SR.A/1
Last-modified: 2024-07-12 (金) 15:24:58
基本データ
入手方法
性能や運用について
- 偵察機以外で伊勢改等の航空戦艦、最上改等の航空巡洋艦に装備できる水上機としては瑞雲、晴嵐に続き3機目、戦闘機としては初の装備となる。
- なお日本版での実装当初は航空戦艦に装備できない状態だったが後日のメンテで
こっそり修正された。
- 本装備は空母用の戦闘機として利用しても十分強力だが、上述の通り航空戦艦に装備できる戦闘機という点がユニークである。
- 詳細はこちらに譲るが伊勢(日向)の発進機数は火力40の空母と同等の11機であり、仮に伊勢(日向)の第3、第4スロットを本装備で埋めれば制空値は69.91と、空母たちも驚きの数値を叩き出す。
- 具体的な例を挙げると制空値69.91とは、Ξ級Ⅲ型(いわゆる金軽空母)が3隻いる編成を相手にしても伊勢(日向)単艦で航空優勢が取れるレベルの数値である*1。
- 上の例はかなり極端だが本機を1スロット分装備するだけで制空値を相応に補える。この特長を活かせば、空母の編成数に制限があったり敵側の制空値がかなり高いような場合でも制空値の底上げが叶うので自軍の編成や戦術のバリエーションがかなり広げられるであろう。
- 対空、消費コストともシーファングより上*2で
ぱんつ戦利品の要求数もネームド艦戦より少ない、と総合的なコストパフォーマンスは高め。
元ネタ解説
第二次世界大戦中、イギリスのサンダース・ロー社が開発したジェット水上戦闘機である。
- 第二次大戦において特に太平洋戦線で日本が水上偵察機や戦闘機を多用したことに刺激を受け開発された。
水上機は航空基地建設の手間がいらず、港湾施設の一部を拡張することで代用可能なため、空母や陸上基地隊の少ない日本軍では多用することが想定され、新型機開発に相応のリソースが割かれた。
- 結果的に日本軍はその場凌ぎ的な性格ながら一定の成功を収めた二式水戦、格闘戦すらこなす驚異の複葉水上機である零式観測機、ハイパーマルチロール水上機瑞雲等、様々な優れた水上機を生み出した。
- しかし、結局は陸上機・艦載機との性能差はいかんともしがたく、大戦中期以降は活躍の場を失っていく。
- さてそんな中、世界各国でジェット機の実用化が始まると水上機は再び可能性が見出された。
ジェット機に対応した航空基地は離着陸距離が長いために基地自体が大きくなる上、コンクリートでの補強が必須で整備に手間もコストも掛かる。
空母も同様耐熱甲板が必要で、発着艦には大型空母サイズが求められるなど、ジェット機の高性能さと比例して運用の難しさが目立ってきた。
そこへ来るとジェット水上機ならば変わらず海面から飛び立てば良いのだから運用はこれまでの水上機と余り変わらない。
さらにそれまでレシプロ機だった水上機はプロペラが波をかぶって破損しないよう、フロートを伸ばしたり胴体上部にエンジンを逃がすなど、
空気抵抗と重量の増大する構造をとらねばならなかった。
しかしジェット水上機は艇体にエンジンを仕込めばそれで良いのでデザインも洗練され、従来の水上機につきまとう陸上機との性能差を埋められるとして大きな期待が持たれた。
- このような経緯で生まれたSR.A/1は1944年に原型3機が完成し試験飛行が行われ、時速800kmを超す快速ぶりとジェット機としては優れた運動性を発揮して好評を得たが、
戦争の終結により需要が薄れたこと、ジェット機の運用はやはり空母主体で行われ水上機とその基地の需要がなくなったことなどを理由に開発は縮小され、
最終的に1951年計画は終了してしまった。
- 完成していれば20mm機関砲4門に加え、スピン安定式120ポンド対空対地両用ロケット弾16発か爆弾1000ポンドまでを搭載可能な戦闘攻撃機となるはずだった。
なおSR.B/1という派生型も計画されており、こちらは車輪と着艦フックを設けた水陸両用機として計画されている。
コメント
装備一覧表
装備通称リスト