秋風に舞いし紅葉

Last-modified: 2025-04-13 (日) 03:56:19

第二章 プロローグ

放浪者_ショック.webpネタバレ注意!
本記事には重大なネタバレがあります。閲覧には十分ご注意ください。

稲妻: 秋風に舞いし紅葉 | 鳴神不動、恒常楽土? | 無念無想、泡影を滅す? | 千手百目の浮世

キャラクターパイモン 楓原万葉 北斗
NPC竺子、晋優、柴毅、良子、雲おじ、珠函、参加者、戎世、栄江、小德、辛秀、翔、百聞
次の旅に出る前に、パイモンと気持ちを整えよう…
パイモン大丈夫か?オイラもまさかおまえの妹さん(お兄さん)が、「アビス」と一緒にいるなんて思わなかったぞ…
(旅人) 少し落ち着いてきた。
まだ受け入れられない
パイモン気をしっかり持ってくれよ、(旅人)
パイモンオイラはおまえを信じてる、妹さん(お兄さん)のこともな。
パイモン今はまだ受け入れられないかもしれないけど、立ち止まるわけにはいかない。そうだろ?
(旅人) うん、そうだね。
きっと何か事情がある。
パイモン妹さん(お兄さん)言ってたよな、オイラたちに「旅の終点に辿り着け」って。それってきちんと話をしてくれる気があるってことだと思うぞ。
パイモン「旅」がなんなのか、「終点」がなんなのか、オイラたちで見つけないとな。
ありがとう、パイモン。
(旅人) ありがとう、パイモン。
パイモン気にすんな、仲間は助け合ってこそだからな。
(私)の案内役。
(旅人)(私)の案内役。
パイモンえへへ、これからも頼りになる案内役を頑張るぜ。
パイモンでも、これからどこに行けばいいんだ?旅を続けるなら…
(旅人) まだ「あの神」を見つけてない…
パイモンそれって、妹さん(お兄さん)と離れ離れになった原因の神のことだよな…
パイモン…たしかに、あの神が今のこの複雑な状況をつくった元凶でもあるからな。
会ってきちんと話を聞きたい。
(旅人) 会ってきちんと話を聞きたい。
パイモンおう、たくさんある謎の答えが彼女から分かるかもな。
ぶっ飛ばしてやりたい。
(旅人) ぶっ飛ばしてやりたい。
パイモンオイラも応援するぜ!想像しただけで、なんだかスッキリしてくるな!
パイモンもう風神と岩神の二人には会ったから…このあとは…
(旅人) 稲妻に行こう。
雷神に会ってみよう。
パイモンおう、でも前に鍾離から聞いたように稲妻はいま鎖国状態で、普通の方法じゃ入れない。
パイモンだから、どうやって行くか稲妻の人に尋ねてみようぜ?
(旅人) 一人心当たりがある。
なんとなく当てがある。
パイモンオイラもだ!璃月港にいる竺子さん、たしか稲妻から来た人だったよな。
パイモン彼女に聞いてみよう!
考えをまとめた後、稲妻への旅の準備を始めた。稲妻は嵐に囲まれている。それを突破するには特別な方法が必要となる。
  • 過去任務で北斗と会っているかで分岐あり

北斗と遭遇済み

竺子こんにちは…あっ、「お目にかかれて光栄」の方がよかったかな?いま頑張って現地の喋り方を勉強してるんだ、あはは…
竺子で、私に何か用かな?
パイモンちょっと聞きたいことがあるんだ、稲妻ってどうやって行くんだ?
竺子ああ、なるほど、そういうことね。たしかに方法は知ってるけど…
パイモンよかった!やっぱり当たりだったな。
竺子——でも、その方法は成功率が限りなくゼロに近いの。
パイモンえっ?限りなくゼロに近い?じゃあ、竺子さんはどうやって稲妻から出たんだ?
竺子その方法を使ったからこそ、どれほど危険かが分かるんだよ…
竺子あの時、頼ることができたのは自分の「いかだ」だけだった。前方には嵐が、後方には追手がいた。
竺子逃げ出した後、何日も海を漂流した挙句、食料と飲み水が底をついてね。目の前が真っ暗になって気を失ったの。正直、もうだめかと思ったよ。
竺子でも、終わりじゃなかった。それどころか、新たな始まりを迎えられるなんてね。
(旅人) 璃月人に助けられたの?
竺子そう、まさに九死に一生の旅だったね。いま生きているのは、きっと神様のおかげかな。
パイモンそんな危険なのかよ!どうして、そうまでして稲妻を離れたかったんだ?
竺子だって…あそこは窮屈なんだもの…あまりにも緊迫した雰囲気で、出入りするにも「勘定奉行」の厳しい審査を通る必要があるし、私の性格と合わなくてね。
パイモンん?「勘定奉行」ってなんだ?
竺子稲妻の様々な事務を管理している部門のことだよ。「三奉行」と呼ばれてるの。例えるなら、璃月の「七星八門」と似てるかな。
竺子その「勘定奉行」の責務の一つが、稲妻に出入りする人の身分をこと細かく審査すること。そして、外部から来た人を「離島」で一括管理するの…
竺子それから最近行われてる「目狩り令」、あれは「天領奉行」が執り行ってる。彼らは雷電将軍の忠実かつ無情な代行者でね。
竺子故郷の悪口を言うのはあまり気分が良いものじゃないけど、あんな抑圧的な環境に長くいたら、その先の生活に期待を持てなくなるのも当然…
竺子だから、どうしても行かなきゃいけない理由がない限り、稲妻に行くのはお勧めしないよ。
(旅人) どうしても行きたい理由がある。
知りたい手がかりがそこにある。
竺子そう…でも、稲妻の近海は止むことを知らない嵐が吹き荒れてるし、たとえそれを突破できたとしても鎖国令を実施する武士から逃げないといけない。
竺子それら問題をくぐり抜ける事ができても、稲妻に辿り着いた外国人を待ち受けているのは「離島」。正当性を証明する書類を見せないと、追い出されるの…
パイモン稲妻に人を寄せ付けないために、わざとやってるみたいだな。
(旅人) 「離島」があるんだ…
外国人を受け入れる場所があるでしょ?
竺子あそこはただ、島内の物資の供給と情報の流通を確保するために開かれた港であって、普通の外国人じゃ証明書を手に入れることはまず不可能かな。
竺子でも、もし本当にどうしても行きたいのなら、まだ一つ可能性があるかも…
パイモン「いかだ」は危険すぎるぞ、それにオイラたぶん船酔いするし…
竺子違う違う、私が言いたかったのは、璃月でも有名な「南十字」船隊に稲妻まで連れていってくれないか頼んでみること。
竺子あそこって一年中航海してるし、嵐に対する心得もあるはず。突破する方法を知ってるかもしれない。
パイモンそうだな、北斗ならきっと方法があるはずだ。あれだけすごい船隊を持ってるんだし!
パイモンでも、こんなにリスクがあること…引き受けてくれるかな?
(旅人) やってみよう。
これしかない。
竺子「南十字」船隊の旗艦「死兆星」号は、いま孤雲閣の近くに停泊してるって聞いたよ。行動するなら、今がちょうどいいかも。
パイモンじゃあ、善は急げだな。さっそく頭領の北斗に会ってみよう!

