キャラ・一族・団体/スメール

Last-modified: 2022-09-30 (金) 10:31:54

スメール

テイワット南西部に属する草神が治める国。

  • 重要な出来事
    • 魔神戦争前:意気投合したルッカデヴァータと花神にアフマルが合流し、三神で同盟を結ぶ。
    • 魔神戦争?:花神の死亡によってアフマルが発狂し、ルッカデヴァータとの同盟が解消される。
    • 500年前:漆黒の災厄の来襲。最後の森林王が死亡しルッカデヴァータが失踪する。
    • 500年より後:賢者たちがクラクサナリデビを発見し、新たな草神として祭り上げる。

魔神

クラクサナリデビ
現在の草神で知恵を司る七執政の一柱。女性。繰り返される花神誕祭の中で旅人らの前に幼い姿で現れ、「ナヒーダ」と名乗った。
約500年前に起きた漆黒の災厄の後の生まれであり、年齢も約500歳と七神では最年少とされる。先代草神が亡き後、教令院の賢者たちによって発見され、新たな草神として祀り上げられたという。
強力な肥料「豊沃の恵」を生成(作成?)し、砂漠地帯が国の大部分を占めるスメールの農業を助けている。生誕日は花神誕日と呼ばれ「花神誕祭」という祭りで祝われている。
その一方で、本人はスラサタンナ聖処という場所に籠居しており、また教令院もクラクサナリデビを隠蔽するかのような姿勢を見せるなど、謎めいた存在でもある。
  • 名前の由来は、パーリ語の”Kusanāḷi”(意味は吉祥草、もしくは吉祥草に宿る精霊)と、サンスクリット語の”Cūla”(小さい、“Culla”とも)及び”Devi”(女神)であると思われる。
    他の魔神と同じゴエティアに由来する名を持つかどうかは不明。
    また、中国語表記では”小吉祥草王”であり、英語表記では“Lesser Lord Kusanali”であるように、真の草神よりも位が低い存在であるかのように記載されている。
  • 賢者達が自ら迎え入れた神を軟禁し隠蔽するという不可解な行動の意図は、「新たな神の誕生はマハールッカデヴァータの死を証明してしまうため、(ほかの誰かによって発見、あるいは本人の顕現によって)新たな信仰が生まれる前に軟禁し神の行動を制限することでマハールッカデヴァタ信仰を維持させた」ということだと考えられる。この目論見通り、現在のスメールの人々はマハールッカデヴァータの死やクラクサナリデビの誕生自体は認識しているものの、マハールッカデヴァータへの信仰は引き継いでおり新たな神への信仰はほとんど生まれていない。
  • 当人は特にこの措置に不満を持っておらず、マハールッカデヴァータに及ばない自身を自覚したうえで「彼らは間違っていない」「(少なくとも魔神任務第三章・第二幕の一件までは)教令院の統治に大きな問題は一度もなかった」と発言している。その言の通り、マハールッカデヴァータのような強大な力は保持しておらず、知恵の神としての力も現在はアーカーシャを通じて行使するにとどまっているようだ。
  • また、金リンゴ群島で行われた実験と彼女の能力*1が酷似している為、ドド通話機に割り込んできたのはほぼ彼女とみて間違いない。しかし、金リンゴ群島のイベントを全て見終えたプレイヤーにも先の話は特に振られていない。
  • スメール国民が自分と先代どちらを信仰するかで二分されている(というより自身の信徒はあまりいない)が、自分を信仰してくれる国民に対しては誠心誠意尽くしている。
マハールッカデヴァータ
先代の草神で2000年前の魔神戦争勝者でスメールの建国者。女性*2
Ver3.0時点では「マハールッカデヴァタ」と表記されていたが、Ver3.1で現表記に改められた。
500年前の漆黒の災厄の時期にスメールから姿を消した。一般には死亡したと認識されているが、「クラクサナリデビは神の心を所持しておらず実は本物の草神ではない」、「クラクサナリデビは実は記憶をなくしたマハールッカデヴァータ本人である」といった可能性も排除はできず、生死はVer3.0時点では不明。
世界樹の記憶と繋がる能力を持ち、スメールのほぼ全てを作ったとされる。全知全能の強大な神であり、世を去った今でもスメールの民衆から絶大な敬愛を寄せられている。
現代のスメールにおいて運用されている『アーカーシャ』は先代の草神の遺産である神の心を動力としていると言われている。
ナヒーダによれば「死」の間際に強い意識を世界樹に残しており、その意識は「汚染」されているかのような危険なものであるという。
  • 教令院の学者は「神の知恵」に触れようと世界樹の意識に接続を試みたが、どれだけ修行を積んでいたとしてもこの汚染された意識に影響され、例外なく発狂してしまうらしい。
  • アルファベットでの表記は”Greater Lord Rukkhadevata”であり、中国語では”大慈樹王”である。
    以上を踏まえると、マハールッカデヴァータという名前の意味は、サンスクリット語で「大きい」「偉大な」を意味する”Mahā”*3及び
    ヒンドゥー教において富の女神または修行者の守護霊として崇拝される樹木のYakṣiṇī(インド神話に登場する神霊)である”Rukkhadevatā”に由来すると思われる。
花神
名称不明の神。スメールにはおいてはマハールッカデヴァータの友人として知られている。
美しい角を持った神とされており、踊れば踏みしめた地面から鮮やかな赤紫のパティサラの花が咲いたと言われている。
また、「花神誕祭」の起源は、花神がマハールッカデヴァータの生誕を祝うために開いた祭りであるともされている。
原因は不明だが、漆黒の災厄より前の時期に逝去している。彼女の逝去と共に、象徴であった赤紫のパティサラも絶滅してしまった。
現在スメール各地に咲いているパティサラは前代草神マハールッカデヴァータが花神を記念して創造したものとのこと。
キングデシェレト(スカーレットキング / アフマル)
かつてスメール西方の砂漠を支配していたとされる魔神。高度な文明を築き、「砂漠の民」と呼ばれる部族により信仰されていた。
表記は基本的に「キングデシェレト」で統一されているが、ボイス付きのセリフは「キングデシェレト(スカーレットキング)」とルビが付き、「スカーレットキング」と読まれている*4
花神と草神に加わる形で同盟を結び、スメール地域を統治していたが、花神の死によって発狂した末、数千年前のある時マハールッカデヴァータに敗れて死んだとされている。
砂漠の民は数百の諸侯へ分かれた後、互いに争いを続けた末散逸し、後にエルマイト旅団と呼ばれる集団となったが、
彼らの中でも「アフマルの目」などの一部の過激派は「キングデシェレトは部下であるマハールッカデヴァータの騙し討ちに遭い死んだ」と信じており、
キングデシェレトの再来を望むとともに、現在のスメールとその体制に対して憎悪を募らせている。
キャンディスはキングデシェレトの末裔と呼ばれている。
  • 名前について
    横文字の呼び名を多く持つが、どれも砂漠地域における赤系統の色の名前に関係する。
    • 「デシェレト(deshret / 古代エジプト語: dšrt) 」は古代エジプト語で「赤い大地=砂漠」を意味する。砂漠を意味する英語「desert」の語源とする説もある。
      また、下エジプト*5の支配者の象徴である赤冠のことも指す。上エジプト*6と共にエジプトを構成し、両者には異なる王朝が成立してエジプトの覇権を争ったこともある。
      大きな対立は2度あったが、どちらもデシェレトを戴く下エジプトの敗北で終わっている。
    • 「スカーレット(scarlet)」は「深紅」を意味する英語だが、その由来はペルシャ語の「سقرلات / saqirlāt」である。
    • 「アフマル(أحمر / 'ahmar)」はアラビア語で「赤」。

