キャラ・一族・団体/スネージナヤ

Last-modified: 2024-05-12 (日) 18:37:41


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スネージナヤ

『彼女はもう人に愛されない神。彼女はもう人を愛さない神。
人々が彼女に仕えるのは、天理に反逆の旗を掲げると信じたため……』

テイワット最北部に属する氷神が治める国。

  • 重要な出来事
    • 500年ほど前:氷神がファデュイを成立。氷神が風神との関係を断絶。
    • ファデュイ成立後:「道化」が後の「散兵」「淑女」「博士」らしき人物を勧誘。それぞれ執行官となる。
    • 数年前:後の「公子」がファデュイに送られ、執行官第11位となる。
    • 序章:「淑女」が風神を襲撃、風神の心を奪取する。
    • 第一章:「公子」が旅人と出会う。「淑女」が契約で岩神の心を入手する。
    • 第二章:「淑女」が殉職。「散兵」も神の心を持って失踪。
    • 第三章:教令院の計画で「散兵」が人造神と化すも撃退され草神の監視下に。「博士」が草神との取引で雷と草の神の心を入手。
    • 間章第三幕:「散兵」が歴史から消失。執行官第6位はずっと空席だったことになる。
    • 第四章:「公子」が呑星の鯨との戦いで負傷し帰国。「召使」に予言阻止への尽力の感謝として水神の心が贈られる。

過去の人物

魔神

氷の女皇(氷神)
女性。魔神戦争終結時の氷神とは別人。
500年前の大災害の折、バルバトスと一切の関係を絶つ。
現在は、「神の心」収集に向けてファデュイらを暗躍させている。
道化が淑女に語ったところによると「神々やアビスといった世界の歪みを生み出す根源を浄化する」ことが最終目的らしい。
  • ウェンティの語るバルバトスの逸話に「氷神の所持していた杖を悪戯でヒルチャールの棒に入れ替えた」というものがある。
    これがまだ関係を保っていた頃の氷の女皇との話なのか、先代氷神との話なのかは不明。

時期不明

アヤックス
スネージナヤに伝わる冒険英雄物語に登場する少年。タルタリヤの幼名はこの物語に憧れた父親によってつけられたもの。
「船に乗って巨鯨の腹の中に飛び込む」「雪原の龍と七日間にわたり対峙する」「恋人スネーグラチカを生霊を入れ替える悪戯によって失う」等の物語が伝わっている。
地底にある黄金と白石の王国に落ち、奥深くに眠る龍と戦って勝利した際は、龍の財宝である黄金こそが災いの本当の原因だと見抜き、親友の病気を治せるわずかな分だけを持って帰った。
  • 巨鯨や氷の龍を思わせる記述、カーンルイアを連想させる伝説など、テイワットの謎の根幹に深く関わる人物であることが予想される。

現代の人物

ファデュイ(愚人衆)

スネージナヤが擁する組織。
表向きは外交組織として活動しているが、裏では各国に対して様々な策謀を巡らせてスパイ行為や民間人の拉致、内戦の扇動などの悪事を働いている。
加えて、そのような非合法の活動によって相手の弱みに付け込みマッチポンプ的に外交圧力をかけるなど、各国で悩みの種となっている。
さらには証拠隠滅を目的に兵士をそそのかして拉致、人体実験の材料にしようともくろむなど未遂に終わったものの発覚したら外交問題になりかねないことも平気で行っている。
強大な武力を有しており、士官や尉官といった階級があるなど軍隊と言っても過言ではない規模の軍事力に加えて、邪眼や銃といった特殊な装置を開発・運用する高度な技術も有している。
中でも際立った権力と武力を有する11人の執行官が存在し、彼らが各国における活動を主導している。
女皇が何らかの目的を達成するために設立した組織であり、現状判明している範囲では各国の七神の「神の心」を収集することを主目的としているようだ。
構成員は女皇に忠誠を誓い、彼女のためなら命を投げ出すことすら厭わない者すらいる。

  • ちなみに執行官は必ずしもスネージナヤ人である必要はなく、出身地が分かっているものだけでも「道化→カーンルイア」、「淑女→モンド」、「散兵→稲妻」、「召使→フォンテーヌ」であり、「博士」もスメール出身の可能性が高いため、半数近くが他国出身である。むろん、一般の工作員は現実にいるロシア人にありがちな名前が多いためスネージナヤ人が多いと推測される。
  • ファデュイに所属するプレイアブルキャラクターは、共通してファデュイの柄(後述のシンボル)が背景に使われる。ただしネタバレ回避としてリネ、リネット、フレミネは後からフォンテーヌ→ファデュイと変化した。逆にもうファデュイではない放浪者はスメールの背景が使われている。

ファトゥス(11人の執行官)

「ファデュイ」の最高幹部。序列は実力順で、とりわけ上位三名は神に匹敵する力を持つ。
公式BBSの公式アカウントの投稿(中国版)から11人分のシンボルマークが明らかになっている*1
Ver2.7の時点ではゲーム中に直接登場した執行官は「淑女」、「公子」、「散兵」、の3人のみであり、その他はゲーム内で僅かな言及があるのみであったりゲーム外の公式漫画やエピソード動画で触れられる程度であった。
しかし、Ver2.8実装の直前である2022年07月11日に突然公開された『テイワット』メインストーリー幕間PV-「冬夜の戯劇」 にて、故人である「淑女」と離脱した「散兵」を除く全ての執行官が登場し、依然として未知の部分が多いものの彼らの容姿や声が明らかとなった。また、ほぼ同時期にタルタリヤのプロフィールに全執行官に言及するボイスが追加された。
動画の説明文には投稿当初は漢字2文字のコードネームしか記載されていなかったが、7月14日頃にカタカナのコードネームが追記された。
4国目であるスメールが実装されたVer3.1で「博士」、そして5国目であるフォンテーヌが実装されたVer4.1で「召使」がゲーム中に登場したが、依然として約半数の執行官は本編に未登場である。Var3.3で実装された魔神任務において、音声のみ「道化」が登場している。

第1位:(隊長?)
第2位:「博士(はかせ)」ドットーレ
CV 関俊彦
博士.jpg
ゲーム内で本格的に登場したのは第三章であるが、登場以前はタルタリヤの伝説任務で言及があったほか、公式漫画「原神セレベンツ」に登場しており、一連のストーリーの黒幕を務める。
モンドに魔竜ウルサを襲撃させた上で自ら討伐して恩を着せるというマッチポンプでモンドに圧力をかけ、モンド人の強制連行などを行っていた。
マッドサイエンティストであり、連行した人間で人体実験を行ったと思しき描写があるほか、ディルックに尋問されそうになった部下を自らの手で殺害しておきながらそのことを忘れ、思い出した後はその部下に魔改造を施して機械兵器化するなど、ファデュイの中でも特に倫理観が破綻している人物である。その他、タルタリヤの伝説任務では璃月において霊矩関に隠し工場を作り、遺跡守衛の研究を行っていたことが言及されている。
漫画版では棘の付いた金属光沢のある機械を両脇に浮かせており、先端についた棘を射出して部下の頭を撃ち抜いている。
「冬夜の戯劇」や魔神任務で登場した際には、髪の色や耳飾りこそ漫画と同様であるものの、仮面の形状が顔全体を斑に隠すものから目元のみを隠すものに変化しており、髪型や年齢も変化しているように見えたほか、「少女」からは「若く見える」という発言があった。

