概要 
レベリアンはDrususが収集したアーティファクトの博物館である。
これらのギャラリーは関連した武器やアイテムと共に各々のフレームへ焦点を当てており、Warframeの伝承を知ることができる。
一人称視点で行動し、各ギャラリーに展示されているアイテムを調べることができる。ダッシュ可能。
アイテムを調べるとDrususがWarframeとそのアイテムにまつわる逸話を語る。注目中の展示物は回転させて眺めることができる。
各ギャラリーの内容や寄付によるDrususの反応を掲載しています。ネタバレが含まれるため、閲覧には注意すること。
アクセス方法 
- コーデックス⇒レベリアン⇒各ギャラリーを選択
- コーデックス⇒WARFRAMEユニバース⇒WARFRAMEとアークウイング⇒詳細ページの右下にあるレベリアンを選択
- マーケット⇒WARFRAME⇒商品ページの右下にあるレベリアンを選択
ギャラリー 
ASH 
Ash。暗殺の化身。
スコリアという名で知られる、オロキンの暗殺流派における守護聖人。
眉間には渦巻く煙のような黒い宝石。流派に属する暗殺者の印です。
「汝は永久にスコリアの一員だ。スコリアは常に汝と共にある。」
教義を疑った者には、死が待っていたそうです。
オロキンのスコリアが言うには、Ashは全てに対する答えだとか。
スコリアの無煙炭の広間で学んだ者で有名なのは、DomとPilioという兄弟です。
Domは機敏で悪賢く、刃の扱いが得意でした。
ですがPilioは平凡でした。Ashを崇め奉っていたものの、PilioにはDomの優雅さと機知が欠けていました。
Ashの冷酷さも。しかし… 殺すべき相手に捕らわれたのはDomの方でした。
許されざる罪です。スコリアの存続のため、能力で劣るPilioがDomの命を奪わねばなりませんでした。
これによりThe Sevenは、Domの欠点が家族にないと確信したことでしょう。
暗殺の流派ですし想像がつくかと思いますが、スコリアは「学術の卓越」となると無慈悲でした。
Pilioの足元でDomが横たわる中、死んだものが二つ。失敗した者と、Pilioに残っていた憐れむ心。
AshがPilioの任を監視します。
兄弟の死を目の当たりにし、Pilioの魂はその日死ぬ運命でした。
そうならないのであれば、崇拝するAshの刃によって。
一条の青白い日差しが、Martialisの砂塵にまみれた都市中心に立つ荘厳な塔の近くにいる彼らを照らしていました。
赤い火星の塵が渦を巻き、Ashの「Edoアーマー」の肩章から跡を引きました。
その少年はそのWARFRAMEを英雄視し、自分自身を証明することに躍起になっていました… どこかで、彼がしなければならないことに恐れをなし
、寒気だっていたとしても。
「疑念は裏切りだ」とスコリアは教えています。Pilioはそう唱えましたが、恐怖を振り払うことはできませんでした。
彼がしなければならないことへの恐れ… そして失敗したときに彼の英雄が彼にするであろう仕打ちへの恐れ。Ashが合図を出しました。
Pilioはスコリアの好む「塵の牙」の技を構え、大胆で型破りな「死のつる」の軌道で打ち出しました。
塔の衛兵は火星の琥珀色の夜明けに向かって、突然煙が眼前の通りを覆い、埋め尽くしていくなか目をこらしました。
頭を振って眠気を振り払いながら、まだ朝食のことを考えながら、衛兵たちは防備を構えます。煙の中から、流星が飛んできたのです。
足元に倒れ伏す生気のない衛兵の目を見つめると、Pilioの喉に吐き気がこみ上げてきます。
少年はそんな嫌悪感を覚える自分の弱さに腹を立てました。
教団の象徴、両目の間にある煙の宝石に触れ、彼は強さへの祈りの言葉を呟きました。
折り重なった死体を踏み越え、50人の近衛兵が万全の状態で待ち構えていることを知りながら、Ashは中庭に忍び込みました。
急な物音と共に、増援が中庭の壁に、バルコニーに並んだのです… スコリアにはこういう格言があります。
「汝は死なぬ。一つの過ちも犯さないかぎりは」
Ashは間違いを犯したことはありません。ここにいるのは50もの間違い。
素早い一挙動でWARFRAMEは少年を遮蔽に押し込むと、「Causta」ボウを取り出し、にわかに隙のない灰色の戦火の花を咲かせたのです。
中庭が50のマズルフラッシュで白昼のように照らされる中、使われていない刃を手にして、Pilioは頬を羞恥で赤く染めていました。
Ashは踊り場から踊り場へ、整然と一人ずつ衛兵に対峙してばらばらにしていきました。
適切な姿勢、型、技、構えを使い分ける達人の所行。中庭に折り重なって積もる死体。
たじろいで、少年は目を背けました。数分の間に50の死体が横たわっていた。
Ashの影がPilioを横切るのを感じて、Pilioは震えながら無理矢理、目を向けました。
Ashの表情の読めない凝視が彼を縫い止めました。彼の胸はこわばり、恐怖で呼吸が早まるのが分かります。
Pilioはなんとか立ち上がると、判定者に向き合いました。
彼は死体を見ていられなかったのです。正直なところ、彼はその場での死を覚悟していました。
WARFRAMEが認めたのか認めなかったのか、示す表情は皆無。
代わりに、Ashは腕を広げ、Pilioの最後の試練への道を示したのです。
標的の部屋には長い、みごとな髭の中年の男性が座っていて、その目は優しく、悲しげでした。
そこに同席していたのは、民間人の服を着たDom… 年代物のクラレットと、それを注いだグラスを分け合っていました。
Pilioの頭で痛みが破け、両目の間にある煙の宝石が熱く輝いたのです。
唐突な日の射す風景のイメージ、ブドウ園。女性の顔。
宝石が燃え上がると、映像は遠ざかりました。
立派な髭を生やした若い男性が笑みを浮かべて言います、「わたしの息子が君たち二人で本当によかった」と。
痛み! Domは素早く立ち上がると、彼の兄弟に標的がいう言葉を聞くように迫りました。
けれどPilioには、Domの両目の間のかさぶたに覆われた、かつて黒い宝石がおさまっていたくぼみしか見えていませんでした。
Domは教団に背を向けたのです。なぜ? どうして彼はそんなことを?
口ひげを蓄えた男は、Domを守ろうと、とっさに鉄木の机の下の武器を掴む… 愚かな間違いでした。
Ashはありえない形に、無数に分裂したのです。男はそのうちの3人を撃とうとして、そうする前に背後の4人目に捕えられていました。
Ashの影分身は消え失せました。武器は磨かれた床に音を立てて転がり、同時に彼の足は床を離れ、1メートル上に吊るされて、
無力でした-その悲しげな、優し気な目はPilioに惜しみながら別れを告げていました。「WARFRAMEに聞け」とDomは言いました。「理由を知ってい
る」
恐怖がPilioの心を満たしました。Pilioは彼の偶像、殺しの聖人を振り返りました。同じ質問を、けれどこのときはAshに向けたのです。「どうし
て?」
その厚かましい行いは、息詰まって無限にも感じられました。Ashは掴んでいた手を放しました。
彼の囚人は床に落とされ、息を切らせて喘いでいました。大きな手で、AshはPilioの顔に触れ… そして凶暴な爪を漆黒の宝石の下に潜り込ませ
たのです。
Pilioは絶叫しました。血が流れ出してきます。
宝石は吐き気を催すような破裂音とともに、壁にぶつかって割れ、腐った臭いの煙を吐き出して朽ちたのです。
目もくらむように白い真相がPilio DeNasに降ってきました。
PilioはPilio DeNasだったのです。黒い宝石が彼の精神から追いやったものは全て今あらわになっていました。
スコリアはLio DeNasの息子を盗み、Lio DeNas-優しい目をしたLio DeNasは-それを盗み返したのです。
「わたしの息子が君たち二人で本当によかった」父と息子がお互いの本当の姿を見るのは、二十年ぶりのことでした。
Pilioは長らくEdoアーマーを身に着けることを切望していました、最高の名誉であり、彼の信仰を表しています。
けれど、今彼が見ているのはAshの「Cremataシャンダナ」が剥き出しにする肋骨と、それが示す死だけです。
そしてそれが、彼の従う信仰の、ただひとつの宣言であるとわかっていました。
はたして、少年は…その瞬間まで、死ぬまで暗殺者であると信じていたのに…
知っていたはずの闇夜の人生と、彼から奪われた日の射す人生の二つにいまや板挟みになったのです。
教義と家族のはざまで、武器を手に、兄弟を殺して生き延びるか… それとも、彼とともに崇めた者の手で死ぬか。
Ashは、体現する死そのものように忍耐強く、永遠に留め置かれたかのような部屋で待ちました。
待つのはPilioの決断。そして刃はPilioの手から滑り落ちました。Domは近づき、優しくその手を取りました。
Ashは動きませんでした。
Lio DeNasは二人の少年を抱き上げると、部屋を出て、そしてその家族は塔から、都市から、そして火星から逃げ出しました。そしてなお、Ashは
動きませんでした。
さて。この話から何がわかるでしょうか?