アランナラ

スメールに住む小さな草木の精霊。アランナラは「森の子」という意味。千樹の王によって創り出された草神の眷属である。
普段は「夢の中のヴァナラーナ」と呼ばれる世界に住んでいる。
人間は子供にしか視認できず、一部の例外を除いて大人になると(夢を見なくなると?)姿が見えなくなり、おとぎ話の存在と認識されている。
テイワット共通語で意思疎通は可能だが、「ナラ」(人)、「マラーナ」(死域)など独特の用語を使用し、人に対しては「ナラ○○」と呼ぶ。
時間の概念も人間のそれとは大きく異なっており、太陽や月の上り下り、樹木の成長などを基準にしているが正確な日付や時刻は認識していない。
森を守り、樹と人間の橋渡しをする役割を持っており、一般的には人間を恐れているものの彼らが認めた人間には温厚に接する。
長く生きて記憶や思い出を蓄積していくごとに知能だけでなく力も増していくという性質を持ち、記憶の力によってアランラカラリという超能力のような術を使うことができる。
アランラカラリで具体的に何ができるかは個々に異なるが、個体間で記憶の受け渡しを行うことで力を増したり他者のアランラカラリを使えるようになる。しかしあまり大きな力を行使するとその分記憶が失われてしまう。
かつては人間と共に暮らしており、普通に視認もでき交流もあったという。しかし、500年前の漆黒の災厄により噴出した「マラーナ」により、かつてのヴァナラーナは侵蝕の限りを尽くされる。
千樹の王と共にアランナラはこれらと戦い、厄災の根源の枝を折り、マラーナを生み出す根源「マラーナの化身」と呼ばれる存在を封印することに成功する。しかし、数多くのアランナラが大地へと還る事となってしまった。
マラーナの化身を封印したものの、ヴァーナに広がったマラーナが消え去ることはなく、最終的に現実のヴァナラーナを捨て、「夢の中のヴァナラーナ」を創りそこに移住した。