さらに漫画版では小物感短気な面が目立っていたが、魔神任務で登場した際には貫禄のある落ち着いた風体であり、大きく印象が異なっている。
研究観察のための「時間の壁」を乗り越えるために、年齢別に複数の義体を作り、それらを「断片」と呼んで様々な任務を担当させていた。上記のような容姿の違いは、それぞれで異なる義体が登場していたことが原因と思われる。性格も異なっているようで、本人曰くそれぞれの「断片」の折り合いはあまり良くないらしい。「少女」との会話中の「全盛期の断片はどこへ」という意味深なセリフは、「今話している相手は『全盛期』の義体ではない。その義体は今どこにいる?」といった程度の意味と解釈できる。
上記画像の「omega build」の意味するところは不明だが、コンピュータソフトウェアのα版、β版などから連想するに「最後のビルド(=断片)」程度の意味だろうか。
これらの断片は3章5幕にて、ブエルとの取引で雷の神の心と引き換えに取引相手の1体を除きすべて廃棄された。オリジナルの個体のありかや生死は不明。
過去に教令院に所属し追放されている。出身地ははっきりと明言はしていないが、スメールの可能性がVer4.0現在では高い*2。一度は追放されたがあるとき教令院に戻り、賢者たちに「新たな知恵の神を創造する」ことを提言、マハールッカデヴァ―タが去ってからずっと「”全知全能の知恵を持つ”知恵の神」を求めていた教令院を取り込むと、稲妻の「神の心」を用いて「散兵」を新たな神にするために暗躍を開始した。その後表向きは女皇に呼ばれた為スネージナヤに帰還したが、それは断片の一人でありもう一人はスメールに残って創神計画の実験を見守っていた*3。結果として創神計画は失敗に終わったが、「散兵」やスメールの賢者達が創神計画を非常に重要視していたのに対して彼にとっては数ある実験の1つに過ぎず、「散兵」の敗北や賢者たちの失脚などは気にも留めず彼らを見捨てた。その後ブエルとの交渉を経て「雷」と「草」二つの神の心を入手しスネージナヤに帰還したものとみられる。
この際、雷の神の心の取引では上記のように自身の断片の破棄を代価としているが、草の神の心の取引では知恵の神であるブエルですら知らない知識を以て代価としている。

数百年前にたたら砂に御影炉心を設置し、邪神(オロバシ)の力を使う実験中に人形(今の散兵)を見つけた。そこで彼の友人だった人間を殺害し、その心臓を奪って人形に載せて炉心に向かわせた。博士の予想通り心臓は邪神の力を吸収した。博士は当時身分を偽造して潜入していたため散兵は知らなかったが、この時から彼には目をつけており、道化が彼を連れて来ると研究対象とした。義体製作技術は彼をモデルに数十年かけて研究したもので、彼の封印を解いたのも博士だった。
  • スメールの編の創神計画であるが、ブエルとの会話から察するに女皇の計画にはない個人的な計画だと思われる。「散兵」を神にすることに成功すれば新しいアプローチができるであろうし、失敗したところで神の心をスネージナヤへ持ち帰れば裏切り者としてファデュイに追われていた「散兵」から神の心を奪い取っただけと説明すればどちらに転んでも博士にとって得しかない。
  • 「冬夜の戯劇」 で「隊長」に雷神の心とスカラマシュの行方を尋ねられている。当然この時点での博士は知っているわけだが、回りくどい説明でごまかしている。
    創神計画の全貌を知っていれば、その核心とスカラマシュの状況を説明することで質問に一応答えていることはわかるのだが、この場でそれを理解できた者はいないと思われる。
  • 聖遺物「蒼白の炎」の良医の羽の人物の可能性がある。その人物は、人を「複雑なだけの機械」と見なし、部位を取り外して最適な変更を加えることで、絶大な力を持つ「最適化された人間」を作り出そうとしていたが、外道と蔑まれて教令院から追放された。その後、噂を聞いた「一人目の愚者(恐らく『道化』)」と出会い、研究に必要な物資や時間と引き換えに「最適化された人間」をファデュイのために作ることを了承してファデュイに参加したようだ。
  • スメール各地にある掲示板やメモのテキスト上にて存在が示されている、かつて教令院に所属していたという「ザンディク」なる人物が「博士」と同一人物ではないかという考察が存在する。
    カーンルイアの遺跡機械に対する並々ならぬ好奇心、目的のためには同僚の殺害すら辞さない狂気や教令院からの追放など、関連性があると思しき点は複数あるが、「博士」=ザンディクだとする記述は一切ないため可能性の一つに留まっている。
  • 魔神任務間章「伽藍に落ちて」から、少なくとも400年以上前からファデュイに加わっていたことが判明している。
第3位:「少女(しょうじょ)」コロンビーナ
少女.JPG
腰まで届く長い黒髪を持ち、目元を格子状のヴェールで覆っている女性。
「冬夜の戯劇」に登場するまで一切の情報がなかった唯一の執行官。ムービー中では一度も目を開くことがなく、発言するシーンもない(本人が映っていない場面で「博士」と会話してはいる)など、事前に露出が無かったことも相まって執行官の中でも特に情報が乏しい。当の会話では「博士」と(恐らく彼の義体である)「全盛期の『断片』」について問答していた。
外見はコードネームに違わず幼げが残る少女といったものだが、タルタリヤによると第3位であり、戦闘狂の彼をして「どうしてかあまり戦う気が起きない」と警戒される人物。
また、タルタリヤが執行官最年少であることを考えると、「少女」も見た目通りの年齢ではないことがうかがえる。
ナヒーダ曰く、「ファトゥス第3位とそれ以上の執行官は神に匹敵する実力を持っている」とのこと。
第4位:「召使(めしつかい)」アルレッキーノ
CV 森なな子
召使.jpg
黒髪交じりの白髪に赤色のバツ印のような模様の目を持つ、中性的な容姿の女性*4。世界任務「特別なおみくじ」で初言及、その後「冬夜の戯劇」でビジュアルが判明した。
孤児院(「壁炉の家(ハウス・オブ・ハース)」)出身者に、男性には「スネージヴィッチ」、女性には「スネージヴナ」という姓を与えてファデュイとして部下に持っている。
本名はペルヴェーレ。自身も壁炉の家出身の孤児で、数年前に先代の召使であるクルセビナを殺害し、新たな執行官として女皇から認められた。
現在は貫禄と威圧感のある立ち居振る舞いだが、ショートアニメ「燼中歌」でクルセビナを撃破した時点ではまだ少女然とした外見であるため、実際のところは20代程度と思われ、タルタリヤとほぼ同世代、数百年単位で生きているものが多い執行官の中ではかなり若い方だと推察される*5
正面からだと短髪に見えるが、腰まで伸びた後ろ髪を細く束ねている。
スカラマシュの発言から「傀儡」が7位であることが判明し、「隊長」は4位の可能性があるため、10位にいる事が予想されていたがVer4.1にて彼女が4位であったことが判明した。
女性だが、壁炉の家では「お父様」と呼ばれている。これは先代の召使が「お母様」として孤児院の子どもたちを支配していたことのアンチテーゼと思われる。
一応祖国は大事にしているようで、フォンテーヌの予言阻止や災害時には惜しみもなく人材と物資を提供して支援し、狙い通りかは不明だが結果として血を流すこと無く「神の心」を手に入れている。*6
また神の目を手にしたリネットが危険な任務を担当することが多くなったため、心配したリネが「邪眼が欲しい」と相談したところ、怒りをあらわにするなど「壁炉の家」の子供たちを単なる部下ではなく大切な家族として扱っていることがうかがえる。
一方で同僚や元同僚からの評価は辛辣で、タルタリヤから見てもその目には狂気しかなく、裏切ることで利益を得られるなら女皇にも躊躇なく刃を向けるだろうとのこと。
放浪者曰く、道徳家気取りの偽善者で「優雅」と「親切」を見せるのは人をよりうまく「コントロール」するためであるとの事(その彼女の狂った一面を見た者のほとんどは… 日本語版では誤魔化しているが、英語版の放浪者のセリフでは暗殺を仄めかすセリフがある)。
稲妻の世界任務「特別なおみくじ」クリア後の千世の話によると、数年前に先代「召使」が孤児院の子供に殺害されてアルレッキーノが「召使」になった。
v4.6開始前に配信されたショートムービー「燼中歌」において、この殺害した孤児院の子供こそペルヴェーレ=当代「召使」アルレッキーノであると判明した。
同世界任務ややフレミネのキャラクターストーリーに登場する先代は海祇島に毒を撒いて孤児を作る任務を良しとして孤児も駒として使い潰すような残忍な人物であるが、アルレッキーノにはその残忍さは見られない。
「アルレッキーノ」は日本では英語の「ハーレクイン」の方がなじみ深いだろう。道化師の代名詞として知られる役である。
旅人とは敵対せずあくまで協力関係を維持する。利害が一致してるとの事だが神の心の奪取以外の目的は不明。少なくとも表向きは「リネらが信頼している人物だから」とのこと。