なぜAshが、スコリアの焦点たる存在が、教義に逆らい、落ちこぼれと裏切り者である二人の少年を生かし、逃げ延びることを許したのでしょう?
この暗殺者が孤児同然の二人に、いうなれば、感化されたのでしょうか?
私たちには分かりません。この回顧録をもたらしたPilioにもわからないのです。
しかし、これだけは確信して言えます。オロキンが支配していた日々の終わり… 塔が崩れ落ち、死が白と金の神々に訪れたとき、スコリアもま
た逃れられませんでした。
いいえ。むしろ、彼らの上層部や、指導者と暗殺者の元締めたちは、息を呑むほど手際よく虐殺され、根絶やしにされていました。
主だった者を… ほとんど壊滅させたのは… Ashなのです。興味深くありませんか?
壁の隅を探してみよう。
一番奥(展示ASHの裏)の壁の右下隅。
ATLAS 
これはAtlasです。石のごとき硬い彼の物語が小惑星から始まることに納得されるのではないでしょうか?テラモーン寺院は大いなる岩の破壊者の
到来を予言する歌を広め、奉公している民の心を惑わしました。この世界を打ち砕き、大きなる再生をもたらす神です。カルト集団が音程を外し
ながら歌いながら痙攣したように踊っているのを見るたびにオロキンは嘲笑っていましたが、集団の信仰心は強くなる一方でした。その後、テラ
モーン達は制御された周波数へ頻繁に侵入したうえ、世の終わりを告げ広めました。虐げられた下層カーストに属す者にとって、オロキンの支配
者よりも強い者の存在は希望の光であったでしょう。容赦なく降りかかるオロキンからの弾圧は効果を発揮しているように見えましたが… それ
も… 小惑星が地球へ衝突すると判明するまででした。テラモーン信者は予言が当たったのだと喜び、祝いました。神の御業であると。人々の記
憶において初めて、オロキンが弱さを見せた瞬間でした。完全なる破滅が待っていることなどどうでもよかったのです。なぜなら、惑星の衝突は
寺院にとって、新たな時代を示していたからです。
神の御業である証拠を探すため、探査機が小惑星に送られました。確かに業ではありましたが、神の行いではありませんでした。巨大な操舵スラ
スターを取り付けられた岩石は、武装を重ねたテラモーンの一団によって制御されていました。自らの運命を手に収め、彼らは最後を悟り、痙攣
したように岩の上で踊りだしました。武装巡航船、Orgonミサイル、Daxの軍勢… オロキンにとって、事態を解決する方法はいくらでもありまし
た。しかし、オロキンの敵はテラモーンではなく、彼らの思想だったのです。Atlasはその場所へ送り込まれ、彼が岩に衝突したとき、崇拝者が最
初に見たのはShikoroヘルメットだったのです。この傾斜した防弾プレートと首回りで増強された防護を見てください。彼はすぐに両方を必要とす
ることに気づいたのです。
Tekkoはおそらく、私がギャラリーのなかでもっとも気に入っているものです。精緻で凝った装飾の成形と複雑な刃をご覧ください。職人のような
Atlasの風貌とは、対照的なことにお気づきでしょう。美しさと職人の技によって、Tekkoの真の目的は隠されています。なぜなら、崇拝者たちの
頭蓋に刻まれた傷がそう証明しているからです。私はふとした瞬間に考えます。どんな狂気の舞が中断されるはずだったのでしょう… または、
群衆のお祝いにTekkoの鞭を打つような打撃は紛れ込んでいたのでしょうか。
目の前にあるものは、世にも珍しい二体のRumblerです。以前ご説明したように、石碑の残骸を使い丹念に組み上げられたものです。Atlasの手に
よって硬い構造物に生命が吹き込まれる様は、世の理に反しています。しかし、本当に起きた出来事なのです。テラモーン教徒が崇拝する石に宿
った命が集団へ襲い掛かったときの混乱を想像してみてください。そんなものにどうやって反撃できるでしょう。地滑りを相手にするようなもの
なのです。
地球の姿が地平線上で大きくなっているとき、崇拝者は「石は全てを砕くであろう!」と歌いながらAtlasをあざ笑っていました。太陽系全体のテ
ラモーン教徒はそのとき、最後の讃美歌を歌っていたのでした。すべての宮殿、へき地のコロニーのたまり場や、輸送レーンの受容地のような場
所でも。海王星のような遠い地に住む子どもまで、脂っこいスープから顔をあげ、西に位置する禁じられた地球を見つめました。「落ちていくあ
の石は全てを変えるのだろうか」と考えながら… Atlasは頭と手を地面に押し付け、敗北を表しているように見えたため、テラモーン教徒の歌の
音量はどんどん上がり続けていました。しかし、彼は讃美歌を聴き、感じ取っていたのです… 歌の音に、ハーモニーに、そして周波数によって
岩が震えるさまを。そして彼には小惑星の亀裂と断層がどんどん明らかになっていき… 新しい歌が響き始めたのです。Rumblers。神話的なリズ
ムを使いながら亀裂の周辺を叩き、Atlasは一人で最後の共鳴和音を打ちました。振動は稲妻のように岩全体に走っていき… そのとき突然、偉大
な小惑星は爆発しました。きらめいて降るだけの雨となり、大気中で燃え尽き… 消えました。はるか遠くの海王星で見ていた子供たちは目をそ
らし、脂っこいスープをスプーンでかき混ぜ始めたのです。
展示物をよく調べよう。
展示物RUMBLERの右側個体の裏。
GAUSS 
アルトラのブラストクリートバンカーの外側から取り出されたデュアルサイド銃です。とてつもないものがバンカーに物凄いスピードで追突して
、その大きな衝突は岩石や生身を飛び散らしたのです。とても不気味な衝撃波でした。最初の爆風を生き延びたという不運な反乱軍はAkariusを目
撃したことでしょう。
Acceltra。連射型マイクロミサイルランチャーです。滑らかなポリカーボネート製の砲身はオゾンの異臭がします。人はGaussのことを速度を誇り
つつ、砲弾と同じくらいの汎用性を持ち合わせる器具だといいます。しかし、Acceltraはそれを超えるのです。このランチャーは敵へ押し寄せる
ため、敵は刃物による攻撃を考慮しますが、ミサイルにリバウンドして混乱している部隊への止めの一撃をお見舞いするのです。
これは… 標準型のヘルメットと違いますね。特殊な防御面や傾斜メッキが備わっています。匠な腕が合理化を図っています。見てください。奇
妙な光の捉え方をしているでしょう?こうやって輝くとアルトラの頂点から誰一人いない野原を見下している、捕虜と化した自分を象徴している
みたいな気持ちになりませんか… そして… 見えるのです。淡い光の輝きが。
「攻撃しても当たらなければ倒せない」という、Daxがよく口にしていた格言があります。彼らがGaussを見たその日、どの様な思いを膨らませた
のでしょう。きらりと光る弾丸、そしてこのシャンダナは大混乱の中に立つ旗のようにアルトラ方面へ向けて威勢よくなびいていました。
剥ぎ取られたGaussの翼システムです。これらの空想的な仕掛けは、クブロドンから受け取ったWARFRAMEの高速化につながる技術なのです。強度、
質量、密度… すべてが絶妙なバランスを保っているのです。
Gauss。フロントエッジと滑らかな耐熱複合材。このトレーリングエッジ見てください。流線形、フォイル、この特定のエッジは極端な熱ストレス
によって少し歪んでいることに気付くでしょう。アルトラの聖人です。こころが揺らぐとき、人は何を見るのでしょう。私には火の祭りが鮮明に
見えます。地雷は目もくらむような爆風を起こしながら破裂して、アルトラへ向かって上昇しているのです。そして、Gauss… 彼が迫りよる火の
海を機敏にかわしながら、とてもつもないスピードで火のなだれを逃げ切っているのが、霞んだ地平線に見えるのです。
壁の横を調べよう。
ALTRAシャンダナ展示品裏にある壁の右側面。
GRENDEL 
Grendel。原始的。絶やす事のない食欲。そして、この展示品が示すように、驚くような思いやりを持ち合わせています。オロキン帝国が滅びたと
きに生き延びた執行官の一人… スミレの香りのするKarishhという暴君はエウロパの凍て付いた、飢餓が蔓延するRiddhaという街を威張りつくし
ていました。じっとりと陰湿なKarishhは壁に囲まれた館の中で、贅沢を極めた生活を送っていました。その一方、無力な市民は彼の食べ残しに恵
まれるよう、望みをつなぎながら従っていたのです。彼の街が飢えにあえぐなか、執行官は彼と彼の強欲なご機嫌取りのために饗宴を催すように
