基本データ
入手方法
日本版では長らく入手方法がなかったが、2019年1月7日のメンテナンス後、戦利品交換できるようになった。
性能や運用について
装備させることで、開幕航空戦の航空機の爆撃値を25%上昇させる。
例えばB-25(ドーリットル隊)の爆撃値は20であるが、これが25%上昇して25になる。
九七式艦攻(八〇番五号)のような徹甲効果の付加はない。
元ネタ解説
- 重量12,000lb(5000kg)に達する大型の地震爆弾である。
- イギリスの技術者にして爆弾博士、バーンズ・ウォリスにより開発された。彼は第二次大戦初期から「デカくて強力な爆弾でドイツの産業や工業を直接吹き飛ばせば戦争もさっさと終わるんじゃね?」という、いわゆる戦略爆撃の思想を持っていた。しかし、彼の主張は無差別爆撃ではなく、工場・発電所・ダムなどの重要インフラを完膚なきまでに粉砕することに重点を置いていた。
- しかし、当時のイギリスにそんな巨大な爆弾を積める飛行機などなく、彼はしばらくダム破壊用の跳躍爆弾を研究することになる。
跳躍爆弾が実際に戦果を挙げたことで彼の奇抜な考えにもイギリスは開放的になり、かくしてこの爆弾の開発がスタートした。
- 小型爆弾では破壊できない巨大なコンクリート構築物(トンネル、橋梁、基地、要塞、ダムなど)を貫通し施設内部または地中で爆発、建物などを基礎から揺るがし破壊する。またダムの場合は水中で爆発して猛烈な水圧を発生させ、ダムの筐体をへし折る。
爆弾の大きさは全長6.35m、直径95cm、重量5443kgだった。炸薬はトーペックス2358kgだった。
- まず、本命の10トン爆弾ことグランドスラムの叩き台として作られたトールボーイは高度18,000フィート(5,500m)、前進速度170マイル毎時(270km/h)で投下するように設計され、着弾時には750マイル毎時(1,210km/h、マッハ1.58)を発揮し、深さ80フィート(24m)で爆発、30mのクレーターを作った。また幅5mのコンクリートを貫通することができる。
- トールボーイは目標を貫徹したあと内部で爆発させることを重視しているため、一般的な陸用爆弾とは異なり、弾殻は分厚い高張力鋼で鋳造された。
初期段階では爆弾が斜めに着弾することが多く、これを解決するために安定翼にひねりを加える改良を行った。この改良により爆弾が軸方向に回転しながら落ちるようになり、ジャイロ効果によって命中精度が上がった。空力特性も改善したため、落下速度は超音速に達した。
- 1944年6月19日、第617爆撃機中隊のランカスター爆撃機がル・アーヴルのUボートブンカーを爆撃した。トールボーイの一発は厚さ5mのコンクリートの屋根を貫通し、中に退避していたUボートもろとも瓦礫や爆風に包み込んだ。あまりの威力に、地震爆弾という渾名が付けられた。
- トールボーイを運用した有名な部隊と言えば、ダムバスターズの愛称で親しまれる英第617中隊であろう。ランカスター爆撃機に懸架し、ドイツ軍のインフラや要塞、基地を破壊していった。途中から第9爆撃機中隊もトールボーイやグランドスラムによる爆撃を行うようになった。
イギリスを威圧し続けた戦艦ティルピッツを撃沈し、最後まで抵抗を続けたリュッツオウをも大破着底させている。
- トールボーイは次々と大型目標に効果を発揮し、この計画に難色を示していた軍部もGOサインを出し、本来の目的であった22,000lb(10,000kg)のグランドスラムを開発し、1945年3月から実戦投入した。*1
- イギリスはトールボーイとグランドスラムを実戦投入したが、ほかにもうひとつ大型爆弾を開発していた。こちらは投下後にロケット噴射し、高速で地下に貫入したあとに爆発して地震を起こし、地上施設を破壊する爆弾であり、ディズニー・ボムと呼ばれた。*2この爆弾も投下試験までは行われたが、弾体が細長くて折れやすく、途中で開発は中止された。
- 5トン爆弾だけに製造費用も莫大。たとえ投下に失敗しても投棄する事は許されず、そのまま基地へ持ち帰られる事が多かった。
- 戦後にイギリスが開発したジェット爆撃機ヴィクターはトールボーイ2発かグランドスラム1発を搭載した状態で925km/hで飛行できるように設計された。
- アメリカ軍も似たような爆弾でさらに重い44000lb(約20t)爆弾「T-12クラウドメーカー」を開発したが、完成する前に第二次世界大戦が終わったため、計画は中止となった。
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装備一覧表
装備通称リスト