エクシマス (Eximus)

Last-modified: 2024-04-06 (土) 19:57:58

概要

エクシマスは、どのミッションでも出てくる標準的な敵が特殊化したものである。効果は種類ごとに異なるが、彼らはテンノのような強力なアビリティを使う。テンノにとって大きな脅威となる。

 

ほぼすべてのベースユニット(オスプレイ、ランサー、モアなど)が、エクシマスタイプとして出現し、エクシマスとなった敵は名称が 種類+エクシマス(Eximus) に変化する。また感染体の場合はタイプごとの接頭辞が他勢力と違うものになる(ブリッツ→ボラタイル、等)。
エクシマスユニットは通常のものより一回り大きく、専用の派手なエフェクト、特徴的なスキンを持っているため識別しやすい。

 

エクシマスユニットからは元のユニットより多くのアフィニティが得られるほか、追加クレジットやENDOをドロップするチャンスがある。
また、Lv30以上のエクシマスユニットからはRivenの破片がドロップするチャンスがある*1

オーバーガード

特殊なエクシマスを除く、全てのエクシマスユニットが保有している特殊な防護。
これが有効な間はヘルスやシールドに対して一切ダメージを与えられず、加えてほぼ全てのCCアビリティやその効果を内包する状態異常から防護される
そのため、まずはこれを削りきらないと倒すどころか無力化することすら(ほぼ)できない。
オーバーガードが有効な敵はヘルス・シールドゲージの周囲が青緑で覆われるため一目で判別がつく。

 

無効化されるCC効果の例としては、火炎・電気異常等によるスタン(DoTは有効)、ノックダウン、衝撃による怯み、Mind Control、放射線異常を含む混乱効果、ラグドール化、盲目化等々。
例外として、以下の効果はCCに分類されるものでありながらオーバーガードの上からでも適用される。

  • Cold.png冷気状態異常による減速 (ただし上限が4スタックに制限)
  • LOKIの1番「Decoy」によるターゲット誘引
補足
以下のCCについては以前は効果があったが、現在では一切通用しなくなっているため注意。
Update 35.5にて無効化されたCC

CC効果のないデバフや状態異常に関しては特に耐性を持たない。

 

オーバーガードの耐久値は敵のレベルに応じてスケーリングされている。スケーリングはレベル増に伴って増加し、相応の火力(高レベルではDPSも)を要求される。
またこれにはアーマーによる軽減は存在しないため、腐食異常はオーバーガードそのものに対しては有効ではない。
更に言えばヘルスでもシールドでも無いため感染(磁気)異常はダメージを増加せず、また一部アビリティ等によるダメージの脆弱性も効果が無い。
弱点はVOIDダメージで、ダメージが50%増加する。VOID以外のダメージは基本等倍だが、ダイモスチャージャーエクシマスのように放射線を軽減するケースが存在する。

エクシマスユニットの種類

ブリッツ (Blitz) / ボラタイル (Volatile)

派手なオレンジ色のオーラと、小さな爆発を纏ったエクシマス

 

効果音とともに地面を叩きつけ、前方一直線に衝撃波を放つ。命中すると250のBlast.png爆発ダメージと状態異常、及びノックダウンを受ける(ダメージはスケーリングされる)。
多段ヒットはしない。
防衛対象はターゲットしないが、直線上にそれが存在した場合は当然ヒットする。

エネルギーリーチ (Energy Leech) / パラシティック (Parasitic)

紫色の渦のようなエネルギーを纏ったエクシマス

 

視界内の標的の足下に紫色のフィールドを定期的に発生させる。
このフィールドは発生後数秒で爆発し、この爆発に当たってしまうと50のMagnetic.png磁気ダメージと状態異常を受け、状態異常が解除されるまでに合計80エネルギーを削られる。
爆発は円形ではなく球形に判定が存在し、予告と本体の見分けがつかないためかなり厄介。
磁気状態異常はアルケイン ナリファイア等による無効化、またはRapid Resilienceによる短縮が可能だが、HUDの乱れは軽減できない。

