物語:( キャラ/ア-カ | キャラ/サ-ナ | キャラ/ハ-マ | キャラ/ヤ-ワ || 武器物語 || 聖遺物/☆5~4 | 聖遺物/☆4~3以下 || 外観物語 )
図鑑:( 生物誌/敵と魔物 | 生物誌/野生生物 | 地理誌 | 旅行日誌 | 書籍 | 書籍(本文) | 物産誌 )
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テイワット物産
※「同」の項は、バッグ画面等で確認できるアイテム説明と同じであるか否かを示す。同じ場合に「同」と記す。
アイテム名 | 説明 | 同 |
鉄の塊 | 鉄の鉱石。相応の技術を持った職人の手にかかれば、輝きを放つでしょう。通常、地表上の鉱石は、付近の地下には豊富な鉱脈があることを意味する。 | |
白鉄の塊 | 白鉄の鉱石。相応の技術を持った職人の手にかかれば、異彩を放つでしょう。大地に流れる戦いの記憶が宿っている鉱石、その記憶の故に上質な素材として武器の製造によく使われている。 | |
水晶の塊 | 加工していないクリスタルの塊。専門的な処理を施すと、本当の価値を発揮する。一般的に「水晶」と呼ばれる透き通ったものは大地から出る希少な結晶体、武器の製造に使われるレアの素材である。 | |
魔晶の塊 | 地脈のエネルギーに浸食された水晶鉱は普通の方法では処理できない。天然樹脂で浄化すると非常にレアな素材に転化できる。 | |
星銀鉱石 | ドラゴンスパインの特殊な地理環境と地脈により生成された珍しい鉱石。 | 同 |
紫水晶の塊 | 稲妻列島でしか産出されていない、未加工の鉱物の結晶。専門的な処理を施すことで、真価を発揮できる。 | 同 |
萃凝晶 | 透き通った晶石。優れた耐久性と可塑性を持つ鉱石。 太古の伝説によると、輝くプリズムはかつての高天の使者からの贈り物で、昼夜を照らす微かな光は、白い月の恩恵を象徴し、人々に不思議な物を鍛造する力を与えたという。伝説はすでに証明しようがないが、現代の職人たちは相変わらず、この透き通った晶石を使って様々な装飾品や武器を作っている。 | |
リンゴ | サッパリした酸味と甘みの果物。そのままでも酒漬けにしても美味しい。ノンアルコールドリンクに使っても良い。 | |
夕暮れの実 | テイワットの自然の恩恵を受けた果実。夕暮れの色と特殊な香りが特徴。 | 同 |
キノコ | 生命力旺盛なよく見かけるキノコ類。適切な木陰と水分さえあれば、どこでも元気に育つ。 | 同 |
スイートフラワー | 香りの強い植物。暗闇でも、その香りを頼りに花を見つけられる。テイワット大陸で砂糖の製造によく使われている材料。 | |
ニンジン | 栄養豊富な草本植物。栽培や収穫しやすく、シャキシャキの食感と甘い味がたまらない。 | 同 |
ダイコン | 食物繊維のはっきりした草本植物。栽培も収穫も容易な作物、食物繊維と栄養に富んでいる。 | 同 |
キンギョソウ | 料理にすると食べられる植物。香料として食材に加えると不思議な味になる。 | 同 |
ミント | 清涼成分を含んだ植物の葉。爽やかでヒンヤリした味わいが暑さを取り除いてくれる。大陸の至るところに分布するミントは旺盛な生命力を持つ。 | |
ナッツ | 油分に富んだ丸々とした種。リスの胃の中で大きな木に育つわけではない。 | 同 |
ラズベリー | 鮮やかな色をした果物。野外に広がるこの美しい果実は、旅の疲れを吹き飛ばしてくれる。 | 同 |
松茸 | マツの木と一緒に育つ珍しいキノコ類。ほのかに優雅な香りを放ち、自らの位置を知らせている。 | 同 |
鳥の卵 | 無限の可能性を持つ鳥類の卵。一日に必要なたんぱく質を摂取できる。 | 同 |
海草 | 浅海で育つ植物。料理に使うと不思議な味を堪能することができる。 | 同 |
スミレウリ | 皮が派手な果実。調理すると果肉が独特な食感になる。 稲妻には、この果実の皮を加工して染料を作るという伝統的な製法がある。その昔、紺田村ではこのようなスミレウリを栽培しており、極秘技術である「紺田染め」と呼ばれる生産方法で色鮮やかな布地を作っていたという。 | |
星茸 | カサが五芒星のような形をしているキノコ。強靭な生命力を持っている。成熟するとカサの中心が裂けて開く。 | 同 |
ハッラの実 | 高温多湿の雨林で育つ果実。特殊な香りを放っており、粉にすると香辛料が作れる。スメールの最も重要な香料用の植物である。 他国の伝説では、ハッラの実は誰も登れない崖の上に生息し、空飛ぶ蛇や巨大な鳥によって守られているという。ジンニーを使役できる勇者だけが、神の加護を受け、この秘密の果実を手に入れることができるのだ。しかしスメールに行ったことのある人間なら、これは地元の商人が香料の値段をつり上げるために語る、単なる作り話であることくらい分かるだろう。 | |
ザイトゥン桃 | 雨林の低木に実った果実。果肉はしっかりしており、甘くて美味しい。また、食べると心を落ち着かせる効果もあると言われている。 かつてザイトゥン桃は、そのかわいらしい見た目から観賞用植物として使われていた。しかし、時を経てその薬効が発見され、今ではごく一般的な商品となり、皮肉なことに、その美的価値はほとんど注目されなくなった。 | |
スメールローズ | 鮮やかな濃い紫色の花。人を立ち止まらせるほどの芳しい香りがする。ローズと呼ばれるが、厳密には玫瑰。 古くからスメールローズは、香料や香水の材料として使われてきた。祭りになると、市場はいつもローズの香りに包まれる。スメールの詩の中で、ローズはしばしば良質のお酒と共に言及され、スメール文化のシンボルとなった。「さあ、無意味な修行をやめなさい!今、お酒とローズを楽しむことよりも大切なものはない!」 | |
ヴィパリャス | 種子のない花。 大地が再び思い出したとき、ヴィパリャスは必ず咲く。 スメールの森は夢の苗床であり、森の子供たちの一部の人生は夢の中で過ごしている。森の夢から離れる者もいるが、森は彼らを忘れることはない。 | |
デーツ | 砂漠のオアシスに育つ常緑樹に実る果実。硬い皮の中にある果肉の質感は食べ応えがあり、甘くて美味しい。砂海の民にとっては重要な食料の一つ。 砂漠地帯という特殊な地理的条件のためか、糖度が非常に高い。砂糖漬けにしたり、キャンディなどにしてもおいしい。デーツ栽培の歴史は長く、古い国の歌にもよく登場するという。伝説によると、烈日君王の終わりなき宴会で振る舞われた最初の前菜は、デーツの砂糖漬けだったそうだ。 | |
プリュイロータス | 水元素の豊富な所で育つ植物。フォンテーヌの長い雨季の後、至る所にその姿がみられることが命名の由来。 周囲の水元素濃度に異常が発生した時は、この植物の成長にも不可避的に影響がもたらされる。古代フォンテーヌの自然哲学者たちはこの植物を占いに利用したと言われている。プリュイロータスの成長状況に基づき、生き物の運命や未来の出来事を推測したそうだが、具体的な占い方は今日に受け継がれていない。 | |
バブルオレンジ | 暖かくて湿度の高い、日当たりの良い場所で育つ果物。真ん丸な形をしており、中には甘く爽やかな果肉がひっそりと隠れている。 古代フォンテーヌの哲学者たちは、バブルオレンジの色が朝日の色により近いのか、それとの夕日の色により近いのか――「日出の実」と名付けるべきか、それとも「夕暮れの実」にすべきかをめぐり、長きにわたって議論を重ねてきたという。どちらも一歩も譲らず議論が膠着してきた頃、「夕暮れの実」という名前は既に存在していることに気づいた双方は仕方なく、果物の色ではなく形によってこの甘い果実に名付けることに合意した。 | |
マルコット草 | 真珠のような光沢を持つ、華やかな桃色の花。豊かで複雑な香りを放ち、調香する際の主な材料の一つである。 花言葉は「純潔」と「真摯な思いやり」。 フォンテーヌでは、調香師になるための最初の授業で、マルコット草の香りの抽出方法学ぶことになる。また、その花蜜はジャムや酒の香り付けにも使われ、フォンテーヌの日常生活において欠かせない一部となっている。 | |
タイダルガ | 波に流されながら生きている藻類。他の植物が排出する養分に頼って生命を維持している。浮遊生物と誤解されることが多いが、その本質は、実のところ浮遊植物である。 文献によると、古代の哲学者たちはタイダルガを絶賛していたという。「自由意思のある植物でありながら、自らの存続のために命を奪うことはない」ことから、「俗世で最も高貴な生命」と讃えていたのだ。しかし、生物に関する知識の発展に伴い、その勝算は最終的に消えていった。 | |
