかし…彼に感謝を伝えたい人がいるのなら、ひとついい話がある。 魈の降魔を支援する七星の部下は、表では「望舒」という名の旅館を経営している。 魈はたまにそこで杏仁豆腐を食べているのだ。彼が杏仁豆腐を食べる時に浮かべる表情を見ると、本当に好きなのだろうと分かる。 ただ魈はこの甘さにハマっているわけではない、この「食感」がかつての「夢」と似ているのだ。 | 好感度Lv.4後に解放 |
キャラクターストーリー4 | 魈は一体何と戦っているのか? 彼は魔神の残滓が引き起こす現象と戦っていると、璃月の実権者はそう考えている。 しかし魈本人に聞くと、答えはそうでないかもしれない。 かつての魈は邪悪な魔神に使役され、嬲られていた。岩王帝君に出会い、救われ、ようやく自由を取り戻した。 魈の仙力は仙人の間でも上位であり、妖魔の退治は彼にとって難しいことではない。 ただ、魔神の執念は強力で、その残骸から生まれた不浄なるものを倒していくうちに、飛び散った穢れがどんどん魈の精神を侵していく。 それでも穢れを消すために、それらの「業障」を背負わなければならない。長年溜まり続けた業は心を焼き、骨を蝕むほど魈の肉体を苦しめた。 だが、魈は何かに憎しみを抱いてなどいない。2000年を超えた命にとって、全ては瞬く間に消えてしまうものなのである。 千年も晴れぬ憎しみはなく、千年かけて返しきれぬ恩もない。 長い命の旅で己と共にいるのは、己だけだ。 魈の戦いには意味がある。 彼はずっと、自分自身と戦っているのだ。 | 好感度Lv.5後に解放 |
キャラクターストーリー5 | 魈は一体何と戦っているのか? 旅人はよく理解している、魈が璃月の人々を脅かす暗黒と戦い、璃月を守っている事を。 ならば、誰が魈を守ってあげるのだろうか? かつて、一夜の戦いのうちに力を使い果たした魈は敗走寸前に陥ったことがあった。 激戦により荻花の海のほとんどが吹き飛ばされた後、魈は地に刺さる槍を抜いて帰ろうとする。 帰ると言えども、それといって帰るような場所などはなく、ただ戦場から去るだけ。 疲れ果てた魈は、その身を蝕む魔神の怨念により発作を起こす寸前であった。 奥底から無限に湧き上がる憎しみが魈を絡めとり、それに抵抗するたびに、さらに激烈な苦痛が彼に襲い掛かるのだ。やがて、魈は苦痛のあまり荻花の茂みに倒れた。 しかし、なぜか魈を苦しめる痛みが突如消える。 魈自身が邪念を抑えたのではない、謎の笛の音が彼を苦痛から解放し、救ったのだ。 澄んだ音色は、蜒々たる大地を撫で、盤岩に守られながら、そよ風に乗りここへやって来た。 夜明けの光と鳥の羽ばたきと共に、笛の音は段々とはっきりと聞こえるようになった。 笛に乗せた力は、魈の心を落ち着かせ、彼を守護し、しばしの安寧をもたらした。 助けてくれたのは誰なのか?魈は気になったが、深く追及することをやめた。何故なら、彼の心には漠然とした心当たりがあったからだ。 かつて、彼を助けた力を持った者、それは俗世に君臨した七柱の神の一人だった。そして、今回もおそらく―― | 好感度Lv.6後に解放 |
『空遊餓鬼布施法』 | スメール教令院の学者が璃月の民俗に関する研究を行った。研究の結果は『琉璃岩間国土紀行』というスメールと璃月で2種の版が存在する本にまとめられている。 その内、璃月版は『匣中琉璃雲間月』へと書名を変え、巫術と神秘的な内容が大量に削除されている。 『空遊餓鬼布施法』に関する内容は、スメール教令院が蔵する完全版にだけ保留されている。 本によると、「仙衆夜叉」は凄まじい仙力と威厳を持つが、「業障」を背負うゆえに多大な苦しみと恐怖を経験しており、それは幾千万年も消えぬ空遊餓鬼の苦しみである。 また本には夜叉仙人をなだめる方法――例えば食の奉納、妙音による布施などが書かれている。これらの仕来りをなすと、夜叉は喜色を浮かべ、人々の平安を守ってくれる。 仙人の貴族たる夜叉は戦いが得意で、常に戦将が如き姿で自ら戦場を駆ける。しかし、この千年近くは戦乱が多く、夜叉一族も滅亡寸前の危機に陥っている。璃月地域には未だに降魔の夜叉の巨象*が残っているが、既にその顔は無残にも破壊されている。 ちなみに、スメールの学者が書いた内容はとても難解であったため、『匣中琉璃雲間月』の人気は、『テイワット観光ガイド』とエル・マスクの書いた各国の風土記ガイドには全く及ばなかった。 | 好感度Lv.4後に解放 |
神の目 | 仙人の全称は「三眼五顕仙人」である。 「三眼」とは、生まれつきある両目とは別の「神の目」のことを指す。 仙人が神の目を授かることは、人間がそれを授かる時と同じ感覚なのだろうか? その時のことについて、魈は既に忘れている。人間にとっては一生忘れられない特別な瞬間かもしれないが、魈にとっては無尽の戦いの前奏に過ぎないのだ。 魈が本当に忘れられないのは、別の瞬間だった。 世の祭りには喜ばしい物が多いが、その背景にある物語を覚えている者はほとんどいない。 祭りの大半は、人を喰らう怪物が仙人によって退治された日だ。人々は仙人を模倣し、英雄を記念して妖魔を払う儀式を行う、それが徐々に祝祭へと発展したのだ。 モラクスに鎮圧された璃月各地の魔神は、時に異様な怒りと憎しみを爆発させる。その中でも、海灯祭の夜は常軌を逸していた。 命令を受けた魈は「靖妖儺舞」を行い、海灯祭の夜に魑魅魍魎と殺し合う。魈が海灯祭を嫌っているのは、それが原因なのだろう。 だが、魈は決して戦いを恐れない。何故なら、彼の努力によって、璃月は平和を保つことが出来ているから。人々は海灯を町中に掛け、祝福の光は夜空と海を明るく映した。 この瞬間、魈の心の中にも特別な感情が湧き上がる。 寂しさ?安心?それとも、未来への恐怖? 少年の姿をした仙人は自分に問い掛けたが、答えは見つからなかった。 | 好感度Lv.6後に解放 |
ボイス
日常ボイス
タイトル | 内容 | 解放条件 |
初めまして… | 王難、賊難、火難、水難、羅刹難、荼枳尼鬼難、毒薬難の際は我が名を呼びたまえ。「三眼五顕仙人」――「魈」、召喚に応じ参上。 | 初期解放 |
世間話・暇 | こんな風に暇を弄ぶことになるとは…笑えるな。 | 初期解放 |
世間話・彷徨う魂 | 荒野に彷徨う魂、我を傷つけられると思うな。 | 初期解放 |
世間話・侵食 | グルルルッ――!フン、嫌なことを思い出してしまった。 | 初期解放 |
雨の日… | 魔物は雨だからって休んだりしない。行くぞ。 | 初期解放 |
雨上がり… | 晴れた?…我は天気など気にしないぞ。 | 初期解放 |
雷の日… | 雷を恐れる凡人は結構いる…我には理解できない。珍しくも何ともないことじゃないか。 | 初期解放 |
雪の日… | 雪が積もったら、それを握って食えるな… | 初期解放 |
おはよう… | そろそろ出発するぞ。 | 初期解放 |
こんにちは… | 昼餉か…望舒旅館に戻るぞ。 | 初期解放 |
こんばんは… | 夜とは…不吉なものが最も活発になる時間だ。出かけないほうがいいぞ。 | 初期解放 |
おやすみ… | 行ってくるといい、我はここでお前を待っている。 | 初期解放 |
魈自身について・人間ではない | 我は人間ではない、人間の感情はあまり理解できない。 | 初期解放 |
魈自身について・璃月 | 近頃の璃月の変化はあまりにも早い…まぁいい、慣れるつもりもないからな。 | 初期解放 |
誕生日… | 誕生日…人間の記念日などくだらない。…コホン、待ってろ。アオギリの葉で蝶を作ってやる。ああ、やる。これは仙法だから魔除けにも期待できるぞ。 | 初期解放 |
「神の目」について・欲望 | 「神の目」、欲望?ふんっ、凡人の基準で仙人を測るな。我に欲望などない。 | 好感度Lv.3後に解放 |
「神の目」について・理由 | 隠すつもりはないが、欲望を他人に教えるべきではない。人間も願い事を他人に教えたら叶わなくなるという習わしがあるじゃないか…ん?全然違う? | 好感度Lv.5後に解放 |
シェアしたいこと… | …殺戮は我の専門分野だ。お前が殺せない時、我を呼ぶといい。 | 初期解放 |
興味のあること… | 荻花洲、かつて一度荒れ果てた地だ。それは数年前…いや、数百年前のことだがな。 | 初期解放 |
警告について… | いつか、お前まで闇に墜ちる時が来たら、その時は我が―― | 初期解放 |
信頼について… | 穢されるな、その時我は手加減しないぞ。…無論、「お前」なら、揺るぎはしないだろうが。 | 好感度Lv.6後に解放 |
眠たさについて… | っ!?誰だ!…ん?我が立ったまま寝てたと?仙人を愚弄するか! | 好感度Lv.6後に解放 |
海灯祭について… | 海灯祭?また凡人が光るゴミを海に流す時期か…なぜこうも稚拙なのか。ただ、お前が退屈しているというのなら、付き合ってやらんこともないぞ。 | 好感度Lv.6後に解放 |
鍾離について… | うむ…質問だが、鍾離様は普段何を…ん?鳥の散歩?花見?骨董鑑賞?そんなことして、一体どんな深意が… | 好感度Lv.4後に解放 |
北斗について… | 北斗か?彼女とは特に交流はないが、冥海の巨獣の件は事実だろう。「海山」を倒したその実力は認めている。 | 好感度Lv.4後に解放 |
白朮について… | …痛みを和らげる薬を白朮に頼んで作ってもらうと?ははっ…気持ちはありがたいが、凡人の薬は仙人には効かんのだ。 | 好感度Lv.4後に解放 |
胡桃について… | 胡桃?あやつは困るほど元気だな。幸い、彼女は面白いから、つまらない人間になる心配はなさそうだが。 | 好感度Lv.4後に解放 |
ウェンティについて… | ウェンティ…?なるほど、ウェンティと言うのだな。彼の奏でる曲は…いや、なんでもない。 | 好感度Lv.4後に解放 |
甘雨について… | 甘雨は仙獣でも凡人でもない、仙と人間の世界を渡り歩き、己が責務を頼りに自我を保っている、それ故迷うのも当然だ。…我?殺戮と生きることしか知らない夜叉が瑞獣を導けと?…馬鹿げた話だな。 | 好感度Lv.4後に解放 |
申鶴について… | 申鶴はかなりお前を信頼しているようだな。それもそのはず。何せお前のようにお人よしで温かいものはそういない。 | 好感度Lv.4後に解放 シナリオ「風立ちし鶴の帰郷」をクリアする |
夜蘭について… | 千岩軍が層岩巨淵に残した痕跡を、そいつは一人で調査したと聞いた。単独で真相を追い求めるとは、腕の立つ人物なのだろう。 | 好感度Lv.4後に解放 |
魈を知る・1 | お前のことは我が守る。が…我に近づくな。我の邪魔はするな。でないと、後悔するぞ。 | 初期解放 |
魈を知る・2 | この千年もの間、我は幾万の魂を狩ってきた。面倒事に巻き込まれたくないなら、我から離れろ。我を「道具」のように扱うがよい。 | 好感度Lv.3後に解放 |
魈を知る・3 | 「それら」の声は…よく我の耳元で聞こえる。咆哮、号泣…殺せと叫んでいる……これは我の選択、そして報いだ。お前とは関係ない。 | 好感度Lv.4後に解放 |
魈を知る・4 | モラクス…?その名について、どれほど知っている?彼は我に「魈」という名を与え、我を長い苦しみから解放した方だ。彼に不敬なことをしたら、たとえお前でも許さない。 | 好感度Lv.5後に解放 |
魈を知る・5 | もう遅い。我らの繋がりは過密になりすぎた。お前が諦めたくとも、もう間に合わない。ん?考えたことがない?……はぁ、「靖妖儺舞」、我の戦いは止まらん。だが、お前のことはもっと知りたいと思っている。 | 好感度Lv.6後に解放 |
魈の趣味… | 我に趣味を聞いてくるとは、なかなかの度胸だ。戦ってみるといい。お前の体は、我の攻撃に耐えられるかな? | 初期解放 |
魈の悩み… | 悩み?フン、その質問は仙人にとって何の意味もないぞ。千年も存在する悩みなどない。 | 初期解放 |
好きな食べ物・杏仁豆腐 | 人間の食べ物に興味はない。料理の過程が複雑で、待つ時間が長いからだ。しかし、杏仁豆腐だけ、食えなくもない。 | 初期解放 |
好きな食べ物・思い出 | 杏仁豆腐の味は、かつての「夢」とよく似ている。 | 初期解放 |
嫌いな食べ物… | 小麦粉の生地に肉を入れてほしいと?…それから、一緒に食べると?ふんっ、面倒だ。今の人間はますます常識に欠けるのだな。 | 初期解放 |
贈り物を受け取る・1 | うむ、悪くない…ん?なぜ我をじっと見ている。 | 初期解放 |
贈り物を受け取る・2 | もう充分だ。 | 初期解放 |
贈り物を受け取る・3 | 次は別のものを作るといい。 | 初期解放 |
突破した感想・起 | この程度、驚くほどではない。 | 突破段階「1」で解放 |
突破した感想・承 | 新たな力?この力も、殺すことにしか使えない。 | 突破段階「2」で解放 |
突破した感想・転 | 力の果ては自滅だ。答えろ、なぜそこまで執着するのか… | 突破段階「4」で解放 |
突破した感想・結 | 我の槍纓は、無数の魂を屠ってきた。我自身も、闇に飲まれてしまった。――お前はそんな我を怖がらずに、我を…「仲間」だと思っている。…お前は我を救いたいのか?…理解できぬ生き物だな。 | 突破段階「6」で解放 |
戦闘ボイス
アクション | 内容 | 備考 |
元素スキル | フン。 | |
くだらない。 | ||
無駄だ。 | ||
落下攻撃 | ここだ! | |
無能。 | ||
元素爆発 | 消えろ。 | |
靖妖儺舞。 | ||
喚くがいい。 | ||
宝箱を開ける | 役に立つならそれでいい。 | |
これらの使い道は…まあいい。 | ||
ふむ…悪くない品だ。 | ||
HP低下 | 黙れ。 | |
愚か者め。 | ||
よかろう。 | ||
仲間HP低下 | …弱い。 | |
死にたくないなら、後ろへ下がれ。 | ||
戦闘不能 | これは、報いなのか。 | |
この日…ついぞ訪れたか。 | ||
ありえない… | ||
ダメージを受ける | 貴様の分際で。 | |
重ダメージを受ける | 邪魔するな! | |
チーム加入 | 召喚に応じ参上する。 | |
諸悪よ、散れ。 | ||
降魔は我がすべき務めだ。 |
その他ボイス
本項目はテキストに反映されていないゲーム内のボイスを聞き取り、文字に起こしたものです。公式テキストではないためご注意ください。
アクション | 内容 | 備考 |
通常攻撃 | 喰らえっ! | 4、5段目 |
散れ! | 6段目、重撃 | |
逃さぬ! | ||
ダッシュ開始 | 行くぞ。 | |
ダメージを受ける | 触るな。 | |
愚かな。 | ||
重ダメージを受ける | 戯言を。 | |
おのれ…… | ||
くそ! |
他キャラからの反応
夜蘭 | 一族の年長者の話によると、「護法夜叉」には最大限の敬意を払うべきだと言われているわ。私の狂った先祖が望舒旅館の前を通った時、珍しく落ち着いていたらしいの。きっと、彼の邪を祓う威圧感の影響ね。でも、いつか私があの「降魔大聖」と肩を並べて戦う日が来ても、私は任務のほうに重きを置くつもりよ。彼の身分に気兼ねして後れを取っちゃいけないもの。 |
甘雨 | 彼は人間とは距離を置いています、そういう性格だからでしょうか…理解はできますが、彼に「近づく」ことはできません。なにせ…彼と同じ「契約」を結んだ仲間はもういませんから… |
刻晴 | 伝説の少年仙人ね、人が世を治めるようになって、彼も肩の荷が下りたことでしょう。人類はもう護ってもらう必要がない。たとえ厄介な事件が起きたとしても、私たち人類は自分たちの力でなんとかできるから。 |
鍾離 | 帰離原の少年仙人と言ったか?…あぁ、彼は今日に至ってもその責務を果たしている。…この「連理鎮心散」を彼に渡してくれるか。そうだ、パイモンが食わないように注意するんだ。この薬は…常人が耐えられるものではない。 |
申鶴 | あまり笑顔を見せないという印象が強い。つい最近会った時も、相変わらず無口だったが…以前より、肩の力が抜けているような感じがした。もしかするとよき理解者と巡り会えたのかもしれない。 |
重雲 | 降魔大聖とぼくら方士一族は、長い間それぞれ裏と表で璃月を共に守ってきた。ぼくは魈仙人のことをとても尊敬しているが、あの方は…方士の力など取るに足らないと言ったんだ。ぼくは、ぼくは絶対にそんな戯言認めない! |
七七 | むっ、骨董品みたいな名前… |
会ったことあるの…? | |