アーソン (Arson)

炎を纏ったエクシマス
グリニア限定のエクシマスであり、他の勢力では登場しない
コラプトの場合、素体がグリニアのユニットがアーソンになる可能性がある。

 

範囲30mのFire Blastを使用してくる。命中すると400のHeat.png火炎ダメージと状態異常、及びノックダウンを受ける(ダメージはスケーリングしない)。
足下の派手なエフェクトが目を引くため地面にしか判定が無いように勘違いしやすいが、実際はそこそこの高さを持っている*2ため、ジャンプでは基本的に避けられない。
食らってしまうと非常に痛いが、ローリングでFire Blastにぶつかることでダメージ・状態異常ともに無効化できる(Rolling Guardは不要)。

ガーディアン (Guardian)

パルスを発し、3つの回転するシールドに守られたエクシマス
コーパスササヤキ限定のエクシマスであり、他の勢力では登場しない。また、候補となるのは地上ユニットのみで、ドローンがこれになることはない。
コラプトの場合、素体がコーパスのユニットがガーディアンになる可能性がある。

 

周囲の敵ユニットに90%のダメージカットを付与するオーラを常時放っている。対象のユニットには小さなシールドのエフェクトがつくためそこで判別可能。
このオーラ確保のターゲットや分裂のデモリッシャー、ボスといった特殊なユニット、及びエクシマス自身に対しては適用されない。
複数のガーディアン エクシマスがいた場合でも、このオーラの効果は重複しない。

こちらを見つけると、自身の周囲を回転する3枚の大型シールドを展開する。
このシールドは射撃攻撃をブロックし、貫通距離による貫通も無効化する。またAoE(範囲攻撃)に対する90%の耐性をエクシマス自身に与える。
それぞれのシールド間には隙間があるのでそこを狙うか、もしくは真上に対しては防護がないためそこを攻めるのが有効。
また近接攻撃もシールドに防がれること無くダメージを与えられる。

アークティック (Arctic) / フローズン (Frozen)

冷気を纏ったエクシマス

 

半径15m以内のプレイヤーを30%減速させるオーラを常時放っている。複数のアークティック エクシマスが存在する場合、この減速効果は乗法的にスタックする。
この減速効果はWarding Haloなどによる状態異常耐性を貫通するが、Poiseやオーバーガードによって無効化できる。

こちらを見つけると、自身を中心としたSnow Globeを生成する。このSnow GlobeはFROSTのそれと異なり本体に追従して移動する。外観も少し異なり、より白みが強く、中の吹雪も無い。
FROSTのそれと同様ダメージを与えることで破壊が可能。オブジェクト扱いでありクリティカルが出ないので、基礎ダメージが高い武器が有効。
また生成から20秒が経過すると自然に消滅するので、破壊できない場合は消滅を待つのも一つの手。

OBERONのSmiteやVOLTのShockのような特定のターゲット型アビリティは、Snow Globeをすり抜けてダメージを与えることが可能。

ガーディアン エクシマスと同じく特段の攻撃手段こそ持っていないため直接の危険性はないが、プレイヤーの移動速度がユニット数に応じて遅くされるため状況によっては危険となりうる。

リーチ (Leech) / サングィン (Sanguine)

赤い脈打つオーラを纏ったエクシマス
名前の通り、主な挙動はエネルギーリーチ エクシマスと同様。

 

視界内の標的の周囲にヘルスリーチゾーンを3つ生成する(その内の1つは標的の位置に生成)。
このゾーンは毎秒3回のダメージ判定をもち、判定1回ごとに最大値の5%のヘルスを吸収し、エクシマス自身と周囲の敵ユニットを回復させる。これはシールドを貫通して直接ヘルスを吸い取るため危険。
エネルギーリーチと異なるのは、あちらが設置から一定時間後に爆発を起こすのに対し、こちらは即座に直接ダメージゾーンを置くという仕様。
その性質上パルクール等の高速移動手段がないと完全な回避は難しく、また近接武器とも相性が悪い。

