各キャラの反応_2

Last-modified: 2025-12-06 (土) 17:18:23

プレイアブルキャラ:ナタ

イアンサ

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ヴァレサイアンサさんはわたしのコーチで、わたしがいちばん尊敬してる人だよ~!わたしの力を引き出してくれて、戦い方もたくさん教えてくれたんだ。それに「豊穣の邦」のパトロール隊に、わたしを推薦してくれたの!イアンサコーチは、パトロール隊でもかなりの発言権を持っててね。わたしはイアンサコーチの指揮に従って、この力を必要とするところに行って戦ってるんだぁ~!そう考えると、わたしの上司とも言えるねぇ~!
イアンサコーチが言うには、わたしは普通の魔物なら簡単に倒せるけど「英雄たちが力を合わせて倒すべき相手」に勝つには、まだまだ精進しなきゃいけないんだって。わたし、毎日コーチの計画通りにトレーニングしてるんだけど、食事制限もその一環でね…イアンサコーチが見てるとこでは、揚げ物とか、糖分の多いお菓子は食べられないんだぁ。確かに健康によくないだろうけど、とっても美味しいでしょ…だから秘密のキャンプ場でこっそり食べてるの…あっ、もしいつか一緒にご飯を食べに行くことがあっても内緒にしてね!
オロルン僕を捕まえるために、炎神様が彼女を送ってこなくてよかった。身長こそ勝るけど、有名なスポーツトレーナーとの駆けっこで勝てるはずがないからな。目くらましの術?いや、何度も使うと効き目がなくなるんだ。
カチーナ前、強くなるために、イアンサお姉さんに訓練の指導をお願いしたことがあるの。ハードな訓練法が色々入ったプランを立ててくれて、やっとのことでクリアできたんだ。すごく正確に計算された訓練だったから、毎回家まで帰るだけの体力は残ってたけどね。とにかく、イアンサお姉さんにはすごく感謝してるんだ。
キィニチキィニチ:彼女の依頼…というより、彼女と共同で仕事をしたことがある。彼女はトレーナーとして、選手たちの食事も管理してるんだが、カロリーを一桁単位で計っていてな。そのためには、品質、規格ともに基準を満たす果物を仕入れる必要がある。もし少しでも黒ずんでいたり、虫に食われていたりしたら即却下という徹底ぶりだ。基準が厳しすぎると文句を言うやつもいたが、俺は目が利くほうだし、不良品を処理する優秀なルートがあったから、何かと都合がよかった。
アハウ:ま、待て!まさか…オレに飲ませてたジュースって…!?
シトラリ彼女のコトはあまりよく知らないの。でも八重堂の小説でよく見るお決まりパターンで言うと、強くて背のちっちゃな彼女には、いざって時に二メートルくらいになる200%形態があるんじゃない?
シロネン昔、「豊穣の邦」の人たちのために、死ぬほど重い「バーベル・プレート」と「ケトルベル」を作ったことがあるんだよね。そいつらが受け取りに来たとき、イアンサが人を連れて検品してた。あいつ、素手で各器具を持ち上げて、重量を測ってから一つずつ荷台に積み込んでたよ。全部積み終わると、イアンサは少し息を切らしながら、顔をちょっち赤くしてるだけだった。
正直イアンサの部族の人が羨ましいよ。力持ちってだけじゃなく、農作業も得意だからね…
チャスカ「自分を鍛える」ことと「他人を鍛える」ことは、全くの別の才能だと思っている。この二つの才能を併せ持つ者は非常に少ないが、イアンサはそういう人物だ。
実際、私には教え方がよく分からない。飛行隊のメンバーに手本を見せる時は、簡単で退屈な技術についても長々と説明してしまうし、「それのどこが分かりやすいんだ?」とよく聞かれてしまう。
もしイアンサが来てくれれば、「花翼の集」の飛行試練に合格する人は爆増するだろうに…彼女のトレーニングプログラムに飛行という項目がないのが残念だ。
マーヴィカイアンサが古名を授かったばかりの頃のことだ——帰火聖夜の巡礼に参加するたび、彼女のことを弱いと思い込んだ人たちが団体戦で次々と対戦を申し込んでな。毎回勝ってみせるものの、体力の消耗が激しく、最終的な戦績は芳しくなかったんだ。すると、次はさらに多くの人から対戦を申し込まれるようになった。それをずっと繰り返していたんだ…。
そんな彼女に私はこうアドバイスした——「もし皆が君のことを強いと思うようになれば、悩みも解消されるだろう」とな。しばらく考え込んだ後に発した彼女の言葉は、私のまったく予想していなかったものだった。帰火聖夜の巡礼で、私と勝負したいと言い出したのだ。ふふっ…彼女の実力は私の予想を遥かに超えていた。その勝負の効果もテキメンだった——それ以降、彼女を見下す者は誰一人いなくなったのだからな。
ムアラニイアンサは豊穣の邦の誇りどころか、ナタの誇りだよ。何回も「帰火聖夜の巡礼」に参加してるんだけど、今でも全勝記録をキープしてるの!あたしはそのトレーニングのレッスンを申し込んで、入会費まで支払ったけど…ただ、ずっと行く時間がなくて…
まあ、白状するよ。実はある日、トレーニングし終わった時のカチーナちゃんを見て、頭にある声がこうささやいてくれた。「まあ、あたしが得意なのは水上のプログラムだから、陸地に居すぎると打ち上げられた魚みたいになっちゃう」ってね…うん、心の声に従うことにしたの。

イファ

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オロルンイファが竜の患者を叱っているところをよく見かけるけど、実際は竜たちと仲がいいんだ。暇な時、あいつが診療所の入り口でギターを弾いていると、竜たちが寄ってきて歌い始める。
ま、キューキューって叫ぶだけだけど。僕も見かけたら仲間に入るよ——竜のほうにな。
カチーナイファお兄さんはとってもすごい竜医さんだよ。お兄さんに診てもらった子竜たちはみんな規則正しく暮らすようになるし、変なものも食べなくなって、勝手に突っ走ったりもしなくなるの。病気にもほとんどかからなくなるよ!だから、具合の悪い竜がいたら、みんなすぐイファお兄さんに飛んできてもらって、診てもらうんだ。
キィニチキィニチ:彼には以前世話になったことがある。アハウが「具合が悪い」って泣き喚くもんだから、最高の竜医に診てもらったんだ。さすが優れた医術の持ち主だけあったな。診療所に案内されたアハウが、あっという間に完治したんだから。
アハウ:お…お前に何が分かるってんだ!?あいつはとんでもねぇヤブ医者だぜ!オ…オレが何を言われたか、知りもしねぇくせに!
シロネンイファならウチの部族に来て、テペトル竜を治療したことあるよ。いい腕だし、面倒見が良さそうな感じだった。どんなにやんちゃな小竜でも、あいつの前ではみんな大人しくなってね。
ウチの作った竜専用注射器は、針がなくても、竜と人間に対してかなりの抑止力を持ってるってイファが言ってた。見てみたい?サンプルならあるよ。
待っててね、一番デッカイ注射器を持ってくるから…ちょ、なに後ずさりしてんの?注射針は付いてないし、超安全だよ。
チャスカクイクと父さんはよくイファのところで、医術について議論していた。空中工房から戻った後、私はすぐにイファに姉さんを診てもらった。でも、彼は姉さんを一目見ただけで、「大した問題じゃない。クスコに任せるといい」と言って、すぐに他の患者のところに行ってしまった…はぁ、彼の目は鋭い。私が焦るあまり冷静さを欠いていたんだ。
マーヴィカ優れた医者は熟練の医術だけでなく、往々にして高いコミュニケーション能力も有している。言葉の通じない患者が相手なら、鋭い観察眼と共感力も必要だ。だからこそ、イファは様々な性格の者と友達になれたんだろう。
もしイファと仲の悪い人や竜がいたとしたら…ふふっ、おそらくイファ側の問題ではないはずだ。
ムアラニイファはノリがいいよ!何を遊ぶにしても喜んで応じてくれる。そして何でも手っ取り早くそつなくこなせちゃう。彼が医者になってなければ、水上スポーツのコーチになってほしかったね。部族が違うって?そんなの問題じゃないよ!