命じました。晩餐には彼の結合された12つの消化器のため12つのコース料理が用意され… もう一つ… もう一人の招かれざる客も出席していた
のです。
遺跡の中に浅い溝が残っていました。まるで館から巨大な岩が削れて丘を転がり落ちたかのような… ですがもし、転がり… 上がったとしたな
ら?想像してください、KarishhのDaxがその日… じっと見つめながら、茫然としている様を。彼らに膨らむ生体組織の球体が向かってきたとき
、刀を構えることも警報を鳴らす暇がありませんでした。そしてその時、内臓がピクリと動いたかと思うと、Grendelが目の前に立っていたのです
。彼の「食事の道具」… Masseterを手に持ちながら。
メッキに施された門の残骸にGrendelの優雅なシャンダナと一致する布の切れ端が引っ掛かっていたので回収されたのですが、彼が… 味見をした
跡がべったりとついていました。そうです、晩餐に参加したオロキンのほとんどのものが… メインコースになったのです。そして、Karishh自身
はRiddhaの丘へできる限りの速さで、泣き叫びながら逃げ出しました。
私にとって、Gaussの破片を街のすぐ外で見つけたことは、それほど驚くことではありませんでした。そうです。Grendelのいた形跡がある場所に
は、必ずGaussの痕跡も見つかるのです。彼らは手を組んで街へ忍び込んだのでしょうか。それとも、Gaussは戻ってくるパトロール隊を足止めし
て、相棒のGrendelにごちそうをたらふく食べさせたのでしょうか。
ぽっかりと開いていて、まるで胃のようなデザインをご覧ください。特異で、貪欲な偏愛を表すのにふさわしい顔でしょう。Grendelが腹を減らす
ことはあります、ですが、暴食という域には達しません。他者が必要としているときには。Grendelに関する言い伝えによると「ごちそう」により
膨れ上がったGrendelは、Riddhaの悲惨なスラム街を転がっていきました。病や体の不自由、飢えに苦しむ人々や死にかけている人々を彼は民の抑
圧者から奪い取り、消化した力で再び元気にしたといいます。
ここにあるものは砕け散った館の壁の破片と、Grendelが操るMasseterの刃によって破壊された門の残骸です。Grendelの助けにより健康と活力を
取り戻した民衆が館へ雪崩れ込んでいく様子が目に浮かびます。破壊された門は打ち捨てられ、民は奪われたものを取り戻す。特に、自らの運命
を決める権利を。ここには、オロキン食器が散乱している様子が展示されています。時を経て摩耗していますが、暗い時代を勇敢に耐え抜いた
Riddhaの民は数え切れないほどの食事に使ったことでしょう。
多くのWarframeはスピードとしなやかさを持ち合わせています。しかし、威力、推進力その上衝撃などは… 大きさが必要なのです。そして…
三段腹の溝… そこは割れるのでしょうか。ギザギザな空洞は… 何を捕えるのでしょうか。あるオロキンなら知っているかもしれません。
Riddhaの人々は満腹になるまで食べ、宴は凍った山々が夜明けに暖かく光が灯るまで続きました。Grendelに追われ、執行官はバラ色の山頂に向か
って逃げ出しました。私には彼らの運命がどうなったかはわかりません。物語は人々がごちそうを食べていると続くのですが、彼らは奇妙で深い
音を聞いたそうです。山から響くごろごろと転がる音。ひとつの、満足げな、げっぷを。
壁と床のつなぎ目をよく調べよう。よく見ると外に向かう出っ張りが…そこ乗れるの!?
展示物「館の門」の裏にある壁の右側から裏に回り込める。
IVARA 
Ivara。女狩人。
彼女の物語は歴史家のPorvisによる『オロキン裁判所 秘密の歴史』で語られています。
Myrmidonの伝説を聞いたことはありますか。なくても差し支えありません。神話から抜け出した獣のような容姿を持つMyrmidonは並外れた獲物を
標的にしていました。
その獲物とはWARFRAMEでした。数多くのフレームがこの怪物の手で歴史から消し去られ、記録にも残っていないといわれています。彼らは忘れ去
られたのです。
一人の人間がWARFRAMEに立ち向かう、そして破壊することは不可能だと思われていました。ましてや何体もとなると。もしかすると、Porvisはこ
の物語を大げさに語っていたのか…または真実を語っていたのかもしれません。
Ivaraは、彼女の物語の序盤にMyrmidonに出会いました。
とても早いうちに。
「DAXによる非常招集」とPorvisは書いていますが、この招集を受けたIvaraと名の無きフレーム二体は曲がりくねった洞窟へ進みました。
場所にたどり着いた彼らはDaxの死体と輝く生体発光性の菌糸を発見しました。このような超自然的で邪悪な光に対して、彼女のキチン質のSalix
シャンダナは素晴らしいカモフラージュになったでしょう。
『秘密の歴史』によると、Myrmidonは枝分かれするトンネルへつながる大きな空間で三人の前に大胆に現れたと伝えています。赤と金の装甲をま
とったMyrmidonは一体目のWARFRAMEに対してある仕草…Porvisによると「落ちるリンゴを握ろうとする奇妙な仕草」を示しました。今になってわ
かることですが、それは挨拶などではありませんでした。
その仕草を向けられた一体目のフレームは力を失い、倒れました。困惑から生じた隙をついたMyrmidonはその不運なフレームに飛び掛かり、掌を
戦士の頭に叩きつけたのです。「強烈なエネルギーに満ちたエメラルド色の光が閃き、Ivaraの戦友は塵へと変わった」とPorvisはぞっとするよう
な場面を語っています。
Porvisはこの物語の多くを「The Seven」のやり取りからまとめあげていて、物語の詳細は裁判所での証言と一貫性が取れていることで知られてい
ます。
「二番目のフレームは一体目のフレームと同じ運命を辿った」と彼は言います。素早く反応したIvaraは向きを変え姿を隠しました。しかし、その
握りしめる仕草が彼女のいる方向へ向き、透明化フィールドが失われたとき、彼女の力は失われたのです。姿を現し、弱点をさらしだしたIvaraは
洞窟上部のくぼみに飛行の矢を放ちましたが、ジップラインは現れませんでした。逃げ場がなかったのです。Myrmidonは彼女に迫っていました。
身を翻した女狩人がAksomatiピストルを撃ち始めると、怪物は慌てて物陰に身を潜め、装甲に覆われた頭を庇っていました。あの握りしめる仕草
が鍵を握っていたのです。Ivaraは対策が必要でした。今すぐに。
Ivaraは壁に駆け寄り、よじ登りました。彼女はぶら下がりながら、Myrmidonが部屋を掛け回り、彼女のいると思しき場所を打ち据える様子を観察
していたのです。
苛立った彼が当てずっぽうに、再び同じ複雑な仕草を向けた瞬間、彼女は見たのです。握りしめる仕草をすると彼の手首のブレスレットがほのか
に光ることを。
彼女は足場から飛び立ち、精妙に組み立てられたRubicoを肩に構え、狙いを定めました。オロキン製のスコープ越しに狩人と女狩人は視線を交わ
し、双方が決死の衝撃を放ちました。Ivaraは弾丸を、Myrmidonからは致死の光を… IvaraのAvia アーマーの肩装甲は緑の光線により砕け散りま
したが、彼女は救われ、女狩人が勝ったことを意味しました。
そして、彼女の射撃はMyrmidonのブレスレットを降り注ぐ火花の中で打ち砕きました。しかし、Myrmidonの武器は依然として致命的で、彼はIvara
にエメラルドの憤怒とともに攻撃を仕掛けたのです。
Myrmidonの射撃が多孔質の空間に穴を穿つなか、着地したIvaraはあたりのトンネルの中へ跳び入りました。トンネルの行き止まりにある岩礁へ
Ivaraが背を押し付けている間も、Myrmidonの武器は光りながら彼女の唯一の防壁を削り砕いていました。
さて、目の前にあるこの武器についてお話するのにちょうどいいときでしょう。Artemis Bowです。女狩人を象徴する武器であり、彼女が鍛え上げ
た道具でもあります。彼女と精神が繋がっていると言う人や、忘れ去られたオロキン技術の産物という人もいます。
Porvisの物語の次の場面では、武器と戦士の組み合わせが何を成し遂げられるかを伝えています。すり減っていく防壁の後ろにくぎ付けにされ、
迫りよる死の瀬戸際にIvaraはArtemis Bowを喚び、弓は応えました。彼女の魂と弓は一体だったのです。起き上がることなく、彼女は弓を引き的
