このページについて
このページは高難度用チーム集を補完するページである。
過去の深境螺旋で使われていた編成や、新要素による環境の変遷など、攻略情報に関する史料を載せる。
攻略年表
ここでは当時の原神の環境や、攻略に関わる各要素の追加、それによる影響を年表形式で記述する。
アップデート履歴全般に関しては時系列データを、攻略に直接関連しない出来事についてはクロニクルを、その他の履歴は履歴項目を参照。
編集者へ:性能に関しては荒れやすい話題でもあるので、できるだけ柔らかい表現を心がけてください。
- 太字は恒常では出現しないPU限定キャラ / 武器
Ver1~
- Ver1.Xの注意点
配布キャラを含め属性・武器毎の選択肢が非常に少なく、どんなに重課金したとしてもゲームシステム上1日に消費できる天然樹脂にも上限がある為育成・役割についての考え方がキャラ・聖遺物・武器の選択肢が大きく増えたVer2以降と大きく異なる。
天然樹脂について補足するとVer1.0は天然樹脂上限が120、濃縮樹脂が未実装。Ver1.1より上限が160に引き上げられ濃縮樹脂も実装された。
またVer1.3までは紀行に脆弱樹脂が存在せず、Ver1.4までは一部で天然樹脂が必要なイベントも存在(イベント報酬のみであれば樹脂不要で達成可能)していた。
Ver1.0.0 (2020年09月28日 ~ 2020年11月11日)
実装キャラ(☆5) | 空/蛍(風・岩) ウェンティ クレー ジン ディルック モナ 七七 刻晴 |
実装キャラ(☆4) | アンバー ベネット 香菱 ガイア 重雲 行秋 バーバラ レザー リサ フィッシュル ノエル 凝光 北斗 スクロース |
実装聖遺物(☆5) | 「雷を鎮める尊者」「烈火を渡る賢者」「愛される少女」「剣闘士のフィナーレ」「翠緑の影」「大地を流浪する楽団」 「雷のような怒り」「燃え盛る炎の魔女」「旧貴族のしつけ」「血染めの騎士道」「悠久の磐岩」「逆飛びの流星」 |
- このゲームが始まる。
当時、雷元素は元素反応が弱く評価が低かったため物理型に寄せた、物理フィッシュル、物理刻晴などのビルドも考案される。 - 何もかもが手探りの中で香菱、行秋、ベネット、重雲で組まれたナショナル編成が生まれる。
→ナショナル
- 翠緑の影は拡散された元素タイプを基準に元素耐性-40%をする効果。
拡散できる炎・水・氷・雷全てに効果があり、風サポーター定番の聖遺物となった。
- 当初の螺旋12層ではスタミナが回復しない「凝結の氷」、動きを封じる「氷の檻」がテイワットに降り立ったばかりの旅人を大いに苦戦させた。
加えて、始めたてで瞳集めが終わっておらず、最大スタミナがもともと低いだけでなく、
付着した氷元素を効果的に取り除けるキャラがジン、北斗、ベネットしか存在せず、
ほとんどの人は配布キャラ以外の所持キャラが少ない状況であったため、地獄絵図に拍車をかけた。
ただし、強力な炎元素攻撃バフがあったり1間2間の☆3の目標時間が300秒(=クリア目標5分以内)だったりと、単純な比較はできないがこの時点では現在よりも楽な要素もあった。
- 実装初期は育成難易度に加えて元素反応などの独特なシステムから、編成の構築やキャラクターの評価が難航していた。特にICDと元素の減衰・消費・残留の周知が遅く、現在では考えられないが、行秋の評価が奮わず、香菱に関しては配布の影響か暫くの間は低い評価であるサイトも多かった。
Ver1.1「迫る客星」(2020年11月11日 ~ 2020年12月23日)
- 岩のシールダー鍾離実装。
実装当時はスキル長押しに中断耐性がないなど現在とはかなり使い勝手が異なる仕様となっていた。
のちに現在の仕様に上方修正されたが、現在に至るまでほぼ唯一実装されてからキャラ性能自体が大きく変わった事例となっている。 - 水アタッカータルタリヤ実装。
Ver1.2「白亜と黒龍」(2020年12月23日 ~ 2021年02月03日)
実装キャラ(☆5) | アルベド 甘雨 |
実装武器(☆5) | 「片手剣・斬山の刃」 |
実装武器(☆4) | 「片手剣・腐植の剣」(イベント報酬)「両手剣・雪葬の星銀」(鍛造)「長柄武器・ドラゴンスピア」(鍛造)「法器・冬忍びの実」(鍛造) |
実装聖遺物 | 「氷風を彷徨う勇士」「沈淪の心」 |
- 岩のサブアタッカーアルベドが実装。当時は貴重だった攻撃的なサポーターとして後に胡桃編成や魈編成などで使われるようになる。
- 氷の弓アタッカー甘雨が実装。
甘雨の高い火力を溶解で上乗せし大ダメージを狙っていく溶解甘雨と
敵をウェンティで集め、甘雨の攻撃を直撃させるモルガナが生まれる。
→溶解甘雨
→モルガナ
- 淵月螺旋が初の更新。Ver.2.0までは現在と比べ比較的変則的な更新が続く。今回は9層~12層すべて入れ替え。
- 9層・10層は極寒ゲージのギミック付き。敵もドラゴンスパインに出てくる氷元素のヒルチャールがほとんどであった。
温暖仙霊が出てくる10層はともかく、9層では「遺跡の灯火」が割と硬めのデコイとして機能していたため、難易度は大幅に減少した。 - 難関だったのは11層2間の防衛戦。地脈異常によるチーム全員の元素エネルギー減少が極めて厄介で、当初はクリアすらままならないプレイヤーが続出した。
が、あまりの高難度さ故にかえって急ピッチで研究が進行。敵の攻撃対象やヘイト管理方法などの仕様が解明され、数週間もしないうちに安定した攻略法が確立された。 - 12層は「癒し」と評される程に易化。3間後半ですら岩盾2体→エージェント1体(オーラなし)と璃月天賦秘境並みの構成に。
火力こそ相応に必要ではあったが、11層で苦しめられた旅人からはウイニングラン扱いされていた。なお、この時点でもまだ1間2間の制限時間は合計5分以内だった。
- 9層・10層は極寒ゲージのギミック付き。敵もドラゴンスパインに出てくる氷元素のヒルチャールがほとんどであった。
Ver1.3「明霄、海に昇りて」(2021年02月03日 ~ 2021年03月17日)
実装キャラ(☆5) | 魈 胡桃 |
実装武器(☆5) | 「片手剣・磐岩結緑」 「長柄武器・護摩の杖」 |
実装武器(☆4) | 「長柄武器・千岩長槍」 「両手剣・千岩古剣」 |
バランス調整 | 鍾離の能力を変更、岩元素共鳴「不動の岩」を変更 |
- 調整により鍾離が大幅に強化。これにより強力なシールダーとしての立場を不動のものにする。
