АК-630
Last-modified: 2024-12-20 (金) 21:46:27
基本データ
入手方法
性能や運用について
元ネタ解説
- АК-230の後継として開発された近接防空火器(CIWS)。AO-18 6連装30mmガトリング砲を使用しており、毎分5000発の発射速度を誇る。
イラストでは外部に突き出ている砲塔部分だけが描かれているが、実物は、その下に巨大なベルトリンクや駆動装置が入っており、西側陣営が使用するCIWSのファランクス(20mmガトリング砲)やゴールキーパー(30mmガトリング砲)よりずっと巨大な装置である。また、ファランクスやゴールキーパーは砲塔と射撃管制装置が一体化しているが、АК-630は砲塔から離れた位置にある。
- 1964年に世界初のCIWSとして誕生し、ソ連海軍の艦艇に広く装備された。ただ、実際にレーダーと組み合わせてCIWSの機能を発揮できるようになるまで10年近い歳月を要した。
- ソ連海軍では2基のАК-630と1基の射撃管制装置を組み合わせた装置(A-213-ヴィンペル-Aと呼ぶ)を1ユニットとして運用しているため、АК-630の砲塔は小さくても、実際の占有スペースはずっと大きなものとなる。
また、ミサイル艇などは艦首に1基装備し、主砲の代わりとしている。こちらは対空性能はあまり考慮されていないようだ。
- 開発国のソ連のほか、中国でも生産されており、中国海軍の艦艇に装備されている。近年のものはステルス性を考慮した外装に改められている。
- 1980年代に、火力の密度を高めた改良型AK-630-M1-2が開発された。6連装30mmガトリング砲を縦に二基並べたタイプであるが、コールチクやパーンツィリといった、ミサイル・機関砲複合CIWSとの競争に敗れており、これら新型CIWSに更新されつつある。中国海軍でも2000年代より730型CIWSや1130型CIWSへの更新を進めているが、これらの新型CIWSは大型・高価であるため、АК-630も引き続き運用されている。
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