Ver4.5アップデート直前、立ち絵が発表された。

第5位:「雄鶏(おんどり)」プルチネッラ
雄鶏.JPG
初登場はテイワットPV「足跡」で、ファデュイの部下を周りに侍らせながら椅子に座っている、逆光に顔を隠されたミステリアスな人物として描かれていた。
「冬夜の戯劇」にて、長い耳と長い鼻の小柄な男性(エルフ?)という容貌が公開された。
「富者」からは市長(mayor)と呼ばれている。
徴兵団にて正規兵をボコボコにした幼きタルタリヤに興味を持ち、ファデュイ本隊の下っ端に迎え入れるなど、
タルタリヤを見出した存在である一方、紹介ツイートでは彼の危険性を(旅人に?)忠告している。
その他、タルタリヤの家族の面倒を見ているらしいことや、彼に向ける眼差しが「家族をみるもののよう」であることが判明し、タルタリヤからは義理や人情を持ち合わせた人物だとみなされている。
一方で、層岩巨淵の調査隊は価値の低い資産を切り捨てる人物と評されている他、「冬夜の戯劇」における「淑女」の葬儀の場面では「富者」から皮肉を言われている。
さらに、放浪者ことスカラマシュからは『ちょっとでも頭のいいやつなら「君の家族を握っているぞ」と分かる』といった発言をしており、
義理や人情を持ち合わせた人物像は偽りであり、本当は他人の家族をも人質にするほどの残酷な人物である可能性が浮上した。(ただ、先述のようにタルタリヤの短冊の文章では旅人に対して警告している為どちらが正しい人物像なのかは不明)
PVに登場していることから、プレイアブルキャラになる可能性が高い。
  • 彼のコードネーム「The Rooster」は雄鶏の意味の他、スラングとして「気取った男」「自惚れ屋」といった意味を持つ。
  • コンメディア・デッラルテにおけるプルチネッラは、黒い鷲鼻のマスクで演じられることが多い。「雄鶏」の長い鼻はこれが元ネタと思われる。
  • 以前は「プルチネラ」表記が混在していたが、「冬夜の戯劇」公開後しばらくして現在の「プルチネッラ」表記に統一された。こちらの方がイタリア語の発音に近い。
第6位:「散兵(ざんひょう)」スカラマシュ(国崩/放浪者)
CV 柿原徹也
個別記事 / ボス「七葉寂照秘密主」 /
散兵.JPG
後ろ側に長い垂衣がついた大きな笠をかぶり、稲妻風の衣装に身を包んだ少年。
元は雷神に作られた原型の人形。容姿も性格も雷電影とは異なるが、どこか似ている部分もある。(彼の過去に関してはこちら)
自分より下位の執行官を蔑んでおり、部下に対し高圧的に接する・騒がしい部下の顔を殴るなど性格は非常に悪いが、その一方で、現代でも気遣いをする婆への感謝として心からの笑顔を向けるなどから、本来の心優しい性格が過去によってねじ曲がってしまった結果と思われる*7