白朮 | 白朮:降魔大聖が殺生をするのは、命あるものを守るため。そのお心には、大いなる慈悲をお持ちです。実は以前、ご本人にお会いしたことがあるんです。意識を失ったあの方を不卜廬へ連れ帰り、一日お世話をしたのですが、残念ながら当時はあの方の本当の身分を存じ上げませんでした。結局、きちんとお話しする間もなく、一人で帰ってしまわれました。 長生:あれからまた会えたじゃない。残念がることないって。 白朮:ええ、そうですね。 |
胡桃 | 仙人のこと?し、知らないよ?あわわ、お願いだから何も聞かないで! |
北斗 | ある年の海灯祭前夜、帰航する時に嵐に遭遇して、夜になってようやく璃月港に戻れたことがあった。その時、海灯はもうなくなっていたが、孤雲閣の方を見ると宙に浮く少年の姿をした仙人がいたんだ。きっと噂で聞いたように、人々の見えないところで誰かがこの璃月港を守っているんだろう。 |
引用元ページ:各キャラの反応
考察 
総評 
機動力と爆発力に長ける、ピーキーな性能のハイスピードアタッカー
全キャラの中で最も高い基礎攻撃力と、突破ボーナスで上昇する会心率、多量のダメージバフ、そして高い機動力によりアタッカーとして随一のポテンシャルを誇るキャラクター。
トップクラスのDPSと高い殲滅力を発揮できる元素爆発の使用感は爽快の一言。
特徴
- 強力な自己強化をかける元素爆発
片手剣並みの手数・取り回しに両手剣並みの範囲・倍率を併せ持つ通常攻撃を、元素爆発によって更に火力と範囲を向上した風元素攻撃として振り回す。
風元素ながら元素反応に依存せずとも高い火力が出せるが、他キャラとの組み合わせで持続的に拡散反応を起こすことも勿論可能。
元素爆発中のジャンプ力強化も特筆点。ジャンプ→落下攻撃が可能になり、敵の攻撃を躱しつつ高威力の範囲攻撃を連打できる。
若蛇龍王の地団駄など、他の近接攻撃キャラクターであれば回避に専念せざるを得ない攻撃でも、タイミング良く動けば攻撃チャンスにできる。
さらに、吹き飛ばし・ノックバックによる敵行動キャンセル効果と合わせれば、「攻撃させない・攻撃を喰らわない」と高い生存能力を発揮できる。 - 高い機動力を持つスキル
元素スキルは移動距離と移動速度に優れる突進。無凸でも2ストックと取り回しがよく、スタミナを消費しない回避としても十分に使える。
空中でも発動可能なことが非常に優秀で、ジャンプ→スキルのコンボを繋げることで、近接キャラながら遺跡ハンターの弱点を攻撃し叩き落とす離れ業すらできる。
戦闘だけでなく探索面でも、ダッシュのスタミナ回復がてら距離を稼ぐ、崩れた橋の反対側に渡るなど使いどころが多い。崖登りのスタミナ消費が減る天賦と併せて重宝するだろう。 - 対応力の高さ
落下攻撃により盾持ちに強く、クールタイム無しの拡散でシールドを破壊、高い機動力での範囲攻撃連射と、魈単独で広い戦局に対応できる。
現状では風元素に耐性を持つ敵が少ないことも相まって、ウェーブ制や状況を選ばずに高火力を出すことができる。
また、攻撃面は他キャラクターへの依存性が低く、ローテーション・編成の自由度と単騎攻撃性能は群を抜く。
ジャンプ→落下攻撃を繰り返す単純な動きでも十分に強力だが、前後上下の機動力と落下攻撃のノックバックを生かせばアドリブで火力・生存力を大きく伸ばせる。
プレイヤーによっては回復・シールドを切り捨て、スキルと元素爆発で「当たらなければどうということはない」戦い方も可能。 - 探索性能
元素スキルは発生の速さと後隙の無さから、短距離走においては最速を誇る。空中発動可能なため、飛行の距離稼ぎや崖登り中のスタミナ回復が可能。壊れた橋や離れた足場を渡る時にも有効であり、弓の代役としても使用可能。火力も高く、距離を詰めつつ即座に攻撃・すぐに行動できることから通り魔露払いにも非常に便利。
元素爆発のジャンプ力強化は戦闘でも強力だが、移動にも長ける。ダッシュジャンプにより段差の多くを無視して高速移動ができるほか、山を跳んで登ったり、高所にある神の瞳をさっと取ったりできる。落下攻撃を使えば広範囲の採掘も可能。但しHPは犠牲になる
これらに加えて、登りのスタミナを軽減する天賦が付き、風共鳴要員にもなれる。敏捷な魈の力を借りてオープンワールドを夜叉のように駆け回ろう。
注意点
- 元素爆発の取り回しに難あり
前述の通り元素爆発時の殲滅力は凄まじいが、その必要エネルギーは70とやや多い。
連打できるスキルも元素粒子生成能力はいまいちどころか、元素爆発中はそもそも粒子自体が発生しなくなり自力でのチャージが苦手。
元素爆発の発動後もHPが継続的に減るデメリットがあり、考えなしに連発すると逆に窮地に追い込まれてしまう。
また、『侵蝕』には重ね掛けが可能な上に「あらゆるシールドを貫通してダメージを与える」という仕様があるため、
『侵蝕』を付与する敵との戦闘では普段以上にHPに気を遣う必要がある。
このため、ある程度自己完結している他の★5アタッカーと比べ、チャージ補助やヒーラー・シールド要員といったパーティー単位でのサポートの必要性が高い。
また、一部の敵キャラクターは高空への移動を特殊行動移行の切っ掛けとしたり、高空への攻撃手段を備えていたりする。 - サポーターに恵まれない
自身のアイデンティティである風元素攻撃・落下攻撃は、共にバフ・デバフを持っているキャラがかなり限られる。
また、元素爆発中はキャラ切り替えを封印する必要があるため、置物型サポーターや攻撃力バフが途中で切れてしまう可能性も考慮する必要がある。
Ver3.3では風特化サポーターのファルザンが追加されたが、改善は若干程度に止まった。詳細は「他キャラクターとの相性」にて。
上記の事柄を前向きに捉えるならば、誰と組んでも違いが出にくい柔軟さがあるともいえる。
幸い、ダメージバフや会心系のステータス自体は稼ぎやすい方なため、シンプルな攻撃力%バフでも十分な助けとしてくれる。
ベネットの元素爆発や★3法器武器の竜殺しバフだけでも、爆発中の落下攻撃によって3万以上の範囲ダメージを連発できるだろう。
高空では一部の追撃が命中しなくなる点には注意。 - 特殊性が高い
落下攻撃が主体であり魈自前のダメージバフが大きい都合上、コンボや編成・装備の解が状況によって大きく異なり、何かにつけてアドリブ対応が必要となる。
また、風元素であるにも関らず、拡散反応を火力源とする戦術には向かない。元素スキルが風元素にしては珍しい「線」の攻撃であること、集敵ができず「散敵」させやすいこと、突破ボーナスの会心率が無駄になりやすいことなどが足かせとなる。
なお、固有天賦により、ダメージチャレンジを行う際には時間管理が必須となる。他キャラクターのバフ・デバフ時間の都合上、理論上最高ダメージを出すにはマルチプレイが必須である。 - プレイヤーへのダメージ
素早く上下左右へ動く画面、一瞬で切り替わる状況、それに伴うカメラワークにより、プレイヤーへ画面酔いと疲労を与えやすい。
また、元素爆発で発生するエフェクトの殆どはエフェクト軽減を受け付けておらず、端末を発熱させやすい。
祈願の前に、お試しや動画で使用感を確認しておこう。 - マルチにおいて
小まめなHP管理が必要なキャラクターであるため、編成による自己管理がしづらいマルチではやや安定性が落ちることも。携帯性栄養袋を装備しておくのが良いだろう。
また、マルチ中はラグが生じやすく、自分以外のキャラクターからもヒットストップが発生するため、回避難易度が跳ね上がる。いつもより多めに滞空するか、無理せず距離を取ろう。
元素爆発のクールタイムが短いので息切れしにくく、サポーターの影響が少ないため適性自体は中々。粒子供給が多いので火力全振りを推奨される。
なお、他者へのアシスト能力を一切持たないキャラクターで行く都合上、魈を用いて降魔に失敗した場合は完全に自己責任である。
自分への世話は自分でやろう。間違っても他人を恨んではいけない。
天賦 
通常攻撃・微塵突進
特性: 浮かし(重撃)
元素量: 1U(元素爆発中)
- 現状長柄武器キャラの中ではキャンディスに次いで2番目に総倍率・平均倍率が高く、トップクラスの攻撃速度も相まって全体で見ても強力な部類に入る。全キャラ中最高クラスの回転率に加え、重撃を含めて横方向に広い判定を持つモーションも多いため使い勝手は良好。
リーチもかなり長い部類だが、初段のみ至近距離に近い位置でしか当たらないため、最大ダメージを出したい場合は敵に密着する必要がある。
落下攻撃を多用するキャラクターであるためか、落下攻撃に至っては両手剣に近い倍率を有している。
重撃は斬り上げ型で、挙動は片手剣のそれに近い。全方位攻撃で、後方に対しても密着に近い距離であればちゃんと巻き込める。 - 1段目の出だしとキャンセル受付開始時間は非常に速く、命中後最速でジャンプキャンセルした場合には行秋の元素爆発追撃が発生しない。(夜蘭の追撃の場合は、発生タイミングがより早いので発生する)
落下攻撃のキャンセルに使えるほか、敵のちょっとした隙に差し込むことが出来る。また、1段目の一連目はヒットストップが発生せず、1段目の2連目より若干射程が短く外しやすい。 - 通常攻撃6段目は高威力だが隙も大きいので、出したくない場合は5段目の後に歩きキャンセルで1段目に素早く繋げるか、重撃に繋げると良い。出し切る場合には、ジャンプキャンセルの有無ではDPSが変化しない。状況に応じて使い分けよう。
- 重撃ループも可能。小型の敵に対しては、重撃が敵を打ち上げるためタイミングがやや独特だが完封も可能。敵を吹き飛ばす重撃が多い中、真上に打ち上げる性能、魈自身は少しずつ前進することから敵を追いかける必要がない。
総じて、通常攻撃と重撃は純アタッカーとしてかなり高い水準で纏まった性能となっている。 - 重撃は下方向への判定はかなり小さく、坂の下に向かって撃つと空振りやすい。上空に大きなエフェクトを持つが、実際にはその2/3ほどの高さまでしか判定を持たず、落下攻撃の衝撃波よりも低い位置にしか届かない。
遺跡守衛ののしかかりに対する弱点への攻撃は可能。逆に左右方向へはエフェクトを遥かに超える判定を持ち、前だけではなく左右も含めた半円状に命中する。 - 高高度からの落下攻撃時でもダメージを受けない特性を有している。他のキャラでも着地寸前に落下攻撃を出せばダメージはないが、自由落下よりも落下攻撃の落下速度の方が1.1倍ほど速く、細かい突起や浮遊物・透明な床での事故死を防げることを踏まえるとそれなりに便利。
- 落下期間ダメージはスナップショット型ではなく、各種バフを逐一計算している。落下期間ダメージについての説明は元素爆発の項目にて。
- 重撃モーション中はジャンプキャンセルはできるが、スキルキャンセルはできない。そのため、本来であれば通常ジャンプとスキルのボタンではスキルが優先されるところを、ジャンプを優先させることができる。
これを利用して、重撃→スキル入力連打しながら重撃をジャンプキャンセル→最低空でスキル発生→落下攻撃につなげるテクニックがある。
風輪両立 (元素スキル)
「無駄だ。」
元素粒子生成:3個or0個 元素量: 1U 特性: 無し
- シンプルな突進で発生が極めて速く、初期状態で2回、1凸で3回まで連続で使えることも考えると倍率にも恵まれている。一気に3連発した場合、短時間での瞬間的な火力は非常に高い。
- 中型以下の敵は貫通して裏に回り込むため、直線上に並んでいる複数の敵をまとめて攻撃できる。遠目から当てた場合や、遺跡守衛などの大型サイズの敵に対しては貫通しない。
- 貫通可能な敵であっても終点が敵にめり込む位置になる場合、攻撃は命中するが直前で停止し貫通しない。
- 攻撃範囲が魈本体やエフェクトよりもわずかに広いことを利用すれば、貫通できない敵もまとめて攻撃できる。
- 空中でも使用が可能な数少ないスキルの一つ。滑空中CT毎にスキルを挟んで大幅に距離を稼いだり、滞空時間を稼いで敵の大技を回避したりと汎用性がかなり広い。
- ジャンプ・ダッシュジャンプしてスキルを撃つことで、通常では届かない位置にいる敵に攻撃できる。純水精霊の鷹や、遺跡守衛の弱点、石柱に乗った無想の岩、飛行中の黄金王獣にも当てられる。
- なお、弓とは異なり、弱点に命中したとしても確定会心にはならない。
- また、ジャンプ後に空中でスキルを発動することで、撃ち終わりの滞空時間に落下攻撃を発動できる。平地はおろか、登りの斜面でも発動可能と、高度を完全に無視する。(階段等に向かって撃つと、スキル発動後明らかに接地していても発動することが確認できる。)
元素爆発時でなくとも、その場でジャンプ→スキル→落下攻撃、重撃打ち上げ→ジャンプ→スキル→落下攻撃、重撃打ち上げ→ジャンプ→スキル→スキル(2回とも空中)→落下攻撃等、ジャンプ後にスキルを挟むだけで落下攻撃につなげられるようになるため、落下攻撃にプライオリティがある魈にとって戦術の拡張性が高い。
- ジャンプ・ダッシュジャンプしてスキルを撃つことで、通常では届かない位置にいる敵に攻撃できる。純水精霊の鷹や、遺跡守衛の弱点、石柱に乗った無想の岩、飛行中の黄金王獣にも当てられる。
- 二つ目の固有天賦を解放すると、一定時間内の連撃により火力を高めることも可能。
- 崖に向かって使用した場合、落下せずに崖際で停止する。早柚のスキルやモナのダッシュほどではないが、小さな段差にも反応して止まる。ただし空中にいた場合には、縁を通り越して落下してしまう。
- 最大の注意点は元素爆発中に元素粒子が発生しないこと。他の攻撃と比べるとかかるバフの倍率も少ないため、元素爆発発動中は使用を控えた方がいい。
- ただし火力・時間の優位は基本的に、スキル2発>高空落下攻撃である。敵に素早くとどめを刺したいときなど、出し惜しみせずスキルを使用した方が良い場合もある。
- 一部の敵に対しては、元素爆発によるジャンプ強化を生かすことができる。キューブ射出中の無想の氷に対して攻撃できるほか、遺跡ハンターの弱点を攻撃して撃ち落とす、遺跡守衛の頭上であれば貫通することを利用して集団を叩く、倒れたトワリンにたいして登らずに攻撃するなど。遺跡守衛のミサイルは接近状態からバックジャンプ→前にスキルでぎりぎり躱せる。
- 突進中は中断耐性を持つが、無敵ではない。経路上に敵の攻撃があると喰らってしまう。
- スキル全体の約33%、およそ0.2秒はキャンセル可能な後隙で構成される。スキルキャンセルができるが、ジャンプキャンセルではキャンセル受付が若干遅くなる。ダッシュキャンセルはほぼ無意味。
- スナップショット型であり、発動した瞬間のバフ量を発動終了まで反映する。
- 攻撃判定は魈の突進経路上だが、経路の後ろと前にもわずかに判定が存在する。つまり連打時の最終的な射程は、開始地点から後ろのごく短距離+魈の通過分+終点から前の短距離*1。前の判定はおよそ槍半分ほどと短いが、壁等を貫通する。移動距離が短い場合、エフェクトよりも範囲が短くなることもある*2。つまり魈の攻撃判定>移動距離>突進経路となるが、単発撃ち・連打の最後の一発ではブレーキ移動が入るため、紛らわしいことに魈の移動距離>攻撃判定>突進経路となる。肉狩りの時は少し近づき目に発動しよう。
- 貫通しないものに斜め方向から突入した場合、淵に沿って押し出されるような形で移動経路が変わる。坂・庇状の崖に対して使用すれば、斜め上下方向に撃つことも可能。
- 空中で発動した場合、落下距離は発動地点から測定される。高所から飛び降りても風の翼・落下攻撃無しで無傷の着地ができる。
- 突進中に吹き飛ばし・ノックバック効果が大きい攻撃を喰らった場合、突進終了後に吹き飛ぶことがある。
- 発動と同時、または発動中にHPが0になった場合には移動先で倒れる。
- 一発あたりの移動距離は魈ダッシュ回避単発分のおよそ1.2倍ほどで、風共鳴入りガイアダッシュ回避単発分より若干長い。移動速度強化での移動距離延長はできない。
- 「加速の輪」や「雷極」を用いて飛行速度が加速されている最中にスキルを発動すると、スキルでの移動中にも加速が乗る。また、「クローバーマーク」で中断が可能。
- スキルの移動距離は、地上で一回ずつ停止を待って打つ>地上で連打>空中で一回ずつ停止を待って打つ>空中で連打となっている。スキル終了部分の魈のポーズによって生じるずれが原因。ただし間隔をあけて打つと後隙がキャンセルできない上に、数歩程度しか差が無い。長距離飛行では後隙の分だけスタミナが回復するのでバラ撃ちの有効性が高く、上手く使えば全キャラクター中最高の飛行距離・飛行時間が実現できる。