ググプラム | 針があるプラム、時に狼の毛皮に引っかかることがある。それを見る時、まるで狼の遠吠えが聞こえるかのようだ…ググプラムは薬草としても使用でき、痛みを鎮める効果がある。しかし、針のせいでググプラムそのものが人や野獣を傷つけたりもする… | |
沈玉仙茶 | 沈玉の谷の暖かく湿潤な地で育つ茶葉。数千年に渡る栽培と厳選を経たことで、その芳醇な香りは長く締き、遠く離れていても心に染み入る。 いわゆる「仙茶」とは、実は沈玉の谷で産出される茶葉の総称である。「松蘿仙芽」、「雲来の白豪」、「碧水の青茗」、「游韻単叢」…さまざまな茶種があり、それぞれの口当たりと茶を淹れるこだわりの不思議な違いは、おそらく茶人だけが滔々と述べることができる。 沈玉の谷の茶については、古来数多の伝説が伝わっている。その中で最もよく知られているのは、かつて仙人が自らの手で最初の茶の木を植え、その枝を折って山中の先人に与え、もともと煙霧が立ちこめていた原野を茶の香りであふれさせたという話だ。しかし伝説はあくまでも伝説にすぎない。今日ではそうしたはるか昔の物語も、茶館の講談師の称賛や品評のお供となっているーーそして、同じように立ちこめる茶の香りの中に溶けて広がっているのだ。 | |
グレインの実 | 穂軸に大きな粒状の実を結ぶことからその名が付いた作物。 古の時代、大地が種を拒絶し、食料を得られなくなった部族の民は絶望に陥ったという。当時の祭司——マグハンは夜の霊の導きに従い、川底の泥を掘って、その中に動物の牙を植えた。泥の中に立った彼は自分を切りつけ、流れる鮮血で灌漑を行った。すると、牙が彼の身体を伝って育ち、今のグレインの実となったという。 古から伝わる習わしによると、グレインの実の穂軸を勝手に捨ててはならない。マグハン自らの犠牲により換えられたものだからだ。 | |
キャンドルキノコ | 崖の上や麓に生息するキノコ。小さなランプのように微かな光を放つ。手を近づけるとほのかな温もりを感じられる。 一部の語り部によると、キャンドルキノコの主は「幻写霊」と呼ばれる不思議な精霊だという。雨が降ると、その精霊たちはキャンドルキノコの下に身を隠し、明かりの消えかけたキノコがあれば、再び灯してあげるそうだ。 | |
エンバーコアフラワー | 平野と高地に点在する不思議な花。成熟した蕾は、衝撃を受けると花咲く。 ナタ人は、エンバーコアフラワーが大量に生えている地を「偉大なるシュバランケ様がかつて足を踏み入れた地」と呼んでいる。 花芯から分泌される蜜は、口中がとろけるほどの甘さを誇り、ナタ人の大好物である。また、枯れる直前まで光が灯り続ける姿は情熱のシンボルとされ、いつからか部族の戦士たちは聖火競技場へ赴く前に、勝利と栄誉への祈りを込めて神殿にこの花の芯を捧げるようになった。 | |
スピネルの実 | 燃素を吸収した木に実る、宝石のような果実。液体燃素の環境に広く分布している。 一部の古いウォーベンに残された、ワシャクラフン・ウバ・カンに関する物語の中には、スピネルの実を宝石だと言って聖山にくう巨龍を欺いたエピソードが記載されている。欲望に目がくらんだ龍は、「燃素」の種火とキラキラの「宝石」を交換したわけだが…騙されたことに気づいた時には、ワシャクラフン・ウバ・カンはとっくに遠くまで逃げた後だった。スピネルの実にまつわる物語は、大抵こういった類のものばかりである。 | |
ショコアトルの種 | 風味豊かな作物。果肉には独特な苦味があるが、種は発酵と焙煎を経て、ほかの料理を作る材料にもなる。 ナタにはこんなことわざがある——「自分で蒔いたショコアトゥルの種」。自分から悪いことに巻き込まれるな、という意味である。 | |
ヴァルベリー | 透き通るベリー類。食べると口の中は微かな花の香りに満たされる。かつて嵐を見張る人にとって唯一の労りはヴァルベリーの甘さと城の安全に対する希望だけである。 | 同 |
セシリアの花 | 名も形も美しい花。清冷かつ風の強い場所にしか咲かず、どこかの詩人のように掴み所がない。 | 同 |
風車アスター | 風が好きな植物。風を崇拝するモンドの人々にとって、風車アスターは「見える風」である。 | 同 |
慕風のマッシュルーム | 爽やかな風を浴びて育ったマッシュルーム、風のように果てしなく命を育む。 | 同 |
イグサ | 夜に仄かに光を放つ野花。他の食材の旨味を引き立てる。野花の香りが目的地にまっすぐ向かう者の足を止めることができないように、夜になっても、イグサの仄かな光は旅に一心の者の心を惹きつけられない。 | |
ドドリアン | 水辺に育つ花。花びらを料理すると、爽やかな口当たりで、ほろ苦い。現代医学の見解によれば、ドドリアンはある程度の解毒効果があるという。しかし生で食べると渋いため、多くの人は好まない。 | |
生命力を吸収した龍牙 | 生命力を吸収した籠牙、心を不安にさせる暖かさを放っている。その昔、銀色の山脈に龍が堕ち、純白の雪地を不純な赤で染めた。この緋紅はその龍の力を象徴している。 「緋紅」の中の龍牙は、凶器になりえるかもしれない… | |
ハスの花托 | 璃月地域の水辺に咲くハスは二つの花が咲く。一つは香りを放ち、もう一つは少し苦い花托になる。薬にも使えるらしい。 | 同 |
絶雲の唐辛子 | 璃月特有の唐辛子。匂いを嗅ぐだけで体が熱くなり、水を欲しがる。名前に「絶雲」という2つの字があるが、絶雲の間以外のところにもある。 辛すぎて絶雲の間の山頂の涼しい空気が欲しくなる、といった辛さが名前の由来らしい。 | |
夜泊石 | 希少な鉱石。暗くて静かな夜に微かに光る。言い伝えによると世の中の元素が変異していく中で形成された貴重な石。 | 同 |
霓裳花 | 璃月で霓雲のように咲く赤い花。水のように滑らかな織物の原料である。璃月の「飛雲商会」は絹、紡績産業の大手。噂によれば、飛雲商会が大陸のと*こかに霓裳花の苗圃を隠し持っているらしい。産出量と品質が優秀であるため、業界で匹敵する者はいない。 | |
琉璃百合 | 極めて古い花。かつて璃月の至るところにあり、大地の記憶を花の香りに変えられるらしい。伝説によると、この花は美しくて透き通る歌声に咲き、かつてある人物が大好きな花だったらしい。だが今、野外で咲いている琉璃百合をめったに見られない。 | |
清心 | 断崖絶壁にしか咲かない透き通る白い花。平原の温もりと潤いよりも冷たい高い場所を選ぶ花。 | 同 |
馬尾 | たまにある荻と共に生長する紫色の植物。周りの荻より高く、大きく、まるで気高い人のような植物である。 | 同 |
星螺 | 潮と共に砂浜についた螺。よく聞けば、思いが溢れる海の叫びが聞こえる。 | 同 |
琉璃袋 | 生命力旺盛な花。地面に向ける咲き方は自らの香りを守るためらしい。 | 同 |
タケノコ | 新鮮な採りたての筍の芽、不思議ないい匂いがする。筍が生えるところにしか育てられない美味しい食材。 | 同 |
清水玉 | 沈玉の谷で採れる玉石。手触りが清水のように冷たいことからこの名がついた。 先人の古い伝説では、岩の間に散らばる玉は碧色の高天から来たとされる。その頃まだ沈黙していなかった使者は、月のように艷やかな玉を先人に与え、天に通じる祭壇を築き、示される幸福と災禍に耳を傾けるよう導いた。その後、先人が衰退してできた多くの村落では、依然として原始的で素朴な信仰を維持している。「玉」というイメージに対する崇拝も璃月の伝統と合わさり、今日の文化の様相を構成するようになった。 | |
緋櫻毬 | 鳴神大社の神櫻から落ちる花びら。雷元素の力によりゆらゆらと空中に浮かんでいる。 伝説によると、雷櫻の根は地中深くで繋がっており、その複雑な根を遡っていくと、最終的には稲妻全土を見守る神櫻の下に辿り着くと言われている。神櫻と雷櫻は御建鳴神主尊の一部だという伝説も存在する。彼女は神体を分割し、このような方法で支配下にあるすべての存在を守っていたらしい。 | |
オニカブトムシ | 雷元素が豊富なエリアに生息している不思議な甲虫。身を覆う殻には悪鬼の模様があるが、本体はいたって温厚で動きが鈍い。 稲妻に流れる伝説によると、神々が地上の生物に領土を割り当てていた時、争いを嫌うオニカブトムシは真っ先に雷元素の豊富な土地を選んだと言われている。長い年月をかけて進化し、天敵を威嚇する模様と、捕食者を撃退することができる放電可能な角を身に着けた。鎧や角を持っているが、すべての生物の中で最も争いを嫌っている。 | |
