基本情報
期間限定入手キャラクター(→祈願)
画像 |
プロフィール | |
名前 | 白朮 |
CV | 遊佐浩二&庄子裕衣 |
誕生日 | 4月25日 |
所属 | 不卜廬 |
神の目 | 草 |
命ノ星座 | 懸壺座 |
装備可能武器 | 法器 |
オリジナル料理 | 清熱降火湯 (瓊玉果湯) |
ひとこと紹介 |
薬舗「不卜廬」の店主。「長生」という名の白蛇を体に乗せている。薬に精通しており、いつも深く考えを巡らせているが、他人が彼の思考を読み取ることは難しい。 |
人物評 |
「白先生、考えごとがあっても、全然言ってくれない…『死』が大嫌いなのに、いつも『死』を探究してる…よく分からない…でも大丈夫。七七、分かってるから。白先生、いい人。」 ——何者かによって破られた、七七のノートのある1ページより |
公式動画
ステータス
Lv.1 | Lv.20 | Lv.40 | Lv.50 | Lv.60 | Lv.70 | Lv.80 | Lv.90 | |||||||
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突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | 突破前 | 突破後 | |||
基礎HP | 1,039 | 2,695 | 3,586 | 5,366 | 5,999 | 6,902 | 7,747 | 8,659 | 9,292 | 10,213 | 10,846 | 11,777 | 12,410 | 13,348 |
基礎防御力 | 39 | 101 | 134 | 201 | 225 | 258 | 290 | 324 | 348 | 382 | 406 | 441 | 464 | 500 |
基礎攻撃力 | 15 | 38 | 51 | 77 | 86 | 99 | 111 | 125 | 134 | 147 | 156 | 169 | 179 | 192 |
HP | - | - | - | - | 7.2% | 7.2% | 14.4% | 14.4% | 14.4% | 14.4% | 21.6% | 21.6% | 28.8% | 28.8% |
天賦
通常攻撃
戦闘天賦(通常攻撃) | 天賦紹介 | |||||||
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通常攻撃・金匱鍼解 | 通常攻撃 前方に最大4段の連続攻撃を行い、草元素ダメージを与える。 重撃 一定のスタミナを消費し、短い詠唱をした後、前方のエリアに草元素範囲ダメージを与える。 落下攻撃 空中から草元素の力を凝集させながら落下し、地面に衝撃を与える。経路上の敵を攻撃し、落下時に草元素範囲ダメージを与える。 | |||||||
ステータス詳細 | 1段 ダメージ | 2段 ダメージ | 3段 ダメージ | 4段 ダメージ | 重撃 ダメージ | 重撃スタミナ 消費 | 落下期間の ダメージ | 低空/高空落下 攻撃ダメージ |
Lv.1 | 37.4% | 36.4% | 22.5%×2 | 54.1% | 121.0% | 50.0 | 56.8% | 114%/142% |
Lv.2 | 40.2% | 39.2% | 24.2%×2 | 58.2% | 130.1% | 61.5% | 123%/153% | |
Lv.3 | 43.0% | 41.9% | 25.9%×2 | 62.3% | 139.2% | 66.1% | 132%/165% | |
Lv.4 | 46.7% | 45.5% | 28.2%×2 | 67.7% | 151.3% | 72.7% | 145%/182% | |
Lv.5 | 49.5% | 48.3% | 29.9%×2 | 71.7% | 160.4% | 77.3% | 155%/193% | |
Lv.6 | 52.3% | 51.0% | 31.6%×2 | 75.8% | 169.5% | 82.6% | 165%/206% | |
Lv.7 | 56.1% | 54.6% | 33.8%×2 | 81.2% | 181.6% | 89.9% | 180%/224% | |
Lv.8 | 59.8% | 58.3% | 36.1%×2 | 86.6% | 193.7% | 97.1% | 194%/243% | |
Lv.9 | 63.5% | 61.9% | 38.3%×2 | 92.0% | 205.8% | 104.4% | 209%/261% | |
Lv.10 | % | % | % | % | % | % | %/% | |
Lv.11 | % | % | % | % | % | % | %/% |
元素スキル
戦闘天賦(元素スキル) | 天賦紹介 | ||
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太素診要 | 遊糸徴霊を使役して近くの敵の間を駆け巡らせ、草元素ダメージを与える。 最大3回の攻撃を行った後、または近くに敵がいない場合、遊糸徴霊は戻って周囲チーム全員のHPを回復する。 回復量は白朮のHP上限によって決まる。 医者は虚実を見極められるが故に、「内なる精神を診て、病状が出る前に取り除く」ことができるのです。 | ||
ステータス詳細 | スキルダメージ | 回復量 | クールタイム |
Lv.1 | 79.2% | 8.00%HP上限+770 | 10.0秒 |
Lv.2 | 85.1% | 8.60%HP上限+847 | |
Lv.3 | 91.1% | 9.20%HP上限+931 | |
Lv.4 | 99.0% | 10.00%HP上限+1,021 | |
Lv.5 | 104.9% | 10.60%HP上限+1,117 | |
Lv.6 | 110.9% | 11.20%HP上限+1,220 | |
Lv.7 | 118.8% | 12.00%HP上限+1,329 | |
Lv.8 | 126.7% | 12.80%HP上限+1,445 | |
Lv.9 | 134.6% | 13.60%HP上限+1,567 | |
Lv.10 | 142.6% | 14.40%HP上限+1,695 | |
Lv.11 | % | %HP上限+ | |
Lv.12 | 158.4% | 16.00%HP上限+1,971 | |
Lv.13 | 168.3% | 17.00%HP上限+2,119 |
元素爆発
戦闘天賦(元素爆発) | 天賦紹介 | ||||||
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癒気全形論 | 脈象宣明状態に入り、草元素ダメージに対して250%の吸収効果を持つ無隙シールドを生成する。 脈象宣明状態にある時、2.5秒ごとに新たな無隙シールドを生成する。 無隙シールドは、以下のいずれの状態にある時、フィールド上の自身のキャラクターのHPを回復する。 この回復量は白朮のHP上限によって決まる。また、霊気脈を発動して敵を攻撃し、草元素ダメージを与える。 ・キャラクターが無隙シールド状態にあり、新たな無隙シールドが生成された時。 ・無隙シールドの効果終了時、またはシールドがダメージを受けて破壊された時。 天地の摂理に任せ、気を以って身を守り、精神を落ち着かせれば…健康は自ずと保たれるでしょう。 | ||||||
ステータス詳細 | 無隙シールド 吸収量 | 無隙シールドの 継続時間 | 無隙シールド 回復量 | 霊気脈の スキルダメージ | 脈象宣明の継続時間 | クールタイム | 元素エネルギー |
Lv.1 | 0.80%HP上限+77 | 2.5秒 | 5.20%HP上限+501 | 97.1% | 14.0秒 | 20.0秒 | 80 |
Lv.2 | 0.86%HP上限+85 | 5.59%HP上限+551 | 104.3% | ||||
Lv.3 | 0.92%HP上限+93 | 5.98%HP上限+605 | 111.6% | ||||
Lv.4 | 1.00%HP上限+102 | 6.50%HP上限+664 | 121.3% | ||||
Lv.5 | 1.06%HP上限+112 | 6.89%HP上限+726 | 128.6% | ||||
Lv.6 | 1.12%HP上限+122 | 7.28%HP上限+793 | 135.9% | ||||
Lv.7 | 1.20%HP上限+133 | 7.80%HP上限+864 | 145.6% | ||||
Lv.8 | 1.28%HP上限+144 | 8.32%HP上限+939 | 155.3% | ||||
Lv.9 | 1.36%HP上限+157 | 8.84%HP上限+1,018 | 165.0% | ||||
Lv.10 | 1.44%HP上限+169 | 9.36%HP上限+1,102 | 174.7% | ||||
Lv.11 | 1.52%HP上限+183 | 9.88%HP上限+1,189 | 184.4% | ||||
Lv.12 | 1.60%HP上限+197 | 10.40%HP上限+1,281 | 194.1% | ||||
Lv.13 | 1.70%HP上限+212 | 11.05%HP上限+1,377 | 206.3% |
固有天賦
固有天賦 | |
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五運終天 | フィールド上にいるチーム内の自身のキャラクターのHPに応じて、白朮は異なる効果を得る。 ・HPが50%未満の時、白朮の与える治癒効果+20%。 ・HPが50%以上の時、白朮の草元素ダメージ+25%。 突破段階「1」で解放 |
地に在りて形を成す | 無隙シールドの治療効果を受けたキャラクターは、「木運の歳」の効果を得られる。 白朮のHP上限のうち50000以下の部分をもとに、1000毎に該当キャラクターが起こした燃焼、開花、超開花、烈開花反応によるダメージ+2%、 超激化、草激化反応によるダメージ+0.8%。継続時間6秒。 突破段階「4」で解放 |
草木の滋養 | 白朮がチームにいる時、一部の採集物を採取すると、フィールド上にいるチーム内の自身のキャラクターのHPが回復する。回復量は白朮のHP上限の2.5%に相当する。 |
命ノ星座
第1重 | 至微呻吟 太素診要の使用可能回数+1。 |
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第2重 | 脈絡明哲 フィールド上にいるチーム内の自身のキャラクターの攻撃が近くの敵に命中した時、白朮は遊糸徴霊・切を発動する。 遊糸徴霊・切は1回のみ攻撃を行ってから戻り、白朮の攻撃力250%の草元素ダメージを与え、さらに太素診要の遊糸徴霊による回復量の20%分のHPを回復する。 これによるダメージは元素スキルダメージと見なされる。 5秒毎に1回のみ発動可能。 |
第3重 | 八正之気 癒気全形論のスキルLv.+3。 最大Lv.15まで。 |
第4重 | 古法故視 癒気全形論を発動した後の15秒間、周囲チーム全員の元素熟知+80。 |
第5重 | 盈虚蔵象 太素診要のスキルLv.+3。 最大Lv.15まで。 |
第6重 | 真邪離合 癒気全形論の霊気脈のダメージ量が、白朮のHP上限の8%分アップする。 また、遊糸徴霊あるいは遊糸徴霊・切が敵に命中した時、100%の確率で癒気全形論の無隙シールドを生成する。 この効果は遊糸徴霊あるいは遊糸徴霊・切1体につき、1回のみ発動可能。 |
使用素材
プロフィール
本項目はメインシナリオとキャラクターに関するネタバレ要素を含みます。閲覧する際は留意してください。
物語
転記ミスと勘違いされやすい誤字などには、その箇所の直後に「*」を記しています。
物語ページへ
物語 | 内容 | ストーリー解放条件 |