北斗と未遭遇

竺子こんにちは…あっ、「お目にかかれて光栄」の方がよかったかな?いま頑張って現地の喋り方を勉強してるんだ、あはは…
竺子で、私に何か用かな?
パイモンちょっと聞きたいことがあるんだ、稲妻ってどうやって行くんだ?
竺子ああ、なるほど、そういうことね。たしかに方法は知ってるけど…
パイモンよかった!やっぱり当たりだったな。
竺子——でも、その方法は成功率が限りなくゼロに近いの。
パイモンえっ?限りなくゼロに近い?じゃあ、竺子さんはどうやって稲妻から出たんだ?
竺子その方法を使ったからこそ、どれほど危険かが分かるんだよ…
竺子あの時、頼ることができたのは自分の「いかだ」だけだった。前方には嵐が、後方には追手がいた。
竺子逃げ出した後、何日も海を漂流した挙句、食料と飲み水が底をついてね。目の前が真っ暗になって気を失ったの。正直、もうだめかと思ったよ。
竺子でも、終わりじゃなかった。それどころか、新たな始まりを迎えられるなんてね。
(旅人) 璃月人に助けられたの?
竺子そう、まさに九死に一生の旅だったね。いま生きているのは、きっと神様のおかげかな。
パイモンそんな危険なのかよ!どうして、そうまでして稲妻を離れたかったんだ?
竺子だって…あそこは窮屈なんだもの…あまりにも緊迫した雰囲気で、出入りするにも「勘定奉行」の厳しい審査を通る必要があるし、私の性格と合わなくてね。
パイモンん?「勘定奉行」ってなんだ?
竺子稲妻の様々な事務を管理している部門のことだよ。「三奉行」と呼ばれてるの。例えるなら、璃月の「七星八門」と似てるかな。
竺子その「勘定奉行」の責務の一つが、稲妻に出入りする人の身分をこと細かく審査すること。そして、外部から来た人を「離島」で一括管理するの…
竺子それから最近行われてる「目狩り令」、あれは「天領奉行」が執り行ってる。彼らは雷電将軍の忠実かつ無情な代行者でね。
竺子故郷の悪口を言うのはあまり気分が良いものじゃないけど、あんな抑圧的な環境に長くいたら、その先の生活に期待を持てなくなるのも当然…
竺子だから、どうしても行かなきゃいけない理由がない限り、稲妻に行くのはお勧めしないよ。
(旅人) どうしても行きたい理由がある。
知りたい手がかりがそこにある。
竺子そう…でも、稲妻の近海は止むことを知らない嵐が吹き荒れてるし、たとえそれを突破できたとしても鎖国令を実施する武士から逃げないといけない。
竺子それら問題をくぐり抜ける事ができても、稲妻に辿り着いた外国人を待ち受けているのは「離島」。正当性を証明する書類を見せないと、追い出されるの…
パイモン稲妻に人を寄せ付けないために、わざとやってるみたいだな。
(旅人) 「離島」があるんだ…
外国人を受け入れる場所があるでしょ?
竺子あそこはただ、島内の物資の供給と情報の流通を確保するために開かれた港であって、普通の外国人じゃ証明書を手に入れることはまず不可能かな。
竺子でも、もし本当にどうしても行きたいのなら、まだ一つ可能性があるかも…
パイモン「いかだ」は危険すぎるぞ、それにオイラたぶん船酔いするし…
竺子違う違う、私が言いたかったのは、璃月でも有名な「南十字」船隊に稲妻まで連れていってくれないか頼んでみること。
竺子あそこって一年中航海してるし、嵐に対する心得もあるはず。突破する方法を知ってるかもしれない。
パイモンでも…あそこって「武装船隊」だろ?オイラたちのお願いをそう簡単に聞いてくれるかな?
竺子そこはあなたたち次第だね。頭領の北斗さんを説得できたら、可能性はあると思うよ。
(旅人) やってみよう。
これしかない。
竺子「南十字」船隊の旗艦「死兆星」号は、いま孤雲閣の近くに停泊してるって聞いたよ。行動するなら、今がちょうどいいかも。
パイモンじゃあ、善は急げだな。さっそく頭領の北斗に会ってみよう!
  • 魔神任務 間章第一幕「風立ちし鶴の帰郷」、または過去イベント等で北斗と遭遇しているかで分岐あり。

北斗と遭遇済み

北斗ん?旅人にパイモンじゃないか!
北斗きっと来るだろうと思ってたぜ、はははっ!
???
(楓原万葉)
パイモン…ふむ、実に興味深い生き物。お二人からは風と大地の匂い以外にも、何か少し…うむ…星空の匂いがするでござる。
パイモンん?なにがなんだって?今までで一番おかしな感想が聞こえてきたぞ…
???
(楓原万葉)
気にしないでくれ。ただ拙者は、運命の出会いには意味があると信じているだけでござる。
この人も「吟遊詩人」?
(旅人) この人も「吟遊詩人」?
北斗似たようなもんだが、稲妻では呼び方がちょっと違う。
北斗「御用達の詩人」?
(旅人) 北斗「御用達の詩人」?
北斗どう見ても、アタシはそんな上品な人物じゃないだろう…
北斗こいつは楓原万葉、わけあって暫くアタシの船に乗ってる。時折出てきてはこういったことを口にするんだ。
楓原万葉船と海風があるのに詩を吟じぬのは、いささか風情に欠いているであろう?
北斗ははっ、たしかにな。「南十字武闘会」が開催されたら、あんたにも詩を披露する機会を設けてやるよ。
楓原万葉それは興次第というもの。何かのために書かれた詩というものは、そのほとんどが「意」を欠いたものになるでござるからな。
北斗せっかくの機会なんだ、それに大英雄も参加する。そう決断を早まるんじゃない。
パイモンちょっと待ってくれ、「南十字武闘会」ってなんだ?それに大英雄って…
北斗ん?アタシはてっきりそれの申し込みに来たのかと思ってたが、知らずにここに来たのか?
北斗「南十字武闘会」、アタシが主催する武闘大会で、大勢の人が自らの武芸を披露するために参加する。
北斗参加にあたっての決まりは二つ。一つ、何かしらの実績があること。少なくとも武芸がまったく出来ず、ただの遊び心で参加するのはだめだ。
北斗もちろん、あんたにその心配はいらない。あんたより実績のあるヤツなんてそういないからな。
北斗二つ、参加者は神の目を持っていてはならない。実力の差が開いてしまうからな。
(旅人) 神の目はたしかに持ってないけど…
北斗ははっ、自分の実力に自信があるのは知ってる。けど、龍や虎が隠れているのがこの璃月だ、甘く見るなよ。
北斗あんたみたいに璃月を救った大英雄がアタシの武闘会に参加すれば、大きな話題を生むはずだ。そしたら、もっと強いヤツが集まる。
パイモンでもオイラたち、本当に武闘会に参加しに来たわけじゃないんだ。
北斗そう結論を焦るな。今回の武闘会、いつもより貴重な賞品を用意してある。
北斗それも——主なき神の目!
楓原万葉拙者が提供したのでござる。もし武闘会の優勝者がこの神の目をもう一度呼び覚ますことができたなら、それはその者に授けよう。
パイモンそんなものがあるのか!?
(旅人) どうして主がいないの?
楓原万葉所持者が亡くなると神の目は光を失うが、それでも抜け殻は消えぬ。
楓原万葉その抜け殻で何ができるのかはまだ分からぬが、実体が残っている以上、受け継ぐことができるのではないかと拙者は踏んでおる。
北斗ああ、アタシからすりゃ、神の目は神に認められたことを象徴する旗だ。それを輝かすことができるのは、強者の中の強者に決まってる。
北斗その強者を見つけるため、そして神の目に再び光を灯すため、「南十字武闘会」を開催するんだ。
北斗神の目を持ってないのなら、これが絶好の機会だろう。自分の神の目を手にするといい。
(旅人) 正直興味ない。
必要ない。
パイモンそうだぞ、武闘会よりも、稲妻に行く方法が知りたいんだ!
楓原万葉稲妻、あそこに…行きたいのでござるか…
北斗なんだ、そういうことは早く言え。稲妻に行く程度、どうってことない!
北斗もしあんたが勝ったら、賞品を神の目から稲妻行き「死兆星」号の乗船券に変えてやってもいい。自分で選べ。
(旅人) そんなあっさり!?
パイモンこいつを武闘会に参加させたいだけだろ!
北斗はははっ、もちろんさ。強者が多ければ多いほど、武闘会も派手なものになる。だからアタシは、あんたにどうしても参加してほしいのさ。
パイモンどうする、(旅人)?稲妻に行くために参加するか?
(旅人) 自信はある。
やってみよう。
北斗よし、じゃあ会場に行って申し込んできな!武闘会の会場は孤雲閣にある、アタシもあとから万葉と一緒に行く。
楓原万葉さすれば、あとは結果を待つだけであるな。うむ、悪くないでござる。