ショック (Shock) / バイオエレクトリック (Bio Electric)

電気を纏ったエクシマス

 

自身の周りに電気を帯びたオーブを3つ生成し、ゆっくりと移動する。オーブの近くにいると電気が放たれ、Electricity.png電気ダメージを受ける(状態異常は与えない)。
このオーブは攻撃を当てるか、エクシマスを倒すと消滅する。

ベノマス (Venomous)

毒の霧を纏ったエクシマス
感染体限定のエクシマスであり、他の勢力では登場しない。また、近接攻撃タイプのみがこのエクシマスになる。
コラプトの場合、素体が感染体のユニットがベノマスになる可能性がある。

 

こちらを見つけると毒の霧を周囲に展開し、半径3m以内に200%の状態異常確率を持った30のToxin.png毒ダメージを与える(ダメージはスケーリングされる)。
接近して毒の霧を押し付けてくるだけとシンプルだが、シンプル故に危険。

特殊なエクシマスタイプ

シンセシス ターゲット (Synthesis Target)

セファロン・シマリスにマークされたターゲットであるシンセシス ターゲットは、エクシマスとして分類される。シンセシス ターゲットは(誤ってプレイヤーに倒されることを防ぐために)通常のものよりもはるかに多くのヘルスを持ち、シンセシススキャナーを通して見ることができる、少なくとも3つのノードを持つ。最低1つのノードをスキャンすると、シンセシス ターゲットはプレイヤーから遠ざかり、磁気磁気雲などの確保を回避するためのランダムな特殊能力を得る。

プロセキューター (Prosecutor)

ガードマンをベースとし、準惑星ケレスの勢力がグリニアのステージにのみ出現する。自身と周囲の仲間が受けるダメージを大幅に軽減するオーラを帯び、単属性ダメージが弱点となっている。エクシマスのタイプは電気、火災、冷気、毒によって異なる。
オーバーガードを持たない代わりに基礎値の10倍のヘルスを持つ。

ワーデン (Warden)

ヘルス吸収兵器、高速移動

救出ミッションのみに出現する特殊なエクシマス、彼らはステルスアタックに非常に弱く、16倍のボーナスダメージが発生する。

センサーレギュレーター (Sensor Regulator)

センサーレギュレーターの特殊なバリエーション。100% の追加装甲と 200% の追加ヘルスを持ち、通常のセンサーレギュレーターよりもはるかに頑丈になっている。これらのレギュレーターはソーティ中にスポーンする確率が高い。

備考

  • アークウイングの敵、プロセキューター 、ワーデンはオーバーガードを持たない。
  • ミッション内で最大5体まで同時に出現する。ただし、ソーティの限定状況「エクシマスの要塞」ではこの制限が解除される。
  • エクシマスユニットは元のユニットとは別の扱いとなるため、コーデックスも独自に分類されている。単一のベースユニットに複数の種類がある場合、コーデックスでは種類ごとではなくまとめて一つとして扱われる。

対策

エクシマスユニットと相対する際、注意しなければならないのは特殊能力の受け流しとオーバーガードの漸減を同時に実行する必要があることである。特殊能力の詳細については後述を参照。
この際、特に複数人や高難易度(仲裁鋼の道のり等)では周囲の敵の物量も凄まじく、馬鹿正直に正面から高火力武器を垂れ流してもこれらが遮蔽となり効果が薄くなる他下手すると複数回返り討ちに遭うことも多い。
従って、まず高火力・DPS装備を持参するのは大前提として、それに加えて以下のような戦術的工夫が求められる。

