晴嵐
Last-modified: 2024-11-20 (水) 07:54:00
基本データ
入手方法
性能や運用について
- 水上機であるため航空戦艦、航空巡洋艦にも搭載可能。性能的にあまり意味はないが普通の空母でも当然運用できる。
- 航空戦艦に91式徹甲弾を同時に搭載する事で徹甲効果を得る事ができる。
- 4月28日のVer3.0.0アップデートで対潜-3の下方修正を受けた。
これにより航空戦艦においては晴嵐のみでは対潜攻撃力にほとんど期待できなくなった。(システム上一応対潜自体は行う)
元ネタ解説
- 日本海軍が潜水空母「伊400型」と「伊13型」の艦載機として開発した水上攻撃機。
潜水艦のカタパルトから射出しての戦略攻撃を意図した、単発複座の機体である。
本機は極秘兵器として扱われ、「十七試攻撃機」という陸上機なのか水上機なのかよくわからない名前が与えられていた。
- 潜水艦に格納する関係上、機体は分解・折りたたみが可能な構造になっている。
武装は魚雷1本、800kg爆弾1発、250kg爆弾4発から選択可能。大型爆弾を使用する場合はフロートを装着せず運用する(この場合機体は回収不可能の使い捨てになる)。
- 潜水艦から射出するため発進自体が困難、発進にかかる時間が搭乗員・整備士の技量に大きく依存するなどの問題もある。
また、折りたたみ機構と高性能の両立や少数生産などの事情からコストが非常に高く、晴嵐1機で零戦50機分のコストに相当したという。
- 当初は心理効果を狙い、アメリカ本土(ワシントンなどの都市)に対する空襲を計画していたと言われている。
しかし晴嵐および母艦となる伊400型潜水艦が実戦配備された頃には既に戦局は相当悪化しており、また同盟国ドイツ・イタリアも敗色濃厚となっていたことから、大西洋艦隊の太平洋進出阻止を目的としたパナマ運河への攻撃が検討されるようになった。
しかしパナマ運河への出撃準備が整った頃には、既に大西洋艦隊はパナマ運河を通過して太平洋に進出しており、最大の目的が果たせなくなったことからこのプランも中止。
- 結局、晴嵐の攻撃目標はウルシー環礁に停泊するアメリカ軍艦艇となり、攻撃手段も爆弾を機体に固定しての特攻となった。伊400および伊401に3機ずつ搭載され、出撃。
この時の晴嵐は全身をアメリカ軍機と同じ銀色に塗装され、アメリカ軍の星マークまで描かれていた。アメリカ軍機に偽装し、特攻の成功率を上げようと考えたのだ。
- なお、この行為は戦時国際法で禁止されている標識の偽装に該当するため、明確な戦争犯罪である。
この塗装を見た搭乗員は「卑怯で情けない」と嘆いたという。
- 作戦決行は8月17日とされ、2隻は予定海域に向かったが、途中で終戦。
クルーたちは意地でも特攻するか、自沈するかで大揉めとなったが、それぞれの艦長の判断で帰投が決定される。
- 晴嵐は帰投前に射出・洋上投棄され、一度も実戦を経験することなく海に沈んだ。
この時、クルーたちの要望により、晴嵐に描かれた星マークは塗りつぶされ、日の丸が塗装されたという。
- 極秘兵器として扱われた晴嵐だが、愛知県の工場からアメリカ軍に接収された1機が現存している。
この機体はタミヤがスポンサーとなって完璧に修復され、スミソニアン博物館に保存されている。
- 殆ど活躍できていないものの、潜水艦によって運用され戦略攻撃を行えるという考え方は後のミサイル原潜に近い。
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