- 胡桃が実装。胡桃の炎元素攻撃に行秋の水元素による蒸発を合わせた蒸発胡桃が生まれる。
→蒸発胡桃 - 風アタッカー魈が実装。
魈ハイパーキャリーの概念が生まれ、当時はアルベドを組み込んだ魈ジオが使われていた。
→魈ジオ
→魈ハイパーキャリー
- 岩元素共鳴の効果が「シールド強化+15%。また、キャラクターがシールド状態の時、以下の効果を得る:
与えるダメージ+15%。敵にダメージを与えた時、敵の岩元素耐性-20%、継続時間15秒。」になった。
- 淵月螺旋は12層のみ更新。
- 前期とはうって変わって超難化。「地脈異常なし&全間の☆3クリア時間180秒以内」の真っ向勝負な12層はこのVer.以降から定着することとなる。
1間のヴィシャップ2体や3間前半の遺跡守衛2体(片方に岩オーラつき)など、強力な少数精鋭構成に対応する中でシールド・中断耐性への注目が高まっていった。
- 前期とはうって変わって超難化。「地脈異常なし&全間の☆3クリア時間180秒以内」の真っ向勝負な12層はこのVer.以降から定着することとなる。
Ver1.4「風花の招待」(2021年03月17日 ~ 2021年04月28日)
実装キャラ(☆4) | ロサリア |
実装武器(☆5) | 「弓・終焉を嘆く詩」 |
実装武器(☆4) | 「片手剣・ダークアレイの閃光」「弓・ダークアレイの狩人」「法器・ダークアレイの酒と詩」「弓・風花の頌歌」(イベント報酬) |
- 淵月螺旋は更新なし。旅人たちは引き続きツインヴィシャップに苦しむことに。
Ver1.5「塵歌を纏いし扉」(2021年04月28日 ~ 2021年06月09日)
- 星5で初めての物理アタッカーエウルアが実装。必要なチャージは80と重かったものの、破格の火力を持つ元素爆発が特徴。特に完凸はアンドリアスを形態変化前に難なく一撃で倒し切るなど、数々のボスを一撃で撃破する猛者が多数現れ、ボス狩りのエウルアとして多くのユーザーに衝撃を与えた。
- 「千岩牢固」はスキルを当てることで攻撃力とシールドをバフできるサポート向け聖遺物で、
設置型スキルを持つサポーターや、2セットのHP+20%を目当てにしたキャラに長く使われることになる。
「蒼白の炎」はエウルアなど物理攻撃メインのキャラに向いた聖遺物。
- アビスの詠唱者・紫電が実装。この時点では螺旋のみの先行登場。
避けにくい攻撃とエネルギー減少効果、そして高耐久のバリアなど、強力なエネミーとして認識された。
- 淵月螺旋は11層・12層が更新。
- この期の強敵は魔神任務振りのアビスの使徒・激流(11層)と上述のアビスの詠唱者・紫電(12層)。
高耐久のバリアを手早く割る手段を旅人が模索する過程で、元素量やICDといった概念が自然と浸透していくこととなった。 - 詠唱者対策として元から高かったベネットの評価が更に上昇、サポーターとしての地位を不動のものとした。
2Uかつ短CTのスキルを活かす雷怒り4や自己付着を活かすサンファイア等、ユニークな使い方も実戦投入される。 - 他の特徴としては、11層の防衛戦が1間になりリトライしやすくなった。ただし停滞の水によって前期以上に動きづらい展開に。
12層では1間のヴィシャップ&トリックフラワーの高耐性トリオ、2間後半では炎アビス&幻系生物の即死級蒸発ダメージなど、詠唱者以外も強敵揃いだった。
- この期の強敵は魔神任務振りのアビスの使徒・激流(11層)と上述のアビスの詠唱者・紫電(12層)。
Ver1.6「真夏!島?大冒険!」(2021年06月09日 ~ 2021年07月21日)
実装キャラ(☆5) | 楓原万葉 |
実装武器(☆5) | 「片手剣・蒼古なる自由への誓い」 |
実装武器(☆4) | 「弓・幽夜のワルツ」「法器・ドドコの物語」(イベント報酬) |
バランス調整 | 一部の元素反応が強化 |
- 楓原万葉が実装。風枠を支配し続ける強力な風キャラクターとして末永く使われることになる。
また万葉によるバフ・デバフを前提とした編成が生まれる。
→タルタリヤ国際
→クレーモノパイロ/可莉三火
- 感電、超電導、過負荷、拡散、氷砕きなどのいわゆる転化反応が強化。ついでに岩元素の結晶シールドも強化される。
転化反応を主体に相手を倒す砂糖武装が誕生する。
→砂糖武装
- 新ボス「魔偶剣鬼」が追加。火力の高い攻撃、分身を使ったコンビネーション、3体に分裂、遅延行為をも備えた強敵である。
金リンゴ群島に始まり、螺旋の奥深くにてフォンテーヌ実装まで長らく猛威を振るった。
- 淵月螺旋は9層~12層の総入れ替え。
- 9層・10層は相変わらずのドラゴンスパインギミックに加え、10層では水使徒に雷詠唱者、そしてまさかの無相の氷が参戦。フィールドボスが淵月螺旋に初登場した。
- 11層では防衛戦・先遣隊・使徒詠唱者コンビなどが登場。上述の強化に加えさらに地脈異常バフが乗った拡散反応が猛威を振るうことに。
- 12層1間は前後半ともにヴィシャップ2体。すっかりお馴染みになった門番カルテットもこのVer.で一旦はおしまい。
2間後半では転がりまわるベビーヴィシャップ達がプレイヤー達を辟易させた。
3間では詠唱者や使徒がアビスの魔術師を引き連れて登場。ワープ誘導や拡散による大ダメージなど、今までの知識を総動員して攻略に臨むことが試された。
Ver2~
Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」(2021年07月21日 ~ 2021年09月01日)
実装キャラ(☆5) | 空/蛍(雷)、神里綾華、宵宮 |
実装キャラ(☆4) | 早柚 |
実装武器(☆5) | 「弓・飛雷の鳴弦」「片手剣・霧切の廻光」 |
実装武器(☆4/鍛造) | 「弓・破魔の弓」「片手剣・天目影打」「長柄武器・喜多院十文字槍」「両手剣・桂木斬長正」「法器・白辰の輪」 |
実装聖遺物 | 「追憶のしめ縄」「絶縁の旗印」 |
- 「絶縁の旗印」が実装。元素チャージを強化しつつチャージに応じてダメージを上げることができ、
香菱、北斗などこれまでチャージと火力の両立が困難だった爆発の重いキャラが強化される。
「追憶のしめ縄」は元素エネルギーを消費して通常攻撃を強化するクセの強い聖遺物で、主に宵宮で使われた。
- 稲妻の浮浪者「野伏衆」が登場。通常エネミーの割に強く、弱体化されるまではバックステップを身軽にこなし、転倒もできなかった。