初登場は期間限定イベントの「帰らぬ熄星」であり、常人が触れると昏倒する隕石に触れても自力で目覚めるなど、ただの人間ではないことは当時から示唆されていた。
魔神任務では二章二幕にて登場。邪眼製造工場に当人曰くあくまで代理人*8として旅人と邂逅し神の目を持たざる者を徹底的に侮辱し罠に嵌めるも、救助に現れた八重神子との取引で神の心を手にする。
その後は「淑女」が死亡するも葬儀の場に現れず、部下も全員が理由なしに異動された。ファデュイ内外で様々な憶測が囁かれただけでなく、タルタリヤも失踪した散兵を捜す任務を受けていた。
しかし実際には、「博士」と共にスメールで「神」になる実験に参加していた。計画の最終段階を前にして旅人らが突入。敗北した彼はブエルによって雷神の心を奪われ、抵抗した際に損傷しそのまま意識を失った。(この件について詳しくはこちら)
その後、ある過去を変えるために世界樹から自身を削除し、ファデュイを脱退して「放浪者」としてプレイアブルされた。詳しくはリンク先を参照。
  • 初登場時は「謎の少年」として声優発表のみが行われていたが、のちにファトゥスの「散兵」であることが判明した。
  • 長らくプレイアブル化を待望されてきたキャラクターの一人だが、Ver3.2アップデート直前に実装予定キャラとして「放浪者」(風/スメール)が発表された。
    • この発表日(10月31日)は上記ボヘミアン・ラプソディのリリース日と同じであるため一部で話題を呼んだ。
    • ちなみにこの発表日はスカラマシュが初めて公開*9されてからちょうど2年後でもある。
  • 魔神任務間章第三幕「伽藍に落ちて」で深く掘り下げが行われた。
  • プレイアブルキャラクターの放浪者は法器を使用しているが、散兵は彼がスネージナヤに渡った時期と国崩と名乗った時期はいずれも刀を使う描写がある。
  • ファトゥス共通装備である仮面だが、彼の場合は笠の中央にあるお面風の装飾としてデザインされている。造形は茶色い隈取をした歌舞伎役者といったところ。
    ちなみに、隈取の色は役柄の性格を表しており、茶色いそれは鬼や妖怪、精霊などの人間ではない存在に使用される。
  • 名前の由来について
    英語版のコードネームは「The Balladeer」。口承の抒情的な物語詩「バラッド」の語り部、もしくは、ポピュラー音楽である「バラード」の歌手という意味がある。
    前者の「バラッド」の題材には戦記やロマンスなどの歴史物語が選ばれることが多いが、「破局(=バッドエンド)に至る」ものがほとんどとされている。
    後者の「バラード」とは関係がない……と思いきや、「スカラマシュのモチーフはバラードパートを含む、イギリスのバンド・クイーンの『ボヘミアン・ラプソディー』」という面白い説がある。
    当該楽曲はScaramouche, Scaramouche, will you do the Fandango?(「スカラマシュ、ファンダンゴを踊ってくれるかい?」)をはじめ、稲妻やベルゼブブ(≒バアルゼブル)など、関連する単語がやたらと多い。メインストーリーやエピソード動画でも歌詞を想起させるセリフが随所で見られる。そしてこの曲はNothing really matters to me. Anyway the wind blows.(「もう何もかもどうでもいい。結局は吹くのだから」)と締めくくられており、放浪者となった経緯ともマッチする*10
    また、「浮浪人の魂胆*11」の英語版タイトルが「Omninus Fandango(不吉なファンダンゴ)」、同様に正機の神の第一形態BGMが「六輪一露の狂詩曲*12となっていること、第二形態BGM「三千娑界の御詠歌」の演奏版MVに明らかに意識した構図がある、放浪者エピソード動画「灰燼」の英語版I wish I had never been born at all(「この世に生まれ落ちてこなければ」)*13と歌詞と全く同じフレーズがあることなど枚挙に暇がなく、制作側がキャラクターコンセプトとして少なからず意識したうえで設定していることはほぼ確実視されている。
  • 「国崩」の由来は歌舞伎の「国崩し」から。
    イベント「華やぐ紫苑の庭」では光華容彩祭の五歌仙「黒主」の役が当てられており、現実の歌舞伎においては六歌仙容彩の国崩し「大伴黒主」に該当する。
    衣装のカラーリングも似ており、ゲーム内でも「稲妻の伝統的な芝居」から取った名前とされている。
    ちなみにコンメディア・デッラルテにおけるScaramoucheも基本的に黒い格好をしている。
第7位:「傀儡(かいらい)」サンドローネ
傀儡.JPG
ヘッドドレスを付けた女性と、紳士風の服装をした巨体の自律装置のコンビ。
放浪者ことスカラマシュが「僕より一位下だった」という発言をした事により7位の座にいることが判明した。性格が極めて酷いらしい(どっちもどっちだが)
「冬夜の戯劇」では他の執行官たちの言い合いを見て嘲笑する様子が描かれた。
タルタリヤによると研究に没頭している人物だが、数回しか会ったことが無いにもかかわらず、いつも殺意を込めた目線を向けてくるらしい。
タルタリヤエピソード 「禁忌滅却」の概要では、デットエージェント・ジャバートが新兵の頃に訓話を施したことが語られている。
世界任務「問題メリュジーヌと解決ロボ」では「知能を有する機械に興味を持つ執行官」が話題に上ったが、消去法からしても傀儡のことを指している可能性が高い。
任務に失敗した取引相手のスチームバード新聞記者の舌を切り、旅人とトゥローザに宛てた手紙を口に突っ込んだ上で全身を縛り海に落とすという、残忍な一面を垣間見せた。
  • 正体について
    「傀儡」とは操り人形のことだが、その上下関係ははっきりしていない。
    女性が巨体を操っているのか、その逆で巨体が女性を操っているのか、あるいは両者を支配している何者かが別にいるのだろうか。
    ヒントになりそうなのは「冬夜の戯劇」内で淑女の棺へ黙祷を捧げるシーン。他の執行官が目を閉じているのに対し、何故か「傀儡」の女性は普通に目を開けたまま会釈している。
    なお、機械技術に長ける帰終とは見た目が似ていることから関連性を見出されることもあるが、各PVを見比べる限りでは髪型の細部がかなり異なっている。
    また、マリアン・ギヨタンに似ているという声も有る。こちらは幼少期の彼女の写真とほぼ同一の髪型である。
    この意見と聖遺物「水仙の夢」のストーリーを根拠として、傀儡の正体がクロックワークマシナリーの祖たる「奇械公」アラン・ギヨタンとする声もあるが、詳細は不明。
  • キャサリンとの関係について
    女性の方のヘッドドレスやマントの下の服装は、スネージナヤ製バイオロイドであるキャサリンとかなり近いデザインになっている。
    女性が自身をオリジナルにキャサリンを制作したか、巨体が女性体をベースにキャサリンを量産したかは不明だが、冒険者協会とのなんらかの関与が伺える。
    本当に両者に裏で繋がりがある場合、「『執行官様の為に!』」や「緊急受命」がただのマッチポンプと化すのだが……
  • 研究について
    遺跡守衛のようなものを研究しているらしいが、上手くいっていないらしい。真偽は不明だがスカラマシュには「大量の廃品」と言われている。
    第7位であるため相応には成果を上げていると考えられるが…
第8位:「淑女(しゅくじょ)」シニョーラ(ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ)
CV 庄司裕衣
ボス「淑女」
淑女.jpg
豪奢な衣装に身を包んだ妖艶な女性。
モンドでは、風魔龍の一件を終わらせた旅人とウェンティを部下と共に襲撃してウェンティの神の心を強奪し、璃月では岩神の計画に協力して彼と氷神との間で交わされた「契約」の仲介を果たし、対価として神の心を譲り受けるなど、現状では複数の神の心を入手することに成功している唯一の執行官である。