アランラナ
古い時代から存在しているアランナラの一人。
失踪したラナを追って旅人が接触した最初のアランナラ。
人里離れて生活するアランナラが多い中、ヴィマラ村の子供達と交流していた模様。
アランナラをあぶり出す目的でファデュイが拉致した子供達を保護し、恐怖を思い出させないために拉致に関する記憶を消して、村に送り返していた。
死域の影響を受けたラナを保護し、旅人に「ビージャの実」を入手することを依頼する。
ウツァヴ祭とマラーナの化身との戦いを終えた旅人の前にアランマによって連れられ、アシュヴァッダの樹に自らの記憶を捧げてビージャの実を実らせる。
その結果記憶を喪失したものの、その記憶はビージャの実の力を受け取ったラナに受け継がれ、ラナと共に長い旅に出る。
アランマ
若いアランナラ。
アランラナの導きでヴァナラーナに到着し、試練を乗り越えた旅人が見つけたアランナラ。
旅人とともにアシュヴァッタ堂でヴァソマの実を入手し、ウツァヴ祭の開催へと導いた。
その後ビージャの実を実らせるためアシュヴァッダの樹へと旅人を案内するも、アシュヴァッタの樹の内部はマラーナにひどく汚染されていた。
アシュヴァッタの樹の記憶を受け継ぎ、そのアランラカラリと旅人の力を合わせて死闘の末に死域の根源たるマラーナの化身を撃破する。
最終的には新たなアシュヴァッタの樹へとなることを決意し、「かつてのヴァナラーナ」の奥底で芽吹き無事ビージャの実を実らせた。
アランラジャ
古い時代から存在しているアランナラの一人で、「アランラジャの見る夢」そのものが今の「夢の中のヴァナラーナ」であり、ヴァナラーナ奥地にそびえる「夢の樹」の本体。
アランロヒタ
妙論派の学者として教令院の歴史に名を残している、「カビカバス」と共に旅をしたというアランナラ。
旅の中で得た知識により、普通のアランナラにはない時間の概念を理解していたようだ。
アランムフクンダ
最初のアランナラであり、「アランナラの物語」の始まり。
かつて500年前の漆黒の災厄ではアランダーシャ、ナラヴァルナと共にデーヴァーンカタ山の巨大な遺跡機械を討伐した。
マラーナの化身の最後の封印として、巨大なヴァサラの樹となりその身を捧げた。
マラーナの化身との決戦において自らの記憶をアランマに渡し、サルバへと還った。
旅人たちが目にしていた「アランムフクンダ」はおそらくサルバから自らの体を顕現させたもの?
アランムフクンダのアランラカラリはサルバを通して瞬間移動する「転送」を行えたことからも、サルバに関するアランラカラリを使えたのかもしれない。
最初のアランナラで長く存在しているだけあって知能もかなり高いようで、「年」の概念を利用するなど完全に人間に合わせた語彙で会話ができる。
アランダーシャ
アランナラの物語において最も強かったとされるアランナラ。
アランダーシャの持つアランラカラリは千樹の王より強力とされ、遺跡機械程度なら倒すことも容易だったという。
そのアランラカラリは最初から強かったわけではなく、修練によって鍛え上げられた賜物だった。
また、スメール各地で遺跡機械を封じている「石の錠」はアランダーシャのアランラカラリによって施されたもの。

アランナラの会話に出てくる用語

ナラ
人、人の形をしたもの
マラーナ
死域
ワルカ
砂、砂漠
ヴァーナ
サルバ
地脈
マハヴァナラーナパナ
夢の中のヴァナラーナ、アランナラの宇宙
ヴァナキ
トリックフラワー・炎
千樹の王
マハールッカデヴァタ
ヴァルナ秘宝
アパーム叢林で湧き上がる巨大な水柱
ヴァルナ神器
千樹の王によって創造された天候操作装置
ヴァサラの樹
アシュヴァッタの樹
アランラカラリ
アランナラが持つ記憶によって構成された個々によって違う特殊な力
自身のアランラカラリ以外にも、他のアランナラから記憶を受け継ぐことでそのアランナラのアランラカラリを使えるようになる。
このアランラカラリは修練で鍛えることも可能なようで、キノコン相手すら倒せないアランナラから、アランバリカのように遺跡機械を一撃で粉砕するアランナラもいる。
また、アランナラの力の根源は「記憶」であり、アランラカラリとは別に「記憶を消費」することで行使することのできる力がある。
記憶の力は強力ではあるが、使うと当然その記憶は流れ出てしまい、力も失ってしまう。