晶化骨髄 | 「祟り神」の力を宿した結晶体。精錬時にこの物質を加えると、鋼鉄製品の強度と靭性を大幅に向上させることができる。 稲妻に伝わる「祟り神」とは、いわゆる神の亡骸であり、それがもたらす奇妙な現象でもある。伝説によると、晶化骨髄を作り出す魔神がまだ祟り神になっていなかった頃、たくさんの名前を持っていた。そしてその中の一つがオロバシノミコトだった。オロバシノミコトの体は海岸線のように長く、まるで闇の外海にいる巨大クジラのように抑揚のある声だったという。しかし最後には、ヤシオリ島もろとも斬り裂かれてしまった。 | |
ウミレイシ | 特定の海や島でしか育たない特別な品種。菌類のように見えるが、実は「ウミレイシ虫」の分泌によるもの。 ある地域に伝わる話によると、このように口も鼻もない小さな軟体生物は、夭折した子供たちの生まれ変わりであるらしい。その罰として、海の沙にある微弱な元素成分を無限の年月をかけて汲み取り、「ウミレイシ」を構築しなければならないという。そしてウミレイシが熟した頃、人々の手に渡っていく。 | |
鳴草 | 風のない日でも、雷鳴に反応し微かに揺れ動く植物。花びらのように見える構造は、実は葉っぱであり、脆弱な花を守っている。 鳴草は雷元素の豊富なエリアに粘り強く生息する稲妻の植物。雷に対して高い感知能力があるため、現地民に雷雨の予報に使われている。うわさによると、この植物は妖狸「五百蔵」が妖力を用いて将軍の御所から盗み出し、その種を稲妻列島の土地に撒いたものだという。五百蔵が罰を受けて消息を絶った後も、その逸話は人々の間で広く語り継がれている。 | |
血石華 | 詩の中で「赤蕊」と呼ばれている鮮やかな植物。一度は稲妻列島で絶滅したが、戦場で再び姿を現した。血塗られた戦場ではひときわ眩しい輝きを放つと言われている。 希少価値は非常に高いが、稲妻人の間では不吉な存在と呼ばれており、あまり売られていない。うわさによると、この植物は血によって作られるもので、戦場が血みどろであればあるほど華麗に咲き乱れるという。戦場で死した魂が血石華が敷かれた道を辿ってあの世に行き、永遠という元素循環に還ると言われている。しかし「永遠」に疑いを抱く魂は、大地に束縛され、朱色の苗床に咲く妖紅の花になってしまうらしい。 | |
天雲草の実 | セイライ島にある天雲草が結んだ実。耳もとに置くと微かな電流の音が聞こえる。 数千年前にセイライ島が裂かれ、大地が永遠に雷の陰りに覆われるようになった戦いの後、天雲草が出現した。雷暴に屈しないように、天雲草は雷の音が降ってくる空に向かって実を結ぶ。 この精神は将来、セイライ島に移住してきた人々の間に受け継がれていくだろう。越石村が荒れ果て、浅瀬神社にも神人がいなくなる時まで。 | |
珊瑚真珠 | この真珠は海祇のサンゴと共に存在することでのみ生まれる。手にしている時、月明かりのような微かな涼しさを発する。 地元の話によると、海祇の血が流れている人が手にすると、より明るくなるらしい。なぜなら、この真珠は大御神が海祇人のために流れた血であるからだ。また、こういう伝説もある――大御神は皓月のような真珠で淵下宮を照らし、人々を地の上に導いたという。そのため、海祇の真珠は一部の人にとって、聖物のような意味を持っている。 海祇珊瑚宮の模様である「真珠海波」は、海祇を抱える波と、海祇を照らす輝く明珠から由来したもののようだ。 | |
ユウトウタケ | 燈火のようにほのかな光を放つキノコ。その内には不思議な力が秘められている。鶴観の霧海の中で、ユウトウタケは燈火となって、人々を導いている。 | |
ルッカデヴァータダケ | 雲海のように重なり合って成長するキノコ類。ほとんどは雨林の奥深くの高木に生えているため、スメール人はこれをマハールッカデヴァータの遺した恩恵によって創られた聖体と見なしている。スメールの森に住む住民は、教令院にルッカデヴァータダケを奉納する伝統がある。しかしそれらが何に使われるかは誰にも分からない。ある説によると、教令院は毎年、スラサタンナ聖処で秘密の儀式を行うらしい。この儀式では、賢者たちはルッカデヴァータダケを食べることでマハールッカデヴァタの犠牲を記念するのである。 | |
ルッカデヴァータダケ*1 | 雲海のように重なり合って成長するキノコ類。ほとんどは雨林の奥深くの高木に生えているため、スメール人はこれを神の恩恵の象徴とみなしている。言い伝えでは、大昔はこのスメール全体を覆うほどの樹冠を持つ、天を突*くような巨木があり、人々からマハールッカデヴァータと呼ばれていたそうだ。そして今、雨林に分布するキノコこそが、その聖体の権現であるという。スメールの森に住む住民は、教令院にルッカデヴァータダケを奉納する伝統がある。しかしそれらが何に使われるかは誰も知らない。 | |
パティサラ | 神聖かつ純潔な、気高い花。成長には厳しい生育条件を必要とする。花蕊を加工すると、貴重な香料が出来上がる。 パティサラの名は、ある古代の神からその名がついたらしい。その昔、良い関係を築いていた三人の神がいて、人々は一面の花畑から花を集め、お香にして人々はそれを集めてお香にして捧げたという。 その花はもう存在しないが、パティサラは豊かな恵みを頼りに再現された品種である。 | |
サウマラタ蓮 | 雨林の湿地に生える、夜にしか咲かない花。月のように明るい光を放つ。 この地の最も古い民話では、月の神の高車もかつては太陽に匹敵するほどの光を放っており、大地の万物はその恩恵を仰いでいた。しかし、天を裂く矢は、その最も幽玄な乗り物を飾る宝石を砕き、人々は月夜の君主の姿を見ることができなった*。多くの花々は新しい主人に仕えるようになったが、サウマラタ蓮のみが涼しい月光を浴びながら、あの頃の歌を思い出し続けている。 | |
カルパラタ蓮 | 崖の上に咲いているつる植物の花。見た目が似ていることから「蓮」と呼ばれるが、蓮そのものとは関係がない。 スメールではいたるところに崖にツル草が生えており、それはまるで時のように無限に続く。このつるは、雨林で最初に創り出されたものと言われており、スメールのあらゆる植物の祖先である。スメールのすべての巨木、そして不滅の聖樹は、このツル草で結ばれている…という説は、昔生論派の学者たちによって否定されたが、今でも人々の間に広く浸透している。 | |
赤念の実 | 砂漠の劣悪な環境でも生存できる植物の実。赤い果実は黄色い砂に映え、人々の心を動かす。 鮮やかな色を持ち、簡単な処理をすれば染料にもなる。砂漠の民の生活で重要な役割を果たした。「エルマイト旅団」の烈火のような旗もこれで染められると言われている。赤い布は旅団の足跡と共に各地に運ばれた。どこにいても、この漂うシルクを見るたびに、故郷の熱い風を感じられるのだろう。 | |
聖金虫 | 広大な砂海に生息している頑強な甲虫。外骨格にある金色の模様は、まるでこの虫たちが、砂漠に散らばる古代遺跡と何らかの繋がりを持つことを示唆しているかのようだ。 噂によれば黄砂の王が大地を統べた時代、千柱の都での凱旋式において、魔法に長けた司祭が敗者の魂をこの昆虫の体内に封印し、「アフマル」の名において永遠に聖者の神殿や宮殿を守るように命じたらしい。その後、神殿は崩れ、宮殿も倒壊したが、この金色の甲虫だけは依然として忘れ去られた往日の誓約を果たし続けている。 | |
砂脂蛹 | 砂漠の民の伝説では、流砂ウナギはウェネトと同じく、かつては太陽を呑み込む巨蛇の末裔であったという。でたらめのように聞こえるが、砂脂蛹の研究結果によると、その成分はウェネトの脂肪と似ている部分が多いことが分かっている。故に、狡猾な商人は採集してきた砂脂蛹を粉末にし、ウェネトの脂肪から精製した高級香料だと偽って売ることもある。 | |
サングイト | 荒野の山々の奥深くに点在している、異彩を放つ特別な石。混化した元素エネルギーが凝縮したものらしい。 スメールの伝説では、地下にはかつてダーリという古き国が存在し、正理に背き漆黒の災厄を招いたと言われている。太陽をも遮る戦いの中、最も固い岩ですら燃えたという。やがて戦火が鎮まり、災難を経た大地に残されていたのがこれら深紅の鉱石だ。耳をすませば、あの戦争の余韻が未だ微かに遺されているように感じる。 | |