稲妻でも暗躍し、雷電将軍が政治判断を三奉行からの報告にのみ頼っていること、彼女が長期的な「永遠」を重視して現在の稲妻を注視していなかったこと、幕府の官僚らが自分たちと将軍の力量を過信していたことなどに付け込んで、三奉行のうち勘定奉行と天領奉行の当主をファデュイに内通させ、内戦の勃発と長期化の扇動、邪眼の製造と流通などを実行し、それが将軍の耳に入らないように仕向け、稲妻の情勢を陰から操っていた。
稲妻城の天守で将軍と面会しているところを旅人に押し入られ、当初は自身が正式なスネージナヤの外交官であることと当時の旅人が稲妻内で指名手配されていたことを笠に着て旅人を相手にせず、これまでの所業を御前で明かされても意に介さなかったが、旅人が「御前試合」を申し込み、それを将軍が承認したことで旅人と戦闘で雌雄を決することになる。
最初は余裕綽々で戦闘に挑むも、モンドで一方的に蹂躙した時から大きく力を付けた旅人を前に、執行官の権能を捨ててかつて封印した「真の力」を忌まわしい記憶と共に開放し、熾炎を操る「焚尽の灼炎魔女」となる。
だが、旅人との激戦の末に敗北し、威厳をかなぐり捨てた命乞いも空しく「御前試合」の規定により敗者として将軍に裁かれ、ストーリー中で描かれる中では初となる執行官の死者となった。
後に、別任務中のスカラマシュを除く執行官が一堂に会し、彼女の死を弔う葬儀が行われた。
各種の描写や関連アイテムのテキストより、500年前のモンドで活動していた「炎の魔女」であると考えられる。
彼女がモンドと稲妻での最初の戦闘で見せた氷元素の力は邪眼によるものであり、更なる力を手に入れるためではなく自身すら焼いてしまう炎の力を抑え込むために使用していた。
  • モンドでウェンティに対して「口先ばかり」とつぶやいたり(煽られたとはいえ)2度も暴行を加えるなど、彼に対しては特に当たりが強いように見えるが、これに関しては500年前の災厄がモンドを襲った時、風神が駆けつけるのが遅かったために彼女の恋人を含む多数のモンド人が犠牲になったことを恨んでいるからではないか、という考察がある。
  • イタリア語の「シニョーラ(Signora)」は、勿論コンメディア・デッラルテの役名や「淑女」の意味もあるのだが、通常は英語のMsやMrsにあたる女性への敬称である*14。中国語の「女士」も英語と同じ意味で使われる。
第9位:「富者(ふしゃ)」パンタローネ
富者.JPG
スネージナヤの経済を担当し、発展させた人物。「冬夜の戯劇」では、眼鏡をかけた細目の男性。
モンドのゲーテホテルを貸し切った人物としても名前が挙がっている(英語版)。
執行官で最も裕福な人物とされ、その「富」はモラに限られず、財に対する特別な理解を持っているという。
夜蘭と争ったことがあり、彼女の持っていた小型法器である腕輪を奪った*15。その代償として、彼女に貿易ルートに侵入されただけでなく女皇に献上する予定だった高級毛皮を腕輪の代償として強奪された。その後毛皮は彼女の上着に加工された。
「公平な取引」に強く固執しているらしく、神と人の間にある不公平ささえも覆そうとしているそう。「博士」とも密接な協力関係にあるらしい。
  • 聖遺物「蒼白の炎」の「停頓の時」の物語で語られている人物とみられている。物語中では、金銭への病的な執着は彼がかつて貧しかったことに、もしくは「神の支持を得られなかった」ことに由来する可能性があるとされている。
    「神の支持を得られなかった」というのは神の目を与えられなかったことを指しているのかもしれない。
第10位:(不明)
候補は以下の通り。
  • 「隊長」説:
    「道化」が1位だった場合。しかし、タルタリヤの「自身(11位)より『遥かに席次が上』」という評価とは矛盾する。
  • 「道化」説:
    「隊長」が1位だった場合。しかし、「道化」は唯一「執行官」ではなく「統括官」の肩書きが与えられており、番外に置かれている可能性もある。
  • 未登場なだけ説:
    任務を遂行中など何らかの理由で淑女の葬式には出席していなかった場合。皮肉屋の富者や放浪者が何もコメントを寄せないとは考えづらいが……。
  • 空席説:
    現在は該当者がおらず、欠番または今後のストーリー上でキャラが就任する場合。ディルックや旅人等*16、様々な展開が予想されている。
    一方で歴史から消えた散兵の地位はずっと空席になっており、同様に何らかの特殊な事情で空席になっている可能性もある。
  • クルセビナ説:
    過去に死亡した執行官が第十位とされる説。「淑女」が死亡したことで第八位が空席となったため、同様にまだ補完されていない説がある。
    仮に召使が彼女を殺害したことで4位と評価されているなら否定されるが、詳細不明なため現段階では可否不明。
第11位:「公子(こうし)」タルタリヤ(アヤックス)
CV 木村良平
個別記事 / ボス「公子」
公子.jpg
ファデュイ成立以来最も若い執行官。一見すると人のよさそうな長身の青年だが、その内には限りない征服欲と闘争心が秘められている。
優れた武術に加えて水元素の神の目と雷元素の邪眼、そして「魔王武装」を持つ有数の武人。
本名はアヤックス。14歳の時に平凡な毎日から逃げようと短剣とパンを持って家出をしたが、雪深い森で遭難して肉食の野生動物から逃げるうちに暗闇の国に迷い込んだ。そこで剣客・スカークに出会い、更に闘争の力に目覚める。魔王武装はこの剣客から授かった武芸である。彼は深淵で3か月を過ごした後に元の世界に戻ったが、そこでは3日しか経っていなかった。また深淵に再度入る方法を探ったものの、結局戻ることはできなかった。
その後は戦闘欲から多くの諍いを起こし、手を焼いた父親に矯正のためにファデュイに放り込まれるがファデュイの兵を返り討ちにしてしまう。そのことが執行官「雄鶏」の目に留まり、彼によって正式にファデュイに参加させられて女皇のために戦うことを命じられる。
多くの功績を挙げてついに執行官の立場を手に入れるが、その時に女皇に謁見し、彼女が彼に戦いの場と理由を与えたことと、女皇の冷酷で純粋で傲慢で鋭い眼差しを受けたことから、彼女に唯一無二の忠誠を誓う。策謀を張り巡らすよりも武力を直接行使することを好み、強者に挑むことに至上の喜びを見出す戦闘狂であるが、同時に死は避けるべきだという考えも持ち、世界征服という壮大な夢を追い求めている。
強くなるためなら手段を選ばず、邪眼を使うこともアビスの罪人から学ぶことも厭わないというスタンスである。
両親は健在であり、多くの兄弟姉妹を持っている。彼らのことは大切に思っており、ファデュイに関しては国の闇の部分だとしてあまり家族を関わらせないようにしている。
岩神殺害の容疑者の一人となっていた旅人の逃亡を手伝い、偽造した禁忌滅却の札を使って仙人に七星への疑いをかけさせる。
その後旅人に鍾離と引き合わせ送仙儀式の準備をさせて時間を稼ぎつつ、黄金屋に岩神の亡骸があるという情報を入手する。
目論見通り仙人と七星が一触即発の状態になった混乱に乗じて黄金屋に侵入するも、ほぼ同時に入ってきた旅人と戦うこととなる。
一瞬の隙を狙って神の心を奪取しようとするも、亡骸に神の心が無いことに気付き、旅人が奪ったと誤解したまま魔王武装を解放し戦いを続けるも、敗れる。
すぐに冷静になり旅人に奪う理由はないと気づくと、「岩神の死」が偽装であることを見抜き、魔神オセルを呼び起こして強引に岩神を目覚めさせようとするものの、和解した七星と仙人、そして旅人にオセルが撃退され失敗に終わる。
結局岩神の心は岩神モラクスこと鍾離と淑女の契約で引き渡されるが、蚊帳の外でトリックスターに終わったタルタリヤは憤慨していた。
その後弟テウセルとの再会を経て、旅人とは行く先々で出会う腐れ縁のような関係が続くこととなる。本人は旅人を「相棒」と呼び、戦い甲斐のある相手として認識している模様。
フォンテーヌ滞在中、無実の罪でメロピデ要塞に投獄される。彼を慕う囚人の助けを経て脱獄に成功するも、原始胎海に迷い込み吞星の鯨と戦うことになる。
戦いで疲弊していたところ、ヌヴィレットと旅人によって吞星の鯨は撃退され、失神状態で吞星の鯨共々スカークの手によって亜空間に放り投げられ旅人に衝撃と笑いを与えた。
その後はスネージナヤに帰り休養しているとのこと。