カーンルイア滅亡・大災害時代(500年前~数百年前)出身

「緑の狩人」(ヴィリデセルン?)
弓使いの女性。元々は鳥や獣を狩る普通の狩人だった。
古国が大災害に襲われた折、盲目の少年の死に際の願いを聞いた後、仇討ちとばかりに漆黒の獣を狩る狩人となる。
幾度も獣たちを狩り続けた末、自身もまた獣の姿となってしまい、最終的に黒騎士(血染めの騎士?)に討伐される。
ナラヴァルナ
数百年前のマラーナ(死域)の出現によってヴァナラーナが危機に陥った際に現れた伝説のナラ(人間)。
名前を名乗らなかったため、ヴァルナ神器を修復した功績からナラヴァルナと呼ばれるようになった。
旅人と同じ金髪をしていたらしく、アランナラたちは旅人に似た雰囲気を感じているようだが…?
  • 上記のようにナラヴァルナという呼び名はヴァルナ神器に由来する。ヴァルナはインド神話における最高神の1柱であり、当初は天空神や司法神とされていたが、時代の経過とともにこれらの神格は他の神のものとされ、最終的にヴァルナは水の神、海上の神という地位に定まった。ヴァルナ神器の名称はこちらに由来するだろう。
    また、インド神話には同じく最高神としてミトラという契約の神が登場するが、ヴァルナとミトラには密接な関係があり、両者は双子であったとされることもある。

人間の時代(数百年前~現代)出身

教令院

テイワットで最も大きな研究施設。
それぞれ専門の異なる六大学派(生論派(アムリタ)明論派(ルタワヒスト)素論派(スパンタマッド)知論派(ハルヴァタット)因論派(ヴァフマナ)妙論派(クシャレワー))が存在し、各学派のトップは賢者と呼ばれる。

六大学派+αの詳細

それぞれにシンボルとなる色と紋章がある。
各学派の名称はゾロアスター教における最高神アフラ・マズダーに従う六柱の善神「アムシャ・スプンタ」に由来すると考察されている。

生論派(アムリタ)
生物学、生態学、医学などを研究している。シンボルは緑と鷲。
教令院で最も長い歴史と最も大きな規模を誇る学派。
無償診療所のビマリスタンを運営している他、「死域」の解決を目標に挙げている。
現在はナフィス(ティナリの恩師)が賢者の座についている。
  • 対応する神格は食物を司る女神「アムルタート」。
明論派(ルタワヒスト)
天文学や占星術などを研究している。シンボルは青と象。
魔神任務登場のハイパシアや、現大賢者のアザールはここ所属。
  • 対応する神格は正義や真実を司る「アシャ・ワヒシュタ(アルドワヒシュト)」。
素論派(スパンタマッド)
錬金術、元素学、地脈学などを研究している。シンボルは赤と孔雀。
研究過程で各地の地脈を現地で視察することが多く、そのためダリオッシュの割合も多い。
一時期機械生命の研究が流行したが、自然生命との比較のための生体解剖が過激化し、最終的にアバットイを始めとする全研究者に研究凍結が命じられた。
  • 対応する神格は敬虔を司る女神「スプンタ・アールマティ(スパンダルマド)」。
知論派(ハルヴァタット)
言語学や符文学などを研究している。シンボルは黒と牛。
ホッセイニ曰く*7、知論派は長きにわたって古代ルーンに関する研究を行っているが、所属する学者は話し方が変わっていて、メンバーも少なく将来性もないという。
現在の賢者はカジェ。
  • 対応する神格は水を司る女神「ハルワタート」。
因論派(ヴァフマナ)
歴史学や社会学などを研究している。シンボルは黄と馬。
キングデシェレトの残した理論に対する否定と反省に端を発し、その中から様々な社会学科が派生した。
  • 対応する神格は善悪の分別を司る「ウォフ・マナフ」。
妙論派(クシャレワー)
建築学や機関学などを研究している。シンボルは白とライオン。
カビカバスの時代から予算が減り続けている弱小学派。サングマハベイが投資をしている。
  • 対応する神格は統治を象徴し鉱物を司る「フシャスラ・ワルヤ(クシャスラ)」。
ナガルジュナ団