悼霊花 | 古の戦場に咲いた真っ赤な花。荒漠の中でもしたたかに成長している。垂れ下がる花はまるで、ここで犠牲となった英霊を悼んでいるかのようだ。 遥か昔、暗色の穢れが大地を蝕んでいた頃、無数の英雄が漆黒の魔物との戦いで犠牲になった。この花たちは戦死者たちの血に染められて成長したと言われている。砂原の部族に受け継がれた古い歌によると、古の災厄で命を落とした無辜の人々の魂には、穢されて永遠の輪廻に戻れないものもあるという。それらの魂は花に宿って、運命の不公平に涙を流すほかないだろう。 | |
蒼晶螺 | 薄暗い光を放つ貝の形をした構造物。生物の甲羅ではなく、より原始的な元素エネルギーが集まってできた産物のようだ。 過去の博物学では、塩のように真っ白な貝殻模様は嘗て水の主が残した数多の印の一つとされていたが、後世の考古学ではそれは前時代の文明と様々な関係があると考えられている | |
ロマリタイムフラワー | 淡い青色が高貴な花。柔らかい花蕊は吸水性に優れ、弾力があるため、多くの日用品の原材料として使われている。 花言葉は「忠誠」と「不変の誓い」。 フォンテーヌの民話によると、ロマリタイムフラワーはかつてエゲリアに恋焦がれる水の精霊だったと言われている。この民話は主に、この花が水元素に触れると咲くという生物的性質から想像されたものだが、乏しい知識と溢れる表現意欲を持つ人類の特徴の現れでもある。 | |
ルミドゥースベル | 優雅に佇む、紫色の清楚な花。淡く清らかな香りは繊細にして優しく、貴重な香水の製造に使われることが多い。 花言葉は「離別」と「再会への願い」。 コぺリウスは自身の劇『黄金のヒュペルボレイア』で、この花を「水晶の涙」と呼んでいた。胸いっぱいに思いを秘めたお花が極北の凍り果てた土地に流され、氷の風により永遠の美しさが保たれたという物語である。彼と同世代の評論家は、永遠の美、永遠の愛に対する彼の追及は極端的だという見方が大半だ。この点は、彼の最後の作品で如実に表れている。 | |
レインボーローズ | すらりと伸びる姿が美しい、柔らかなピンク色の花。ローズという名前ではあるが、実際は百合により近い。 花言葉は「情熱」と「出会い」だ。 古い記録によると、虹の薔薇はかつて大地のいたるところで見られたという。その鮮やかな色は、第七天の光とも比肩するほ程だったそうだが、今やその色とりどりの薔薇は絶滅してしまい、それに付き添って育っていた花が時代の終盤の混乱に乗じて「レインボーローズ」の名前を奪い取ったのだ。 | |
ルエトワール | 水中で淡い光を放つ軟体動物。多くは水辺や水中にある人口建造物の表面に付着している。 その微細な光はダイバーたちに見過ごされがちではあるが、これら小さな軟体動物には産業堆積物を摂取し分解する驚異的な本能がある。かつて、ある研究員がこれらルエトワールに「名誉海洋生態系エンジニア」という肩書を付与しようと提案したという。だが、この提案は当時の上級技術官(兼、海洋生態系研究課名誉エンジニア)により却下された。 | |
探測ユニット・子機 | フォンテーヌ科学院が、新型奇械部品を利用して開発した小型探測ユニット。本来はさまざまな環境データのモニタリングのために使われるもの。 これらユニットは当初、奇械先端技術研究課と自然生体環境観測課の共同で管理されていた。奇械先端技術研究課は装置の生産と設置を、自然生体環境観測課はデータの収集と分析を担当した。しかし、以前の実験事故により自然生体環境観測課は解散。フォンテーヌ科学院は現在、装置の生産と設置のみを行っている。 | |
湖光の鈴蘭 | 純粋で清らかな青い花。水脈の集まる場所で育つ。優しく爽やかな、品の良い香りがする。 花言葉は「待ち望む」「永遠の約束」。 古い言い伝えによると、湖のように澄み切った清らかな花は、衆の水の女主人から最後の純水騎士へと贈られた餞別の品であった。フォンテーヌでは、旅立つ人のために鈴蘭を摘んで贈る風習が今でも残っている。その行く先の道が澄んだ水面のように穏やかであること、そして大切な人がこの涼しげな微かな光に導かれ、再び自分の元へと戻ってくることを願うのである。 | |
初露の源 | モルテ地区の水中に漂う透き通ったしずく。これらのしずくは、一般的な純水でできたものとは異なり、より原始的で純粋な元素エネルギーを秘めているようだ。 古代フォンテーヌの自然哲学者たちは、このような造物について記録を残してこなかった。だが、約四百年前になってようやく、フォンテーヌ科学院のエンジニアたちが断的に研究を始めた。一部の学者はこれら極めて純粋な「イコル」は、フォンテーヌを離れる前のエゲリアが、この地に残した最後の贈り物であったと信じている。しかし、この主張を裏付ける確たる証拠は今のところない。 | |
サウリアンサキュレント | 巨大な動物の手のような形をした多肉植物。 ここに生えている植物は、謎めいた竜のように自分の形を変えることができると言われている。草食動物に食べられないように、危険な形状あるいは毒素を持つような形に変化するものもある。もしそれが本当なら、「サウリアンサキュレント」という名を絵に描いたような形をしているのも頷ける。 | |
ケネパベリー | 果汁たっぷりの青色のベリー。形はフレイムグレネードの実と似ており、「懸木の民」付近に掛が大量に生えている。 採取時の危険性はフレイムグレネードの実ほど高くはないが、未成熟のフレイムグレネードの実と区別するのは難しく、初心者はうっかり間違えてしまうこともしばしば。 この果物にはある逸話がある。遥か昔、性格の正反対な兄妹がいた。この二人は幼少期に離れ離れとなり、別々の部族で育てられるのだが、両部族の間で戦いが勃発してしまい死んでしまう。その後、怒りっぽい兄がフレイムグレネードの実に、穏やかな性格の妹がケネパベリーになったという。 | |
シャクギク | 羽のような形をした花。風に吹かれると、悠々と花びらが揺れる。 ウォーベンを整理している人たちの考察によると、この花は記録された時からちっとも形が変わっていないのだという。古の植物は生き物の姿を真似て、ひっそりと変貌したりするという。もしかしたら、当時シャクギクの周辺に出没していた生き物の面影が、そこには残っているかもしれない。 | |
波しぶきのエラ | 海辺に生息する、羽根のような形をした特殊な生き物。水草のようにも見えるが、実際は特殊な形態をした水生の軟体珊瑚である。 「流泉の衆」のコホラ竜の大好物だという。 | |
蛍光ツノキノコ | 暗闇の中でかすかに光るキノコ。イクトミ竜の角の形に似ていることから、ツノキノコと呼ばれるようになった。 語り部の物語によれば 、最初に燃素銘刻とラクガキを組み合わせたのは部族「謎煙の主」の、型破りな名も無き祭司だったそうだ。その祭司は蛍光ツノキノコの中にある力を感じ、その蛍光性物質を塗料に加えた。これが後にテスカテペトン山脈に広がる「謎霊のラクガキ」の誕生に繋がった。 | |
枯れ紫菖 | 花弁と葉が枯れたような見た目をしている花。灰が舞うところでよく見かける。 灰燼の都の住民に愛されたこの「紫菖」と呼ばれる植物は、かつてはもっと深く鮮やかな色を持っていたはずだが、灰燼の都全体が侵蝕された時、幽影に染められ、神の怒りの炎に焼かれる運命から逃れられなかった。今でも、その焼き尽くされた葉のような姿から、かつて都市を溶かした烈焔の威力を感じられる。 | |
霧氷花の花蕊 | 固い氷に閉ざされた花蕊。摘み取っても凍えるような冷気を放つ植物。大衆文学において、かつては霧氷花に凍られ*て身動きが取れないキツネを描写する小説があった。力が弱い生き物にとって、霧氷花は非常に危険な植物だろう。 | |
烈焔花の花蕊 | アツアツの花蕊。勢いよく燃える花びらは、水をかけて消しても、かすかに熱を放ち続ける。これらの植物は長年にわたって積み重ねた元素力から知能と行為パターンを習得したらしい。 | |
電気水晶 | 電気を含んだ晶石。大気と大地に散逸している電気の塊。触るとビリビリしびれる。相応の施設があれば、その中にある雷元素を使って何かできることがあるかもしれない…? | |
石珀 | 純度が極めて高い岩の元素の晶石。よくほかの鉱物と一緒に発見される。「岩の心」とも呼ばれる。 | 同 |
蒲公英の種 | 風に乗って移動する小さい種。旅するための羽を抜いても、そこには遠くへの希望が宿っている。蒲公英はある意味では自由、思うままに束縛のない精神を意味する。蒲公英をたくさん産出する風の国の人々が蒲公英で醸造している。また、民俗学者の観点によると、昔、蒲公英で作られたお酒には強烈な象徴意味があった… | |