キャラクター詳細 | 「不卜廬」の店主・白朮——彼は優れた医術に精通し、世の民草を救う仁心の持ち主であると同時に、謎に包まれた人物でもある。 彼の下で学びたいという者は後を絶たない。しかし、弟子として迎え入れたのは、薬材の整理すらままならないキョンシーであった。 一介の凡人でありながらも、その身には仙気を帯びた喋る白蛇を巻いている。 大小あらゆる病に対して的確な処方をするが、自身の持病に関しては治す術を持ち合わせていないようだ。 そんな彼のことを、璃月各所の有力者たちが気にかけないはずもない。なぜなら、才ある者ほど邪な念を持つと、その被害は甚大なものになるからだ。 しかし、いくら事細かに調べても、白朮が悪事を働いている痕跡は見つけられない。それどころか、「医は仁術なり」を体現する彼の評判を際立たせるばかりである。 彼にまつわる知られざる秘密に関して、白朮は微笑みながらこう語る—— 「良薬口に苦しと言うのですから、たとえ良医の心に秘密が多少隠されていたとしても…問題にはなりませんよね?」 | 初期開放 |
キャラクターストーリー1 | 白朮の苗字は「白」ではない。それでも「白先生」という呼び方が定着したのには、不卜廬の弟子である七七が起因している。 七七が不卜廬にやってきた当初、彼女の記憶力は今よりもひどいものであった。日中に薬草を採りに出掛ければ帰ることを忘れて、夜が更けても帰ってこなかったことが幾度もある。 そんな七七に対して、白朮は患者と接する以上に根気強く向き合ってきた。最初、彼は薬舗で休んでいるように七七を説得していたが、「これは七七の仕事」と言って彼女は譲らなかったそうだ。仕方なく白朮はそれに応じたが、事あるごとに七七を探しに外に出ては、不卜廬で一緒に住んでいる事実を何度も何度も七七に言い聞かせてきた。 そんな七七の記憶力では、人の名前を覚えるのも一苦労である。白朮と長生は、長いこと七七から「あの人」、「あの蛇」と呼ばれていた。 これに対する白朮の処方は、七七に一冊のノートを渡すことであった。暇なとき、ノートに覚えていることを書き留め、読み返すように言ったのだ。そして、ある朝のことである。白朮を見た七七が、首を傾げながらこう呟いた—— 「おはよう。びゃ…びゃく…」 すると、白朮が反応するよりも早く、長生が興奮気味に首を伸ばしてその言葉の続きを促した。「びゃくの次は?私、私の名前は覚えてるか——」 「白先生。」と言った後、七七は真剣な表情で言葉を続ける。「それから、ちょう…長い蛇。」 「——し、失礼な、超長い蛇だって!?」 「…物を覚えることは病気を治すのと一緒です。欲をかいてはいけません。少しずつ覚えていきましょう。」と白朮は微笑みながら頷いた。彼は「白先生」という呼び方を黙って受け入れたようだ。 その日から「白先生が言った」、「白先生がだめ、って」というのが七七の口癖となり…それは薬舗を訪れる多くの人々の口を伝って不卜廬の外へ、やがて璃月港全域にまで広がった。 七七のノートは文字で埋め尽くされ、今ではノートを頼らずとも白朮と長生の名前が言える。 だが、「白先生」という呼び名は既に人々の心に深く根付いており、もう変えることができないものになっているようだ。 | 好感度Lv.2後に解放 |
キャラクターストーリー2 | 白朮は医術のみならず、商いにも精通している。 しかし、さほど驚くことでもないだろう——あれほどの規模の薬舗を経営するには、医術の腕だけでは到底まかなえないのだから。 不卜廬の品は、そのほとんどが薄利多売の理念に基づいた良心的価格だ。しかし、一部極めて高価な品もある——特別割引価格で二百九十九万モラもする「永生香」もその一つだ。 一般的に、この類の品を求める客は価格よりも、品質や効果を重視する。 また市場を探し回るより、不卜廬で一度に揃えてしまったほうが手間が省ける上、何より白先生のお墨付きなら、多少モラを使おうとも割に合うだろう。 もちろん、利益を独占するのはよろしくない。訪れる客の中には行商人も少なくなく、彼らは不卜廬の「ビジネスパートナー」として、大陸各地から貴重な薬材を供給し、また同時に開発した新薬を各地に販売してくれている。「ビジネスパートナー」たちの懐が潤うだけでなく、不卜廬の収益もまさにうなぎ上りだ。 しかし、白朮の本当の目的は金儲けをすることではない。でなければ、何の利益にも繋がらない七七を引き取るなど、どう考えても割に合わないだろう。 その上、前例のない特殊な疾患に罹った人に対して白朮は、「珍しい病気のため、見積りが難しい」と告げ、形ばかりの処方箋料を少し受け取るだけなのだ。 このような診療を日々続けていくにつれ、璃月の外からも噂を聞きつけて患者が訪れるようになった。白朮は慈悲の心をもって来るものを拒まず、様々な奇病を治療していった。人々はそんな白先生の仁心に溢れた清廉な品格を讃え、各種手段で資金を集める普段の行いも、より長く善行を重ねるためだと納得したそうだ。 その答えは白朮の胸の内にのみある——「不卜廬は損を被る商売をしない」。 一部の目的を果たすためには…潤沢な財力と各地の素材がなければ話にならないのだ。そして、いくら財力を有していようとも、然るべき「巡り合わせ」がなければ得られないこともある。 仙人の秘術とあらゆる奇病を研究する機会…それこそが、いくらモラを払おうとも手に入れられない「巡り合わせ」だ。 | 好感度Lv.3後に解放 |
キャラクターストーリー3 | 早朝、目が覚めたらまず水差しの中身をすべて飲み、急須にお茶を淹れる。そして、点心を少々用意するのが白朮のいつもの変わらぬ日課だ。甘い味からしょっぱい味まで、近所の住民や店がおすそ分けしてくれる。これは一年を通して途絶えたことがない。 点心は二つの大きな皿と、一つの小さな皿に分ける。大きいほうが白朮と桂の分で、小さいほうが七七と長生の分だ。小さい皿に乗った点心を、七七と長生のどちらか気の向いたほうが少しでも食べれば、一家団欒の朝食を済ませたことになる。 店の扉を開けると、そこには野菜や米、魚、果物、ナッツ類が所狭しと積まれている。これもまた近隣の住民たちから贈られたものだ。この先、不卜廬が食料に困ることはきっと永遠にないだろう。 ただ、白朮は人に借りを作るのを苦手としており、時に受け取るのを遠慮することもある。すると、相手から「白先生は診察料を貰わないことがよくあるじゃないですか。払うにしてもかなりの割引価格ですし、うちの子供も隣のおじいちゃんも…皆、白先生に恩があります。モラを受け取ってくれないなら、せめてこういった形でお礼をさせてください。」と説得されてしまうのだ。それに対して白朮が面を食らっていると、すかさず空気を読んだ桂が足早に駆けつけ、贈り物を薬舗の中へと運んで場を収める。 朝食が終わると、診察の時間となる。白朮は店内に残り、昨夜書いた処方箋通りに桂に薬を用意させて、一つずつ丁寧に包装した上で、足腰の弱い年配の患者さんに届けさせる。薬の包装には便箋が添えてあり、一日何回、一回どれくらい飲んだらいいかが、患者さんに分かりやすく事細かに書かれている。 患者が薬舗にやって来ると、長生は白朮の身体から離れ、ぶらぶらと辺りをうろつく。裏庭で柔軟体操をする七七のところに行き、その肩に登って一二三四、二二三四とリズムを取ってやることもある。それから、薬の配達を終えて戻ってきた桂の腕に身体を預け、しばらく近所の噂話で盛り上がったりもする。 これらのことを一通り終えると、じきに昼食の時間だ。手が空いている時は白朮が厨房に立ち、味はもちろんのこと、薬膳効果抜群の料理を振る舞う。 璃月港の午後は、ゆったりと流れてゆく。字を習う子供、ゆっくりと歩いていくお年寄り、槍を携えた兵…行き交う人々で賑わう街。長生と七七は薬舗の入口にごろんと寝転がり日向ぼっこをしながら、遠くの人たちをぼんやりと観察する。「左のあの人、髪が伸び放題、そろそろ床屋に行ったほうがいい。」「右のあの人は顔にニキビができてる、油っこいものの食べすぎだ」——などと言葉を交わすのだ。そんなやり取りを桂が耳にすると、それを人様に聞かれたら大変だと心配し、慌てて部屋の奥に椅子を用意して七七と長生をそこに呼ぶ。 一連の騒ぎは、診察室にいる白朮の耳にも届く。そして処方箋を一枚書くたび、白朮は七七たちの声に耳を傾けるのだ。時は薬缶の湯のごとく——ぐつぐつと沸き立ち、いつしかまた静かな水面に戻る。 夜の帳が下りる頃、不卜廬も店を閉める時間だ。桂はそのまま残って皆と一緒に夕食を済ませることもあれば、家に帰って家族と一緒に食べることもある。桂がいない時は白朮、長生、七七の二人と一匹で食卓を囲んで心ゆくまで食事の時間を楽しんだ後、月の光に包まれながら各自部屋へ戻って休む。 薬舗の一日は大体がこんな感じだ。特に目立ったところもない日常の繰り返しである。…就寝前、ふと何の気もなしに桂が薬舗を見に来ると、裏庭で白朮が七七に新しい柔軟体操を教えていたことがあった。 一二三四、二二三四…朝昼晩、春夏秋冬——体操も人生も、その実は変わらないのかもしれない。 | 好感度Lv.4後に解放 |
キャラクターストーリー4 | 璃月港の講談師が釈台を叩くなり、その口からは鬼神や妖怪の奇談が滔々と流れてくる。聴衆はそれらの物語を好んで聴いてはいるものの、同じ話の繰り返しに少し飽きてきているようで、「宝石売りの話も、お宝を盗む賊の話も前に聞いたぞ。他にないのか?」と口を揃えて言う。 そんな時、白朮が舞台の下を通った。それを目にした観衆は皆、心の中でこう呟いたという——「白先生なら何かしら逸話を持っているはずだ。だが、それを物語として話してもらうのは難しいだろう…」と。白朮の医者としての徳は広く知られている。食事の後、彼のことを語ろうにも「白先生は何やら裏で仙術を探し求めているようだ」といったことくらいしか話せることがない。ただ、人々が話すそのことに関して、白朮本人は特に隠す気がないようだ。 不卜廬には色々な人が訪れる。多少なりとも目聡い人であれば、白朮が手の空いた時に読んでいる本が医学書だけでなく、求道や仙法に関する古書であると気づくだろう。さらに、不卜廬の薬籠には各種稀有な薬材もしまわれており、一般的な病気の治療薬でもないのに、定期的に消耗されては補充されている。その辺の人なら露知らず、方士一族の者から見れば、それらは伝説にある様々な「不死の薬」を配合するための薬材だと一目で分かるはずだ。 不死という言葉は、一般人にとって実に摩訶不思議なものである。もし好奇心をくすぐられ、白朮がどんな方法で不死を追及しているのか、どの境地にまで達しているのか探ろうとすれば——暗闇の中で綱渡りをするような、一歩も進めない状況に陥るだろう。 やがてその噂は広まり、人々は様々な反応を見せるようになった。それを我が物にしようと目論む人、異を唱える者、または不死自体には関心がなく、それによって波風が立つことを恐れる人… 白朮は薬舗に身を置きながらも、そういった街の反応には気づいていた。広大な璃月の地において、もっとも厄介なのは三つ目の反応をする人たちだ。白朮は元々、それらを水面下で処理しようと考えていた。しかし、この一件により総務司の要注意名簿に「白朮」の名前が載ってしまったそうだ。幸い、白朮は普段から細心の注意を払っており、各地域の患者を問診する際に雑談を交わしていたことで、総務司が自分に対して警戒を強めているのを少しずつ耳にしていた。そこで、彼はちょっとした策を巡らせた——自身の研究に怪しい点はないと噂を流し、人々の言葉に乗せて世間に届けたのである。 噂とは、病原体と似たところがある。ひとたび人の口から放たれると、たちまち拡散していくのだ。そのような策を経て、白朮はやっと一連の問題を収めることができ…さらには岩上茶室の主·夜蘭の秘密情報名簿にも載らずに済んだのである。 また、前述の二つ目の反応をする人たちだが、その大半が宗家の子孫であり、彼らの考えはそう簡単に変えられないものとなっている。「天行常有り、生死定まりし」を信条とする彼らは、白朮のそれとは相反するものだ。そして何を隠そう、不卜廬から一本の道を進んだ先にある往生堂がその考えを持った者たちなのである。 「遠くの親戚より近くの他人」という言葉があるが、何年も前から付き合いのある不卜廬と往生堂は、いつも笑顔で挨拶を交わす間柄だ。もし生死に関して往生堂の堂主・胡桃に意見を尋ねれば、おおよそ決まった答えが返ってくる。「二言三言で意見がまとまるわけないでしょ。なんなら、白朮にご飯でもご馳走したほうが手っ取り早いんじゃない?」——白朮ほど心の澄んだ者であれば、宴席に誘えば快く応じてくれるだろう。異なる理念を持つ両家だが、年月を重ねていくうちにそう悪くない仲を築くようになった。気心こそ知れてはいないが、友と称しても差し支えないだろう。 そして、気心の知れない間は礼儀をわきまえ、それを知れば尽くすべき職務を語る。