- 最高速度は「加速の輪」並みである。魈は後隙込みで他キャラクターは風共鳴入り後隙キャンセルの比較だと、夜蘭スキル>魈スキル2連打>早柚スキルとなる。
- 敵を捕捉していない場合、魈が直前に向いていた方へ攻撃する。画面の向きには依存しない。考えなしに連打しているとあらぬ方向へ突っ込んでしまうことも。
- 特に星座6凸では、敵がスポーン直後には捕捉判定が行われない都合上、スキル連射→敵を捕捉できず直進→補足判定外に突入→そのまま明後日の方向へ突進、となりやすい。非捕捉状態であればスキルを連射しながらでも、方向入力をし直すことでコントロールが可能。敵を倒した直後には気を配ろう。
- 補足対象には敵のほかに、動物や元素ギミックも含まれる。
- 元素付着クールタイムが非常に短く設定されており、撃つたびに拡散の発生・バリア削りが出来る。完凸によるバリア破壊性能は中々に強力。
靖妖儺舞 (元素爆発)
「喚くがいい!」
特性: 無し
トップクラスのDPSを誇る元素爆発。毎秒HPを犠牲にすることで、通常攻撃・重撃・落下攻撃を風元素化しつつ、ジャンプ力・攻撃力・攻撃範囲を大幅に強化するバフを獲得する。回避・範囲・威力が優秀な落下攻撃を連発するだけでも強力で、数万ダメージを広範囲に対して連打する戦法は元素反応を無視した力押しが可能。
対単体・対複数を問わず非常に高い殲滅力を発揮する。
基本的には、以下の三点を覚えておけば問題ない。
①落下攻撃の経路上に敵がいる場合、高度の高低に関わらず「落下期間ダメージ」が発生することがある。落下期間ダメージには威力が一定、モーションが無く、ヒットストップが発生しないという特徴がある。発生間隔はおよそ0.25秒。
②落下攻撃の威力・攻撃範囲は落下距離に応じて低空・高空の2種類のみが存在する。魈の元素爆発時落下攻撃はジャンプしてすぐに出すと低空落下攻撃になるが、1~2フレームほどタイミングを遅らせてジャンプ頂点付近から出すと高空落下攻撃となる。ただし高空判定は緩く、最高点に達する前に高空に着く(元素爆発時重撃エフェクトの頂点が目安。これより若干低くても高空になる。)。DPSは低空落下攻撃を1とすると、落下期間ダメージ+高空落下攻撃(1.75)>落下期間ダメージ+低空落下攻撃(1.5)>高空落下攻撃(1.25)>低空落下攻撃(1)。
③元素反応を毎回起こすことができる。岩に対して破壊力が上昇し、弓・法器以外では凍結に対して氷砕きが発生する。魈の元素爆発時は岩破壊能力が若干高く設定されている。
- ジャンプ・落下ダメージ
- 上昇・落下速度は移動速度バフ・デバフの影響を受ける。移動速度が上昇するほど、滞空時間が低下する。速度は落下攻撃>自由落下。落下攻撃も移動速度バフ・デバフの影響を受ける。
- ある程度高い位置から落下すると、着地したキャラクターに「落下ダメージ」が入る。落下ダメージは移動経路の頂点から底点までで計算される。15mまでは無傷で着地可能だが、これを僅かでも超えると固定割合ダメージが入る。移動速度強化・シールド・ダメージ軽減効果を受けず、「キャラクターが攻撃を受ける時」の効果も発揮されない。ジャンプ力強化により、ジャンプ開始地点からの高さが低くとも落下死する可能性がある。
- 落下攻撃中は落下ダメージの仕様が変わる。落下距離が攻撃開始地点から再計算されるほか、無傷で降りられる距離が長くなり、最大ダメージが最大HPの40%となるため、回復を怠っていなければどのような高さからでも落下死しなくなる*3。魈の場合は上述の通り、落下攻撃中は落下ダメージを一切受けなくなる。
- 落下攻撃をしていないとき、または落下攻撃をし始める直前に空中で攻撃を喰らった場合、シールドや中断耐性が無ければ吹っ飛ばされる。その間は全ての行動が出来ない。高所では落下死が確定することもある。
- ジャンプ中の方向転換・位置調整はできない。落下攻撃や空中発動可能なスキル、風の翼を用いることでジャンプ行動・判定を中断することは出来る。
- ジャンプ中はいつもより前側に判定が移動する。これにより、崖登りや乗り越えの判定が出やすくなっている。
- キャラクターのジャンプ高度は、立ちで1.6、走りで2.5。ランダム要素があるほか身長によって僅かに変化する。ダッシュや速度UP、入力時間では高度変化がないが、乗り上げやすさが上がる。また、ジャンプ力が上がるギミックでは身長が大きく考慮される。ピョンピョンキノコでは、長身女性>長身男性>少年>少女>低身長女性の順に高度が変化する。魈の元素爆発時のジャンプ高度は7で、ウェンティの風域よりも若干低い程度。元素爆発中にジャンプ力が上がるギミックの効果が出た場合、それぞれの効果が高い方が優先される。
- 落下攻撃
- 着弾地点に衝撃が起きるため、キャラクターの当たり判定よりも大きい範囲に落下攻撃判定が発生する。キャラクターと衝撃を両方当てても、落下攻撃は1ヒットのみ。衝撃波は壁を貫通する。上方向の判定は魈のズボンほどの長さで、落下距離を問わず一律。魈の元素爆発は落下攻撃の衝撃が地面から槍が生えるエフェクトに置き換わり、範囲が最大で固定され更に広がる。見た目とは異なり、上方向の判定は据え置き。
- ノックバック又は吹き飛ばし効果を持つ。方向は、落下攻撃の中心点から命中地点までをつないだ外向きであり、敵が散らばる原因になっている。魈は元素爆発中にノックバック効果が強化される。また、盾を疑似的に貫通する場合がある。キャラクターが空中にいる際に、敵の盾を構える判定にズレが生じることが原因であると考えられる。
- ダッシュ・通常攻撃ではキャンセル可能だが、ジャンプキャンセルが出来ない。槍キャラクターは他武器種と違い、落下攻撃のダッシュ回避キャンセルとジャンプキャンセルがほぼ同タイミングに設定されている。この仕様により槍キャラクターのみ、本来ダッシュ回避キャンセルよりも少し遅い通常攻撃キャンセルが最速となる。他武器種と比較すると、落下攻撃終了時の硬直時間が2.5倍ほど長いことになる。魈は他の槍キャラクターと比べて、落下攻撃終了時の硬直時間が15%ほど短く、他武器種と比べると2倍ほど長い。
- 落下攻撃での落下中は、攻撃を喰らってもキャンセルされない。ただし凍結によってキャンセルされる。
- 落下期間ダメージは大型ヒルチャールやアビスの使徒などの大型の敵に対して当てやすく、遺跡守衛や王ヒルチャール、ヴィシャップには特に有効。落下速度と高さから、発生回数の理論値は1回*4。敵急凍樹や無相など、落下攻撃に対して押し出しやハメが発生する敵には落下期間ダメージが当たりにくい。
- 落下地点は、風の翼の中心点から僅かに下。魈の場合は飛行中に真下を見ながら前進すると、落下地点は腰の布飾りと風の翼の間から真っ先に見える地点となる。マップの矢印では、後部にある菱形の最上点が目安となる。上手く使えば超遠方からピンポイント着地が可能。また、長柄武器は着地した瞬間に後ろへ少し下がるので、落下攻撃を移動入力なしで連打した場合には後退していくことになる。
- 落下攻撃の必要高度は、キャラクターの武器種・身長に依存する。理論上は全てのキャラクターが平地で落下攻撃を出すことができるが、実際にはフレームや姿勢の関係により、高身長の男性キャラクター以外では成立しない。また、必要高度に達していない間は先行入力が可能である。ジャンプしながら攻撃入力を長押しすることで、一定の時間経過かつ必要高度を満たした瞬間に自動で落下攻撃を発動できる。
- ヒットストップやキャンセル、敵への乗り上げを使うことで、ジャンプ高度を一時的に底上げすることができる。これを用いて平地での落下攻撃を安定させる・誰でも出せるようにするテクニックが「ドラゴンストライク」である。
- 通常攻撃や重撃のみにかかる効果は、落下攻撃には適応されない。
- 着弾地点に衝撃が起きるため、キャラクターの当たり判定よりも大きい範囲に落下攻撃判定が発生する。キャラクターと衝撃を両方当てても、落下攻撃は1ヒットのみ。衝撃波は壁を貫通する。上方向の判定は魈のズボンほどの長さで、落下距離を問わず一律。魈の元素爆発は落下攻撃の衝撃が地面から槍が生えるエフェクトに置き換わり、範囲が最大で固定され更に広がる。見た目とは異なり、上方向の判定は据え置き。
- 実際の攻撃性能は爆発の天賦レベルだけでなく通常攻撃の天賦レベルにも大きく依存するのでそちらも合わせてしっかりリソースを注ぐこと。
なお、元素爆発よりも通常の天賦を上げた方が火力が伸びる。具体的には、通常天賦:元素爆発天賦が9:6の方が8:9よりも火力が上。リソースが限られているときは通常天賦を優先しよう。 - 発動自体にはダメージを出す効果はないので旧貴族の2セット効果や絶縁の4セット効果など、「元素爆発のダメージ」への効果は乗らない。吹き飛ばし判定も無く、行動可能になる前に無敵が切れるので、うっかり攻撃を喰らわないようタイミングに気を付けよう。
- 毎秒のHP減少量は、「最大HP」%ではなく「現在HP」%であるため、単なる自傷ダメージで死ぬことはない。
ただし、HPを回復せず無闇に元素爆発を連発すると(概ね2~3回)瞬く間に窮地に追いやられてしまう。- 天賦Lv.4とLv.7の2回のタイミングで減少量が少し和らぎ、Lv.7以降の減少量は「2.0%現在HP/秒」になる。
Lv.7以上で継続時間15秒が経過した場合、HPは発動時の現在値の約73.8%に減少する。コスパを気にする場合はこの辺もご参考までに。
- 天賦Lv.4とLv.7の2回のタイミングで減少量が少し和らぎ、Lv.7以降の減少量は「2.0%現在HP/秒」になる。
- 前述の通り元素爆発中は元素スキルによる粒子が発生しなくなること、70という重い部類の元素チャージを要することから、回転率を高めるためには編成や武器、聖遺物を工夫する必要がある。
- 完凸すると落下攻撃が複数の敵への命中後に1秒間だけストック消費無しでスキルを発動できるようになる。最速押しで2連射が可能なため、パッシブの効果をほぼ維持できることも相俟ってとんでもない殲滅能力を発揮するようになる。
- 読みは「せいようなぶ」若しくは「せいようなんぶ」(「儺」の読みが「な」であるため、「せいようなぶ」の方が正確。西洋鍋ではない。)
- クールタイム・元素消費発生タイミングは、カットイン終了直後。動けるようになるころには0.5秒ほど経過している。他のキャラクターは入力直後に設定されていることが多いため、魈は粒子取得可能時間がやや遅れる点に注意。
- これにより、元素爆発前にスキルを3連射すると、初撃の2~3つ分の粒子を受け取り損ねることになり効率が悪い。粒子の持ち越しは2連射まで、1凸している場合は元素爆発終了後に3連射すると良いだろう。スクロースなどのキャンセルが速く発動が遅いスキルと合わせることで、より多くの粒子を持ち越せるようになる。
- 元素爆発が終了してから仮面が外れ始めるため、儺面の有無で時間を判断する場合には気を付けよう。終了の目安は、元素爆発クールタイム表示が2.2~1.2秒ごろ。
- テキストには書かれていないが、中断耐性が上がる。とはいえ大型スライムの這いずりや「公子」の矢・魔偶剣鬼のからくり神通刀勢(剣風飛ばし)などに付く仰け反りを無効化できる程度であり、大型ヒルチャールなどの吹っ飛ばしには無力。極僅かに過ぎないので、無いと見做しても良いだろう。
- 中断は敵とのレベル差によって効果量が増減するが、この中断耐性はレベル差に関係なく発揮される。
- クールタイム・元素消費発生タイミングは、カットイン終了直後。動けるようになるころには0.5秒ほど経過している。他のキャラクターは入力直後に設定されていることが多いため、魈は粒子取得可能時間がやや遅れる点に注意。
降魔・平妖大聖 (パッシブ1)
元素爆発中の与ダメージバフを時間経過で5~25%高めるため、単純にして強力。
元素爆発開始の瞬間から5%上昇し、そこから3秒経過するごとに5%づつ追加、12秒経過から元素爆発終了までの最後3秒間は25%高くなる。
元素爆発の天賦がLv6以上になると、元素爆発中の与ダメージバフは100%をも超える。
また、元素爆発本体とは異なり、こちらのバフはスキルに対しても適応される。武器効果の追撃などには反映されない。
この天賦を解放することで、尻上がりに攻撃力が上がるキャラクターとなる。
元素爆発の継続時間は15秒、対してCTが70族標準の18秒であることから常時元素爆発をすることはほぼ不可能であるものの、15秒間場に出し続ければ事実上のCTは1~3秒と非常に短い。
元素爆発の効果時間中に元素爆発を再発動した場合、経過時間とバフ量は受け継がれる。例えば元素爆発後12秒経過してから即時元素爆発を起動すると、バフ量は25%から変化しない。
壊劫・国土砕き (パッシブ2)
元素スキルを発動する度にダメージバフが発動する。
スキル1発目は0重、つまりバフ無しであり、間隔が7秒以内ならば2発目は1重、3発目は2重……というように発動する。
継続時間延長を利用すれば、発動タイミングをずらすことでバフを継続できる。ヒットストップとクールタイム短縮が無いと仮定した場合、無凸なら4回、1凸なら6回まで。
効果量は大きいものの継続時間が短いため、無凸では2重、1凸で3重が現実的なライン。最も恩恵を受けるのは完凸で、圧倒的な瞬間火力を発揮する。
神通・空中自在法 (パッシブ3)
登り時の消費スタミナを抑えてくれる。起伏の激しい璃月探索では特にありがたい天賦。
スキル使用中のスタミナ自然回復と相まって、垂直平面での崖昇りに貢献する。
命ノ星座 
他キャラクターと比べて5凸までの恩恵は控えめであり、無凸の状態でもポテンシャルを引き出しやすい。
1・2・4重は基本的に取り回し向上がメイン。
6重するとゲーム内でも有数の範囲火力を手に入れることができる。対集団戦において破格の効果を持ち、全キャラ中で見ても強化幅が非常に大きい。
- 第1重・壊劫・三界破壊
元素スキルの使用回数が1回増える。
スキルの取り回しが向上し、固有天賦も発動しやすくなる。初撃や瞬間火力に貢献する。探索性能も向上する。
要求される元素チャージ効率が下がるため、聖遺物厳選が少し楽になる。また、螺旋などで粒子の持越しに失敗した時に立て直しがしやすくなる。
ただし、「爆発中」の火力にはほとんど貢献せず、挙動も変化しない。一応、空中の横移動や対空攻撃として使いやすくなる。
- 第2重・空劫・虚空開敷の変
控えに居る際に元素チャージ効率が25%上がる。
魈に交代して元素を受け取る場合には効果が無いが、ジンの2凸効果など直接元素を受け取れない場合でも、重めの元素爆発を多少回しやすくなる。
ただし、魈が粒子を控えで受け取る必要が無い場合には、魈を場に出した方が25~35%ほどチャージ効率が良くなる。
元素チャージ効率の仕様上、雷電将軍などの固定値回復に対しては発動しない。あくまで粒子による補給のみ効果がある。
- 第4重・神通・諸苦滅尽
魈自身のHPが50%以下の時、防御力が基礎防御力の100%分追加される。
例えばレベル90かつ聖遺物補正等がない場合、799→1598になる。敵もLv.90の場合、平常時の3割ほど被ダメージが下がる。
効果発動時点で既に低HPという都合上恩恵を実感しにくいかもしれないが、その間の実質的なHPやシールド耐久が1.4倍になると考えるとそれなり。
また、護摩の杖や深境螺旋の一部深秘降福等、低HPが条件の強力なバフを狙う立ち回りをする場合、かなり安定化に貢献してくれる。
靖妖儺舞中のHP減少や、落下ダメージや極寒ゲージ・灼熱ゲージ上限時のダメージ等は軽減されない。
- 第5重・成劫・無明増長
元素爆発の天賦レベルが+3される。
星座効果では唯一、落下攻撃の火力に影響する。落下攻撃一発当たりのダメージ上昇量は5%程度であり、他のキャラクターと比べて上昇割合は控えめ。
雲菫などの「ダメージバフがのる系統の加算バフ」と併用する場合にはより大きな効力を得られる。
天賦レベル7~13では元素爆発中の体力減少量に差が無く、星座を開放してもHPの負担は変わりない点に注意。
- 第6重・降魔・護法夜叉
落下攻撃が2体以上の敵に命中すると、スキルの使用回数が1回増える上に1秒間クールタイムが発生しなくなる。
1秒間でのスキル連射回数は3回ほど。落下攻撃→スキル3発(非CT発生)→スキル1発(効果時追加)を大体4~5ループできる。
単純な回数も魅力だが、国土砕き3重時のスキルダメージ+45%をほぼ常時維持できるのがなにより強力。
