基本データ
| 日本語説明 | 1940年代、イギリスでは魚雷を搭載できる戦闘機という概念が提唱され、ウェストランド社は開発を引き受け、レシプロエンジンの代わりにターボプロップエンジンを採用した。国際情勢により、ワイバーンは冷戦初期で就役したが、すでに到来したジェット機の時代に遅れた。しかし搭載能力が優れているため、多用途攻撃機として空母で使用されており、1958年全機退役した。 |
|---|---|
| 中国語説明 | E国于40年代提出研制的可以携带鱼雷的战斗机计划,研制过程中,韦斯特兰公司决定用涡桨发动机替换活塞发动机。由于各种原因,飞龙一直到战后冷战初期才服役,已经略显落后,但是由于载荷出色,飞龙改为作为多用途攻击机在航母上服役,之后让位于喷气机。 |
入手方法
性能や運用について
- 17年4月2日のメンテナンスにて日本版でも開発可能になった爆撃機。
- BTD-1を上回る爆装を誇る、開発可能な最強の爆撃機。その分コストが7とやや重い。
コストを取るか、火力を取るかはマップや資源状況に応じて選択しよう。 - BTD-1と切り替える場合は消費量の違いによる補充コストにも注意。
ワイバーンからBTD-1に切り替える場合は、戦闘で消耗した状態で補給せずに装備変更してから補給すると効率がいい。 - 4月28日のVer3.0.0アップデートで対空+3、対潜-2の修正を受けた。*1
- AM-1モーラー、XBTC等これらとはボーキ消費量7で同コスト帯で、いずれも一品物が多い。
元ネタ解説
| 運用 | イギリス海軍航空隊 Fleet Air Arm イギリス空軍 Royal Air Forces |
|---|---|
| 正式名称 | Westland Wyvern |
| 製造会社 | Westland Aircraft |
| 分類 | 艦上攻撃機 |
| 初飛行(生産開始) | 1946年11月16日(1953年) |
| 乗員 | 1~2名 |
| 寸法(全長/全幅/全高) | 12.88m/13.41m/4.8m |
| 重量(空虚/全備) | 7076kg/11136kg |
| 出力(離昇,高度) | Armstrong Siddeley Python ターボプロップエンジン1基(3560HP+4.893kN)(Wyvern S.4) |
| 最高速度 | 616km/h 海面高度 610km 高度3000m |
| 航続距離 | 1460km |
| 武装 | Hispano Mk.V 20mm機関砲x4 RP-3 3in空対空ロケット弾x16 爆弾3000lb or Mk.15魚雷x1 or Mk.17魚雷x1 |
- ウェストランド社が製造した攻撃機。魚雷を搭載できる珍しい単発ターボプロップ機である。(日本では戦闘雷撃機と呼ばれたりするが戦闘機として戦えるわけではなく英国での分類は攻撃機となっている)
- 世界各国の海軍航空隊は常に悩まされてきた。その気になればいくらでも置き場所がある陸上と違って、空母上ではどうしても限界が存在するのである。
戦闘機に爆弾を搭載してみたり、雷撃機と急降下爆撃機を統合してみたりと、各国海軍は工夫を凝らしていた。
その中での英国海軍の作品である。 - 急降下爆撃機が戦闘機の真似事をしたり、無茶は承知で戦闘機に魚雷を搭載したりした例はある。
だがしかし、設計段階から戦闘機と雷撃機を統合してしまったのは英国海軍だけである。
急降下爆撃もこなすことが出来るこの機体は、ある意味最初期のマルチロールファイターと言えるであろう。 - 更にこのワイバーンはレシプロエンジンではなくターボプロップエンジン搭載機である。
ターボプロップはジェットエンジンの一種で、ガスタービンエンジンが生み出すエネルギー出力の大部分をプロペラを回転させる力として取り出す機構を備えたエンジンである- ワイバーンに積まれたエンジンは3560HP(英馬力)を発生させた。
そのためロケット弾16発かMk.15,Mk17魚雷1本か爆弾3000ポンド(1361kg)という単発機としては比較的大きな搭載力を有した。
- ワイバーンに積まれたエンジンは3560HP(英馬力)を発生させた。
- ターボプロップエンジン自体は現在でも大型機や練習機などでは主流のエンジンであるが、戦闘雷撃機として実戦まで行ったのはワイバーンだけである。
そしてこの唯一無二の称号は未来永劫破られることはないであろう。というか破られても困る。
1952年のBritain's Aircraft Paradeでその姿を確認できる。 - 残念ながら実戦配備が始まったのは冷戦真っ只中の1953年。すでに諸外国は次々とジェット機を開発しており、1958年、5年という短い生涯を終えた。
因みに同世代の他国のジェット戦闘機はソ連のMiG-15が1947年、アメリカのF-86が1949年。ジェット攻撃機はアメリカのA-4が1956年に採用されている。
また、イギリス自体、空軍海軍ともにジェット戦闘機、爆撃機、攻撃機を採用していて、中にはワイバーンよりも早く配備されたものもある。 - ターボプロップ機で対地攻撃を行うこと自体は決して間違ったことではない。
長時間同じ戦闘空域に留まるにはとても都合よく、燃費などのコストも安いため現在でもプカラやスーパーツカノを始めとするターボプロップ機は発展途上国などで重宝されている。*2
また空母搭載機であることを考えた場合、危険物であるガソリンを排除できる点も利点*3。 - 同じ最終期のプロペラ攻撃機としてアメリカのAD-1 スカイレイダーが有名である。こちらは単発レシプロ機でありながらペイロードは3130kgに達した。
これは大型爆撃機B-17(3600kg)に迫る搭載量であり「搭載したことがないものはない」と評された。ただしバスタブは載っけていない。
コメント
- 雷撃機なのに爆装なんだな -- 2017-04-15 (土) 20:56:46
- ワイバーンは、攻撃は航空魚雷を使うもんね。 -- 2017-04-15 (土) 21:42:27
- すでにジェット機の時代で、唯一の実戦でやったのが地上爆撃だからかな。でもIFで登場するなら、魚雷を積んでほしかったかな -- 2017-04-17 (月) 20:15:33
- 雷撃機って魚雷が重いから機動性削って搭載量を増やした機体ってわけで大抵その搭載量を活かした水平爆撃任務も行うからな(そもそも米軍の呼称はTorpedo Bomber旧海軍は攻撃機)大戦末期には航空技術の進歩によって急降下爆撃できる攻撃機も生まれたし -- 2017-05-10 (水) 19:45:17
- こいつを山積みすれば制空を取りつつ強力な爆撃ができる。その分被害も減るので、トータルだと逆にコスト節約になることも -- 2017-07-21 (金) 00:44:47
装備一覧表
各欄の下段は日本版未実装
| 副砲 | |
| カテゴリ | 装備名 |
|---|---|
| 射程短 | 日本八九式12.7cm連装高角砲、イギリス三連装4inch火砲、イギリス連装4.5inch高角砲 |
| 射程中 | 日本四一式15.2cm単装砲 |
| 偵察機 | |
| カテゴリ | 装備名 |
|---|---|
| コスト2 | ロッキード「シリウス」 |
| コスト4 | 零式水上偵察機、二式艦上偵察機、彩雲、スーパーマリーンS.6、ソードフィッシュ(ウォースパイト)、カタパルト戦闘機、シーガル |
| コスト5 | シーオッター、ウォーラス、OS2U-3、Ar196、TALIEDO STIPA、「寧海」艦上偵察機、Бе-4艦上偵察機、R-4、Fl-265、紫雲 |