以下は順位不明

道化(どうけ)」ピエロ
道化.JPG
最古参のファトゥス。唯一「執行官」ではなく、「統括官」の肩書きが与えられている。
スカラマシュを任務に向かわせる、ファトゥス任命式では女皇の御前で勲章(邪眼)授与を担う等、ファデュイの中でも女皇に次ぐ地位についている。
「淑女」「散兵」「博士」をスカウトした人物でもある。このため最低でも500歳程度はあると思われる。
Ver4.1にて第4位にいるのは「召使」であることが判明し、タルタリヤ曰く「「隊長」は自身より(11位)より遥かに席次が上」という点も相まって
序列が無い可能性が浮上したため序列不明となった。
  • 名前について
    Ver.1.1実装のタルタリヤストーリー内では「ペドロリーノ」と呼称されていたが、Ver.1.5時点で「『道化』」に直された。
    「冬夜の戯劇」の説明文にも「ピエロ」と記載されていることから、ファトゥスとしての名はピエロに変更されたとみてよいだろう。

    なお「ピエロ」は「ペドロリーノ」がフランス語化した名前。フランスを含む欧米ではあくまで喜劇の人物を指し、日本で使われるような道化師としての意味はない。
    ほとんどの言語で「道化師」は英語の「clown」またはイタリア語の「pagliaccio」に由来する語で呼ばれる。
    ただし、原神英語版での呼び名は「the Clown」ではなく「the Jester」。
    これは「宮廷道化師」という、中世ヨーロッパにて王族や貴族に召し抱えられていた道化師専用にあてられる呼び名。
    彼らを楽しませる一方で、主人の行為に対して皮肉や批判を遠慮せず発言できる特権的な存在でもある。

  • 聖遺物ストーリーについて
    蒼白の炎の冠「嘲笑の面」は彼のファデュイ加入時のストーリーとみられている。
    • 聖遺物ストーリーでは、「賢者」達の阻止に失敗し同胞の破滅を招いたとある。
      「冬夜の戯劇」に登場した時点で、ダインスレイヴ*17やガイアと同様の目(瞳孔内に四芒星の模様がある)が描写されていることからカーンルイア人ではないかという考察が存在していたが、スカラマシュによって彼がカーンルイアの宮廷魔術士であったことが正式に判明した。
      さらに、カーンルイアで旅人の片割れと共に過ごしていたことがあるという。
    • イベント「杯の中のバラッド」ストーリームービーで道化によく似た声の人物がガイアに語りかけており、同一人物の場合、恐らくカーンルイア絡みで彼らが何らかの関係性を持っていることになる。
隊長(たいちょう)」カピターノ
隊長.JPG
顔全体を仮面で隠した(恐らく)男性。経歴や出身は不明だが、生身の人間でありながら神々に挑むことを恐れていない。
勇猛かつ武練に優れた人物。タルタリヤ曰く自身より(11位)より遥かに席次が上で、
スカラマシュからもトップクラスの実力と認めているところから4位に相当する実力者と予想されていたが、Ver4.1にて4位は「召使」であったことが判明。
これにより新たな予測として『序列は実は1位であり、その上にいるのが「道化」では?』というものが出てきた(実際「道化」は唯一「執行官」ではなく「統括官」の肩書きが与えられている)。
依頼任務「冬からの物語」内では、ヴィクトルに「本当は『淑女』様よりも彼の下で働きたい」と評されている。

作中の動向としては、テイワット北境へ遠征中の西風騎士団と接触した後、命令を受けナタに向かっている。
ファルカ曰く現地では互いに運命共同体にあったようで、「隊長」からの恩を差し引いても遠征隊に大きな借りを作っているとのこと。
魔神任務第四章第五幕の終了時点で既にナタの戦争に参加していることがヌヴィレットより語られた。

  • 正体について
    「血染めの騎士」ことローランドを思わせる要素が多いが、明らかに一致しない点もある。
    • 「鋼鉄のよう」という人物評は血染めの鉄の心(花)のフレーバーに一致する。また、共に鉄仮面で顔を隠した人物である。ただしデザインが大きく異なる。
      また、黒剣や血染めの騎士道には四芒星の装飾が見られるが、「隊長」の鉄仮面にも四芒星の装飾がある。しかしやはりデザインが大きく異なる。
    • ファトゥスのエンブレムの一つに、「左目から涙を流した仮面」がある。血染めの鉄仮面も左目から血涙を流している。
      ただし、涙模様の仮面はどちらかといえば道化師のシンボルであり、該当エンブレムが「道化」のものである可能性もある。
      参考として、「道化」の仮面は右目からの涙だが、嘲笑の面は左目からとなっている。
    • 血染めの騎士から見て「淑女」は師であるルースタンの恋人にあたり、モンド在籍時代には少なからず交流があったと思われる。
    • 血染めの騎士は「崩壊した古国で真実を知り深淵に忠誠を誓った」ことから、現在はアビス教団に与していることが読み取れる。
      一方、ファデュイは「神やアビスを生み出す根源を浄化する」のが目的であり、アビス教団とは対立関係にある。現状では最大の矛盾点
  • 小ネタ
    • ラテン語の文法に則ると Fatuus の複数形が Fatui である。意味は「愚か(な人)」。日本語版原神ではFatuusはファトゥスと表記される一方、Fatuiはファトゥイではなくファデュイと表記されている。
    • 執行官のコードネームは、16世紀頃にイタリアで誕生した仮面を使用する即興演劇「コンメディア・デッラルテ(Commedia dell'arte)」が元ネタだと思われる。
    • 凍結+氷砕き・各種拡散・各種結晶化・激化関連反応・開花関連反応をそれぞれ一つとみなす場合、執行官の人数はVer.3.0での追加を含めた元素反応の種類数と一致する。
      3.2時点で交戦済みの執行官がどれも二元素以上を使いこなしている*18ため、残りの8名もそれぞれ何らかの元素反応に対応した性能をしている可能性が高い。Var4.6生放送から、召使は二形態どちらも炎元素(神の目と邪眼)を使用している。
    • ファデュイに関するスネージナヤの重要施設(スネージナヤパレス?)では、全員が共通のコートを着用している。
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      散兵,道化,淑女,隊長散兵と淑女以外
  • 状況
    Ver4.2時点の最新情報
    淑女死亡
    博士雷神・草神の心を回収
    散兵歴史改変で空位化
    隊長ナタで任務遂行
    公子フォンテーヌで負傷し療養中
    富者厳冬計画のため活動中
    雄鶏
    召使フォンテーヌから勢力を撤退中

その他の執行官

ゲーム開始時点の11人と異なるメンバー

第6位(間章第3幕以降):空席
散兵が世界樹で自身を消したことにより、少なくとも世間ではずっと空席だったことになっている。
世界樹から人が消えた場合は通常別の人物が取って代わることで補完されるが、なぜか彼を代替する人物は現れていない。
第?位(過去):「召使」クルセビナ
壁炉の家の「お母様」。召使の先代。表向きは優しいが裏は残忍な性格。
現在の召使に殺害された。
ショートアニメでは水元素とおぼしき技を使っていたが、神の目あるいは邪眼によるものかは不明。