ヴァレサ

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エスコフィエヴァレサね——彼女の果物には「のんびりとした日差し」が詰まっているわ。倍の値段を払っても得たいと思える代物よ!だから毎回取引をした後は、料理をお腹いっぱい振舞っているの。びっくりするほど食べるけど、感想を聞くと細かいところまで答えてくれる…つまり、ヴァレサはずっと「ちゃんと味わって食べている」のよ。こういうお客さんは大歓迎ね!
イアンサあいつは一番特別で、一番誇りに思ってる弟子だ。周りに迷惑をかけてないといいんだが…いや、日常生活や戦いでのおちょっこちょいなところじゃなくて、あののんびりとした性格がさ。出かける時は遠足気分で、食べ物にばかりよそ見して…いつも注意してるんだ。一回や二回ならまだしも、冒険の時に毎回緊張感がないんじゃダメだからな。毎回反省してもらってるぞ!それに、大食いだって確実に負担になってる。ライノ竜並みにデカいバッグに食べ物を詰め込んで、山登りするわけにはいかないだろ?
ヴァレサのやつ、いつまで経っても力のコントロールが甘いんだよな…それが今のアタシの悩みだ。ずっと消耗の激しい状態に置かれ続けて、大量のエネルギーを無駄にしてる。大食いも多分、そのせいなんだろう。自分のことをちゃんと理解して、スタミナを合理的に使ってくれれば、がっつり食べる必要もなくなるんだが…いっぱい食べてくれるのは嬉しいことだけど、やっぱり栄養バランスに気を付けて、暴飲暴食は控えて健康的な食生活を送ってほしいんだ!油や糖分の摂り過ぎなんてもってのほかだ!食べ過ぎて病気になったら大変だからな。
キィニチキィニチ:これまで何度か危険な魔物を退治する依頼を受けてきたが、ある依頼の時にちょうど彼女が通りかかって手を貸してくれてな。ヴァレサの戦闘スタイルは…どう言ったらいいか、すごくシンプルだ。主にスピードとパワーで相手を圧倒して戦う。ストレートに言うと…単純とも言える。
アハウ:おいおい、その続きはどうした?ハハッ!キィニチのやつ、お礼に「懸木の民」の特別メニューをヴァレサにおごってやったんだ。そしたらよ、あいつ「ドキドキポンポン」を三十人前も注文してな。しかも全部平らげちまった!三十人前だぞ!?どケチなキィニチの顔が真っ青になってたぜ!ハーッハッハッハ!
シトラリ仮面を被った戦士は「英雄」、「自然」、「神」の化身と考えられてる。ある時、そんな英雄が酒に酔いつぶれたシャーマンを背負って、深夜に百軒の家を訪ね回ったの。みんな、それを面白おかしく話してたそうよ。ベツに、ワタシにはこれといっていい評判なんてないし気にしてないけど。うん、気にしてない…健康的な食生活を送れるよう、十日間キノコしか食べられないノロイを…じゃなくて、シュクフクを贈ってあげるつもり!
マーヴィカ帰火聖夜の巡礼の間、「草臥の家」で発生する費用はすべて私個人が負担しているのだが、支払いのたびに明細には八十人分の注文履歴が残っているんだ。最初は仲間を集めた大規模な観光集団かと思ったんだが…あれで彼女一人分だとは、さすがに言葉を失ったよ。
ムアラニヴァレサ…あっ!ヴァレサちゃんのことだね!実力はあるのに、試合が苦手なかわいい子!イアンサが前に、あの子をここに連れてきて水泳の特訓をさせてたよ!休憩中によくビーチに寝転がってマンガウォーベンを読んでたから、あたしもいくつか読ませてもらったんだ!ヴァレサちゃんってさ、昔の勇士の名前をたくさん知ってて、あたしたち「流泉の衆」の戦士も知ってるの。あたしでさえ覚えてない戦士もたくさんいて、本当にすごいんだよ!

オロルン

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イファあいつの考え方はかなり変わっててな。深く考えたところで、どうせ理解できないから悩むだけムダだ。
でもまあ、悪いやつじゃない。長く付き合えば、独特なやり方で周りの友達を気にかけてるって、そのうち分かるだろう。
もう慣れたっつってもな…たまにあいつの頭ん中に入って、何考えてんのかじっくり見てみたくなることもある。
シトラリやれやれね。
シロネンマイナスかけるマイナスはプラスになる——この理屈でいけば、変人の中の変人は普通の人間ってことでしょ?でもオロルンは明らかに違う。
まっ、そうは言ってもあいつはいいやつだよ。イファに頼んで、「こだまの子」に果物やミツをたくさん持ってきてくれたし。みんなに迷惑をかけたって思ってるんでしょ。それに、燃素ミツムシからこんなに甘いミツを採れるなんて知らなかった。あいつ、腕は確かみたい。
…はぁ、なんでもうまく育てられる人っているもんなんだね…
マーヴィカ傍から見た彼の姿は、本当の性格とだいぶかけ離れているのではないだろうか。彼を見ていると、まるで氷に包まれたマグマのように思える——部族の人々や友人の存在は彼に冷静さを与えてくれるが、一方で皆を守りたいという衝動と「英雄」としての使命感は彼に不安と焦りをもたらしている…このような感情は決して理性的とは言えないが、とても貴重なものだ。

カチーナ

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イアンサカチーナは一番多くトレーニングに来てくれた、ちょっと特別な生徒なんだ…緊張しながら競技場に入っては、しょんぼりした顔で出てくるのを何度も見た。広告のキャッチコピー通りに指導できなかったアタシに、あいつ、逆に謝ってきてさ。そのあと、授業料を免除するから、いつでも訓練に来ていいぞって約束したんだ。ポテンシャルはある——問題は他のところなんだ…トレーナーとしてできる限りのことはやった。後はあいつ自身が成長するしかないな。
イファカチーナが竜好きなのは見てりゃ分かる。もし本気で学べば、きっといい竜医になれるだろう。だがあの子はもう立派な戦士だ。わざわざ俺の生徒になる必要はないな。
キィニチ以前、彼女に関する依頼を出すやつらがいた。「こだまの子」の一部の人間だったんだが、カチーナが「古名」を持ってることを妬み、裏から手を回してその仲間の竜をやっつけようと企んだんだ——ああ、やつらにはもう代償を払わせた。
シロネンこの前、カチーナに掘削マシンを作るように頼まれてね。しかも掘削を跳躍、両方の機能を備えてほしいって注文つき。まぁ、そんなに複雑なもんじゃないし、さくっと作ろうと思ったんだけど、椅子の角度を調整するのに苦戦してね。結局カチーナはウチの意見を聞き入れて、椅子を外すことにしたんだ。んで、代わりに掘削マシンの動力コアと連動したマニュアル操作装置を搭載したってわけ…
えっと…どうしてカチーナが「ぐるぐるコマちゃん」を操縦するとき、自分も跳ねるのかって?
それはあの子のリクエストによるもんだよ。掘削マシンを操縦するときの揺れが大好きだとか言って、一部の震動軽減システムを削るよう頼んできてさ。
そだ、今度カチーナにマウスガードでも作ってあげよ。もしぴょんぴょんしてるときに舌でも噛んだら大変だからね…
チャスカ「クク竜も空飛ぶ前に崖から落ちる」という言葉がある。カチーナの勝利も、一朝一夕に訪れた奇跡ではなく、長きに渡る努力の結果だ。彼女のような戦士は、もっと尊敬され、栄誉を授かってしかるべきだと思う。
マーヴィカ君たちが夜神の国からカチーナを連れ帰った後、私は族長同伴のもと彼女の家を訪れ、改めて詫びを入れて心ばかりの見舞い品を届けた。夜神の国に閉じ込められた経験は、カチーナのこれからの成長に大きな影響を与えるだろう——本来ならなかったはずの影響をな…これは私の責任だ。
ムアラニカチーナちゃんは温厚で優しくて、話す前に色々考えちゃう子だよ。優秀なのに、何も言わないから周りに舐められちゃってるんだよね。はぁ…あたしはカチーナちゃんの実力を疑ったことは一度もないけど、あの子自信がなさすぎて、批判する言葉を真に受けないか心配なの…だから、カチーナちゃんを励ますだけじゃなくて、あの子の優秀なところをみんなにアピールしてるんだ。いつかはきっと、みんなも見方を変えてくれるって信じてるよ。

キィニチ

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イアンサキィニチはヴァレサの果樹園の果物を厳選してくれて、いつも助かってる。でも、あいつの傍にいるアハウってやつが、毎回仕事の邪魔をしてくるんだ。口が悪くてな。アタシのレッスンに参加させて、礼儀作法を学ばせろってキィニチに提案したけど、断られちゃったぜ。アハウを躾ける、あいつなりの方法があるらしい。
イファ真面目な話、アハウって本当に生き物なのか?
前に診察に来たとき、いくら調べても異常が見当たらなくってな。で、キィニチに「こいつの頭が正常になるまで叩いてみろ」って言ったんだ。
そしたらアハウのやつ、すぐ元気になってな。どう思う?これって偶然か?
ヴァレサわたしが「帰火聖夜の巡礼」に参加した回数って、あんまり多くないんだけど…団体戦で一回だけキィニチくんに当たったことがあるんだ…すんごくすばしっこくて、毎回わたしのタックルを避けるの。結局、わたしは力を使い果たして、そのままキィニチくんの一撃であっけなく気絶しちゃってね…わたしがフラフラになりながら仲間を呼びに行こうとしたときには…とっくに聖火を持って行かれちゃってたよ。
オロルンあのアハウってやつは本当に面白い。それなりの年のはずだけど、まるで子供みたいだ。キィニチはその反対で、年は若いのに大人びている。僕が言いたいこと…伝わるかな?
カチーナキィニチお兄さんを紹介してくれたのはムアラニちゃんだったんだよ。ここだけの話…最初は怖い人だって思ってたの。だって目つきが…ちょっと怖いんだもん。でも、後になって知ったんだけど、わたしをいじめてた悪い人を裏で懲らしめてくれたんだって。お礼をしようとしたけど、十分な報酬を既に受け取ってるから大丈夫だって、どうしても受け取ってくれなかったんだ…
シトラリあの隣にいるやつ、ちょっとウルサイのよね。キミのトモダチなの?フーン、じゃあ他の印象も思い出すから、ちょっと待ってて…キィニチ本人は結構頼りになるかな…うん。
シロネンキィニチはいいやつだけど、あのアハウはねぇ、どうも好きになれなくって。
って言うか、あいつどっから現れてんの?もし何かの機械から出てきてるんなら、永遠に大人しくさせることができるかも。うん、時間を見つけて、キィニチに相談してこよ…
チャスカ初めてアハウに会った時は、キィニチと家族のように親しいのかと思ったが、全くの見当違いだった…まさか、あんな関係の人と竜が存在するとはな。
ただ…人間の言葉を解するのは羨ましい。もし「母さん」が言葉を話せたら、私たちもジェスチャーや推測で会話をせずに済んだのにな。
マーヴィカ「マリポ」には、廻焔の他に「代償」という意味も含まれている。他の古名と比べ、あまりポジティブではない印象を受ける者もいるだろう。だが「代償」を量る者は、常に明晰な思考を保ち、現状を分析して問題を提起しなければならない——たとえそれが場を白けさせ、皆を落胆させるような行為であってもな。集団にそのような人がいないと、皆は感情に流され、ますます状況が悪化し、些細なことで大局を見失いかねない。
ムアラニアハウったら、一日でキィニチの一年分より沢山喋るの。あんな状況でも一切影響されずに、自分なりの判断ができるキィニチはすごいなあ。思い返せば、運勢の話をする時だけは、珍しく意気投合して二人ともまったく無関心ですって態度になるんだけどね…