北斗と未遭遇

北斗ん?あんたは…もしかして…ファデュイや魔神オセルと戦った旅人(旅人)か?
(旅人) 知ってるの?
そんなに有名なの?
北斗はははっ、凝光から聞いたんだ。「ある旅人が璃月を救った。見聞が広く、実力も相当」ってな。
北斗あいつは目が肥えてっからな、こんなに人を評価するのは滅多にないことなんだぜ。当時その話を聞いて、一体どんな実力を秘めたヤツなのか会ってみたいと思ってたんだ。
北斗その服装と、横にいるちびのであんただって分かったよ。
パイモンちびじゃない、パイモンだ!
???
(楓原万葉)
パイモン…ふむ、実に興味深い生き物。お二人からは風と大地の匂い以外にも、何か少し…うむ…星空の匂いがするでござる。
パイモンん?なにがなんだって?今までで一番おかしな感想が聞こえてきたぞ…
???
(楓原万葉)
気にしないでくれ。ただ拙者は、運命の出会いには意味があると信じているだけでござる。
この人も「吟遊詩人」?
(旅人) この人も「吟遊詩人」?
北斗似たようなもんだが、稲妻では呼び方がちょっと違う。
北斗「御用達の詩人」?
(旅人) 北斗「御用達の詩人」?
北斗どう見ても、アタシはそんな上品な人物じゃないだろう…
北斗こいつは楓原万葉、わけあって暫くアタシの船に乗ってる。時折出てきてはこういったことを口にするんだ。
楓原万葉船と海風があるのに詩を吟じぬのは、いささか風情に欠いているであろう?
北斗ははっ、たしかにな。「南十字武闘会」が開催されたら、あんたにも詩を披露する機会を設けてやるよ。
楓原万葉それは興次第というもの。何かのために書かれた詩というものは、そのほとんどが「意」を欠いたものになるでござるからな。
北斗せっかくの機会なんだ、それに大英雄も参加する。そう決断を早まるんじゃない。
パイモンちょっと待ってくれ、「南十字武闘会」ってなんだ?それに大英雄って…
北斗ん?アタシはてっきりそれの申し込みに来たのかと思ってたが、知らずにここに来たのか?
北斗「南十字武闘会」、アタシが主催する武闘大会で、大勢の人が自らの武芸を披露するために参加する。
北斗参加にあたっての決まりは二つ。一つ、何かしらの実績があること。少なくとも武芸がまったく出来ず、ただの遊び心で参加するのはだめだ。
北斗もちろん、あんたにその心配はいらない。あんたより実績のあるヤツなんてそういないからな。
北斗二つ、参加者は神の目を持っていてはならない。実力の差が開いてしまうからな。
(旅人) 神の目はたしかに持ってないけど…
北斗ははっ、自分の実力に自信があるのは知ってる。けど、龍や虎が隠れているのがこの璃月だ、甘く見るなよ。
北斗あんたみたいに璃月を救った大英雄がアタシの武闘会に参加すれば、大きな話題を生むはずだ。そしたら、もっと強いヤツが集まる。
パイモンでもオイラたち、本当に武闘会に参加しに来たわけじゃないんだ。
北斗そう結論を焦るな。今回の武闘会、いつもより貴重な賞品を用意してある。
北斗それも——主なき神の目!
楓原万葉拙者が提供したのでござる。もし武闘会の優勝者がこの神の目をもう一度呼び覚ますことができたなら、それはその者に授けよう。
パイモンそんなものがあるのか!?
(旅人) どうして主がいないの?
楓原万葉所持者が亡くなると神の目は光を失うが、それでも抜け殻は消えぬ。
楓原万葉その抜け殻で何ができるのかはまだ分からぬが、実体が残っている以上、受け継ぐことができるのではないかと拙者は踏んでおる。
北斗ああ、アタシからすりゃ、神の目は神に認められたことを象徴する旗だ。それを輝かすことができるのは、強者の中の強者に決まってる。
北斗その強者を見つけるため、そして神の目に再び光を灯すため、「南十字武闘会」を開催するんだ。
北斗神の目を持ってないのなら、これが絶好の機会だろう。自分の神の目を手にするといい。
(旅人) 正直興味ない。
必要ない。
パイモンそうだぞ、武闘会よりも、稲妻に行く方法が知りたいんだ!
楓原万葉稲妻、あそこに…行きたいのでござるか…
北斗なんだ、そういうことは早く言え。稲妻に行く程度、どうってことない!
北斗もしあんたが勝ったら、賞品を神の目から稲妻行き「死兆星」号の乗船券に変えてやってもいい。自分で選べ。
(旅人) そんなあっさり!?
パイモンこいつを武闘会に参加させたいだけだろ!
北斗はははっ、もちろんさ。強者が多ければ多いほど、武闘会も派手なものになる。だからアタシは、あんたにどうしても参加してほしいのさ。
パイモンどうする、(旅人)?稲妻に行くために参加するか?
(旅人) 自信はある。
やってみよう。
北斗よし、じゃあ会場に行って申し込んできな!武闘会の会場は孤雲閣にある、アタシもあとから万葉と一緒に行く。
楓原万葉さすれば、あとは結果を待つだけであるな。うむ、悪くないでござる。

NPC会話

楓原万葉

楓原万葉

楓原万葉武闘会、稲妻で流行していた決闘を思い出す…
楓原万葉ただ、「寸止め」では体の奥に潜んでいる力までは発揮できぬが。
北斗

北斗

北斗早く行くといい。場所は孤雲閣だ。
北斗もう会場の配置は済んでるから、一目で分かるだろう。
北斗と相談した結果、「南十字武闘会」で優勝すると、稲妻へ送ってくれると約束された。
会場に行って様子を見てみよう。
  • 対話の順番は任意

晋優

晋優そこの若いの、見たところ君もこの「南十字武闘会」に参加しに来たのかな?
晋優つまり、僕の競争相手がまた一人増えたというわけだ。
パイモンおまえも優勝を狙ってるのか?
晋優そうだ、参加するなら、目標は優勝しかないだろう?
晋優それに、神の目は僕にとって唯一足りないもの、そして一番重要なものでもある。
(旅人) 冒険者になりたいの?
英雄になりたいの?
晋優いやいや、別に具体的に何かしようとは思ってないさ。ただ「完璧な人」になりたいだけなんだ。
晋優少し自慢になってしまうけど、僕の人生はこれまでなんの挫折もない順調なものだった。
晋優どんな試験にも落ちたことがないし、商売をすればかなりの儲けを得た。社交的な場でも、もちろん十分すぎるほどの出会いがあった…
晋優みんなの目には、僕は完璧な人間として映っているだろう。だが僕はそれで満足はしない。だって、完璧な存在になるにはあと一つ足りていないのだから。
晋優そう——神の目さ。
パイモンこんなに自信満々なやつも珍しいな…
(旅人) 武道の心得はあるの?
何か実績は持ってるの?
晋優そんなのは重要じゃない、僕は「南十字」船隊にも知り合いがいるんだ。彼も僕が凄い人だと知ってるから、今回特別に参加資格を用意してくれた。
晋優それに大勢の人に応援を頼んでいてね、みんな仲のいいご近所さんなんだ。
晋優もちろん、僕も何日かかけて武道を学んだよ。僕の才能なら、こんな武闘会なんか適当にやっても優勝できるさ。
それはどうかな
(旅人) それはどうかな
晋優ふん、生意気な口だな。勝負の場で試してみれば分かるさ。
(私)もそう思う
(旅人)(私)もそう思う
晋優はははっ、君も僕の特別さに気づいたようだね。でも、あまり魅了されないでくれよ。
晋優よし、僕は試合前の準備をしてくるよ。僕の登場を楽しみに待ってておくれ。

柴毅・良子

パイモンこんにちは、おまえたちも「南十字武闘会」の参加者か?
柴毅ああ、武芸を極めるためには、実戦で経験を積む必要があるとーー師匠からそう教わってな。
柴毅しかし俺たちにとって、修行以外にもあの主なき神の目を手に入れることも重要な目的の一つだ。
良子はい、神の目があれば、私たちは師匠の弟子の中でも一番のお気に入りになれるはずです。
パイモンその師匠って凄そうだな、有名な人なのか?
柴毅ああ、あのお方は「霊山派」創始者で非凡な実力の持ち主。俺とこの弟弟子もその一派の者だ。
(旅人) 「霊山派」、うーん…
聞いたことない。
柴毅それもそのはず。まだ創設して間もない流派だからな。まだ師匠の名声ほど高くはないんだ。
柴毅あの人は武術の達人で、数々の技を生み出した。聞くところによると、十何流派が影響を受けているらしい。
柴毅彼が「霊山派」で伝授しているのは、「化勁」と呼ばれる功夫だ。
パイモンかけい?
柴毅気功の一種で、身をまとう「気」を用いることで少しも動くことなく相手の攻撃を防ぐことができる。
柴毅例えば俺の師匠は、相手の拳を容易く逸らすことができたり、投げられた石の軌道を変えたりできる。
良子過去に師匠に挑んだ人は、手を触れずに吹き飛ばされたことがあるらしいです!
(旅人) そんなことあり得るの?
柴毅確かに本当のことだ。ただ習得するのは非常に困難でな。俺たちみたいに長く修行をしていても習得できたのはほんの一部、まだ上手く扱えない。
良子はぁ、きっと私たちには素質が足りないから、習得に時間がかかっているんでしょう。このままでは学費が払えなくなります…
パイモン学費がいるのか!?
良子もちろんです。師匠は武術の達人で、毎日忙しくされている身。そんな方から直々に教わるのですから、誠意を表すのは当然ですよね?
柴毅ただ、師匠の指導を受けているにもかかわらず、いつまで経っても進歩しないから、師匠の顔色もだんだんと変わってきた。
柴毅しかもその後、古華派に神の目を持つ者が加わり、流派に大きな進展があったと聞く。
良子ですので、私たちも神の目を手を入れたら、師匠の機嫌がよくなるのではと思いまして。
(旅人) 神の目は武道に役には立たないかも。
たぶん君たちのせいじゃない…
柴毅大丈夫、それに考えられる手は全部試してみるべきだ。待ってるだけじゃ、何も変えられない。
良子そうですね。もし成功すれば、「霊山派」の名が歴史に残ることになります。
良子そうすれば、周りから一目置かれるでしょう。璃月一の流派になるのも夢ではありません。
(旅人) が、がんばって…
気が済むまでやってみるといいよ…
柴毅ああ、闘技場で勝負をつけよう。