火力は理論上で3倍以上に跳ね上がり、バリア割性能も大きく上昇する。全キャラ中最高レベルの集団殲滅力を発揮できる。- 天賦欄にもある通り元素爆発中はスキル使用時に粒子が発生しないことは留意点。
終了直前のスキル使用をあえて3発に留めれば、爆発終了後に温存しておいたスタックを利用してスムーズに粒子を回収する、といった工夫ができる。
さらに、落下攻撃が爆発中に命中していれば、「スキルクールタイムが発生しなくなる」部分は爆発時間外でも発生する。
爆発終了直前に落下攻撃を2体以上に当てれば、最大でスキル6連射分の粒子を回収することが出来る。
ただし落下攻撃寸前に時間切れになると、落下攻撃の威力が下がるうえにスキルクールタイムが発生して、しかも1~3連射しかできない、と散々なことになる。 - 敵がフィールド上に複数存在したとしても、2体以上に対して落下攻撃を同時に命中させなければ発動しない。位置取りには気を付けよう。
2体を相手にする場合、相手の体力をうまく調節して同時に倒せるようにしよう。片方だけ残してしまうと、完凸効果が発揮できなくなる。 - スキルには元素爆発本体のダメージバフ効果が入らないため、他凸と比べて装備・サポートのダメージバフ効果が大きくなる。聖遺物は風杯を推奨。
- 惜しむらくは敵が1体の場合には全く機能しないこと。
- 天賦欄にもある通り元素爆発中はスキル使用時に粒子が発生しないことは留意点。
ビルド 
武器 
★4にぴったりとはまる装備が無いため、★5武器があれば装備させたい。ただし魈無凸+チャージ型★4武器でも螺旋星36クリアなどを突破できているため、無理に武器祈願を回す必要はない。
- 火力特化型
和璞鳶(★5/祈願) [基礎攻撃力:674 サブOP:会心率22.1% / 効果:敵に命中した時7重まで攻撃力アップ、7重の時与えるダメージアップ]
読みは「ワハクエン」。イラストで持っていた魈のモチーフ武器であり、凡そ最適武器でもある。高い基礎攻撃力・サブステの会心率・Hit毎の攻撃力up・フルスタックで与ダメバフ、と全体的に高水準でバランスがいい武器であり、殴り続けるだけで最大火力を維持できる。立ち上がりが遅い点には注意。出の早い通常攻撃を連打してスタックを稼いでから落下攻撃ループに繋げられるとスムーズ。なお通常攻撃1段目と4段目が2hitするが、CTの関係上攻撃力upは1段につき1回のみとなる。元素爆発中の火力は護摩のHP50%以上と50%以下の中間辺りだが、殆ど差はないので聖遺物の会心率と会心ダメのバランスを見て相性の良い方を装備すると良いだろう。元素爆発をバフ最大で始めたい場合のコンボを以下に示す。魈は各段の連続攻撃間隔が短すぎるため、バフ最大を狙う際は通常攻撃連打だと無駄が生じやすい。特に第1段1ヒット目は外れやすい上に、層蓄積へ大幅に影響する。()内は行わなくともよいが、1段目を外した時に採用すると安定しやすい。また、スキル連射での層蓄積はやや不安定。
- 通常6→スキル(2回)
通常連打。なお、通常攻撃6段だけでは、各段のタイミングをずらさない限り最大チャージまで届かない。敵が6段目で吹っ飛んだ場合でもスキルが届くため、汎用性が最も高い。 - 通常4(→通常5段目)→重撃→スキル2回
ベーシック型。通常攻撃連打よりも速く、威力が微増する。相手が重撃で打ち上がってしまう場合にはスキルをジャンプ撃ちする必要があり、粒子吸収が遅れやすい点に注意。 - 重撃→重撃→通常1(→重撃)→スキル2回
重撃ループを採用したもの。威力・速度が共に高い。しかし直前にスタミナを使い切っていると採用できず、雑魚敵だと打上げ&ノックバックで空振りやすい点がネック。外した時のデメリットが大きく最速入力に手こずりやすいので、自信のある人向け。 - 重撃→バックジャンプ→スキル→落下攻撃→重撃→スキル
wave制の戦闘にて、元素爆発が貯まりきっておらず撃ち漏らしが起きた場合に。威力は最も高く、スキル一発分を補給したうえで敵粒子+スキル1回を持ち越し可能。ニッチだが決まると格好いい。
- 通常6→スキル(2回)
護摩の杖(★5/祈願(期間限定)) [基礎攻撃力:608 サブOP:会心ダメージ66.2% / 効果:HP上限アップ、キャラクターのHP上限をもとに攻撃力がアップし、HPが50%未満の時さらに攻撃力アップ]
HP上限が上がり、HP上限依存で攻撃力が上昇する。HP50%以下で更に攻撃力バフを得られるが、魈は元素爆発でHPが減るので条件を満たしやすい。本人が回復手段を持たず事故が起きやすい点には注意。
魈本人がHP関連のバフ効果を持たない都合上、聖遺物はHPではなく攻撃を上げた方が火力が伸びる
破天の槍(★5/祈願(期間限定)) [基礎攻撃力:608 サブOP:攻撃力49.6% / 効果:シールド強化、攻撃命中時攻撃力アップ(5重まで)、シールド状態の時攻撃力アップ効果2倍]
攻撃力上昇とシールド強化が出来る。攻撃力上昇は攻撃命中をトリガーとしており、シールド状態ではさらに上昇する。メインアタッカーとして使われやすくシールドを付与されることが多い魈とは相性が良く、火力も★4武器より高くなる。攻撃力過多になりやすいので、聖遺物は属性バフ・会心系がおすすめ。
千岩長槍(★4/祈願(期間限定)) [基礎攻撃力:565 サブOP:攻撃力27.6% / 効果:チームに璃月出身のキャラクターが1人いる毎に装備キャラクターの攻撃力と会心率アップ(4重まで)]
期間限定の祈願武器。璃月出身キャラの人数に応じて攻撃力と会心バフが発生する。基礎攻撃力が高く、パーティさえ組めればバフが変動しない。バフ最大かつ武器完凸の場合、無凸の護摩の槍・和璞鳶に匹敵する、★4槍で最高峰の期待値を持つ。攻撃力過多になりやすいことと、編成が限定されやすいことが難点。全員を璃月出身にしなくてもある程度のバフは得られるので、妥協が重要。黒岩の突槍(★4/スターライト交換) [基礎攻撃力:510 サブOP:会心ダメージ55.1% / 効果:敵を倒すと攻撃力アップ]
そこそこの基礎攻撃力、サブステは会心ダメージ。自身の突破ステが会心率かつ元素爆発が与ダメ上昇であるため相性がいい。
敵の撃破を起点に攻撃力が上昇するため、BOSS魔物や精鋭魔物など、相手が単体だとダメージが落ちてしまうが、集団戦においては無類の強さを発揮する。集団戦が得意な魈なら、若干のピーキーさを上手く扱うことによって爆発的な火力を得ることが出来るだろう。無課金でもスターライト交換で確実に入手できる。
死闘の槍(★4/紀行) [基礎攻撃力:454 サブOP:会心率36.8% / 効果:近くに敵が2人以上いる時攻撃力と防御力アップ、2人未満の時攻撃力アップ]
★4最低の基礎攻撃力と引き換えに長柄武器トップの会心スコアを持つ。会心ダメ冠を着けることで率ダメ比を1:2にすることが出来る。低い基礎攻撃力は本人の高い基礎攻撃力である程度補完できる。
周囲の敵数によって攻撃力が変わるため、黒岩とは反対に敵が単体の時に真価を発揮する。黒岩とおおよそのダメージは同等のため、想定する運用方法(対集団か対単体か)、冠の厳選状況、その他好み等によってどちらを使うか選ぶと良い。また紀行の購入で確実に入手できる。
- チャージ重視型
火力武器を用意できない場合や、魈の元素チャージがどうしても間に合わないときに候補となる。サポーターで元素供給を補助できる場合には優先度が下がる。西風長槍(★4/祈願) [基礎攻撃力:565 サブOP:チャージ効率30.6% / 効果:会心時に元素粒子発生]
全てが元素チャージに特化した武器で、基礎攻撃力が★4武器最高値。武器効果で無色粒子を生成出来る点が非常に優秀で、魈は元素爆発中にスキルで元素粒子を生成出来ないため相性が良い。チーム内の他キャラクターに対しても元素供給を行える点は、他の武器やチャージ時計には無いメリットとなる。取り回しの良さを重視するならこれ。そもそも本人のダメージ関連のステータスが優秀であるため十分な火力を確保できる。
天空の脊(★5/祈願) [基礎攻撃力:674 サブOP:チャージ効率36.8% / 効果:会心率と通常攻撃速度アップ、通常攻撃と重撃命中時に狭範囲ダメージ]
和璞鳶と基礎攻撃力は同じだが、サブステが元素チャージで更に武器効果が噛み合わないため、無凸死闘やチャージ時計付き和璞鳶より若干火力が落ちる。他のチャージ重視型槍よりは高い。通常攻撃速度upと真空波を活かして戦いたい、天空槍が余っている、★5火力武器が無い等の理由があるならば採用する価値はある。
草薙の稲光(★5/祈願) [基礎攻撃力:608 サブOP:チャージ効率55.1% / 効果:元素チャージ効率が100%を超えた分をもとに攻撃力アップ、元素爆発発動後元素チャージ効率アップ]
元素チャージ効率に依存した攻撃バフを持ち、元素爆発中の元素チャージ効率を上昇させる。装備させるだけで15%の攻撃バフが約束される。火力武器ほど威力は上がらないが、自力でチャージを回すために元素チャージ効率を上げている場合には選択肢となる。
喜多院十文字槍(★4/鍛造) [基礎攻撃力:565 サブOP:元素熟知110 / 効果:元素スキルダメージアップ、元素スキル命中時元素エネルギーを失いその後元素エネルギーを獲得]
稲妻の鍛造武器。熟知を生かせる場面は少ないが、武器効果で元素を補える点は魅力的。チャージが目的の場合武器精錬の必要性が高い。スキルダメージを伸ばすことが出来て、チャージ槍とは好みが分かれる。基礎攻撃力が西風長槍と同じく★4武器最高値。
星鎌・試作(★4/鍛造) [基礎攻撃力:510 サブOP:チャージ効率45.9% / 効果:元素スキル発動後通常攻撃と重撃ダメージアップ]
鍛造武器。サブステはチャージ効率だが、武器効果で、スキルを使うと通常攻撃と重撃のダメージが12秒間上昇する。この効果は最大2重までなので、無凸魈でも武器のポテンシャルを最大限に活かせる。なお落下攻撃には効果が乗らないため本人のポテンシャルは活かしきれない。
聖遺物 
魈は自前で豊富なダメージバフを持つため、会心を上げた方がDPSを上げやすい。そのため、メイン・サブステータスの重要度が高い。下記のセット効果ではサブステータスがボロボロになってしまう場合、キメラ装備も可能。高いステータスの聖遺物が出たら、実際に計算してみよう。
生の花 | 死の羽 | 時の砂 | 空の杯 | 理の冠 | |
---|---|---|---|---|---|
メイン効果 | HP(固定値) | 攻撃力(固定値) | 攻撃力% 元素チャージ効率 | 風元素ダメージ 攻撃力% | 会心ダメージ 会心率 攻撃力% |
サブ効果 | 会心系>元素チャージ効率>攻撃力%>攻撃力固定値>元素熟知>その他 |
元素爆発時に大量のダメバフを有しているキャラクターであるため、珍しくダメージバフ杯と攻撃力杯とで効果中の火力に大差が開かない。スキルの火力を重視するなら風バフ杯になるが、通常攻撃・重撃までまんべんなく使いたいなら攻撃力杯も選択肢に入る。優秀なサブ効果付きの攻撃力杯が無駄になりにくいのはメリット。ただし、魈に別途攻撃力バフを掛けるならば風元素ダメージ杯が圧倒的に有利。また、突破が会心率であるため攻撃冠での妥協もできる。プレイスタイルや凸の状況、聖遺物のサブオプションと相談しよう。
辰砂往生録4 (攻撃力+18% / 元素爆発発動時に発動。攻撃力+8%。HPの損失で0.8秒ごとに攻撃力+10%、最大4回まで。最大継続時間16秒、退場または元素爆発再発動でリセット)
元素爆発発動中の火力が最も伸びる。完凸でも同様。杯は風元素ダメージバフ推奨。魈は元素爆発中毎秒HPが減少する関係で、元素爆発開始から5秒後に最大限のバフ効果を受け取れる。装備の由来からも相性が良い。欠点は攻撃力バフの恩恵減少と、非元素爆発時の火力減少。現在のバフの殆どが攻撃力バフであるため、翠剣との運用時の差は10~5%程度に止まる。また、平常時のスキル火力が10~15%ほど低くなるため、トドメ役や露払いがやりにくくなる。他の聖遺物よりも元素爆発の重要度が高く、時計をチャージ効率にしても火力が落ちにくいため、元素爆発がどうしても回らないのであればチャージ時計が推奨される。なお、HPが1の状態で元素爆発を発動した場合でもバフ効果を最大まで受けられる。
翠緑の影2
砂上の楼閣の史話2 (風元素ダメージ+15%)
剣闘士のフィナーレ2
追憶のしめ縄2
辰砂往生録2
来歆の余響2 (攻撃力+18%)
いわゆる2セットキメラ装備。威力は通常だと しめ剣>翠剣>緑砂、スキルでは緑砂>翠剣>しめ剣、元素爆発では横並び。総合的にはほとんど変わらないので、会心率・会心ダメージが僅かでも上回った方に軍配が上がる。
辰砂往生録4と比べると、元素爆発中の火力が若干落ちるが厳選度合いで覆せる範囲であり、フィールド上での利便性や瞬間火力で上回る。杯はしめ剣では風元素ダメージが、緑砂では攻撃力が推奨され、翠剣ではどちらでもほぼ差が無い。
他キャラクターとの相性 
自身の攻撃にのみ完全特化したキャラクターであり、敵をほとんど選ばず単独で高い殲滅力を誇ることから攻撃を一任することも可能。典型的なワントップ型のアタッカーである。
反面、防御や回復面では味方に大きく依存し、元素爆発に必要なエネルギー量も多い。
今のところ、サポートが一定の水準に達していれば誰とでも組むことが出来る上に、火力・使いやすさが圧倒的に変わるということがない。深境螺旋などのサポーターに取り合いが生じる場面では、余ったキャラクターから選択しても使い勝手が落ちにくい。
シールドが丈夫であれば回復が、回復が強力であればシールドが多少弱くても問題ない。自分のスタイルに合わせて防御・回復面でサポーターを揃え、必要に応じてバフやチャージ補助を施そう。
炎元素
ベネット
攻撃力バフと回復を行う。6凸効果で炎元素付与を行えるが、魈の元素爆発は他元素で上書きできない。エリアから出た後も一瞬だけバフ効果が続くため、魈6凸のスキル連射でエリア内外を往復した場合には大体バフが乗る。交代直後にはバフが乗らないため、切り替え直後はキャラクターに炎元素が付着するまで一拍待とう。
炎共鳴要員にもなれる。
水元素
珊瑚宮心海
持続回復と継続的な設置攻撃を行える。スキルは設置型であり、効果範囲が若干狭いので立ち回りには工夫が必要。
うまくいけば、水元素追撃・竜殺し(+48%)千岩牢固4(+20%)装備で攻撃力68%バフ・回復と、多彩なアシストができる。
元素爆発で居座り型アタッカーも可能だが、出し続けるべきかはパーティと状況次第で変わる。
バーバラ
持続回復と敵への継続的な水元素付着を行える。粒子補給が苦手で、落下攻撃中はスーパーアーマーが入るが凍結はする点に注意。
龍殺しで攻撃力+48%できる。固有天賦2の効果を最大まで発揮していれば、龍殺し武器のバフのクールタイムとスキル終了がほぼ一致する。
スキル継続中はスタミナ消費-12%。元素爆発は全体への瞬間回復。
氷元素
七七
スキルで回復と、敵への継続的な追尾攻撃を行える。度厄のお札を付与することで爆発中に殴りながらHPを回復することが可能。ただし二人とも元素チャージに難ありなので、それ以外のメンバーでサポートが必要となる。
4凸効果の敵攻撃力低下は事故防止に便利。完凸すれば復活効果で事故防止につながるが、元素爆発が重要かつ貯めにくい魈には恩恵が薄い。
千岩4の攻撃力+20%を発動しやすい。
ディオナ
シールド、回復という幅広いサポートが可能。シールド効果中の移動速度10%UPとスタミナ消費-10%により、立ち回りも多少楽になる。
完凸では元素爆発の回復時に、HPが一定以上の時に強力な熟知バフを渡せ、一定以下ならば回復量にバフが入る。
祭礼を持たせた時は粒子生成も侮れない。
レイラ
スキルでシールドを張り、時間経過で追撃を発射できる。元素爆発でホーミング弾発射と追撃頻度上昇。
シールドは12秒と短めだが、硬さはディオナ以上鍾離並みとかなり丈夫。魈には硬すぎるため、火力を重視するならば会心に寄せても良い。
追撃は出場者のスキル発動でも貯められ、完凸魈ならばほぼ常時発射し続けられる。
元素爆発の必要エネルギー自体は軽いものの、スキル発動の瞬間には粒子が発生しない(追撃時に発生)ので元素チャージはやや必要か。
1凸でシールド強度上昇、2凸でチャージ要求量減少、4凸で通常・重撃に超短時間の雲菫式加算バフ、完凸で追撃・爆発のダメージ増加ができる。