特に海乱鬼は相方が倒されると大幅に強化され、凍結無効、3連続攻撃、HP大幅回復と精鋭エネミーに匹敵する強さを見せつけた。
- 淵月螺旋は9層~12層のフル更新。Ver.2.0以降は通常のアップデートで11層・12層のみが更新されるようになり、9層・10層に更新が入るのは大型アップデートのみになる。
- 9層は雷ダメージのエリアが設置される。ステージ周囲から少しずつ中心部へ広がるエリアに対し、素早いヒット&アウェイやシールド導入といった戦略を迫られた。
- 10層は取り巻きを倒す程「頭領」のバフが剝がれていく。最深部には使徒や詠唱者が登場し、バリア割技術の重要性を早くから教え込む構成となった。
- 11層は1間2間はオーラ付きの精鋭級が少々厄介な程度、一方3間では無相の氷と無相の炎という当時の中では高難度な構成。
特に無相の炎は実装直後だったこともあり、やや難解なギミックを迅速に理解し対処できるかが勝敗を分けた。 - 12層は久々に火力勝負寄りの構成だったが、「エネルギー潮汐」の地脈異常が足を引っ張った。
大量に粒子が生成される満潮状態とエネルギーが一切増えなくなる低潮状態が頻繁に入れ替わり、スキル回しのタイミングをすっかり崩壊させられる羽目に。
異様にタフな弱体化前野伏と海乱鬼、ミラーメイデン、吸引できないのに動き回る遺跡機兵など新エネミーも強敵ぞろい。魔偶剣鬼も今Ver.が螺旋初参戦となる。
Ver.2.1「韶光撫月の浮世」(2021年09月01日 ~ 2021年10月13日)
実装キャラ(☆5) | 雷電将軍、珊瑚宮心海、アーロイ(期間限定コラボ) |
実装キャラ(☆4) | 九条裟羅 |
実装武器(☆5) | 「長柄武器・草薙の稲光」、「法器・不滅の月華」 |
実装武器(☆4) | 『長柄武器・「漁獲」』(釣りシステムで交換)、「両手剣・銜玉の海皇」(イベント報酬)、弓・プレデター(PS限定) |
- 雷神雷電将軍が実装。
雷電将軍の元素チャージ補助や雷元素付与を前提とした編成が生まれる。
特に雷電ナショナルは☆4キャラ3人という組みやすさのわりに強力で、長く環境を支配する編成となった。
→雷電ナショナル
→雷電ハイパーキャリー
→エウルア雷電
- 水のヒーラー珊瑚宮心海が実装。
高い水撒き能力と回復能力を持ち、感電や凍結に絡んだ編成が生まれる。
→神羅天征/綾華ハイパーキャリー
→スココモン
→心海テーザー
- ボス「雷音権現」が登場。移動攻撃が多く、ワープもすることから近接キャラが翻弄され、甘雨や宵宮などの遠距離キャラが優遇される形となった。
- 淵月螺旋は11層で侵蝕が初実装、12層ではそれまでとは一段上のDPSが要求された。
- 11層では地脈異常として侵蝕が初実装。チーム全体へのシールド無視持続ダメージの登場によってヒーラー特化キャラの地位向上に期待が寄せられた。
……のだが、敵構成が余りにも凶悪。敵を倒す毎に侵蝕が付与される状況下なのに、1間2間は肝心の敵が多すぎ(15体~20体)で、3間前半は蛍術師が蛍を召喚し続ける地獄絵図。
全間に「陰燃の炎」オーラ持ちが出現したこともあり、11層にも拘わらずものすごい速度でHPが減ることに。ヒーラー二枚積みを採用する旅人もいたとか。 - 12層では実装直後にして全盛期のフライムが大暴れした他、前期に引き続き魔偶剣鬼が登場。
最深部では恒常からくり陣形が登場。Lv.100補正と12層補正を備えたボスの超高耐久を知らしめる形となった。
- 11層では地脈異常として侵蝕が初実装。チーム全体へのシールド無視持続ダメージの登場によってヒーラー特化キャラの地位向上に期待が寄せられた。
Ver.2.2「霧の海と謎の秘境」(2021年10月13日 ~ 2021年11月24日)
実装キャラ(☆4) | トーマ |
実装武器(☆5) | 「弓・冬極の白星」 |
実装武器(☆4) | 「両手剣・惡王丸」「長柄武器・斬波のひれ長」「弓・曚雲の月」 |
- 新たな敵「獣域ウェルプ・獣域ハウンド」が実装。
前Ver.11層で猛威を振るった「侵蝕」の能力を持ち、「シールドが強く回復不遇」の環境に一石が投じられた。
- 淵月螺旋は以下の通り。獣域ウルブズは未登場。
- 11層では1間2間が対多数戦寄りだった一方、3間では無相の水と無相の炎との一騎打ちが待っていた。
特に無相の水は草元素実装前ということもありかなりの強敵に。水滴対策は本体にダメージが通りやすい炎元素キャラでのゴリ押しがメジャーだった様子。 - 12層は敵の構成が比較的バラバラで、各間☆3狙いの特化パーティーを組んでの複数回クリアが強く推奨されていた。魔偶剣鬼は三度目の登場。
特に3間では上半下半共に、よく動き回るのに拘束集敵が効かない遺跡機兵達への対処に手間取るプレイヤーが多かった。
吸引不能な敵は位置関係の調整やバックステップ誘発で誘導してまとめて叩く、この技術の重要さが意識されるようになった印象的なシーズンとなった。
- 11層では1間2間が対多数戦寄りだった一方、3間では無相の水と無相の炎との一騎打ちが待っていた。
Ver.2.3「白雪に潜みし影」(2021年11月24日 ~ 2022年01月05日)
- ☆5の岩アタッカー荒瀧一斗と、岩専門サポーターゴローが実装。
岩キャラ向き聖遺物「華館夢醒形骸記」も追加され、岩ダメージで殴り倒す岩パが生まれた。
→岩パ - 「海染硨磲」は回復によってダメージを発生させる効果。これによりヒーラーもある程度のダメージを出せるようになった。
- アルベドの最適武器シナバースピンドルがイベント白雪に潜みし影で配布されアルベドが強化される。
だが限定イベントのため再入手ができず、代替武器もなかったため逃したプレイヤーは後々苦しむことになったという…
- 淵月螺旋は次の通り。今Ver.以降、11層1間での防衛戦が恒例となる。
- 11層について、上述の1層防衛戦では盾暴徒の突進と薬剤師軍団が早速関門となる。
3間前半はフライム軍団からの幻形生物軍団2waveという敵の攻撃が非常に苛烈なステージとなった。 - 12層では1Ver.遅れて獣域ウルブズが参戦。侵蝕の脅威はそのままに、タフな上にワープや回り込みで翻弄してくるため非常に手間がかかった。
更に2間後半では剣闘奇譚で登場した魔偶剣鬼の特殊個体(3体分裂版)が参戦。
避けにくい三体分の攻撃、霜馳が設置する氷ダメージエリアなど、通常版以上に厄介な敵として立ちふさがった。