シトラリ

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イアンサ黒曜石の老婆は確かにすごい…でも、ライフスタイルには納得がいかない。朝のジョギングでたまに会うことがあるから、てっきり早起きなんだと思ってたんだが、徹夜して家に帰るところだったって後から知ったんだ…二百年以上もあんな生活を続けて、よく体を壊さないよな。謎煙の主のシャーマンってのは、本当に謎めいた存在だぜ。
イファばあちゃんか…ばあちゃんはすごい人だぜ。パジャマの柄もやたらバリエーション豊かだしな、ははっ…
余計なトラブルには巻き込まれたくないんで、黒曜石の老婆の伝言はそのままオロルンに伝えるようにしてる。一言一句、違えずにな。余計な探りは入れないほうが身のためだ。じゃないと、孫と一緒にデコピンを食らう羽目になる。
ヴァレサマンガの読者お便り欄で見たことあるよ~!「黒曜石の老婆」は、今の「謎煙の主」でいちばん強い英雄で、すごく尊敬されてるんだよねぇ~!でも「黒曜石の老婆」があんなに若い見た目をしてるなんて最初は知らなくって…。初めて会ったのは、酒場で酔いつぶれながら「謎煙の主」って言ってたところなんだけど、もちろんその人が「黒曜石の老婆」だなんて想像もしてなかったし、お金を持ってなさそうだったからお代を立て替えてあげたの。でも、その後どうしたらいいか分からなくて、彼女を担いで「謎煙の主」の「黒曜石の老婆」に助けを求めようとしたんだぁ。「黒曜石の老婆」がどこにいるか近くの人に聞いて回ったら、わたしが担いでる人に気づいた途端、みんな怯えだしてね…その時になってようやく、何かがおかしいって気づいたんだよね~…
オロルンばあちゃんは感情を隠すのが苦手な人だから、嬉しい時も不機嫌な時も丸わかりだ。君はばあちゃんと同世代…いや、もっと年上か?
あ、失礼な言い方だったかもな。これ以上聞かないほうがよさそうだ。でも、もし僕の推測が合っているなら、ばあちゃんの話し相手になってあげてほしいんだ。ばあちゃんの周りは年下ばかりだから、もし君が声をかけてくれたらきっと喜ぶと思う。
キィニチああ、そうだ。彼女からも依頼を受けたことがある。稲妻の商人から紙の書物を大量に購入して届けてな。依頼主のプライベートを詮索するつもりはないが、「謎煙の主」の読み物って、織物に縫い付けられてるんじゃないのか?
シロネンシトラリはたまにウチの工房に鉱石を買いに来るんだ。あいつの話だと、一部の鉱石は粉にすると飲み薬になって、しかもそれが占いや祭祀に役立つんだって。ん?あいつに占ってもらったことはあるかって?ないよ、まだ起きてないことに興味ないし、今の仕事で手一杯。それに、占いの儀式っていっつも眠くなっちゃうんだよねぇ…
チャスカ昔、父さんたちは私の身体に残ったアビスの影響を抑える方法について、ナタで一番知識が豊富な方々に教えを乞いに行ったらしい。だが、各々が自分の意見を主張して争い続け、議論は一向にまとまらなかった。そんな状況で、シトラリは黙って部屋から出て行った。そして、戻ってきたと思ったら、酒と料理を自分の前に置いて一人で食べ始めたらしい。その場は一瞬で静まり返ったと父さんが言ってたよ。
見た目からは、みんなが恐れ入るような年長者だなんて本当に分からないのにな。
マーヴィカ偏屈で近寄りがたい——多くの人が彼女に対してこういったイメージを抱いている。しかし私が思うに、彼女はただ些細なことを気にしない性格なのだろう。彼女が本当に心配した時、どれだけ真剣になるか、君たちもその目で見たはずだ…そういう性格だからこそ、危険に巻き込まれないかと心配なのだ。だから、敢えて彼女に何も言わず、秘密にすることもある…だが、シトラリの鋭い勘を誤魔化すことはなかなか難しい。
ムアラニシトラリおばあさまは間違いなく「謎煙の主」の最も経験豊富な祭司だよ。ちょっとした先輩とかじゃなくて、一番の大先輩!おばあさまの占いって、ほんっと良くあたるんだよね。昔、商売のラッキーカラーはピンクと青だって教えてくれたんだけど、やっぱり、今お店で一番売れてるのはピンクと青が入ってるプクフグフロートだよ。
最近もよく付きまと…じゃなくて、会いに行ってるんだけど、こないだは「外の者が幸運をもたらしてくれる」って言ってた…えっ、待って、もしかして君がその「外の者」!?

シロネン

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イアンサシロネンはこだまの子で初めて知り合った友達だ。トレーニング器具をデザインする時は、たくさんのアイデアが湧いて来るんだけど、シロネンはそれを実現できる数少ない職人の一人ですごくいいものを作ってくれるんだ。納期はいつも先延ばしにされるけど…もしかしたら、その分手間をかけてくれてるってことなのか?
イファシロネンと話すのは結構好きなんだ。いつもすごいアイデアを思いつくからな。たまに機能を重視しすぎて、とんでもない見た目の道具を作るが、俺に言わせりゃ「見た目のインパクト」も立派な機能のひとつだ。
ヴァレサわたしが「こだまの子」で技術を学んだ場所は「ムフル宝石店」っていうところなんだけど、そこの職人さんたちがよくシロネンさんの名前を口にしてたんだ!でも実際に会ったのは一、二回で、話したことはないの…けど、シロネンさんがお店に勧めた音楽なら聞いたことあるよ!すごくリズミカルで、テンションの上がる曲でね。ランニングの時に聴くと、いつの間にか普段より多く走ってて、しかも疲れないんだぁ~!
オロルン彼女は高いところが好きらしい。特に木の上で寝そべるのが好きみたいだが、僕の場合は、枝から逆さまにぶら下がっているほうが気持ちよかった。機会があれば、ぜひ彼女と感想を話し合ってみたい。ん?やめたほうがいいのか?違う角度から世界を見ることも大事だと思うけど。特にシロネンほどの発明家なら、なおさらだろう?
カチーナ古名を手に入れた後、パカルおじさんがわたしをシロネンお姉さんのところに連れて行ってくれて、それでぐるぐるコマちゃんを作ってもらったんだ。シロネンお姉さんの腕ってほんとに神かがってると思う。
その後は宝石コレクションと保存について色々話したり、コレクションを見せ合ったりしてたの。お姉さんのコレクションは保存状態がすごくよかったから、きっと丁寧に手入れしてるんだろうなって思った。でも、普段の生活習慣については…何だか自由だなって思う。前にどれだけ探しても見つからない時があったんだけど、木の上で日向ぼっこして寝てたんだよ…
キィニチ「こだまの子」の前を通りかかったとき、ある奇妙な依頼を受けた。育てやすい植物がほしいって依頼でな。それでサウリアンサキュレントの種を植木鉢や肥料と一緒に届けたんだ。サウリアンサキュレントは生命力が強い植物で、様々な地形に広く分布し、荒野でもよく育つ。だが、しばらく経って報酬を受け取りに行くと、鉢には芽の影すらなかった。
シロネンの園芸能力を過大評価した代償はかなり重かったな…あの件は、失敗に終わった数少ない依頼の一つだった。
シトラリ彼女みたいに、ワタシのウワサを気にせず、熱くなりすぎないヒトと付き合うのがイチバン楽チンね。あ…モチロン、キミの前でも気を張らずにいられるけど。むしろ、気を抜き過ぎて素のワタシが出ちゃうっていうか。
チャスカシロネンはいつもやる気がなさそうに見えるが、本気を出せば誰よりも真剣だ。
彼女に銃の製作を依頼した時は、私もそんなに深く考えていなくて、最低限の条件を言い渡しただけだった。だが実際に製作が始まると、一日中質問攻めにされたな。普段飛ぶときの習慣や求める使用感を問いただされて、図面と廃案で足の踏み場もなくなった…まさか、私があいつよりも早く眠る日が来るとは思わなかったよ。
その後は、シロネンが書いた『銃器メンテナンスマニュアル』を無理やり暗記させられた。今後、いちいち手間をかけさせるなと言われたが…実際は安全に気を付けて、慎重に飛ぶようにと伝えたかったんだろう。
マーヴィカシロネンはナタでも抜きん出た職人の一人だ。古名の作り方はもちろん、秘源技術についてもかなり詳しい。前例のないものであっても彼女は果敢に挑戦し、いつも決まっていい結果を出してくれる。まぁ、その過程でいろいろと予測不能なことも起こるのだが…例えば、元の設計を変えてしまうとか、な。
ムアラニ炎神様でさえ認めた職人の力は疑う余地もないよね。たとえ古名がバラバラになっても、彼女なら完璧に復元できるでしょ…って!縁起の悪いこと言っちゃったかな?あんな大事なものがバラバラになるわけないよね!今のはナシ、君は何も聞こえなかった。ね?
イネファ遺跡から戻った後、シロネンさんは私の体を隅々まで検査してくださいました。そして異常がないことを確認すると、「黒曜石の老婆」と一緒に私を警戒していた、と笑いながら話してくれたのです。そのことで仲間と少し口論になったともお聞きしました…彼女は技術者としてやるべきことをやったまでだと、私は理解しています。今となっては…すべてが懐かしい思い出です。