を狙いながら… 彼女は弓と一体となり… 放たれたのです。矢はIvaraの誘導のもと軌道を曲げながら回廊を抜け、Myrmidonの武器を貫きました
。彼の武器が破壊されるとIvaraの周囲の壁が一瞬緑に照らされ、静寂が辺りを包みました。
矢がない弓とは何を指すのでしょう?そしてこれらの矢は?Ivaraのように心で変えられるような「もの」はOrigin太陽系でも見たことがありませ
ん。影縫い、隠れ蓑、速射… 彼女の伝説的な多彩さを体現しています。
Ivaraは弓を再び、今度は倒れた仲間のために引き絞りました。非人間的な速度で雨あられのように浴びせた矢はMyrmidonのやせた体から甲皮を割
り、引き剥がしていきました。紐は切れ、留め金は弾け、Ivaraの超自然的な狙いの精度と速さにより彼の武装は剥がされていったのです。
彼女の最後の矢が面頬つきの兜を強打しているあいだに、彼女はすでに止めの一矢を番え、放つ準備ができていました。Myrmidonは立ちすくんで
いたのです。WARFRAME殺し。剥き出しで。美しさ。均整、言葉を解す力さえも… 純粋な力のために犠牲にした者。しかしその顔は… 彼の顔は
オロキンの容貌の風刺でした。彼女が決して殺さないと誓った人のものだったのです。角ばった、血の気の無い面に浮かぶ薄ら笑いによって、彼
がそれを理解していることもIvaraには分かりました。
「The Sevenの部屋」の壮大な扉が開きました。
磨き上げられた暗闇で包まれる広い集会場へIvaraは獲物を引きずりながら現れたのです。彼女はMyrmidonと大破したヘルメットを集まったThe
Sevenの前に落としました。ここで彼は彼自身の味方によって裁かれるのです。Ivaraの倒れた戦友の復讐を遂げることを求めて…
彼女はThe Sevenを見ながら、判決を待ちました。Myrmidonは立ち上がり、肩のほこりをはらいました。The Sevenの一人は前かがみになり、細い
頭から不思議なもの… 繊細な銀の格子を取り除き、彼女とThe Sevenを分離する胸の高さにあった黒曜石の曲線に置きました。その瞬間、
Myrmidonは床に倒れ、最後の息を吐いたのです。
Ivaraは理解できませんでした。なぜ。どうして。威厳ある声が彼女の名前を呼んだのです。視線をあげると執行官Ballasが目の前に立ちながら「
お前の戦術と忠誠心を試した。お前の仲間は試験に立ち向かえなかったのだ。順応性がなく、克服できなかった。そして、彼らは過去のものだ。
しかし、お前、Ivara。お前は生きろ。生きて人の記憶に生き続けるのだ」と言い放しました。そして、彼女の戦友は人の記憶から消えたのです。
床をよく調べよう。
レべリアン展示場に入ってすぐ後ろの突き当りの左隅あたりの床。
LAVOS 
Lavos。変成者。時代遅れな言い方ですが、錬金術師と呼ばれることもあります。
変成と言うのでしょうか? 錯乱した老人が、金ができると信じて肥だめを燃やす火で鼻をつく臭いの薬品を煮立てるような、大昔の迷信から来
る行為のことでしょうか?
いいえ。オロキンにとって、それは暗い強力な、禁じられた科学でした。彼らは潔癖ではなく道徳心もありませんでしたから、この技術が犯した
に違いない、深刻な禁忌とはいったい何だったのでしょうか?
変成者の中でもJaviほど恐れられた者はいません。這いずる蛇。忌まわしきもの。汚辱の語り手。
オロキンは、大いに彼を恐れました。斬られた蛇が断面から頭を生やすと信じられたように、彼がヒスイの光ですらどうにか生き延びてしまうの
かもしれないとささやき合ったのです。そのため、彼は処刑される代わりに幽閉され、その邪悪を消し去ることはできずとも封じ込められること
となりました。
彼の牢番はLavosという名の荒くれ者のWARFRAMEでした。
Dabaoth-Kraの監獄はもはやありません。建物と、それが建っていた段々状の金星の山頂は大昔に消失しています。そこで何が起きたのかという記
録しか我々は持っていないのです。
Javiは痩せた無毛の男で、病気のため鱗状の皮膚をしていました。彼がArchimedeanの地位にあったことは渋々ながら認められたので、白いローブ
を着ることを許されていました。そのときはもう汚れ、ぼろぼろになっていましたが。手首から肘にかけて、皮と骨だけの腕を蛇の入れ墨が這っ
ています。
Lavosは、囚人によく注意を払っていたそうです。彼は規定通りにスープ、水、そしてむち打ち刑を同様に時間きっかりに与えました。
これらはLavos自身の蛇を再現したものです… 単なる入れ墨ではなく、生きた鉄の外部筋組織です。
監獄の監視員はJaviが頻繁にLavosに囁いていたと報告しています。このため監守たちの間に懸念が広がりましたが… 結局、それはただの見せか
けにすぎないと退けられました。
Javiの独房の壁は血と… 汚物で書かれた走り書きで埋まり始めていました。最初は単純な記号でしたが、しかし… 時が経つにつれて… それ
は、より手の込んだものへ変わったのです。まるでかのArchimedeanが独房を… 悪魔崇拝の寺院へと変えているようでした。彼の拘束者を挑発し
ていたのでしょうか、Lavosの絵、仕事場の輝くシャンダナを身につけた絵さえありました。呪おうとしたのかもしれません。
Lavosは彼をより激しく鞭打つように命じられ、十分その通りにしました。壁に飛んだ血でJaviは蛇を描きました。彼の堕落した偶像へ訴えるもの
だったに違いありません。
床掃除人のBekran Zaft、Dabaoth-Kraのただ一人の生き残りは、後にLavosが独房から独房へ闊歩していたことを語っています。重々しいショット
ガンを手に、必要ならば警棒で殴って鞭打つ。その悪夢はいまだに彼女を悩ませていました。
監守の記録は、Javiの奇妙な行動による不安が高まっていったことを明らかにしています。
潜在的なリスクに関わらず、Javiはどうにかしてでも…処刑されなければならない。細胞逆転化を使うことになりました。Javiは単なる生物学的
な滓となり、パンのカビ以下の存在になり果てるでしょう。
しかし、誰が執行するのでしょう? どんな牢番もキャバットに鈴を付けるポバーになりたくはありません、そうしてLavosが有機物を再構成する
力と、儀礼用のヘルメットを受け取ったのです。彼ならばやれるでしょう。
独房の壁も、床も、天井も、いまや文字に覆われていました。LavosはJaviを絶えることなく見守っていました。
Bekran Zaftが語るには、興味深いことにLavosはもう他の独房の囚人を打たなくなったとそうです。囚人が、嫌いな他の囚人をLavosの通り道にお
いやり、Lavosが彼を血まみれにたたきのめすのを期待していても、Lavosは単に彼が立ち上がるのを待って歩み去りました。
オロキンを恐れさせた変成の、禁じられた行いとは実際は何だったのでしょうか? その技の極みは、意識を意図的に昇華させることに他なりま
せんでした。
自らの見果てぬ黄金の夢に捕らわれたオロキンにとって、何物かが彼らより上位へ届くことができるという考えは受け入れがたいものでした。変
成は庶民を王へ、富をがらくたに変えうるものです。最も悪いことに、人々にオロキンが恐れるに足らないと教えることができます。
私はJaviの独房の記録映像を見たことがあります。彼の走り書きは悪魔の印章や野蛮な言葉ではなく、星図でした。進化系統図。ゲノム構造。
Javiは自らの血で書いた謎めいた落書きでLavosを欺こうとしていたのではありません。彼はLavosを教え導いていたのです。暗黒の魔術などでは
なく、光り輝く科学で。そして蛇は? 堕落ではなく癒しを象徴しています。
Javiは教師でした。彼は何百万人も教えたかもしれません。そのときの彼には、一人の生徒しかいませんでした。
しかしその生徒はよく注意を払っていました。
Bekran Zaftは処刑の日をこう語っています。
牢番たちは講堂に集まっていました。ゆっくりとした… 葬式のような… 足取りで、LavosはJaviを死刑執行の椅子へ案内しました。彼はやさし
くコブラのようなJaviの頭にフードを掛けました。そして、彼は顔を向け直しました。オロキンの監守に向かって。ショットガンを握る力強い手
は震えていました。
その沈黙は、とZaftは言います。圧倒的だったと。
ですがその時、フードの下から囁き声がありました。Javiが彼の生徒に最後の言葉を告げたのです。
オロキンの牢番は居心地悪げに姿勢を変え、周りの職員に目を向けました。そもそも処刑は行われるのでしょうか?