「壁炉の家」出身者

ファデュイが設置した孤児院「壁炉の家」で育ち、その中から選抜され訓練を受け、各地に潜伏して任務を行う特別部隊。
「壁炉の家」は「ハウス・オブ・ハース (House of Hearth)」と読む。
「壁炉の家」はテイワット各地にあるが、現在はフォンテーヌの「ブーフ・ド・エテの館」のみ所在が判明している。
男性はスネージヴィッチ(Snezhevich)、女性はスネージヴナ(Snezhevna)*19が与えられている。意味は「スネージナヤの息子 or 娘」あるいは「雪の息子 or 娘」を意味する父称*20を持つ。
兄弟姉妹間の絆は強い一方、自らの意思とは無関係にファデュイに編入されたがために汚れ仕事に苦悩する者も多い模様

リネ、リネット、フレミネ
フォンテーヌ出身の少年少女による三人小隊。「ブーフ・ド・エテの館」所属。
各個人の詳細は個別ページ(リネリネットフレミネ)にて。
全員プレイアブルキャラクターだが、事前公開された立ち絵とは別にファデュイとしての立ち絵も公開されている。
なお、Ver4.0時点ではまだ「スネージヴィッチ」「スネージヴナ」の父称では呼ばれていない。
リュドヒカ・スネージヴナ
稲妻人の血を引き、稲妻で活動する雷蛍術師。執行官「召使」の配下であり、「先生」ことエフィ・スネージヴィッチの指示で動いている。
元は孤児で、「召使」が設立した孤児院で育ちファデュイの構成員になる。外見は明らかに稲妻系だが、リネの発言に基づけばフォンテーヌ出身ということになる。
終末番へ潜入するため、鳴神大社の巫女「玄冬林檎」として活動していた終末番の百代に成り代わり、他の終末番メンバーと接触を試みていた。
身分を偽装するための巫女や八重堂の校正担当としての生活に楽しさを見出して、本物の巫女として人々のために働くことに憧れたり、自分と同様の孤児を多数生み出す可能性がある「先生」の計画を実行することに躊躇うなど、根っからの悪人とはいえない部分を持つ。
稲妻潜入中の一般人のような生活とそこで触れ合った人々、それを破壊しかねないファデュイとしての任務との間で板挟みとなり、旅人に正体がばれた際には旅人の手にかかって死ぬことを受け入れるほどに追い詰められていた。
紆余曲折の末に旅人とパイモン、2人の頼みに応じた百代の助けによってファデュイから離脱、一度は罪悪感から稲妻を去ろうとするも、これまで交流してきた稲妻の人々に説得され、改めて「玄冬林檎」として正式に鳴神大社の巫女となった。
エフィ・スネージヴィッチ
先代「召使」クルセビナの部下。かなりの老齢で白髪の男性。元孤児院の教官で他のスネージヴィッチ、スネージヴナから「先生」と呼ばれている。
当代の「召使」(アルレッキーノ)の方針に従っておらず、先代なら命じたであろう方針に従い独断で海祇島を毒で汚染し、稲妻に争いをもたらそうと企むが旅人たちに阻止される。
カタリナ・スネージヴナ
層岩巨淵の異常現象の調査に派遣された部隊の一員。
食料もほぼ尽きかけていたところで旅人に出会い、ニコライの行方の調査を依頼する。
旅人からの報告を受け取るとニコライを探すといって姿を消すが、黒蛇衆の近くで大事に持っていたはずの手紙が落ちているのが確認でき、おそらく襲撃を受けて死亡したものと思われる。
ニコライ・スネージヴィッチ
層岩巨淵の異常現象の調査に派遣された部隊の小隊長。階級は伍長。カタリナを姉として慕っていた模様。
カタリナの依頼を受け旅人が行方を調査するも、血まみれの記章とノートのみが残されており、姿は見当たらなかった。手記には自ら囮になって黒泥を操る敵から重傷を負いつつ小隊を逃がすも、黒蛇衆の襲撃を受けた様子が記載されており、そのまま死亡した可能性が高い。
トロフィン・スネージヴィッチ
スメールのヴィマラ村にて「アルフォンソ」と名乗っていた村人。ラナから非常に信頼されるほど村に溶け込んでいた。元々はフォンテーヌの技師見習いだったが、雰囲気が気に入って移住したという設定。旅人とパイモンが名乗っていないのに名前を知っていたため怪しまれる。
正体はファデュイの構成員であり、姓から分かるように執行官「召使」の孤児院出身。一方、後のリネの発言に基づけば、身分はともかくフォンテーヌ出身というのは事実ということになる。
任務「森林書」の発端となる村の子供の誘拐を仕向けた張本人であり、執行官「博士」による指示で「夢」と「死域」を兵器化する研究のために送り込まれ、幼少期にしか見えないアランナラを子供を利用して捕獲しようとしていた。
ファデュイの一員として組織に忠誠を誓い、上からの命令に従い悪事を働いていた一方で、ヴィマラ村とそこの住人に対する愛着も持っており、
旅人に正体を見破られた際には、村の子供たちが事件に巻き込まれた際の記憶がないことに安堵したことや、名実ともにヴィマラ村の「アルフォンソ」でありたかったことなどを語った。
旅人は「森林書」の一連の任務を片付けた後、「悪者」を見つけるために村を訪れて彼を指摘することになる。彼を見逃すか、戦闘で決着をつけるかは旅人次第。
生かす選択をした場合は村には戻らず姿を消し、失われた苗畑の七天神像付近に彼のものとおぼしき紙切れが落ちていることを確認できる。
オレスト・スネージヴィッチ
スメールの砂漠遠征隊の新入り。
バベルとの取引で生体サンプルであるジェイドをフロドラッカー・フランケンシュタイン教授に輸送する任務を任されるが、
途中で眠らせたはずのジェイドが暴れ出し、隊員たちは紙切れのように虐殺される。
雷元素の銃弾で何発もジェイドを撃ってどうにか捕獲するものの、その後再び脱走されて部隊は壊滅、教授も行方不明になった。
オレストは旅人に見逃され、砂漠に消えていった。
学校に行っている妹がいる。