チャスカ

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イファ調停者ってのは大事な役目だ。俺が治せない「病」も、彼女なら治せるんだからな。
オロルンチャスカの実力は皆もよく知っている。彼女が姿を現した途端、喧嘩がピタッと止まり、握手して和解する流れになるんだからな。なるほど、最も説得力があるのは「武力交渉」ってやつか。うん、かっこいい名前だ。
カチーナチャスカお姉さんはナタの有名な「調停者」だよ。お姉さんがいれば、どんな揉め事も簡単に片付くんだって。たぶんだけど…わたしと同じで、人と人の争いが嫌いだからこそ、調停者をやってるんじゃないかな…
キィニチチャスカが依頼を処理してるところを、俺は見たことがある。あいつとは揉め事の解決方法が違ってな。俺は一方を黙らせて片付けるタイプだが、あいつは双方を黙らせる。そして、当事者はどっちも病床に伏すことになるんだ。やっと口が利けるようになった頃には、なんで言い争ってたのかをもう覚えてないらしい。
シロネン空を飛ぶために、チャスカの「銃」にはかなりの労力を費やしてきたんだ。まず、高速機動中の銃本体の安定性を可能な限り確保しなければならないこと。次に、空中戦に適した通常弾薬と特殊弾薬をカスタマイズすること。最後に、空中での発射による反動と照準に関する問題を考えること…
でもチャスカは「最後の二つは心配しなくていい。銃に基本的な機械式照準装置を取り付けさえすれば、残りは自分の力でどうにかする」って言ってね。
実際、チャスカはあの「銃」をうまく扱ってる。さすがは「花翼の集」の空飛ぶエースって感じ。
マーヴィカアビスの影響を受けた身でありながら、奇跡的に生き延びた彼女の存在は奇跡と言える。だが、それよりも私の心を打ったものがある——彼女がこのナタで出会ってきた人間と竜が、彼女の生きる「理由」を見つけるきっかけとなってくれたことだ。今のチャスカは十分強い。もう心配はいらないだろう…この地が彼女にとって安らげる「場所」であり続けるよう、私もできる限りのことをしてやりたいと思っている——どれほど強い人間でも、休む場所は必要だからな。
ムアラニチャスカとは小さい頃からの知り合いだよ。おもちゃの取り合いで何回かケンカしたこともあるくらい。だから…あの子が「調停者」になったって知ったときは結構驚いたな。ゆっくり成長する人もいれば、短い時間ですっごい成長を遂げる人もいるって云うけど、あたしって…まだ成長期に入ってないのかな~?
イネファチャスカさんに信頼していただけて、心から感謝しています。彼女は何度か私を乗せて、花翼の集の空を飛んでくれたことがあるのですが、空から眺める景色はとてもきれいで…花翼の集には多くの変化が見られましたが、ずっと変わらないものも、たくさんあるのだと分かりました。

マーヴィカ

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ウェンティ(ハボリムとして)漆黒の脅威と戦うために多くの民が犠牲になるなんて、胸の痛くなる話だね。でもマーヴィカの導きによって、ナタの人々は魔神に匹敵する偉業を成し遂げた…へへっ、「彼女」の時から、ナタ人はずっとそうしてきたんだろうね。そういえば、マーヴィカはお酒が好きなんだってね?それなら…
鍾離(ハボリムとして)ナタの長きにわたる抗争の歴史が詩に綴られ、それに励まされた無数の戦士が戦場へと赴いた。そして、ついにアビスの脅威と理不尽な宿命を戦い抜き、新たな未来を勝ち取った。その戦士らを率いたのは、時間と歴史を武器に昇華させた人類の戦士。元は人間だというのに神に比肩する実力を持つ彼女には、心から感服する。
夢見月瑞希炎神マーヴィカ様のこと?そうだね…一目見ただけで、こっちまでサングラスをかけたくなるような人って言ったらいいかな。まるで本物の太陽みたいで、手を握られると心の中の鬱屈や暗雲が一瞬で燃えてなくなるような感覚になるの。
…マーヴィカ様の夢をじっくり味わったことはあるかって?あ、あるわけないって…そんなじっくり味わう勇気なんてないし…。前にマーヴィカ様から食べてみないかって軽く言われたけど、あの方の夢に入った途端、火山にでも足を踏み入れたかのような熱に思わず咳き込んじゃったの…
たぶん、あたしの妖力が足りなかったんだろうね…
雷電将軍(ハボリムとして)五百年前、私がカーンルイアに着いた時、無想刃狭間を彷彿させる凄惨な焦土を目撃しました。それは、炎神の怒りだと…しかし今になって、その人物に会う機会があろうとは思いませんでした。もしよろしければ、紹介していただけませんか?広々とした場所で、「武人」同士でぜひ武の心得を語り合いたいものです。
ナヒーダ(俗世の七執政として)ずっとずっと昔、俗世の七執政は定期的に連絡を取り合っていたらしいわ。ただ、私だけは状況が特別だったから、そのことを覚えていない…スメールの混乱も一段落ついたし、そろそろ彼らともう一度会うべきよね。あなたのよく知っている神を、私に紹介してくれるかしら?
(俗世の七執政として)一緒にゲームをすると、人と人の距離は一気に縮まるのだと聞いたわ。それは神も同じよ。いっそ、今度またみんなで集まった時には、「ケンケンパ」で遊ぶことを提案しようかしら?…やっぱりやめておくわ。小さなマスを書いて、自分の優勢を利用してみんなをいじめてるって思われたらいけないもの。
(ハボリムとして)アビスは最も致命的な形でテイワットの地に現れるの。たとえば、スメールでは「禁忌の知識」、ナタでは魔物といった形でね。だから、スメールでの出来事はナタの参考にはなり得ない。彼女の役に立てなかったこと、申し訳ないと思っているわ。幸い、危機は去り、これから多くのナタ人がスメールを訪れることになるだろうと、彼女は言ってくれた。ナタ人が来たら、精一杯おもてなししようと思っているの。準備もばっちりよ。
ヌヴィレット(炎の神として)ルールと意志の伝承によりアビスを撃退したことは、称賛に値する快挙だ。しかし、その力が龍族から奪ったものであるという罪から逃れることはできない。だが、大戦を終えたばかりのナタに今すぐ赴く必要もなかろう。ん?文献によると、あの戦いは正式な決闘とみなされるべきだと?それに、シュバランケも被害者の血筋に優しく接したと?訳の分からない理屈だが、一理ありそうだな…
イアンサ幼少期の思い出のせいか、誰かに頼ったり、守られたりするのが苦手だったんだ。でも炎神様の後ろなら、安心していられる。炎神様の威厳に圧倒されたってわけじゃない。むしろ、大切な友達だと思ってる。それでも炎神様についていくのは、暗闇の中で炎を追い求める本能みたいなものだ。
イファ前に急患が出たとき、炎神様が俺を乗せて運んでくれたことがあるんだ。ほんとやばかったぜ、きょうだい。目ん玉ぐるんぐるんな状態で竜を治療する羽目になってな…でも、あの時初めて自分がそんな状況でもやれるんだって知ったよ。こうやって人の潜在能力っつうのは引き出されるもんなんだな。
ヴァレサ炎神さまがトレーニングで使ってるバーベル・プレートって、どれもあの「双駆輪」の五倍の重さがあるらしいよ~!しかも、最初から十枚も使うんだって…あと聞いた話だと、炎神さまは指二本でクビナガライノくらいおっきな岩を持ち上げられるんだって~!こんなに力持ちな人が横にいたら、恥ずかしくてバーベルでトレーニングなんてできなくなりそうだけど…炎神さまは別でね。あの方の声には安心感があるし、その眼差しはわたしを励ましてくれるの。たとえ炎神さまには追いつけなくても、毎日120パーセントの力でトレーニングしてるんだ。自信をなくしてスネるほうが、もっとダメだかんね!
オロルン以前は炎神様を知らなかった。
いや、炎神様が誰かはもちろん知っていたけど、言葉を交わすような「知り合い」ではなかった、という意味だ。僕から見た炎神様は、すべてを掌握し、無限の力を秘めたトーテムのような存在だった。だが、それはあやふやな理解でしかなく、あの方についてはほぼ何も知らなかったんだ。
今は少しあの方のことを知ることができて、嬉しいと思う反面、自分が情けないとも思っている…炎神様は炎が燃え続ける理由をよく知っていて、その炎を絶やすまいという意志に一切の迷いがない。僕も…ナタの力になれたらいいなと思う。
そうだ、こんなこともあった…この前のパーティーで、炎神様が緑の野菜をたくさん取っていたから、話しかけてみたんだ。そしたら、栄養バランスのとれた食事が好きだと話してくれた。なんというか、意外と繊細な一面もある方だった。
カチーナ(炎神様として)炎神様から直々に「ナタの英雄」だなんて言っていただける日が来るなんて、夢にも思わなかった。炎神様はナタの戦士なら誰もが崇拝する存在なのに、わたし…わたしはそんな存在から…うぅう…思い出すだけで感動しちゃう。ひっく…ごめん、本当にごめんね。泣くつもりじゃなかったのに…
キィニチ俺はいつも人に代償を求める側だった——炎神様が「反魂の詩」で俺を夜神の国から連れ戻してくれるまではな。「代償」を払う側になって…俺は初めてその本当の意味を理解できた気がする。強き者にとってそれは取引の手段で、弱き者にとっては賭けの対象となる。いずれにせよ、一番大事なことは、賭けに出る勇気があるかどうかだ。
シロネンマーヴィカからはおかしな依頼をいくつも受けたことあるよ。
たとえば、あいつの炎に耐えられるような耐熱性のある剣——力を出しても、手の中で溶けないやつを作って欲しいとか。それから特製のサングラスも頼まれたっけ。炎を操って戦うときも、周りの敵をはっきり見れるものが欲しいってね…
中でも一番不可解なのは、あの双駆輪ってやつ。ある時、マーヴィカが毎日工房に来て、燃素で動く乗り物を作ってほしいって言ってきてさ。どっから持ってきたのか分かんない設計図を山ほどウチに渡してきたんだ…で、結局押し負けて、丸三ヶ月かけて双駆輪を作ってあげたの。聞いた話によると、毎日その双駆輪に乗って、外を走り回ってるとか。しかも、止められる人がいないっていう…
…それに比べたら、外から来た旅人のために「古名」を作ってあげるのなんて、まだ真っ当な仕事だよね。
シトラリマーヴィカが…コホンッ、シツレイ。炎神さまが先日、急にうちに来ていろいろとハナシをしていったの。彼女が帰った後、夜食を食べようとしたときにようやくナニを自慢しに来たのか分かってね。ベツの国にこんな古いコトバがあるけど、彼女がまさにそれね。「聖人は常に謙虚でいるが、自分の責任を語るときだけ、誇らしげに『自慢話じゃないが…』と言う」のよ。
チャスカ私の「帰火聖夜の巡礼」での勝率が高いからって、私と炎神様を比較する人がいる。でも、それはあまりにも偏った見方だ。私が木の梢の先に止まっている鷲だとしたら、炎神様は空にある太陽だ。強くなればなるほど、炎神様の計り知れない強さが分かる。私はいくつかの試合に勝っただけだが、炎神様は…この時代の頂点に立つ存在だ。
——だからこそ、私は自分がどこへ向かって飛んでいくべきか、はっきりと見えるんだ。
ムアラニ炎神様はナタで一番尊敬されてる人で、あたしもすごく憧れてるの。炎神様だからってだけじゃないよ。あのね…サーフィンする姿がめちゃくちゃ格好いいんだ!
炎神様を水上レースに誘ったことがあるんだけど…ん?どっちが勝ったのかって?そうだなあ、じゃあまずはあたしと勝負して。あたしに勝てたら教えてあげる!