NPC会話

柴毅・良子

柴毅・良子

柴毅もし本当に勝ったら、俺たちも流派を開いて弟子を集められるんじゃないか?
良子そんなこと言ったらダメですよ。もし師匠に聞かれでもしたら…!

雲おじ

パイモンこんにちは、「南十字武闘会」に参加しに来たのか?
雲おじそうだが、君たちも申し込んだのか?
(旅人) まだ。
とりあえず状況を確かめたくて。
雲おじだったら、まず武闘会の決まりを見てくるといい。「南十字武闘会」は参加者全員が参加できるわけではないからな。
雲おじ武闘会は拳法や武器を使って勝負する。実力がない人が参加しても、最終的に怪我を負うだけだ。
雲おじ誰もそんなことは望んでない、そうだろ?
パイモンおう、それならもう聞いたぞ。でも、そっちは一体どんな実績の持ち主なんだ?
雲おじはははっ、俺か。以前「チ虎岩自由博撃大会」で準優勝したんだ。
(旅人) チ虎岩…
自由博撃…
パイモンなんか、あまり一般的なやつじゃなさそうだな。
雲おじそんな!聞いたことないのか?よくやってる大会で、俺が参加した時なんか、何十人も参加者がいたんだぞ?
雲おじ大会の実績以外にも、千岩軍の代わりに宝盗団を捕まえたことがある。悪さをする二人の悪党を取っ捕まえたんだ。
雲おじふん、夜中に俺のところに盗みに来るなんて、とんだ怖いもの知らずだったぜ。
雲おじあの時のことはよく覚えてる。俺の左拳が痩せた方の顔面に炸裂して、そいつがよろけて後ろに下がると、今度は隣の太った方が刀を出してきやがったんだ!
雲おじだが俺も一歩も退かず、回し蹴りで刀を天井まで弾き飛ばしてやった!
(旅人) そ、それはすごい…
そ、それは危ない…
雲おじはははっ、たしかに。でも素手で二人の敵を相手にしても、俺はまったく怯まなかったぜ。
雲おじ結構重い傷を負ったものの、二人を捕まえて千岩軍に引き渡した。それで表彰もされた!
パイモンまぁ、オイラたちからすれば、宝盗団を同時に四、五人相手するなんて、日常茶飯事だけど…
(旅人) 教えてくれてありがとう。
パイモンよし、じゃあもう少し周りをみてみようぜ。
雲おじ闘技場で会おう、若いヤツに負けないぞ!

NPC会話

雲おじ

雲おじ

雲おじ闘技場で会おう、少年(少女‍)よ!
雲おじ機会があれば、俺の自慢の足技を披露してやろう!

三人との会話後

パイモンなんかみんな、自信満々だったり、騙されてたり、実力が普通だったりで…
パイモンうぅ…おまえの方がすごいってことを大声で言ってやりたいぞ
パイモンよし、じゃあ武闘会に申し込みに行こう!
珠函「軽策荘腕相撲優勝」、この実績は…まぁ、よしとしましょう…
珠函次の方どうぞ、まずはお前を教えてください。
(旅人) (旅人)だ。
珠函(旅人)?まさか、あなたが…!?
参加者(旅人)?うそでしょ?
参加者本当にうわさの?
参加者えっ?あの人、神の目を持ってなかったの?この武闘会に参加するなんて!
珠函その…確認ですが、あなたは璃月港のために魔神を退けた旅人さんですよね?
(旅人) うん。
参加者やっぱり彼(彼女)が!?
参加者「送仙儀式」で刻晴様と話をしてた人だ!
参加者ちょっと、彼(彼女)からサインをもらえないかしら?
珠函この武闘会は、神の目を持たない者のみ参加できることは御存知ですよね?
(旅人) 神の目は持ってない。
珠函本当ですか?うわさでは、あなたの戦闘力は並外れており、何度も危険な状況をくぐり抜けてきたと聞きます。魔神もファデュイも、あなたの敵はないようですが。
パイモンでも本当に神の目は持ってないぞ、なんなら持ち物検査をしてみてもいいぜ。
珠函すみません、失礼しました。大英雄様が嘘をつくことはないと信じています。では、あなたの持つ実績を述べていただけますか?
珠函形式的なものです。述べていただけると、私も登録するのに便利ですので…
珠函魔神オセルを討伐したことは知っています。他にはありますか?
ファデュイの執行官を撃退した。
(旅人) ファデュイの執行官を撃退した。
パイモン風魔龍トワリンとも戦ったことがあるぞ。
トワリンを救った。
(旅人) トワリンを救った。
パイモンファデュイの執行官の「公子」とも戦ったことがあるぞ。
西風騎士団の栄誉騎士。
(旅人) 西風騎士団の栄誉騎士。
パイモンそれに、風魔龍トワリン、ファトゥスの「公子」とも戦ったことがあるぞ。
参加者なっ!
参加者優勝は彼(彼女)に違いない。
参加者今から参加を辞退しても間に合うかしら…
珠函分かりました…それで十分です。こんなに立派な実績は今までみたことがありません…
珠函はい、登録が完了しました。これから賞品の説明をいたします。
珠函大英雄様がこの武闘会に参加するのですから、目的はきっと優勝して、この神の目を手に入れることでしょう。
パイモンそのために来たんじゃないぞ。優勝したら稲妻に連れてってくれるって、北斗が約束してくれたんだ。
参加者他に賞品が?そんなの聞いてないぞ!
参加者たぶん北斗さんがその条件を出したから、大英雄様も参加する気になったんだろう。
参加者でも大英雄様、稲妻みたいな危険な所に行く気なの…
珠函な、なるほど。北斗姉様と事前に条件を話し終えていたのですね。
みんな少し誤解してるね。
(旅人) みんな少し誤解してるね。
珠函誰もあなたが参加するとは思いませんでしたので、私ですら驚いています…
神の目に興味がないだけ。
(旅人) 神の目に興味がないだけ。
珠函さすがは大英雄様、自分の考えを持っていらっしゃいますね。
珠函とにかく、予選はもうすぐ始まります。対策などを立てるのでしたら、準備をしておくと良いかもしれません。
パイモンそうだ、この武闘会って神の目を持ってる人は参加できないんだったよな。
パイモンおまえは神の目を持ってないけど、テイワットでは神の目を持つ人だけが元素力を使えるっていう認識なんだ。
パイモンだから誤解されないように、試合の時は元素力は使わないでおこうぜ。
パイモンそれにこの程度の相手なら、元素力を使わなくても楽勝だろ。
(旅人) わかった。
パイモンじゃあ、行こう!期待してるぞ!
珠函その自信に満ちた表情、今から試合を始めてもよろしいということでしょうか?
準備できた。
(旅人) 準備できた。
珠函では、私と共に会場へ。
ちょっと待って。
(旅人) ちょっと待って。
珠函はい、急ぐ必要はありません。万全の準備を。
参加者の状況を知ると、楽な勝負だと確信する。しかし、勝負の結果は稲妻へのチケット獲得に関わるため、油断は禁物。
戦闘晋優
「完璧に近い者」
北斗大注目の優勝候補、(旅人)、彼の一試合目がいま始まるぜ!
晋優き、君…大英雄だったのか!?
晋優こんなの、どうやって勝てというんだ!

