崩壊ネタ関連

Last-modified: 2024-05-07 (火) 22:34:36

参考:用語集 | 七国まとめ | キャラ・一族・団体 | 年表 | 神の目 | 言語 | ヒルチャール語 | 料理元ネタ考察 | 崩壊ネタ関連 | メインストーリー要約 | 中国語・英語まとめ | 誤訳 | 暗号解読 | 命ノ星座 | 考察総合


驚き忍.pngネタバレ注意!!
このページには原神世界やキャラクター、及び崩壊シリーズに関する重大なネタバレ等が含まれています。十分に注意して閲覧してください。
 不確定要素やそれに基づく考察があります

同じmiHoYo製ゲームの『崩壊3rd』、『崩壊学園』要素に関して考察するページです。


mihoyoについて

上海交通大学コンピュータ科学専攻のクラスメートだったLiu Wei氏、Cai Haoyu氏、Luo Yuhao氏ら「新世紀エヴァンゲリオン」オタクグループが発端。2011年、初めてのゲーム作品となる「FlyMe2theMoon」をリリースしてから、数々のゲームをリリースしている。同社が配信するゲームやその漫画のメインキャラクターは、いわゆる『スターシステム制』(別時代・別世界に同じ顔のキャラクター)が採用されることがある(ただし、同じ人生になるとは限らないので注意すること)。
原神はどうやら2017年頃には既に構想が練られていたらしく、当時は「崩壊-編年史」という、崩壊3rdの500年ほど前(オットーがカレンを失った前後)の欧州が舞台のマルチプラットフォーム対応オープンワールドゲームとして開発されていたようだ。miHoYoは崩壊学園や崩壊3rdで稼いだお金の多くを「崩壊-編年史」の開発に注ぎ込み、構想の実現のために地道に技術開発を進めていった。

崩壊3rdについて

原神には所々で同社アプリゲームである「崩壊3rd(崩壊学園)」のネタがちりばめられている。この崩壊3rdの舞台設定は非常に作りこまれているため、以下では本ページを読むにあたり知っておくと良い崩壊3rdに関する予備知識を記していく。また、更に詳細な内容に関しては舞台設定に関するWikiが存在している為そちらを見る、あるいは実際にプレイしてもらった方がより確実だろう。お察しの通り、下記URLは崩壊3rdに関するとんでもなく膨大な凄まじい量のネタバレ要素で構成されている為、閲覧の際は必ず注意をすること。崩壊3rdの舞台設定

「崩壊」とは
崩壊3rd世界の地球では「崩壊エネルギー」という現実世界の核エネルギーのような驚異的なエネルギーによって後述の「ゾンビ」「律者」といった生み出され、人類の脅威となっている(核エネルギーに例えたとおり、崩壊エネルギー自体も人類にとって基本的に有害である)。崩壊3rdはこの「崩壊」から抗い滅亡を阻止するべく、様々なストーリーが描かれていく作品となる。
戦乙女(ヴァルキリー)」とは
上記で示した崩壊エネルギーを戦闘に転用できる兵士のこと。主に崩壊3rdでのプレイアブルキャラはこの「戦乙女」に該当し、様々な敵と戦うことになる。崩壊3rdでの舞台である天命組織極東支部(後述)では聖フレイヤ学園という学校を設立しており、本来兵士として扱われる戦乙女たちに対しても一般人と変わらない学校教育が施されている。
「天命組織」「ネゲントロピー」とは
天命組織は崩壊による文明壊滅を遅らせるために紀元前2000年に結成された組織のことであり、「主教」を司るアポカリプス一族、「聖女」を司るシャニアテ一族、「騎士」を司るカスラナ一族を主軸として活動を続ける。プレイアブルキャラであるキアナ・カスラナ、そしてテレサ・アポカリプスはこの子孫に相当。このテレサ・アポカリプスは上記で示した聖フレイヤ学園の創始者であり現学園長である。名前にアポカリプスとあるが、カスラナ一族の血が流れている。(ちなみにテレサのCVは田村ゆかりであり、本作品におけるナヒーダと同様。通称"テリテリ"、世界一可愛いと自称するロリキャラ(?)である。)
対してネゲントロピーとは天命組織の方針に異を唱えて離反した敵対勢力であり、ネゲントロピーもまた別の考えを以って「崩壊」に抗おうとしている。プレイアブルキャラである雷電芽衣、及びブローニャ・ザイチクはもともとネゲントロピー側の勢力であった。
「ゾンビ」「律者」とは
崩壊エネルギーは基本的に生体に有害なエネルギーであり、蓄積しすぎると人間としての理性や知性を失い「崩壊」の意志に従うことになる。このような人間の成れの果てを「ゾンビ」と呼ぶ。この崩壊エネルギーを蓄えられる量というのは個人差があり、崩壊エネルギーを大量に蓄えられる体質を持った個体が崩壊を起こすとより凶悪な存在、「律者」となる。律者は知性を持っているものの、元の人格は完全に支配され破壊を助長するような人格を形成する。
「前文明」「火を追う十三英傑」とは
公式漫画の前日譚やゲーム内コンテンツ「古の楽園」で登場する。「前文明」は崩壊で滅ぶ前の世界であり、キアナたちのいる時代より約5万年前に滅びた文明。公式漫画の前日譚によると現代文明(リアル)によく似ている。「火を追う蛾」とは崩壊現象に対抗する為に戦った戦士達の組織のことで、「火を追う十三英傑」とはその中でも特に中心人物となる13人のことである。現代より遥かに優れた科学力を持っていた前文明で、戦士たちは「メイ博士」によって開発された崩壊エネルギーとの融合手術を受けている。
また、前文明が敗北することを考慮し、「メイ博士」は人類が崩壊に対抗する最終手段を考案した。
「方舟計画」地球から脱出して新天地を目指す計画。
「恒沙計画」無数の並行世界を観測して崩壊に打ち勝つ方法を探る計画。
「火種計画」前文明の知識や技術をキアナたち後世の人間に伝える計画。
「聖痕計画」詳細は不明だが、人類の大半が死亡する上に生存者についても人類という定義が覆るような変化が起きるという計画。ここでいう聖痕とは、遺伝子に記憶情報や崩壊に対抗する能力などを埋め込む崩壊由来の技術である。
なお、ここでもスターシステムが用いられており、例えば「ケビン・カスラナ」は男体化したキアナのようであり、「メイ博士」は芽衣に、世界を火の海に変えた「第七律者」は姫子にそっくりである。

