ドイツ150mm単装砲
Last-modified: 2025-11-29 (土) 17:26:14
基本データ
入手方法
性能や運用について
元ネタ解説
この装備はドイツ帝国海軍~ドイツ軍が運用した複数種の15cm砲を一緒くたに扱っているため、個々に説明する。
- 15 cm/45 (5.9") SK L/45。これは第一次世界大戦に参加したドイツ帝国海軍のほとんどの戦艦、大型巡洋艦、小型巡洋艦が装備していた艦砲である。
最大仰角は30°であり、45.3kgの砲弾を835m/sで発射する。最大射程は17600mだった。
ゲーム中ではゲーベンとエムデンが装備していた。エムデンは1942年に後述の48口径砲に換装している。
第二次世界大戦中は多くの仮装巡洋艦、商船襲撃船に搭載された。新型の流線形榴弾を発射するため、最大射程は19400mに伸びていた。
- 15 cm/48 (5.9") Tbts KC/36。こちらは1936年に新規製作された艦砲であり、1936A型駆逐艦に搭載された。
45.3kgの砲弾を初速835m/sで発射でき、駆逐艦砲としては破格の破壊力を誇っていた。
- しかし連射性能が毎分5~7発と遅く、駆逐艦の主砲にはあまり適していなかった。また開放砲架だったため、悪天候時には運用に支障が出た。
- 単装型のKC/36と連装型のKC/36Tがあり、この装備は単装型の方である。
単装型と連装型は基本構造は同じだが最大仰角が違う。単装型では最大30°であり、対空射撃はほぼ不可能だった。
一方連装型では最大47°まで引き上げられるため、限定的ではあるが対空射撃が可能だった。
ただでさえ重い15cm砲が連装砲塔になることでさらに重量が増し、駆逐艦の艦首が波を被りやすくなったが、それでも対空射撃が可能になったことは大きかった。
- 因みにドイツ150mm連装砲も二種類の15cm砲を一緒くたに扱っている。
1934A型搭載はこれの連装型であるが、シャルンホルスト級やビスマルク級搭載の砲は55口径の別物である。
- ドイツ陸軍・海軍が使用する15cmは公称値であり、実際は14.91cmである。
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