戦闘後

旅行日誌予想通り、晋優は容易に倒された…
パイモンなんか一般人よりも弱かったな。あの自信はどこから来てたんだろう…
パイモンとりあえず勝ったから、北斗のところに行こう。なにか話したいことがあるみたいだぞ。
北斗はははっ、さすがはアタシが見込んだ強者だ!
北斗あんたも見ただろ、万葉!まったく無駄な動きをせず、迷いなく勝負をつけた彼(彼女)の姿を!
楓原万葉そうであるな。しかし、相手を傷つけぬよう、少し手加減をしていたようにも見えたでござる。
北斗今まで色んな戦いを経験してきたアタシだが、この一試合を見ただけでこいつの強さがはっきりと分かったぜ。
北斗だから、褒め言葉をケチる必要なんてないんだぞ?
楓原万葉うむ、褒めるとするなら、そうであるな…
楓原万葉「悪くない勝負であった」。
北斗はぁ、まぁいい。あんたに詩を読んでもらって場の雰囲気を盛り上げようと思ったが、無理強いだったみたいだな。
北斗実はさっき、参加者が大勢アタシのところに来てな、璃月の大英雄が武闘会に参加するなんて思わなかったって驚いてたぞ。
北斗それから、参加を申し込む人が一気に増えた。中には武道を極めたヤツもいる。みんなあんたと勝負したいと思ってるみたいだぜ。
(旅人) 自分にそんな宣伝効果があったとは…
別に気にしない。
北斗ははっ、だからあんたには優勝候補に相応しい待遇を与えると決めた!
北斗一般選手との勝負で体力を消費してほしくないし、それにあんたももっと熱い対決を期待してるだろ?
北斗だから、あんたには直接準決勝に進出してもらうことにした!
パイモンええっ?さっきのはまだ予選だろ。直接準決勝だなんて、適当すぎじゃないか?
楓原万葉これが姉君の性格でござる。止められんよ。
楓原万葉それに実際の実力でも、この大英雄は準決勝まで進むと拙者は思う。
パイモンそれはそうだけど…
北斗じゃあまずは、他の試合を観戦しよう。誰があんたへの挑戦権を手にするか見てみようじゃないか?
長い待ち時間の後、ついに準決勝の対戦相手が決定した。
北斗ついに、ついに来たぞ!本日の大目玉!
楓原万葉ははっ、どうやら姉君はこの勝負に大いに期待しているようだ。これほどまでに興奮した姿は久しぶりに見たでござる。
楓原万葉お主の対戦相手は数々の試練を突破し、準決勝まで進んだ百戦錬磨の強者。
楓原万葉実力ではお主に及ばぬかもしれぬが、油断は禁物でこざる。
(旅人) もちろん。
参加した目的を忘れていない。
楓原万葉では、お主があの嵐を突破する準備ができているかどうか、しかと拝見させてもらうでござる。
北斗おしゃべりはその辺にしときな、観客も待ちきれないみたいだぜ。申し込みをした時の船員のところに行ってこい、彼女が会場まで案内してくれる。
珠函あなたの準決勝の相手、名はそこまで知れ渡っていませんが、本武闘会の台風の目となる選手でしょう。
珠函大英雄様の実力を疑ってはいませんが、万全の準備をした方がいいのは確かです。
パイモンこのレベルの対決なら、こいつはきっと負けないぞ。
準備できた。
(旅人) 準備できた。
珠函はい、では入場いたしましょう。
ちょっと緊張してきた。
(旅人) ちょっと緊張してきた。
珠函大丈夫です、深呼吸してください。
戦闘晋優
「完璧に近い者」
旅行日誌前に立ち塞がったのは意外と手強い相手、本気を出さないと…
北斗やっと来たぜ、大注目の準決勝だ!
北斗璃月の英雄と本大会の台風の目、勝つのは一体どっちだ?
戎世賞品に…興味はない…
戎世お前が強ければ、それだけで十分。
戎世汗がたくさん出た、悪くない。
戎世認めよう、お前の方が強い。まだまだ鍛錬が必要だ。
(旅人) そっちこそ凄いよ。
優勝する実力はある。
パイモンそうだな、さっきは危なかったぜ…
パイモンもしおまえが神の目を持ってたら、きっともっと凄かっただろうな。
戎世小さい頃、神の目が欲しかった。それを手にすれば、強くなれると聞いてな。
戎世だが、手に入らなかった。
戎世それからは、興味もなくなった。神の目よりも筋肉の方が使える。
戎世神の目を持つ者にも勝ったことがある。あの力は神が与えたもの、羨ましくはない。
パイモンえっ?あの主なき神の目のために来たんじゃないのか?
戎世いや、ただ勝負がしたかっただけだ。誰が強いか、試しにな。
戎世敗北のみが、力の差を悟らせ、成長させる。だから嬉しいのだ、稀に味わえる敗北が。
パイモンこれこそ、本当に実力のある人が言うことだな。
戎世機会があれば、また勝負しよう。俺ももっと強くなる。
(旅人) こっちもね。
パイモンそうだ、決勝に進んだ人を知ってるか?おまえより強いのか?
戎世俺より強いかどうかは分からない。ただ、とてつもなく「速い」と聞いた。
戎世油断はするな。

会話後

パイモンおい…行っちゃった…
パイモン決勝戦の相手について聞き込みに行こうぜ?全力を出さないとまずいかもしれないぞ。
  • 対話の順番は任意
  • 片方との対話後、任務目標は「引き続き決勝相手の情報を聞く」になる

雲おじ

雲おじ君か。はははっ、勝負は見させてもらったよ、見事だった!
雲おじ俺は三回戦で終わったよ。はぁ、惜しかったな。せめてもう一戦くらいできたら…
パイモン決勝戦は誰が進んだか知ってるか?
雲おじ俺を負かした人だよ。凄かったぜ。とてつもなく俊敏で、人の隙を突くのが上手かった。
雲おじ少し隙を見せただけで、次の瞬間地面に倒されてたよ。
雲おじ俺の体格は力比べなら負けないんだが、俊敏さとなるとどうにもならない…
雲おじでもまあ、そいつが相手でもお前には勝てないと思うがな。ははは!

良子

パイモンあれ、おまえの兄弟子は?
良子化勁で拳を防ごうとしたら、鼻に直接当たってしまい、大量出血してしまいました。
良子相手の選手も慌てて、どうして避けなかったのか聞いてきたのですが、もうすでに返事ができる状態ではなく…
良子避けなかったのは…それが「霊山派」だとしか…ただまだ習得しきれていないだけで…
(旅人) 君の勝負は?
良子怪我を負った兄弟子を帰港する船に乗せて戻ってきた時には、私の出番はすでに終わっていました…
良子このことは私も師匠に言えません、きっとお怒りになられるでしょう…
良子すみません、あなたたちに愚痴を漏らしてもしょうがないですね。私も今は混乱しておりますので、何かお聞きになられても、お答えできないかも知れません…
パイモンそっか…兄弟子が早くよくなるといいな。おまえも元気出せよ!
良子はい、ありがとうございます…