薬舗たる不卜廬は必然的に、治療の手遅れとなった者や寿命の尽きた者の相手を避けることができない。その者の運命が恵まれていれば、もちろん家族がその亡骸を引き取って葬儀が行われる。しかし、もしそうでなかった場合、亡骸を送るのは不卜廬だ。その際、不卜廬は往生堂と協力をして、故人の冥福を祈る。 葬儀はとても重要な仕事だ。そのため、堂主の胡桃はもっとも信頼のおける客卿·鍾離にこれを一任している。不卜廬の白朮も自ら参列して、その弔意を表す。葬儀は静かな夜、幽邃な草堂で執り行われることが多い。白朮が故人を送り、客卿が各種儀礼を行えば儀式は終わりだ。これできっと故人も安らかに眠れるだろう。 しかし、残念ながら故人は既に逝き、不卜廬と往生堂に礼を言える者はもう存在しない。天地は絶えず回り、規律は不変——生と死もまた同じなのだ。医者と客卿の二人——普段は隣人であり、食卓を囲めば友となる。唯一、亡骸を送る静けさの中でだけ、両者は心を交わす。そして草堂の扉を出たら、再びいつもの間柄に戻るのだ。 ——最後に、一つ目の反応をする人たちについて、その数こそ多いものの、単純で手荒な手段を取るため一番対処がしやすい。 荒れた山野には盗賊がはびこっている。山道で独り薬草を採る白朮を数人の無知な輩が発見した——「白先生は密かに不死の仙薬を探してるって噂だ。こんなところでコソコソやってるってことは、きっといい薬が見つかったに違ぇねぇ。悪いが、仙薬は俺らがいただくぜ!」と、その手が白朮へと伸びる。数時間後、通報を受けて現場に駆けつけた千岩軍が目撃したのは、まとめて地べたに転がっている盗賊と、その傍で余裕の笑みを浮かべた白朮であった。これではどちらが被害者なのか分からない。 「事情聴収の前に、失礼ですがひとつだけ質問させてください…」と千岩軍は躊躇いながら口を開いた。「白先生がこんな辺鄙な所まで来られたのは、本当に風邪の薬を採るためなのですか?」 「もし私が特別な薬を採りに来たのなら…」白朮は首を横に振りながら笑みを崩さずに言う——「彼らに見つかるわけがないでしょう?」 一連の物語は人づてに講談師の耳にまで届いた。だが少し思案した後、彼は首を振りながらため息をつく——「いや、やめたやめた。白先生は結局のところただの医者じゃないか。奇妙な逸話なんてあるわけがない。」 | 好感度Lv.5後に解放 |
キャラクターストーリー5 | 肌の冷える季節が訪れると、不卜廬の入口の敷居は平たくなるまで踏まれるのではないかと心配になるほど患者が増えてくる。ところが、日によっては白先生の姿は見当たらず、助手の桂が店先に立って処方していることがある。持病でいつも通っている患者たちは一目で「例の状況」だと察し、桂が渡す薬を受け取ると「白先生にお大事にと伝えてくれ」と言い残し、ふらふらと不卜廬を出ていく。 そこに、ちょうど不卜廬に帰ってきた七七がお年寄りのすねにぶつかった。七七は帽子を手で押さえて軽くうなずくと、奥の部屋へと硬い足取りで向かっていく。 「例の状況」とは、特定の時間や場所を指しているわけではない。そして、そのような状況の時、桂は決まってある言葉を繰り返す——「白先生は具合が悪く、本日は休診とさせていただきます。申し訳ありませんが、本日はお引き取り願います…」と。 医者は人の病気を治せても自分の病気は治せないと言うが、白朮はまさにそれであった。表向きは風邪ということにしているが、実際は身体が弱く、全身の臓器が病魔に蝕まれている。今のところ命を脅かす危険性はないが、他の医者に診せたら十中八九、世にも珍しい病気で手の施しようがないと嘆息するだろう。白朮が発作を起こすたび、桂と七七には成す術もなく、せめて気持ちだけでも伝えようとお湯や布、食べ物などを運ぶ。白朮は人に心配を掛けるのを憚り、長生だけを傍に残して部屋にこもる。 窓は閉ざされ、部屋の中は夜のように暗くなる。発作を起こした白朮の身体は悪寒に見舞われ、それから熱発や呼吸困難を起こしたり、全身に激痛が走ったりといった症状が現れる。しばらく苦しみが続いた後、彼は寝台に横たわったまま長生に冗談めかしてこう言う——「私がいつかこれに耐えられなくなったら、きっと大変なことになるでしょうね。」 白蛇は舌をシュルシュルさせながら枕元に這い寄ると、その人間に似た瞳で、冷や汗でびっしょりとなった白朮の顔を覗き込む。「まったく、手を焼くやつだ。横たわるのは構わないけど倒れるんじゃないよ。長生不死の道を探すと言ったのはどこのどいつだ?あんたはまだ若い。だから、元を取れるまでは生きておけ。」 一人と一匹…そのうち人間は蛇の瞳をしており、蛇は人間の瞳をしている。どうにも奇妙な組み合わせだが、その秘密を知る者も、その真実を見破れる者もいない。実は、その二対の瞳こそが白朮と長生の間にある最大の秘密なのだ。彼らはある契約を結んでおり、瞳はその証である。契約によって、医術で世と民を救う代わりに、白朮の身体は病に侵された。 岩王帝君の教えに従い、一切の所業は、契約を遵守し約束は守られなければならない。仙跡が各地に広がる璃月では、様々な起源を持つ古法があり、その契約の内容も多種多様だ。彼らの契約内容について、白朮と長生は決して話さない。そして、白朮はいつもこう言うのだ——「契約?ただの決めごとですよ。門外不出の秘法と言ってもいいでしょう。これを受け継がせる対象にも色々制限がありまして、お年寄りと子供は対象外、不誠実な者あるいは人間以外の生き物も対象外…。それから…ああ、そうそう、『縁のない人も対象外』です。」と…そして長生も示し合わせたかのように同じようなことを言う。 お茶とお湯を運んできた七七がそれらを置いて、そっと扉を閉めて出ていく。その後ろ姿を眺めながら、白朮は深いため息をついた。胸裏に万感が交錯する…しかし、どう言葉にしたらいいのか分からない。仕方なく、彼は遠い昔の伝説で想いを紛らすことにした—— かつて、薬君山という山があり、山の主は杯の中の旧友とある約束を交わした。茶の木が成長したら、その葉を採って煎じ、仙人たちを誘って宴を開こう。なんとめでたいことだろうか。…しかし悲しいことに、約束をした二人の仙人のうち一人は湯呑みの底の茶葉のごとく水へと沈み、もう一人は茶葉を採る十の指と共に記憶を失った。 長生は舌をシュルシュルさせながら「別に珍しい話でもないだろ?仙人はいなくなっても、山に植えられた茶の木はまだある。その茶葉が彼らの約束を覚えてくれてるはずだ。そんなことより、あんたはもっと自分の身体のことを心配したほうがいい。もし万が一、私とあんたがいなくなったら…私たちを覚えてくれているのは桂や七七、木の家や煉瓦の床だけになるんだから。」と揶揄する。 白朮と長生の間で交わされた契約の名は「珥蛇托竜法」というものだ。だが、知っているのは名前ぐらいで、その詳しい内容については長生もあまり覚えていないらしい。長生によると、以前誰かに教わったことだけは記憶にあるが、それが誰なのか一向に思い出せないそうだ。 長生と昔話をすると、いつもこういった感じになる。白朮も長生の説教には慣れており、自分を心配してくれていることも理解している。喉に絡まる血を吐き出し、白朮は寝台の背に身体をあずけて上半身を起こした。 向けられた視線に気づいた長生は不満げにこう言う——「私を見てどうする?あんたを支えてやれる手なんて生えてない*だけど。」 桂が作って、七七が運んできてくれた汁物を、白朮は匙ですくってゆっくりと口に運んだ。一口、二口…汁物をじっと見つめる視線は一瞬たりとも離れない。その底に、舞い落ちる春の花や秋の紅葉を見つけたかのように。 日々のあらゆること——人生とは汁物に似ているのかもしれない…じっくりと煮えてくるものなのだ。 | 好感度Lv.6後に解放 |
「不卜」 | 璃月の民はよく「占い」で将来の吉凶を読んだり、神の啓示を望んだりする。 遥か昔、医術と卜術は同一視されていたそうだ。生老病死に対する理解が浅かった民は、神様に健康であるよう祈りを捧げ、薬草を飲んで休むことしかできなかった。 幾度も罹患と快気を繰り返していく中で、見出された法則は後世へと伝えられ、さらに何代にも渡って試行錯誤された末に、今日の医学が成り立っている。 衣鉢を継いだ後、白朮は長生と共に璃月港へとやってきた。この賑わう港口で一人前の医者となり、ここに腰を下ろそうと決意したのだ。そんな彼らには当時、こんなエピソードがある—— 璃月にはある習わしがある、開業をする時は吉日良辰を占わなければならないというものだ。その日を守ることで、客に恵まれ、商売が繁盛するとされている。 しかし、その日が訪れるよりも前のある夜のこと、熱を出した娘を抱えて、ひどく焦った母親が薬舗の門を叩いた。 …… 翌朝、開業日までまだ数日あるというのに、それを前倒しして薬舗は診療を開始した。それを見た近隣住民が怪訝な顔をしたのは想像に難くない。何しろ開業祝いらしきものは一切なく、人知れず開業したのだから。 「もし店が本当に潰れたらどうする?あんた、心配じゃないの?」と長生は惜しむように話す。「昨夜のは急患だったから仕方ないけど…開業を前倒しする必要はないんじゃないか?」 それに対し、白朮は処方箋を書く手を止めることなくこう返す——「開業が一日遅れたら、それだけ患者を待たせることになります。それに、薬舗が商売繁盛を願ってもしょうがないでしょう?病人が増えるのを望むのですか?」 「確かにそうだが、店の名前だってまだ決めてないだろ?あと祝詞はどうする?」 「店名と祝詞ですか…では、薬舗の未来も患者の病も…」——白朮は手に持った処方箋を扉の外から差し込む朝日にかざしながら続ける——「…あなたと私の命運も、神や卜占に頼る必要がなくなりますように。」 陽によって透けた紙の署名欄には、芯の通った文字でこう書かれていた—— 「不卜廬、白朮」。 | 好感度Lv.4後に解放 |
神の目 | 白朮がまだ幼かった頃、彼の住む地である疫病が猛威を振るった。 …だが幸いなことに、その地を訪れた師匠が治療を施し、疫病はそれ以上蔓延せずに済んだという。 しかし、当然ながら既に失われてしまった命が救われるという奇跡は起こらない。そして、両親を失った白朮は師匠に弟子入りし、医術を学び始めた。 この世には数多と病気が存在しているが、師匠の手にさえ掛かればどんな病気も治せそうであった。師事していた数年間、白朮は師匠から大事なことを学んだ。どんなに恐ろしい病魔でも、人の知恵をもってすれば克服できる、というものだ。 …契約によりその身体に病を溜め込んだ師匠は、ある日ついに倒れてしまう。 当時、白朮は既に医術を習得していたが、枯れ枝が複雑に絡み合ったかのような師匠の病は治すことができなかった。 この世でもっとも解明し難い病——死は、とうとう恩師を連れ去ってしまったのだ。 人間の一生は、本当に生老病死の檻から逃げ出すことはできないのだろうか? 幼少期のぼんやりとした記憶は両親の喀血で滲んでいき、目の前で次第に鮮明になっていく光景は、師匠の冷たい墓碑を突き付ける。 相変わらず軽い口調の長生ではあるが、墓を前にしてその声にも些か哀しみが混じっているようだ。 「…この契約は、あとどれだけの人に受け継がれるのか。」 大事な存在が目の前から消えるのを、もう二度と見たくないと白朮は思った。 「——いいえ、私が…最後の契約者になります。」 再度目を開いた時、彼の瞳には金色の輝きが宿っていた。それはまるで、永遠に消えない灯火のような光。 その縦長の瞳孔に真っ先に映ったのは、蛍の光のように墓碑に静かに現れた一つの「神の目」であった。 それはすべてを見届ける神の眼差しのようで、また温かく見守る師匠の眼差しのようにも感じられた。 | 好感度Lv.6後に解放 |
ボイス
日常ボイス
タイトル | 内容 | 解放条件 |
初めまして… | ええ、私が「不卜廬」の医師、白朮です。どこの具合が悪いのですか?それはいつから?すべて聞かせてください…おや?診察ではなく――単に会いに来てくださったのですか?すみません、それなら少々待っていてください。残りの患者さんたちを診終わったら、またお話しに来ますね。 | 初期解放 |
世間話・ゆっくり | 白朮:道中に広がるこの果てしない景色は、ゆっくり鑑賞してこそ味わい深いものです。 長生:もうバテたのか? | 初期解放 |
世間話・天道 | 生死には掟があり、天地には理がある…ふふ、天道の境目がどこにあるかなんて、試してみなければ分からないでしょう? | 初期解放 |