ムアラニ

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夢見月瑞希ムアラニは…あたしが今まで出会った人の中で、誰よりも親切におもてなししてくれる子だよ。あたし、長いことナタに滞在してたんだけど、その時「流泉の衆」に住んでたの。彼女の助けがなかったら「流泉の衆」でお店を開くこともできなかった。ムアラニに「談議室」に連れて行かれて、炎神のマーヴィカ様を紹介された時はホントびっくりしたけど…
ただあの子、波のように気分が変わりやすくってね。波のてっぺんに飛び乗るくらい勢いがある時もあれば、波の一番下をプカプカしてたり、暗流の中を潜ってたりすることもあるの…あたしには彼女のことを理解するのが難しいみたい…
あの子の心理状態?それなら心配いらないよ。彼女は今まで見た中で、精神状態がトップレベルで良好だから。もしかしたら、あたしのほうが彼女に相談したいくらいかも…
イアンサムアラニはすごい。正式なトレーニングを受けたことがないのに、姿勢も力もアタシのほとんどの生徒より上なんだ。昔、アタシのレッスンに申し込んでくれたことがあるけど、結局来てくれなかった。水上スポーツのほうが全身の筋肉を鍛えられるからかな?でも、体型を維持するために特に何かしてるようには見えないんだよな…もしかして、肝心なのは心の持ちようなのか?
ヴァレサわたしの体重が適正値を超えてるってことで、ダイエットするようコーチに言われたことがあってね。水泳が効果的だってことで「流泉の衆」でトレーニングすることになったの。浮き輪に乗ったイアンサコーチが、ムアラニちゃんのざぶざぶサメくんに引っ張られながら、わたしの泳ぎを監督してくれたんだ。毎日、ランニング三万歩分と同じ距離を泳いだんだよ~!ううっ…ムアラニちゃんがこっそりスタミナ補充のためのキャンディをくれてなかったら、絶対耐えられなかったよ…あの子にはとっても感謝してるんだぁ~…
カチーナムアラニちゃんは初めての親友だよ。ムアラニちゃんに出会うまでは、この世にあんなに親切な人がいて、あんなに面白いことがわたしを待ってるだなんて思いもしなかった。ほら、わたしたちのツーショット。写真を撮った時、一緒に跳ぼうってムアラニちゃんが言ったの…わたしの動きがぎこちなく見える?へへっ、バレちゃった…カメラには映ってないけど、あの時は沢山の人に見られてたから、ちょっと緊張してたんだ…
キィニチあいつから依頼を受けたことがある。内容は「戦闘顧問」になってほしいというものだ。報酬もかなりうまかったから引き受けたんだが、ムアラニの腕はそう悪くなかった。だから何度か聞いてみたんだ。すると「戦闘顧問」を雇ったのは、カチーナにサバイバルスキルを教えるためだと分かった…
つまり、戦いの相手は「自然」だったというわけだ。ま、俺からすれば、「日常」となんら変わらないことだがな。
とにかく、それ以降、常連客が二人増えた。
シトラリムアラニとの間には、清算しきれてないコトが数多くあるの。もらうべき報酬、うちのドアを壊したときの弁償代、実際にもらった報酬、つまみ食いされたお菓子、持ってきてくれたスナック…とにかく一つひとつ挙げたらキリがないほどにね。彼女にその気があるなら、キレイさっぱり片付けておきたいんだけど…ある週末の昼十一時に寝ていたら…あ、ええと…とにかくその時、急にあの子にドアをドンドン叩かれて起こされたの。ホント、心臓が止まるかと思った!
シロネンムアラニって、運動が大の得意なんだよね。サーフィンにしても、「スピリットウェイ」を滑走するにしても、あいつほど動きが滑らかで、表情をリラックスさせてる人は知らないよ。それに、これまでムアラニがミスしたところなんて見たことないし。
もし人や竜が道を塞いでたら、どうするかって?うーん…あいつなら、たぶん相手をひょいっとつまみ上げて、滑走を続けるんじゃない?
チャスカムアラニが言うには、小さい頃におもちゃを取り合って喧嘩したことがあるそうだ。私はあまり覚えていないんだがな。
うーん…子供の頃に喧嘩しすぎたせいか?それか、欲しかったのは「おもちゃ」じゃなかったとか…サーフボードの水上での狩猟性能にでも興味を持ったのだろうか…
まあ、理由がなんであれ、ムアラニとの喧嘩を翌日に持ち越すことはない。
マーヴィカムアラニはトゥパックとはまったく異なる性格だが、彼から「ウモジャ」という古名を受け継いだ。この古名の意味は「団結」——具体的な方法ではなく、友人と故郷を大事に思う心、そしてそのために全力を尽くす精神が大事なのだ…だが古名を授かった時のムアラニは、おそらくこんなことは考えていなかっただろう。彼女の頭にあったのは、カチーナが自分の命と同じくらい大切だということだけだったんじゃないだろうか。

プレイアブルキャラ:ナド・クライ

アイノ

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イネファアイノは私の「家族」です。彼女は廃棄された金属部品だけで、様々な機械を組み立ててしまうほど手先が器用なのですが、日常生活はまったくの逆でして…もし彼女が家事や料理をすると言い出したら、必ず止めてください。取り返しのつかない事態になりかねませんから。
想定よりも私の知能が高いと気づいたのでしょう。ある日、アイノがこう尋ねてきたのです——「もしいつか、キミが他の場所に行きたいと思ったら…喜んで送り出すべきだよね?」と。その時、彼女の感情に大きな変動を検知し、私はこう答えました。「私がアイノのそばにいなかったら、この家は三ヶ月もしないうちにゴミ屋敷になるでしょう。そうなる前に、必ず戻ってきます。」
この質問をした時…彼女がどれほど不安な思いをしていたか、今なら少し分かる気がします。
ネフェルアイノがヤフォダのために作った腕はかなり使い勝手がいいらしい。ま、その値段に見合った性能なんだろう。ああ、製作費と維持費は立て替えてあげたから心配いらないよ。ヤフォダはうちの主力スタッフだし、利息を取るつもりもないさ。
フリンズ僕とアイノさんの機械に対する知識の差は、年齢差よりもはるかに大きいですよ――もちろん、機械に関しては彼女のほうが上ですが。僕が機械についてからっきしなのは、認めざるを得ませんね。
ラウマ非常に聡明だが、波乱に満ちた人生を歩んできた子だ。彼女は発明で多くの人を助けている。ナド・クライは彼女のような宝を有することを、光栄に思うべきであろう。もし彼女が霜月の里で暮らしたいと言うのなら、十分な栄養を取らせることを約束しよう。新鮮な野菜や果物、美味しい泉の水もたくさん用意しなくてはな。

イネファ

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アイノイネファのことは、目覚めた後も何回かアップグレードしてあげてるんだ。疑似体温モジュールを搭載したりね。手をつないだり抱きしめたりする時は、やっぱり温かくなくちゃ!わかるでしょ?じゃあ、今度一緒にイネファを抱きしめよ!
イネファはアイノにとって一番大切な家族なんだ。イネファが無事に家に帰れたのも、たまに記憶喪失になるエラーが治ったのも、全部キミのおかげだよ。本当にありがとう!ねぇ、今からアイノの家に来てよ!イネファにクルムカケを作ってもらお…いや、やっぱアイノが作ってあげる!あとあと、ソマルケーキも悪くないよね。食べたことある?え?なんで逃げるの…まだ話は終わってないよ!
ラウマナド・クライには義体改造を受けた者が少なからずおる。だが全身機械でできておる者となると、話は別だ…思うに、悪意を持った人間たちよりも、温和で優しく、好奇心に満ちた彼女のほうが、理想的な人間と言えるのではなかろうか。