その他のファデュイ関係者

ファデュイ・ジャバート
デットエージェント。
「出自は問わない」にネームドエネミーとして登場した他、タルタリヤのエピソード動画にも出演。しかも結構目立っている。
新兵になったばかりの頃「傀儡」の訓話を受けたらしい。
ヴラド&ナディヤ
璃月港でファデュイが運営する「北国銀行」の守衛を務める人物。ヴラドが昼間を、ナディヤが夜間を担当。
非番になる度故郷恋しさに埠頭に足を運び、いつ来るとも分からない迎えの船を待ち続ける二人であったが、当初は互いに面識がなかった。
ある時、ナディヤが兄に宛てて書いた手紙を銀行前で落とし、それを拾ったヴラドが自分宛の手紙だと勘違いして返事を書いたことで文通が始まった。
その後徐々に親密になっていき、2021年の海灯祭で初めて対面する。
月逐い祭でも共に月見を楽しんでいた。料亭の予約を取り損ねたヴラドは落ち込んでいたが、ナディヤは一切気にしていなかった様子。
2022年の海灯祭では、ワールド内では平時のように昼夜で別々に行動していたが、クライマックスのムービー内では待ち合わせをして合流するシーンが見られた。
順調に仲を縮めているようだ。爆発しろ。
「伝教士」
公式漫画「原神セレベンツ」に登場した人物。
「博士」の部下であり、頭に巻いたターバンや褐色の肌など中東風の見た目を持つほか、爬虫類のような瞳孔と尖った耳という人間らしからぬ容貌も併せ持つ。
幼いコレイに魔神の残滓を注入する実験を主導した人物。「黒焔事件」では調査のためにモンドに来訪し、魔神の残滓を封印された直後のコレイを襲撃、コレイの負の感情を想起させてファデュイ以外に彼女の居場所は無いと嘯き、ファデュイの下に連れ戻そうとしたが、世界には絶望しかないわけではないことをモンドで知ったコレイには拒絶された上にその場にいたアンバーの応戦を受けて失敗。
実は彼もまた魔神の力を行使することが可能であり、その力を開放して異形の怪物と化してコレイとアンバーを抹殺しようとしたが、駆けつけたディルックの助太刀を受けたアンバーに敗れ、人の姿に戻って意識を失った。
その後は重傷を負った状態で「博士」の下に連れ戻され、大口を叩いておきながら任務に失敗したことで彼の不興を買い、(ごみ)呼ばわりされた上に処分を命じられて何処かへと連れていかれた。
ヴィクトル
モンドの教会で淑女を待っていた彼女の部下。そこで待機する指示を受けていたが、想定外のタイミングで淑女が神の心を回収したためそのまま待機することになった。
旅人に何度か個人的な事を依頼しファデュイの情報と交換しているほか、教会にいる子供とも親しくなっていた。
彼女の死後、特定のデイリーをクリアするとスメールに配置される。
ミハイル&リュドミラ
モンド城内のワープポイント近くに立っているファデュイの一般構成員。
2人はファデュイ関連のニュースについて会話しており、ミハイルはニュースの内容に対して楽観的な姿勢を見せる一方、リュドミラはニュースの内容とミハイルの態度にやや懸念を示す様子が見られる。
  • ミハイルが聞いた情報をリュドミラに話し、両者がその内容について議論する…といった内容の会話を繰り広げているが、2人の会話内容は最新の魔神任務の進行度合いによって変化する。
    会話一覧

地下情報網

北大陸に存在する謎の組織。Ver.2.8現在はディルックのキャラストーリーでのみ登場。ファデュイへの抵抗組織とみられるため便宜上ここに記載。

観察者
ファトゥスの報復を受け瀕死の重傷を負ったディルックを助けた人物。性別は不明。
ディルック
上述の観察者に助けられた後に加入。かなり高い役職まで昇進している。
現在の在籍状況は不明だが、モンド帰還後の「闇夜の英雄」としての活動は、この情報網と協力してのものだと思われる。
執行官?

その他の人物

テウセル、アントン、トーニャ
タルタリヤの弟妹。
他にも兄、姉がいることが判明している。
  • 「トーニャ」は「アントニーナ」の愛称。「アントン」の愛称でもあるのだが。
  • 層岩巨淵主鉱区南WPから南西方向に『アントン<「第九中隊」臨時隊長>』という名前のNPCがいるが、ありふれた名前のためおそらく無関係であろう。

*1 リンク先がかなり重いため、確認したい場合はFandom内のファトゥスまとめページに引用されている画像をみるとよい。
*2 「私の学術成果は故郷では評価されない。(中略)この都市に三回も拒絶される趣味はない。」と発言している。「この都市」がスメールシティを指すのは明白だが、「故郷」に関しては複数の解釈の余地がある。素直に読めばスメールや教令院のことだが、「(スメールとは別の)故郷からも評価されず、スメールシティからも拒絶された」と読めなくもない。
*3 この断片に関しては残った方と性格も外見もそっくりであった
*4 「冬夜の戯劇」の時点ではコートを着ていたため決め手に欠けていたが、タルタリヤははっきり「彼女」と言及しており、「フィナーレへの歓宴」で体型が明らかとなった
*5 年齢の考察参考
*6 ヌヴィレットからは名目上は支援や公子への感謝と詫びという形で贈与されたが、政治的介入の回避や神の心が呪物だとスカークから聞いていた為、厄介払いの意味合いが強い。
*7 これはストーリームービー「『神』意」でより補完される形になった
*8 主犯は淑女
*9 中国のVer1.1生放送でキービュ公開
*10 放浪者の実戦紹介の英語版のタイトルでもある
*11 帰らぬ熄星」にて、モナがスカラマシュから逃げた後、彼がファトゥスだと判明するシーンのBGM。
*12 「狂詩曲」は英語でRhapsody。なお英語版曲名はラテン語でRhapsodia Roscida。
*13 なお「三千娑界の御詠歌」の最後の歌詞はNunquam genitus desideremとこれをラテン語訳したものとなっている
*14 本来は既婚女性に対してのみ用いられ、未婚の「シニョリーナ(Signorina)」とは厳密に区別されてきた。しかし「お嬢さん」のニュアンスがある後者は差別的との指摘も根強く、未婚化・晩婚化が進む近年の社会情勢もあいまって使われる場面は減りつつある
*15 厳密には、テキストには失くしたとしか書かれていないため奪ったのか破壊したのか単に夜蘭が紛失したのかは不明
*16 ディルックについては、クリプスの使用していた邪眼が他のファデュイとかなりデザインが違う特別製に見えること、『黒い焔』事件の折になぜかファデュイマークつきの仮面を自前で持っていたこと、博士に邪眼を送り返す時にその仮面ごと返却していたことなどがその理由。旅人については、共にアビスや天理と対立している以上共闘の可能性が十分にあること、既に割とノリノリな仮面付きのグラフィックが用意されていること、未使用のストックキャラクター名のうち最もメジャーな役柄として、男女どちらにも使用できるインナモラーティの名が残っていることから候補に挙がっている。
*17 素顔判明前はカーンルイア出身説と顔の装飾から、ダインスレイヴが「道化」の正体という説もあった。
*18 公子→水・雷(感電)、淑女→氷・炎(溶解)、散兵(七葉寂照秘密主として)→雷・炎・水・氷・風(拡散)。
*19 スネージナヤ(Snezhnaya)とロシアを含むスラブ民族の父称(父親の名前に(v)ichもしくは(v)naを付けた敬称やミドルネーム)を組み合わせたもの。なお、Ver.2.4の初登場時はそれぞれ「シュナイツェビッチ(Schneitzevich)」「シュナイツェフナ(Schneitzevna)」だったが、Ver.2.6で英語版綴りが、Ver.4.2で日本語版の訳出が現在のものに変更された。
*20 スラヴ系民族の名前でよく使われるミドルネームのようなもの。当人の父親、あるいは父系祖先の名をつける。父称が姓や苗字として扱われるかは国や民族によって異なり、スネージナヤのモデルとなったロシアでは父称は苗字や姓とは扱われない。スネージナヤでも同様の命名規則なのかは不明