蝶々の羽 | 色鮮やかな羽。落ちた鱗粉が微かな光を放っている。もしかしたら蝶々が軽やかに飛ぶための成分かもしれない。 | 同 |
カエル | 一般的なカエル類。ジメジメした環境に生息する。いつも活力に満ちており、体からは活力をみなぎらせる物質を分泌している。 | 同 |
発光髄 | ホタルの光を放つ部位。ホタルにとっては求婚のための器官でもある。人にとっては滋養強壮の良薬。 | 同 |
トカゲのしっぽ | 生命を失った後もクネクネ動くトカゲのしっぽ。強力な薬効を持っており、人の皮膚を硬くする。とても苦い。 | 同 |
晶核 | 晶蝶の核心。大気中に散らばった細かい元素を吸収する晶蝶の不思議な器官。 | 同 |
サンショウウオの宝玉 | サンショウウオが吐き出した薬用に使えるパール。 サンショウウオが食べた鉱物と元素を合わせて微かな魔力を持つパールを作る。 命の危機を感じた時はパールを吐き出し相手を惑わす。 | 同 |
食べ物と薬剤
バッグ説明と違いのあるもののみ。
アイテム名 | 説明 |
聖水 | 透き通った無色で無垢な液体。清泉水と同じように見える。これに期待していい?その地の伝説によると、清泉町の裏山にある泉にある「存在」が宿っているという。もしあれが本当というなら、この瓶にある水にも何らかの謎があるかもしれない…? |
塩 | 塩味の調味料。料理の中に「適量」を加えるだけで、メニューの質を高められる。かつてある人物が生前、こういう訓戒を残した:「汝らよ、此れを岩の塩と思い給え」。 |
獣肉 | ケモノ類の新鮮な肉。適切な料理をすると元気モリモリの食事になる。 テイワット大陸には様々な野獣が生息している。そのうちの一部は人々の栄養源になる。はるか昔に、一国の一年分の栄養源に相当する巨大な野獣がいたらしい。 |
鳥肉 | 鳥類の新鮮な肉。適切な料理をすると元気みなぎる食事になる。 空に属する鳥は陸を走る獣と違い、彼らの命のほとんどが空を飛んでいる。そして長い間の運動により、鳥肉が獣肉と異なる食感を生み出した。 |
魚肉 | 魚類の新鮮な肉。適切な料理をすると、とても味わい深い食事になる。川、湖、海を自由に泳ぐ命の精髄。 |
「冷製鮮肉」 | 珍しい鮮肉類。数百年前に絶滅した品種で、ドラゴンスパインの気候により保存された。テイワットの美食家にとって、信仰とも言える極上の食材。 |
戦利品
アイテム効果についての1行目と改行を除き、バッグ説明と違いのあるもののみ。
アイテム名 | 説明 |
東風の吐息 | 東風の主は優雅で、透き通っていて、恒風と竜巻を使役することができる。風に乗ると、風は仲間、歌声、そして自由になる。その敵は、風の敵でもある。 |
光なき渦の眼 | 星の鯨との戦いで入手できる奇妙な「物質」。見た目から想像するよりも、その重さは遥かにずっしりとしている。 黒鉄よりも黄金に、そよ風よりも大地に集まるように、すべては重みのあるものの周りに集まる。光が暗黒の渦から逃れることができないように、因果も重たい運命の周りに集まるのだ。おそらく、これは不可逆的な法則なのだろう。 しかし、この重い「物質」を手にするとき、常にある種の非現実感が漂う。これが星の鯨が呑み込んだ獲物の残した影であるのと同様に、あなたが戦っている相手も、奥深い宇宙からの反響にすぎないのかもしれない。 |
光なき一塊 | 香星の鯨との激戦の中で生み出された破片。 漆黒の夜空の中にも、微かな煌めきを放つ光が紛れもなくそこにある。まるで、砂に半分理もれた真珠、アスファルトに散らばるダイヤモンド、夜霧の視界の果てに見える灯火、あるいは枯れた草原に点いた火花のようである。 だが、よく見るといい。輝きは少しずつ失われている。暗黒が四方から押し寄せてくるのだ。あなたは一瞬、宇宙を照らす新星となるのか。それとも、微かな炎を踏みつぶす、闇の支配者となるのか。 |
否定と裁決 | 「召使」との決闘を終えた後、廃墟で拾ったピアス。 赤いマークは彼女の瞳に映る模様と同じように、勅令でありながら否決でもある。 両親を亡くした子供たちは、幼い頃より数々の苦しみを経験してきた。彼女はそれらを心に刻んでいる。 運命が世界を観察していると同時に、運命を観察する人もいる。いつの日か、栄誉、不公平、苦難、涙のすべては旧世界と共に否定される。運命を断罪する時が来るまで、赤月の末商はそのあらゆる罪をありのまま記録していくのだ。 |
玄岩の塔 | 無相の岩の外殻によって構成された石柱、純粋な岩元素が高度濃縮されたものである。岩元素は最も重い元素である。無相の岩が外殻を高くそびえ立つ岩の柱にして、自身を高いところに上げたのは、敵から自身を守るだめ*ではなく、自分の無縁な空により近づくためだったかもしれない。 |
極寒のコア | 急凍樹のコア。純粋な氷元素が含まれている。今にも大地の深淵のエネルギーと思念が噴出しようとしている。哀悼のように静寂な氷霜もいずれ地上の生物に宿る。たとえ生き物を狩らないはずのツル植物でも、強く凶暴になるであろう。 |
常闇の輪 | 闇の福音を囁く四本の腕を持つ使者を倒した後、手に入れた円環状の法器。 円環とは通路の形を模したものである。ゆえに様々な不思議な力を持つ法器は、往々にして円環の形をしている。 大地の奥深くで宇宙の一角を垣間見た者がいた。たとえ宇宙の中にいる偉大なるものの影であろうと、大地の重力に縛られた小さな命より遥かに鮮明で、より立体的な形を持っていると彼らは知っている。そして彼らの先駆者は、漆黒の宇宙へ行こうとしたり、あるいは本物の宇宙を争いに満ち、希望に枯れ、過去も未来もない世界の地底に隠された繁栄平和の国に持ち込もうとしたりしている。この円環状の法器は、宇宙を招致するための通路なのかもしれない。 |
高塔の王の断片 | 「アンドリアス」はかつて高塔の王に宣戦布告をしたが、王都にダメージを与えることはできなかった。「自由」がこの都市を崩壊させなかったら、ここの全ては未だに永遠の夢を続けていただろう。 |
遠海夷地の金枝 | 「海衹」という名は、結局のところ、かつて深海に棲んでいた棄民たちが、自分たちを導いてくれた蛇神を求めた独りよがりの期待から由来する。 自分を敬う民がいたからこそ、蛇神は本来逃げ出すべき世界に留まることを選択した。自分の身の珊瑚枝を折り、踏み入れてはならない土地に入り、神体が山々と共に切り落とされるまで、敵わぬ敵と戦った。その血はプラズマとなり、意志と力は永遠に消えることのない「祟り神」となった。 |
今昔劇画の隻角 | 鬼族の失われた子守奉公の子守歌では、鬼人「虎千代」は、優雅で勇ましい身体と華やかな容姿を持つ少年であった。彼は元々将軍の信頼できる将であり、忠実に彼女に付き従い、暗黒な深淵に深入りしてまで邪悪を撃退し、血筋が薄くなっている鬼族のために手柄を立てていた。今では歌われなくなったが、別の形で伝わってきた角を持つ鬼の形象は、今でも並みならぬ力を持っている。 |
今昔劇画の鬼人 | [編集者注:長文のため違いのある行のみ記した] 「雷の三つ巴」の紋章を背負う「千代」という名の鬼族の女武者。漆黒の軍隊に立ち向かった時、虎の体と蛇の尾を持つこの世のものでない獣に飲み込まれた。最後、彼女は魔獣の胸腔を切り裂き、辛うじて生き延びた。 |
静謐な森のしずくの銀符 | 森に伝わる数々の物語には、炎の模様をしたマントをまとった王が登場する。この王は、迷宮の君主であり、月を映す水の支配者であった。彼が頭を下げて草木の主と友好を結んだ時、しるしは水のような光を放ち、月光のように銀色に輝く宝石となった。この貴重な友情の証にと、草木の主は迷宮の王のために秘密を守り、雨林の美しい夢を守ることを約束した。 しかしその後、秘密と夢で造られた華麗なパレスは黒き烈焔のもとに忘れ去られ、消え去った。そしてまた土に還り、雨林を育てる糧となったのだ。 |
脆い骨片 | ベビーヴィシャップの体から見つけたある骨片。非常に脆いが、何ともいえない力が宿っているらしい。 |
丈夫な骨片 | 何らかの理由で、ベビーヴィシャップが大切にしているある生き物の骨片。たとえ人間の言葉が分からない生き物でも、このような遺骨に特別な憧れを持っているらしい。 |
石化した骨片 | ベビーヴィシャップを倒すと、たまに石化した骨片が見つかる。ベビーヴィシャップは、いつか本当の龍になれるとずっと夢見ている。古い化石を龍の骨と思い込んで、中から龍の永久不滅の命と強大な力を手に入れられると信じている。 |