用語解説

研修生
一般学生。入学には審査機関に承認された十分な数の論文と詳細で客観的な実験記録が必要。
割り振られた指導教官の下で研鑽を積みながら2つの異なるテーマで論文を執筆し、それを学会で発表することで下記の「ダステア」となる。
ホッセイニ曰く30歳を超えてようやく卒業できることも珍しくないが、リサは2年で卒業している。
現代でいう大学院博士課程に相当すると思われるが、ティナリなど若くして入学・卒業する者がいるあたり、より実力主義色が強いようだ。
ダステア
卒業試験をクリアした学者への敬称。ただし、しばらくは見習いとして過ごすようだ。
この身分になると正式に学会に所属することが認められ、研究のための予算も割り振られる。
  • 元ネタはゾロアスター教の儀式司祭。現在の制度においては司祭の最上位に位置する。
ハーバッド
ダステアより上位の称号。ホッセイニ曰く、「みんな博識で、人類を導くことができる賢者」だが、賢者とはまた別の称号。
30歳以下で昇進したカビカバスが天才と称されるあたり、たどり着くには相当な業績が必要なようだ。
  • 元ネタはゾロアスター教の学術司祭。
    2世紀ごろは高度な神学的作業に支えられた最高階級とされていたが、6世紀以降のゾロアスター教の衰退によって学術研究への支援が厳しくなると権威が失墜。
    16世紀の再編成を経た現在の制度では儀式での立場が重要視されているため、ダステアより下の階級となっている。
賢者
学派で最も地位の高い人物で、各1名ずつ計6人が存在する。学者たちに公職を割り当てる役目を持つ。
大賢者
賢者の中で更に最高位の存在、すなわち教令院で最も地位の高い人物。現職は明論派賢者のアザール。
ダリオッシュ
遊学者。教令院を離れテイワット大陸各所で研究資料を収集する者たち。申請が必要。
  • 元々は中世ペルシア語で「貧困」を意味する言葉として使われており、後にペルシア語のダーヴィッシュに派生した。
    この「ダーヴィッシュ」が自己に貧困を課して精神的な功徳と救いを求めた学問的な禁欲主義者であり、意味としての元ネタとなっているようだ。
書記官
スメールにおける行政官。行政手続きや条例の起草などを担当する。
マハマトラ
教令院支配下の地域における治安維持や教令院の研究員らの監査・監督を務める。いわばスメールにおける警官。
そのうちトップは大マハマトラと呼ばれており、重大な不正には彼が直々に出向くことになる。現職はセノ。
グランドキュレーター
知恵の殿堂の管理者。Ver.3.0時点では前任者の引退直後につき不在。
ビマリスタン
スメールシティにある無料診療所。生論派が管理する。
元ネタは9世紀のバグダードに設立された同名施設で、ペルシア語で「病人がいる場所」。現在でもアラビア語圏では病院のことをビマリスタンと呼ぶ。
知恵の殿堂
教令院に存在する、テイワット最大の図書館。
蔵書は教令院の生徒か教師であれば借りることができるが、より高レベルな資料の利用は一部の研究者に限られている。
国民がアーカーシャ端末をしている現在は余り使用されていない傾向にあるようだ。
パルディスディアイ
生論派が管理する植物学の研究センター。教令院の空気を嫌うティナリもこちらにはよく出入りする。
カビカバス賞
40歳以下の特に優れた学者に与えられる賞。受賞者はみな大成するようだ。
妙論派の天才カビカバスの業績に由来する。
セノ
「マハマトラ」の中でも「大マハマトラ」の称号を持つ男性。砂漠出身。
彼が学者を直々に訪問するということは、その学者が何らかの学術に関する罪を犯したことを意味するため、教令院では畏怖されている。
その一方、七星召喚をしに「ジャッカルヘッド」の名でカフェに来訪している疑惑があるほか、たまに変装してコレイの様子を見に来ている*8といった愉快な一面もある。
ティナリとは教令院時代以来の友人。当初は様々な人を助けるティナリを不審がっていたが、これが純粋な親切心によるものだと判明してからは交流を持つようになった。
1年前の「黒い焔」事件では、リサの師匠に頼まれモンドに来訪。コレイに巣食う魔神の残滓に封印を施した後、共にスメールに戻り彼女をティナリの元へ預けている。