表に出す機会が少ないので、西風役には見た目ほど向かない点に注意。千岩バフに向くが、魈完凸以外では若干切れ目がある。
雷元素
雷電将軍
全体的にチャージ補助が得意。スキルによって魈の爆発中にも雷粒子供給でサポート出来る。スキルは25秒間継続するため、終始途切れることなくアシストできる。
ダブルアタッカー運用する場合、諸願百目の輪を貯めやすく、爆発のクールタイムを7秒間という長すぎない時間で担当できる点も魅力的。但し魈に爆発ダメージバフは乗らない。
元素爆発によるチャージ効果はパーティ全員に効果があるので、全体を火力寄せにしても足並みを揃えやすい。
単体で魈の元素供給役を任せる場合、魈の元素チャージ効率目安は100~110%。
フィッシュル
スキルで自動攻撃が行える。完凸では連動攻撃が追加される。天賦2の追加攻撃は雷拡散でも発動可能。
本人の粒子供給能力が高いため、他の雷キャラクターのチャージを補助できる。
スキル存在時間は10秒と短いが、完凸すれば12秒になる。
天賦と完凸効果の追撃は、場に出ているキャラクターのターゲットした相手1体のみに発動する。
完凸効果の追撃は攻撃1回ごとに発動する。手数が多いほど有利だが、同一の攻撃が複数回ヒットしても発動は1回のみ。
千岩4の攻撃力+20%を安定して発動可能。★5武器「終焉を嘆く詩」との組み合わせで、攻撃力+20%と熟知バフを撒くことが出来る。
八重神子
スキルは範囲内ランダム単体へ極狭範囲の自動攻撃を行う。継続時間は14秒。
スキルは設置型だがターゲット範囲が非常に広いので、位置がずれても外れにくい。ただし一定高度を上回ると判定が消える。3つ置かなければ火力を生かしきれず、また設置の仕方にもいくつかルールがあるので、若干時間がかかる。
スキルはバフをリアルタイム参照する。聖遺物の千岩や旧貴族の効果は活かしやすいが、ベネットなどはほぼ効果が無い。順番に囚われにくいのはメリット。
元素爆発は瞬間火力。魈の元素爆発直後は大抵スキルが消えているので、八重の爆発を生かしたければスキル設置→爆発→スキル設置としなければならない。
1凸で元素爆発のチャージが改善し、2凸でスキルのターゲット範囲が拡大する。2・4・6凸で元素スキルの威力が上がる。
千岩4の攻撃力+20%を安定して発動可能。龍殺し武器で攻撃力+48%のバフを渡せるが、八重神子の火力はガタ落ちする。
久岐忍
スキルで回復と、敵への継続的な攻撃を行える。攻撃判定は横に大きいが、垂直方向へは細い。
他のヒーラーと比べて回復の頻度が高い。継続時間に対するクールタイムが短いので、切れ目のない回復が可能。2凸でスキルの継続時間が延長される。
ただしスキル使用の度に忍の体力が減少するため、パーティ全体の安定性には若干欠ける。
千岩4の攻撃力+20%を発動しやすい。
ドリー
元素爆発で回復とチャージ補助、敵への継続的な攻撃と自キャラクターへの雷元素付着が行える。
体力・元素エネルギーの回復間隔は2秒で標準的。持続時間は12秒であるため、実際に魈に対して回復を行える回数は4~5回。効果範囲はベネットの元素爆発よりも1.3倍ほど広い。
チャージ量は固定値かつ控えめであり、無凸での運用は厳しめ。2凸で追撃が強化され、4凸で場に出ているキャラクターへの回復効果と元素チャージ効率にバフが掛かる。
特筆すべきは4凸効果であり、元素量が半分未満の際に元素チャージ効率を30%増加させる。これにより、魈の元素爆発前スキル2連射回収とドリーの元素爆発を合わせることで、元素爆発終了時に魈の元素エネルギーを半分以上回復させることが可能。
単体で魈の元素供給役を任せる場合、ドリーが無凸であれば魈の元素チャージ効率目安は130~150%、4凸以上であれば目安は100~120%。
風元素
ジン
チャージ補助とヒーラーを兼ねる。
お互いの元素爆発の回転率を高め、攻撃と回復を交互に行うという非常にシンプルかつ強力な運用が可能。
固有天賦により、強力な回復効果をもつ元素爆発を必要チャージ量64で発動できる点が優秀。
完凸の被ダメージ軽減は地味ながら有力。
4凸による「元素爆発エリア内の敵に風耐性-40%」が貴重で、編成枠を大幅に圧縮できる点も強力。
2凸効果は、移動速度と通常攻撃の攻撃速度を上昇させる。
単体で魈の元素供給役を任せる場合、魈の元素チャージ効率目安は130~140%。
ウェンティ
固定吸引と粒子確保ができる。4凸(スキル)・6凸(爆発)で最大44%の風元素耐性ダウンの効果を得る。
爆発の元素変化で、「魈の粒子を優先したら他メンバーの元素爆発が回らない」となりにくい点も優秀。
元素爆発は一部の敵を打ち上げる。魈のスキルはダッシュジャンプすれば、敵が渦の中心に居ても安定して届く。魈の元素爆発時落下攻撃は敵が小さいと、渦の中心以上では命中しにくい。デットエージェント等には比較的安定して命中できる。
打ち上がらないが吸い寄せ可能な敵に対しては相性抜群。また、大型キノコンなど打ち上げに浮かせが必要となる敵に対しては、魈がウェンティをサポートできる。
ウェンティの元素爆発は継続時間8秒間、風耐性デバフは継続時間10秒間である。
単体で魈の元素供給役を任せる場合、魈の元素チャージ効率目安は120~130%。
早柚
チャージ補助とヒーラーを兼ねるキャラクター。
スキル、元素爆発の両方が回復効果を持つ。固有天賦と合わさり、ジンよりも小まめな回復が可能。
元素爆発の範囲は非常に広く、敵がノックバックしても範囲外に出にくい。
長距離高速移動が可能なスキルはフィールド上でも役立つ。
単体で魈の元素供給役を任せる場合、魈の元素チャージ効率目安は130~150%。
ファルザン
無凸時点で風ダメージバフと風耐性デバフを掛けられる。
バフの適用範囲は魈のスキル4発分ほどの半径を持ち非常に広い。
デバフ部分は適用範囲が狭く、毎回移動するため不安定で、1回ごとの持続時間も4秒と短いため、ファルザンが未完凸だとなるべく軌道の内側で動きたい。
加算式のバフも一応持っているが、あくまでオマケ程度の数値。
無凸では粒子生成およびエネルギー回収が魈よりも苦しいという点に注意。バフを渡す都合により粒子を受け取る機会も減るため、風が3人の編成になったり、場合によっては魈がファルザンの粒子供給役になることもある。
2凸で持続時間が18秒に、1・4・6凸で粒子生成やチャージ能力が改善される。
完凸すると元素爆発に風会心ダメージ強化が追加され、風耐性デバフ・吸引・粒子生成を持った追撃も入るため、魈の求める火力・粒子サポートをほぼ丸ごと補えるようになる。追撃はスキル扱いであるため千岩バフも可能。
岩元素
鍾離
鉄壁のシールドと全耐性デバフ20%による攻防一体のサポートが可能。シールド強度は魈には硬すぎるため、爆発火力を重視するならば攻撃や会心に寄せても良い。
強力なシールドにより被弾が大幅に減ることで、ヒーラーの負担も軽減される。侵蝕などが無く、シールドを切らさず張れれば、回復無しでも戦いやすい。
6凸すればヒーラーになれるが、シールド時かつ被弾時のみで単体回復である上に、一回ごとの回復量は今一つ。とはいえシールドがあるので、侵蝕などのギミックが無ければ十分量である。
草元素
ヨォーヨ
千岩適性のある単体回復スキルと、短時限アタッカー&全体回復が可能な元素爆発を持つ。回復量の調節*6が得意なため、護摩の杖アシストに適性がある。
スキルの持続時間は10秒。投擲された大根が敵&味方キャラクターへ命中すると、小範囲の味方に回復を、敵には草元素ダメージを与える。
大根は味方へダメージを与えないにもかかわらず、「攻撃を受けた」判定を出せる。また、フィールド上キャラクターのHP残量によってターゲットが変化する。
スキルの認識範囲半径は魈のスキル1.3本分ほどと狭いが、投擲中に僅かでも入っていれば自動追尾が発生し、その後に範囲外へ行っても追いかけてくれる。
その追尾力たるや魈がスキルでUターンしても確実に命中するほど。落下攻撃はもちろん、スキル連打中も大概は回復してくれる*7。
元素爆発は5秒間の攻撃連射&全体回復。ダッシュを多用するためスタミナが減りやすいが、魈と組む分には問題ない。
必要エネルギーが重い点に注意。交代すると即終了するが、このページを見ている人ならば直に慣れるだろう。
1凸でスタミナ回復が追加され、2凸でエネルギー緩和、1・6凸で回復量が上がる。
編成例 
基本的に、元素チャージとシールドまたは回復が十分であれば残りは自由枠となる。
チャージが足りない場合、サポーターに西風武器や祭礼武器を持たせることで解決できることもある。
回避力が高い魈にとって重要なものはシールドの防護そのものよりも、それに付随する中断耐性。ある程度慣れれば、シールドを抜いて中断耐性を入れる、または両方とも抜くのも一般的な選択肢になる。
ここに書かれていない編成でも魈は十分に戦えることをお忘れなく。もちろん、強力なサポーターを付ければ、魈はその分だけ強くなる。
以上を踏まえた上で、広く使われている編成をいくつか紹介する。
- 魈ハイパーキャリー(魈+鍾離+ファルザン+ベネット)
- とにかく全力で魈をサポートする編成。大幅な風耐性デバフを入れつつダメージアップ、ダメージバフ、攻撃力アップ、会心ダメージアップと最大限のバフをかけ、裏から追撃もしつつシールドによって回避を気にせず攻撃し続ける。
- 火力のみを追求する場合、鍾離が4凸ジンと入れ替わる。そして恒常凸の壁が立ちはだかる。
- 追撃や会心ダメージバフ効果もあるが何より粒子生成量の都合上ファルザンは完凸前提になりがち。チャージに手間取ってスキルを繰り返し撃つような状況ではXiao Geoに劣ることもある。要比較。
- 幸い西風武器を持たせやすいサポーターが中心なためそれらを用意してチャージ面を緩和することは可能。
- Xiao Geo(魈+鍾離+ジン+アルベド)
- チャージ補助・回復・シールド・耐性デバフを揃えた編成。さらに風共鳴による移動速度上昇・スキルクールタイム短縮と、岩共鳴によるシールド中のダメージバフ・岩ダメージデバフが入る。
キャラクターの凸が進んでいれば、魈に手厚い支援ができる。全員無凸でも強力である。 - 鍾離・ジンは西風武器を持たせられることが多い。千岩4セットは、アルベドの方が発動を安定させられるが、鍾離の方が総合火力を下げにくい。お好みで決めよう。
- ジンの聖遺物は、ジン自身の火力を重視する翠緑剣闘士、回復強化の愛され海染・愛され剣闘士・海染4、魈にさらに攻撃バフを渡せる旧貴族4が候補。
- キャラを入れ替える場合アルベドが候補になることが多い。雲菫と入れ替えれば通常型にすることも可能。装備による役割の自由度が高い凝光、会心率バフを渡せる岩主人公も入れ替え候補になる。
- チャージ補助・回復・シールド・耐性デバフを揃えた編成。さらに風共鳴による移動速度上昇・スキルクールタイム短縮と、岩共鳴によるシールド中のダメージバフ・岩ダメージデバフが入る。
その他変則的な編成
ナヒーダと組む業障破壊編成
ナヒーダを橋渡し役として、回復・チャージ補助・バフ・防御デバフを揃えた編成。魈には珍しく、互いのシナジーが比較的大きい。無凸でも中々に強力。
魈・ナヒーダ・ベネットは、ナヒーダで追撃仕込み→ベネットで着火・バフ→魈でアタック・炎拡散→草追撃発生・再燃焼、となる。ここに雷電将軍の追撃が入ることで激化が発生。激化は燃焼で即消滅するが、防御デバフの条件は満たせる。この間に雷電将軍の層が無凸相当で30~40ほど貯まる。
ナヒーダ・雷電将軍は激化で攻撃する。この時に魈・ベネットのチャージがたまるのでループ可能。スタミナを使い切ることも多いが、魈はジャンプ回避が使えるため問題ない。
ベネットのバフが途中で切れるが、チャージが安定しやすいため魈の元素爆発を途中で切っても問題になりにくい。敵が複数ベースなら魈を、単体ベースならば雷電将軍を多めに出すと良いだろう。
業障や魔神の残滓関係で縁のあるメンバーでもある。ベネットは?
ダブルアタッカー編成
魈のチャージ不足によるクールタイムをもう一人のアタッカーが補う編成。
この例では魈のクールタイムをタルタリヤが、タルタリヤのスキルクールタイムを魈が補う。
防御・回復面はベネットのみにすることで火力に特化している。香菱はタルタリヤの蒸発反応・炎共鳴・本人の火力目的で編成されている。
タルタリヤの天賦により、魈の通常・重撃・落下攻撃の火力が上昇する。
防御面が不安な場合には香菱をトーマと入れ替えよう。炎2名を岩共鳴と入れ替えても良い。
風キャラクターと入れ替えればタルタリヤのクールタイムが短くなるが、粒子供給しやすくなるためダブルアタッカー編成の重要性は損なわれる。
魈をメインにする場合、魈で炎元素を拡散した後にタルタリヤで広範囲・高威力の元素爆発を蒸発させる瞬間火力サブアタッカー運用が強力。
「降雷炎帝」強力なアシストによって全力サポート
「双風双炎」風2名、炎2名で組まれる★4編成
チャージ補助・回復・シールド・バフを揃えた編成。攻撃力バフが多いため、魈の装備はダメージバフを多くすると良い。
風と炎それぞれでチャージ要員を持つため、比較的安定して元素爆発を回せる。氷シールドや、アビス敵の雷シールドに強い。
スクロースは翠緑4セットで炎デバフを、6凸で炎バフを掛けられるが、仕様上必要となる労力の割に総合的な火力の上り幅は小さい。よって意識しなくても問題は無い。
トーマの枠は、火力と耐久のトレードオフになる香菱、自力で元素チャージしやすいがシールド最長維持時間とリカバリーに劣る辛炎が候補になる。
スクロースをジンと入れ替えればサンファイアが可能。拡散の影響範囲はそこそこあるため、中型敵であればほぼ命中する。
双風部分を崩してレイラや行秋を入れた編成は「NaXiaonal」と呼ばれる。蒸発・溶解を活かせるためパーティ火力は上がるが、魈の元素チャージが難しくなる。
「四風守護」風元素で統一された編成
凍結運用を試みる編成
凍結により敵のノックバック防止と攻撃停止を、氷砕きにより敵の攻撃リセットを、氷付着により行動遅延を行い、安定度を上昇させる編成。
氷共鳴により会心率がやや上昇する点もメリット。欠点はチャージが不足しやすいこと。
魈の落下攻撃は氷砕きにより凍結を解除してしまうが拡散が入るので、凍結継続能力は見た目よりも高い。
氷砕きによる氷不足をガイアの高頻度氷付着で補う。モナは爆発の拘束で序盤を安定させるが、水付着が控えめである点に注意。敵に水スライム等がいると安泰。
高級になるが、モナを神里綾人にすると安定度が増す。七七をディオナに、回復不要ならば甘雨やロサリアにしても良い。
魈・神里綾人・甘雨・レイラで組むと画面が豪華になる。背景が暗くなるうえに攻撃がクリスタル調なので見た目の相性は高いが、端末への負担はかなり大きい。
その他 
攻撃のコンボ
基本コンボは以下の通り。
- 「通常攻撃1段目→重撃→通常攻撃1段目→……」
通常攻撃と重撃にのみバフが入る場合には、最もDPSが高くなる。落下攻撃が低空かつ落下期間ダメージがあたらなかった場合、バフ量が等しいならば落下攻撃連打よりも高い火力を出すことが出来る。とはいえ、スタミナ切れが起こりやすいので連発は禁物。実際に利用できる場面は限られる。 - 「通常攻撃1~5段目→重撃→通常攻撃1~5段目→……」
通常攻撃にのみバフが入る場合には、最もDPSが高くなる。元素爆発切れ等で落下攻撃を出せない場合には、主にこれを使うことになる。元素爆発中であっても、重撃後または重撃と入れ替えでジャンプ→落下攻撃を繰り出すことで、回避しつつ効率よく攻撃できる。 - 通常攻撃1~4段2ヒット目→ダッシュキャンセル
氷・岩を除いた「攻撃力の影響を受けないバリア単体」を、スキルを除けば最速で割れる。元素爆発や重雲スキル等の元素付与時に有効。火力自体はぼちぼちである。最高効率で決まれば1回の元素爆発中に黄金王獣のスカルを1個破壊できる。攻撃中に前進する都合上、キャンセルはバックダッシュが推奨されやすい。アビスの魔術師等の攻撃力の影響を受けるバリアや、バリア持ちが集団かつある程度近い位置にいるときは落下攻撃の方が速い。
元素爆発中の落下攻撃中心コンボは、基本的に以下の3つがある。これに加えて、敵の攻撃や行動に合わせてタイミングをずらしたりアドリブを混ぜることで、実戦でのDPSを伸ばしたり、相手の行動をキャンセルさせたり出来る。高空でのジャンプ中には多くの攻撃を躱せるため、使いこなせば強力無比な戦闘力を持つ。
- 「ジャンプ→落下攻撃→ジャンプ→落下攻撃→……」
