イタリア135mm連装主砲
Last-modified: 2025-11-29 (土) 17:26:14
基本データ
入手方法
性能や運用について
- カピターニ・ロマーニ級が持参する小型主砲。開発不可。
- 軽巡の初期装備だが駆逐艦にも装備可能。
駆逐主砲としては上位の火力+5に付加効果までついたフランスM1934連装138mm砲の上位互換品。
- 装備デメリットなしに恒常手に入る小型主砲では最高の火力性能となる。火力の高いアメリカ駆逐艦やら引く手は余多。
建造出来次第、巡洋艦のロマーニ級には別の主砲を載せて駆逐艦で運用させたい。
元ネタ解説
- イタリア海軍が1937年に開発した戦艦用の副砲。32.7kgの徹甲弾と榴弾を発射する。初速は825m/s、最大射程は19600mだった。
- イタリアの戦艦の主砲は複雑な発展を遂げており、ダンテ・アリギエーリとコンテ・ディ・カブール級戦艦では120mm砲を採用した。
次のカイオ・ドゥイリオ級からは152mm砲に大型したが、戦間期を経てコンテ・ディ・カブール級戦艦の改造時には高初速の50口径120mm砲を装備した。
だがこの砲は初速が速すぎて砲の摩耗が激しく、散布界も広かったため、カイオ・ドゥイリオ級の改造では、口径を大きくして砲弾重量を上げ、その分初速を下げた砲を新規開発した。
それがこの135mm砲である。
- カイオ・ドゥイリオ級では3連装砲塔にまとめ、艦橋基部の左右に2基ずつ設置した。背負い式配置であり、正面には12門全ての砲を向けることができた。
最大仰角は45°であり、対空戦闘はあまり考えられていなかった。
- 1940年のタラント港空襲の際に大破したコンテ・ディ・カブールの修復時に120mm砲を本砲に換装する計画もあったが、復旧が遅々として進まず、イタリア降伏までに終わらなかったので日の目を見ることはなかった。
- その後、カピターニ・ロマーニ級軽巡洋艦とエトナ級軽巡洋艦には連装砲タイプが、コマンダンテ・メダリエ・ドロ級駆逐艦と空母アクィラには単装砲タイプが装備された。
これらは対空戦闘ができるように仰角が上げられていると言われる一方で、戦艦用の45°から変わっていないという説もあり、最大仰角については不明である。
- 連装砲タイプは、1957年にジュゼッペ・ガリバルディがミサイル巡洋艦に改造される時に装備した新型135mm砲の部品に転用された。
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