PC・NPC

天理の調停者
天理の調停者
原神冒頭のシーンで登場した正体不明の神。主人公を封印した張本人であり、現段階で彼女に関する情報は一切明かされていない。
詳細内容

崩壊3rdキアナ
この謎の神の基となるキャラクターは崩壊3rdにおける戦乙女の一人、キアナ・カスラナだと思われる。サービス開始当初から声優が同じ釘宮理恵であることからその可能性を疑われていた。パッと見は似ているように思われないが…。

キアナ・カスラナとはどんなキャラ?

天命組織の創始者、カスラナ一族とシャニアテ一族の血を引く崩壊3rdの戦乙女の一人。
性格は自由奔放で明朗快活、物事に対し本能と直感で動く。気ままでわがままな性分は、ヤンチャな子猫そのもの。直情径行で思慮が浅く、周囲からは遠慮なく「バカ」の烙印を押されている。しかしそのどこまでも前向きで、決して困った人間を見捨てることのない優しさから、周囲からは放っておけない存在として、呆れられつつも慕われている。大好きなものが美少女と典型的な百合キャラ(だったけど、成長していくに連れて百合要素はなくなった。悲しい。)、特に雷電芽衣に対しては熱烈な感情を日々送り続けている。

更なる重篤なネタバレに注意

空の律者
劇中前
まずキアナに関して説明すると、プレイアブルキャラとしてのキアナ・カスラナはセシリアの娘のキアナ本人ではない。オットー・アポカリプス(天命の大主教。セレサの生みの親)が作ったキアナ・カスラナのクローン体である「実験体K-423」が正式名称。(オリジナルのキアナ・カスラナは事故により死亡したと思われていたが、後遺症で記憶を失い治療の過程で容姿も変化したが生存していた。)ちなみに、基本的にここではキアナ=K-423ってことにする。
その際天命主教のオットー・アポカリプスによって律者の力を手中に収める計画の一環として、カスラナとシャニアテ両家の性質を併せ持つオリジナルのキアナの遺伝子と、第二律者(空の律者シーリン。虚数空間を掌握し、時空の狭間を生み出す能力を持つ。天命の非人道的な人体実験を受けて人類への憎悪を募らせた少女がこの律者に覚醒し、討伐された。これも本編前の話である。)のコアが合成され、第二律者復活の素体として造り出された。
ストーリー9章
シナリオを進めていく段階でキアナは空の律者として覚醒をしてしまい、コアに宿っていたシーリンの人格に呑まれることとなる(サラッと流されてるけど、このときの空の律者覚醒のせいでいくつかの都市が滅亡している)。この事件は聖フレイヤ学園でキアナ達の先生を務める無量塔姫子の大いなる活躍により、シーリンとしての人格はキアナの奥底に眠ることとなった。しかしながら失ったものはあまりにも大きく、多くの崩壊3rdプレイヤーたちを絶望させた。詳細は下記で示す無量塔姫子の項で述べる。
原神における天理の調停者はキアナ・カスラナというより、この空の律者シーリン側の一面が参考となっていると思われる。
ストーリー25章
一時的に空の律者シーリンの意識を封印したものの、シーリンの意識はまだキアナの中に存在しておりキアナの体を乗っ取るタイミングを見計らっていた。そして、自身の心の奥底に眠る空の律者といずれは決着をつけねばならない事をキアナも感じていた。
そしてその二人が決着をつけることとなったのがストーリー第25章支配の律者編である。ネゲントロピーの基地を襲撃した支配の律者はこれまでの律者と違って、人類を憎んでいる人間をさがしてその心の歪みに付け込んで自分の仲間にしようとするタイプの律者だった(そのため、支配の律者は個々で見ると弱い)。そして、人間を憎み、強大な力をもつ空の律者は支配の律者にとってなんとしても仲間にしたい絶好のターゲットだった。封印された空の律者の意識を呼び覚ましキアナの意識を消滅させるために、支配の律者は自ら作った支配劇場と呼ばれる虚数空間にキアナを連れ込み、空の律者シーリンの意識を呼び覚ますことに成功する。そして、ここからはキアナと空の律者の意識の奪い合いとなる。
この戦いのあと、生き残るのはキアナか空の律者シーリンの片方の意識のみ。二人は自身の過去を振り返り、互いに相容れる存在ではないことを再確認する。戦闘のあと、勝利したのはキアナの方だった。心優しいキアナは、それでも「あなたは私の半身だから」と空の律者に手を差し伸べるが、空の律者はそれを拒絶。こうして、空の律者の意識は消滅し、彼女の律者コアを受け継いだ新たな律者、薪炎の律者キアナが誕生した。
(ちなみに、てっきり空の律者が勝つと思っていた支配の律者はキレた。その後、支配の律者はキアナ(薪炎の律者)に倒された)

