R-4
Last-modified: 2024-07-12 (金) 15:24:58
基本データ
入手方法
性能や運用について
- ヴァンガードを改造することでのみ入手できる偵察機。
- そもそもヴァンガード自体の入手が難しく、更にそれを改造する必要があるため、☆4レアリティの割に入手のハードルが高い装備である。
- レアリティの割に偵察機としての性能は低い。
元ネタ解説
- ゲーム内で唯一のアメリカ製軍用ヘリコプター。
- このヘリコプターの開発・設計に携わったのはロシアの航空機設計者イーゴリ・シコールスキイ(1889年生~1972年没)。
世界初となる4発旅客機イリヤー・ムーロメツの設計に携わった彼は1919年にソ連からアメリカへと亡命。
1923年にシコルスキー飛行機会社を設立し、アメリカの航空産業に携わる事となった。そして1939年、ヘリコプターVS-300の飛行に成功。
このVS-300は大型の単ローターと、機体尾部に垂直式テールローターを持った現在よく見るヘリコプターの基本的構造を備えた機体であった。
- シコールスキイの開発したVS-300の設計を元に開発されたのが、このR-4である。
1942年1月13日に初飛行。スペックは量産型のR-4Bで以下の通り。
乗員1名:
全長:10.2メートル
全高:3.8メートル
ローター直径:11.5メートル
最高速度:時速120km
巡航速度:時速105km
- 記念すべきアメリカ軍初の回転翼機・ヘリコプターとなったR-4は1944年5月に初の実戦投入を果たした。
軍はこの新兵器の性能に満足し、本格的な生産にGOサインが出た。これにより100機のR-4Bが生産されている。
これらの機体は実戦で使用され、ビルマでの戦いにも1機が投入された事が資料に残っている。
- R-4はアメリカ陸軍航空隊と海軍が採用、そのほか第二次大戦後に設立されたアメリカ空軍、そして沿岸警備隊でも採用された。
また、アメリカ以外にもイギリスでR-4は使用された。
第二次大戦中、イギリス空軍・海軍の両軍に渡ったR-4は、空軍から「ホバーフライ」、海軍から「ガドフライ」の名称で呼ばれた。
これらのヘリコプターは偵察・捜索任務や救出任務に使用されている。
- 軍用ヘリコプターの登場以降、ヘリコプターは戦場に革新的な進化をもたらしている。
滑走路を必要としない利便性はもちろんのこと、兵士を素早く目的地へ纏めて展開させ、空挺降下の欠点をすべて補うヘリボーン戦術が誕生。
また、どんな場所でも着陸可能で素早く移動可能な利点は救難任務においても効果を発揮、負傷兵の迅速な搬送により兵の死傷率を下げる成果も挙げた。
陸の戦いだけでなく、対潜哨戒任務にも使用可能になり、大型の飛行甲板を必要としない利点も海軍からも歓迎されている。
コメント
装備一覧表
装備通称リスト