TALIEDO STIPA
Last-modified: 2025-11-29 (土) 17:26:14
基本データ
入手方法
性能や運用について
- 完全なネタ装備。図鑑埋め以外に開発理由はないだろう。
- 獲得率は通常装備の約1/4。このゲームでは、本当の意味かつ唯一のレア装備と言える。獲得には各資材を14,000ほど消費する覚悟が必要。
- 大陸版のエイプリルフールイベントで配布された事がある。
元ネタ解説
- 1930年代、航空機の性能向上の為様々な実験が世界中で試みられている中、イタリアのルイージ・スティパはある画期的な発明をした。
プロペラが回転し、後方に空気を送って推進力を発生させるとき、プロペラの先端から回転面の延長方向にも気流が発生し、
これは回転速度を上げれば上げるほど強く大きくなり、騒音やエネルギーの無駄を発生させる。
そこでプロペラの直径をスッポリ筒で覆うと、この気流も後方へ流して推進力へ変えてやることができる。
さらに、筒の断面を先端から後方に向けてすぼませることで、ベルヌーイの定理を応用し、流れる気流はさらにスピードが早くなる。(よくわからない人はドライヤーを回してみよう)
更に筒の断面形を主翼と同じものにして、胴体の筒そのものが揚力を発生させるようにした。
結果として空飛ぶビヤ樽とも言うべき特徴的なボディの航空機が完成したのである。
- 1932年からイタリア王立空軍の許可を得て、カプロニ社のテストパイロットの協力の下飛行試験が始まった。
パイロットの評価は旋回が難しいほどの安定性と、離着陸距離の短さと低速さであった。
- 試験結果を受けてさらなる改良が試みられたが、巨大なビヤ樽の胴体が大きな抗力を発生させるため、エンジンの出力を上げても速力が思うように増大せず、この期待が発展することはなかった。
- ただ、全くの誤り、無意味だったというわけではない。失敗の最大の原因は機体のコンセプトや設計ではなく、レシプロエンジンが非力すぎたことである。
そこで動力源をターボプロップ、すなわちガスタービンとし出力重量比と回転数を劇的に向上させたダクテッド・プロップファンという形で後世に結実する。
ちなみに、ジェットエンジンで抜きん出ていたドイツにはすでに構想があったらしい。
- この機体は航空機史上における一つのエポックメイキングであったと言える。
コメント
装備一覧表
装備通称リスト