ネフェル

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アイノネフェルねーちんって、アシュルっていう黒猫を飼ってるんだよ。アシュルがなんて言ってるかわかるように、翻訳機を作ってあげるって提案したんだけど、すぐに却下されちゃった。もう十分情報を持ってるから、猫の言うことなんて知る必要ないんだって。ちぇっ!冷たいよね。もしかして、ラウマの通訳で散々な目にでも遭ったのかな?
イネファ「秘聞の館」の家主ネフェルさんは、多くの物語を知っています。過去の物語だけでなく、今起こっている物語…さらには未来の物語まで知っているという噂もあります。きっと素晴らしいデータベースをお持ちなのでしょう。
フリンズネフェルさんの勘は鋭いナイフのようです。このナイフを恐れない人はいないでしょうね。僕には人の出自を嗅ぎまわるような趣味はありませんが…彼女も同じだといいですね。
ラウマ私と彼女では物事のやり方がまったく異なる。それでも私は、彼女のことを「相容れない人物」などとは思っていない。
どんなことがあろうと、月の光は彼女をも守ってくれるであろう。

フリンズ

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アイノとってもセンスのある紳士だし、話を聞いててすっごく心地よく感じる。機械たちが出す「カチャカチャ」っていう音と同じくらい聞いてて安心する!ちょっと褒め過ぎ?まぁ、そうかも…でも本当のことだよ!別に、お菓子で買収されたわけじゃないからね!
イネファフリンズさんについては…あまり情報がありません。わずかな情報によれば、「ライトキーパー」の一員で、ナド・クライの北にある墓地を守っているとのことです。
ネフェル見知らぬ人を拒む最も効果的な方法とは、礼儀正しく接すること——なんて言葉があるけど、まさにフリンズにぴったりだ。彼は「礼儀」という名の完璧な鎧をまとってる。ああ、誤解しないでくれ。それを剥ごうとするほどあたしも無神経じゃない。フリンズがライトキーパーだろうと、フェイだろうと、ナド・クライ出身だろうと、スネージナヤ出身だろうと、そんなことは関係ない。彼はあたしの友人だ。そして友人の間で一番大切なのは、やはり信頼だろう?
ラウマとても礼儀を重んじる人物に見えるが、動物たちは彼を恐れておるようだ…今後も警戒は続けるが、なんの証拠も無しに、先入観であまり知らない人を判断したくはない。そこで、彼が霜月の里を通るたび、私は「ハーベスト・オブ・ザ・デイ」をお裾分けすることにしておる。
ん?彼は悪い人ではなく、ただ名前が長すぎるだけ…?そうかのか…?

ヤフォダ

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アイノヤフォダとイネファっていっつも言い争ってるけど、実はとっても仲がいいんだよ!ヤフォダはイネファにとって、初めての友達でもあるからね。アイノは理解のある保護者として、イネファの交友関係には口を出さないつもりだよ。それに、喧嘩するほど仲がいいって言うでしょ?ああいう友達関係もあるんだよ!あっ、言い忘れてた。ヤフォダが使ってるロボットアームは、アイノが作ったものなんだ。メンテナンスはアイノの教え子がやってるけどね。あのアーム、かっこいいでしょ?
イネファヤフォダさんは、数々の功績から、その名を知らぬ者はいない伝説の賞金稼ぎです…本人曰く、ですが。彼女が初めてアイノの工房にやってきた日…よほど緊張していたのでしょう。私が出したクルムカケを武器と見間違え、真っ二つに切ってしまったのです。その後、クルムカケを口にした彼女は、だいぶ落ち着いた様子でした。そしてそれ以来、彼女はよく機械パーツを持って工房に遊びに来るようになりました。いつも特に用は無く、私がスイーツを作っている最中に「たまたま通りかかった」から寄っているだけだそうです…こちらも本人曰く、ですが。
ネフェル秘聞の館きっての有能かつ重要なスタッフだ。ヤフォダがいなければ、うちは回らなくなるだろう。無鉄砲でプライドの高い娘だけど、勇敢で優しい子だ。傍から見ると、未熟に映ることもあるかもしれない。でもあたしに言わせれば、むしろそのほうが都合がいい。植物だって成熟期を迎えれば、あとは枯れてしまうだろう?ふふっ、ヤフォダにはまだまだ働いてもらわないとね。
フリンズヤフォダさんとはよく、意外なところで会いますよ。クルムカケ工房のガラクタの山のそばや、ナシャタウンのとある裕福なお家のベランダなどです。目まぐるしいスピードで生き抜くための哲学を吸収している方ですね…ナド・クライは、彼女の声なき師です。
ラウマ共に実験設計局に潜入するまで、彼女については「秘聞の館」のメンバーであり、ネフェルの信頼する部下であるということしか知らなかった。ネフェルと依頼人たちとの間に挟まれ、さぞ苦労しておるのだろうな。彼女のことは一度ちゃんと、もてなしてあげたいと思っておる…ふふっ、ネフェルはこれまで、私のことを彼女の前で何と呼んできたのだろうな。

ラウマ

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アイノラウマの頭に生えてる角、うらやましいと思う?似たようなのを作ってあげようか?そうだ、光る機能とか、花を咲かせる機能も付けてあげる。それか、花火を発射できる角とかどう?それくらい、アイノにとっては朝飯前なんだから。えっ?「霜月の子」に怒られる?はぁ、わかった…じゃあ、霜月の子のみんなにも作ってあげる。
イネファラウマさんは「霜月の子」の詠月使です。清らかで知恵深い人物として知られ、多くの人から尊敬を集めています。「霜月の子」は「月の神」を信仰していますが、「月の神」と…「月の輪」の出現には何か繋がりがあるのでしょうか?
ネフェル神聖で慈愛に満ちた我らが「詠月使」。その優しさと善良さには誰もが惹きつけられる。動物でさえ、彼女が近くにいると駆け寄って頬をすり寄せるほどだよ。でも、あんたにはひとつ忠告しておこう——彼女にはあまり近寄らないほうがいい。気づいたときにはもう信者になってた、なんてことになりかねないからね。
ん?まさか…もう手遅れだったかい?
フリンズヒュペルボレイア、黄金の失楽園。彼女を見た瞬間に想起したものです。高貴な血筋は彼女の美しい角と同じように重いはずですが、彼女はそれを背負ったまま歩み続けています。その強さと勇気は尊敬に値しますね。

プレイアブルキャラ:スネージナヤ

アルレッキーノ

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放浪者(「召使」として)道徳家気取りの偽善者さ。彼女が「優雅」と「親切」を見せるのは、人をよりうまく「コントロール」するためだ。彼女の狂った一面を見た者は、もうほとんど…ふぅ~。
エスコフィエ(「召使」として)遠くから一目見ただけでも、印象に残る方よね。もし料理に不手際があってあのお客さんを怒らせたら、どれだけ大変なことになるか想像もつかない…そんな警報が体の中で鳴り響いたわ。何度言っても覚えない教え子に「この料理をアルレッキーノさんに提供したらどうなるか考えてみなさい」なんて言っていたほどよ。でも、後になってナヴィアから聞いたんだけど…彼女、別にそんなに怖い人じゃないそうね?
ナヴィア(「召使」として)彼女は威厳ある優しいリーダーよ。「一家の主」って風格を感じるよね。でも、ファデュイの執行官まで上り詰めた人なわけだから、きっとそれなりに非情な一面もあると思う…
だから安心して。ポワソン町を助けてくれたご恩は永遠に胸に刻んでおくけど、他の場面ではちゃんと用心しておくつもり。
フリーナ(「召使」として)「召使」?だ、誰のことだい?も、もう忘れちゃったなぁ。そんな恐ろしいやつを頭の中に残したままにしてたら、悪夢を見ちゃうだろ?
フレミネ(「お父様」として)「お父様」はぼくたちが泣くのを嫌がる、涙は感性と軟弱さを混ぜ合わせた物だって。「お父様」に叱られるたび、ぼくはいつも水の中に入るまで泣くのをガマンした。幸い、ロマリタイムフラワーがいつもぼくに寄り添ってくれてたよ。
(「お父様」として)子供の頃、ぼくはこう教わった──家のためなら、命を捧げるべきだと。けど、「お父様」が権力を握ってからは、この「教え」に変化があった。ぼくたち一人ひとりがかけがえのない存在で、自分の命を大切にすべきだって。そして持てる限りの力を尽くして、この世界で自立できるようになれって、「お父様」は教えてくれた…正直に言うと、これって単純な命令に従うよりもずっと難しいんだけどね…
リネ(「お父様」として)「お父様」は僕たちに家を与えてくれた。僕たちの成長を導き、みんなが努力すべき方向を教えてくれた。僕がすべきことは簡単さ。忠誠心を維持し、そして…僕たちの家を守ることだ。
(「お父様」として)子供だけで作られた王国…僕たちの王は「お父様」。僕は知っている──国王がいつか後継者を選ぶことも、その後継者が僕になることも…でも同時に、僕はそれに対して恐怖を抱くんだ…ふぅ…誰にも言わないでね、特に…妹とフレミネには。
リネット(「お父様」として)「お父様」の愛情表現は…必ずしも万人に受け入れられるものじゃない。けど、「お父様」がいるからこそ、家は…家と呼ぶことができる。
タルタリヤ(「召使」として)打算的な人は別に嫌いじゃない。何しろ、俺がファデュイに入ったのだって、戦う機会が欲しいからだ。けど、俺はどうしてもこいつのことが気に入らない。裏切ることで利益を手にできるのなら、彼女は躊躇なく女皇様に刃を向けるだろう。彼女の目には、狂気しかないからね。