深邃の血 | トワリン体内の悠久の風と幽邃なエネルギーの結晶。崇高な風の龍が3種の劇毒で紡がれた檻に囚われていた。 過去に飲み込んだ血、アビスの魔手、そして見捨てられた慟哭。 涙と詩人の囁きで、毒血の釘を砕き、巨龍を禁錮した封印を破れ…恐らく、これは風と共に流れてきた自由の異邦人にしかできないことだろう。 |
「浮世」の導き | 雷の国が抱く夢は浮世である。浮世への追求は人生の美しさの価値。人の一生、この世にとっては驚雷の如く。手を伸ばして追求すれば、雲の上に飛んで行く。心を落ち着かせると、知らないうちにやってくる。 |
「浮世」の哲学 | 雷の国が抱く夢は浮世である。浮世の儚さは人生の美しさの本質。人の一生、この世にとっては稲光の如く。神威は刹那に顕現される、だがその永遠の威圧に耐えられる者はこの世にいるのだろうか? |
「風雅」の教え | 雷の国が表す姿は風雅である。風雅とは、媚びないこと。風雅たる者は常に高貴である。大空を翔け、雷雨に立ち向かう高貴なる鷹のように。低俗に迎合して花冠を泥に染めても、自らの尊厳を汚すだけ。 |
「風雅」の導き | 雷の国が表す姿は風雅である。風雅とは、傲慢にならないこと。風雅たる者は常に謙虚である。虚飾と怠惰を排除すれば、人は目を輝かせ、どんなに見苦しい外観からでも真の美しさと優雅を求めることができる。 |
「風雅」の哲学 | 雷の国が表す姿は風雅である。風雅とは、俗に染まらないこと。風雅たる者は群れない。俗世の悪に屈せず、俗世の愛に心動かず、俗世の無知から逃れないことで、優雅さと醜さを見極めることができる。 |
「天光」の導き | 雷の国が求めるのは天光である。太陽の光が雷雲に覆われていても、鳴神の志士は冷酷たる死を恐れず、雲雀のように雷光と険しき空を突き破り、天光の痕跡を追い求める。 |
「天光」の哲学 | 雷の国が求めるのは天光である。たとえ永遠に地下に住みついていても、人は天光へ祈る。人は常に超越を望んでおり、それを止めることはできない。閉鎖された静寂の永遠も壮麗だが、その本質は死と同然。 |
緋紅玉髄 | ある生命力とドラゴンスパインの特殊エネルギーが結合して生成された結晶。成長を渇望する冬忍びの樹にとっては絶好の「養分」である。 ドラゴンスパインを凍結した「釘」が降り落ちた時、この街の枝と身は粉々に砕かれた。長い時が経ち、漆黒の龍がこの山に堕ちたことで、その血が地脈に浸透した。その後、ある人によって氷封の束縛が解かれ、「緋紅」を吸収した樹は新芽を芽吹かせた… |
便利アイテム
※「同」の項は、バッグ画面等で確認できるアイテム説明と同じであるか否かを示す。同じ場合に「同」と記す。
アイテム名 | 説明 | 同 |
風神の瞳の共鳴石 | 風の七天神像と似たような特性を持つ人造石盤、風神の瞳と共鳴できる。神の瞳の共鳴石は遠い昔、各地に建てられた七天神像の粗末な模倣品である。神の瞳を求める力の源は粗末な石自身という説がある。粗末品の故に神像の力を求め、神像に代替しようとする。 | |
岩神の瞳の共鳴石 | 岩の七天神像と似たような性質を持つ精巧な石盤、人々を岩神の瞳ヘと導いてくれる。神の瞳は失われた神像の力を象徴する。その力を神に奉還すれば、神に恵まれているこの大地にきっと重要な意味がある。 | |
雷神の瞳の共鳴石 | 雷の七天神像と共鳴する力を持つ特異な石盤。その性質により、神の瞳の存在を探知することができる。限りなく長い年月を経て、壮大な城も彫像も風雨に浸食され、七天神像の力も徐々に散逸していった。散逸した力は「神の瞳」と*形成し、それに属する神像に静かに呼びかけている。 | |
草神の瞳の共鳴石 | 草の七天神像と似たような性質を持つお守り。そのため、草元素の神の瞳に引き寄せられる。 草と木、ツル草と花…草元素に頼る生命には、数多くの形態がある。たとえ形が違っても、そして生命とその区分が違っても、同じ大地から生まれたものは、やがて同じ大地に還る。 | |
水神の瞳の共鳴石 | 水の七天神像と似たような性質を持つお守り。作られた時に水の七天神像の性質を模倣したためか、水元素の神の瞳からの元素の流れを探知できるらしい。神の瞳は元より失われた神像の力を象徴する。その力を神像に奉納することは、理に適っているし、法に則っている。 | |
炎神の瞳の共鳴石 | ||
風のトレジャーコンパス | 近くの宝箱を探知できる便利なアイテム。トレジャーコンパスは大地の磁場の流れによらず、地脈によって近くの財宝を探す。「宝物を探す価値は結果ではなく、過程にある」といった執着心で、このアイテムの使用を反対する冒険者もいるらしい。 | |
岩のトレジャーコンパス | 近くの宝箱を探知できる便利なアイテム。岩の国は物資が豊富で、山と野原にたくさんの財宝が眠っている。噂によると宝盗団のメンバーは夢にまでこの不思議なコンパスが欲しいという。 | |
雷のトレジャーコンパス | 近くの宝箱を見つけることができる便利アイテム。雷列島の土地は数々の傷を負ってきた。その傷の回復がもたらしたのは、島々に点在する数々の宝物である。鎖国が実施される前は、無数の旅人、商人、冒険者、宝盗団が稲妻各地の至るところに足跡を残していた。そして現在、出入りこそ制限されているが、国を封鎖する雷雨でさえ、宝を求める人々を止めることはできない… | |
草のトレジャーコンパス | 近くの宝箱を見つけることができる便利な道具。一部の人にとって、人生とは探検であり発見である。そして多くの場合、その先にはいつも、沢山の宝物が彼らを待っている。 一部の者は、旅の途中で運命を見つける。そして、彼らが残した経験や物語、そして財産は、後世の人々の宝になる。 | |
水のトレジャーコンパス | 近くの宝箱を探知できる便利なアイテム。フォンテーヌ野外に散らばっている宝物の所有権を主張する者は誰もいないため、殆どの場合、これらの宝物を手に入れても法に触れたり刑罰を受けることはない。 | |
炎のトレジャーコンパス | 周囲の宝箱を探知できる便利アイテム。紛争の起きやすい場所において、各地に埋まっている宝物は、簡単なルールに従って扱われる——先に見つけた者がすべてを手に入れるのだ。 | |
風捕りの瓶 | 西風騎士団の学者が開発した、風神の恵みをより効率よく使用するアイテム。騎士団のメンバーの偵察や旅行をより便利にするのが開発の目的。ただ正式に風の翼を使用するには「飛行免許」が必要なため、法的視点から見ればこのアイテムの使用頻度は少ない。 | |
ポケットワープポイント | ワープポイントの模倣品、ある程度で地脈と繋がっているため、ワープ機能を実現できる。神の目の所有者にとってはかなり便利なアイテム。しかし、ワープポイントの動作原理もまだ解明されていないのに、このような粗末な模倣品をつかったら、未知なるマイナス面の影響をもたらすではないかといった見解を持つ学者もいる。 | |
「仙人探しの美食家」 | ほぼあらゆる場所ですぐに使える不思議な鍋。璃月は土地が広く、地形も複雑に入り組んでいる。それと同時に、璃月の人々は美食を深く愛している。この2つの特徴を同時に表せるのは、おそらくこの携帯式鍋だけである。これを使えば、たとえ絶雲の間の山頂や孤雲閣の島にいる時も簡単に美味しい料理を作れるだろう。 | |
濃縮樹脂 | エネルギーがたっぷり入っている結晶体。銀白の古樹と花が地脈と繋がり、樹脂のエネルギーは地脈を浚い、中に詰まっている物質を精錬する。濃縮樹脂の特殊な性質により、同時に所持できる数は多くない。 | |
三〇式・携帯式栄養袋 | 西風騎士団のとある錬金術師が設計した特殊アイテム、ほとんどの美食を一瞬にして「栄養物質」に転換させることが可能。あの錬金術師にとって、このやり方で栄養を補給する効率が大幅に上昇したが、彼女以外に使ってみたいという者はあまりいない… | |
放熱瓶 | 「温暖仙霊」は気候により進化を遂げた形態であり、暖かさを求める人にとっての恵み。これは、そんな雪山にいる人のために仙霊をもとに作った道具。 | |
参量物質変化器 | 遣跡から発掘された不思議な器械。循環を加速し、物質を「物質変化」させる力を持つ。この世界はあらゆる物が循環しており、地脈には常に記憶と元素が流れている。腐った夕暮れの実は大地ヘ戻り、土から成長した木は、いずれまた瑞々しい果実を実らせる… | |
エンドラー | 好奇心旺盛な純水精霊、この世界を観察したいようだ。「小さな仙霊・露草」と融和性が高い。融合しないよう注意を払う必要があるだろう。 | 同 |