ティナリへ預けてからも容体が気になっているようで、上述の様に定期的に様子を見に来る優しい一面も。
  • スメールプレビュー動画で背中に雷元素のスメールの神の目*9が確認できたため、レザーに次ぐ男の雷元素の神の目を持つキャラクターになった。
    余談だが、髪と目の色や腕の模様、星座が似ていることから、一部ではレザーの兄弟説が上がっている。
    『凛風奔狼の断牙』にて雌狼に育てられた双子(=ローマ建国神話のロムルスとレムス)について言及があることも、この説に拍車をかけているようだ。
  • 本編に先駆けてチャプターPV「足跡」に登場し、PV中では砂塵の舞う中槍を構えている。
  • 人物紹介では「独特なユーモアセンスが印象的な人物である」と控え目な表現をされているが、ダジャレからブラックジョークまであらゆるギャグを好むが、周りの反応が薄いと自らのその解説を始める癖をもつ。
    参考までに、ティナリの紹介文にある「『朝』から『夜』まで」と「ナツメヤシ」、ティナリのキャラストーリー2の「大マハマトラ」と「大マッハマシン」は、それぞれ中国語原文においては似た発音であり、要するにダジャレになっている。
アルハイゼン
知論派(ハルヴァタット)の学者。教令院では書記官を務める。
「成功者がいれば落ちぶれる者もいる」「需要がなくなった芸術は淘汰される」等を摂理として受け入れる神秘主義者にして実利主義者。
ルームメイトにして先輩のカーヴェとはしばしば激論を交わしている。
魔神任務三章一幕ではエルマイト旅団に騙されかけていた旅人を助けた後、共に神の缶詰知識を入手できるよう協力する。
が、神の缶詰知識を手に入れたことを旅人に隠す、上からの指示を受けて動いている素振りがあるなど、その言動には怪しいところがある。
カーヴェ
妙論派出身で、アルカサルライザパレスを建てた天才建築家。金髪の男性。
教令院所属だが人情に篤く、アーカーシャなどの技術発展の陰で仕事を失う職人や衰退する芸術に心を痛め、教令院から出る補助金を惜しげもなく使おうとする。
この姿勢を気に入ったドリーによって自邸の建築を任されたが、ついでに多額の借金も負わされてしまう。結果、現在は後輩であるアルハイゼンの家に居候している。
ポリシーの相違からアルハイゼンとは各所で議論を交わす仲だが、一方で自分の酒代やコーヒー代は平然とアルハイゼンに押し付けている。
ホッセイニ
元素や地脈などを研究する素論派(スパンタマッド)のメンバー。自分の研究成果に名を授けるのを目論む学者。
イベント「エネルギー原盤・序論」後に「エネルギー原盤によるエネルギー変換」に関するレポートを提出し、教令院で高く評価された模様。
イベント「古の孤影」時点では素論派の普通の遊学者だが、「ダステア」や「ハーバッド」を目指している。
イベント「エネルギー原盤・後序」では稲妻から璃月へ南十字船隊で移動する際に、誤って海に落ちて病を抱えたらしく、ずっと咳き込んでいた。スメールに戻ったら休暇を取得するそうだ。
ヴィマラ村出身で、姉のアレソと共に教令院に入学した。その後姉は研究生活に嫌気が差して退学し村に戻っており、ホッセイニは村ではいつまでも卒業できない人扱いされている。
旅人に対して研究方向を選ぶなら素論派(スパンタマッド)にするよう強く勧める一方で「スメール六大学派の知論派(サルヴァタット)にはあまり関わらない方がよい」と忠告している。
アイシャ
ホッセイニが先輩と呼ぶ学者。アイテム「アイシャ混沌探知機」に名を残している。
プルシナ
ホッセイニが偉大な先輩と呼ぶ学者。アイテム「プルシナスパイク」に名を残している。
  • 世界任務「孤独な海獣」で登場したアニサ・プルビルニの名字は、500年前の大賢者ビルニの血を引くことに由来する。
    ここから、「プル」は偉人の子孫を示す接頭語で、「プルシナ先輩」はシナという名の賢者の血を引くプルシナ一族の一員と推測できる。
    なお、層岩巨淵にいるヘディーヴのフルネームも「ヘディーヴ・プルシナ」だが、イベント「深泥奇譚」でホッセイニは「ヘディーヴ」と「プルシナ先輩」を別々に言及している。