タルタリヤ

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夜蘭あのファデュイの執行官?彼の行動は、私に利益をもたらしてくれたわ──彼の与り知らぬところでね。私が「岩上茶室」の前オーナーを徹底的に調査しようとした時、あの執行官のほうが一足早く、強引に借金を取り立てに行っていたの。しかも、前オーナーが偽造した帳簿まで見つけて、牢獄に入れてくれたのよ。そのおかげで、私も円滑に岩上茶室を引き継げて、悪くない拠点を得られたというわけ。
鍾離あのスネージナヤの武人はまだ璃月にいるのか?ハハッ、構わない、彼がお前にちょっかいをかけてきたら、その時は俺を呼ぶといい。
近頃、「公子」のファデュイでの評価がまた下がったらしい。しかし、悪評を一掃するためであれば、彼は積極的に動くだろう。ふむ…そう考えると、今度彼との宴席でまた面白い話が聞けそうだ。旅人、お前も一緒に来るか?
放浪者(「公子」として)脳筋で、手先も器用なわけじゃない。いくら最下位だとはいえ、あいつが執行官にいるだけで全体のレベルが下がる。幸い、僕はもうそこにいないからいいけど。
アルレッキーノ(「公子」として)正直、彼は執行官に向いていないと思う。いつも他人の意図を善意として解釈し、人に利用されることもしばしばだ…無論、天賦の才に恵まれているということは確かだし、今なお成長し続けてもいる。彼に対する評価を急ぐ必要はないだろう。
スカークだいぶ成長した。そろそろ両手を使って相手してやってもいいだろう。アヤックスは才能に恵まれ、戦いを恐れない心を持っている。どれも強者となるために欠かせない素質だ。だが、かつて彼のように輝いていた天才が、頭角を現す前に流星の如く堕ちていくのを何度も見てきた。目指す自分となるまで、彼はまだまだ長い道のりを歩まなければならない。

プレイアブルキャラ:その他の所属

スカーク

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タルタリヤもう何年師匠に会ってないんだろうな。次に彼女と手合わせする時は、少なくとも両手を使わせてやりたいよ。

既出キャラ

ダインスレイヴ

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スカーク師匠のかつてのライバルであり、最も親しい友でもあったようだな。あいつから師匠のことを聞こうとしたのだが、私の剣術を見た瞬間に顔色を変え、逆に師匠の行方について問い詰めてきた。厄介な相手だ。しばらく会いたくはない。

「淑女」

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放浪者彼女の灰には何もない。僕は未来を失った者には興味がないんだ。
アルレッキーノ私が最初に知り合った執行官は、彼女とピエロだった。彼女が初めて壁炉の家を訪れたとき、高慢極まりない彼女に、子供たちが懐くはずもなかった。しかしその後、彼女は度々プレゼントを持ってくるようになり、「私を好きになってくれない子にはプレゼントをあげないわ」と平然と言い放ったんだ。プレゼントがほしい子供たちは、愛嬌をふりまいて彼女の好意を買う術を覚え…彼女もまんざらでもなさそうだった。きっと、子供たちに囲まれているのが嫌いではなかったんだろう。もしかすると、心の中に孤独を抱えていたからかもしれない…彼女の訃報については…心から残念に思う。死んだ恋人と再会できていることを願うばかりだ。
タルタリヤ君も知っていると思うけど、俺は彼女と馬が合わないんだ。それに、今となっては、彼女のことを語る必要もないだろう。ファトゥスにとって、死期は自分で決められるようなものじゃない…でも安心してくれ、何があろうとも、俺は全力で生きていくから。

「隊長」

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放浪者「剛直で硬骨な『隊長』」、「公正で果敢な『隊長』」、「功績の豊富な『隊長』」…これらファデュイの中で流れている噂は、人形の耳でさえタコができるほど聞いたよ。絶対的な「公正」だなんて、とても危険な脅威だと思わない?ましてや、「隊長」はトップクラスの実力を持っているから、尚更さ。
オロルン彼は突然訪れた、実に奇妙な縁だった。
謎煙の主は未来を予知する術に長けているって言われるけど、当時道端で「隊長」と会ったときは、これほど事態が複雑になるとは想像もしていなかった。人への貸し借りというのは、きれいに「清算」できるものなのだろうか?そうだとすれば、僕の中に未だに感謝と申し訳なさが残っているのはなぜだろう?
…ま、僕の考えすぎかもしれないな。過去に何があったとしても、ナタを窮地から救ってくれた彼は、尊敬すべき英雄だと思う。彼のことはこれからもずっと記憶に残るだろう。
マーヴィカ同じ五百年でも、彼からするともっと長く感じられただろう。死ぬ権利さえ奪われた終わりなき旅の中で、虚無感に打ちひしがれ、精神はすり減る一方だったのだからな。それでも彼はたった一度きりの勝利のチャンスを掴み、己の望む結末を迎えた。彼のような戦士を、私は心から尊敬している。
アルレッキーノ手に入れた力によって、彼はそれ相応の大きな責任を背負うことになった。だが、たとえその力がなかったとしても、私にとって彼は尊敬に値する人だ。
タルタリヤ昔、戦場で彼の戦いを見たことがある。その姿はあまりに勇猛なものだったよ。ただ俺の席は後ろすぎる、たぶん彼は俺のことに気付いていなかっただろう。けど、たとえ今日見向きされなくても、明日こそは、俺の実力を彼に見せてやりたい。

「博士」

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放浪者実に残念だ。クラクサナリデビが、彼にあんなに多くの断片を消させたことで、僕が彼の断片を一枚ずつ切り刻む楽しみがなくなってしまった。
アルレッキーノ壁炉の家を引き継いだ当初から、彼は様々な協力関係を提案してきていた。「淘汰される子供」を実験に使わせてくれれば、その実験の成果を享受させてやる…とね。先代「召使」との協力関係は相当愉快なものだったらしい。同じ執行官という立場でさえなければ、先代「召使」のところに送ってやりたいものだ。
タルタリヤ彼は年齢別に自分の義体を作って、様々な任務を担当させているらしい。しょうがないさ、俺の同僚はみんな変わり者ばかりだからね。でも、逆に考えよう、仮に俺が自分の義体と出会ったら…ハハッ、きっと生き残るほうを決めるために、そいつと戦うことになるよね。

「少女」

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放浪者質問だ。「どんな時も」ぼんやりと間が抜けていて、「どんなことをするにも」鈍くてとろい「少女」に遭遇した時、どのような反応をすればいいと思う?僕は、構わず戦える。でも君は…良心を痛めるだろうから、やっぱり彼女からは離れたほうがいいよ。
ラウマ(クータルとして)新たに生まれた神は、信徒と共存する術を学ぶことができなかった。当時の彼女は、きっと辛かったであろうな…
そのような関係を改善する方法を見つけるため、私は神に対して冒涜ともいえるお願いをした。彼女は一人でいるほうが良いと言ったが、私は今も少しだけ希望を抱いておる――いつか「クータル」と「霜月の子」…明月とそれを見上げる人々が、同じ空の下で飲み交わす日を迎えられることを願おう。
アルレッキーノ彼女は変わった執行官だ。彼女に質問を投げかけて、「予想通りの答え」が返ってくることはまずない。まず、「答え」になっているかどうかさえ…しかし、それが「面白い答え」であることは間違いないだろう。
タルタリヤファトゥスの席は実力によって決まる。けど、なんであの子が「第三位」にいるのかはよく分からないんだ。もし機会があったら、俺より前にいる執行官たちと一度戦ってみたいね。ただ、どうしてか彼女とはあまり戦う気が起きないんだ…とにかく、君も気を付けたほうがいい。

「傀儡」

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放浪者彼女は自分の研究以外には興味がないんだ。性格だって、極めて酷いものさ。だけどそこまで極端に振る舞って、でき上がったのは大量の廃品のみ。僕が執行官だった時も、僕より一位下だった。実に哀れだね。
アルレッキーノ彼女にはあまり興味がない。研究に没頭していて、あまり公の場に姿を現さないから、彼女に会ったことすらないという士官も多い。数多の分身を作れないのは嘆かわしいとばかりに、世界中を走り回るやつを「極端」と評するなら、彼女はまた別の「極端」だろう。
タルタリヤ研究に没頭している人らしい。ということは、あれらの機械も彼女と何か関係があるんだろうか。とにかく、彼女と会ったのはたった数回だけだというのに、いつも俺を殺したそうな目で見てくる。彼女を怒らせるようなことをした覚えは、まったくないんだけどね。