LavosはJaviにぎこちなく礼をし… 彼の力を解き放ちました。
Javiの皮膚が、剥がれ落ちました。一塊の、おぞましい腐肉となって。彼は液状化し、生化学的なスープとなりました。
居並ぶ牢番たちから歓声が上がりました。
LavosはJaviだったものを優しく手に集めました。柔らかい輝きがそこから放たれます。その恐るべき瞬間に、Javiを弾圧していたオロキンは彼ら
が見ているものに気づき、そして大混乱に陥りました。LavosはJaviの名残を変成させていたのです。
生きた蛇がLavosの左腕に巻き付き、沸き立っていました。Javi… 変化し、そしてなお… 曲がりなりにも… 彼らが恐れたように生き延びてい
ます。二匹目の蛇は彼の右腕に巻き付いていました。この蛇はLavos自身の体から生えていたのです。
Lavosは集団の中央に飛び込んでは、薬瓶を左右に投げ、凍てつく硫酸に塗れた不運な牢番や職員の悲鳴を浴びていました。誰ひとりとして生き残
りはしませんでした… 最終的には、ということですが。
Bekran Zaftですか? Lavosは彼女に会釈して歩み去りました。
Lavosはしばしば彼の蛇から助言を受けるといいます。一方は苛烈な助言者で、もう一人は賢い教師なのだと。どちらにも見識があり、そしてJavi
は依然として彼の大切な生徒に囁いているのです。
蛇と同じように、Lavosは誤解されやすい存在です。蛇は害することも、癒やすこともできます。彼はかつて怪物だったかもしれませんが、最も強
力なオロキンにすら叶わなかったことを成し遂げました。彼は変わったのです。
更に言うなら、彼は自分自身を変えたのです。Javiが手助けして指示したかもしれませんが、変わろうとする意思はLavosから始まったに違いあり
ません。
おそらく、私たち全員のどこかにその黄金の輝きが巻き付いていて、古い皮膚から滑り出る準備が出来ているのです。理解していないものを邪悪
なものだと決めつけて避難しないよう注意しなければならないでしょう。
たまにはDrususを援助してあげようかな…おや?
寄付箱の投入口。近づくと寄付とは別のコンテキストアクションマークが出る。
NEZHA 
この刃! 冷たい金属の中へ精妙な炎を吹き込んだものです。この刀はReshanturの貧しい農民が、巨大な獣を追いながら自分の土地にならない農
地の田起こしをしていたときに見つけたものです。他の者が見つけたらなら、この短剣を勇敢に自分のものにしたかもしれません。しかし記録に
よると、この農民は監督者へ短剣をすぐに手渡したため、茶碗半分の米という豪勢な報酬を受け取ったと示されています。平和を保つDaxやコーパ
ス役員会をまとめるParvosGranumもいなかったため、土地争いは日常茶飯事のように起きており、Reshanturの肥沃な畑は頻繁に持ち主が変わりま
した。この「敵意ある争い」で殺害された労働者は次の季節の穀物の「肥料」と化し、生存者によって耕されたのです。争いごとが起きるたびに
労働者の数は減り続けるため、人手不足が深刻化していました。生き延びたものが田畑で働くのなら、一体だれが彼らを守るのでしょう。
そう、子供たち。彼らです。このみすぼらしい遺物は… かつて「シャンダナ」の一部でした。一目見てオロキン製でないことがわかるでしょう
。遺物の若い持ち主は、肥料袋から編み上げました。このようなケープは辺りで多く見つかりました。一部隊に足る数が。ほら、モアは高いです
からね。子供なら… 安上がりです。とても多くの子供たちが。そのため、大勢の子供に恵まれていた社会は子供たちを戦士として使う方が理に
かなっていました。もちろん、幼い子供達ではなく… 成人に近いものだけです。まだ傷を負っていない、そして事態を理解しているものだけ。
Reshanturの自衛隊は賢明に果たしていました。彼らは小さなクランを組み、古い寺院の遺跡で日々訓練に励んだのです。軍服のようなもの… こ
の展示されているもののようなものを… 調達して身にまとい始めました。しかし、このつつましいケープは古代使われたものをモチーフにして
いるのです。あなたの目の前に展示されている… Nezha本人の… シャンダナを。
このチャクラムはReshanturの寺院の遺跡で、石板につたない筆跡で刻まれた物語の断片と共に発見されました。物語には伝説のものへ忠実心を誓
う言葉が記されています。Reshanturの青年兵はNezhaの物語に勇気付けられ、彼を守り神のように敬ったのでしょう。石板につづられた言葉によ
ると、Nezhaは恐怖を捨てて戦いに挑むものへは勝利を、そして不安や恐怖を打ち負かせられないものには敗北を授けると刻まれています。それを
知った彼らは自分たちの陣地を最後の最後まで守り抜くことを誓ったのです。とてもうまく操られていたのですね。誰が彼らにこのような信念を
吹き込んだのでしょうか。とにかく、青年たちはこの考えを受け入れました。少なくとも、Reshanturの虐殺が起こった時までは。
Nezhaの槍をモデルにしたこの武器は、焼け焦げた地層から見つかりました。お気づきでしょうか。その大きさに。戦闘に関する記録はほとんど見
つかっていませんが、それもそうでしょう。虐殺についての記録は、コーパス勢の機密商習慣の元、ほぼ確実に隠蔽されているのですから。想像
してみてください、テンノ。子供たちが薄汚いシャンダナを身にまとい、薄っぺらな武器を構え、戦士のように戦いに挑んでいる姿を。勝ち目の
ないような敵に対して恐怖心を捨て攻撃を仕掛ける、そのさまを。そして、敵がどう反応したか考えてみてください。Reshanturの土地は今になっ
ても、耕すことはできないのです。なぜなら、地面深くにうずもれた弾丸、砲弾そして戦場の傷跡がすきの刃に食い込むからです。しかし、この
戦闘は「Reshanturの虐殺」と呼ばれるようになったいきさつではありません。子供たちは突撃したとき、コーパス勢の格好の餌食となったからで
す。子供たちの心の鼓動は早まりもしませんでした、そして? 炎が上がったのです。
コーパスの調査官Jena Xasparinは、残骸が転がる死体安置所のような平野の中に、このヘルメットを被った独りの子供を見つけたと言います。け
れどその残骸は、コーパスのものでした。あるものは切断され、あるものは貫かれ… すべて焼け焦げているのです。「Nezhaがやった」と少年は
静かに言いました。「彼は空から降りてきて、炎の車輪で敵を切り裂き、子供が倒れたら立ち上がらせた。Nezhaは三日月刀のように素早く動いて
、足が触れた大地は燃え上がったのを見たんだ。他の皆はNezhaと共に行って、空の上で彼の兵隊に加わった。自分だけが物語を伝える為に残った
んだ」Xasparinにとって、少年は精神を傷つけられただけで、虐殺はコーパス勢の内輪で起きた起きた反乱でした。けれどReshanturが発掘された
際、出土した何千もの焼け焦げた、遺伝子タグ付けされた… 焦げた骨はすべて… 大人のものだったのです。
そしてついに、疑う余地のない現実として、我々とNezhaは出逢います。このWARFRAMEは神話の基に生み出され、英雄の外装を纏ったのでしょうか
? それともWARFRAMEの背後から燃え輝く轍が神話として残されたのでしょうか? 歴史というものは知識を得たものが推測して語り継ぐことも
あることをご存知でしょうか。時には信仰心から芽生える話もあるのです。より深い地層ではReshanturから失われた子どもたちの悲しい救われざ
る魂は見つかるかもしれません。しかし、私は見つかるとは思いません。さて、私の独り言はこれくらいにしますが、少し考えてください。なぜ
Nezhaは子どもたちを守ることを選んだのでしょう。戦争はたくさんの無辜な犠牲者を生み出しますが、子どもたちの叫びはNezhaへ届いたみたい
です。熟練の戦士であるWARFRAMEと、子どもたちとの共通点は何だと思いますか? 残念ながら、この謎は謎のまま葬られたみたいです。
床の縁を調べよう。
TENGダガーの壁と床の縁の隙間。
プレックスが見えないぐらい壁にくっつかないと拾えない。
NOVA 
Nova。移り気で、予測不可能。そして、反物質を操る奇跡的な例。
さて、稲妻を飼いならそうとするような人間は、大胆な愚か者でしょう。
その一人の名はHolsom Yurr、高い報酬があればなんでもやってのけるフリーランスの「片付け」屋でした。彼はモラルが低く、良心があればでき
ないようなことを行い、大きな成功を手にしてきました。
また、オロキン船を狙わない限り特定のレールを襲撃できるという秘密の許可証を手にした唯一の人間です。
そんなNovaとYurrの物語は、オロキン船「Masker's Theodilite」のセキュリティログに残されています。