ちなみに、2間前半は久々のヴィシャップ2体編成だったが「後半を見据えた楽な敵」との評価だった。Ver.1台と比べてのインフレが伺える。
- 11層について、上述の1層防衛戦では盾暴徒の突進と薬剤師軍団が早速関門となる。
Ver.2.4「流るる星霜、華咲きて」(2022年01月05日 ~ 2022年02月16日)
- 氷専門のサポーター申鶴が実装。
今までロサリアを入れていた神羅天征/綾華ハイパーキャリーに、申鶴型の神鶴万心の派生が生まれる。
- アビスの詠唱者・淵炎が実装。
72Uもの非常に硬いシールドを削るために、水元素が大いに優遇された。
- 淵月螺旋は以下の通り。バリア割勝負とDPS勝負が入り混じる構成の12層は、Ver.4.1現在最後の地脈異常つき仕様となっている。
- 11層1間の防衛戦は開幕から大ダメージを狙ってくる遺跡巡視者や雷魔術師への素早い対応が肝だった。2間後半は幻形全種との4waveに渡る長期戦。
3間後半では雷音権現が登場。近接攻撃を中心としたパーティーが苦戦を強いられる中、対空性能に長ける宵宮や行秋が活躍した。 - 12層では主に上半に「鋭気」を持つ敵が登場。開幕耐性バフ→通常攻撃を当て続けると耐性ダウン→一定時間でリセットしてバフに戻る……といった効果。
「鋭気」効果は1間の恒常からくり陣形と悪い意味で相性が良く、時間経過以外に分裂前後でもリセットがかかる仕様がかなりの遅延要素に。
2間前半では初登場のエンシェントヴィシャップ岩、そして3間後半では魔偶剣鬼が登場。特殊個体含めた連続登場記録は今期の5回目で一区切りとなる。
もう一つ印象的な敵として、1間後半ではギミックを加味しても水使徒や雷詠唱者以上に硬いバリアを持つ詠唱者・淵炎が初登場。2間後半に登場した水使徒2体と並んで猛威を振るった。
- 11層1間の防衛戦は開幕から大ダメージを狙ってくる遺跡巡視者や雷魔術師への素早い対応が肝だった。2間後半は幻形全種との4waveに渡る長期戦。
Ver.2.5「薄櫻が綻ぶ時」(2022年02月16日 ~ 2022年03月30日)
実装キャラ(☆5) | 八重神子 |
実装武器(☆5) | 「法器・神楽の真意」 |
実装武器(☆4) | 「法器・誓いの明瞳」(イベント報酬) |
- 新エネミー「黒蛇衆」が実装。
こちらのシールドに攻撃を命中させたときバフを得る能力を持ち、先日の獣域ウェルプに続いてシールドメタ敵が増えた。
- 淵月螺旋は以下の通り。
- 11層は上半が水と氷、下半が炎と雷、更に魔術師や水使徒などの厄介なバリア持ちもふんだんに配置されたステージ。
3層は上半が獣域ウルブズ、下半が炎&雷詠唱者と、12層の編成と言っても差し支えないような内容に。 - 12層では黄金王獣とボス版アビサルヴィシャップが初登場。
前者は数秒の隙に超高火力でそのまま押し切るか、ギミック解除用の岩キャラを添えられるものにするか、いずれにしてもパーティー組みの難度が高い相手であった。
後者は三界道饗祭に登場した復活ギミック付きの特殊個体。やはり火力が足りない場合、ゲージを見ながらの丁寧なHP管理が求められた。
- 11層は上半が水と氷、下半が炎と雷、更に魔術師や水使徒などの厄介なバリア持ちもふんだんに配置されたステージ。
Ver.2.6「そよ風、紫苑の庭を偲ぶ」(2022年03月30日 ~ 2022年05月31日)
- 淵月螺旋では風キャラの拡散や拘束集敵が肝要となる構成が多め。
- 螺旋11層1間の防衛戦ではヒルチャールや宝盗団の軍勢が立ちふさがる。特に大量の薬剤師によって元素反応で大幅に削られる事故が多発した。
2間3間ではオーラ持ちのファデュイが多く、上述の通り風キャラの吸引スキルが大いに刺さった。 - 12層では2間の激流・紫電・淵炎トリオが目を引く。しかし拡散であっさり処理できる旅人も多かった。
むしろ問題は3間上半の淵炎コンビで、範囲付着に長けた水元素の手札に欠ける旅人達は下半の激流コンビの時間を大幅に削られてしまうことになった。
- 螺旋11層1間の防衛戦ではヒルチャールや宝盗団の軍勢が立ちふさがる。特に大量の薬剤師によって元素反応で大幅に削られる事故が多発した。
Ver.2.7「虞淵に隠されし夢魘」(2022年05月31日 ~ 2022年07月13日)
- 水のサポーター夜蘭が実装。
行秋に近い能力を持っており、今まで行秋を使っていた編成に代わりにセットできるようになった。
組ませても強く、水ダメージで殴り倒すモノハイドロや胡桃蒸発の水2型が生まれる。
→モノハイドロ
→胡桃蒸発
- 淵月螺旋は以下の通り。
- 11層の祝福は両手剣へのバフで、PU中の一斗はもちろんディルックなどが活躍した。
敵編成としてはオーラ持ち複数との戦闘が目白押し。11層の防衛戦もwave数が多くほどほどに難敵。 - 12層はDPS勝負。特に後半は1間が重機→撃破後守衛、2間が魔偶剣鬼(Ver.2.4ぶり6度目)、3間が恒常からくり陣形という、全ステージが1対1での殴り合いに。
その他、前半はやや氷元素の通りが悪い構成ではあったものの、申鶴入りの高火力凍結パが組めるプレイヤーであれば苦も無くクリアする人は多かった。
- 11層の祝福は両手剣へのバフで、PU中の一斗はもちろんディルックなどが活躍した。
Ver.2.8「常夏!幻夜?奇想曲!」(2022年07月13日 ~ 2022年08月24日)
実装キャラ(☆4) | 鹿野院平蔵 |
実装武器(☆4) | 「片手剣・籠釣瓶一心」(任務報酬) |
- 淵月螺旋は以下の通り。
- 11層は炎ダメ強化の祝福&炎の通りやすい敵編成ということもあり炎元素キャラが優位なシーズンとなった。雷も通りやすかったが、前半だと3間の雷音権現が鬼門に。
また、吸引可能になったフライムを含む大量の小型敵や複数種バリアとの同時戦闘など、風元素キャラの拡散や集敵での早期撃破が狙える構成も特徴。 - 12層について、前半は氷の元素試練装置や無相の氷など、11層に引きつづき炎元素キャラが活躍。対して後半は遺跡機兵など凍結が有効な敵が多め。
厄介だったのは3間後半の遺跡サーペント。螺旋ではアイテムが使えないため、ダウンギミックのある敵をギミック縛りで戦わせる鬼畜仕様に。
隙の多いパターンを引き遅延行動が来ないことを祈るという、試行回数が試される厳しいステージとなった。
- 11層は炎ダメ強化の祝福&炎の通りやすい敵編成ということもあり炎元素キャラが優位なシーズンとなった。雷も通りやすかったが、前半だと3間の雷音権現が鬼門に。