世間話・体質 | ゴホッゴホッ…昔からの持病です。大したことはありませんので、心配なさらないでください。 | 初期解放 |
雨の日… | 雨の日は寒湿の影響が強いですから、どこか雨宿りする場所を見つけましょう。 | 初期解放 |
雷の日… | 恐れることはありません。道をよく見て、木の下さえ歩かなければ、雷に打たれることはないでしょう。 | 初期解放 |
雪の日… | 長生:…寒いし、眠い… 白朮:長生?もう寝てしまったのですか… | 初期解放 |
晴れの日… | 白朮:いい天気ですね。「不卜廬」に新しく入った薬草を… 長生:安心しろ。たとえ七七が薬草を干すのを忘れてたって、桂がやってくれてるだろうさ。ゆっくり日向ぼっこしてればいい。 白朮:ははっ、たしかにそうですね。 | 初期解放 |
暴風の日… | これほど強い風が吹き荒れていても、どこかで凌ごうとは思わないのですか?はぁ…体を大事にしてくださいね。 | 初期解放 |
おはよう… | おはようございます。私は食事の前にお茶を一杯飲むのが好きなのですが、あなたもどうですか? | 初期解放 |
こんにちは… | 昼食の後は長く座り込んだりせずに、少し歩いたほうが消化にいいですよ。 | 初期解放 |
こんばんは… | こんばんは、診察を受けにいらっしゃったのでしたらすみません。本日の診療受付はもう終わってしまったんです。もちろん、急を要する状態でしたら話は別ですが。ああ、もし会いに来てくださっただけなのでしたら、ちょうど今は私的な時間でしたから、問題ありませんよ。 | 初期解放 |
おやすみ… | まだ寝たくない?でも、もうあくびをしているではありませんか。ふふ。 | 初期解放 |
白朮自身について・今人古人 | 確かに師匠は、古人によってまとめられた貴重な処方箋を数多く残してくれました。ですが、たとえそれらが長きにわたって試されてきたものだとしても、私たち今人はそれに固執してはいけないと思うのです。過去と現在では、環境も違えば、習慣も違う。昔はうまくいっていたことが、今も必ずうまくいくとは限りません。古い処方箋にしがみついていては、患者さんの命を危険にさらしかねないでしょう。 | 初期解放 |
白朮自身について・医心 | 長く患っている方は、精神的にも参っています。病が重い方などは尚のこと、首の皮一枚のみで持ちこたえていることでしょう。こういった状況で最も大切なことは、患者さんの体を癒すことではなく、自信を強く持たせてあげることです。患者さん自身が「もうだめだ」「生きたくない」とめげてしまっていては、どんなに優れた医術も役には立ちませんから。 | 好感度Lv.4後に解放 |
医師と患者について… | 「不卜廬」へ診察に来る方々のことは、身分や地位に関係なく平等に扱い、最善を尽くして治療いたします。あなたも例外ではありませんよ。 | 初期解放 |
薬を試すことについて… | 甲の毒は乙の薬。ある者たちには百害あって一利なしの毒であっても、それが他の者たちにとっては命を救う薬となる。これは薬理学においても言える話なんです。ですが、こんな話は一般の患者さんにはとてもできません。私の処方に毒が含まれていると知ってしまえば、恐らくもう二度とここへは来ないでしょうからね。 このことを知っても全く恐れなかった人は、あなたが初めてですよ。さすがは旅人さん…とても広い見識をお持ちだ。あなたになら、今後は強い薬をお出ししてもいいですよね?ちょうど薬を試してくれる人が見つからなくて、困っていたんですよ。ふふ。 | 好感度Lv.6後に解放 |
「神の目」について… | ははっ…どうやら神も、狂妄なるこの私に生と死の掟を探るお許しをくださったようです。この神の目は、実に折よくやって来てくれました。感謝しています。 | 好感度Lv.4後に解放 |
シェアしたいこと・砂糖漬け | 笑われてしまうかもしれませんが、私自身も苦い薬を飲むのは苦手なんです。あなたも知っての通り、私の体は常に薬を飲まないといけません。もちろんこれは仕方のないこと。ですので、薬を飲んだ後は、口の中に残った苦味を和らげるために、砂糖漬けでも食べるしかありません。 | 好感度Lv.4後に解放 |
シェアしたいこと・秘薬 | 以前、少しでも体調が悪ければ重病だと思い込み、筋道を立てて説明してもなお譲らない人たちがいました。そこで私は、ならばいっそのことと思い、スイートフラワーと清心を材料に作った白い無臭の丸薬を疑心暗鬼な「患者」たちに飲ませてみたのです。彼らはそれに慰められて「病状」が和らぎ、おまけに私の「秘薬」の効力を絶賛してくれました。ははっ、こういった状況には、私も理解があるんですよ。 | 好感度Lv.6後に解放 |
興味のあること… | スメールの雨林に生えるキノコは多種多様と言われています。中には幻覚を見せるものまでありますから、もしかすると薬用としての価値もあるかもしれませんね。ですが、今まで詳しく調べる機会がなくて…今後、自分の目で見に行く時間が作れればいいのですが。 | 初期解放 |
七七について… | ええ、あなたがお考えの通り、七七の意識を封じ込めたのは確かに仙人の秘法です。七七のおかげで、私も死に行く者を留まらせる方法を模索できました。仙人様ですらあの子を不憫に思い、「此岸」に引き留めようとしたのですから…私がその成り行きに従って、あの子を引き取ったことも、何ら間違ってはいないでしょう? | 好感度Lv.4後に解放 |
胡桃について・道同じからざれば | 私は胡堂主に何一つ文句はありません。考え方が違うだけです。強いてあるとすれば、彼女が私をあまりにも警戒していることに対してでしょうか。 | 好感度Lv.4後に解放 |
胡桃について・疲れ | 白朮:できれば胡堂主には、商売のやり方についてもう少し注意していただきたいものです。 長生:おっ、まだ彼女が「不卜廬」の前で宣伝したことを根に持ってるのか。 白朮:はぁ…それから、暇さえあれば七七に構うのもやめてほしいですね。 長生:やっぱり彼女に文句があるんだろ? 白朮:何も本気で彼女と争うつもりはありませんよ。ただ、彼女が七七を連れ去る度、わざわざ総務司に頼んで探してもらわないといけないので、本当に疲れるんです。 | 好感度Lv.6後に解放 |
甘雨について… | 仙人様は頑健ですから、たとえ病にかかったとしても薬なしで自己回復できます。けれど、人間はそうはいきません。ひとたび重い病にかかってしまえば、治療なしでは無事でいられないでしょう。 | 好感度Lv.4後に解放 |
刻晴について… | 顔をみるに、玉衡は徹夜することが多く、いつも思慮を巡らしているようですね。だから、時折疲れた様子を見せるのでしょう。健康のことを思うなら、仕事は一旦置いておいて、休息をとらねばなりません。ただ、残念ながら彼女は向上心がとても高く、健康を代償にキャリアをとる決意を固めている。私の言葉には、耳を貸さないかもしれませんね。 | 好感度Lv.4後に解放 |
ヨォーヨについて… | …あの子は七七と遊びに来るたびに、苦くない薬はないのかと薬の苦さを私に訴えてきます。病を治し、命を救う薬が、苦くないわけがないでしょうに。 | 好感度Lv.4後に解放 |
鍾離について… | 博学で見識の広い鍾離先生は、滅多に触れることのない古き処方箋のことにさえ易々と答えてくれます。きっと、健康や保養について独自のこだわりをお持ちなのでしょう。通常の頭痛や発熱ならばご自身で対処できるでしょうから、私のもとへ処方箋を貰いにいらっしゃる必要もありません。 | 好感度Lv.4後に解放 |
魈について… | 白朮:降魔大聖が殺生をするのは、命あるものを守るため。そのお心には、大いなる慈悲をお持ちです。実は以前、ご本人にお会いしたことがあるんです。意識を失ったあの方を不卜廬へ連れ帰り、一日お世話をしたのですが、残念ながら当時はあの方の本当の身分を存じ上げませんでした。結局、きちんとお話しする間もなく、一人で帰ってしまわれました。 長生:あれからまた会えたじゃない。残念がることないって。 白朮:ええ、そうですね。 | 好感度Lv.4後に解放 シナリオ「医心」をクリアする |
ティナリについて… | スメール教令院に知り合いがいるんですか?では、そのティナリさんという方に連絡をしていただけませんか。薬草に関することでお聞きしたいことが山ほどあります。 | 好感度Lv.4後に解放 |
嘉明について… | 同じ年頃の少年と比べると、あの子は古傷や怪我が多いほうです。ここへ来るたび、身体にあざが増えていたり、どこかを捻ってしまっていたり…はぁ、ですがたとえ説教しても、聞き耳を持ってはくれないでしょう。まあ、傷の手当てや療養の方法はきちんと教えてありますから、役に立ってくれることを祈るばかりです。 | 好感度Lv.4後に解放 |
白朮を知る・1 | 私は患者を治療する医師に過ぎません。面白い話なんてありませんよ。もし伝説や物語に興味があるなら、和裕茶館へ行って、講談の先生のところでお聞きになったほうがいいでしょう。 | 初期解放 |
白朮を知る・2 | 手に汗握る物語をと言われましても…あいにく本当に持ち合わせていないんです。医学を学ぼうと師匠に弟子入りを頼んだあの頃ですら、さほど大きな試練はありませんでした。私の頭がそれほど悪くないと見た師匠は、私に簡単な誓いを立てさせただけで入門を許可してくれましたからね。 | 好感度Lv.3後に解放 シナリオ「医心」をクリアする |
白朮を知る・3 | 誓言はさほど複雑なものではありませんでした。ざっくりと内容を覚えていますよ—— 「もし病あり、来たりて救いを求むる者あれば、その貴賎貧富を問うべからず。また、後先に悩まず、得失を考えず、他者の悩みを、己の悩みと見るべし。さすれば、蒼生の良医となれよう。」 | 好感度Lv.4後に解放 シナリオ「医心」をクリアする |
白朮を知る・4 | 師匠の伝えたかったことは分かります。外的なものにとらわれず、患者自身のことをもっと考えろと言いたかったのでしょう。はぁ…師匠は自らをも顧みず人々を救う心優しい人でしたが、残念ながら、天寿を全うする前に亡くなってしまいました。 | 好感度Lv.5後に解放 シナリオ「医心」をクリアする |
白朮を知る・5 | 医者とは世の人を救う者。ですが私は、医者自身も世の人の一員であると思っています。医者は他者を救うだけでなく、自らも救わなければならない。他人のために己を犠牲にするのは立派なことですが、初めから犠牲になるために生まれてきた者などいませんし、そんなのは間違っています。 | 好感度Lv.6後に解放 シナリオ「医心」をクリアする |
白朮の趣味… | 薬剤を仕分けし、それぞれの特徴に合わせて丸薬や膏薬に調合していく。この作業に関しては、これ以上ないほど熟知していますよ。人々は薬の製造過程を難しく考えているようですが、私は楽しみの尽きないことだと思っています。天地万物の生み出した力をほんの小さな薬に凝集させて、人々の命を救う――なんだか素晴らしいことだと思いませんか? | 初期解放 |
白朮の悩み… | 患者を診るときに一番厄介なのは、薬の処方を考えることではなく、病の原因を見つけることです。他人と競って絶雲の唐辛子を食べて、気づかないうちに胃腸を痛めていたり、水を飲みすぎたせいでめまいや吐き気がしていたりと、体調を崩す原因はさまざま…どうか皆さん、健康に気を配って、体を大切にしてほしいと願うばかりです。 | 初期解放 |
好きな食べ物… | 偏食はよくありません。肉、卵、牛乳、野菜、果物…栄養のあるものなら、どんなものも食べるべきです。ただし食べ過ぎてもいけませんよ、体に害がありますから。どうか口うるさいと思わないでくださいね。私は医師だからこそ、「病は口より」の道理をよく分かっているのです。 | 初期解放 |
嫌いな食べ物… | そんなにたくさん飴を買ったんですか?一度に食べ過ぎないようにしてくださいね、砂糖の摂りすぎは虫歯の原因になりますから。私?私は甘味の摂取には気をつけていますし、辛いものもあまり食べません。ええ、食事管理には十分注意していますよ。だって、自分の食事管理もままならない者に、患者の食事指導をする資格なんてないでしょう? | 初期解放 |
贈り物を受け取る・1 | 長生:もうないのか?もっとくれ! 白朮:はは、たしかに悪くない味です。 | 初期解放 |
贈り物を受け取る・2 | 料理の腕を上げたようですね、おめでとうございます。 | 初期解放 |