また、彼女の母親はセシリアという名前であり、本作においてはモンドの特産品である「セシリアの花」にその名前が引き継がれている。

雷電将軍
雷電将軍
テイワット七国のうちの一つ、稲妻の国を統治する神。武を極め、稲妻の民に永遠を約束する。
詳細内容

崩壊3rd雷電芽衣
雷電将軍の基となるキャラクターは崩壊3rdにおける戦乙女の一人、雷電芽衣だと思われる。雷電将軍のキャラストーリーから彼女の本名は「雷電影(エイ)」、また双子の名前は「雷電眞(マコト)」であり、Makoto+EiでMei(メイ)とみることもできる。また、声優も同じであることも芽衣がモチーフとなったのであろう理由として挙げられる。

雷電芽衣とはどんなキャラ?

ストーリー15章、公式漫画「第三次崩壊編」
もともとはネゲントロピー所属の大企業の社長令嬢であったものの、様々な経緯から幼い頃の芽衣はネゲントロピーに利用されるようになる。その際に第三律者(雷の律者で電磁場を支配する能力を持つ)として覚醒しかけたものの、キアナ・カスラナ達により、彼女の律者としての覚醒は阻止できたのであった。これをきっかけに雷の律者としての能力を少しだけ使えるようになるのであったが、それは同時に律者としての覚醒する可能性を秘めていることとなる。
性格はしっかり者で面倒見がよく、多くの人から慕われる。基本的に物腰が柔らかく優しい性格だが、時折怒ったり悩んだり年相応の感情変化を見せる。キアナからは好きを通り越して求愛を受けており、本人はまんざらではない模様。ブローニャからもお姉さまと慕われるような、心優しいお姉さん的存在。
戦闘スタイルは刀を振るい、手数とスピードで勝負するタイプ。忍者と形容するのが最も近いだろう。雷電将軍の元素爆発で刀を振る様は雷電芽衣の戦いを彷彿とさせる。しかしながら、芽衣は料理が得意で戦乙女たちの食事当番として手料理を振る舞っているのに対し、雷電将軍はもはやシステム面で料理が不可能にされているレベルであるところは大きく異なる点だろう。

更なる重篤なネタバレに注意

雷の律者
ストーリー15、17章
最愛なる人であるキアナ・カスラナの第二律者としての覚醒は雷電芽衣にも大きな影響を与えた。空の律者シーリンを深層意識へ押し込めたものは良いものの、度重なる崩壊エネルギーの使用によってキアナの身体は限界に到達しかけており、にもかかわらず世界を救うために全てを背負い込もうとしているのであった。
限界な身体である彼女を救おうと奔走した芽衣は天命組織、ネゲントロピーとはまた別の第3勢力であるヨルムンガンドから取引を持ちかけられる。キアナを救う代償として挙げられたのは、芽衣の中に埋め込まれた第三律者のコア。この条件を飲みヨルムンガンドに加担すると言うことは、自らが所属する天命組織への裏切り行為に相当することとなる。芽衣とキアナが居た長空市で崩壊現象が暴発する。それを抑止しなければと一人飛び出すボロボロなキアナ。芽衣は強大な崩壊現象に立ち向かうものの、そのまま力尽きることとなる。
どんなに抗おうと、尽力しようと、足掻こうと、様々なものを失い続けてきた芽衣。力およばず最後には最愛なる人すらも失ってしまうのか──。そこで語りかけてきたのは芽衣に埋め込まれた第三律者のコア──。「お前に力を与えよう」。彼女はそれを、受け入れた。かくして雷電芽衣は雷の律者としての覚醒を果たし、崩壊現象を収束させた。
最愛な人からあらゆる危険を遠ざけるためにも、もうキアナに運命を背負い込ませない為にも、芽衣は天命組織を離反し、ヨルムンガンドへ加入を決める。間も無くして駆けつけたキアナ(空の律者)はその事実を受け入れられず芽衣(雷の律者)を連れ戻そうとするが…強い意志と強大な力に及ばず、芽衣は去ってしまうのであった。
雷電将軍の元素爆発でも重撃モーションに関しては雷の律者の攻撃モーションの一部とほぼ同様のものが使われている。
雷の律者

放浪者
放浪者
正体が謎に包まれた放浪者。雷電将軍の試作品であり、かつてはファデュイの「散兵」でもあった。
詳細内容

雷電将軍とは異なる点で、雷電芽衣の要素を引き継いでいる。
芽衣ついてはひとつ上の雷電将軍項を参照。

「実験として律者コア/神の心を取り込まれ、その後力を封印された」「絶望から全てを捨て、雷を操る強力な力を解放した」という点において、雷電芽衣と通ずる部分がある。
また崩壊3rdの前作にあたる「崩壊学園」での雷電芽衣とは性格やその経緯で似ている部分があり、内面はこちらから引き継いだと思われる。ここは3rdの芽衣とは対照的な部分である。