記録が保全された理由は、それが歴史的に… 重要だとみなされたからです。
オロキン捜査官はセキュリティ映像を1フレームずつ、船長の日誌を1行ずつ精査してこの記述が真実であると確かめたのです。
旅客船「Masker's Theodilite」号から船のエンジンに重大な問題があるとの連絡が入っていました。
反物資の女主人Novaは周囲の天体の重力圏に捉えられるまえに、Theodilite号の反物質炉を再点火する任務を達成するため配備されました。
10,800人もの乗客が危機に晒されていたのです。
シャンダナを背に留めて、彼女は着陸船を後にしました。
船内は静まりかえっていましたが、突然大混乱が発生しました。
彼女の着陸船を係留していた背後の区画が爆発し、吹き上がったのです。
少しの間、彼女は身動きが取れませんでした。
船の奥からは助けを求める叫びが届いていました。
Novaは捕らわれたクルーマンの叫び声の方向に向かって急ぎました。
8人が流量制御室の強化ガラスの前に捕らわれていたのです。
彼らへと繋がるWormholeを開き、彼女は有毒ガスが充満した区画からクルーマンを安全な場所へ救出しました。
すると、全ての回廊に設置されたスピーカーから、大音量でHolsom Yurrが放送し始めたのです。
Holsom Yurr、かつて冥王星の抵抗運動を指揮していた男です。
力を見せつけるためだけに、三年にわたって木星と金星を結ぶレールへテロ活動を行い続けてた人物でもあります。
彼の悪名は、彼にとっては経歴となりました。警備、政治的暗殺、密輸、拷問、収賄、恐喝、そして、大量虐殺さえも。
彼の死を望む人によって、彼の墓はすでに数多く掘られていました。
噂によると、彼はどこかの遠く離れた衛星に自分用の墓を用意していたとも言われています。富のうずたかく積まれたテーブルと、彼自身が永遠
に座る椅子を用意して。
彼は何でも出来る男、負けるぐらいなら死を選ぶ男です。
いま目の前にあるものは彼を象徴しています。
これは、この手練れの悪漢にとって、個人的にとても重要なものだったそうです。
しかし、その理由とそうなった経緯は、憶測の域を出ません。
気付かぬうちに特製の罠へと誘導されたNovaは特に対策を取っていなかったでしょう。
たとえばこのFluxモデルのヘルメットはごく標準的なものです。
この目をひく排気の仕方は、彼女の反物質の性質を表しています。力を誇示すると同時に、美しさも呼び起こしているのです。
どこまで話したでしょうか? ああ、そうでした。Novaと救出されたクルーは避難ポッドへ向かいました。
彼らが脱出したあと、残りの10,792人を救出する別の方法を彼女は探さなければなりません。
ああ、しかし、金属のぶつかる鈍い音と共に、すべての避難ポッドは射出されたのです。無人のまま。
「逃げることはできない」とYurrは大声で宣言しました。
その言葉を強調するように、船内の回廊すべてに隔壁が下りました。
唯一開いている回廊は、心配なことに、Theodilite号の反物質炉に至る進路でした。
そもそもNovaが直しに来たものです。いったい、老獪な海賊は何を狙っていたのでしょう?
YurrはNovaが口にしなかった質問へ答えました。
彼は反物質炉のコアを船外に投棄したのです。
コアがない炉は機能しないため、Theodilite号は数分のうちに小惑星に衝突するでしょう。
YurrはNovaを完全に無効化するために、何者かに雇われていました。
「できないことなんてない」と自負するYurrは、その依頼を請けたのです。
そしてこの罠を仕掛けました。Novaは反物質を宿し、操るために生み出されています。
いま、反物質ドライバーに燃料はありません。
彼の提案はシンプルでした。Novaは反応室に入り、体から反物質を引きずり出し、彼女自身を燃料として反応炉を動かせばいいというのです。
そうすれば、自分自身と引き替えに10,800人を救えると。
彼女には少しの間考える余地が与えられました。彼女が手首をひらめかせると、Hikouの手裏剣はすべてのカメラを瞬時に破壊し、Yurrが監視でき
ないようにしました。
そのあと、彼女は救助した技師たちに協力を求めたのです。
彼らの助けが必要でした。
Novaは自分の運命を受け入れるため向かったのです。炉の反応室に入ると、Yurrは得意げに彼女は正しいことをしていると告げました。
その一方、炉の監視室にいる技師たちは同意して頷きました。
これは危険と隣り合わせでした。艦橋からYurrは反応室の障壁を封鎖しました。
しかしその数秒後、Novaの合図で技師が指令を上書きしたのです。
下りていたドアは開き、Novaは反応室からWormholeを使い回廊に戻ってきました。
そのポータルを開いたまま、彼女は真上にある排気管めがけて新たなポータルを開きました。
艦橋にいたYurrが反応する時間は少ししかありませんでしたが、その短い時間で彼は全ての囚人を殺すよう命じました。
その瞬間、ポータルが閃光と共に現れ… Novaが海賊船長とその手勢の真ん中に飛び入ったのです。
そして、彼女が宿しているものを見せつけました。
目も眩む閃光とともに、艦橋のYurrと雇われた兵士はNovaの反物質に侵され、連鎖反応を起こし始めました。
Yurrは何が起きているのか理解しましたが、すでに手遅れでした。
Syrahの特注スナイパーの狙い澄ました数発で、Novaは最初に攻撃しかけた兵士を撃ち落とし、放射線を浴びて光るYurrの髪を掴みました。
Novaが彼をWormholeの中へ投げ込むと、無数のつながれたWormholeを伝ってHolsom Yurrは反応室まで送り出されました。
そして、Wormholeは崩壊したのです。
Yurrは彼を構成する分子のすべてが臨界に達するなか、立ち上がろうとしました。
技師たちはガラス越しに険しい顔で最後の敬礼をして、障壁を閉じました。
伝説的な海賊であるHolsom Yurrは、新星と化したのです。
反応炉はその反応を捕まえました。技師たちはそれを利用し、Masker's Theodilite号のエンジンはうなりを上げて力を取り戻しました。
稲妻を飼いならそうとしたのは、愚か者のなかでも極めつけに大胆な者だったのです。
そして悪名高いならず者、不死身と呼ばれた男は、最後の試みとともに消えました。
歴史的な記録はそう示しています。
壁の裏を調べよう。
展示品「HIKOU」の後ろにある壁の左側から裏を調べよう。
STYANAX 
Styanax、重装歩兵。槍を構え、盾を掲げる。英雄です。
Styanaxとリヴァイアサンの話は誰もが知っています。いかに抜け目ないAriaが、博愛主義者を自称するカルト指導者を出し抜いて、彼女のWARFRAMEの同朋を巨大な研究室の中心部に呼び出したかを。
驚くには値しません。これらの出来事は、 オロキンの崩壊や大いなる解体の時代にも、暴君の時代や、Smaragdine協定の時代のような、遠い過去に起きたことではないからです。
意外にも最近起きた出来事なのです。
たくさんの怪物の話があります。オロキン時代の子供たちは、みな腹すかせや、塗りたくり、猛毒のスラックスの伝説を聞いたことがあります。それらは物語に過ぎませんが、ひとつは実在したのです。
その化け物の創造者は「博愛主義者」と呼ばれていました。コーパスの離反者である彼は、それまで荒れ果てていた土地にカルト集団を設立しました。その場所は、略奪者やアマチュアの考古学者を遠ざけるため、私からその居場所を明かす事はできませんが。
そこはもともと無人ではなかったのです。 要は、ある人にとって歴史的な価値があり、それと同時にそこは別の人の居場所でもあったのです。
科学によって、この「博愛主義者」はこれまで以上に豊かな収穫を確実にし、感謝と崇拝の両方を受けました。伝説によると、彼は太陽系中を旅し、親のいない子供たちを探しては… シェルターに入れ… そして… 教育していたと言われています。
しかし、この表面上の慈善活動には、より 暗い目的が隠されていました。
Styanaxの盾は、危機に瀕した者を守るという彼の誓いを表しています。
若いAriaは確かに危険にさらされていて、 そして、彼女は分かっていました。兄のDarro同様、彼女は博愛主義者が選んだ者たちの一人だと。
彼らが成人すると、彼らは「昇天の日」と呼ばれる式典に召喚され、永久の楽園で博愛主義者と永遠を過ごします。
お察しの通り、連れ去られた者は二度と戻ってきませんでした。
styanaxがどのようにしてAriaの守護者となったのかはわかりません。
しかし、Ariaは博愛主義者が彼女を迎えに来たとき… 彼女の同朋が… 影で待ち構えているとわかっていたに違いありません