Ver3~
Ver.3.0「黎明を告げる千の薔薇」(2022年08月24日 ~ 2022年09月28日)
実装キャラ(☆5) | 空/蛍(草), ティナリ |
実装キャラ(☆4) | コレイ,ドリー |
実装武器(☆4) | 鍛造武器:「片手剣・原木刀」「両手剣・森林のレガリア」「長柄武器・ムーンピアサー」「法器・満悦の実」「弓・ 王の近侍」 |
実装武器(☆5) | 「弓・狩人の道」 |
実装聖遺物 | 「深林の記憶」「金メッキの夢」 |
バランス調整 | 草元素反応追加、水元素共鳴を調整 |
- 待望の草元素が実装。
まだキャラが足りないこともあって手探りの状態だったものの、激化系、開花系の多段反応により幅広い編成のできる環境が期待される。また、これまで軽視されがちだった元素熟知が再注目された。 - 新たに使用可能となった空/蛍(草)は使いやすいスキルに設置型の爆発など強力な性能を持っており、草サブアタッカーとして螺旋攻略でも広く起用された。
- 草の弓アタッカーティナリが実装。
スキルCTの噛み合う八重神子とのタッグにより草激化編成が誕生した。
→草激化
- トライステート生物「キノコン」「マッシュラプトル」が登場した。激化させるか燃焼させるかで戦い方が変わる敵であり、ボスのマッシュラプトルでは超激化反応が注目されることになる。
- 「深林の記憶」は草耐性を下げる効果で、草ダメージが主力の編成に必須の聖遺物。
「金メッキの夢」は攻撃力と元素熟知を同時に強化する聖遺物で、激化を用いるキャラクターに広く適性を持つ。特にマッチする聖遺物を持たなかった雷サブアタッカーのフィッシュルや八重神子に最適となった。
- 水元素共鳴効果「治療の水」が受ける治癒効果+30%からHP上限+25%に変更される。
これにより蒸発胡桃編成に水を2枚投入した型が強化され、中華圏で広まっていた代表編成往生夜行の名前と共に知名度を大きく上げた。
→胡桃蒸発
Ver.3.1「赤砂の王と三人の巡礼者」(2022年09月28日 ~ 2022年11月02日)
実装キャラ(☆5) | セノ、ニィロウ |
実装キャラ(☆4) | キャンディス |
実装武器(☆5) | 「長柄武器・赤砂の杖」、「片手剣・聖顕の鍵」 |
実装武器(☆4) | 「両手剣・マカイラの水色」「片手剣・サイフォスの月明かり」「法器・彷徨える星」「長柄武器・風信の矛」 |
- 超激化にマッチする雷アタッカーセノが実装されるも、裏から長時間草元素を付着できるキャラが少なかったため継続時間の長い元素爆発をフルに活かせなかった。ナヒーダや白朮実装まで本領を発揮できない状況で評価されることとなった。
- 開花反応を強化するサポーターニィロウが実装。元素反応そのものを改変するキャラクターは初めて。厳しい縛りの代償に強力なダメージを出すことができ、当時の草キャラでも十分に戦力になったことからニィロウ豊穣開花が生まれる。
当時の主な編成は、ニィロウ、心海orバーバラ、コレイ、草旅人。
→ニィロウ豊穣開花
- 新たな自律装置「プライマル構造体」「半永久統制マトリックス」が登場。
両者とも超激化に弱く、インビジブル状態を解除する雷元素さえいれば、かなり与しやすい相手であった。以後、旅人たちのチーム編成の完成度チェックにも度々使われることになる。
- 元素熟知参照でチームキャラの元素チャージを軽減できる武器サイフォスの月明かり、HP参照でチームキャラに熟知バフをする武器聖顕の鍵が実装。片手剣サポーターの役割に幅が出、特にどちらとも相性のいい久岐忍は実質の強化となった。
Ver.3.2「虚空の鼓動、熾盛の劫火」(2022年11月02日 ~ 2022年12月07日)
- 草神ナヒーダが実装。強力な草付着能力や元素熟知バフを持つ彼女によって草元素編成が大きく強化される。
- ナヒーダ+行秋+雷電将軍or久岐忍をベースとした超開花編成が隆盛する。
ヒーラー兼雷元素付着役として久岐忍の評価が上がる。
→超開花 - セノにとって待望の継続草付着キャラ追加。長時間チェンジできないセノとウェーブごとにスキルでマークしたいナヒーダには微妙に噛み合わない部分もあったが、ナヒーダの高頻度草付着により激化と超開花を両立したハイブリッドセノが作れるようになる。
→ハイブリッドセノ - ニィロウ豊穣開花からコレイを抜いてナヒーダを入れる形が主流に。豊穣開花の苦手な遠距離攻撃をカバーできる強力な組み合わせとなった。
- ナヒーダは草サブアタッカーとしても順当に評価され、激化刻晴や草激化ティナリなどはそれぞれ玉皇妲帝、双狐双神のネームド編成が定番となった。
→激化刻晴
→草激化/双狐双神 - 反応トリガーで草付着できる性能が注目され、炎付着を起点に草付着(燃焼反応)→氷元素攻撃(溶解反応)→草付着(燃焼反応)…とループを回す燃焼溶解システムが誕生。しかし範囲的に炎付着できるキャラがおらず、燃焼溶解は対ボス構成に留まった。
- ナヒーダ+行秋+雷電将軍or久岐忍をベースとした超開花編成が隆盛する。
- 氷シールダーのレイラ実装。スキルポン押しによる強固なシールド展開と継続氷付着が特徴であり、既存編成の鍾離やディオナと入れ替え起用する形で研究が進んだ。
Ver.3.3「六処解悟、諸相空無」(2022年12月07日 ~ 2023年01月18日)
実装キャラ(☆5) | 久世浮傾・放浪者 |
実装キャラ(☆4) | 機求封秘・ファルザン |
実装武器(☆5) | 「法器・トゥライトゥーラの記憶」 |
実装武器(☆4) | 「片手剣・東花坊時雨」 |
実装聖遺物 | 「砂上の楼閣の史話」「楽園の絶花」 |
- 風アタッカー放浪者が実装。
魈に続く☆5風アタッカーだがフィールド適性のインパクトも大きく、その機動力によりマップを駆け抜けた。 - 風元素サポーターファルザンが実装。風をメインアタッカーにした編成が大幅強化される。
放浪者はもちろん魈にとっては嬉しいサポーターで、魈ジオを崩した編成ができるようになる。
→魈ハイパーキャリー
- 「砂上の楼閣の史話」はほぼ放浪者専用の聖遺物。
「楽園の絶花」は開花用の聖遺物だが、「金メッキの夢」と比べるとダメージは微増のため、
金メッキは「深林の記憶」と一緒に集めることができるのを考えると、無理して楽園の絶花を集めるほどではないと言われた。
Ver.3.4「織りなす調べ、華更けて」(2023年01月18日 ~ 2023年03月01日)