崩壊学園の雷電芽衣について

学園での芽衣は、元々は優しい性格だったもののある出来事から人間不信となり、捻くれた性格と口調になった。
放浪者も元々は無垢で人に優しかったものの、「裏切り」によって人間への信用を辞め、性格や口調も今のものへとなっていった。

容姿は基本的に雷電将軍に継がれているが、髪色に関しては雷電将軍より放浪者の方が近い。芽衣や放浪者が藍色であるのに対し、雷電将軍は2人より明るい青紫である。
髪型は19歳の芽衣は放浪者に近い(芽衣をショートヘアにしたような髪型)。27歳の芽衣は雷電将軍の方が近い。

また放浪者は料理が上手く、雷電将軍が継がなかった料理の腕は彼が継いだことになる。両者とも元々は料理ができなかったが、練習して料理が上達した*1

そして、芽衣のスキン「断罪影舞」とスカラマシュのカラーリングが似ている。赤いアイシャドウや腰回りも含め、デザイン元はこちらと思われる。
スカラマシュ
雷電芽衣(断罪影舞)

性別や声優や身長は雷電将軍に引き継がれており、放浪者はどれも異なる。 
使用する武器も異なるが、放浪者も昔は刀を使用していた。

ここまで雷電芽衣の話を説明してきたが、全く別の話題として「トラロック」というボスも「正機の神」に通ずる部分がある。設定に関しては無関係と思われるが、形や攻撃に彷彿とさせるものがある。

八重神子
八重神子
稲妻にある鳴神大社の神主を務めるお姉さん。稲妻を統治する神、雷電将軍とは何かしらの関係を持つようだが…。
詳細内容

崩壊3rd八重桜
八重神子の神の基となるキャラクターは崩壊3rdにおける戦乙女の一人、八重桜だと思われる。ゲーム中でも印象的な「妾は最強の巫女ぞ」というセリフからもわかるように、一人称、そして巫女(神子)であることを引き継いでいると思われる。また、声優も同じである。

八重桜とはどんなキャラ?

公式漫画「恩返し編」「桜花追憶編成」オープンワールド「桜の輪廻」
あれ?このキャラ本編に出てきてないような……?
病弱であった妹を看病しながら暮らしていたが、妖(崩壊の影響を受けた原生生物)による脅威から村を守るため、いわゆる生贄として妹が選出されてしまった。これに納得出来ず、只々悔やみきれない想いと共に巫女としての務めを果たしつつ、妹の墓前に花を手向ける日々を送っていた。時は流れ、キアナ・カスラナの先祖に当たるカレン・カスラナが逃亡してきた際に八重桜は彼女を介抱した。しかし、カレンが持っていたとある重要研究物の影響で、過去の不満を触発され擬似的な律者として覚醒。八重桜は人格を失ってしまい破壊の衝動に駆られるものの、カレン・カスラナを始めとする多くの人の活躍により解決する。
その後紆余曲折があり、八重桜は現世にとどまっており現在は雷電芽衣の身体を借りている状態。雷電将軍と八重神子が旧友であることもここからきているのかもしれない。
また、八重桜は崩壊の意思と融合した影響で細長いシルエットがどう見ても兎耳にしか見えないが一応狐耳が生えている。「狐のお姉さん」と自称する八重神子との接点としてこれも挙げられるだろう。
生真面目な性格でどんな物事に対しても毅然とした態度で対応をする。前時代の人間なので古風な喋り口調。
戦闘スタイルは雷電芽衣同様に刀を使うが、こちらは抜刀技を中心とする。本人曰く、「剣術は巫女のたしなみの1つ」とのこと。

本編に出てきたサクラ

ストーリー11章、古の楽園、永久の楽園
全文明の融合戦士。なので、↑上で紹介した八重の前世とも言える人物。ストーリー11章で記憶体(?)として登場して、古の楽園と永久の楽園でがっつり会話シーンがあるので、ほとんどのプレーヤーにとってはこっちのほうが馴染みがあると思う。

ウェンティ
ウェンティ
モンドで自由気ままに詩を語り継ぐ吟遊詩人のひとり。その正体は、テイワット七国のうちの一つ、モンドの国を統治する神である。
詳細内容

崩壊3rdウェンディ
ウェンティの基となるキャラクターは崩壊3rdにおける敵キャラの一人、ウェンディだと思われる。

ウェンディとはどんなキャラ?

ウェンディはもともとS級戦乙女(戦乙女はその実力と共に階級付けがされる、Sは最高ランク)になり得る候補として期待を寄せられていた。人一倍強い崩壊エネルギーへの耐性を有していたことから人造的な律者としての実験対象として選出されとある宝石を埋め込まれたものの、結果崩壊エネルギーに耐えられず下半身不随状態となった。結局のところ律者としての覚醒は止めることができず、第四律者(風の律者。自由自在に流体を操る能力。)として覚醒してしまった。最終的には律者として覚醒する要因となった宝石を摘出されたことにより死亡した。
ウェンディの性別は女性であり、男であるウェンティとは大きく異なる点。性格やその他の点においても共通点はあまり見られない。

アルベド
アルベド
モンド西風騎士団の首席錬金術師。この世の真理を求めて日々錬金術に勤しむ。
詳細内容

崩壊3rdアインシュタイン
アルベドの基となるキャラクターは崩壊3rdにおけるNPCの一人、アインシュタインだと思われる。性別こそ違えど、髪型、口調、性格、研究者、そして何より天才理論物理学者であったアルベルト・アインシュタインから来ていることを考えれば非常に有力。※ただしアルベドというのはマグヌスオプスにおける白化から来ているため、偶然の可能性もある。

アインシュタインとはどんなキャラ?