風花祭記念風船 | 風の国では風船は特別な意味を持っている。何故なら風に揺蕩う自由を象徴しているからだ。もちろん、風船が一定の高度まで上昇すると、気圧によって気球が破裂してしまう。 | |
塵歌壺 | ピンばあやから貰った壺。中には特別な空間が… | 同 |
赤羽団扇 | 不思議な力を持つアイテム。「天狗」の手中にあれば、様々な力を発揮できる。一般人が使えば、空中で「体を少し軽くする」程度の能力を発揮できる。 伝説によると、初代岩蔵流を創立した道胤は、ある影向山の天狗との約束で、毎年真剣を用いて決闘していたらしい。この流派が誇る秘剣が形になるまで、彼の剣はその「神通力」を利用して空中を飛ぶ天狗に全く触れることができなかった。そのため、決闘というよりも、天狗が人間を弄んでいたという方が正しいだろう。 | |
小さな仙霊・露草 | 水色の小さな仙霊。他の仙霊と違い、人を導くよりも、後をついて世界を見る方が好きらしい。 | |
小さな仙霊・薄紅 | ピンク色の小さな仙霊。言葉を話すことはできないが、好きになった旅人について行き世界を回る。 | |
小さな仙霊・鬱金 | 金色の小さな仙霊。モラに近いオーラを放つ。伝説によると、この色の仙霊は幸運をもたらすという。 | |
小さな仙霊・紫苑 | 紫色の小さな仙霊。色合いが雷元素と少し似ている。触ると少しビリビリするかもしれない。 | |
小さな仙霊・翠苔 | 緑色の小さな仙霊。木に近づいてあげると、いつもとても喜んでくれる。 | |
写真機 | フォンテーヌの奇妙な道具。事象を記録することができる。世界を旅する旅人にとって、記念すべき場所や人を記録したい人も多いだろう。 | |
特製の「写真機」 | フォンテーヌから来た不思議な道具。普通の写真機と違い、写したものをそのまま記録するだけではなく、印刷した絵にも特殊な色を付与させる事ができる。このデザインは、フォンテーヌの新聞社「スチームバード」が、景色だけでなく、撮影者の感惰も反映するためだった。しかし、最終製品は「スチームバード」の需要を満たせなかった。 | |
「特殊分析ズームレンズ」 | 「画像認識」性能を強化するために開発された新型写真機のレンズキット。 このレンズキットを取り付けることで、通常の写真機のズームとフォーカスがより高速になる。旅行中にすばやく効果的にスナップ撮影を行い、かけがえのない瞬間を記録することができる。 | 同 |
「追憶のレンズ」 | 神秘的な「レンズ」。ある特殊な「写真機」の一部だった。 遥か昔、伝説の「狐斎宮様」が邪を退治する法器を当時の柊家当主弘嗣に授けた。柊はそれをレンズ部分の材料とし、異国で特殊な写真機を作り、友情の証として鳴神大社に返した。その写真機は思いと記憶を記録できるという。精密機械の部品は時と共に朽ちてしまったが、特製のレンズだけは未だに現世に存在しない物を観測することができる。 | |
風吹きのライアー | 巧みに作られた楽器で、演奏が得意な人の手に渡れば、クリアで心を動かす音楽を演奏できる。 モンドには詩と歌の伝統があるため、この類の楽器は長く研究されている。吟遊詩人は音楽と詩を誇りに思っていると同様に、楽器も所有主と詩の伝統を誇りに思っているのだろう。 | |
鏡花の琴 | 特殊な材質からなり、市場に出回っている工芸品とは大きく異なる不思議な楽器。透き通るような弦の音には、不可思議な力が宿っているらしく、演奏者の内に秘められた幻想を引き出すことができる。 璃月には次のような訓戒がある――鏡花が目をくらませ、泥に耽溺せば心も陥る。 | |
荒瀧・盛世豪鼓 | どこにでもあるような、ごく普通の小鼓。 | |
綺宴の鼓 | 独特な構造をした、澄んだ音色の小鼓。上品な外見で、作りも精巧そのもの。上質な材料を使ったことで、演奏時における精緻な音作りを実現した上、長期使用時の耐久性をも兼ね備える品となった。 稲妻の伝統楽器と異国の鼓の特性が組み合わさったようなこの小鼓は、楽曲の演奏を通して、人々に幸運をもたらしてくれるという… | |
ナイトウィンド・ホルン | ドヴォルザークが直々に旅人に贈った精巧なホルン。 ホルンの音色は豊かで柔らかく、まるで密林を吹き抜ける穏やかな夕風のようだと言われている。そのため、フォンテーヌの作曲家たちは、よくホルンを使って狩人や森などの束縛されない自由気ままな様と生き生きとしたイメージを表現する。このような楽器は間違いなく、「生命」をテーマにした音楽祭にピッタリだ。 | |
風護のバドルドー | 穢れのない鳥の羽としなやかな布で作られた「特別なバドルドー」、モンドの伝統祭りである「バドルドー祭」の核心である。 鳥は風を御する生き物で、鳥の羽には「風に乗る」と言う祝福が込められている。そのため、バドルドーはバルバトスの加護をもたらすだけでなく、不思議な力があるとモンドの民は深く信じている… | |
ウェーブボートの修理箱 | 様々な工具が入っている工具箱、「ウェーブボート」の修理に使える。 外を延々と旅する住み家のない者にとって、ウェーブボートは「小屋」のような存在、きちんと大事にしなければ。 | |
種の匣 | ピンばあやから貰った不思議な箱。ピンばあやによると、この箱には「種化」の能力が秘められている…植物本来の特性を基に、「種化」で得た種を「塵歌壺」の指定の田んぼに植えることが出来る。 栽培可能な植物:霓裳花、スイートフラワー、セシリアの花、琉璃百合、風車アスター、清心、琉璃袋、ヴァルベリー、イグサ、絶雲の唐辛子、ニンジン、ダイコン、ミント、キノコ、鳴草、馬尾、キンギョソウ、ハスの花托、ドドリアン、海草、ウミレイシ、ハッラの実、ザイトゥン桃、スメールローズ、プリュイロータス、マルコット草、ルミドゥースベル、レインボーローズ、グレインの実、ショコアトゥルの種、サウリアンサキュレント、ケネパベリー、シャクギク、波しぶきのエラ。 | 同 |
「四方八方の網」 | 「陰陽術式」によって作られた「網」。動物の外形を捉え、それを媒体とし、動物を具現化することができる。稲妻のどこかで、「陰陽術」を用いて魔物や賊頭領を再現する戦闘訓練場が存在している。この「網」の技法は、知識や力が長年の消耗により劣化の後、再び再現された産物なのかもしれない。 | |
変わった羽毛 | かつて鶴観を滅ぼした雷鳥が残した羽毛。その内にはたくさんの記憶と力が宿っている。 霧海の中でも望めるその眩しい姿は、謎の霧を彷徨う鶴観人の崇拝の対象となった。雷鳥から落ちた羽毛こそが、鶴観の楽器「マウシロ」の原型である。 何かが雷鳥の逆鱗に触れ、鶴観の文明を滅ぼした。そして年月が経ち、セイライ島で消滅した。 | |
「式小将」 | 「式大将」からの贈り物であり、霊性を宿した「拓本」。惟神晴之介が離れた後、「訣籙陰陽寮」に散らばった「拓本」は日々衰えていき、記憶と符術の力の欠片となっていった。だが、だからこそ「式小将」はより貴重な存在となったのである。「式大将」といつでも連絡が取れる唯一の拓本かもしれない。式大将の大切な親友との絆が、その中には託されている。 | |
「花火の筒」 | 職人の朋義が開発した奇妙な装置。花火の調合と自動打ち上げ機能を持っている。才能と独特の発想を持つ人の手にかかれば、色鮮やかな、壮大な花火を打ち上げることができる。 | 同 |
流明石の触媒 | 層岩巨淵で見つけた、特殊な環境で明るい光を放つ特別な結晶。 組成において、層岩巨淵でしか採れない琉璃晶砂とはかなりの共通点がある。 流明石も琉璃晶砂も、層岩巨淵以外のところでは決して生成されない。おそらく、この地の地脈と密接に関わっているのだろう。 手のひらに乗った小さな太陽のように、暗闇の中を歩む人にささやかな安らぎと光を与えてくれることを願う。 | |
枯れたクサヴァ | 力を使い果たしたクサヴァ。枯れ果ててしまったようだ。しかし、貴重な記憶を残す種はまだ朽ちていない。 記憶は古代の死物でもなければ、生気のない泥沼でもない。記憶は創造とともに必ずよみがえり、忘却にそれを破る術はない。まさにこのクサヴァのように、新たな友情によって、生命が潤われることを待っている。 | |
「森林書」 | ヴァナラーナに着いてから手に入れた空白の本。かつてアランナラの人類の友達が持っていたようで、もしかしたら不思議な縁があるかもしれない。 これを使って、アランナラとの冒険談を記録しよう。 | |