- 草近接アタッカーアルハイゼン実装。強力な草付着能力を持っており、草激化と超開花のハイブリッド編成が作れるようになった。
- 初の草ヒーラーヨォーヨ実装。豊穣開花で水キャラを熟知特化にできるようになった。
- 新エネミー「聖骸獣」が追加された。
高い凍結・元素耐性、突然変異した巨体、魔神・野生動物を併せ持つ凶暴性でテイワットに波乱を巻き起こした。
特に螺旋では元素違い2匹が同時出現して元素反応で攻撃してきたり、巨体のタックルでベネットの陣から追い出してきたりと強敵だった。
Ver.3.5「風花の吐息」(2023年03月01日 ~ 2023年04月12日)
- ディシアが実装。
中断耐性付与と中距離範囲の炎追撃を持ち、ナヒーダと併せて燃焼溶解編成のパーツとして評価される。特に甘雨の溶解運用で一定の立場を得る。
→溶解甘雨 - ミカが実装される。
実装前は物理バッファーと目されていたが、実装後は攻撃速度バフの面でも評価された。
- 新エネミー「アビスの使徒・落霜」が追加された。
アビスの使徒系列の敵で硬い氷シールドを貼り、草・水・氷元素を完全無効化する。
スメール環境で草キャラが多数追加され開花の流れが来ていたが、そこに開花編成のメタ敵が現れることとなった。
Ver.3.6「盛典と慧業」(2023年04月12日 ~ 2023年05月24日)
- 草サポーター白朮が実装される。
全体回復、使い捨てのシールドによる中断耐性、裏から持続的な草元素撒き、草共鳴、天賦による草反応強化など草サポートとして欲しい能力を網羅しており、
様々な草編成が恩恵を受けた。特に鍾離を入れていた草編成は入れ替えることでより攻撃的な編成になった。 - 「水仙の夢」でタルタリヤが強化される。
「花海甘露の光」は2セットでHP+20%する効果があり、HPに特化したかったニィロウが強化された。
- 螺旋では、とうとう3回に分けて敵が出てくるようになった。当時出現した敵はマッシュロン、野伏衆、聖骸獣の順。
もちろん評価基準は据え置きであり、異なる敵勢力に連続して対処しなければならなかった。
Ver.3.7「決闘!召喚の頂!」(2023年05月24日 ~ 2023年07月05日)
実装キャラ(☆4) | 「檐宇遊猫・綺良々(草)」 |
実装武器(☆4) | 「弓・トキの嘴」 |
- 草のシールダー綺良々実装。
- 淵月螺旋の2023年06月01日~2023年07月15日の12層は
・前半は疑似的な4waveで出るトリックフラワーとプライマル構造体、マッシュラプトル、ギミック持ちでタフな上に2体×2waveも出てくる聖骸獣
・後半にも凍結させてハメてくる水と氷のアビスの使徒、常に元素を纏いワープで距離を取る雷音権現、三色のバリアを使う深罪の浸礼者
と強敵が揃い、操作技量・火力・元素全てが要求され、プレイヤーを苦戦させた。- この螺旋のみでのみ使用率の高かったユニークな編成として、ナヒーダ・行秋・香菱・ベネットの編成が記録されている。
→ナヒーダナショナル
- この螺旋のみでのみ使用率の高かったユニークな編成として、ナヒーダ・行秋・香菱・ベネットの編成が記録されている。
Ver.3.8「涼夏!楽園?大秘境!」(2023年07月05日 ~ 2023年08月16日)
新規実装キャラやアイテムなし。
Ver4~
Ver.4.0「ゆえなく煙る霧雨のように」(2023年08月16日 ~ 2023年09月27日)
実装キャラ(☆5) | 「幻光で惑わすトリック・リネ(炎)」「旅人(水)」 |
実装キャラ(☆4) | 「綺影で魅せるエレガンス・リネット(風)」 「夢想の海を沈んで・フレミネ(氷)」 |
実装武器(☆5) | 「弓・始まりの大魔術」 |
実装武器(☆4) | 釣り協会:「片手剣・サーンドルの渡し守」 鍛造武器:「片手剣・海淵のフィナーレ」「両手剣・タイダル・シャドー」「長柄武器・正義の報酬」「法器・純水流華」「弓・静寂の唄」 紀行武器:「片手剣・狼牙」「両手剣・話死合い棒」「長柄武器・フィヨルドの歌」「法器・古祠の瓏」「弓・烈日の後嗣」 |
実装聖遺物 | 「ファントムハンター」「黄金の劇団」 |
- フォンテーヌが実装され新システム「アルケー」と新たな戦術分類「HPの増減」が登場。
アルケーは特定の敵に特定キャラの技を当てると何らかの現象が起こるギミック。
HPの増減はHPが増える・減るをトリガーにしてバフなどを発生させる能力で、HPを操作できるヒーラーの価値がやや上がった。
- 弓の炎アタッカーリネ実装。HPの増減キャラ。
炎元素キャラが多いほどダメージが増える炎単色(モノパイロ)PT向けのアタッカーだったが、
当時は炎キャラはベネットなど1名程度にし、楓原万葉や鍾離など他元素サポーターを入れる編成がよく使われていた。
- 新たな紀行武器が追加された。モンド、璃月、スメール、ナタ、スネージナヤを思わせるフレーバーテキストと、玉石混交の武器ステータス・効果で一石を投じた。
- 新聖遺物「ファントムハンター」はHPの増減に連動して会心率を上げる効果。
最大で会心率+36%は破格だが、当時使えたのはリネや自傷を持つ胡桃など一部のキャラに限られた。
「黄金の劇団」は裏に回ったキャラのスキル威力を上げる効果で、フィッシュルや八重神子などが強化された。
- 新エネミー「濁水幻霊」が追加された。水の元素生命でありながら、凍結完全無効で蒸発・開花反応が有利になった。
- 加えて、大幅に強化された精鋭「地方伝説」がフォンテーヌに点在。螺旋12層並みのステータスを持つネームド精鋭である。
螺旋11層にも「百戦錬磨の敵」として現れ、クリアを阻む試練として立ちふさがった。
- 2023年09月01日~09月30日の淵月螺旋では久しぶりに魔偶剣鬼が登場したが、
登場位置が変更され、壁際にバックステップさせることで地形にハメる技が使用不能になっていた。
アルケーに対応した敵氷風組曲も登場したが、アルケーなしでも倒せる程度の強さで、どちらかというと弱点が増えた形でプレイヤーは有利となった。
Ver.4.1「深海に煌めく星たちへ」(2023年09月27日 ~ 2023年11月08日)
実装キャラ(☆5) | 「告諭の潮騒・ヌヴィレット(水)」「寂罪の密使・リオセスリ(氷)」 |
実装武器(☆5) | 「法器・久遠流転の大典」「法器・凛流の監視者」 |
実装武器(☆4) | 神鋳賦形:「片手剣・船渠剣」「両手剣・携帯型チェーンソー」「長柄武器・プロスペクタードリル」「弓・レンジゲージ」 イベント:「法器・果てなき紺碧の唄」 |