ネゲントロピーに所属する科学者の一人。史実と同様に『相対性理論』を確立させたことから始まり、崩壊エネルギーや虚数空間、量子の海といった崩壊3rdの背景の上で重要な理論を発見している。かみ砕いて説明することに長けており、長年クレーへのわかりやすい説明で培ってきたアルベドと似ているところがある。ただし絵心だけは皆無であり、スケッチが大得意なアルベドとは正反対。雷電将軍と雷電芽衣でも料理が得意と不可能であったように、崩壊3rdと原神では何やら真逆の一面を持っているようだ。

関係ありそうだけど証拠不十分なキャラ
鍾離
鍾離の元ネタと言われるキャラはよく分かっていない。岩の律者と言われるキャラは何人も登場するが、根拠が薄い。
詳細内容

候補1 陳天武
岩の律者(星の律者)。原神の神=崩壊の律者みたいな所が有るので、岩モチーフのキャラだしもしかして?と言われている。けど、見た目も性格もまったく似てない。
候補2 ヴェルト・ヨウ
見た目(髪色)は鍾離に似てるけど、理の律者(構築の律者みたいなニュアンス。何もないところから大砲とか軍艦とか出して戦う)なので岩と何も関係ない。
候補3 アスター
岩の律者。こちらは崩壊学園のキャラなので3rdには登場しない。女性。なんとなく立ち絵のポーズが似てる(右手を少しだけ上に挙げてるポーズ)気がしないでもない。

その他名前等の要素

ムラタ人
ムラタ人は神の住む島(セレスティア)を信仰する一族であり、テイワット大陸西部の火山地帯、火の神が統治する戦争の国「ナタ」のどこかに住んでいる、と言われている戦闘民族であるが現在どこにいるのかは不明。
詳細内容

崩壊3rd姫子
ムラタ人の特徴として真っ赤な髪に常人離れした膂力を備える、とある。名前も完全に一致していることから「ムラタ」という名前は崩壊学園、崩壊3rdの戦乙女の一人、「無量塔 姫子(ムラタヒメコ)」から来ている可能性が高い(これでムラタと読む)。ただし、中国語でのムラタ人は「穆納塔人」なのに対し、姫子の中国語表記は「无量塔姬子」、と若干の差異がある模様?

無量塔姫子とはどんなキャラ?

的確な判断力と絶対的な統率力により幾多の戦場を潜り抜けた過去から、『戦場のイシュタル』との異名を持つ。正式な肩書としては聖フレイヤ学園対崩壊作戦部隊ヴァルキリ隊第5小隊前線最高指揮官で階級は少佐。聖フレイヤ学園においては教官としてキアナたちを指導する立場でもあり、居眠りと赤点の常習犯であるキアナに頭を悩ませている。
性格は姉御肌で、自身を顧みず他人の心配をする優しい一面もある。お酒が好きで酔うと色々とだらしない。深酒を煽って現実逃避する悪癖もあり、近年は飲酒量が増えてその傾向が強くなってもいる。戦場に身を置いていた経歴からこの齢まで恋愛を碌にしてこなかったことを気にかけており、度々イイ男を探しに会食やバーなどに出かけている。完全に婚期を逃した29歳のアラサー女子である
なお、miHoYoのCEOであるLiu Wei氏によると「『原神』開発中にセリフを思い浮かべていた」というほど思い入れのあるキャラクターだという。;''テクノロジーオタクが世界を救う

更なる重篤なネタバレに注意

戦乙女は崩壊エネルギーに対してある程度耐性を有している。しかしながらこの耐性は年齢とともに下降傾向にあるもので、姫子は戦乙女になると決めた当時から既に耐性が平均を下回っていた。そんなハンデを持ちながらも度重なる戦績を挙げていったが…聖フレイヤ学園に身を移した段階で既にすでに体内は崩壊エネルギーに蝕まれており、余命1年が宣告されていた。
そんな時に起こってしまったのが、キアナ・カスラナ、即ち我が教え子の第二律者としての覚醒である。姫子は教え子へ対する命を賭けた「最後の授業」の末、その隙を狙って律者へ中和剤の注射に成功。シーリン(律者としての精神)はキアナの深層意識へと封じられた。しかし余命1年を宣告されている状態で無謀な行動に出た姫子の肉体は限界を大きく突破しており、姫子はそのまま命を落としてしまうこととなる。彼女の遺体はディラックの海に飲まれた。
確かに姫子の身体が限界であることは節々から読み取ることができたものの、プレイアブルキャラとして人気を誇っていた。にもかかわらず燃え尽きるような壮絶な最期でプレイアブルキャラがメインストーリーから退場させられてしまったことに対して多くの崩壊3rdプレイヤーは驚愕と絶望を覚えた。この一件から「mihoyoは主格キャラクターも容赦なく殺してくる」という認識が生まれ、それは原神においても例外ではない…と思う旅人も一定数いることだろう。