贈り物を受け取る・3 | ご心配なく、薬よりは美味しいですよ。 | 初期解放 |
誕生日… | 長生:あの言葉、なんて言ったか…うーん、白朮、ちょっとヒント。 白朮:誕生日に贈る、吉祥の言葉ですか? 長生:そうそう。 白朮:今日の良き日、良き朝が、これからも幾度となくあなたに巡って来ますように。旅人さん、お誕生日おめでとうございます。 長生:あんたが全部言っちゃったら、私は何を言えばいいんだよ?まあいい、他のを考えるか。そうだな、旅人の…ふむ…うーん…はぁ…思いつかない。まあ、楽しい一日でも過ごして。 長生:あんたら、何笑ってるんだ。まったく、人間は面倒だ。蛇よりもくねくねと、回りくどいったらありゃしない。 | 初期開放(※) |
突破した感想・起 | 何事も、一歩ずつ着実に。慌てる必要などありません。 | 突破段階「1」で解放 |
突破した感想・承 | お手数をおかけしました。おかげで以前よりも身体が強健になった気がします。 | 突破段階「2」で解放 |
突破した感想・転 | 近頃の体質変化のおかげでしょうか…前よりも随分元気になりました。丸一日診察しても疲れを感じません。これもすべて、あなたのおかげですね。 | 突破段階「4」で解放 |
突破した感想・結 | 日夜お疲れ様でした。医者は私のほうだと言うのに、私の体のことであなたにご迷惑をおかけしてしまって、コホッ、ゴホッ…お恥ずかしい。でもご安心ください、これからはもう大丈夫ですから。私があなたの面倒を見る番ですよ。 | 突破段階「6」で解放 |
※プレイヤーが設定した誕生日を最初に迎えた日以降に表示されるようになり、既に所有しているキャラクターについてはその時点で解放され、新規キャラクターについては初期解放となる。
戦闘ボイス
アクション | 内容 | 備考 |
元素スキル | 長生:治療しないとな~ | |
良薬は口に苦し。 | ||
薬も毒になり得ます。 | ||
元素爆発 | すぐに治してあげましょう。 | |
命の重みを知りなさい。 | ||
さあ、苦尽甘来です。 | ||
ダッシュ開始 | コホッ…。 | |
宝箱を開ける | 長生:あれだけやってこれっぽっちか。 白朮:長生。 | |
冒険生活も簡単にはいきませんね。 | ||
あとで手を拭きましょうね。この箱、あまり清潔ではないかもしれません。 | ||
HP低下 | …まだやれます。 | |
長生:まずいまずい! | ||
私が先に…倒れるわけには… | ||
仲間HP低下 | 盲信はいけませんよ。 | |
傷口にご注意を… | ||
戦闘不能 | 人が死せば、灯火は消える… | |
長生、すみません… | ||
医者の恥、ですね… | ||
ダメージを受ける | チッ、眼鏡が… | |
重ダメージを受ける | これしきの痛み、ふっ。 | |
チーム加入 | 傷ならば私が手当てしましょう。 | |
診察に出かけるとしましょうか。 | ||
あまり遠くまで足を延ばさずに済むといいのですが… |
その他ボイス
本項目はテキストに反映されていないゲーム内のボイスを聞き取り、文字に起こしたものです。公式テキストではないためご注意ください。
他キャラからの反応
嘉明 | 護送も獣舞も、打撲と怪我なんて日常茶飯事だ。白先生がいてくれてよかった。あの方が調合した薬は、家でも外でも、とくに長旅には欠かせない薬と言える。いつも鏢局のみんなから、璃月港に行くなら持って帰って来てくれと頼まれるほどだ。 |
刻晴 | 白朮先生の医術は住民から信頼されてるわ。もし難病に罹ったら、彼に診てもらえば間違いないわよ。うん?変な噂?一つだけ知ってるわね。白朮先生が処方する薬は本当に苦いの。子供に限らず、私にもその覚えがあるわ。 |
香菱 | 霧虚ろの花の香りがする!!白先生、白先生が病気の様子を見に来たの?あなたどこか悪いの?頭痛?胃痛?喉?それとも力が入らない?えっ…病気じゃないの?ならよかった。病気だったら白先生が超苦い薬を飲ませてたよ。 |
魈 | …痛みを和らげる薬を白朮に頼んで作ってもらうと?ははっ…気持ちはありがたいが、凡人の薬は仙人には効かんのだ。 |
辛炎 | 白朮先生が処方してくれる薬は喉のケアにめっちゃ良いんだ。で、過去にお礼を言いに彼の前で即興ロック演奏したら…彼の蛇が気絶しちゃってさ。あれ以来あの蛇、アタイを見かけると必死に白朮先生の服の中に逃げようとするんだ、ハハハ。あとで聞いたけど、蛇って振動にすっごい敏感らしいな。 |
申鶴 | 彼は接しやすく思いやりがあり、店に並んでいる薬草の質もいい。それに比べて、首に巻かれた蛇は口がうるさい…大丈夫、我は何もしていない。蛇相手に怒るほど、心が狭くはないからな。 |
七七 | 白先生の顔、思い出せない。でも問題はない… |
胡桃 | 白朮?…はぁ、面倒くさい奴。 |
ヨォーヨ | 白先生の処方薬はとってもよく効くんだ。確かにちょっと苦いけど、これがいわゆる「良薬口に苦し」ってことだよね!ヨォーヨは分かってるから!あっ、もしかして苦いのが苦手?心配しないで、蜜に漬けた甘~いナツメを持ってるから、薬を飲んだ後に一つ食べれば大丈夫だよ。 |
引用元ページ:各キャラの反応
考察
総評
高い回復力と共に複数の役割をこなせるマルチタスクな草ヒーラー
元素スキルでチーム全体にまとまった量の回復を、元素爆発で出場中のキャラクターに定期的な回復と防御を提供する、編成の安定性を堅牢なものにするヒーラー。
高い回復性能だけにとどまらず、ある程度の元素付着、2.5秒ごとに貼り直されるシールド、草関連の元素反応へのバフまで担うマルチタスク。
ただしシールドは非常に脆く、感覚的には「定期的に付与される1度きりの中断耐性」と考えるのが一番近い。
何も考えずに編成に突っ込んでも「PT全員のHPをスキルで大回復」という他にない能力から非常に優秀なヒーラーとして機能するが、
回復以外の能力(天賦によるバフ能力など)を求めるならば、組むPTの求めるものに合わせて適切な処方を。
ヒーラーとしては非常に優秀なものの、本人の攻撃能力はお世辞にも高いとは言えず、火力への貢献能力は天賦によるバフ及び裏からそこそこの頻度で行える草元素付着によるものになる。
それらを活用していくことも考えるならば、草元素関連の反応を主軸にしたPT編成をするとこのキャラの真価を発揮できる。
特徴
- シールドと回復による非常に高い安定性、枠圧縮能力
スキル・爆発共に回復が行え、回復量も非常に高い。
特に元素スキルだけで全体回復を行えるキャラは、白朮以外ではシグウィンのみと限られている(Ver.4.7時点)*1。
元素爆発は単体回復だが、シールドを定期的に生成できるのである程度の中断耐性を確保でき、戦闘中の事故がぐっと減る。
自身が草元素であることも相まって大幅なパーティー圧縮が可能であり、パーティーの他キャラクターをより火力に特化させる編成が可能になる。
- 追撃とバフによる火力補助
元素爆発のシールドは破壊されると草元素の追撃を行う。
また、シールド効果中は固有天賦によって自身のHPを基準に草元素関連の反応を強化することもでき、火力面での貢献も優秀。
草元素の追撃は常にキャラクターに追従する行秋と同じタイプなので、強力な元素反応アタッカーを出ずっぱりで戦わせることが出来るようになる。
注意点
- 元素爆発が重い
白朮の回復・サポート能力の根幹を担う元素爆発だが、必要エネルギー量は80と重い。
スキルの粒子生成能力も飛びぬけて高いわけではない(粒子そのものは多いがクールタイムが長い)ため、ある程度の元素チャージ効率はしっかり確保したいところ。
1凸することでスキルがスタックできるようになるので、どうしようもない場合や快適に動かしたい場合は星座を進める事も検討される。
- シールドの耐久値はとても脆弱
他のキャラの先例があるため「シールド=硬い」のイメージが付きがちだが、白朮の元素爆発によって生成されるシールドはヒルチャールの弓矢一発で簡単に壊れるほど脆い。
このシールドは一定間隔で付与されることから、「使い捨ての中断耐性を定期的に付与する」というのが実態である。
なお元素爆発の回復性能自体は非常に優秀なので、シールドの耐久値超過分のダメージは大抵即座に回復する。
- 草元素付着能力に若干難あり
元素爆発の追撃の草付着はやや控えめ。
また、追撃は狭範囲攻撃となっているものの複数戦もやや不得手。
草付着の不足を感じた場合はナヒーダや草主人公等との草2編成にするなどパーティ編成を工夫すると良い。
2凸と6凸効果による自動追撃で付着力は強化されていくが、これはこれで「起こしたい反応の前に草元素が付着する」という想定外の状態を生むこともあるので星座強化は計画的に。
- 自分で火力を出すことは苦手
回復量・固有天賦のバフ量を増やすためにもHPを多く盛るビルドになりがちだが、白朮の与えるダメージは全て「攻撃力」参照。そして全て倍率が低め。
しかも通常攻撃は短射程なので動きの激しい相手には苦戦する、と細かく見ても攻撃面はほとんどの場合で絶望的なレベル。
そもそもアタッカービルドにすると本来の役割である回復やバフが弱くなってしまう。
PTへの火力貢献はバフと元素付着能力に依存するため、白朮本人の火力は出せないものと割り切り、用法用量を守って正しくお使いください。
運用
- 純ヒーラー型
白朮の基本形となる型。
要求されるステータスが「HP」と「元素チャージ効率」だけであり厳選も簡単。
- サポート&火力両立型
白朮が完凸しており、かつ「碧落の瓏」を装備していることが前提。サポート能力と火力の両立を目指す型。
完凸効果で爆発の追撃倍率にHP参照が追加され、HPビルドでもそれなりのダメージを期待できるようになり、碧落のダメージバフを活かせるようになる。
さらにシールド展開回数が増えることで碧落のエネルギー回復効果が強化される。
1凸効果のスキル+1回と合わせてチャージ要求もかなり緩和され、その分をHP・会心に振ることが可能になる。
聖遺物は深林2と千岩or花海2、時計/杯/冠はそれぞれHP/草バフ/会心率がオススメ。
HPは碧落の最大効果を発揮できて固有天賦のバフ量も高めにできる40000を目指す。
回復・バフ能力を高水準に維持しつつサブアタッカーになれる超枠圧縮ビルドだが、敷居は非常に高い。
天賦
通常攻撃・金匱鍼解
- 通常攻撃
元素量: 1U 特性:なし
医術に長けた設定か、敵のツボを突くかのような格闘モーション。ICDは標準の3hit/2.5秒。
モーションの影響か法器キャラにしてはリーチがかなり短く、キャラ1.5人分程度離れると当たらなくなる。
使用感は鹿野院平蔵のものに近い。
見た目に反して倍率は法器キャラの中では一回り低め。 - 重撃
元素量: 1U 特性: なし
短い溜めのあと、上から遊糸徴霊のような物を落とす。
煙緋のものに似ているが、重撃の入力直後に向いていた方向へ攻撃を行うタイプで、スティックを他の方向へ倒しても途中で向きは変えられないため使用感は微妙に異なる。
ICDはないため毎回草付着できる。
これも倍率は法器キャラの中では一回り低め。
遊糸徴霊のような物を召喚する前にダッシュやジャンプでキャンセルすると、スタミナを消費せずに攻撃をキャンセルできる。
白朮をドライバー運用したい際には覚えておくと便利。
太素診要 (元素スキル)
「良薬は口に苦し。」
CT: 10秒
元素粒子生成: 3~4個 元素量: 1U 特性: なし
「遊糸徴霊」を前方に飛ばし、草元素ダメージを与える。
最大3体の敵に攻撃するか、敵がいない場合に戻ってきてチーム全員のHPを回復する。*2
対象がある程度高いところにいる場合でも自動的にその高度に向かって飛ばしてくれる。
ヒット上限が3回であるため乱戦での元素付着には難こそあるものの、総合的な回復性能は並の元素爆発に匹敵する。
元素スキルながら即効性で全体回復かつ一度でまとまった回復量もあり、パッシブ1と合わせて緊急時のリカバリー能力もかなり高い。
回復特化にすればその回復量は1万を超え、CTも10秒と回復スキルの割には短い。
他ヒーラーが抱えていた「回復範囲に留まる必要がある」「控えのキャラは回復できない」「ヒーラー本人が場に残る必要がある」などの細かな問題点がなく、シンプルで扱いやすい強力な回復スキル。
弱点としては、モーションの都合で粒子発生と獲得までが遅い。交代して誤ったキャラに粒子を与えないよう注意。
癒気全形論 (元素爆発)
「さあ、苦尽甘来です。」