- 水の重撃アタッカーヌヴィレット実装。
広範囲を貫通して大ダメージを与える強力な重撃、元素反応を起こすことにより自バフをかける能力、
HP依存キャラゆえの最大HPの高さと自己回復によるタフさなど、高いバランスでまとまった新世代のアタッカーだった。 - 氷の法器キャラながら近接格闘で戦うリオセスリが実装される。HPの増減キャラ。
- 当時の螺旋ではヌヴィレット単騎にある程度の使用率があったことが記録されている。
戦闘中にチェンジしなくてもせめて水元素キャラを入れて水元素共鳴を発動させた方がいいので完全にパフォーマンスではあるが、ヌヴィレットのポテンシャルを感じさせる編成だった。- 11層後半には「百戦錬磨の濁水幻霊」がコンビで登場。ダメージは控えめだが、フォンテーヌの地方伝説と戦ったことのない旅人の心を粉砕した。
Ver.4.2「罪人の円舞曲」(2023年11月08日 ~ 2023年12月20日)
- 水神フリーナが実装。
3匹の召喚物が自動攻撃を行うがチーム全体のHPを消費してしまうスキルと
チーム全体のHPの増減に応じてテンションを上げて全体バフをかける元素爆発のサブアタッカー/バッファー。
比類なきサブアタッカー性能とバフ量を持っていたが、全体ヒーラーが必要なため、専用編成を組むことで本領を発揮した。- 性能は評価されつつも適したパートナーがいなかったヌヴィレットはバッファーの相方を得て、組ませるのが鉄板構成となった。
→ヌヴィレットハイパーキャリー - 全体ヒーラーとしてすでに他編成で評価されていた白朮の他、ヒーラーかつ翠緑デバフが可能なジンの評価が上がった。
- フリーナと組ませることで様々なアタッカーがファントムハンターを使えるようになり、聖遺物の選択肢が増えた。
- 性能は評価されつつも適したパートナーがいなかったヌヴィレットはバッファーの相方を得て、組ませるのが鉄板構成となった。
- シャルロットが実装。氷元素で全体回復が可能なキャラ。
当時はヌヴィレット&フリーナ編成でのヒーラー兼凍結要因としての選出が見られた。
- 淵月螺旋12層前半は炎シールドを持つ敵が出まくる炎地獄で、新水キャラのヌヴィレットとフリーナが活躍できる構成だった。
Ver.4.3「薔薇と銃士」(2023年12月20日 ~ 2024年01月31日)
実装キャラ(☆5) | 「舵を這うラディアントローズ・ナヴィア(岩)」 |
実装キャラ(☆4) | 「厳罰を与える法の通暁者・シュヴルーズ(炎)」 |
実装武器(☆5) | 「両手剣・裁断」 |
実装武器(☆4) | 「両手剣・「スーパーアルティメット覇王魔剣」」 |
実装聖遺物 | 「在りし日の歌」「残響の森で囁かれる夜話」 |
- 岩のアタッカーナヴィア実装。
結晶反応で自己を強化可能なアタッカー。 - 炎のサポーターシュヴルーズ実装。
炎・雷キャラの過負荷編成で真価を発揮するキャラで、回復のほか条件を満たせばバフ・デバフなど大量の強化が可能で、専用構成を組むことができた。
特に元から反応ダメージにあまり頼ってなかった雷電ハイパーキャリーは、入れ替えることで既存構成より強くなる可能性を秘めていた。
- 新規追加の「残響の森で囁かれる夜話」はナヴィア向きの聖遺物。
「在りし日の歌」は、海染硨磲と違う形で回復力をダメージに変換するややニッチな聖遺物。
- イベントで「スーパーアルティメット覇王魔剣」が配布。
元素チャージ効率+30%と世界任務をこなしてメリュジーヌを助けることにより攻撃力+48%を得られる強力な両手剣だった。
- 淵月螺旋12層では雷音権現や水形タルパが登場。
常時元素を纏っている敵で風キャラの翠緑拡散デバフがやや通りにくく、また全体的に単体敵が多かったことから、
ナヴィアの岩編成など拡散に頼らないチームだと優位に戦えた。
Ver.4.4「彩る紙鳶、春梳きて」(2024年01月31日 ~ 2024年03月13日)
- 風のサポーター閑雲が実装。落下攻撃をバフする独特な性能を持つキャラ。
元から落下攻撃を主力としていた魈の編成が強化された。
特にフリーナとの相性がよく、フリーナと閑雲のバフで強化した落下攻撃を放つ編成が生まれる。
→落下ハイパーキャリー
- 淵月螺旋12層は遺跡サーペント、風蝕ウェネト、兆載永劫ドレイクと遅延ボスに装備縛りボスが続出。
ティナリ編成など高リーチかつ一瞬の攻撃チャンスでもダメージを出せる編成が使われた。
Ver.4.5「鋒刃、錦を裁つ」(2024年03月13日 ~ 2024年04月24日)
実装キャラ(☆5) | 「雷鳴の裁錦師・千織(岩)」 |
実装武器(☆5) | 「片手剣・有楽御簾切」 |
実装武器(☆4) | 「長柄武器・砂中の賢者達の問答」 |
- 岩のサブアタッカー千織実装。
- イベントで長柄武器/砂中の賢者達の問答が配布。
回復をトリガーに元素エネルギーを回復できるためシュヴルーズなどに有用な武器。
編成史料一覧表
過去の攻略で使われていた編成などの史料。
現在もよく使われている編成に関しては高難度用チーム集の編成一覧表、研究途中の編成に関しては高難度用チーム集のその他の編成を参照。
編集者へ:何が旧式になったかは意見が分かれやすいため、高難度用チーム集の編成をここへ移動する場合は、向こうのコメント欄で確認を取ってください。
高難易度用編成
ナショナル
すべて☆4だが、キャラクター同士のシナジーが極めて高く強力な構成。ナショナル系編成の母。
ベネット・行秋・香菱の3名は全員初期実装であるものの、その汎用性の高さから後の多数の新キャラ実装を経ても★5を含めてトップクラスの螺旋採用率をしばらく維持し続けていた。
Ver1.0~初期から使われていたが、Ver2.1での雷電将軍実装により重雲を雷電将軍に入れ替えた雷電ナショナルの人気が非常に高まり、現在ではナショナルというとそちらを指すことが多い。
ベネットの元素爆発バフを受けた香菱の旋火輪を、行秋の剣雨攻撃&重雲の氷エンチャントの補助により連続で蒸発・溶解させる事が基本コンセプト。
重雲2凸効果のCT軽減がチーム全員のスキル・元素爆発の回転率を引き上げ、かつ重雲自身もベネットのバフを受けた状態で溶解元素爆発を放てるため見た目よりも攻撃パターンが多い。
重雲の元素スキルを最初に展開する事を意識し、香菱・行秋もシームレスに元素爆発を展開できる程度の元素チャージ効率を確保できるとチームの本領をフルに発揮できる。