不確定要素

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姫子の戦闘スタイルは、細腕で大剣を振り回し、敵をシールドごと叩き斬るような一撃必殺の女戦士。似た要素のあるディルックはかつての姫子を彷彿とさせる。ただし、ディルックとキアナは背面に翼を切りつけた傷跡というそう被ることのない衣服の意匠を持ち、英雄・黎明といった象徴するキーワードが共通すること等があるため、ディルックのモチーフは別にあり、今後別途に姫子モチーフキャラクターが登場する可能性はある。一説にはディルックは火を追う十三英傑の方に関係するとも。

量子と虚数
kyosuryosi.jpg
崩壊シリーズにはゲームシステム上、量子と虚数タイプの属性が実装されている。テイワットにおいて天理に対抗するための力が深淵(アビス)であり、その深淵が後述の量子の海に接続するものだとしたら、天理とセレスティアは虚数側であることが予想される。
ラグヴィンド家の邪眼と崩壊現象
jagan.jpg
サービス前から連載されていた漫画版「原神セレベンツ」は初期設定をもとに描かれたものと思われるが、崩壊シリーズを色濃く引き継いでいる部分がある。作中でラグヴィンド家が所持していた邪眼は、ファトゥス第二位「博士(ドットーレ)」をして「唯一無二の特別なもの」と称されたものだが、この邪眼のエフェクトが崩壊現象のエフェクトと非常によく似ている。また、ディルックの力を使うときの矢をつがえるような仕草も、空の律者のムービーモーションに近しいものがある。なおディルックが邪眼あるいは崩壊エネルギーの負荷の影響を受けている様子はないが…。

地球(崩壊3rd)とテイワット(原神)の繋がりについて

崩壊3rdの舞台は我々の住む地球となっており、馴染み深い国名や大陸名が出てくる。では崩壊3rdと原神、すなわち地球とテイワット大陸にはつながりはあるのだろうか?
結論から言うと、「地球とテイワット大陸は並行世界として繋がりを持つ可能性が非常に高い」と言える。その根拠としては、崩壊3rd側内でのメインストーリー17章「雷が空を破る時」で流れた最後のムービーにトワリンらしき謎の龍のシルエットが見られたことが挙げられる。更に、このシーンに関しては開発者インタビューでも言及されており、それが以下の動画となっている。

V4.2 Battlesuit [Fallen Rosemary] Trailer (開発者インタビュー) | YouTube

虚数の樹から観測されたテイワット大陸?
In the final part of main story Chapter 17 Overseer Otto observed other worlds via the Imaginary Tree.
One of his observations is Dvalin, the wind dragon from Teyvat. The other would be Fallen Rosemary, the new character we're talking about today.
From the design perspective, Yae Kasumi and Kongming are characters brought out from the bubble universes.
Fallen Rosemary is based on this design concept but she is still an entity of higher order.
Last year, stories like Honkai Kingdoms and Sanka Saga have fleshed out a basic concept of a Captain aboard the Hyperion traveling in the Sea of Quanta.
But everyone knows that they're not the only ones traveling.
The new character Fallen Rosemary actually symbolizes that our Captain's journey has reached another phase.(原文・YouTubeの字幕より抜粋)

メインストーリー17章のエンディングにおいて、オットーは虚数の樹を通して他の世界を観測している。
観測したものの中には、テイワットの風魔龍トワリンがおり、この動画で言及される新たなキャラクターのロストローズマリーもいる。
デザインの観点から言えば、諸葛孔明や八重霞が世界の泡から生まれたキャタクターであるのに対し、ロストローズマリーはその概念には沿うものの、より高次の存在でもある。
昨年、「崩壊戦記」や「霞隠散華抄」のイベントストーリーにおいて、ハイペリオン号の艦長が量子の海を旅することの詳細が語られた。
しかし旅をしているのが彼一人だけではないことは誰もが知っている。
新たなキャラであるロストローズマリーは、艦長の旅が新たな段階に入ったことを象徴するものである。(本Wiki有志による翻訳)

開発者インタビューにおいても明確に「テイワットの風魔龍トワリンが」と表現されていることからもその信憑性は高いものとみていいだろう。
本シーンは簡潔に説明すれば「オットーアポカリプスが第二の鍵を用いて"量子の海"にある無数の"並行世界"を観測している場面」である。これを理解するには崩壊3rdに関する舞台設定を深く理解する必要があり、以下にその詳細を記していく。例のごとく、崩壊3rd側のネタバレであるため注意して読んでいただきたい。