落下攻撃を連打する。魈は落下攻撃の後隙が小さく設定されている都合上、FPSが60の場合には通常攻撃とジャンプの受付開始時間が等しくなる(FPSが30、120の場合については未検証。情報求む。)。
よって、これが最も多く落下攻撃を打つことが出来るコンボである。なお、敵が離れた等で着地後にダッシュ回避・ジャンプを行いたい場合、通常キャンセルは時間短縮にならないため、通常攻撃を挟む必要はない。下記のコンボについても同様。 - 「ジャンプ→落下攻撃→通常攻撃1段目→ジャンプキャンセル→落下攻撃→……」
落下攻撃を通常攻撃によってキャンセルする。通常攻撃は2hitするが、1hit目命中後即座にキャンセルすることで落下攻撃の回数を最大限に増やすことが可能。入力をずらすようにしてキャンセルすれば無hitも可能であり、追撃のみを目的とするならばこちらが使われることもある。1hit時点でDPSが落下攻撃連打を超え、2hitさせればDPSがさらに上昇するため、状況に応じてキャンセルタイミングを分けよう。 - 「ジャンプ→落下攻撃→通常攻撃1段目→重撃→ジャンプキャンセル→落下攻撃→……」
通称「JET」または「N1CJP」。主に単体相手に使用される。理論上はDPSが最大となる。落下期間ダメージが出にくい敵には有効だが、落下期間ダメージを当てやすい敵に対しては「時間当たりの落下攻撃回数」が減るゆえに火力減少の可能性がある。他にも、地上にいる時間が長く被弾が増える、敵のノックバックが大きいため攻撃が外れやすい、距離や位置の判断が難しくループが途切れやすいなどの問題を抱えている。重撃が外れた際のDPS低下はかなり大きい。重撃へのバフを利用できたり、重撃でも発動するタイプの追撃回数を増やせる、時間調節がしやすいなどの利点もある。ご利用は計画的に。
完凸はこちら。
- 「ジャンプ直後にスキル連打→落下攻撃→ジャンプ直後にスキル連打→……」
ジャンプ→スキルでどこでも落下攻撃を出せるが、この時に高度がある程度低いと、いつもより早く落下攻撃が発生する。実はこれが最速で落下攻撃を発動させる方法となっており、後隙を含めても速くなるため、完凸時のDPSを上げることが出来る。ただし攻撃位置が全体的に低くなるので被弾率が上がる他、貫通しない敵には不利。「ジャンプ→落下攻撃→スキル連打→ジャンプ→……」でも十分な火力が出るので、状況に応じて分けよう。
低空スキルを行うには、ジャンプとスキルをほぼ同時に打てばよい。同時押し派とジャンプ直後にスキルを押す派がいるが、どちらでもできるので好みの方を選ぼう。通常であれば「魈が身を翻す→魈が完全に下を向く→落下開始→接地→落下攻撃発生→魈が着地」となるが、この場合には「身を翻す→完全に下を向く」間が角度にして30度ほどカットされるうえに「落下攻撃発生→魈が着地」までが長くなるため、うまくいけば挙動に違和感が出る。
元素チャージ目安表
目安は、それぞれのキャラクターをチャージ補助役として組み込んだ場合、魈の元素チャージはどの程度が推奨されているのかを示したもの。最小よりも小さいと粒子不足のリスクが、目安最大よりも高いとチャージ過剰の可能性が高くなる。敵の内容や交代順序によって変化するため、実際の運用時ペースに合わせて変更できると良い。 2凸比較は2凸時控え回収量/出場時回収量で計算。なお、無凸時の 控え回収量/出場時回収量 は0.6 である。比較すると、わざわざ2凸して控えで回収するよりも、凸に関係なく表で受け取った方が多く回復できることがわかる。元素チャージに不足を感じるときは、2凸するよりも先にしっかりと出場時に粒子を回収できているのかチェックしよう。 どうしても裏で受け取らなければならない場合には、減衰分も考慮して元素チャージを設定する必要がある。
元素チャージ効率 | 回収量 | 回収量/必要量(70) | 最小(目安) | 最大(目安) | 2凸比較 | |
100% | 18.0 | 25.7% | スクロース,雷電将軍 | 75.0% | ||
130% | 西風長槍とほぼ同等 スキル3回で半分回復 | 23.4 | 33.4% | 魈一凸単騎,早柚, 主人公[風雷],ジン | ウェンティ,楓原万葉 | 71.5% |
150% | チャージ時計とほぼ同等 | 27.0 | 38.5% | 魈無凸単騎 | 早柚,主人公[雷] | 70.0% |
180% | 無凸草薙の稲光とほぼ同等 | 32.4 | 46.2% | 68.3% | ||
200% | 完凸草薙の稲光とほぼ同等 | 36.0 | 51.4% | 67.5% | ||
250% | スキル2回+スクロース1回で69回復 | 45.0 | 64.2% | 66.0% | ||
260% | スキル3回で完全回復 | 46.8 | 66.8% | 65.7% |
※回収量は元素スキル2回分を出場して回収した時を想定、小数点以下2桁目を切り捨てで表示。
単騎・マルチ攻略の検討データ
一部の敵は弱点部位を持ち、そこへ攻撃を命中させることで大きな隙をさらけ出す。その多くは弓などの遠距離攻撃を想定しているが、幾つかは魈でも攻撃できる。以下、平地での戦闘を想定する。
- 遺跡守衛
頭部にコアが常時露出している。比較的狙いやすいが、2連続で破壊に成功しなければダウンせず、失敗すると目前にバリアを張り一定時間コアの破壊ができなくなる。破壊1段階目直後に左を向く特性があるが、移動して素早く決め込むかその場で安定策を取るかは意見が分かれるところ。1段階目だけでも長めの隙を晒し、バリア消滅後の狙撃には即2段階目ダウンに入るので積極的に狙っていこう。- 通常時
③について、ミサイル発射時は難易度高、落下期間ダメージ発生が早すぎるとコア命中判定が出ない。- ①完全対面でジャンプ→最高度スキルで破壊(コア下部に命中)→回り込みまたはその場で再ジャンプ→最高度スキルで破壊(コア下部に命中)
- ②対面より若干左でジャンプ→最高度スキルで破壊(コア左下部に命中)→スキルモーション終了直前に再度スキルで破壊(コア右下部に命中)
- ③(元素爆発時)完全対面でジャンプ→コアと同じ高さで落下攻撃→落下期間ダメージ命中で破壊×2
- 連撃フィニッシュのしかかり攻撃
- ①完全対面でジャンプ→最高度スキルで破壊(コア中心または上部に命中)→回り込みまたはその場で再ジャンプ→最高度スキルで破壊(コア下部に命中)
- ②完全対面かつコアより若干手前から重撃で破壊→回り込みまたはその場でジャンプ→最高度スキルで破壊(コア下部に命中)
- 通常時
- 遺跡ハンター
時間経過、または味方キャラクターが空中にいると飛翔し、ミサイル攻撃を始める。コアの露出はこの時のみであり、露出の瞬間には強烈な接近妨害を持つため上昇中の狙撃は難しい。上がりきってからは届かないように思えるが、ミサイル発射中には体が若干下がることを利用すれば撃ち落とせる。ただし外すとミサイル着弾をもろに食らう。魈は空中スキルと元素爆発ジャンプの両方に空中判定があるので遺跡ハンターを飛ばしやすく、狙撃を活かす機会も多いだろう。マルチプレイで弓が居ない場合などに素早く撃ち落とせると粋。- 飛翔時
- (元素爆発時)ミサイル発射開始に合わせて完全対面でジャンプ→発射中に最高度からスキルで破壊(コア下部に命中)
- 飛翔時
- 遺跡ドレイク(陸)
元素吸収中の頭部前面にコアが灯り、狙撃可能になる。位置が低く面積が大きいので知らないうちにダウンしていることもあるだろう。ただし側面には判定が無い。- 噴火攻撃準備中
- ①完全対面で通常攻撃1段2ヒット目、または5段目(コア下部に命中、かなりシビア)
- ②完全対面でジャンプ→スキルで破壊(外した場合④も可能だがかなりシビア)
- ③(元素爆発時)完全対面でジャンプ→落下攻撃→落下期間ダメージ命中で破壊
- ④(元素爆発時など)頭部表面と一直線になる位置で敵から少し離れてジャンプ→落下攻撃→衝撃波部分命中で破壊
- 噴火攻撃準備中
- 遺跡ドレイク(空)
元素吸収中の頭部前面にコアが灯り、狙撃可能になる。こちらも側面には判定が無い。翼には常時判定があり、乗り上げで届くことがあるがかなりシビアな上に、両翼を破壊しなければならず実用には欠ける。- 噴火攻撃準備中
- ①(元素爆発時)完全対面でジャンプ→空中スキルで破壊
- ②(元素爆発時)完全対面でジャンプ→最高度で落下攻撃→落下期間ダメージ命中で破壊(ややシビア)
- 噴火攻撃準備中
- 兆載永劫ドレイク
陸空ドレイクの合体版だが、体つきが大きいため難度が上がる。飛行状態では頭・翼に届かなくなる代わりに、ミサイル時に胸部コア露出が追加されるため、これを狙うことになる。パターンに決まりが多いため、特に 地上ダウン直後に元素爆発→ダウン中に攻撃→ダウン終了で正面に回り込む→相手が飛翔開始→形態変更完了直後ミサイル攻撃移行で胸部コア露出(この間約11秒経過)→元素爆発が続いているので撃墜 を覚えておくと滑らかに叩き続けられる。スキル管理には十分に注意しておきたい。- 空中:ミサイル攻撃チャージ
- (元素爆発時)完全対面でジャンプ→最大高度の空中スキルで破壊(コア下部に命中)
- 空中:突進攻撃
- (元素爆発時)完全対面でジャンプ→空中スキルで破壊(非常にシビア、被弾確定)
- 地上:噴火攻撃準備中
- ①完全対面でジャンプ→スキルで破壊
- ②(元素爆発時)完全対面でジャンプ→落下攻撃→落下期間ダメージ命中で破壊
- 空中:ミサイル攻撃チャージ
小ネタ
公式での扱い
- 公式サイトで開発時の裏話やデザイナーのインタビューが掲載
されている。興味がある方はぜひ。
- 海外の原神公式ツイッターによって猫になった
ことがある。魈が欲しいという投稿に対して、魈の英語表記「シャオ,Xiao」と猫の鳴き声「ミャオ,meow」をかけた洒落で返す、といった内容。ちなみに、中国語で猫は「マオ,mao」。
- 中国の声優同士が会話する公式動画《原神》声优小剧场——「璃月雅集」
*8では、スタッフや声優によってキャラクターの設定やシーンの裏話が公開されることがある。魈の声優kinsenは第二期に出演しており、その時に魈の設定がいくつか公開された。
- 甘雨伝説任務第一章の、魈のセリフ「30分の遅刻」は魈のズレた感覚を表している。魈の提示した時間は山々を飛んで移動できるという想定で練られており、山登りの必要がある甘雨と旅人ではまず間に合わないとのこと。魈はそのことに気づいていないらしい。知っていれば相手に合わせた時間に調節するが、遅いとは感じるとのこと。お前って本当にせっかちだな
- 魈は「おしゃれ」を理解できず、美醜の判断や己を飾る目的で服を選ぶことはない。今の服装には不足を感じていないため、年中薄着で生活しているとのこと。TPOについては不明。この時、鍾離の声優が「『麒麟臂、麒麟の描かれた腕』を見せたいからだろう」と発言している。これについては他にコメントが無かったため、魈の腕の模様が麒麟であるか否かは謎のまま。
- 休息場所にこだわりが無く、風雨をしのげて壁と天井がある場所であればどこでも同じらしい。望舒旅館には、宿泊目的ではなく杏仁豆腐を食べるために行っているとのこと。ゲーム内イベントである第一回月逐い祭でも、言笑から「野宿ばかりで帰ってこない」という話が聞ける。
- 第三回海灯祭では、直前にストーリーPV「諸苦無隙」
が公開された。魈にとっては、Live2Dを入れた動画としてはこれが初になる。他の星5キャラクターと比べて大幅に遅く、当時の実装キャラクターとしては最後に公開された。
酒醸 団子とは、もち米から作られる天然の調味料「酒醸」をお湯で溶き、白玉団子を入れて作る甘味。酒醸からは麹や甘酒に似た味がする。中国語表記は「酒醸湯圓」など。魈はこれを受け取って食したようだ。- 原神内では璃月港の店「三杯酔」の名物である。魔神任務第一章にも登場する。死兆星号の乗組員がこれで酔っ払ったことが名前の由来である。年々酒を薄くしているらしいが、ムービー時点ではそれなりの濃度がある模様。
- 現実世界では酒醸造りが無形文化遺産になっている。その歴史は古く、4000年前から存在したとされる文献もあるほど。現地では生薬を混ぜて作ることも多く、体を温めて元気になりたいときにはよく使われる。また、中国には1~2月ごろ、特に「元宵祭」にて、胡麻餡の白玉団子や酒醸団子をどんぶり状の器に盛りつけ、月に見立てて食べるという文化がある。その象徴は「事事円満(すべてが円満でありますように)」。なお、一部地域では伝統として体調を崩した子供にも飲ませることがあるが、これは日中両国で表向きは法律違反である。
- 魈が歩いている場所は、璃月港北西のワープポイントから北東の港付近。背景に兄探しの張り紙が無いこと、三杯酔の孫娘(初回登場は第二回海灯祭か)が出ていることから、本編ストーリー開始直前の出来事だと考えられていた……のだが、イベント中のセリフから第三回海灯祭の直前であると判明した。描き忘れだろうか?
- ムービー内の魈の戦闘スタイルは、単騎であるにもかかわらず通常攻撃型である。来歆の余響しか入手できなかったのだろうか?スキルも使っていないことから、ムービー内の彼は無凸なのだろう。
- 実際の単騎戦闘では凸に関わらずHPがギリギリの時、着地時を狩られないために生存重視で通常攻撃を振り回すことはある。ムービーが好感度ストーリーの話だとすれば辻褄が合う。通常7段目で回避するのは非推奨だが
- 中国語版ではウェンティが魈に「朋友(友よ)」と呼びかけている。中国では知人や仕事仲間も友達と呼ぶため、彼らの仲は不明である。
- 動画内での七七のセリフがきっかけとなり、一時期ネットミーム化
した。もはや七七がメインである
- 魈の2021年度誕生日メールは「この蝶をお前に」。「旅人に似合うから」という理由で晶蝶を送る内容だが、添付されているのは晶核。同年のガイア・フィッシュルのメールでは「晶核を取ってきた」と書かれているので、魈は晶蝶を送ったが、旅人の手元にわたる際に晶核になってしまったようだ。旅人が翅を毟ったのか
- 英語版では「お前の髪に飾るために捕ってきた」となっている。渡しているものは日本語版と同様に「Crystalfly」晶蝶であり、「Crystal Core」晶核とは区別されている。
- イベント「山海八処の巡礼」において、旅人たちが晶蝶を取ろうとすると、何故か晶核しか残らなくなることが判明した。現在、晶蝶を晶核にせずに回収できる手段として「四方八方の網」があるが、これは外形を捉えて物質を媒介に具現化、つまりコピーを生成しているにすぎず、晶蝶を捕まえられているわけではない。四方八方の網は陰陽術式*9が元なので、仙人には「晶蝶を捕まえる術」があるのかもしれない。
- 2022年度誕生日メールは「暇があれば…」。星螺が言葉を伝えると聞き、耳に当ててみるも何も聞こえなかった、という内容。璃月のにいる楚ばあやのセリフから、声が聞こえるのは星螺ではなく海螺*10(ホラガイ)であると分かる。声が聞こえないのは勘違いのせいかもしれない。
留影叙佳期は、旅人が荻花州にて横笛を残念な腕前で奏でていたところ、魈がその音色に何かを想起して旅人の元に訪れる、といった内容。笛吹けば踊る、とはいかなかったようだ。- 金リンゴ諸島では、ゲーム内で実際に声を伝える力を持ったホラガイとして「余韻のホラガイ」が登場している。これはテイワット観光ガイドとイベントの内容から、楚ばあやの伝説と同じものであると推測される。なお、ウラの「死者の声が聞こえる」という話は、ホラガイがプレイアブルキャラクターの声も保存していることから間違いだと分かる。
- 声が聞こえるかどうかは不明だが、鶴見にはアイテム入りの青色のホラガイが、たたら砂では「奇妙なホラガイ」がある。奇妙なホラガイは魔神の残滓の影響を受けている可能性があるとのこと。勘違いしていてよかったかもしれない。
名称
- 「魈」は、一部のフォントや漢字変換に対応していない。そのため、蛸や趙などの類似した漢字やカタカナが代用されることが多い。ちなみに、「魑・魅・魍・魎・魈」は訓読みが全て「すだま」である。
- 魈の韓国語表記は「소」。単語単体だと「牛」という意味になる。
- 魈の中国語読みは「xiao」。これは「小」と発音の綴りが同じなので、英語・中国語圏ではしばしばネタにされる。ちなみに、「魈」は平坦に、「小」は下げてから上げるように発音すると、中国語っぽく聞こえる。「小さい魈」ならシャオシャオ……パンダか?