会話後

パイモンなんか…役に立つ情報はなかったな…
パイモン北斗に聞いてみよう。なにか知ってるかもしれない。

NPC会話

雲おじ

雲おじ

雲おじ緊張するな、誰であろうと、お前に敵うヤツなんていないさ!
良子

良子

良子はぁ、もう終わりましたし、私もあとで璃月港へ戻ります。
楓原万葉実にお見事、天晴であった。
楓原万葉相手の動きに慣れるのに少々手こずり、苦戦を強いられていたでござるな。
楓原万葉しかし迅速に態勢を立て直し、勝利を勝ち取った。これこそが最も称賛に値するでござる。
(旅人) よく見てる。
すごい洞察力だ。
楓原万葉実は、耳で聞いたのでござるよ、砂と呼吸の音を。しかし、この程度は造作もないこと、姉君にも分かっていたでござろう。
北斗はははっ、たしかにな。ただアタシは経験に頼ってるだけだが。
北斗あんたにとって、この武闘会は新鮮で良い体験になってるんじゃないか?
(旅人) 確かに。
やっと終わる…
パイモンちょっと聞きたいんだけど、決勝の相手ってどんなやつなんだ?準決勝の人より強いのか?
北斗そうでもない。ただ決勝に進出したヤツは「強い」というよりも、突出した能力を持っている。
北斗彼は「速い」。身のこなしに長けている。それに一目で分かるほど豊富な実戦経験を持っている。
北斗どうした?決勝戦で不意を突かれないかが心配か?
(旅人) 慎重に越したことはない。
稲妻に行くのはとても重要なこと。
楓原万葉であれば、拙者から一つ助言を授けよう。共に静かな場所に来てくれぬか。
楓原万葉まだ話してなかったと思うが、実は稲妻にいた頃、拙者は浪人であった。
パイモンおう、それは服装を見て分かってたけど…話してる感じは、刀を使うような人には見えないよな…
楓原万葉学問を得れば本を知り、武道を得れば刀を知る。長い道のりの中で、芸を一つ増やすのは悪いことではないであろう?
楓原万葉武芸に優れているとは決して言えぬが、大陸中の様々な達人を見てきたでござる。お主の相手が得意とする技術についても、少々心得ている。
楓原万葉お主の才覚であれば、拙者からの少しの助言でその技を打破するすべを思いつくであろう。
北斗おいおい、それはちょっと反則じゃないか?
楓原万葉情報収集も決闘の一部、問題はないと思うが。
楓原万葉(彼女)らはモンドから数々の修羅場を経験してきた。それらをくぐり抜けられたのは、気力によるだけのものでもあるまい。
パイモンそうだそうだ!
パイモンって、えっ?オイラたち、モンドにいたこと言ってなかったよな!?
楓原万葉ははっ、その場所へ行けば、自然の中に足跡を残す。そして自然はお主らに特別な匂いをもたらすのでござる。
楓原万葉しかし、その匂いはあくまでも拙者に助言を与えるのみ、本質に触れることはできぬ。拙者もまだまだ気になることがたくさんあるのでござるよ。
楓原万葉拙者と共に行かぬか、試合後の余興として。
準決勝で戎世の実力を拝見した後、決勝に向けて準備を整えることにした。北斗と万葉と話した後、あなたの力になりたい万葉は、あなたを孤雲閣の他の場所に連れていった。

NPC会話

北斗

北斗

北斗あんたが来てから、万葉はめっきりあんたのことを気にかけてるな。
北斗何か聞きたいことがあるなら、この機会に聞いてみるといい。
楓原万葉辺りに人影はない、単刀直入に聞くでござるよ——
楓原万葉お主は元素力を巧みに扱える、それも一種類のみにあらず、そうであるな?
(旅人) やっぱりそこのことか。
どうりで会場では言えなかったわけだ。
パイモンなんか最初に会ったときから、会話の中に意味深な感じを含ませてたよな。とっくに気づいてたのか。
楓原万葉ああ、会場で聞かなかったのは、お主が元素力を扱えることを他の参加者が聞き、いらぬ誤解を招かぬようにするためであった。
楓原万葉勝負で不利な場面に陥ろうと元素力を使わなかったのは、拙者と同じようにそう考えていたからであろう。
(旅人) どうして分かったの?
楓原万葉ははっ、拙者が言っていた「見た」や「聞いた」は詩的な表現をしていたわけではなく、事実なのでござるよ。
楓原万葉拙者は幼少の頃より大自然から得られる情報を理解することができた。風の息する音や、木の葉のささやきを聞けたのでござる…
楓原万葉お主からは似たものが聞こえた、それだけでござるよ。
パイモン信じられない話だけど、うそをついてるようには見えないな。
楓原万葉お主らと比べれば、拙者のこれは取るに足らぬもの。
楓原万葉神の目に頼らず、複数の元素力を扱える人間など…
楓原万葉それにどこから来たのかも分からぬ、至極複雑な匂いのした神秘的な生物も…
パイモン「匂い」でオイラを判断するんじゃない!
楓原万葉その複数の元素力を如何にして手に入れたのか、拙者に聞かせてはくれぬか?
(旅人)(私)にも分からない。
ただ七天神像に触れただけ。
楓原万葉ふむ…理解しがたい…
楓原万葉では、お主は如何にして元素力を応用し、実戦で使用しているのでござるか?
(旅人) 全部パイモンの知識のおかげ。
全部パイモンがいるおかげ。
パイモンへへっ、それほどでもないぜ。オイラはただ自分が思ったことをこいつに教えてやってるだけだ。
パイモン長い旅を経て、様々な経験をした。それらを振り返り、色んなことに気づく。こいつは、そうやって自然と元素の使い方を会得したんだ…
パイモン正直、オイラも原理まではわからない。
楓原万葉もしかすればその不可解こそ、神と神の目の本質であるのかもしれぬな。
楓原万葉だが、やはり拙者はこの目で見てみたいでござる。お主が如何にして元素力を使うのか、それを実際に見れば拙者も何か気づけるかもしれぬ。
楓原万葉拙者が持っている情報も共有しよう、さすれば平等な情報交換となるであろう。
(旅人) いいよ。
やっと普通に戦える。
楓原万葉では、そこの舞台を利用して行うでござるよ。

NPC会話

楓原万葉

楓原万葉

楓原万葉神の目を使わずして元素力を…ということは…
楓原万葉気にするな、独り言でござる。お主の挑戦はきちんと横で見ておる。
楓原万葉ふむ、お主の戦闘力は実に申し分のないものであった。たとえ決勝戦の相手が素早くとも、お主の隙を突くことはできまい。
楓原万葉決勝戦に進出した人物は、呼吸の調整と体幹の維持を得意とし、常人離れした動きを行う。
楓原万葉そやつの勝利は、そのほとんどが視角外からの「奇襲」によるものであった。
楓原万葉言い換えれば、隙を突かれぬよう気をつければ、そやつの攻撃におびやかされる心配もないであろう。
(旅人) ありがとう、油断はしない。
楓原万葉礼には及ばぬ。常軌を逸した元素力の技を見ることができた。礼を言うのは拙者の方でござるよ。
楓原万葉やはり、この世は摩訶不思議。常に未知なるものが現れる。
パイモンなんだかおまえって、神の目に対してすごい執着してるよな…でも、おまえはもう持ってるんだろ?元素力とか神の目について、そこまで調べる必要はないんじゃないか?
楓原万葉拙者が知りたいのは、神の目が神にとって何を意味するのかということ。
楓原万葉何をもって神は、神の目を人に授けるのか?
楓原万葉すまぬ、お主らにとっては訳の分からぬ話であったな。
楓原万葉不思議な力を見せてくれた礼に、稲妻について聞きたいことがあれば拙者が答えよう。
(旅人) その「訳の分からない」事が知りたい。
楓原万葉それが気になったのでござるか。あははっ、ではもう少し詳細に語ろう。
楓原万葉いま稲妻では「目狩り令」が行われている、それはお主らも知っておるな。
楓原万葉神の目とは神からの恩恵でござる。人々がその贈り物を受け取った後、またそれを回収するということは時に死を招く結果にもなり得る。
楓原万葉もしも七神が自らの意志により神の目を人々に授けたのであれば、今の雷神はそれについて疑問を抱いているということになるのではないか?
楓原万葉もう長いこと、新たに雷元素の神の目を持つ者は現れておらぬ。おそらくそこには、雷電将軍の意思が反映されているのであろう。
パイモンなんか話を聞いた感じ…強引的な神だな…
楓原万葉拙者が知る限り、彼女は「永遠」を追求する神であり、自らの考えを冷酷に貫く。
楓原万葉璃月の「契約」が璃月を生きる者のためにあるというのなら、今の稲妻が求める「永遠」は、いったい人々に何をもたらすというのであろう?
楓原万葉——少なくとも、鎖に縛られた稲妻の民たちは、よい生活を送ってはおらぬ。
パイモンなんか、おまえが最初に会った神がやりそうなことだな。
楓原万葉おや?前に雷神を見たことが?
(旅人) 同じかはまだ分からないけど。
会ったとしても凄く昔のこと。
楓原万葉時により左右されるのは将軍様ではなく、拙者たちのみ。
楓原万葉もし彼女を探したいのであれば、彼女はその場所に居続けているであろう。
楓原万葉いつの日か必ず、彼女から「永遠」についての答えを得るつもりでござるよ。
楓原万葉さあ、そろそろ時間であるな。決勝戦が始まるでござるよ。
パイモンそうだな。稲妻のことばかり話してて、試合のことを忘れてたぜ。
楓原万葉他にやる事がないのであれば、共に戻ろう。
わかった。
(旅人) わかった。
楓原万葉うむ、では参ろう。神の目を誰が手にするか見ものでござるな。
あとから一人で帰るよ。
(旅人) あとから一人で帰るよ。
楓原万葉それもよかろう。だが試合の時間に遅れぬよう気をつけるでござるよ。
まもなく「南十字武闘会」の決勝戦、相手も待ち構えている。優勝まであと一歩だ。