エネルギー: 80 | CT: 20秒 脈象宣明の継続時間: 14秒 無隙シールドの継続時間: 2.5秒
元素量: 1U 特性: なし
「脈象宣明」状態になり、「無隙シールド」を生成する。
脈象宣明状態にある時、2.5秒ごとに新たな無隙シールドを生成する。効果時間中の追加生成は5回。
無隙シールドは以下のいずれかの条件で、フィールド上の自身のキャラクターのHPを回復すると同時に草元素ダメージを与える。
・キャラクターが無隙シールド状態にあり、新たな無隙シールドが生成された時。
・無隙シールドの効果終了時、またはシールドがダメージを受けて破壊された時。
(※スキルと異なり、チーム全体は回復しないので注意)
回復・中断耐性・草追撃を兼ね備えた多機能な元素爆発。
シールドの耐久値はかなり低く、敵の攻撃を受けるとほぼ一撃で破壊されてしまう。(HP50000/天賦8で耐久度800程度)
どのみち2.5秒毎に生成され直すため、防御手段というより使い切りの中断耐性付与に近い。
回復と草追撃がメインの役割であり、遺跡守衛のミサイル等連続でヒットする攻撃を受けると普通に2発目以降の攻撃で仰け反ってしまう。
ただ逆に他の手段で中断耐性を得ている場合は、HP50000の白朮だとシールドが割れるたびに5000ぐらい回復する(トータル6回で30000)ので、
最大HPの低いキャラが即死級の攻撃を受けたりしない限りは結構なゴリ押しが可能になる。
上記の条件で発生する草追撃は、元素スキルに似た挙動をしており、誘導の強いホーミング弾を発射する。(非常に狭いが範囲攻撃)
ただし倍率が違う、最大3hitしない、回復しない等、細かな性能は違うので、あくまで挙動が似ているだけ。とはいえ回復と同時に行える追撃としては十分すぎる性能。
無隙シールドの効果終了時、または破壊された時のシールドの消失エフェクト自体にはダメージはない。
五運終天 (パッシブ1)
出場キャラのHP割合が半分未満だと治療効果+20%、半分以上なら自身の草ダメージ+25%。
"自身の"とあるように、マルチプレイ時では自操作キャラクターのHPのみ参照される。
地に在りて形を成す (パッシブ2)
爆発の回復を受けたキャラには6秒間、白朮のHP基準で草反応バフが乗る。
HP5万なら開花系・燃焼ダメージ+100%、激化ダメージ+40%。
なお計算上は熟知ボーナスと加算される枠になる。
HP5万の反応ダメージバフは、熟知0ならおよそ+100~130相当の増加、熟知500だとおよそ+210相当の増加、熟知1000ではおよそ+310~380相当の増加となる。
回復効果を受けた後に控えに移動しても6秒間効果が乗る。
ダメージボーナスの目安と熟知バフ換算表
燃焼、開花、超開花、烈開花反応のダメージボーナス | ||||||||
元素熟知 | 元素熟知 ダメージ ボーナス | 白朮HP / 天賦ダメージボーナス | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20,000 | 25,000 | 30,000 | 35,000 | 40,000 | 45,000 | 50,000 | ||
+40% | +50% | +60% | +70% | +80% | +90% | +100% | ||
0 | 0% | +51 | +65 | +78 | +92 | +105 | +119 | +133 |
80 | 62% | +56 | +70 | +84 | +99 | +114 | +129 | +145 |
187 | 137% | +61 | +77 | +94 | +110 | +126 | +143 | +160 |
374 | 252% | +73 | +91 | +111 | +130 | +150 | +170 | +190 |
560 | 350% | +85 | +107 | +129 | +152 | +175 | +199 | +223 |
800 | 457% | +102 | +128 | +155 | +183 | +211 | +239 | +268 |
1000 | 533% | +117 | +148 | +179 | +211 | +243 | +276 | +310 |
超激化、草激化反応のダメージボーナス | ||||||||
元素熟知 | 元素熟知 ダメージ ボーナス | 白朮HP / 天賦ダメージボーナス | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20,000 | 25,000 | 30,000 | 35,000 | 40,000 | 45,000 | 50,000 | ||
+16% | +20% | +24% | +28% | +32% | +36% | +40% | ||
0 | 0% | +40 | +50 | +61 | +71 | +82 | +93 | +104 |
80 | 31% | +45 | +57 | +69 | +81 | +94 | +106 | +119 |
187 | 67% | +53 | +67 | +81 | +96 | +111 | +126 | +141 |
374 | 119% | +69 | +87 | +106 | +125 | +144 | +164 | +185 |
560 | 159% | +87 | +110 | +133 | +157 | +182 | +208 | +234 |
800 | 200% | +113 | +143 | +174 | +206 | +239 | +273 | +308 |
1000 | 227% | +137 | +174 | +212 | +252 | +292 | +335 | +378 |
草木の滋養 (パッシブ3)
白朮を編成してフィールドで特定のアイテムを採取すると出場キャラを回復する。
回復量は白朮のHP2.5%分。(HP50000で1個につき1250回復)
ナヒーダのスキルによる遠隔採集でも発動し、回復するアイテムもほぼナヒーダが遠隔収集可能なものと同じ。
なのでスイートフラワーやリンゴといった植物系以外でも、動いていない採取物(星螺・オニカブトムシ・鳥の卵・珊瑚真珠等)を採取すれば回復する。
逆に聖金虫や蝶々などの動いているもの、蒲公英や霧氷花や鉱物といった採取するのにひと手間かかるものは採取しても回復しない。
木箱やタル等の破壊および「調べる」で出る作物は回復の対象外で、これらはナヒーダのスキルでも基本的に収集不可。
(ナヒーダスキルの例外として箱や「調べる」から出るものの内、木に実っているもの(リンゴ等)は何故か遠隔収集できるが、これらも白朮のスキルでは回復はしない。)
回復にCTはないので、ラズベリーや絶雲の唐辛子など1ヶ所に複数実っている採取物で一気に採取してもその数だけ回復できる。
なお、塵歌壺で田んぼから収穫した場合は発動しない。
命ノ星座
無凸時点でも優秀だったサポート能力が順当に上がっていく。
1凸はシンプルながら非常に優秀。取り回しが大きく良くなる。
2凸と6凸はそれぞれ草付着能力増加。純粋な火力増加に繋がるが、先の意図しない草反応もあるので、編成と要相談。
4凸はシンプルで優秀なチームバフ。
- 第1重・至微呻吟
元素スキルが2回使えるようになる。
クールタイムは1回ずつ処理されるが、スキルCT10秒・爆発CT20秒なので回転率は純粋に上がる。
白朮の重いチャージ要求を減らし、全体回復も2連続で行えるようになる強力な効果。
- 第2重・脈絡明哲
説明には攻撃の命中で追撃が発生すると書いてあるが、雷電将軍の元素スキルと同じくダメージが入ると追撃が行われる。
5秒に1回という制限はあるもののほぼ無条件で草付着を確保でき、純粋な草付着頻度の増加に加え先んじて草付着することも容易に。
回復の対象は元素スキルと同じくチーム全員であり、ヒーラー面でも更に磨きがかかる。
発動条件が緩く、白朮を編成しただけで半ば自動的に草付着と回復が定期的に行われるようになる他に類を見ない効果。
しかし、編成・ローテーション次第では本来行うはずだった元素反応が追撃の草付着によって妨害される可能性が0ではない。
草元素付着が必要な編成であれば大きな問題になる可能性は低いが、不可逆の星座効果なので念のため注意しておきたい。
追撃の反応範囲はかなり広く、弓の通常攻撃のオートエイムが反応しないほど離れても機能する。
またこの追撃は「味方の攻撃で起動→霊が飛んでいく→着弾して攻撃→戻ってきて回復」という白朮のスキルと同じ挙動のため、雷電将軍のスキルの追撃のように相手の座標に即発するものではない。
なおこの効果の発動条件が「攻撃が近くの敵に命中した時」であるため、フォンテーヌの水中エリアでもこの効果が発動する。
この効果の追撃は元素スキル扱い。
- 第4重・古法故視
元素爆発発動後15秒間、チーム全員の元素熟知+80。
草元素反応に重要な熟知を盛れる無難に優秀な効果。
- 第6重・真邪離合
元素爆発の追撃にHP参照が追加され、基本のHPビルドでもある程度ダメージも期待できるようになる。
さらに元素スキルか2凸効果の追撃が命中すると元素爆発の無隙シールドが生成され、爆発を切らずともシールド付与が可能になる。
元素爆発持続中以外も支援が行えるようになるほか、碧落の瓏と合わせることで自然とエネルギー回復も行える。
さらにこの効果で生成されるシールドは元素爆発と同じ扱いかつ同じ性能なので、パッシブ2の草反応バフがほぼ常時受けられるようになり、元素爆発と2凸と6凸で最大3種類の草付着能力を有することができる。
またパッシブ2の効果を無理なく自分自身にかける事が出来るようになり、特に激化編成において自身の反応火力をより伸ばすことが出来る。
回復とシールド、裏からの草付着に加えてサブ火力までを同時にこなせるキャラとなり、無凸時点で優秀であった枠圧縮力に更に磨きがかかる。
なお、2凸同様フォンテーヌの水中エリアでもこの効果が発動する。水中での貴重な回復&攻撃手段。
この効果の追撃は元素爆発扱い。
ビルド
武器
基本的に火力を追求するキャラクターではないため、元素チャージ効率、HP、治癒バフ以外はほとんど必要ない。
星5法器でこの条件を満たすのはあまり汎用性の高くない限定武器になるため、レアリティに拘らず持たせやすいものを持たせてみよう。
- 碧落の瓏(★5/限定祈願) [基礎攻撃力:608 サブOP:HP49.6% / 効果:元素爆発を発動またはシールドを生成した後の3秒間、2.5秒毎に元素エネルギーを回復し、さらにHP上限に基づき自元素ダメージアップ]
同時に実装された武器。高いHPアップとエネルギー回復を持ち、サポート能力を強化しつつも火力も増やせる。
白朮の元素爆発なら効果は自動で継続される。完凸時のシールド生成にも反応してくれる。
白朮を完凸していれば爆発の追撃倍率にHP参照が追加されるため、武器効果のダメージバフと合わせてそれなりの火力を元々の回復・バフと両立できる。
逆に言えば白朮を完凸しておらず白朮自身のダメージを期待しない場合にはダメージバフが腐るため下記の金珀・試作との差は小さくなる。
現時点では白朮しか武器効果を活かせず、他の法器キャラではほとんど使いこなせないため汎用性は非常に低い。
将来的に白朮を完凸するならオススメだが、金珀・試作で十分と感じるならこの武器を狙って引きにいくのはオススメしない。
- 金珀・試作(★4/鍛造) [基礎攻撃力:510 サブOP:HP41.3% / 効果:元素爆発を発動後6秒間、2秒毎に元素エネルギー回復、さらに2秒毎にチーム全員のHP回復]
碧落の瓏と同様にHPアップとエネルギー回復を持ち、鍛造武器ゆえ入手及び精錬もしやすい。
武器効果と合わせることで元素スキル、元素爆発どちらを使用してもチーム全員の回復ができるようになる点も優秀。
海染4セット装備時であればその全体回復もダメージ貢献に繋がる。
璃月武器である点も含め全体的に相性が良い。武器に迷ったらまずはこれを装備してみるといいだろう。
- 古祠の瓏(★4/紀行) [基礎攻撃力:454 サブOP:会心率36.8% / 効果:待機時間が5秒以上の場合にHP上限と元素熟知アップ、装備者が10秒間フィールドに残るとこの効果は解除される]
フォンテーヌ実装とともに追加された紀行武器。