アビディアの森のレンジャー

ティナリ
大きな獣耳と長く豊富な毛を蓄えた尻尾を持つ神秘的な一族出身の男性。
年は若いながらも、ガンダルヴァ村を拠点とするアビディアの森のレンジャーの長にして植物学に精通している生論派(アムリタ)の学者。かつては教令院のアムリタ学院で学び、卒業後は教師として残ることを期待されていたが、教令院の方針とはそりが合わずに学院の卒業と同時に出奔した。
現在も教令院から戻ってこないかと打診を受けるほど優秀な学者であるが、「レンジャー長の方が性に合っている」、「町は騒がしいから耳に悪い」といった理由で断っている。
なお、教令院と距離を置いている実際の理由としては、知識をある種の権威のように扱う教令院の上層部の傲慢な態度に嫌気が差しているという部分が大きいようだ。
現在は「ティナリ先生」としてアビディアの森のレンジャー全員を束ねつつ、野外で植物やキノコの研究を行っているほか、生論派の研究用植物園であるパルディスディアイでの研究も引き続き行っている。
また、セノから預けられたコレイをレンジャーに引き入れ彼女の師匠もしている。
コレイ
本編開始の一年前にモンドに流れ着いたスメール出身の少女。
幼い頃にスメール特有の不治の病「魔鱗病」に罹り、病の治療という名目でファデュイに拉致され、執行官「博士」の下に送られて凄惨な人体実験の犠牲者となった。この際に魔神の残滓を注入されて黒焔を操る力を得た。
実験が終了すると放逐され、自分に魔神の残滓を注入したファデュイの人物(「伝教士」)を探して各地を放浪したが、後遺症によって全身に包帯を巻いた姿から人々には伝染病を持っていると思われて行く先々で排斥され、共に放浪した仲間も全滅し、人体実験の件と合わせて世への不信と絶望を募らせていった。
モンドを訪れていたファデュイの外交官の馬車を黒焔の力で生み出した蛇で襲撃し、外交官2人を殺害、その他多数の負傷者を出す「黒い焔」事件を起こす。
これはファデュイにとって予想外の出来事だったが、「博士」はこの事件をモンドへの責任追及と「資料(魔神の残滓を体内に入れられて生存したコレイ)」の回収のために利用することを思いつき、部下にコレイを確保するように命じた。
紆余曲折の末に「博士」の思惑はディルックや西風騎士団の面々によって防がれ、コレイは自身の病人のような見た目を気にせず、更に黒焔によって騎士団に危害を加えた事実を明かしてもなお自分を受け入れて助けてくれたアンバーをはじめとしたモンド人の純真さに触れ、明るさをいくらか取り戻した。
リサの依頼を受けスメールから派遣された大マハマトラ・セノによって体内の魔神の残滓を封印され、二度とその力を使わないことを約束すると、アンバーに感謝の手紙を残して医術やそのほかの知らないことを学ぶために彼と共にスメールへと帰った。
その後はセノからティナリを紹介され、ガンダルヴァ村にてアビディアの森のレンジャーの見習いとして働きつつ、ティナリから学問の手ほどきを受けるようになった。
まともな教育を受けておらず読み書きすらできなかったたものの、ティナリの熱心な指導や本人の努力の甲斐もあり、読み書きもレンジャーの仕事も徐々にこなせるようになってきている。
騙されるような形でファデュイに魔神の残滓を注入されたが、結果的に確かに魔鱗病の進行は抑えられていたという。しかし封印によって魔神の力が及ばなくなった影響か、魔鱗病が再度悪化しつつあり、徐々に手足に力が入らなくなってきている。
魔神の力は封印されたとはいえコレイの体内に巣食ったままであり、セノからはもう一度魔神の力を使えば完全に飲み込まれると警告されている。
また、明るく振舞っているものの心の傷も癒え切ってはいない。
  • 「原神」公式漫画内での登場キャラ。
    リリース直前の漫画掲載時から長らく「コナ」という名前であったが、2022年3月頃に「コレイ」に表記が変更されていることが判明した(正確な変更時期は不明)*10

エルマイト旅団

スメールに存在する、大小様々な傭兵団の総称。
あくまで傭兵の総称であり、現在ではエルマイト旅団という統一された傭兵団が存在している訳では無い模様。
そのため、スメールシティで衛兵を勤めている傭兵団や、街中で仕事を探している者もいれば、
ファデュイと結託して悪事を働いたり、あるいは野外で盗賊まがいの稼業に手を染めている傭兵も存在する。
スメール西部の砂漠地帯にルーツを持つが、砂漠の民特有の褐色肌を持たない兵士も多く見られるため、現在のエルマイト旅団を名乗る兵士が全員砂漠出身というわけではないようだ。
スメールシティの衛兵団は「三十人団」と呼ばれ、教令院傘下のレグザー庁を本拠地としている。三十人団所属の兵士はトレードマークの赤色のスカーフの代わりに緑色のものを着用している。
「三十人団」の名は「設立メンバーが30人」という歴史的な経緯によるものであり、もちろん今でも30人しかいないというわけではない。

ディシア
熾鬣(しりょう)の獅子*11」の異名を持つエルマイト旅団の傭兵の女性。炎元素の神の目を持ち、両手剣を得物とする。
傭兵らしく金銭を大事にするが、同時に引き受けた仕事に対する責任も果たし、場合によっては雇い主の命令だけでなく自身の良心に則って行動するなど、誠実な人物である。
ドニアザードのために自身の得物を売却して得た資金を秘密裏に提供するなど、情に深い面も持つ。
フーマイ家に何らかの恩があるらしく、現在は彼らの護衛として契約している。
日々訓練を怠らない武人だが、フェイスパウダーやアクセサリーに造詣が深い乙女な一面も。