NPC会話

楓原万葉

楓原万葉

楓原万葉お主の出番でござるな、御武運を。
楓原万葉試合の結果が楽しみでござる。
雲おじ

雲おじ

雲おじ今日、かなりの試合を見て、上には上がいるということを知った…
雲おじとにかく、決勝戦頑張れよ!応援してるぜ。
栄江

栄江

栄江頑張れ大英雄!優勝はあんたに間違いない!
小德

小德

|小德|決勝の相手は実力者だ、油断するなよ。

辛秀

辛秀

辛秀大英雄様の璃月での逸話が、また一つ増えそうですね。
辛秀まさか私がそれを見届けられるとは…
珠函

珠函

珠函では入場してください、北斗姉様がお待ちしております。
北斗ふむ…まだか…
北斗まあいい、まずはあんたの入場から始めよう。
北斗全員静粛に。注目の大一番の始まりだ!
北斗刺激的で緊張感あふれる「南十字武闘会」も、いよいよ決勝戦。
北斗数多の劇的な試合の末、ついに二人の選手がこの舞台に辿り着いた。
北斗まず紹介するのはこちらの選手。会ったことはなくとも、その名は聞いたことがあるだろう。
北斗そう、彼(彼女)こそは、魔神オセルをも恐れさせ、ファデュイ執行官でさえ震え上がらせた、璃月に現れし異郷の英雄!(旅人)
参加者おぉおおおおおっ——!
参加者待ってました!
北斗準決勝ですでに彼(彼女)の素晴らしい戦いをみなも目にしたことだろう。
北斗本日の決勝戦は、その時をさらに上回るものとなるに違いない!
北斗そして、もう一人の選手は…あぁ…まだ会場には来てないようだ。
北斗まったく、いったい何をやってんだ。決勝戦だし、他の試合みたいに棄権扱いにするわけにも…
北斗すまないが、みんなもう少し待っててくれないか!
(旅人) 時間を間違えた?
怖気づいちゃった?
北斗何はともあれ、会場に来てないのなら、この決勝戦は延期するしか…
楓原万葉待ってくれ、何やら妙でござる。
楓原万葉姉君、賞品を確認しに参ろう。神の目が入った箱を。
楓原万葉(旅人)、お主もついてきてくれ。
北斗どれどれ…
北斗ちっ…神の目がなくなってる。
パイモン盗まれたのか?でもこんな真っ昼間から、いったい誰がそんなことを?
北斗そもそも、いつ盗まれたのかもわからねぇ…
北斗まさか、どこぞの誰かにこのアタシが隙を突かれるとはな。
楓原万葉急ぐ必要はない。どのような手段であろうと、自然の目は誤魔化せぬ。
楓原万葉ふむ…どうやら盗まれたのは今しがたのこと、まだ遠くへは行っておらぬようだ。
楓原万葉神の目は拙者が差し出した賞品、監視を疎かにし盗まれたのは拙者の責任だ。故に拙者が責任をもって取り戻すでござる。
北斗分かった、そこまで言うなら、この件は万葉に任せる…
北斗アタシはここに残って、武闘会を見に来た人たちに説明してこよう。
楓原万葉うむ、(旅人)、お主も共に来てくれぬか。
(旅人) しょうがない。
まだ相手も来てないしいいよ。
パイモンでも、ここって島だぞ。追うって言っても、どこをどう追えばいいんだ?
楓原万葉拙者と共に来てくれ。もうじき「風」が吹くでござるよ。
決勝相手がなかなか来ない中、賞品である主なき神の目も盗まれた。手がかりに気づいた万葉は、あなたと共に神の目のを奪還するつもりだ。

