XBTC
Last-modified: 2024-12-20 (金) 21:46:27
基本データ
入手方法
性能や運用について
- イベント報酬の一品物…だったが戦利品報酬落ちし、複数所持が可能になった爆撃機。ワイバーンと同じボーキコストで爆撃値が高めの14。
- 同コスト帯のAM-1モーラーと比べ、命中が2高い。
元ネタ解説
- XBTCはアメリカのカーチス・ライト社が第二次大戦中に開発した試作艦上攻撃機。試作に終わったため愛称はない。
- 1930年代から1940年代初頭において米海軍で分けられていた雷撃機と急降下爆撃機(いずれも複座)であったが、戦時中の技術革新や経験から単座の統合爆撃機が求められるようになった。
1942年1月にはこの流れを受けて以下のような仕様書が出された。
- R-3350星型エンジン(2200馬力)搭載の単座機
- 20mm機銃4挺装備
- 急降下爆撃および雷撃が可能
- 1000/1600ポンド爆弾ないしMK13魚雷が装備可能
- 1000ポンド爆弾搭載で航続距離1000海里(ドロップタンク装着時+500海里)
- これにはカーチス社をはじめ数社が計画を提出して応えた。
さらにカーチス社はプラット&ホイットニー社製R-4360星型エンジン(3000馬力)と二重反転プロペラ対応の代替機も提案し、海軍はどちらも受け入れるに至った。前者は「XBTC-1」、後者は「XBTC-2」として落札された。
- 雷撃機(~大戦中期)を示す「TB」(=Torpedo Bomber)や偵察爆撃機(実質は急降下爆撃機)を示す「SB」(=Scout Bomber)とは別物であるとして、本機計画には爆撃雷撃機を意味する機種記号「BT」(=Bomber Torpedo)が付された。
BT仲間としてBTD デストロイヤーやBTM モーラー*1、XBT2D ドーントレスII*2などがいる。
- ちなみに、1942年1月の海軍の仕様書に沿って選定されたのはBTM-1 モーラーとXBT2D-1 ドーントレスIIであった。
しかし選定の頃にはXBTCの製造準備が出来ていたため、計画がこの時点で中止されることはなかった。
- 海軍向け航空機として正式に開発のスタートしたXBTCであったが、そもそも受注先のカーチス社ではすでに艦上偵察爆撃機SB2C ヘルダイバーや水上偵察機SO3C シーミュー、SC シーホークの開発や生産で手一杯であり、また海軍側でも試作機の契約が遅めと優先順位が低かったことから、初飛行は1945年1月20日となった。
- 最終的に海軍側が試作機製作を契約したのはXBTC-2のほうで、2機のみ製作された(それぞれで主翼の形状などが異なるタイプであった)。
1946年には海軍航空センターに両機が引き渡され、順調に試験が行われていたものの、1947年にそのいずれもが墜落して失われたことで開発が中止された。
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