双風双岩
ファルザン追加前に魈メインで使われていた編成。
鍾離の鉄壁のシールドサポートを受けた魈の落下攻撃をひたすら叩きつけて敵を粉砕する。
魈は元素反応を無視した力押しが可能で、元素爆発継続中の落下攻撃は数万ダメージを広範囲に対して連打できるため殲滅力は極めて高い。
しかしHP減少や必要エネルギー70など相応のピーキーさが存在するため、チームはそれを補う事を主題に(そして可能な限り主力となる魈の火力・取り回しを上げるように)構成される。
ジンとアルベドを4凸以上している場合この2人のサポート能力は魈にとって随一のものとなるが、星5の高凸が必要となる為ハードルは高かった。
このような構成でも魈のポテンシャルを発揮できる強力なチームとなる。
Ver1.3から存在していた歴史の長い編成だったが、Ver.3.3で風専任サポーターファルザンが実装されるとアルベドが外れ、旧式となった。
岩2胡桃
岩共鳴による火力補助を目当てとした編成。
サブ火力と熟知バフ役のアルベド、耐久サポートと耐性デバフ役の鍾離により隙のない支援を実現しており、付着元素を過剰に消費せず肝心の蒸発を邪魔しないという点でも優秀なサポータータッグ。
胡桃実装当初から使われてきたかつての人気編成。
ver2.8での夜蘭実装、ver3.0での水共鳴変化により、水付着と火力の面からアルベドを夜蘭に入れ替えた往生夜行が徐々に人気を獲得し、現在ではこちらの岩2編成を旧式とする見方が主流となった。
クレーモノパイロ/可莉三火
同元素3キャラ+万葉の構成をとる、モノ○○系(いわゆる単色パーティー)の走りと言える編成。
Ver1.6での万葉実装から徐々に注目されはじめ、モノパイロにおいてクレーをメインアタッカーに据えるものは以下の理由で最適解とされてきた。
- 法器キャラであり炎元素付着が容易、交代タイミングに縛られない。
- 爆発属性かつ付着頻度が多く、盾持ちやバリア持ちへの対応力が極めて高い。
- 本人の殴り性能もそこそこ高く、他三人のスキル爆発使用後の時間を効率的に埋められる。
- スキルによって一度に多めの元素粒子を生成できるため、香菱へとピンポイントで粒子を受け渡しやすい。パッシブでもエネルギーを補助可能。
- 他の炎元素アタッカーは交戦距離や交代のハードル、粒子生成力などの理由から利便性でやや劣る。
Ver4.0で炎単一編成に特化した超火力アタッカーリネが実装されたことにより、モノパイロの顔は譲ることとなった。
ただし、クレー固有の元素エネルギー回復能力や吹き飛ばし属性など差別化点もあり、戦闘スタイルやシーンによる使い分けも考えていきたい。
神羅天征
綾華をアタッカーとした固定編成が無かったVer2.0~初期当時、優秀な水付着キャラである心海が直後実装されたことにより、凍結編成の新定番として一躍人気となった。
現在では、ロサリアの代わりにVer2.4で登場した氷元素特化サポーター申鶴を採用する編成が主流。
ひたすら攻撃力と会心ダメージに特化させた神里綾華で、凍結させた相手に大火力の元素爆発を連発する編成。
ロサリア採用版では以下のシナジーを発揮できる強みがある。
- ロサリア→綾華:会心率&粒子
ロサリアのバフ・氷共鳴・氷風4セットで、15%(MAX)+15%+40%=70%盛れる。
また、ロサリアのスキルの高い粒子生成能力によって綾華の元素爆発をスムーズに回すことができる。 - ロサリア&心海:凍結維持
ICDなしの2秒毎氷・水元素付着は理論上永遠に凍結が可能な組み合わせ。
ちなみに神羅天征(神罗天征)の名前の由来は
「神里绫华」「罗莎莉亚(ロサリアの中国語表記)」「叶天帝(「万叶」こと万葉の中国語圏での仇名)」「真珠之智(心海の紹介名。真[zhēn]と征[zhēng]を掛けている)」
を組み合わせて連想し、漫画「NARUTO」の登場人物であるペイン六道が使う技「神羅天征」を持ってきたものらしい。
- 元ネタの方は超強力な斥力で万物を吹き飛ばす技なので本当に名前だけ借用。
その他ユニークな編成
レインボーレザー
熟知特化させたレザーで大量の元素反応を起こして戦う編成。ナヒーダ実装後のVer.3.2に作れるようになった。
レザーの元素爆発中は通常攻撃に雷追撃が発動するが、別に通常攻撃に元素付与することも可能である。
ここで完凸ベネットを採用すると、2元素攻撃と持続的な自己付着によってレザーの熟知を参照した過負荷反応を連発できる。
さらに控えから大量の元素付着が可能なナヒーダ・行秋を組み合わせることで、超開花・烈開花を始めとした大量の元素反応が起こせる。
主なダメージソースは過負荷・超開花・烈開花などの固定値反応。特化させれば派生開花で3万前後、過負荷でも2万程度のダメージを出せる。
ベネット完凸というそこそこのハードルはあるが、大量のダメージ表記を出しながら敵を殲滅していくのはなかなか爽快。
需要の高いサポーターを3人も持っていかれるためもう片方がキツくなるが、螺旋でも通用する戦闘力は備えている。
過負荷で吹き飛ばしてしまう小型の敵や、ベネットのフィールド内で戦えない動き回るボス級などは苦手。
レザーをドリーに変更した派生型も存在する。
ドリーはレザーの様な時限アタッカーではないことから、クイックスワップ運用も不可能ではなくなる。
もっともドリーの完凸効果である元素スキル使用後の雷元素付与は、完凸ベネットの炎元素付与で上書きされてしまうため、必ずしも相性が良いとは言えない。
そうした欠点も認められるが、回復役が二人いるので、耐久サポートに秀でた行秋の存在も相まって生存性は高く、下位互換という訳ではない。
ナヒーダナショナル
Ver.3.7辺り、淵月螺旋の2023年06月01日~2023年07月15日の12層後半で使われた編成。
ナショナル・雷電ナショナルの変形で、1枠をナヒーダにしている。
水と氷のシールドを使うアビスの使徒や氷⇒水⇒炎のシールドを使う深罪の浸礼者など元素縛りが厳しかった当該螺旋において、全てのシールドを突破可能な組み合わせだった。
シールド割りには有効だったが、3方向から凍結させてくるアビスの使徒相手にシールドなしでインファイトを強いられたり、
香菱のゲージ管理がシビアだったりと防御面や操作性が厳しい編成だった。
☆36クリアには上手く操作するか、前半を高速で突破して後半に余裕を持たせる必要があったが
雷電ナショナルの編成を流用可能な手軽さのためか、よく使われた記録が残っている。