これは選ばれし者の運命でした。
融けあい、ひとつの巨大な塊となること。
リヴァイアサン。
博愛主義者が何に取り憑かれ、あのような… 捻じ曲がった物を生み出したのか… それは推測するしかありません。
しかし、彼がWARFRAMEは弱く時代遅れであると信じ、感染体を研究していたことは、わかっています。
おそらく、真に望んでいたのは他者を支配することだったのでしょう。あるいは新たな生命を生み出すことを。彼だけがあらゆる生命を超越して… 神となって。
いずれにせよ、自らそれを操るには、彼はあまりにも臆病でした。
それがAriaの役割でした。
しかし、AriaはStyanaxを呼びました。寺院の屋根の壊れようを観察するに… 中々荒い登場をしたようです。
確実な敗北に直面して、博愛主義者はリヴァイアサンによじ登り、支配下に置いたのです。
SynmoraヘルメットのスケッチがAriaの持ち物から発見されて、以前のStyanaxは異なる外観をしていたとわかります。
Ariaは「昇天の日」のずっと前からStyanaxと出会っていたに違いありませんが、どのようにしてそれを達成したかは明らかではありません。
その地の豊かな畑で、蓮の花の形になるよう、作物が倒されていたという話があります。
地上からは容易に見えませんが、無人衛星からなら確認できます。
StyanaxはAriaを守るためそこへ行き、そして彼女を守りました。
巨大な拳は不屈の盾に何度もぶつかります。機敏で持久力を備えたWARFRAMEは、そびえ立つ敵を圧倒しました。
WARFRAMEと怪物が戦いを繰り広げていたとき、Ariaは群衆の中に見慣れた顔を見たのです。
彼女の兄、Darroの目はうつろで、空っぽの状態でした。
StyanaxがAfentisで攻撃を繰り返しても、しぶといリヴァイアサンに少ししか有効打を与えられない中、ついにAriaが必死で叫んだ声が不可能を可能にしたのです。
Darroが目を覚ましたのです。
融合した何千もの身体の中から、ひとつの精神がにわかに拒否を突きつけたのです。
彼は最後の力を振り絞り、残っていた腕を、拷問者の喉へかけて締めつけます。もう助からないDarroは、博愛主義者の注意をそらし、Styanaxが行動するのに十分な時間を稼いだのです。
彼の、親愛なる妹を守るための最後の願い
しかし、WARFRAMEはためらいました。彼はDarroが反逆した重要性を理解していたようです。
ひとつの精神がその主に抗えるならば、すべての精神も抗えるのではないだろうか?
Styanaxは彼を援護するPhalanxを呼び出せます… そして彼は呼びました。
身振りひとつで、彼は囚われの心に自由を与えました。
突然目覚めさせられ、呪われた町の人々は自らの地獄のような境地に気づきました。博愛主義者の露出した顔を引き裂き、リヴァイアサンの体をばらばらにし、その腕は地から解き放たれ、復讐を求めて爪を立てました。
彼らは共に、悲鳴を上げる博愛主義者を引きずり下ろし、ズタズタに引き裂き、千切りました。
その瞬間、博愛主義者がどれほどの失態を犯したか、理解したと言えるでしょう。
彼の敗北を。
崇拝者がいなければ、神は… 何でもありません。
そしてStyanaxは、慈悲深い介錯の一撃を放ちました。
選ばれなかった者が、その後に感じた恐怖を想像してみてください。
恐怖、不確かさ、そして何よりも疑問を許さない習慣が怪物を繁栄させたのです。
Ariaはカルトを乗っ取り、コミュニティへと変えました。
彼らは今日も健やかに過ごしています。と、諸説あります。
Styanaxは物語の主人公ですが、彼を召喚したのはAriaの勇気でした。
すべての革命は、一人が敢えて「No」と反発してから始まります。どうやってか、暗く遠い彼方に、Styanaxはその勇気が明るく燃えているのを見て、誓ったのです。一人にはさせないと。
私もAriaの寺院に行きたいのですが、体調が思わしくなく… 慢性的な持病がありまして。
もちろん、すべての寄付は大歓迎ですが。
「Tharros」の横からSTYANAX像を眺めてみよう。
展示品「Tharros」を正面から見て視点を動かさず壁の右側にピッタリくっつき、さらに右へ並行移動すると空中に台座が浮き上がる。
そのまま前に進むと空中を歩いて台座へ進むことができ、台座の上にプレックスを見つけることができる。
VORUNA (アクセス条件:クエスト「内なる紛争」クリア) 
印象深くはありませんか? Nagaドラムの音が鳴り響いた長い夜に、休むことなく狩り続けた影。オロキンの君主が最後に目に焼き付けたものの一つ。Voruna。鮮血の雌狼。群れの心臓、神を獲物にする肉食獣。
彼女は根源的な恐怖として知られています。燃え上がる白と金の都市を徘徊し、神の肉に舌なめずりをする慈悲無き捕食者。
最初からそうだった訳ではありません! かつては、VorunaはCirculusの従順な守護者でした。神秘に覆われたLuaにしかないYuvanの寺院のなかでも、最も聖なる地。忠実な獣のように、鋼のたてがみを持つ四匹の狼と共にVorunaはルアを闊歩していました。影にひそむDynar、鼓舞に長けたRaksh、頑健なるLycath、苛烈なるUlfrunと共に。けれど彼らが守ると誓ったものは、過ちでした。そこではクバの染みついた儀式が行われ、オロキンとなる者が彼らの意識を新たな体、すなわちYuvanへ移し、元々の体の持ち主の意識をあえなく忘却の彼方に消し去るものです。この延命行為をオロキンは「永遠」と呼びました。
執行官Tuvulは統治者たるセブンの一人であり、Yuvanの学派、恐るべき儀式を行う司祭たちの長でした。司祭たちは、Tuvul以外の全員がすでに引き裂かれて死んでいます。彼は追われていました。家族を恐るべき夜に、友を炎の中に、奴隷を打つ鞭すら奴隷の手に残して、衰え弱り、死にゆく体を船に乗せたのです。目指すのは? Voidに閉ざされたルア。目的は? 最後の儀式を行うために。彼自身に新たな体を、最後の命を、手に入れること。帝国が燃え尽きる前に。
首輪をすり抜けて自由になった無慈悲な影は一夜のうちに、司祭たちを一人一人、狩り出して血祭りに上げていきました。その影は、かつては彼らを守った存在でした。
Tuvulは最初から嫌いでした。この後に起きたできごとは、その気持ちをいっそう強くします。
これはDynar、影にひそむもの。彼はVorunaに身を隠し、他人に忍び寄り、自らに忍び寄るものを知る術を与えました。
さて。Circulusが特別だった理由をお話しましょう。一回目のVoid結合です。
それは突然に訪れ、ルアは有害なVoid現象で溢れました。月光プラズマ内で思考が恐るべき事物を象りました。子供の悪夢を浚い上げたような、大人の神経症が突如現実となったようなもの。多くが狂気に陥りました。
それはその地、つまりCirculusに、Tuvulが異様な結合を生じたVoidを通じて逃げ込んだためでした。 渦はのたうち回り、流れは乱れ、見たこともない恐るべき獣が姿を現しはじめたのです。まるで、誰かが言うには、現実という編み目が引き延ばされてちぎれ、今Origin太陽系という織物がばらばらになっていることと呼応するかのようだと。ただの偶然でしょうか? 私は長年の経験から偶然だと思いますが、それ以上納得のいく説明をお伝えすることもできません。
Voidの混乱で彼の足取りを追いかける影が辿れないようになることを祈りながら、Tuvulは聖なるルアのきめ細かい地表に降り立ちました。
Tuvulは忠義を持たない代わりにネズミのずるがしこさで埋め合わせていました。何が正しいかを知っているべきでしたが。
なぜルアで、この非常に特別なVoid結合が起きたのかは定かではありません。ですがCirculusとYuvariumで行われる永遠の儀式は、正しい手順を踏んでいる限りは… 安全に強固な遷移を行えることが保証されています。
それはセブン自身にのみ許された特権でした。
無辜のYuvanとして何を見たのか想像してみてください。鮮やかに行われる狂気の所業。命じられたSopranaが異なる世界を歌で繋ぎます。オロキン執行官が儀式の典礼文を叫んでいます。骨のように白いVoidがあらゆる向きから忍び寄り、クバがガラスの器で深紅に煙っています。威圧する狼の巨躯、Vorunaは、忠実な狼四匹を伴って周囲を歩き回っています。
ここにいる狼はRaksh、護り手です。Vorunaがオロキンの主をVoid結合のもたらす狂気から守っている間も、Voruna自身の忠実な守護者でした。
そのような守護者は多くいました。しかしその夜、Tuvulにはいかなる守護者もいません。その正反対でした。