NPC会話

北斗

北斗

北斗アタシは残ってみんなに状況を説明する。神の目のことはあんたたちに任せた。
北斗みんな決勝戦を楽しみにしてたんだ、失望させて帰らせるわけにはいかない。
珠函

珠函

珠函私のせいです…賞品のことをしっかり確認してませんでした…
珠函北斗姉様は私のせいではないと言ってくれましたが、私は自分が許せません…
栄江・辛秀

栄江・辛秀

栄江賞品が盗まれたらしい。決勝戦も延期になるって…まじかよ…
辛秀「南十字」船隊の物を盗むなんて、とんだ怖いもの知らずですね。
雲おじ

雲おじ

雲おじ神の目が盗まれた?こんな真っ昼間に、うそだろ?
小德

小德

小德せっかくワクワクしてたのになんでこうなるんだ…はぁ…
パイモンふ、風域!?
楓原万葉ちょうどよい風が吹いている、今が絶好の機会。
楓原万葉風に乗ってゆこう、そのまま次の手がかりを探すでござるよ。
パイモンそういえば、どうして賞品のことを確認しようと思ったんだ?
楓原万葉盗む音が聞こえたのでござるよ。
パイモンじゃあ、どうして止めなかったんだよ!?
楓原万葉じきに分かるでござる。
楓原万葉風が拙者たちを前へ導いてる、盗っ人は向こう岸に着いたようでござるな。
パイモンまた「聞こえた」のか?一体どんな音なんだよ!
楓原万葉うむ…
楓原万葉「すさまじく得意気」であった。
楓原万葉この方角で間違いない、拙者についてきてくれ。
楓原万葉道中、待ち伏せを受けるかもしれぬが、お主なら容易く対処できるであろう。
宝盗団野郎ども追手だ。かかれ!
楓原万葉宝盗団…どうやら拙者の予想と大差なかったでござるな。
楓原万葉道は開けてもらうぞ!
この俺よりも足が速いとはな。
逃げるためせっかく船を用意したのに、まさか追いつかれるなんて思わなかったぜ。
楓原万葉どれほど船が速かろうと、風の速度には追いつけまい。
風?何を言ってやがるんだ…くそっ、分かったぞ。お前、神の目の持ち主だな!
ちくしょう…俺にも神の目があれば…この神の目を光らすことさえできれば、お前らなんかに追いつかれないのに!
楓原万葉神の目とは関係ない。お主は「群衆」から姿を消すのが得意かもしれぬが、「自然」の目から逃れるすべを知らなかったようでござる。
楓原万葉それに、逃走経路の選択にも隙が多い。また拙者が風を頼りに追うさなか、お主の得意気な高笑いが聞こえてきた…
楓原万葉言い換えれば、盗みの達人が持つべき3つの信条、「迅速」、「隠蔽」、「優雅」。お主はそれを何一つできておらんかったということでござる。
お、お前…
楓原万葉だがそれ以外に、拙者を一番失望させたのはその手にある神の目の状態…
楓原万葉——やはり、それはどのような「願望」にも反応するわけではないようだ。
分かった分かった!今回は俺の負けだ!
この神の目はずっと狙ってたものなんだ。今回の武闘会の参加者が、全員まともな流派すら持たないヤツらと聞いて申し込んだ。せっかく順調に決勝まで進めたっていうのに…
パイモンおまえが決勝戦の相手だったのか。
俺の実力なら優勝は間違いないと思ったんだ!それなのに、突然お前らが現れて!
準決勝を見た瞬間分かったよ、俺に勝ち目はないって。でもここまで来たのに神の目を諦めるわけにいかないだろ!
正当な方法がダメなら…みなの注目が北斗とお前に集まってる間に、過去に手を染めていた本業のやり方でと…
あれほど準備したのに、結局お前たちに追いつかれた。
もう逃げ場はないから大人しくして。
(旅人) もう逃げ場はないから大人しくして。
くそっ、でも…やっぱり悔しい…
賞品は返して。
(旅人) 賞品は返して。
でも、せっかく手に入れたんだ…
言うことを聞けば何もしない。
(旅人) 言うことを聞けば何もしない。
ほ、ほんとか?
まだ抵抗するなら、代償は大きくなる。
(旅人) まだ抵抗するなら、代償は大きくなる。
それは脅しか…
賞品は返して。
(旅人) 賞品は返して。
でも、せっかく手に入れたんだ…
言うことを聞けば何もしない。
(旅人) 言うことを聞けば何もしない。
ほ、ほんとか?
(旅人) 賞品を返せば見逃す。
分かった、だが約束は守ってもらうぞ!俺が持ってても光らなかったんだ、俺にとっちゃただのガラクタさ。
楓原万葉そういうわけにはいかぬ。盗みを働いた罪は、海の規則に則り腕を切り落して償ってもらわなければ。
げっ!?うそだろ!?
楓原万葉それに賞品を盗んで決勝戦に参加しなかった。「南十字」船隊の頭領北斗に恥をかかせた。
楓原万葉どうやら、真っ赤に熱した鉄をお主の顔にあて、「盗人」の二文字を刻む必要があるでござるな。
パイモンおいおい、そこまでしなくてもいいんじゃないか?
くそっ、こんな残酷なヤツだったのか!
話し合いがダメなら、やるしかねぇ!
戦闘
スピードで敵を制する
く、くそ…
いやだ…やめてくれ、烙印だけは…!頼む!
楓原万葉生死の狭間に陥り、全力を尽くそうとも神に振り向いてもらえぬか。
楓原万葉神の目を残して立ち去れ。拙者は気が変わった、お主への罰はなしとしよう。
えっ?
楓原万葉どうした、もしかして自ら罰を受けたいと?
楓原万葉拙者は別に構わぬ、そのような武士道に則った覚悟は称賛に値するでござるよ。
いやいやいや、そんなわけないだろ。見逃してくれて感謝する、本当にありがとう!
宝盗団は急いでその場を離れた。
パイモンよく分かんなかったんだけど、脅しただけだったのか?
楓原万葉そのような趣味はない、ただ神の目がまだあやつの手の中にあった故、最後の可能性を試してみたかったのでござる。
楓原万葉人は窮地に陥った時、強大な力を発揮する。それが神の目を照らすきっかけになると思ったのだが。
楓原万葉残念なことに、何も起こらなかったでござるな。
(旅人) つまり、最初からずっとそのために?
楓原万葉そうでござるよ。光の消えた神の目に、もう一度光が灯るのか知りたかったのでござる。
楓原万葉あやつが神の目を盗んだ時から、この「実験」に利用させてもらおうと決めていたでござる。
楓原万葉それに過去にも、幾多の方法を試してきた。
楓原万葉「主なき神の目が再び光を灯す」ことは、伝説でしか聞いたことがない。
楓原万葉だが、お主は複数の元素を同時に操れる。そんなものを目の当たりにすれば、不可能なことなどないと思うものであろう?
楓原万葉さあ、お主も試してみるでござるよ。拙者の思い描く結果になるか確認したい。
(旅人) やってみる。
……
パイモンどうやら、なにも反応はないみたいだな。
楓原万葉なるほど、お主でも無理であったか。
楓原万葉気にするでない、こうなると予想はしていたでござる。これでこの神の目は、引き続き拙者と共にいることになるな。
(旅人) どうしてそんなに執着してるの?
どうしても光らせたいの?
パイモンそうだぞ、この神の目になにか特別な想いでもあるのか?
楓原万葉それについては、ある故人の話をしなくてはならぬ…
楓原万葉彼は拙者の親友であった
楓原万葉あの日彼は拙者に
楓原万葉「無想の一太刀」を聞いたことがあるかと聞いてきた
楓原万葉拙者は当然
楓原万葉その一太刀は「神罰」が下る時のみ見られると答えた
楓原万葉それは雷電将軍が達した武の極み
楓原万葉最強である証
楓原万葉しかし彼は
楓原万葉「その一太刀 手が届かなくもない」
楓原万葉「いつの日か雷霆に相対する者がこの地上に現れる」と言った
楓原万葉その後 「目狩り令」がなんの前触れもなく下された
楓原万葉人々の願望は
楓原万葉「永遠」を構築する瓦となり果てた
楓原万葉そして 拙者が放浪をしていた時
楓原万葉彼が「目狩り令」の執行者に
楓原万葉「御前試合」を申し込んだと聞いた
楓原万葉「御前試合」は厳粛で残酷なもの
楓原万葉敗者は神罰を受け
楓原万葉勝者は転機を勝ち取る
楓原万葉彼は自分こそが立ち上がるべき人間だと思ったのであろう
楓原万葉それに「無想の一太刀」に相対するのが
楓原万葉彼の願いでもあった
楓原万葉しかし拙者が「天守閣」に着いた頃
楓原万葉すでに御前試合は終わっていた
楓原万葉ただ「神罰」が下り
楓原万葉彼の刀が地面へと落ちる音が響いた
楓原万葉それが彼の見たかった光であったのであろう
楓原万葉最後の瞬間
楓原万葉彼はどのような顔をしていたのだろうか
楓原万葉想像する間もなかったでござる
楓原万葉拙者は光が失せゆく神の目を奪いそこから逃げた
楓原万葉拙者に理解できたのは
楓原万葉彼の熱き願いを
楓原万葉氷のように冷たき神像へとはめ込むではないということのみ
旅行日誌万葉は稲妻にいた時の友人を思い出した。「目狩り令」に立ち向かい「御前試合」を申し出た彼だが、最後には惜敗して神の目を失った…


楓原万葉だが拙者がやってきたことは、結局のところなんの意味も成さなかったでござるよ。
楓原万葉浪人の人生には、旅の「意義」や道すがらの花鳥風月以外にも、心に「道」があるのでござる。
パイモン万葉…
楓原万葉ははっ、気まぐれに従ったまででござるよ。
楓原万葉さあ、そろそろ戻るでござる。
うん、戻ろう。
(旅人) うん、戻ろう。
楓原万葉では、もう一度拙者がお主に風の導きを。
もう少し気晴らしをしよう。
(旅人) もう少し気晴らしをしよう。
楓原万葉…拙者の心配はいらぬ。
楓原万葉だが、感謝する。

NPC会話

百聞

百聞

百聞なるほど、確かな証拠もありますね。どうりで凝光様はここの安全性を疑問視されていたわけです。
百聞たとえ北斗さんでも、今回ばかりは罰を受けざるを得ないでしょう。
パイモンあれ?北斗はいないのか?まさか船に乗って帰ったのか?
珠函北斗姉様なら、凝光さんに呼ばれていきました。
珠函今回の「南十字武闘会」の規模が、報告していたものより何倍も大きく、見て見ぬふりできなかったようです。
珠函北斗姉様は「つまらない女だ」と愚痴をこぼしながら璃月港へと戻りました。
楓原万葉あははっ、姉君と凝光殿のいざこざは、いつものことでござるな。
珠函ただ、北斗姉様は優勝者の誕生を見られなかったことをとても残念がっていました。璃月港に戻られる前も、ずっとそのことについて話していましたよ。
楓原万葉実は神の目を盗んだのは、この大英雄が本来決勝戦で戦う相手だったのでござる。
楓原万葉勝算がないと悟り、賞品を盗むという邪念が生まれたようだ。
楓原万葉然らば、この「南十字武闘会」の結果もおのずと決まったも同然。
珠函そ、そうだったのですか!?
珠函では規則に則り、対戦相手は資格を失いましたので、優勝者は大英雄様となります!
パイモンこんな優勝の仕方、思ってもなかったな…
珠函いえいえ、私は「名実伴った結果」だと思います。いま特別に用意した優勝牌をお渡ししますね。
(旅人) じゃあ、稲妻に行けるの?
楓原万葉そうであろうな。姉君は今いないが、あとで伝えておくでござる。姉君は決して約束を違えたりせぬからな。
楓原万葉だが、稲妻へと続く海路は厳しく、雷雨が絶えず降り注ぐ。
楓原万葉果てしなく続く嵐は、雷電将軍が国を封鎖しようとする意志の表れであろう。
パイモン意志で天気まで変えられるのか!?
楓原万葉璃月のモラクスが岩槍で孤雲閣を作ったように、雷電将軍もまた「俗世の七執政」、永遠の嵐を呼ぶことができる。驚くことではないでござるよ。
楓原万葉とにかく、「死兆星」号が稲妻に向けて出港するまでは時間がかかる。準備ができたらお主らに伝えよう。
楓原万葉この機に拙者もこの地を歩き回ってみたいでござる。璃月の広大な大地に、神の目を呼び覚ますきっかけがないかを。
パイモンきっと上手くいくさ!
楓原万葉感謝する、お互いの旅に意味を見い出せることを願っているでござるよ。
楓原万葉最後に一つ忠告を——無尽の嵐の先に待ち受けているのは、お主らにとって最も困難な旅やもしれぬ、心せよ。

コメント欄は「任務本文」の各ページ共通です。

コメント投稿ルール

誰もが快適にコメント欄を利用できるように、他人を傷つけない投稿を心がけましょう。
不平不満は愚痴掲示板へ。

  • リーク情報、キャラクターや他者に対する誹謗中傷、バグ悪用の推奨等は、投稿・編集ガイドラインで禁止されています。
  • 不適切な投稿は、反応したり相手にしたりせずに、zawazawaにログインして通報(推奨)、または管理連絡掲示板で報告してください。
  • 悪質な場合は管理者より警告・投稿規制等の措置を行います。
  • 不快なコメントに対しては、日付横の通行止めマーク🚫をクリックすることで、その投稿者のコメント全てを非表示にできます。

z