BANSHEEのSilenceを用いる
エクシマスの特殊行動を封印できるため、危険度が大幅に下がる。Helminthシステムで移植可能なのですべてのWarframeが用いることができる。
ただし常時発動のオーラ(アークティックの減速、ガーディアンのダメージカット)は無効化されない。
有効な彼我の勢力比を逆転する
単に殲滅しきる以外にも、CCで行動不能にして無力化するのも有効。ExcaliburやOberonの2番アビリティを周囲の通常エネミーにかけることで、こちらへの攻撃の手を緩めさせることができる。
CCアビリティを利用する場合、ビルドにも大きく左右されるが長ければ20~30秒程度保つため、この間にエクシマスユニットへの集中砲火が可能。無論、それが不要な装備や編成で確実に処理できるのであればそれに越したことはない。
障害物や地形等を活かし切り返す
読んで字の如くであるが、こちらも周囲の敵との分断と無力化による自陣の立て直しが主体である。そもそもエクシマスの一部特殊能力は地形を貫通するため、単に隠れるだけでは大して意味はない。
しかしながら、数秒であってもフルリロードの時間を稼いだり*3、ギアや回復スキルでの立て直しを行ったり、あるいは1体ずつ処理を行えるようにする等目的を持って遮蔽に逃げ込めばチャンスを作れる。
武器の特殊能力やWFアビリティ等の補助・搦手を用いる
基本的にオーバーガードの上からではCC等は一切通らないが、一部例外的に有効なものも存在する。例えばProboscis Cernosの直撃*4Garaのパッシブ・3番・4番、Frostの2番増強、Wispの3番などが該当する。
挙動(効果?)そのものは他CCと似たものが多いが、それでもオーバーガード越しでの通用の可否は大きい。所持していたら積極的に活用し戦術に組み込もう。
現在ではほぼ通用しないため、エクシマスにCCで対処しようという考えは捨てた方が良い。ただ冷気異常による減速で攻撃の手を緩めたり、LOKIのDecoyで矛先を逸らすのは有効。

オーバーガード対策としては、XAKUの1番アビリティXata's WhisperによってVoidダメージを武器攻撃に追加するのが良い。エクシマスのオーバーガードはVoidダメージに対して脆弱なため、オーバーガードを容易に破壊することが可能となる。Helminthシステムの対象アビリティなので他フレームでも利用可能。
MaduraiのVoid Strikeを乗せたオペレーターのアンプ攻撃も非常に有効で、鋼の道のりエクシマスが相手でも快適にオーバーガードを剥ぎ取れる。

  • LIMBOの異次元に関して
    • エクシマスの特殊攻撃は全て異次元を貫通し、またオーバーガードを剥ぐまではStasisによる停止もできないため、リワーク前と比べほとんど役に立たない。復帰勢は要注意。
    • 異次元の影響自体は受けるので銃撃を防ぐのには一応使える。

余談だが、エクシマスユニットは元エネミーと比較して大型化しているため、種類によってはガレオン/コーパスシップやオロキンタワー等入口が低いタイルセットでは車高ならぬ頭高制限で物理的に引っ掛かりただ走るだけという無様さ醜態を晒させることも可能。

履歴

Update 35.5 解き放たれしDante
オーバーガードを貫通していた一部のCCに対しても耐性を持つように。
Update 32 ベールブレイカー
Rivenの破片のドロップ率が0.5%→2%へと増加。
Update 31.6 反響するZariman
オーバーガードのベースを50%減少、ヘルス・シールドのベースに計50%を分配し増加。
(オーバーガードの比重が極端に大きかったため、トータルのベース値としては減)
Hotfix 31.5.2
通常ミッションのエクシマス(Lv30-)がRivenの破片をドロップするように。
Update 31.5 Zarimanの天使
エクシマスリワークによりオーラ効果を刷新。
オーバーガードが実装され、エクシマスに装備されるように。
Update 13
エクシマス(Eximus)という名称に変更された。
Update 12
リーダータイプとして実装された。

コメント


*1 Hotfix 31.5.2以降
*2 よく見ると端の方にちゃんと炎の壁がある
*3 高火力武器の代表であるAoE系はここに難がある場合が多い
*4 マルチショットで増えた弾でも可能