その他

ドリー・サングマハベイ
小柄で神出鬼没なスメールの旅商人でアルカサルザライパレスの主。
とにもかくにもモラを愛し、モラを稼ぐことに情熱を注いでいる。
数え切れないほどのお宝を保有しており、ティナリ曰く「会計の度に心臓をチクチク刺されるような痛みを味わうハメになる」との事。
仕入先、不思議さ、予測不可能な出現場所、法外な値段といった様々な「一番」を持つ。
大商人として名高い「サングマハベイ様」その人であり、一般にはこちらの名前が有名であるようだ。
初出はアーロイのチュートリアル動画内におけるアリスの肩書「かの有名なサングマハベイ様のサプライヤー」であり、かのアリスを仕入先とするなら「一番」驚く仕入先という謳い文句も納得であろう。
  • サングマハベイはアルファベットでは「Sangemah Bay」と綴る。「サングマハ(Sangemah)」はかなり馴染みの薄い単語だが、
    「sang」と「mah」はペルシャ語でそれぞれ「岩・地域」と「月」を意味し、「sang-e-mah」で「月の岩」もしくは「月の土地」という意味になるようだ。
    また、「bay」はチュルク語で「マスター」を意味する。それぞれ中東圏、中央アジア圏の言語。
    ※出典:【原神杂谈】须弥原型的初步探究 - 哔哩哔哩 - Bilibili
ニィロウ
学術に至上の価値を見出すスメールにおいて舞踊といった芸術に価値を見出している踊り子の少女。
クラクサナリデビの信奉者の一人であり、ドニアザードの友人。
「花神誕祭」において舞を披露することになっていたが賢者によって舞の中止を余儀なくされた。
実は「花神誕祭の輪廻」の夢境の主となっており、旅人の指摘*12から自身が夢の中にいることに気付くと、「花神の舞」を盛大に披露して夢を終わらせた。
キャンディス
青色の右目と金色の左目というオッドアイを持つ、スメール西部に存在する広大な砂漠内に位置するアアル村のガーディアンの女性。
ナヒーダ
永遠に繰り返される花神誕日の中で旅人が出会った謎の少女。見た目にそぐわぬ妙に大人びた口調で話す。ループを最初からすべて把握しており、旅人の記憶を瞬時に復活させるなど当初から只者ではない雰囲気を漂わせていたが、その正体は…
ドニアザード
名家フーマイ家の令嬢。スメールシティでは数少ないクラクサナリデビの信奉者。
生まれつき魔鱗病を患っている。魔神任務第三章・第二幕の時点で病状は末期まで進行しており、明るく活動的な性格とは裏腹にいつ限界が訪れてもおかしくない生活を送っている。
彼女の両親は娘の病気の治療のために手を尽くしているが、娘の身を案じるあまり彼女を屋敷内にほとんど軟禁するような状態にしており、そのため友人の一人も持たず屋敷の外の世界を見聞きすることもなく、病の進行を遅らせるためだけに生きているような幼少期を過ごしていた。
ある日、激しい発作を起こして数日間に渡って意識が朦朧とする状態になったが、意識が回復した際にクラクサナリデビの啓示を受け、彼女から屋敷の外に広大な世界があることを教わった。これを機に世界の様々な事象に興味を持つようになり、生きる気力を持つことができるようになった。
そのためクラクサナリデビに大きな恩義を感じており、彼女に関する民間の伝承を編纂したり花神誕祭の開催のために資金援助を行うなど、クラクサナリデビの信仰を広めるために熱心に活動している。
「花神誕祭の輪廻」に巻き込まれた際には、元々大病を患っていることもあってアーカーシャによる夢の搾取に耐え切れず、何十回にもわたる花神誕日の繰り返しの果てに意識が散逸してしまったが、そのためにアーカーシャによる掌握から逃れることができた。
彼女の意識は完全に消失する前にクラクサナリデビによって維持され、その間に旅人らによって「花神誕祭の輪廻」が終了させられたことで一命を取り留めることができた。

*1 他人の夢に入る事
*2 Ver.3.0予告番組内で「だから 多くの人にとって マハールッカデヴァタは全知全能の知恵の神であり 彼女が去ったことで 国民は心を痛めました」とある。
*3 「マハラジャ」や「マハーバーラタ」の「マハ」である。「摩訶不思議」の「摩訶」でもある。
*4 なおVer3.0の時点で「キングデシェレト」という表記は一切無く、「スカーレットキング」のみであったが、Ver3.1ですべて前述の表記に差し替えられた。一方キャンディスのチュートリアル動画では「キングデシェレト」と発音されており、今後ボイスも含めて「キングデシェレト」に統一される可能性がある。
*5 現在のカイロ南部から地中海まで広がるナイル川のデルタ地帯周辺の地域
*6 ナイル川の上流、現在のカイロ南部からアスワン周辺までの地域。こちらの象徴は肥沃な大地を意味する白冠「ヘジェド(Hedjet / 古代エジプト語: ḥḏt)」である
*7 この時点では、知論派のルビは「()ルヴァタット」となっていた
*8 ただし、後者については、直接コレイに会うと魔神封印時のトラウマを呼び起こしてしまい、封印にも悪影響を及ぼしかねないため、あえて回りくどい方法をとっているとも考えられる。
*9 プレビュー公開以前はチャプターPVの絵に映っていた腰に付けている赤い装飾品が炎元素の神の目と見間違えられていたこともあった。
*10 中国語表記が「柯莱」であることから、「莱(レイ)」を「菜(ナ)」に見間違えたという説が囁かれているが、真相は闇の中。
*11 「鬣」はたてがみのこと。
*12 遙か昔に絶滅したはずの赤紫色のパティサラがニィロウの認識によって存在していた