Inaros：高レベル向け高耐久ビルド

Inaros：高レベル向け高耐久ビルド

概要

Inarosが持つ非常に高い耐久力を軸に戦う､高レベル帯向けのビルド。
フレームの基礎能力値をひたすら高めて､使用するアビリティを最小限に抑えたものとなる。
非常に粘り強いものの､アビリティによるダメージは一切期待できなくなる為､敵への攻撃には必ず武器が必要になる。
育ち切った武器を持っていない場合はアビリティを重視したビルドの劣化になるパターンが多いので注意。
また要所要所でしかアビリティを使わない為､分隊員への支援や援護といったものも限定的なものしか出来なくなってしまう。
更に､他のフレームに比べて堅実な､悪く言えば非常に地味な戦い方になってしまうので見栄えがよろしくないという致命的な弱点を持つ。

アビリティ

• Desiccation
  当ビルドの中核。
• Devour
  殆ど出番無し。
  どうしても長時間にわたって拘束しておきたい敵がいる場合は使ってもよい。
• Sandstorm
  あまり出番はないが､広範囲の敵を一時的に無力化したい場合は出番がある。
• Scarab Swarm
  当ビルドではナリファイやコンバが出現する場合を除いて100%を維持して戦う。
  よって､射出時の性能は考えなくてよい。

ビルド

• オーラ
  • Corrosive Projection
    敵の装甲値を減少させる。
    分隊員にも効果がある為､これを選択しておけば大きな間違えは起きない。
  • Energy Siphon
    エネルギーをじわじわと回復する。
    Inaros自身はRageによってENの問題を排除できる為､自身に及ぶ効果は殆ど無い。
    主に分隊員へのささやかな支援が目的になる。
  • その他
    即死ダガーを主軸に戦う場合､実質的にオーラの選択が殆ど意味をなさない状態になる。
    Enemy Radarを用いるもよし､更に快適な操作を目指してSpeed Holsterを装着するのも一興。
    ただしオンラインプレイに臨む場合は､分隊員の為にもCorrosive ProjectionやEnergy Siphon等のオーラを選択するのが良い。

• 必須MOD
  • Vitality
    ヘルスの増加。
    これがなければ始まらない。
  • Armored Agility or Gladiator Aegis
    どちらも装甲値を45%増加させる。
    更にArmored Agilityはダッシュ速度を増加させ､Gladiator Aegisはセット効果でBloodRushの下位互換効果を得られる。
    前者は汎用性の面で秀でており､後者は近接攻撃のダメージを重視した攻撃的な運用で真価を発揮する。
    後者を採用する場合､近接武器のMOD選別や他のセットMODの選別も発生するので上級者向けの選択となる。
  • Steel Fiber
    装甲値を110%増加させる。
  • Rage or Hunter Adrenaline
    シールドが存在しない為､ダメージがすべてエネルギーに変換される。
    失ったヘルスを取り戻すのは容易いので､必ず入れておく。
    Hunter Adrenalineは最大で45%の変換効率を持つ為､出来れば後者を採用したい。
    尚､両方を入れるとダメージの85%を変換する事が可能となるが､無駄が出やすいのであまりオススメしない。
  • Overextended or Stretch
    どちらかを選択､もしくは両方を入れる。
    Desiccationを主体に戦う場合､Overextended1枚で事足りるが､他のアビリティも使用する場合はよく吟味すべし。
  • (Primed)Continuity
    アビリティの効果時間を伸ばす。
    アビリティの時間はこれ1枚で十分。

• 推奨MOD
  • (Primed)Vigor or Gladiator Resolve
    Vigorは他フレームでは真っ先に候補から外される悲しいMODだが､当ビルドでは十分選択肢に入る。
    Vitalityと併用することで､通常のものであればヘルスは5280､Primedであれば5830まで伸びる。
    Gladiator Resolveは180%の増加値を持ち､Vitalityと併用する事で5610まで伸びる。
    Gladiator Resolveはセット効果がある為､後述するアコライトMODを採用して戦う場合にはVigorよりも優先度が高くなるが､MODの取捨選択が難しくなるので上級者向け。
    ちなみにVitality・Primed Vigor・Gladiator Resolveの全てを入れると､ヘルスは6820まで伸びる。
    鉄壁を通り越した得体の知れない何かになれるが､相応のMOD枠を消費する事となってしまう為､他が疎かになりかねないので注意。
  • Handspring
    耐久力が高いInarosではあるが､転倒時の無防備な時間が危険なことに変わりはない。
    プレイヤーの交戦距離次第では不要な場合があるが､入れておけば飛躍的に生存率を高めてくれる。
    後述する増強MODを入れる際に外されがちだが､スクランバスやコンバによって頻繁に4番を剥がされる状況ではこちらの選択も意味が出てくる。
    もちろん両方入れれば怖いもの無しだが､流石にMOD枠がキツくなるのでオススメはしない。
  • Negation Swarm
    Inarosが状態異常を受けた時､3%のScarab Swarmを消費してその状態異常を無効化する増強MOD。
    状態異常はノックダウンやグリニアローラーによる仰け反りも含まれる為､Inarosが体勢を崩すことが一切なくなる。
    とはいえその代償は馬鹿にならず､高い状態異常確率を持つ武器を持った敵と戦う場合､高頻度で4番のチャージ率が97%以下になる。
    手慣れたテンノにとっては適時チャージを行えば済む話だが､気付けばScarab Swarmを引っ剥がされていたとなると笑えないので注意。
  • Aviator or Agility Drift
    空中にいる間､被ダメージを軽減する。
    更なる耐久力の増加が期待できる一方で､操作が忙しくなるという弊害がある。
    とはいえ､適当にピョンピョンと跳ねつつエイムグライドを行うだけでも十分な効果が見込める。
    ただし天井が低い場所や閉所では効果を発揮し辛く､滞空時限定の効果であるが故に近接武器との相性が悪いので注意。