このシーンはいったい何をしているのか?
  • オットー・アポカリプスについて
    まず本シーンに登場するオットーアポカリプスという人物について、これは先に説明した天命組織のトップに位置する人物であり、プレイアブルキャラであるキアナ・カスラナ、及びテレサ・アポカリプスを、文字通り創り出した張本人である。彼の目的は旧友であるカレン・カスラナを復活させることであり、先の2名が創り出されたのもその一環、恐らく本シーンにおいても同様の目的の基に動いているのであろう。
  • 神の鍵と第二の鍵について
    「神の鍵」とは、約5万年前に崩壊によって滅ぼされた文明が残した古代兵器のこと。核には前文明に討伐された律者のコアが埋め込まれており、手にした者は律者に匹敵する力を持つ。もともとは律者と対抗するための武器として製造された。
    このシーンで登場する第二の神の鍵とは、永劫の鍵 "千界一乗"と呼ばれるもので、空間操作を行うことができる。もともとはアーサー王伝説に登場する聖剣こそがその第二の神の鍵であるとされてきたものの、その実態は鉄道車両のような巨大な装置であった。今までは崩壊による人類絶滅を逃れるために、前文明がとった3つのうちの最終手段の一つ「恒沙計画(第二の神の鍵を用い、虚数の樹にある無数の並行世界から崩壊に打ち勝つ方法を探る計画。)」の要として、4500年もの間、"量子の海"にある無数の"並行世界"を観測する目的で稼働されてきた。
  • 量子の海(ディラックの海)とは?
    一言で言い表せば、「無数にある並行世界の狭間」である。この並行世界とは我々の知る「パラレルワールド」と捉えても問題ないだろう。しかしながら、崩壊3rdにおける並行世界に関する捉え方は少々特殊だ。
    まず、量子の海では時間軸に関わらず、その当事者における”そう”なり得る、なり得たであろう姿を観測することが出来る。例えばAという当事者が3年前に交通事故にあってしまった姿、あるいは5年後に宇宙飛行士として活躍しているであろう姿、という具合で量子の海ではこういった様々な可能性を観測することができ、これを崩壊3rdの世界では「世界の泡(量子の海に漂う無数の世界の断片)」と言う。しかしこれはあくまで”可能性がある、あった”というだけ話であり、その世界が並行して実在しているというわけではない。というのも、世界の泡とはすなわち、崩壊によって脱落した世界の映し鏡だからである。崩壊によって滅んだ世界は、虚数の木の足元に広がる量子の海に落とされる。ややこしいのだが、その際、世界の"情報"のみが量子の海に落とされる。落とされた世界の"情報"は量子の海を漂い、数多の"情報"とぶつかり合う。そうして生まれるのが、滅んだ世界にあり得た可能性=世界の泡、なのである。つまり世界の泡とは本質的には可能性を映し出す映し鏡であり、様々な世界から寄せ集められた可能性を合成しリプレイしている存在に過ぎない。世界の泡は基本的に不安定ですぐに量子の海のゆらぎに消えることがほとんどだが、稀になにか世界を安定させるような強大な力を持つものが存在した場合、その世界の泡は比較的長く存在することができる。上のインタビュー内で言及されている「諸葛孔明」及び「八重霞」はいずれも、こうした安定した世界の泡の人物である。
    虚数の樹はあらゆる真理と法則が生まれる場所とされるが、現状では詳細不明である。

まとめると、開発者コメントでは「オットーは虚数の樹を通して他の世界を観測している」と言及しており、虚数の樹からトワリンの姿を観測できているということは、トワリンのいるテイワット大陸は地球から見て、実在している並行世界であると考えることが出来るはずだ。ただし、オットーが観測したトワリンの存在する並行世界は、我々がプレイしている原神でのテイワット大陸に限りなく近い別のテイワット大陸、という可能性もまだ残っているため、崩壊3rd、及び原神での今後の考察要素が求められる部分である。



以下では、崩壊3rd内にて登場した「これテイワットっぽいな…」という設定を並べておく(⚠崩壊3rdのネタバレあり)

「娑」と願い、そして破滅

前提として、先の項目で書かれた通り、テイワットは「世界の泡」の一つであると考えられる。
虚数の樹に連なる固有世界には虚数の法則として「崩壊」現象が降りかかるが、実はこれらの世界では、とある「宇宙と一体化した大きな文明」「終焉の繭」を各固有世界に送りつけ、崩壊を利用することで意図的に律者などをつくり、その文明を「自分たちのような巨大な一つの意志」にすることで崩壊を乗り越えさせようとしていたのだ。ちなみにこれに失敗した固有世界は「終焉の律者」というシステムにより文明が吹き飛び、時間が5万年ほどリセットされる。そして、再び人類のような知的生命体が生まれ文明を作るのを待ち続けるのである。
それを踏まえて以下
実は、虚数側にこの「大きな意志」がいるのに対し、量子の海側にも「娑」と呼ばれる意志が存在すると言うのだ。この娑は、世界の泡にとある「規則」を植え付ける。その規則とは、「願い」だ。
娑により「規則」を植えられた世界の泡では、いくつかの願いは現実となる。そして「現実化した幾つもの願い」は膨張し、いずれその世界の泡を破滅させる。娑は、このときに生まれるエネルギーをまるごと奪ってしまうのだ。
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  • エネルギーを欲した世界の泡では突然大量のエネルギー資源が掘られるようになったが、予兆無くそれら資源が暴発する事故が同時多発的に起こるようになり、ついには滅亡した。
  • 死者の復活を願った世界の泡では、鎮魂および魂の居場所として、量子もつれ的重なりを持ったもう一つの世界が誕生したが、2つの世界の融合により破滅しようとしていた。などなど   