- 「降魔」「大聖」はどちらも仏教で用いる言葉。「降魔(ごうま)」は開悟を妨げる煩悩の悪魔マーラを退けることを、「大聖(だいしょう)」は仏への尊称を指し、「降魔大聖」といえば仏教的には「マーラを下した仏様」のような意味あいになる。
- ただし、仏に至るための修行では必ずマーラを克服しなければならず、「降魔大聖」はある種のトートロジーになっている。固有天賦1「降魔・平妖大聖」や中国語での語義を考慮に入れ「降魔大聖」=「魔物を祓う、優れた人徳を持ったお方」と解釈するのが妥当だろう。魈にまつわる言葉は仏教由来のものが多いので混乱しやすいが、これに関して仏教概念はほとんど無関係と思われる。ちなみに、かの孫悟空=斉天大聖などが同じ作りの別名。
- 魈の「初めまして…」ボイスは、悟りを目指す者に必ず訪れるとされる7つの厄災「七難」を基にしている。七難には複数説があり、魈の口上は「陀羅尼集経」を由来とするものである。七難を身を以て受け、それらに耐え抜き制すことによって、成仏や成就が近づくとされていた。
- 陀羅尼集経では風神「摩利支天」が七難から守るとされている。摩利支は陽炎・威光を意味する。この神は日天の守護者であり、猪を眷族とする。隠形、つまり他社の眼から隠れ捉えられなくなることを得意としており、戦や武芸・必勝の神として祀られる。また、「摩利支天経」によると造像の際には2寸以下のサイズで作られなければならず、製作・所持を見られてはならないとされており、そのためか現存する像は非常に少ない。多面多臂*11、特に3面の絵が多いが、昔は1面2臂の普通の人型だった。過去には天女であるとされていたが、時代の流れと共に男となった。
- 王難は悪王・悪政から、賊難は盗賊や盗人・強盗から、火難は火災・火事から、水難は洪水や溺没など水から、毒薬難は薬品・呪術・病から来る災難・被害のこと。茶枳尼鬼難は、茶枳尼鬼の国に送られたり、茶枳尼鬼の標的になるなどにして、死後の安息を奪われること。茶枳尼鬼は人の屍を喰らい、死人の心臓を食べて力を付け、死者の生命力を貪る奪精鬼・夜叉であり、読みは「ダーキニー」。他の鬼に食糧を取られないようにするために死期が近づいた人間に近づき、死んだ後にそれを貪る。茶枳尼鬼については八重神子のページ内小ネタが詳しい。羅刹難は悪鬼・悪霊による災難。羅刹は人肉食で人を誑かす鬼であり、亡者を地獄で責苦する獄卒・魔物である。出身はスリランカ。敏捷かつ怪力で、神通力を持つとされている。その速さから「速疾鬼・捷疾鬼」*12と呼ばれ、唐の経典「大般涅槃經後分」や能「舎利」では、仏様の歯「仏牙舎利」をめぐって韋駄天と競争するエピソードがある。破壊と滅亡を司る神鬼を纏めて羅刹と呼ぶこともある。後にその主尊が仏教に取り入れられて鬼神「羅刹天」となり、毘沙門天に仕え煩悩を喰い殺す護法善神となった。夜叉とは別物。
- 魈が魔神任務で初登場する際に流れる曲は複数の名称があり「シロガネヨシの如く(初期の曲名発表時)」または「独り西楼に登れば(イベント「鏡花聴世」内)」。「独り西楼に登れば」は中国の詩人である李煜が「烏夜啼」または「相見歡」の詩牌(お題)に対して詠んだ詩「獨上西樓」の日本語訳が元である。別離と孤独を愁嘆する内容であり、西楼は別れの悲しみを象徴する。詩の中には桐と月が用いられており、望舒旅館に調和する。ちなみに、シロガネヨシは南米の植物であり、ススキや萩(オギ)とは別の植物である。荻と萩で紛らわしい
- 英語名は、初期が「Lovers' Oath」。その後に「Lone Tower in the West」へ変更された。
- 中国名は「蒲苇如丝」と「独登西楼」。「蒲苇如丝」は、ある夫婦に起きた悲劇と二人の愛を詠んだ「孔雀东南飞」内の一節「君當作磐石 妾當作蒲葦 蒲葦靭如絲 磐石無轉移」(貴方は磐石へおなりなさい、私は蒲葦になりましょう。柔靭で強く在れるように、動揺に崩されないように。)が元ネタだと思われる。妻が夫の母に追い出されて、夫婦が分かたれる場面での、夫の誓いに対する妻のセリフである。
プレイアブルキャラクターとしての動作
- 登場以来、ver3.0までは少年体型キャラクターで最も
背は高くない身長の判定が低いキャラだったが、ver3.1でセノが登場したことにより靴底の分の差で2位になった。一部のタルや段差に突っかかることがあるほか、水辺において泳ぎ判定が出やすくなっている。- PS5環境には、「同一体型の中で身長の平均値を一定以上下回ったキャラクターが地面に沈む」というわけがわからないバグがある。ディルックが特に該当しやすい他、御多分に洩れず魈も沈む。なお、魈でこのバグが発生しているときに元素爆発を使用すると、平常時の倍以上飛べるようになる。
- 魈の見た目を少年体型同士で比較すると、胸と肩周りの筋肉が発達しているが、腹回りと腕は他のキャラクターよりも細い。魈の立ち回りを考えると若干歪に感じられる身体つきだが、このような体格は飛行する鳥類によく見られるものである。実際の鳥類は、体の大多数の筋肉を細く腱状にすることで、根元にある大きな筋肉が出す力を効率よく伝え、最低限の重さで最大の力を発揮できるようになっている。
- Ver3.4時点で、最も基礎攻撃力が高いキャラクターである。
- キャラクター一覧にて、武器項目の効果音をよく聞くと、武器を蹴った瞬間の音が鳴っている。また、フィールド上では木を鳴らしたようなカラコロ音が聞こえる。
- 魈の儺面は、実は2種類存在する。1つは日頃から腰に着けていて、もう1つは元素爆発と待機モーションで顔に被る。ぱっと見では両者に違いは無いが、元素視覚を使うと別物だと分かる。前者は魈の状態に合わせて、普段は茶色、湿潤状態なら青色に変化する。対して後者は、魈の状態に関わらず黒光りして表示される。
- 元素爆発と同時にNPCや看板へ話しかけることで、元素爆発終了後も儺面を被ったまま行動できる。キャラクターを交代しても被ったままだが、稀に他のキャラクターの顔に移る。
- 金色の虹彩を持つが、夜や日陰の時に角度を変えると、稀に翡翠色になる。同じ環境下においても変化しないことがあり、具体的な条件は謎。
- 天賦・突破素材の両ボスが対応する宝石を落とさない最初のキャラクター。週ボスはまだしも、エンシェントヴィシャップに至っては風以外をドロップする。ふんっ、面倒だ。
- 二人目は鹿野院平蔵。なお、どちらも風元素で少年体型かつ会心型近接アタッカーである。
戦闘天賦
- 通常攻撃モーション中、槍を左右に持ち替えている。1~3段は右、4~5段は左、6段は右。重撃は片手で右。なお、2021年スイーツパラダイスコラボのイラストでは左手にお玉を持っている。
- なお、通常攻撃1ー2段目のモーションが鍾離と似ており、攻撃の仕方も鍾離の重撃は槍を出現させて落下させ、魈は元素爆発で槍を地面から出現させる。二人の関係を考慮すると意図的に似せたものと思われる。
- 元素爆発中にジャンプ・滑空することで様々な攻撃を躱すことが出来る。アンドリアスの突進を跳び越えたり、若陀竜王の元素吸収を真横で観察したりと、魅せプレイも一興。無想の風では、最後の風オーブ集めに元素爆発を使用し、ぴょんぴょん跳ねまわると簡単に集められる。
- スキル発動直後、キャラクターもエフェクトも表示されない瞬間がある。これを利用して写真機とスキルを同時に発動、キャラクター無しの空中写真を撮ることができる。通称「魈ドローン」。
- 元素爆発中、魈の周囲に緑色の残像が表示される。これをよく見ると、何故か装飾品を一切付けていない。また、元素爆発中に「マルチプレイ時、チームメイトのSFX」を「完全にブロック」にすると、儺面や通常・重撃・落下攻撃のエフェクトは消えるが、残像は引き続き表示される。
- スキルを「マルチプレイ時、チームメイトのSFX」を「完全にブロック」にして発動すると、エフェクトは完全に消えるが魈の挙動は変わらない。傍目からは、魈が消えてから離れた位置に再出現する、というように見える。
- 稲妻地方に存在する雷の結界はキャラを弾く。ここに魈の元素スキルで突っ込むと、勢いを維持したまま吹っ飛んでいく。高所の結界に行えば結構な距離を吹き飛ぶが勿論命は無い。これは…報いなのか……
- この場合でも、突進を終えるまでスライドし続け、突進が終了してから思い出したように吹き飛ぶことがある。
- 黄金屋にて公子第三形態と戦う際、元素爆発を行うと仮面を付けないことがある。
- ちなみに、発動時モーションの仮面の下は無表情であるうえに、口も動かない。非常にシュール
- 落下時の最速移動方法は「即座に落下攻撃」だが、「自由落下後に落下攻撃」とは誤差程度。もっと速く移動場合には自由落下→地面すれすれでスキルを打つことで、落下・着地時の隙を最小限にしつつ目的地への横移動も可能となる。最高のタイミングでスキルを打てば滑らかにダッシュまで移行できる上にスタイリッシュだが、今度は落下死の危険が付きまとう。ご利用は計画的に。
- モンド秘境「忘却の峡谷」にて、氷柱が落ちてくるタイミングで元素爆発でのハイジャンプをして空中で喰らうと、ノックバックが上方向に発生して落下死する。シールドまたは中断耐性持ちを連れていこう。
命ノ星座
- 星座名は、正式リリース前の発表時点では「金翅鵬王」であったが、2021年1月27日の発表時に「金翼鵬王」に変更された。なお、元ネタとなるインド神話では「金翅鳥」である。
- 1・2・5凸の「〇劫」は、仏教での「四劫・一大劫」が元である。水・火・風によって世界が崩壊する壊劫、崩壊後の無を示す空劫、世界の成立と生き物の出現を表す成劫、世界が平穏とする住劫によって世界の崩壊と成立を表すものである。
- 命ノ星座の英語名は「Alatus Nemeseos」。直訳すると♰有翼のネメシス♰である。
- 「Alatus」の意味は「翼状の・翼を持った」。「翼」を意味する「ala」が語源。原神においては「金鵬」の英語訳として採用されている。なお、「金翼鵬王の章」は「Alatus Chapter」。
- 「Nemeseos」は義憤・復讐・天罰を意味する「Nemesis」をラテン語化*13・格変化させたもの。ネメシスは神罰、及びそれを受けた者、義憤、服従させられないもの、死者の恨みを指す概念・言葉であった。時代の経過とともに神罰そのものへ神格・畏敬の念が抱かれるようになり、紀元前6世紀には古代都市ラムヌスにて擬人化・擬神化されるとともに神の名前とされ、紀元前5年頃に正式な神として祀られるようになった。ラムヌスでのネメシスは、世界の最果てと大洋の神「オケアノス」の子として生物の育成を司り、秩序を回復する国土鎮護の神として厚く地域信仰された。現地では、祭祀を十分に受けなかった死者、およびネメシスの怒りと復讐心を宥めるために、「ネメセイア」と呼ばれる祭りが行われていた。また、ヘレネの真の母*14であり、トロイアに滅亡をもたらしたとされている。冠と林檎の枝、杯を持つ姿で描かれることが多い。ちなみに石像も文献もほとんどが女神であり、そのいくつかは翼が生えている。太古のオタク感
ギリシャ神話ではニュクスの娘である。秩序と正義の守護者、倨傲無礼への処罰者、逃れられない時の神であるとされ、不当・不条理に義憤し人々に恩寵を与えるとされた一方で、神の指示の元に神罰を与え、過度な繁栄を嫌い、秩序を乱した者を敵と見做して恨み報復・懲罰を行う苛烈な面も持っていた。特に、パウサニアスには「人間の高慢不遜に対しては、ギリシャの神々の中で最も容赦なく罰する」と記録されている。後に、鉄の時代に入ると人間を見放した。これによって人間界には因果応報と秩序が無くなり、悪人が得をするようになったという。剣や天秤を持つ姿で描かれることが多い。こちらでも大概は女神である。
- 魈の命ノ星座効果は全体的に控えめであり、攻撃回数や攻撃の挙動に変化が生ずるのは1凸・完凸のみである。1凸はストックが増えるだけであり、完凸効果は無凸では行われない「爆発中のスキル使用」である。また、元素爆発の火力は、元素爆発レベルよりも通常攻撃レベルに大きく依存する。これを利用して、「スキルの3回目を使わない」と「爆発中にスキルを使わない」の2点を守ることで、無凸と殆ど変わらない、実質「星座を封印」した戦い方ができる。完凸したら他の人の参考になるような動画が撮れなくなった……という人は、試してみてはいかがだろうか。
祈願のあれこれ
- 中国語版の名称は「煙火之邀」。「煙火」は複数の意味を持ち、花火や灯火といった祭りの焔の他にも、調理済みの食品を指して俗世を表すことがある。「邀」は招待・お迎えの格式がかった言い方。「求める」という意味もあるが、他の単語と組み合わせなければこの意味を持たないため、意図的なものでなければニュアンスは薄めか。単語の位置から「煙火が(魈を)招き入れる」となるだろう。各種言語訳ではダブルミーニングを表しきれないため、煙火をどちらの意味で捉えるかによって異なる名付けとなっている。
- 日本語版は「灯宴の招き」。「灯宴」は正月十五日、つまり元宵祭を特別に指す単語であるので、つまるところ海灯限定真君ガチャである。日本語でも花火を法律用語で煙火と記すが、珍しいことにここでは採用しなかったようだ。
- 2021年2月には、魈が実質的なメインキャラクターとなるイベント「海灯祭」が行われた。この時に祈願でピックアップが行われたが、なんとイベントのエンディング前にピックアップ期間が終了。ラストシーンを見てから引こうとしたプレイヤーたちを絶望のどん底に叩き込んだ。この時の祈願の期間は14日間であり、歴代の祈願で最も短い(胡桃と同日数)。
- 2022年1月の第二回海灯祭では、イベント初日に祈願ピックアップが終了した。彼が海灯祭エンディング中までピックアップされる日は来るのだろうか?
- 2023年1月の第三回海灯祭では、ついに海灯祭の最後までピックアップされた。なお、同時にピックアップされた星4キャラクターは、新規のヨォーヨ、第一回唯一の璃月出身キャラクターの辛炎、第二回で新規だった雲菫と、歴史のようになっている。
NPCとして(ネタバレ注意)
- 黒・緑・白の光を残して瞬間移動することが多い。第三回海灯祭での台詞によると、これは元素スキルでもある「風輪両立」を用いているそうだ。
- 魈の務めは魔を祓い、民を守ること。ところで原神の妖魔と魔物は別扱いであり、魈の行動も少々紛らわしいことになっている。重雲のセリフとデートイベント第1章より、ヒルチャールは魔物であり妖魔ではない。遺跡守衛なども同様。そして魔を祓う≒妖魔退治であるため、妖魔ではないヒルチャールの討伐は魈の責務ではない。では魔物を倒さないかと言ったらそうではなく、民を直接襲って身体的危害を加えた・加えようとした場合、民から救援要請が来たとき、魈が個人的に邪魔だと判断した場合には基本的に討伐、または威嚇して追い出す。逆にこれらに該当していない魔物であれば、街道沿いに屯していようと商人の荷車を破壊していようと道を封鎖して通行の邪魔(魈は飛べるので問題ない)になっていようと原則無視である。
民に危害を加える人間の場合はどうなのか。魈は人を殺さないと宣言し、自分が手を出せば血祭りになるとして対人間戦を嫌がっている。ところが祭やムービーを見ると、元素爆発を用いない通常攻撃は問題ない*15ようだ。それでいいのか - 任務では原則として、同一キャラクターが並行して2つ以上に出演することができない。任務進行でこの原則が破られそうになると、「(キャラクター)は(任務名)を進行中です」の様に警告表示が出てしまうため、任務中断による同一キャラクターの配置は1人、または祭限定で2人までとなる。ところが、魈はなぜか魔神任務間章・魔神任務間章2・伝説任務・甘雨伝説任務・デイリー任務が別換算になっている。これにより祭と合わせれば複数体、その気になれば5体の配置が可能となる。ただし他任務に支障をきたすため、ご利用は計画的に。
- 璃月内のデイリーチャレンジ「招かれざる客」には魈が登場する。倒れたヒルチャールを見つけるとパイモンとの会話が発生するが、ここで望舒旅館に戻らず北上。すぐ近く(ほぼ隣接する距離)にあるヒルチャールの集落に向かうと、倒れたヒルチャールの隣に魈が立っている。会話も可能。
- 過去のドラゴンスパインでのイベント「白亜と黒龍」に、同名のクエストが存在した。英語の名称も「Uninvited Guests」で一致する。なお、辰砂は英語*16で「シナバー」である。mihoyoに一体どのような深意が……
- 魈伝説任務第一章ムービー「護法仙衆夜叉録」
- 最後にウェンティらしき人物が登場する。このシーンで語られるセリフは「孤雲閣に照らされる月明かりと荻花洲の笛吹きだけとなった」。この時の背景の場所については諸説ある。一つ目は荻花洲七天神像から北西、氷スライムのいる水辺。ここの岸辺にある岩の上に立ち西を見ると、キャラクターが居る岩の形と月が沈む位置が合致し、背景の岩山が大まかに似る。二つ目は孤雲閣「孤雲凌霄の処」から北西、秘境のある島とその北のヒルチャール集落がある島との間。海に浮かぶ岩の上に立ち北東を見ると、背景の岩山と月の出る位置が合致し、キャラクターが居る岩の形が大まかに似る。後者が背景の現場として正しかった場合、魈とウェンティは少なくとも2回会っているということになる。
- 仙衆夜叉のシーンでは、夜叉たちの末路が描かれている。この時ムービーの背景では 赤→恐怖に狂う、黄青→殺しあう、紫→魔となる となっているが、「怒に陥る」夜叉は登場しない。魈は無事だったようだが果たして……?→魔神任務間章2へ
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- 間章第一幕「風立ちし鶴の帰郷」では、「過去は塵のごとし」の「秘華石を探す」に到達すると、秘華石から北にある岩の上に魈が出現する。かなり近くに出現するため、秘華石のある場所からでもその姿をはっきりと確認できる。「心安らかな処」の「千奇核心と仙家呪符を秘書に渡す」達成で退場し、気づかずともストーリー上に変化は無い。
なぜこの地を訪れた?
海に潜みし脅威、それを払う策は見つかったか?
孤雲閣、あの一帯で何かが起ころうとしている。先般の約束通り、仙人である我はこの件に介入しない。
だが、どのような危難に見舞われるかは未知数だ。ゆえに、我にも我の考えがある。
かの地は、璃月港から山一つ越えたところにある。
だが仮に事態を収束できずとも、我一人でこの地を守ることはできるだろう。なお、このセリフは中国語版だと*17、
日:かの地は、璃月港から山一つ越えたところにある。
中:此处与璃月港只隔一座山(この地は、璃月港から山一つ隔てたところにある。)
日:だが仮に事態を収束できずとも、我一人でこの地を守ることはできるだろう。
中:假如局面当真一发不可收拾,只凭我一人也能死守阵线(もし事態が本当に手に負えなくなったら、我一人だけでも戦線を死守することができるだろう。)
となっている。いざとなったら民を璃沙郊まで避難させ、その間に一人で跋掣を相手取る*18予定だった模様。 - 魔神任務間章第二幕では、魈がメインキャラクターとして出演する。
- イベント第一回海灯祭での「名を呼べ」と第一回月逐い祭で魈が実際に召喚されたことを踏まえた演出。魈の好感度を上げていないか、イベントを攻略していない場合、これに言及があったのはここが初。元ネタは、妖怪の「山魈」が名を呼ばれることで悪事を行わなくなることからか。
- ストーリームービー「旧憶のみ残されて」
- 魈伝説任務第一章ムービー「護法仙衆夜叉録」を裏付け、さらに記録以上に悲惨なものだったことを伝える内容となっている。魈も無事ではなかったようだ。
- よく見ると、扉絵の1シーンだけ和璞鳶のトゲが無い。描き忘れだろうか?
- 3Dモデルの負傷した魈は、傷口が緑色かつ黒緑のオーラが出ている。ところで、ムービーの弥怒の血は赤色であり、魈は赤色のけがを負っているように見える。中国では年齢制限に引っ掛かりにくい3Dモデルの負傷表現として、血を赤色以外の見た目で表現することが多い。しかし、ストーリームービー側がわかりやすいけがの表現を採用した可能性や、魈の血が何らかの原因で色を変えた可能性もあり、どれが正解なのかはわからない。てめえらの血はなに色だーっ!!
- 「顔に墨塗」は悪戯として有名だが、元々は厄除け・鬼除けの祈願である。古来の中国においてよく見られる風習であったほか、現代の日本にも祭りとして残っている。刑罰でもある。
- 魈との合流直後に、休息をとる魈を見ることが出来る。このとき魈に近づくか話しかけると、おもむろに立ち上がった上に立ちっぱなしになったり、目を開けてこちらを見たり、始めから目を開けっぱなしだったりすることがある。
- セリフ・文章
- 「存在しないはずの槍で桎梏を壊したかのようなもの」は、中国語版をそのまま持ってきたものとなっている。「桎梏」は手足の枷のことであり、束縛や刑罰を意味する。あり得なかった事柄が突破口となることを意味しているのだろうがわかりにくい。
- 「我ら五人の誰よりも若かった銅雀は」は、中国語版では「他比我们都年轻」「彼は我ら(仙衆夜叉)よりも若かった」となっている。つまり銅雀は仙衆夜叉最年少の仙人よりも若いが、銅雀が仙衆夜叉というわけではない。
- 「浮生は散り、万般を舎す」は、中国語版では「浮生一刹、万般皆舎」。訳は「儚い(我が)人生は一刹那に散りゆき、全てを捨て去る」*19となる。
- Ver2.8では、険路怪跡ストーリームービー部分の文章が大幅に改変された。改変前は以下の通り。
夜蘭と魈が法陣を発動した。徐々に光が広がる中、魈は陣の形を維持し、夜蘭は皆を守りながら、引き寄せられる黒い影に対抗した。すると、ある記憶が蘇る。それは魈が鍾離に別れを告げる場面であった。法陣によって光の道が開かれ、誘惑に駆られた無数の黒い影が蠢く。積み重なった疲弊により劣勢になっていく一行。だが、覚えのある力が皆を守り、地上へと無事送り届けてくれた。そして、その力の持ち主はその場を後にした。
- Ver2.7の予告番組では、魔神任務公開に伴うイベント「虞淵に隠されし夢魘」の告知画像が公開された。ここで画像右側の魈の右腕をよく見ると、刺青が描かれていない。ゲーム内でも同様であった。描き忘れたのだろうか?