• その他のMODについて
  大体の場合､1枠～2枠の自由枠が出来る。
  パルクール関係のMODを入れて操作性を充実させるもよし､アビリティの補強をするもよし。
  なおStreamLineといった効率系MODや(Primed)Flowは､Rageによる回転率が良く､アビリティの消費も重くないので不要になる場合が殆ど。
  Sandstormによる広範囲CCをしたい場合は入れてもよいが､そういうことは他のフレームに任せた方がよい場合が殆どである。

FOCUS

任意。
好きな物でよい。

センチネル・コンパニオン

任意。
ただし高レベル帯に赴くのであれば必然的にセンチネルの死亡率が高まる。
Desiccationを多用する事から､クブロウかキャバットを選択したほうがよい。
ただしクブロウとキャバットは､フレームのMODとコンパニオン用のMODの両方が育ち切って初めて真価を発揮する。
MODが中途半端な場合はセンチネルのほうが戦力になる場合が多い。

武器

Inarosの耐久力をもってすれば､武器そのものの扱い方や運用の難易度は些細な問題となる。
ぶっちゃけ､殺られる前に殺ることが出来ればなんでもよい。

• 近接武器
  即死ダガー・ハンマー・刀といったフィニッシャー能力が優秀な武器を選択する。
  これとは別に､アコライトMOD(Blood Rush等)を装着した赤クリ(詳細はダメージの仕組みを参照)武器の採用も考えられる。
  より高みを目指すのであればアコライトMODを是非とも採用したいところだが､そうでないのならなんでもよい。
• プライマリ・セカンダリ
  他のフレームでは即死するような状況でも生存可能である事が多い為､ショットガンの性能を最大限に発揮できる。
  前述の近接武器を主体に戦う場合､簡易的なCCを行うために状態異常確率が高い武器を選択するのもよい。

Arcane

ダメージを受けた時に効果が発揮される物がオススメ。

• Arcane Grace
  ダメージを受けた時､1秒当たり最大で4%のヘルスを回復する効果が6秒持続する。
  要するに､ダメージを受けた時にじわじわと最大ヘルスの24%を回復する。
  回復量は最大ヘルスを参照する為､かなりの回復量が見込める。
  発動確率は6%とやや低いが､頻繁にダメージを受ける都合上､かなりの頻度で効果が発揮される。
• Arcane Guardian
  ダメージを受けた時､装甲値が20秒間600上昇する。
  Inarosの仕事はダメージを受ける事でもある為､非常に手軽に恩恵を受けられる。
  発動確率は20%とまずまずの数値であり、発動の度に効果時間がリセットされ再び20秒となるため､最初の接敵から脱出までアイコンが消えない事も多い。
  MOD枠に悩む場合は装甲強化をこれとScarab Swarmで割り切り、Steel Fiberを外す運用も視野に入る。

運用方法

ミッション開始時にScarab Swarmを100%チャージした後､敵の攻撃を真正面から受けながら撃ち合う､あるいは殴り合う。それだけ。
失ってしまったヘルスはDesiccationからのフィニッシャーで回復可能なのでそれでなんとかしよう。
またエネルギーにはかなり余裕があるので､分隊員の迷惑にならない範囲でDesiccationをどんどん使って敵を足止めしながら戦いたい。
傍から見た時､ただ撃ち合っているだけに見える(実際そうである)ので､できるだけ敵の攻撃を引き付けて分隊員の被弾を減らすように立ち回りたい。
分隊員が窮地に陥った場合はDesiccationやSandstorm､あるいはScarab Swarmの射出を行って援護すること。

ビルド例

Vitality・(Primed)Vigor・Armored Agility・Steel Fiber・Rage・Overextended・(Primed)Continuity・Handspring・パルクールMOD

Desiccationを主体にただひたすら敵と真正面から戦う。
武器の良し悪しと選択がそのまま戦力に直結する為､一番大切なものは武器の選択かもしれない。

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