XF15C
Last-modified: 2025-11-29 (土) 17:26:14
基本データ
入手方法
性能や運用について
- 似たような性能の機にFR-1がある(XF15Cと比較して爆装+1、対空-1)。
他にも対空+13かつコスト5の戦闘機だとポクルィシュキンやコジェドゥーブ、F4U(サッカー戦争)といった戦利品交換品、1アカウント1つのみのF4F(ジョン・サッチ)があり、総じて低コストかつ高対空で使いやすい一点物の優秀機。
命中や回避、運が上昇する他機ほどではないものの、日常的に使いやすく制空にも十分寄与できるため、入手して損はないだろう。
元ネタ解説
- XF15Cは、第二次大戦中にアメリカのカーチス・ライト社が手掛けたジェット・レシプロ混合動力による艦上戦闘機。
試作と飛行が行われたものの、開発は中止された。
- 40年代後半、アメリカ海軍は高出力だが扱いが難しいジェットエンジンと、燃費が良く信頼性も高いレシプロエンジンを複合させた方式に関心を寄せるようになっていた。
黎明期のジェットエンジンはそれ単独で取り扱おうとするにはあまりに未発達で、その悪燃費や低操作性(着艦失敗時の安全性の懸念も含む)をレシプロエンジンで補おうというものであった。
このコンセプトのもと開発されたうちの1つがXF15Cであった。
- 同様の開発経緯をもつ機としてはFRがある。
こちらは護衛空母からの発艦試験も行われるほど、小型の空母での運用に注力した機であったが、対照的にXF15Cは大型空母での運用を想定して機体サイズも大柄となった*1。
- 44年4月7日にカーチス社にXF15Cが3機発注される。
レシプロエンジンには「プラット・アンド・ホイットニー R-2800-30W」*2を、ジェットエンジンには「アリス=チャルマーズ J36」*3を採用したXF15Cは、最高速度時速755kmをたたき出すものとして、当時のアメリカ海軍では理論上最速の戦闘機となるはずであった。
- 45年2月27日には試作1号機が初飛行。
4月までジェットエンジン未搭載の状態で飛行し、ジェットエンジン搭載以降は幾度かの出力混合試験を行ったものの、5月8日に着陸に失敗し墜落してしまった。
7月9日には試作2号機が初飛行を遂げ、その後試作3号機も完成したが、飛行時の安定性の悪さや2種のエンジンを装備したことによる整備の手間、そしてジェットエンジン自体の能力向上によってエンジン混載の意味そのものを失いつつあったことから、さらなる開発は中止された。
- ちなみに、試作2号機はその後廃棄処分となり、試作3号機のみが場所を変えながらも残されている。
ノースカロライナ州のヒッコリー航空博物館にて静態保存中。
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