MK71型203mm砲
Last-modified: 2026-01-04 (日) 21:02:35
基本データ
入手方法
性能や運用について
- マイナス効果の一切ない小型主砲としては火力トップの性能。
火力を少しでも上げておきたい駆逐艦に載せるのが良いが、射程:中の装備であるため編成によっては攻撃順が変わりうることには要注意。
元ネタ解説
- MK71 8inch/55は、米海軍が開発していた艦載砲システム。
大口径軽量砲として大戦期巡洋艦に代わる対地火力を期待されていたものの、命中精度や予算上の問題から配備には至らなかった。
- 戦後しばらくして、1970年代に大戦期に活躍した中口径砲を搭載するボルチモア級やクリーブランド級が全艦退役することが見込まれるようになると、米海軍の持つ対地攻撃可能な艦砲はMK42 5inch/54のみとなってしまうという問題が生じた。
このままでは陸上の要塞に対する攻撃においては明らかに火力不足であり、アメリカが空母中心的な海軍になることで大口径主砲を有する艦艇の存続も危ぶまれたことから、水陸両用作戦の際の憂慮すべき点になっていた。
- そうしたなかで始まった計画が「大口径軽量砲(Major Caliber Lightweight Gun, MCLWG)」計画であった。
この計画は、上陸作戦時の対地支援用大口径艦砲を設計・製造し、なおかつ駆逐艦にも載せられるように軽量化することを目的としていた。
- 初期は陸軍の175mm砲を改良することも検討されたが、評価試験を経て8インチ(≒203mm)砲とされた。
また本砲はペンサコーラ級以来踏襲されてきた55口径長とされたが、重量はデモイン級搭載のMK16のおよそ半分にまで削減された。
さらにレーザー誘導によって長射程・高精度砲撃を可能とするものであり、1970年代に提案された多くの艦艇に搭載が検討された。
- 1975年にはフォレスト・シャーマン級*2駆逐艦ハル(USS Hull, DD-945)の艦前部にこれを搭載して洋上試験が行われた。
試験は成功裏に終わったため米海軍は本砲のさらなる調達を計画したものの、導入コストが莫大すぎたことや、それに見合うだけの性能がないこと(命中精度が良くなかった)が監査院の目に留まり、調達は断念された。
のちに本砲を試験搭載したハルもオーバーホール時に元の姿に戻された。
- 余談として、結局お流れになってしまったこの砲だが、長射程砲の研究はそれでも続いていた。
特にアイオワ級戦艦が退役していった1990年代以降においては深刻な長射程砲不足に悩まされることになった。
そのため技術的・経済的問題を抱え、その上砲熕火力による支援自体が時代錯誤的であるという批判にさらされながらも、AGS 155mm砲に結実している。
これはアメリカの最新ミサイル駆逐艦「ズムウォルト級」の主砲として単装2基が搭載されている。
…が、結局この艦級も高コスト故に調達が途中で打ち切りに…
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