「王樹の加護」 | スメールの林野で、時折見かける不思議なお守り。草木を招集する力を持つ。 砂漠が森を侵すのを防ぐため、また暗黒の歳月に凶暴な獣が侵入するのを防ぐため、樹やツル草は堅固な柵を形成してきた。 草木の神はこういったお守りを人々に与え、渓流や月光の導きによって柵の迷宮を自由に行き来できるようにさせた。 その後、迷宮は消滅し、森は知性を失った。 それでも、スメール人はお守りを森の守護の象徴としており、森もその求めに応じて力を発揮している。 | |
実験型超燃ランプ | 教令院の若い学者たちは、実験機材を用いて調理する習慣がある。時間を節約するために、装置を専門分野とする「妙論派」の誰かが鉱物からエネルギーを抽出して効率を上げるこの装置を作った。 これでコーヒーを入れたり、肉を焼いたりするのはいかにも「実験室」という感じがして、研究者の間でもそこそこ人気があり、愛好家によって改良が加えられている。 今手に取っているのは量産する予定の民間用の実験モデルであり、出力効率が制限されている。火力は弱くなったが、火事になるリスクも下がった。 | |
釣り糸安定装置 | 釣り糸を安定させることができる小型の装置。プロトタイプはフォンテーヌの発明家が発明したもので、長らく全く知名度もなければ注目されてもいなかった。その後、フォンテーヌの釣り協会に目をつけられ、現在の釣り糸安定装置に改造されたわけである。完成品が公開された後、数多くの成員に認められ、段々他の地域にも広がって行った。 スネージナヤでの売れ行きは特に好調のようだ。聞いた話にによると、とある執行官様が気に入ってくれたらしい。 | |
古びたライアー | ヴィマラ村のアマディアから借りた古びたライアー。 モンドには詩と歌の伝統がある。吟遊詩人は自分の楽器を「親友」とも「伴侶」とも呼ぶ。だから、楽器をしるしとして託されるというのは、信頼と親愛の証。そして任せられたのも信頼からである。 アマディアいわく、このライアーを最初にくれた人は、すでに森の中に消えたようだ。 | |
ボンボン祭典クラッカー | 「ボンボンはクレーの友達だから、一緒にお魚をドカーンする時、いつも手伝ってくれるんだよ。でも、お祭りでボンボンを出すと、きっとジン団長に怒られる…でも心配しなくていいよ。アルベドお兄ちゃんが完璧に改造してくれたから、ボンボンは新しい力を手に入れたの!見て、しっぽをちょっと引いただけで、たくさんの綺麗な色テープが出てくるんだよ!」 | |
赤砂の石版 | 教令院の学者ティルザードが長年にわたって研究対象にしていた。その紋様と職人技から、キングデシェレト文明の遺物だと判断できる。キングデシェレト遺跡の装置を動かす力があるようだ… | 同 |
縹錦からくり・留雲 | 紙で作られた、鳥の形をした軽いからくり。留雲借風真君からの贈り物。 「からくり」とは言っても、外からはほとんど、伝統的なからくりの構造は見えない。 どうやらあの仙人の「仕掛けの術」は、また新たな一歩を踏み出したようだ… | 同 |
秘典の箱 | 「七聖召喚」のプレイヤー協会が発行した便利アイテム。基礎ルールをすべて勉強し、認められた初心者プレイヤーのみが獲得できる。 中には特別な装置があり、周りにいる秘典の箱の所有者を探知できるらしい。これなら、一緒に「七聖召喚」をプレイしてくれる仲間がすぐ見つかりそう! | |
魔瓶ジンニー・リルパァール | 睡蓮から生まれた大ジンニー、リルパァール。古の罰を受けたが故に魂がバラバラになり、透明な魔瓶に封印されていた… 砂漠の民の歌の中で、彼女はかつてジュラバドに緑のオアシスと金青色の運河を築き、ジュラバドの破滅の前兆を嘆いた者であった…厄運と希望が彼女の伝説を織りなす。 そして今、彼女は新たな主を見つけた… | |
晶蝶トラップ装置 | フォンテーヌ運動エネルギー工学科学研究院の上級研究員のファヴィツキーが開発した「晶蝶トラップ装置」。 かつて、科学院では価値のない研究だとされていたため、この発明特許は、晶核を利用して写真機のフラッシュライトを作ろうとしたスチームバード新聞社に非常に安い値段で売られた。ただし、その研究は技術的な難関によって挫かれたのだ。 | |
風力ファン | フォンテーヌ運動エネルギー工学科学研究院の上級研究員のルフェールが開発した「送風装置」。 モンドで風の翼を使うには、事前にテストを通過し、免許証を取得する必要がある。関連する法律が非常に成熟しているフォンテーヌで、テストはより明確なルールと厳しい流れが決められている。誰かが実行してくれれば、それはいいことなのだろう。 | |
プニプニタコちゃん | 深海に棲む小さなタコ。 飽くなき好奇心と旅への憧れに突き動かされて、幼い頃から海中を自由に泳ぎ回ってきた。お気に入りの生き物に出会ったら、喜んで旅についていく。 大きくなったらどんな姿になるのだろう… | 同 |
携帯型空気動力粘性バブル発射機 | フォンテーヌ科学院の研究員ジヴァロワによって開発されたマシナリー造物のプロトタイプ。プロジェクトの本来の目的は、大型粘性バブル発射機を作ることであった。プロジェクトの想定では、生成された粘性バブルは、その内側に一定量の水を保持しつつ、空中を安定して浮遊移動できるはずだった。それにより、迅速に水源を輸送することが目的だったという。 しかし、このような粘性バブルを作るための材料を見つけ出すことができずに、このプロジェクトは長らくプロトタイプの実験段階にとどまっていた。 にも関わらず、ジヴァロワの子供がこのバブルを噴き出すプロトタイプをとても気に入ったという。おもちゃとして売り出すのも悪くないアイデアではなかろうか? 「この装置、父さんが研究で作ったんだ。『空気動力粘性バブル発射機』っていうんだよ…」 「このバブル!きれいだね。父さん、すごい!」 | |
「運命指示器」 | 大げさな見た目だが、機能はシンプルなカードボックス。導き出される数字は、運命の行き先や何かしらの選択の是非を示してくれているかのようだ… 「自分とデッキの『絆』を信じていれば、運命は自ずと数字に現れるのさ。」——リネもそう言っていたことだし、ひとまず半分くらいは、信じてみよう。 | 同 |
古いオルゴール | ある伝説によると、往日の国が沈んだ後、その遺産を受け継いだ「金色の劇団」という古代教団がいたとされている。その者たちは色褪せた城に集まり、精神と運命の謎を探っていたという。往日の文明における黄金時代の造物に倣い、様々な音楽装置が作られた。この持ち運べるオルゴールは、そのうちの一つである。設計者の個人的な趣味なのか、その外見はよくあるパイプ型の装置とは異なり、ピアノのような見た目をしている。 往日の文明は運命を残酷な劇だと考えていた。役者と内容が如何に変わろうと、その終幕は既に定まっており、変えることはできない。残された残酷な劇を集め、それを研究し模倣することで、後世の無知な人々が「魔法」と呼ぶものを作り出した。だが、運命というテーマに対して、彼らは昔日の人たちよりも先に進むことは叶わなかった。 | |
聖言のタイプライター | 聖遺物の力は物に由来する。そのため、要なる書き物を通して聖遺物を作ることも可能だ。伝説によると、七十人の賢者がそれぞれ翻訳した文章が全く同じだったことから、その原文が神聖だとされたという。この装置に手を置けば、聖遺物にちなんだ物語が自然と流れ出す。 | |
新生の霊炎 | 殻の中の炎から生まれた小さな命。 守られている安心感があるのだろうか、自分を包んでくれていた殻を離れたがらないところがとても可愛らしい。しかしそれも致し方ない——何せ、殻が閉じていた間、この子は殻の中にある宇宙の王になっていたのだから。 太古の時代、源火が燃える時も、似たような形をしていたという。 | 同 |
バンバンびっくり箱 | 受けた力を吸収する装置。 力がある程度溜まると、爆発して綺麗なクラッカーを放つと言われている。しかし、爆発するまでに必要な力は、毎回異なるようだ…友達と交互に攻撃してみるといいだろう。クラッカーを打った人は、非常に幸運な一日を過ごせるらしい。 | 同 |
聖宵の旅織り | 夜神から貰った、古名を作るための重要な材料。この材料の本質は「記憶」である。ナタの地脈は外部の冒険者の物語を記録しないため、これには特殊な「容器」が必要となるのだ。 容器の中で記憶は流れ、集中して表面を見つめると、ナタで残した重要な足跡が現れる。 夜神の優しさと寛大さのおかげか、シロネンとシトラリはこの材料をすんなり手に入れることができた。 | 同 |