過去の修正
- 八重神子の伝説任務第1幕内で行ける秘境「降霊密室」には、一番最後に巨大な鏡がある間に着く。ここで鏡の前に魈を立たせた時、模様以外の右腕素肌部分・両目が黄色に光っていた。鏡像の腰の仮面はうっすらと黄色くなるが、元素爆発・待機モーションの仮面は変化しなかった。なぜか左袖の内側・左袖先端の輪っかも黄色くなっていた。髪は黒色の濃い部分が薄く黄色に染められ、緑が濃い部分は発光した。業障のエフェクト・モーションの精霊は映らなかった。このように意味深長に見える現象だったため一部界隈では考察・検証が相次いだが、Ver2.6でただのバグであることが判明、修正により消滅した。
- 名刺テキストが2021年9月時点で計2回(Ver1.4、2.0)変更されている。どれも「お知らせ」に明記されていない、いわゆるサイレント修正である。
Ver1.3まで
いつかこの儺面を被って、妖魔退治の為ではなく、花洲の笛の音に合わせて踊ることを望んでいる。
Ver1.4~1.6まで
いつか、魔と戦うためにこの儺面を被るのではなく、祭りのように、笛の音に合わせ悠々と舞うために被る日がくるのだろうか。
- Ver1.4でボイス「眠たさについて…」が変更された。軽微な翻訳ミスが原因の為か、サイレント修正であった。
Ver1.3まで
っ!?誰だ!…ん?我が立ったまま寝てたと?師を愚弄するか!
- かつてスキルを使って掃除系統の任務を達成することが出来ず、塵を払うためには元素爆発で命を削る必要があった。Ver1.4にて修正。
- Ver1.4でスキルの表情が変更された。変更前は目をつぶって突進していた。
- 元素爆発中の魈は口呼吸というより口が開けっ放しになっていた。Ver1.4にて修正。しかし修正によってシュールになった
- Ver.1.6にて「世間話・侵食」の日本語版ボイスが変更された。変更前では渾身の唸り声が聞けたが、待機中にも遠慮なく再生されるため忌避感を示すユーザーもいた。現在、ゲーム内では聞く手段がない。
- Ver.2.7にて、崖昇り時のボイスが変更された。
- キャラクターの待機モーション中に特定の動作を行い、然るべき後にマルチプレイ中の味方に押してもらうことで空中移動が可能となるバグが存在した。この時、押す際の速度や角度で飛行速度・角度が変化することを理由に、突進するキャラクターが注目された。その中でも魈は空中発動可能・速い上に地面と平行・地形設置と合わせれば上方向にも押せる・発動から突進までが最速・最初期の投稿者に使用されていたことから押す役として頻繁に採用された。当時最長の待機モーションがナヒーダのブランコであった為、いたるところで神の背を蹴り飛ばす不敬の極みが目撃された。なお、瞬間最大速度所持者はセノであった。Ver.3.3で修正。
周辺の名称
- 称号が護法夜叉大将であることや、浮舎の別名と魈の開発者総研から察するに、全員が元ネタとして十二神将を採用しているのだろう。ところが十二神将はもともと十二支と関連を持たず、さらに十二支自体も動物と結びつけられたのは後世であった都合上、宗派・時代で十二神将と動物との対応は変化している。さらに十二神将の武具や能力・姿もまちまちだ。そのため原神においてどの十二神将がモデルだと解釈するかは、参考によって異なる結果となってしまう。魈と浮舎の情報から伐難→珊底罗大将、火鼠→毗羯罗(毘羯罗)大将、心猿→安底罗大将とされることが多く、このうち珊底罗大将は渾名が「螺女」で一致するが、目下のところは情報待ちか。
- 浮舎:腾蛇太元帅
- 腾蛇は、十二天将の一人「腾蛇」が元ネタであると考えられる。陰陽師において使役される、翼を持つ蛇の姿をした鬼神である。中国においては妖怪として扱われる。安定をもたらす「丁の方位」、つまり南南東を守護する。人々の恐怖や畏れを象徴し、陰に属する凶将とされる。人々にいたずらを仕掛けて驚かすことを趣味とする。曹操の「龟虽寿」によれば「腾蛇乘雾,终为土灰」、霧に乗りやがて灰になるとのこと。安倍晴明による言い伝えでは最初に説明されるが、実際の並びでは「貴人」の下、上から二番目に来る。安定と安寧を望んでいるが結局は得られない、ということの象徴であるとされている。
- 蛇は、十二夜叉神将においては因达罗大将に対応する。上半身裸の像や絵が多数存在する。元はバラモン教の雷神インドラであり、蘇りの力を持つ阿修羅と戦い勝利したと伝えられる。インドラは慣習の改新を行うとされたほか、半分男性で半分女性であるとする説がある。また、ガルーダとは友人であり、ガルーダが蛇を喰らう理由となる約束をしたとされている。
- 太元帅は、 八大夜叉大将の一人「大元帥明王」が元ネタであると考えられる。毘沙門天の眷属であり、明王の総帥とされる。見た目には様々な言い伝えがあり、実在する絵・像は少数であるが、多臂であることは共通。髪は逆立ったものが多い。凶悪な顔をもち、全ての明王の中で最も強力な術を扱うと伝えられている。
- 英語名は"Bosacius"。ラテン語の牛"Bos"+男性の接尾"acius"の合体だと考えられる。元ネタは諸説あり。
・インド神話における四臂の神「シヴァ」のシンボルであることから。シヴァ神は家の長を表すとされ、暗闇と無知の克服を目指す祭りを行う。また、半分男性で半分女性であるとする説が存在する。シヴァ神の伝説内に、牛が時代の終わりに世界の土台を崩す、という内容がある。また、角より月、鳴き声より雷の象徴とされている。
・中国の神「蚩尤」から。蚩尤は牛の足を持つとされる四目六臂の軍神。風や雨の神々と兄弟、怪物たちを率いて反乱を行い、混沌を創り出したが、雷の神「黄帝」によって撃破される。濃霧を起こす力を持っていたと伝えられる。
・ギリシャ神話における迷宮の番人であるミノタウロスから。また、「変身物語」より、"Bos quoque formosa est."「その人は(呪いによって)牛に姿を変えられようともなお美しかった」から。なお、ギリシャ神話における牛は、神と魔物の両方の性質を持つものとして扱われている。
・丑雄
- 腾蛇は、十二天将の一人「腾蛇」が元ネタであると考えられる。陰陽師において使役される、翼を持つ蛇の姿をした鬼神である。中国においては妖怪として扱われる。安定をもたらす「丁の方位」、つまり南南東を守護する。人々の恐怖や畏れを象徴し、陰に属する凶将とされる。人々にいたずらを仕掛けて驚かすことを趣味とする。曹操の「龟虽寿」によれば「腾蛇乘雾,终为土灰」、霧に乗りやがて灰になるとのこと。安倍晴明による言い伝えでは最初に説明されるが、実際の並びでは「貴人」の下、上から二番目に来る。安定と安寧を望んでいるが結局は得られない、ということの象徴であるとされている。
- 弥怒:心猿大将
- 「心猿」とは、単語としての意味では猿の様に騒ぎ立てて煩悩だらけである様を指し、伝承としては「西遊記」の孫悟空を指す。大将名として「脳みそモンキー野郎」は相応しくないことから、ここでは後者のことだろうと予測する。
- 孫悟空とは、岩が霊気を帯びて卵と化すことによって生まれた、妖怪の岩ザルである。死して世界の道理に従うという生き物の運命を拒み、閻魔大王に逆らえるという理由だけで仙道に入った。その後、数多のやらかしと罪科によって岩山へ封印されることとなる。作中では、剣槍や弓は使いづらいとして自分だけの武器を求め、最終的に
龍から強奪した鉄塊を愛用している。如意棒はこの鉄塊が呪文で姿を変えたものであり、弥怒が法器使いであるのもこのためと思われる。また、弥怒が衣服好きであり非戦闘用(俗世用)の着物を作るのは、孫悟空が初めて人間の真似をした行動が人さまから分捕った衣服を着ることであり、岩山から脱出した直後にも真っ先に衣類を調達(なお悟空の手縫い)しているからか。 - 原神の仙人や夜叉達には「西遊記」を元としたと思われる設定がいくつか見られる。孫悟空や諸仙人は「仙道を身に着ければ猿も獣も人も違いはない」としており、時に孫悟空を人として扱う。また、仏教と道教が混ぜられている点も両者に一致する。他には講談師のような言い回しの多用や、完璧には程遠い帝君・法師など、原神を見てて不思議に感じられやすいものが詰まっている。他の中国書籍と比べて読みやすく一編が短いので、手に取ってみてはいかがだろうか。
- 孫悟空とは、岩が霊気を帯びて卵と化すことによって生まれた、妖怪の岩ザルである。死して世界の道理に従うという生き物の運命を拒み、閻魔大王に逆らえるという理由だけで仙道に入った。その後、数多のやらかしと罪科によって岩山へ封印されることとなる。作中では、剣槍や弓は使いづらいとして自分だけの武器を求め、最終的に
- 「心猿」とは、単語としての意味では猿の様に騒ぎ立てて煩悩だらけである様を指し、伝承としては「西遊記」の孫悟空を指す。大将名として「脳みそモンキー野郎」は相応しくないことから、ここでは後者のことだろうと予測する。
翻訳事情
- 日本語版ではストーリーやボイスの一部が、中国語版とは異なるニュアンスとなっている。
- 好きな食べ物・思い出
中国語版では味ではなく「味道(味の他に、雰囲気や感覚も指す)」と書かれ、キャラクターストーリー3と矛盾しない内容になっている。 - キャラクターストーリー5
日本語版の「盤岩に守られながら」にあたる表現が一切存在しない。代わりに、より風を強調した表現となっている。
- 好きな食べ物・思い出
- 日本語ではなんとなく語呂が良い「初めまして…」だが、中国語版はさらに韻を踏んでいる。喋り方がゆっくりな為あまり目立たないが。
日本語
中国語(前略)
「三眼五顕仙人」——「魈」(syou)、召(syou)喚に応じ参上(zyou)。
全体が[an]と[ao]、最後には[xia]三連発である。ちなみに全体が3/6字セットで部分的に4/8字セットを混ぜているが、これは「なんとなく5/7/5」のような言葉遊びの定番ネタであり、現地では看板や標語などによくみられる。如遇失
道 旷 野之难 ,路遭 贼人之难 ,水火刀 兵之难 ,
鬼神药 毒之难 ,恶兽毒虫之难 ,冤 家恶人之难 ,便 呼我名。
「三眼 五显仙 人」——「魈 」,听召 前 来守护。
中国語の意味を踏まえなければならない点を考えると、日本語翻訳班は良く喰らいつけたといえるだろう。なお、英語版は全く韻を踏んでいない。 - 名刺テキストには、言語毎の個性が表れている。
中国語版:基準。細かいニュアンスまで日本語で表現しようとすると難解である。漢字からそれとなく読み取る方が合うかもしれない。
魈・儺面
他總想著有一天, 能帶著這儺面起舞。
為除魔之故, 只為伴隨那花洲的笛聲。
(いつかこの儺面を被って踊るんだ、とずっと思っていた。
魔物退治のために、ただ花洲の笛の音に寄り添うように。)日本語版:中国の独特な表現を再現しようと苦節している。
しかし最初期のテキストが一番人気である。魈・儺面
いつか、魔と戦うためにこの儺面を被るのではなく、
祭りのように、笛の音に合わせ悠々と舞うために被る日がくるのだろうか。英語版:萩花洲を「花の海」と表すなど、意訳が巧妙。若干メルヘンチックである。
Xiao: Mask
He longs for a day to come when he will wear the mask and dance
— not to conquer demons, but to the tune of that flute amid a sea of flowers.
(彼は、いつか仮面をつけて踊る日を待ち望んでいる。
魔を降す武舞ではなく、果てなき花園の中であの笛の音に合わせて舞う日が来ることを。)韓国語:中国語に比較的忠実。ちなみに、화주には(萩)花洲の他に「
酒カス野郎度数の高い酒」という意味があったりする。まさか……。소・가면
그는 언젠가 이 가면을 쓰고 요마 제거를
위해서가 아닌 화주의 피리 소리에 맞춰
춤추길 원한다
(彼はいつの日にかこの仮面をつけて、妖魔退治の為ではなく、花洲の笛の音に合わせて踊ることを望んでいる。) - 英語版の魈は、多言語と比べてやや乱暴である。特に顕著なのが魔神任務第一章の初遭遇のシーンであり、
日本語・中国語:「ここを去れ、お前たちのために言っているんだ。」
英語:「LEAVE. NOW.(さっさと失せろ)」
と散々な言いっぷりなので、英語圏ユーザーと他国では性格の受け取りに差があることが多い。
その他
- 新キャラ実装後の恒例となっているキャストインタビューであるが、他の声優は概ね5分~10分程度に収まっているのに対し魈の担当の松岡氏のそれ
は21分半とぶっちぎりで長い。その中身もキャラクターストーリーやPVの読み解きなど非常に濃厚なものとなっている。しかも鍾離役の前野氏によるここでしか聞けない録りおろしの岩王帝君のセリフまでついている。未見の人はぜひ見てみよう。
- 2周年キャストインタビュー
はさらに長く、なんと27分半にも及ぶ。ちなみに、これの一月前には公式生放送にて、全世界の眼前で魈のぬいぐるみを破壊してしまう動画
が先行公開されていた。実物もかなり脆いので、購入を検討されている方は気を付けてあげよう。
- 2周年キャストインタビュー
- 魈と万葉の声優は友人同士である。そのためか、万葉の声優はキャストインタビュー
のyoutube内サムネイルが、魈と万葉が背中合わせに映っているものとなっていたり、本人のtwitter内で「魈とバディ組ませてあげて(原文ママ)」と発言
するなど、万葉と魈を併用することに好意的である。しかもこちらのインタビューは19分超えと魈に次いで長いというおまけつきである。上述の通り探索面ではシナジーがあるので、一緒に編成してみるといいかもしれない。
- 2022年度のタルタリヤ生誕祭ミニキャライラスト
では、タルタリヤの食卓に杏仁豆腐が置かれている。これをよく見ると、いつもの杏仁豆腐ではなく魈のオリジナル料理「夢」と同じ見た目になっている。もしかして:オリジナルではない
- Twitterでは、ハッシュタグがトレンドに入るには4字以上必要である。そのため、原神では「鍾離先生」や「神里綾人」のように、ゲーム内の敬称やフルネームでの投稿が行われている。しかし「魈」はフルネームな上に1字しかないため、敬称を付けたとしてもトレンドに入れない。運営側が「Xiao」「護法夜叉魈」を公式のハッシュタグとして用意しているので、トレンド入りさせたい場合にはこちらを使おう。
- ハッシュタグ「護法夜叉魈」は、元々は2021年12月28日から2022年1月17日まで開催されていた「護法夜叉魈イラスト募集コンテスト」で使われていたもの。ちなみに、復刻祈願のタイミングで日本ユーザー専用のイラストコンテストが開催されたのは魈が最初であり、以来は恒例となっている。
- 2022年5月24日からのイラストコンテストでは、対象となるタグが「魈」と「原神」に変更された。「護法夜叉魈」の投稿がコンテストに紛れ込まなくなったため、住み分けとしても有効である。ちなみに、発表当初は「神里綾香のイラスト」と誤記されていた。
- なお、トレンド載れない仲間であったはずの久岐忍は、「忍ちゃん」で見事トレンド入りを果たした。諸行無常、一切皆苦
- 2021年1月27日に、原神の日本版ツイッターで魈の宣伝
が行われた。実は、ピンばあやの仙号が公開されたのはこの時が初。後に第一回月追い祭のムービーにて、公式ツイッター内のCVからピンばあやのものであると断定された。
- 2022年5月7日に、公式によって原神HoYoWikiが公開された。
- 容量削減の為か、他のキャラクターの天賦gifは等倍~1.5倍速で公開された。ところが、魈は通常攻撃・スキルのgifが2倍速であり、通常5段+重撃が2.22秒で紹介されるという爆速っぷりを発揮した。さらに、通常攻撃はgifのど真ん中にマウスポインター(白矢印)が映りこんでいた。mihoyoはPC派らしい。なぜか元素爆発は通常攻撃・スキル付きで0.5倍速、時間にして20秒越えと破格の待遇を受けた。
- 翻訳を多重起動している場合、「魈」が「妖精」と翻訳されることがある。「魈」は魑魅魍魎を指す単語としても扱われるため、ヨーロッパ圏の妖精伝説を踏まえるとあながち間違いではない。なお、「マンドリル」は中国語で「山魈」と書くことから。
情報提供用コメントフォーム 
- lv70突破後新米槍装備後の数値です HP9744 攻撃力290 防御力612 情報提供が初めてなので何か不足ありましたらすいません -- 2023-02-06 (月) 19:19:54
- 提供ありがとうございます。お手数ですが、その時の画像がありましたら下のコメント欄へ投稿していただけますと助かります。ご記載いただいた内容が当記事の突破「前」に示された値に一致しており、記事側に記載ミスがある場合には他の数値を再度見直す必要が生じます。(通常の情報提供であれば十分な内容となります。ご協力に感謝しております。) -- 2023-02-06 (月) 23:56:39
- 見たスクショが間違えていたようで、確認し直したところ新米槍装備でHP10348 攻撃力307 防御力649でした 申し訳ないです -- 2023-02-07 (火) 22:02:00
- ステータスを編集しました。不可逆情報の提供をありがとうございます。非常に助かりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 -- 2023-02-09 (木) 00:27:55
- 提供ありがとうございます。お手数ですが、その時の画像がありましたら下のコメント欄へ投稿していただけますと助かります。ご記載いただいた内容が当記事の突破「前」に示された値に一致しており、記事側に記載ミスがある場合には他の数値を再度見直す必要が生じます。(通常の情報提供であれば十分な内容となります。ご協力に感謝しております。) -- 2023-02-06 (月) 23:56:39
- 通常の天賦の表が他の槍キャラと違って、重撃スタミナ消費量→倍率なのは理由があるのでしょうか? -- 2023-02-24 (金) 20:29:15
- ページの作成時期・作成者が異なるので表記ゆれが起きてますね。他のページと同様の表記になるように編集しました。 -- 2023-02-25 (土) 00:12:27
- 記述に誤りを見つけた為、ご報告です。他キャラクターとの相性 < キャラクター毎の詳細 < 岩< アルベドの項目にて「4凸で落下攻撃ダメージ+40%」とありますが、正しくは30%です。 -- 2023-07-28 (金) 13:19:55
- 情報ありがとうございます。修正しました。 -- 2023-09-29 (金) 23:21:59
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