また、娑は意志と化しているため自ら赴いて行動を取ることができない。よって行動の際には、安定した規則の運行を見守る「代理人」、邪魔者を排除する「清掃員」などを派遣する。
そして、「願いが芽生える場所では天地が逆転する」らしい……おや?そういえばテイワットでは何度も逆さまの物を見たことがあるような…

洛星と世界の泡

洛星とは火星のこと。固有世界としての洛星は10億年前に終焉の繭によって滅ぼされ、一面荒野と化している。滅んだ洛星が墜ちてできた世界の泡がゲーム内における舞台となる。ちなみに物語で最初に訪れる泡である「甌夏市」は、発達した大都市ではあるものの辺境まで車で3時間でたどり着けるほどの広さしか無い。
「データの海」はある程度進んだ技術と見識を持つ地球人からしてもまったく未知の領域で、量子の海らしき特性は見られるものの差異も多々見られる。特に奇妙な現象として、常識と一般的な知能を持った普通の人間が突然データの海から湧き出てその後平然と世界の泡で暮らす…という事案が、珍しいけど驚きはしない程度に起きる。火星人(厳密には泡の住人なので純火星人とは呼び難いが)たちはこの現象を気に留めることもなく、そうした出自を持つ人間に対しても至って普通に接している。
この洛星は100年前に大崩壊という現象によってデータの海に沈みかけたと人々は信じているが真偽は不明。ただし、この大崩壊の頃から「影」と呼ばれる規則が発生し人々の恐怖を糧に無から有が産み出され始めたこと、そして「影」や大崩壊から洛星を守るために洛星の各地区がいくつもの泡に分化されたのは紛れもない事実である。これによって洛星は「影の存在する泡」「存在しない泡」に分断され、影の無い泡をアンカーとして影のある泡を分野定影七星臬(ぶんやていえいしちせいげつ)によって繋ぎ、その形を保っている。イメージとしては、最下層に位置するデータの海と最上層に位置する「影の存在しない泡」の間に「影の存在する泡」を挟み込み、盾としてデータの海の浸食を防いでるという3層構造。また、その際に終末のアンカーという謎のオブジェクトがすべての泡に現れ、先に述べたように「影」の有無で対応した泡同士が海に沈まぬように特異点として固定する役割を果たしている。甌夏市はもともと琅丘、明海、白羽という3エリアを含む計4地方で構成された安禾地方というエリアだったが、大崩壊により明海と白羽は浸食され、現在は琅丘を盾にし甌夏市をメインエリアとしている。琅丘にも人が生活するエリアは僅かながら残っているが(後述)、2つの泡は基本的に行き来不可なので甌夏市の人々は琅丘を知らない
甌夏市における資源は、データの海からサルベージされ任意の物理材料へと変換可能な「根源物質」によって得ている(地球における石油のようなもの。とりあえず「影」を特殊化したものと捉えてもらえれば問題無い)
また、甌夏市に対応した泡である「琅丘」の中で唯一人が暮らしているエリアである琥珀街では、嵬収(かいしゅう)という、恐怖を感じることで影から何でも創り出せるという方法が浸透している。この嵬収のために、人々は他人に高圧的に当たったり中には自殺を迫ったりすることもあるが、影から物質を生み出したあとは何事もなかったように平然と暮らす。要するに恐怖ビジネスが成立しているのである。

以下は編集者のメモなので鵜呑みにしないように
  • テイワットでは、願いを持ったとき「神の目」が現れる。それはつまり、願いを集めるデバイスなのではないか?
  • 逆さまといえば世界樹である。これも、人々が命の循環を祈ったがために生まれた可能性がある。
  • 例の逆さ七天神像も同様である。
  • 層岩巨淵の無名遺跡もまた、ヒルチャールの慰安という願いが存在している。
  • 神の目を授かった放浪者も、夢境の同じ空間で逆さに落ちている。
  • セレスティアも同様。人々が天啓を求めたため生まれた可能性がある。
  • そして、以下は世界樹誕生の時期によって分かれるのだが、
    • パネースが「代理人」からテイワットを守るために、テイワットを隔絶した説
    • 実はパネースは「代理人」で、 テイワットを破滅させるのを邪魔されないように隔絶した説
      前者の場合、あとから来た「天理」の調停者が「代理人」だということになる。後者の場合、「天理」の調停者はそれを止めに来たことになる。
      テイワットの歴史の考察は編集者の専門外のためここでは判断しかねるが、miHoYoという企業が「キアナ顔」を大事に思っていることを考慮するならば、調停者を「悪」にはしないだろう…という色眼鏡がある、とだけ書いておきたい。
  • 実は「娑」はもともとある世界にいた一人の人間だったのだが、紆余曲折あり現在のように破壊を執行する意志と化している。そして後に「娑」となるこの人間がいた世界では、崩壊のことを「深淵」と呼んでいた。
    • テイワットでは、「深淵」(=アビス)と「天理」は相反するものとして争っているという描写がたびたびある。 また、「娑」は「崩壊」をとことん嫌っている(後に「娑」となる人間がいた世界は崩壊によって滅んだため)。「深淵」が「娑」由来なのかはたまた「天理」が「娑」由来なのかは分からないが、どちらかが「崩壊」を指す言葉である可能性が高いと言える。
  • 洛星は、世界を切り分けることでその形を保っている。これはパネースがテイワットを周囲から隔絶したのと同じようなものではないか?

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*1 放浪者はキャラクターストーリー1に書いてある