武器効果が何より強力で、無凸時点で32%、完凸で全法器中最高の64%のHPバフを獲得できる。
爆発やスキルを切ってすぐに裏へ回る白朮の運用に噛み合っていて、クセ無く使えるのも魅力的。
四風原典をも上回る会心率とオマケの熟知は主流の回復サポート特化型では活かすことが難しいが、激化編成なら無視できないダメージソースになる。
ただし、碧落や金珀と違い元素エネルギー周りの補助が一切無いことは大きな注意点。
例として、完凸金珀の固定エネルギー分を取り戻すには同じビルドに最大90%ものチャージ効率を追加で必要になり、聖遺物のメイン1つ分では全く足りない。
一応これは異元素粒子かつ全て控え受け取りという計算だが、白朮は控えに居る時間が長く、それでいて草が白朮のみという編成も多数存在する。しかもこの武器の性能は控えに居ること前提なので、出場中に粒子を受け取らせることが難しい。西風や白朮の凸、草キャラの追加である程度は軽減されるとはいえ、それでも金珀から追加で70%前後は欲しいところ。
追加で要求される元素チャージ効率の値以上に得られる武器ステータスが優秀なため、聖遺物での調整はしやすい方ではあるが、この武器用に再度厳選し直す手間は避けられない。
また、紀行武器は完凸までに時間がかかるのもあり、他のキャラにも使うならまだしも白朮のためだけにこの武器を取得及び完凸させるのはあまりオススメしにくい。
とはいえ元素チャージ効率さえクリアできればそれに見合った強力な武器に化けるので、元素チャージ効率に余裕のある聖遺物や編成で運用できるならば一考してみると良い。余談だが、碧落の瓏同様沈玉の谷をモチーフにした武器である。
- 龍殺しの英傑譚(★3/祈願) [基礎攻撃力:401 サブOP:HP35.2% / 効果:キャラクターを切り替えると次に登場するキャラクターの攻撃力アップ]
入手が容易ながらも強力なHP法器。
激化パーティーに編成する場合武器効果も有効に使える。
武器効果のクールタイムと元素爆発のクールタイムが噛み合っている点でも相性が良い。
元素チャージを補強する効果を持たない為、聖遺物や編成でしっかりカバーしたい。
- 不滅の月華(★5/限定祈願) [基礎攻撃力:608 サブOP:HP49.6% / 効果:与える治療効果アップ、装備キャラクターのHP上限をもとに通常攻撃ダメージアップ、元素爆発発動後の12秒間、通常攻撃が命中すると元素エネルギー回復]
HPと治療効果を上げることが出来る武器。白朮の回復力を更に高められる。
武器効果を意識すると白朮のドライバー運用を求められる。が、白朮の通常攻撃性能は劣悪なため、ドライバーの適正はかなり低い。
わずかに上がったダメージ以外では金珀・試作の劣化になりがち。金珀・試作の余裕がないか、どうしても白朮でドライバーしたい時の代替候補。
- 四風原典(★5/祈願) [基礎攻撃力:608 サブOP:会心率33.1% / 効果:移動速度アップ、キャラクター出場中は4秒毎に元素ダメージアップ(4重まで)]
会心率、移動速度アップ、登場時間に応じた元素ダメージアップを有する武器。
ただドライバー運用では上記不滅のが総合的にダメージが出やすく扱いやすい。
よって主に移動速度目的で採用される。白朮は長身男性のため元々移動速度が速く、この武器を持つだけの手軽さでさらに速度を上げることができる。
フィールド探索で回復力が足りている場合にこの武器を持たせてもいいだろう。
※これ以上の移動速度は夜蘭や放浪者などの元素スキルによる特殊移動や、飛天御剣や特級の宝玉などの発動条件ありの武器、精錬した始まりの大魔術を装備し編成条件を満たした場合などを要する。
武器OP、及びダメージバフは上記の古祠の瓏と同様に使い辛いので注意。
- 祭礼の断片(★4/祈願) [基礎攻撃力:454 サブOP:元素熟知221 / 効果:元素スキルがダメージを与えると確率でCTリセット]
スキルCTリセットにより、白朮のシンプルで有用な元素スキルの使い勝手がさらに向上する。
スキル1回だと回復量が足りない時や、継続ダメージを受けてこまめに回復したい時などに、元素爆発を使わずに回復出来て便利である。
命ノ星座1凸と似たような効果であり、白朮が無凸の場合は特に有用。
ただしサブOPの高い元素熟知はニィロウの豊穣開花パーティー以外だと腐りがちで、HPや元素チャージは盛れないため聖遺物の厳選難易度はかなり上がる(水共鳴を利用した上で厳選を頑張れば、聖遺物が深林等でもHP50000は一応達成可能)
また祭礼のCTリセット効果は表に出ていないと発動しないため、スキル発動後はCTがリセットされるまで交代を一瞬待つ必要がある。
聖遺物
必要なのはチャージ効率とHPの2つ。
まずは元素爆発を回すためのチャージ効率が最優先。
すぐに控えに戻るので金珀装備、無凸、草1人の場合は170%~190%程度は確保しておきたい。
武器が碧落、1凸、他の草キャラの編成、雷電将軍や西風武器のサポート等で要求は下がる。
次点のHPは固有天賦の草反応バフに反映される分の上限であるHP5万が目標値となる。
これほどのHPがあれば回復量は十二分であり、爆発のシールド耐久値への影響は誤差なので5万以上にする恩恵は控えめ。
あくまでも目標値であり最重要なのは元素爆発を回すためのチャージ効率、妥協してHPが5万を下回ってもなんら問題はない。
13348 白朮Lv90
3844 突破ステータス(HP28.8%)
6620 碧落の瓏(HP49.6%)
5519 金珀・試作(HP41.3%)
4780 聖遺物花
6220 聖遺物HP%(HP46.6%)
2670 聖遺物2セット(HP20.0%)
基本になる白朮Lv90、金珀試作、聖遺物HP2部位を装備した際のHPは「39921」。
3部位の場合「46141」になり、残りはHP28.9%分。ただし元素チャージ効率はサブOPで上げることになる。
2部位のままだと残りはHP75.5%分。変わりに元素チャージ効率は砂だけで51.8%確保できる。
仮にHP5万、元素チャージ効率180%を目指す場合、合計して100~110%ほどステータスを補う必要がある。
2セット×2セット装備時であれば1部位平均14%。海染4や深林4の場合1部位平均22%程度のサブOPがあれば目標値に達する。
武器が碧落の瓏になるとHP、チャージ効率共に要求値が少し軽くなるので上記よりも多少ハードルが下がる。
固有天賦「地に在りて形を成す」効果の上限HP50,000/元素チャージ効率180%に必要なステータス
キャラLv.90 / 武器「金珀・試作」/ 水共鳴なし | ||||||
聖遺物 | ステータス | HP50,000/元チャ180%に必要なサブ効果 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
セット効果 | メイン効果 | HP | 元素チャージ効率 | すべてHP実数値 | すべてHP% | 元素チャージ効率 |
千岩2/花海2 (HP+20%/HP+20%) | HP/HP/HP | 51,485 | 100.0% | 0 | 0% | 80.0% |
元チャ/HP/HP | 45,264 | 151.8% | 4,736 | 35.5% | 28.2% | |
千岩2花海2/絶縁2 (HP+20%/元チャ+20%) | HP/HP/HP | 48,815 | 120.0% | 1,185 | 8.9% | 60.0% |
元チャ/HP/HP | 42,595 | 171.8% | 7,405 | 55.5% | 8.2% |
生の花 | 死の羽 | 時の砂 | 空の杯 | 理の冠 | |
---|---|---|---|---|---|
メイン効果 | HP(固定値) | 攻撃力(固定値) | 元素チャージ効率 HP% | HP% | HP% 与える治療効果 |
サブ効果 | 元素チャージ効率=HP%>HP固定値>その他 |
- 千岩牢固2 花海甘露の光2 (HP+20%) / 絶縁の旗印2 (元素チャージ効率+20%)
HPとチャージ効率を上げられる2セット効果を持つ聖遺物の組み合わせ。
HP5万と安定したチャージ効率を両立させるのはハードルが高いのでこちらが基本セットになりやすい。
どの2セットを組み合わせるかは砂のメインOP同様に全体のステータス塩梅を見ながら調整するといい。
- 海染硨磲4 (与える治療効果+15% / 味方を治療すると3万まで回復量を記録し、3秒間の累計回復量の9割のダメージを与える。3.5秒に1回まで。待機中も発動できる)
持ち前の高い回復量をサブ火力として活用できる。
全体回復のスキルであれば1回で難なく上限に達し、金珀装備時であれば元素爆発発動直後も上限に行き思いの外ダメージが出る。
ただし上記2セットと比べセット効果でHPもチャージ効率も伸ばせないため、採用する際はサブOPの厳選や上記のチャージ要求を減らす手段との併用が必須となる。
相性が良く最適に近い聖遺物ではあるもののステータスを犠牲にするほどでないので選択肢の1つとして。
- 在りし日の歌4 (与える治療効果+15% / 味方を治療すると回復量を記録し、6秒間の累計回復量に応じて与えるダメージアップ)
海染硨磲4と同様に回復力を火力に転換する聖遺物。
ダメージの期待値は海染4の方が高いが、遠距離アタッカー採用時など海染4が届かない距離で戦う場合はこちらが有効。
その他の注意点は海染4と同様。
- 深林の記憶4 (草元素ダメージ+15% / 元素スキルまたは元素爆発が敵に命中すると、その敵の草元素耐性-30%。控えからでも発動可能)
草元素キャラ用聖遺物。
元素爆発の追撃によって安定して敵に草元素デバフを付与でき、相方の草キャラや開花ダメージの底上げ役も担えるようになる。
基本的に対単体へのデバフになるので主にボス戦や中型数体への採用候補。2凸、完凸で追撃頻度が増えればより安定度が増す。
こちらも海染4同様HPとチャージ効率の両立が厳しくなるが、ダメージ上昇量としてはHPを下げても採用する価値が高い。
白朮自身はダメージを出すタイプではないので2セット効果はほぼ腐る。効果的に使うためには敵の数や編成にある程度左右される。
- 千岩牢固4 (HP+20% / 元素スキル命中後3秒間、味方全体の攻撃力+20%シールド強化30%)
白朮2凸~の採用候補。
2凸効果による草追撃はスキルダメージ扱いのため控えにいても千岩4セット効果が発動できるようになる。
2セット×2セットの延長線上で組むことができ、攻撃バフの役割を増やしながらシールド強化も行える。元の耐久値が低いため上昇量は少ない
しかし、2凸追撃は5秒毎、効果時間は3秒、完凸追撃は元素爆発扱いなので、残念ながらバフをかけ続けることはできない。
追撃は半自動であり発動安定度は高いので戦闘時間の60%をカバーできるバフとして使おう。(80族の旧貴族4や大楽章シリーズのバフと同等)
他キャラクターとの相性
本人は火力を出すのには不向きなため、付着した草元素を活用してくれる炎・水・雷元素のキャラと組ませたいところ。
氷・風・岩とは直接の草反応を行えない関係上あまり相性は良くないが、白朮はヒーラーとしても単純に優秀なキャラなので、キャラプールが少ない場合は組ませても特に問題はない。
各元素一覧
▌炎元素
白朮は燃焼と烈開花を強化する。
烈開花は草元素ダメージなので白朮シールドが機能するが、燃焼は炎元素ダメージなので白朮シールドは機能しない。
白朮は熟知を盛りにくいキャラ=燃焼自傷ダメージが低くなるとはいえ、白朮シールドは元々脆い+白朮の凸で草付着回数が増える=燃焼時間が伸びるため、アタッカーが近接キャラの場合は立ち回りに要注意。
- トーマ
燃焼・烈開花サブアタッカー。
残念ながらシールドの仕様上燃焼ダメージをトーマシールドで、烈開花ダメージを白朮シールドでといったダメージの分担はできない。
ただトーマも熟知を盛りにくいキャラ=烈開花自傷ダメージが低くなりやすい+トーマのシールドは耐久が高い上に張り直し頻度も高いと、烈開花によるトーマシールドの崩壊はあまり無い。
トーマも控えに回りがちなので烈開花バフが入りにくい。
▌水元素
白朮は各種開花反応を強化する。水共鳴は白朮にも恩恵がある。
白朮の凸数にもよるが、草キャラをもう1人入れた方が草キャラ同士の爆発の回転率・チームの開花頻度が安定する。
- ニィロウ
水元素と草元素だけで編成すると全員の開花が強化される。