今、Tuvulは移るべき若い肉体を必要としていました。しかし若く新鮮な肉体を星系中から運んでくることはもうありません。Tuvulは、この後わかりますが、後ろ暗い次善の策を用意していたのです。
Vorunaの三番目の狼。 Lycathは頑健なる兄弟にして大黒柱、群れの魂です。
Vorunaと狼は何度となく儀式の間任務にあたりました。彼女は霧を見張り、儀式を脅かすものすべてを残虐に、Lycathの怒りを傍らに置いて破壊しました。
Yuvanの儀式、「永遠」と呼ばれるものは、よこしまなものです。年老いて朽ちかけたオロキンの特権階級が前かがみになって、眼前の「Yuvan」のパレードを眺めて品定めをする。その目的のために赤い火星やその彼方で育てられた若い男女をです。彼らは選んだ相手に儀式を行い、そして、つまり若い命は失われ、ふたたび見開かれた眼には彼らの殺人者が入り込んでいるのです。
Vorunaが忠誠の軛から解き放たれたとき、Yuvanの司祭たちを食卓に載せたいと思ったことは、驚くに値するでしょうか? そうは思いません。
それでは、デザートに進みましょうか。
苛烈なるUlfrunご覧ください。Vorunaの一族のなかでも最も恐るべき相手です。
執行官Tuvulは儀式の部屋を緊急稼働させました。そのため、儀式の様子はいつもと違います。Sopranaの代わりに単なる Mandachordが自動で音符を奏でます。さらに異様なことに、準備したYuvanの代わりに穏やかに眠る子供を収めた冷凍ポッド があります。先ほどお話した、不慮の事態への対策です。
Tuvulの手には、Albrecht Entrati自身のアーティファクトと写本があったとされています。かのVoid移行の生みの親、 それと引き換えに狂気に陥った者の。
Tuvulは写本を開き、 奇怪で冒涜的なページを開きました。これは、後に現場から回収されたたためにわかったことです。私が考えるに、Tuvulはこの狂人の魔導書のようなものでVoidが解き放つ恐怖から自らを守ろうとしたのでしょう。 本当に破れかぶれな行為です。
よく、想像してみるのです。Tuvulが口を開き、Voidを呼び出して儀式を始めようとした、ちょうどその時… 彼がUlfrunの貪り食らう唸りを聞くのを。
現場に残されたVoidの痕跡と、一生に一度のレベルのVoid結合を生き延びた記録機材から、次のようなことが起きたと推測され ます。 老人が芝居がかった話をするのをお許しください。
「クバが注がれ、灯りをつけ、今ここで永遠の儀が行われる」
Tuvulが残忍な「永遠」の応唱を口にするなか、 儀式ではついぞ見られないような恐るべき群れがVoidの中に大挙して集まりはじめました。あるものは双頭、 あるものには頭がなく、左右非対称に偏った、あるいは壊れた角を持ち、おそらくTuvul自身から引き出された、 彼の悪徳を具現化したようなものたちでした。
この時点で Vorunaと彼女の群れは儀式が始まる前に決着をつけようと攻撃していたでしょう。そううまくはいきませんでした。円形の広間は、後にそれらの倒されたおぞましいものが残っていて危険だと後から判明しています。
Vorunaと彼女の狼はそれらの具現化を切り裂き、斧と牙でバラバラにしていきました。Tuvulがうろたえながらも詠唱を続けるなか、狼の群れは敵の大群を引き裂き、 彼に至る血路を開こうとしていたのです。
なぜTuvulが一番最初に死ななかったのでしょうか? それはわかりません。おそらく、Albrechtの本がなにかしたのでしょう。あるいは現れた獣たちは、その捻じ曲がった老いた男こそが自らを呼び出す扉だと知っていたのかもしれません。
振動がルアの表面を揺らし、子を思って泣く母のような大きな泣き声が響きました。Tuvulは肝を冷やしました。クバは零れず器の中で揺れています。
Vorunaは絶え間なく戦い、悪魔は刃と牙の間に倒れていきます。ですが十分ではありませんでした。Voidからの群れは限りはなく、それに加えてこれが来たら? 地獄のなかに地獄があるとしたら、その化け物は それをよく知っていたでしょう。
優しい目をしたRakshが最初に大鎌の刃に倒れました。次にLycath、Dynarと殺されUlfrunが最後に落ちたのです。Vorunaは幾度となく、飢え、怒り、あるいは勝利の雄叫びを上げたことがあります。彼女が慟哭に咆哮したのは、これが最初のことでした。
Vorunaは踏み込み、円形の間に向かってためらいもなく振り抜きました… 手に持っていた銀の首筋、倒れた彼女の最愛の狼たちを。彼女自身の手で切り落とした生首です。
最後の泣き喚く叫びとともに、Tuvulの儀式は最高潮に達しました。冷凍ポッドの中では、子供のまぶたがまたたき、そしてVorunaは… 硬直しました。Voidに汚染されたデータマスに入っていたぼけた静止画 をみる限り、 WARFRAMEと子供は… お互いを認識したように読み取れます。
Tuvulはそこに生じたわずかな隙をついて、なけなしの勇気を振り絞り、奇妙なエネルギーが渦巻いてくすぶるクバの器に手を伸ばしました。
Vorunaは彼に横から割り込み、活性化したクバを手にしました… 自分自身のためではなく、彼女の狼のために。高く器を掲げ、彼女はクバを、自身と息絶えた群れの仲間に浴びせたのです。
沸き立つ深紅の光に取り囲まれ、結合組織が伝播していきます。腱は骨へつながり、そしてオカルトと科学の結合により、彼女と最愛の狼たちは一つとなりました。
彼女の兄弟は蘇りました。彼女の中に。Vorunaは今も昔も、群れの心臓なのです。
永遠の儀式を横取りされて、Tuvulは逃げようとします。しかし、彼のかつての監視役にそうさせる気は一切ありませんでした。
後から来た者はかじられた骨だけを見つけました。それらのいくつかは異常に長く、白金の衣服の断片の中でねじれていたとか。
良いことです。
私はVoid汚染されたデータマスから最後に一枚の画像を復元しました。Voruna自身が映っていて、船に向かって歩いて帰る途中で子供を腕に抱えています。
興味深いでしょう。
VORUNA像をくまなく探してみよう。
VORUNA像の台座の真後ろにインタラクトできるスイッチがあり、押すと台座が回転してプレックスが現れる。
寄付 
ギャラリーの入口近くに寄付箱が設置されている。任意のクレジットを寄付することが可能で、金額によりDrususから感謝の言葉を聞くことがで
きる。
寄付により変化があるかどうかは不明。
以下金額毎のDrususの反応一覧。内容はPS4版(アップデート:27.3.9)を、対応する英語は英語Wikiを参照。
- すみません。
Mmm hmm.
- どんな小さな額でも助かります。
Well...anything help.
- 大丈夫です。
That's fine.
- 感謝します。
Appreciated.
- 大事に使わせていただきます。
I will put it good use.
- ありがとうございます。
Thank you.
- とても寛大なお方。ありがとうございます。
Very generous! Thank you.
- ああ、恐れ入ります。
Oh? Humbled, truly.
- こんなに…言葉を失います
Unexpected, I'm speechless.
- わたしにはもったいない。でも遠慮せずにいただきます。
That is too much...but I will accept it.
- 本当に…いいのですか?心から感謝を申し上げます。
Are you…sure? My sincerest thanks.
- 歴史上のヒーローです。とても光栄に思います。
A real patron of history! I am honored.
- 開いた口がふさがりません。感謝いたします。
I...that is to say...I mean...you...really? Gosh.
- 本当に受け取ってもいいのですか?ごきげんよう。
You most be insane! A pleasure to meet you!
- うーん…わたしの…買うことのできる… (咳払い)失礼、レベリアン用の展示物を手に入れます。
Ahh... with that...I could buy my--A lavish gift for the Leverian!
その他 
- プレックス(Prex)というオービター装飾が入手可能。姿絵が描かれたカードの形をしている。
ギャラリーで取り扱っているフレームをランク30にした場合のみギャラリーのどこかに設置される。
フレームはノーマル・プライムどちらでも可。またカード捜索時にそのフレームを所持している必要はない。
また、レベリアンの無いフレームやNPCのプレックスも存在する。詳しくはフラグメントを参照。