かなり痛い開花ダメージの自傷を、白朮のシールドと回復で耐えれるようになる。
白朮が元素爆発で付与できるシールドは強度こそ薄いが草元素シールドであるため、豊穣開花の洒落にならない自傷ダメージ(草元素)に対しては堅牢。
とはいえ草原核の生成頻度・ダメージ次第ではシールドが割れることもあるので、回復強化も兼ねて天賦は上げておくのが安心。
- 夜蘭 / 行秋
どちらも水付着が豊富なサブアタッカー。様々な開花編成で出番は多い。
夜蘭は火力面で優秀。終焉との相性も良い。
行秋は夜蘭以上に水付着回数が多く、すだれによる安定した中断耐性アップやダメージ軽減で白朮シールドとは違うサポートができる。
- フリーナ
白朮の全体回復スキル、爆発の継続回復でフリーナ爆発のテンションを効率よく溜めることができる。
また、フリーナと1凸ヌヴィレットの編成に組み込めば開花反応でヌヴィレットの「遺龍の栄光」獲得の役割も果たせるため双方のサポートが可能。
上記の編成では水元素ダメージが主な火力源となる。そのため白朮の草元素反応に対するバフは基本的に持て余す形となるものの、その高い回復性能は好相性といえる。
▌氷元素
氷元素は草元素との反応が起きず、サポート面での貢献能力が草関連元素反応に大きく依存する白朮とは相性があまり良くはない。
ただ元素量の仕様上開花頻度を安定させるために凍結を組み込むといった編成もあるため、草付着回数が少ない低凸の白朮とは相性はそこまで悪くはないか。
▌雷元素
白朮は各激化・超開花を強化する。
- セノ
出場時間が長いメインアタッカー。
草付着・回復・反応バフのどれもありがたい。
超開花を合わせる場合はセノ側のチャージ要求が高くなりやすい。
- 雷電将軍
チャージを緩和できる爆発アタッカー。
超激化・超開花の両用とする場合、杯を熟知にする選択肢も。
▌風元素
草付着量・回数が多くないため、ナヒーダより元素拡散を挟みやすい。拡散を狙った元素に変化できれば、風キャラの熟知で草反応を起こす事も可能。
しかし白朮が2凸以上だと狙った元素拡散がしにくくなるため、相性が悪くなる。
- 楓原万葉 / スクロース
どちらも熟知の恩恵が大きいキャラかつ爆発が設置型なので、爆発を狙った元素に変化できればより熟知を活かした草反応を起こせる。
万葉は2凸かつ爆発で、スクロースは固有天賦で熟知を配れる。
逆に万葉は固有天賦で、スクロースは完凸効果でダメバフを配れる。
▌草元素
対複数では特に草付着を稼ぎにくいため、範囲付着できるキャラと組むと効果的。
共鳴で全員の熟知が上がり、草粒子で白朮のチャージ補助にもなる。
- ナヒーダ
サポーター、サブアタッカー。捕捉した敵全員へ継続的に草付着させる。
出場キャラに大量の熟知バフを入れるため、白朮と合わせて草反応を大幅に強化できる。
ナヒーダが待機中でも草粒子を生成できるのも嬉しい。
お互い草元素の補助寄りかつ法器キャラなので何かと比較されがちだが、補助内容があまり被っていないため、実は併用することでより盤石なサポートができる。どちらかというとライバルではなく同僚。
- 主人公/草
継続時間の長い設置型サブアタッカー。
耐久の低い敵が湧き続ける戦闘ではナヒーダと差別化できる。
片手剣なので、蒼古やサイフォスといったナヒーダ・白朮とは違うサポートができるのも特徴。
草旅人自身もチャージが重いわりに粒子生成量が少ないのが懸念材料。
編成例
ニィロウ開花
超激化セノ
キャラ | セノ | 白朮 | 楓原万葉 | フィッシュル |
---|---|---|---|---|
役割 | メインアタッカー | 回復 草付着 激化バフ シールド | ダメージバフ 耐性デバフ 吸引 | サブアタッカー 粒子補助 |
凸目安 | 0+ | 0+ | 0+ | 0+ (6+) |
聖遺物 | 雷怒4 金メッキ4 | 千岩/花海2絶縁2 | 翠緑4 | 劇団4 |
セノとフィッシュルの超激化ダメージを稼ぐ。
白朮の継続的な自動草付着はセノと好相性で、回復も担当するため翠緑サポーターと組みやすい。
セノに不足するダメージバフは万葉で補う。控えに居ても発動できるため、元素爆発で雷拡散して継続時間を延長させたい。
4枠目には粒子生成も超激化ダメージも優秀なフィッシュルを採用。星座無凸で十分に機能するが、継続時間・粒子生成が増える完凸は更に強力。
白朮の攻撃範囲などから、どちらかと言えば対少数向き。
白朮・万葉のエネルギーは大量の雷粒子で補いたいところ。
超激化スクロース
激化超開花ハイブリッド
キャラ | 雷元素枠 | フリーナ | ナヒーダ | 白朮 |
---|---|---|---|---|
役割 | メインアタッカー 超激化 超開花 | サブアタッカー ダメバフ | サブアタッカー 熟知バフ 草共鳴 | 全体回復 シールド 草反応バフ |
凸目安 | - | 0+ | 0+ | 0+ |
聖遺物 | 雷怒4 金メッキ4 | 劇団4 | 深林4 | 千岩/花海2絶縁2 海染4 |
激化と超開花の複合編成で、英語圏ではQuickbloomと呼称されている。
雷元素枠の主な採用候補はVer4.7の時点だと、セノ、セトス、クロリンデ、刻晴の4名で、法器キャラクターの八重神子やリサも挙げられる。
白朮は継続的な草元素付着・生存補助・草元素関連反応バフという従来の役割だけでなく、スキルの全体回復によってフリーナのテンション獲得も支援している。
2.5秒毎のシールド生成で擬似的な中断耐性上昇効果を提供できるが、行秋の耐久補助を得た時よりもゴリ押しは利かないので、慎重な立ち回りが要求される。
燃焼+蒸発+烈開花編成
キャラ | クレー | フリーナ | ナヒーダ | 白朮 |
---|---|---|---|---|
役割 | メインアタッカー 烈開花 | サブアタッカー ダメバフ | サブアタッカー 熟知バフ 草共鳴 | 全体回復 シールド 草反応バフ |
凸目安 | 0+(2+) | 0+ | 0+(2+) | 0+ |
聖遺物 | ファントム4 火魔女4 | 劇団4 | 深林4 | 千岩/花海2絶縁2 |
金メッキ4 | 深林4 |
烈開花も絡む複合編成で、燃焼が発生しても水元素側の二倍蒸発で大ダメージを与えられる。
元素反応だけではなく白朮を除いた個々の火力も重視しているため、チーム全員にダメバフや熟知バフ(聖顕の鍵)を撒けるフリーナが採用されている。
ナヒーダは1.5Uの元素量で草元素を継続的に付着できる点とクレー限定ながら熟知バフが優秀で、2凸している場合は烈開花や燃焼で会心が発生するようになる。
白朮の爆発による継続的なHP回復とシールド生成があるとはいえ、烈開花に加えてサロンメンバー由来の自傷もあるので、連続被弾や大火力の敵と対峙する際は要注意。
その他
小ネタ
- 白朮は白・朮ではなく「白朮」で一語の名前なのだが、七七の勘違いで白先生と呼ばれるようになった(キャラクターストーリー1)。
- 中国で「白」は現代でも珍しくない姓(68番、約400万人)。歴史上でも戦国時代の名将の白起や、中唐の大詩人・白居易などの有名人がいる。
- また、個人名としても使われる「術」は、簡体字では「术」と書かれ、字形が同じになっている(ただし現代中国語普通話での発音は違う)。
たとえば三国志の武将「袁術」は、簡体字では「袁术」と書かれる。 - なので、白朮はぱっと見、白・術という姓・名のようにも読める……というネタであろう。
- また、個人名としても使われる「術」は、簡体字では「术」と書かれ、字形が同じになっている(ただし現代中国語普通話での発音は違う)。
- なお、日本語や古い時代の中国語とは違い、現代中国語の「先生」は「さん」程度の軽い意味しかない。現代中国語で医者に対して用いる適切な敬称は「大夫」など。
- 数百年以上前に生まれた七七的にはおそらく敬意を込めて「白先生」と呼んでいるのだが、
周囲の現代璃月人には幼女が医師に向かって「白さん」とふてぶてしい呼び方をしているように見えて面白みがある、というネタだと思われる。
- 数百年以上前に生まれた七七的にはおそらく敬意を込めて「白先生」と呼んでいるのだが、
- 中国で「白」は現代でも珍しくない姓(68番、約400万人)。歴史上でも戦国時代の名将の白起や、中唐の大詩人・白居易などの有名人がいる。
- 同じくキャラクターストーリー1で、七七は長生のことを「ちょう…長い蛇」と呼んでいる。
- 中国語原文では「長長的,蛇」。メタ的には「長生」(チャンシェン、chángshēng)と「長蛇」(チャンシェ、chángshé)を掛けたダジャレ(七七的にはうろ覚えによる間違いだが)。
- 日本語訳では「超」と「長」のダジャレ(うろ覚え)になっている。
- 中国語原文では「長長的,蛇」。メタ的には「長生」(チャンシェン、chángshēng)と「長蛇」(チャンシェ、chángshé)を掛けたダジャレ(七七的にはうろ覚えによる間違いだが)。
モンドには「不思議な薬」という、複数回クリアするとストーリーが進んでいくデイリー任務が存在する。
任務の内容としては、依頼主からレシピに書かれた薬の材料として「草スライムに呑み込まれたラズベリー」などのお世辞にも薬にはならなさそうなトンチキな素材を求められる。
この任務が初期から存在していたこともあり、医者の正体は長らく不明であった。しかしその正体が明らかとなったのが白朮の実装直前に公開されたエピソード動画「良方求め難し」。
まさかの白朮がその医者であったとという事実と、あの白朮があんなトンチキな素材を考案していたという二つの事実に衝撃を受けた旅人も多かったことだろう。
本来璃月で手に入る素材で作る薬を、モンドで手に入る素材で作れるように徹夜で考えた結果あの内容に行き着いたらしい。なんとも良い医者である。
- 白朮(ビャクジュツ)はオケラ属の根茎(日本ではオケラ属オケラ、中国ではオケラ属オオバナオケラ)を生薬として用いる時の名称である。
胃腸薬などに使われる。OTC*3漢方薬のCMなどで、名前を聞いた方も多いのではないだろうか。 - モデルは神農(しんのう)、黄帝(こうてい)、扁鵲(へんじゃく)、李鉄拐(りてっかい)といった中国の伝説的な名医・名薬師たちと思われる。
- 異能を用いて自らの身体を薬と毒の実験台にする、という人物像は、中国神話の伝説的な8人の聖王「三皇五帝」のひとりで中国薬学の祖とされる「神農」の逸話と一致する。
「白朮」という薬草自体、神農の一族の著作に仮託される(※実際は1世紀ごろの書籍)、中国最古の薬学書『神農本草経』に記載されたのが初見。 - 星座名は同じく三皇五帝の一人で中国医学の祖「黄帝」に仮託される『黄帝内経素問』の篇名からが多い。
- 八正之気→「八正神明論篇」
- 盈虚蔵象→「六節蔵象論篇」
- 真邪離合→ 「離合真邪論篇」
- 元素スキル「太素診要」の説明文「内なる精神を診て、病状が出る前に取り除く」(原文「于病视神,未有状而除之」)は、哲学書『鶡冠子』で、紀元前4世紀の伝説的名医の扁鵲に仮託される言葉。
- 星座の「懸壺座」は四字熟語「懸壺済世」が元ネタと思われ、仙人然とした薬師が壺(古語でヒョウタンのこと)に材料を入れてつるし、名薬を作ったという伝説に由来する。
また、八仙の筆頭で医薬を司る李鉄拐はヒョウタンをシンボルとしている。- ちなみに同じく八仙のひとり鍾離(鍾離権、漢鍾離とも)は、李鉄拐の弟子の一人とする説もある。
- 異能を用いて自らの身体を薬と毒の実験台にする、という人物像は、中国神話の伝説的な8人の聖王「三皇五帝」のひとりで中国薬学の祖とされる「神農」の逸話と一致する。
- 人間の青年と白蛇が正体の美少女、という組み合わせは中国民話ではポピュラーな異類婚姻譚。
- 薬剤師の青年である許宣(許仙)を主人公とするバージョンが有名で、日本最古の長編カラーアニメ『白蛇伝』もこれが下敷き。
- もっとも『原神』の長生は人間の姿に変化しないし、恋人というよりは家族といった仲だが……。
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スキルLv13/168.3%/17.00%HP上限+2,119
爆発Lv12/1.60%HP上限+197/10.40%HP上限+1,281/194.1%
爆発Lv13/1.70%HP上限+212/11.05%HP上限+1,377/206.3% -- 2023-05-15 (月) 22:26:07