ファルカ

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エウルア大団長、チッ…彼はとても真っ直ぐな性格をしていて、つまらないことや噂も気にしない。まっ、典型的な良い人ではあるわ。彼とは一度剣を交わしたことがあるけど、引き分けに終わった。あの気楽な表情におちゃらけた態度、きっと手を抜いていたんだわ…私を軽く見ていたのよ!この恨み、絶対に忘れないわ!
ガイア今の西風騎士団に、大団長のようなやり方をできる人物がいなくて残念だ。はぁ、俺はああいう人こそ気に入っているのに。
ジンファルカ大団長、彼は西風騎士団の生きた伝説だ。彼が帰ってきたら、話を聞いてみるといい。きっと勉強になると思う。
ディルック大団長ファルカ、彼の立場は理解できるが、彼のやり方は認められない。いや…言い過ぎたな、僕はとうに西風騎士団ではない。忘れてくれ。
ノエル一緒に遠征して、メイドの責任を果たそうと思いましたが、大団長さまは私がモンドに残っていたほうが安心だと言ってくれましたので…大団長さまにそんな風に信用されて、とても嬉しかったです!大団長さまがそんなことを言う相手は私だけじゃないって後から知りましたが…信用されていることに変わりありませんから!
バーバラお父様はファルカ大団長と一緒に出征したの。だから、もし途中で何かあったら…あっ、平気平気、だって大団長は「北風騎士」だもの、きっと大丈夫!私も…お祈りするわ。
ベネット名実ともにある大団長はオレの憧れなんだ。西風騎士団を率いてるなんて、それだけですごい人だろ!でもよく考えると、冒険団が大きくなりすぎるのもよくないよな。冒険団が忙しくなると、オヤジたちの世話ができないからな。ハハッ、やっぱり今のままのほうがいいや。
ミカファルカ大団長は尊敬に値する正真正銘の「強者」であり、僕の戦闘における師匠でもあります。大団長は僕が小柄で体力の優位もないことを察して、「戦闘の理念は柔軟に」や、「敵との接近戦は避けるように」といったことを教えてくれました…そのため、僕は槍やクロスボウなどを使って敵と戦うことを覚えました。実際、この戦い方は確かに僕によく合っています。
大団長からは、「より高い目標を立てて、腕を磨き続けろ」と言われました。それ以来、ずっとその考えを持ち続けていたんですが、遠征して初めて、物事の深刻さに気付きました…ある日、「隊長」と名乗るファデュイの執行官に出会ったんです。あんな相手とどう戦えばいいのか、想像もつきませんでした…「強者」の境地は、僕には遠すぎます…
レザーファルカ?知らない…
うん…ファルカは、名前だ。あの男、高く大きい。レザーの名前、鉄の爪、彼にもらった。ううっ…会いたい。
ロサリアファルカは他人の世話を焼いてばっかの、ジジ臭くて面倒な人よ。悪気はないんだろうけど。周りの人を気にかけるのが好きなのよ、あいつ。
アイノイネファがキミたちを探しに行ってた間、ファルカおじさんがたまに遊び相手になってくれたんだ。アイノはイネファがいなくて寂しかったんだけど、おじさんはそれに気づいてくれて、頭をぽんぽんしてくれたの。おじさんの手は分厚いタコがいっぱいで、重かったけど、すごく暖かかったよ。
イネファファルカさん、通称「大団長」。貴方もこれまで、いろいろな所で彼の噂を耳にしたと思います。「ユーモアがある」、「自由奔放」、「酒豪」といったイメージを持つ方が多いようです。そして何より、彼は大事な局面ではいつだって頼もしい仲間でいてくれます。それこそ、彼が騎士団だけでなく、多くの人に慕われている理由でしょう。
出発の前、私は自分が使命を果たせるか、パスワードを忘れたりはしないか、不安な気持ちでした…そんな私に、ファルカさんは無条件で信頼を寄せてくださいました。それと、彼は「これが最高のパスワード」だとも言っていました…ただ私を勇気づけるための言葉だったのかもしれませんが…今思えば、「信頼できる仲間こそが、最高のパスワード」という意味だったのではないでしょうか。
フリンズ剣術においてファルカさんと互角に渡り合うのは難しいでしょうね。この世に北風より冷たく鋭い剣などありません。自然界の怒号に金属の武器が太刀打ちできるはずないでしょう?でも…正統派の騎士であるファルカさんと、いつか手合わせできる機会があるとすれば、とても名誉なことです。
ラウマナド・クライには、様々な人間が暮らしておる。しかし彼ほど上手く、この地に溶け込んでいる異邦人はおらぬであろう。彼は人と接する時、天性の親しみやすさを発揮する。これは大変貴重な資質だ。初めてであった時、彼は「霜月の子」が配布している料理の味を称賛してくれた…彼に料理を渡した記憶などないのだが、不思議なことに、彼の誠実さを疑う気にはなれなかったのだ。
タルタリヤファルカかい?いつか西風騎士団の頂点、伝説の「北風騎士」と戦えると思うと、興奮して震えてしまうよ。生きるって素晴らしいね。

アリス

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クレー(両親として)パパもママも大陸全土で有名な旅人だよ!ママの書いた『テイワット観光ガイド』のレビュー欄は、たくさんのレストランと宿屋が気にしているらしいの。
ドリーアリスさんはいつも目新しいものを提供してくれる、私にとって最高の仕入れ先ですの。うふっ、うふふふ、企業秘密まで教えてあげたんですから、あなたも少しぐらい、授業料を払ってくれてもいいのですよ?
スカーク「世界の境界線を維持する者」として、彼女は私の存在を黙認してくれた。ただし、この世界に過度に干渉しない限りは、という条件付きでだ。まあ、干渉するつもりはもとよりないがな。ただ、なぜ黙認するのか理由を知りたかった。故に聞いてみると、彼女はこう答えた——生態学者の中には、動物の狩猟行為や逃亡行為に感情を揺さぶられる人も多くいるが、絶対に干渉をしない。つまり、個人の感情よりも自然の摂理を優先しているのだと。冷たすぎると言われることもあるらしいが、それはある種の慈しみの表れだそうだ。
以前彼女に会ったとき「自分の心の声に耳を傾けなさい」と言われたことがある。「今をちゃんと楽しむように」とも言われたことがあったな。心から私のことを気にかけてくれているのだろう。彼女には感謝している。

ニコ

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スカーク人類になることは進化か、それとも退化か?種が自滅する瞬間を目の当たりにしたとき、彼女は何を思ったのだろうか?彼女と知り合ったあと、それについて詳しく聞こうと思ったが…彼女の性格を考えて、やめることにした。黙々と彫刻を作っているところを邪魔しないほうがいいと思ったのでな。

名前のみ既出or詳細不明キャラ

ボイスで言及されたキャラは実装されることが多い傾向にあるが、「淑女」の例やNPCに言及する例もあるため確実ではない。

スルトロッチ

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スカーク「極悪」の名を冠する資格を持つ者はごく僅かだ。師匠にその称号を与えた者は、恐らく彼を心の底から憎んでいたのだろう。確かに師匠は多くの不義を働いてきた。騎士の身でありながら、騎士道に背いている。それでも絶えず師匠に追随する者が現れたのは、その強さ、余裕、自信、そして分け隔てない率直さからだろう。師匠は単純な感情を満たすために行動するのではなく、自分自身をより完璧な存在にするために行動する…それこそが師匠の強さの源であり、危険である所以なのだ。

リンネア

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アイノリンネアねーちん?小っちゃかった頃、いつも帰ってくるとアイノたちに面白いお話をいっぱい聞かせてくれたんだ。だから大好き!アイノが機械を作れるようになった後、いくつかプレゼントしたんだけど…受け取るのはその気持ちだけにしておくって言って、一つも受け取ってくれなかったの。きっと、ねーちんが気に入るような機械がなかったんだね。だから、もっともっとたくさん機械を作る!そうすれば、一つぐらいは気に入ってもらえるよね。
イネファリンネアさんは冒険者協会の顧問です。生き物に詳しいと伺ったので、私の他にも知性を持つ機械生命体を見たことがないかお尋ねしたかったのですが…なぜか彼女は、毎回私を見ると顔も合わせず逃げてしまうのです…いまだに理由は分かりません。

イルーガ

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フリンズ「ライトキーパー」への加入は自由です。多くの人が加入しては脱退していくので、よほど粘り強い人しか残らないのですが、彼はその残った一人です。人間社会では頭の回転が速く機転が利く人が重宝されがちですが、僕は「ひたむきさ」の方が尊いと思いますね。

茲白

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鍾離(白馬の仙人として)白馬──懐かしいな。あの仙人とは、もう随分会っていない。時は短く、一瞬にして過ぎ去ってしまうのが残念だ。

「女皇」

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放浪者誰もが彼女の優しさと慈愛を称賛するけど、「愛」も「罪」の一種であることを知る者は誰一人としていない。もしかしたらその愛っていうのは、いわゆる代償行動ってやつなのかもね。
フリンズナド・クライはスネージナヤの領土の一部ですが、僕たちに「女皇様に栄光あれ」と言う習慣はありません。「僕たち」が具体的に誰を指すか?もちろんライトキーパーですよ…それ以外に何が?
アルレッキーノ投獄された時――女皇陛下は私の罪を赦し、執行官の身分を与えてくださった。耳ざわりのよい言葉ばかりを並ベ立てる空っぽの偽善者とはまったく違う…私は彼女に真の「慈愛」を見た。しかしその「慈愛」は、果てしなく広がる氷雪をも溶かせるものだろうか。その答えは誰にも分からないだろう。だが、これだけははっきり分かっている…もし、いつか女皇陛下と訣別すべき日が来たら、私は迷いなく彼女に向けて剣を振り下ろすだろう。それが、私の捧げられる最大限の敬意だ。
タルタリヤ女皇様は実に優しい人だよ。優しすぎるからこそ、冷酷にならなければならない。平和を夢見ているからこそ、世界に宣戦布告した。それに、彼女が世界の敵になったからこそ、俺たちは出会えたのさ。

「道化」

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放浪者「道化」はカーンルイアの遺民さ──それ以外について、僕は彼をほとんど知らないし、彼と親しく交流したこともない。でも、彼は僕に対して何か考えがあったようで、前に重要な任務をいくつもくれた…「アビス」へ向かうことも含めてね。
アルレッキーノ最初の執行官である彼のすべては謎に包まれている。初めて会った時、彼は私の身の上を一目で見抜いたんだ。私のほうは、未だに彼について殆ど知らないのにね。
タルタリヤ彼はファデュイ最初の執行官で、今の執行官たちのリーダーでもある。ただ、重要な場面でしか姿を見せないんだ。彼の功績については…正直、興味がない。俺が忠誠を誓うのは女皇様だからね。

「雄鶏」

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放浪者「公子」くらいだろうね、「雄鶏」が誠心誠意、見返りもなく彼とその家族を気にかけてくれてるなんて思うのは。あの市長様は確かに実のあることを多くしてきたけど、ちょっとでも頭のいいやつなら分かるはずだよ。それが意味することは──「君の家族を握ってるぞ」、でしょ?
アルレッキーノ「雄鶏」は私をあまり好きではないし、私も彼にいい印象など持っていない。市長としては合格…いや、「優秀」と言ってもいいだろう。最小の代価で莫大な利益を得るその手腕は、お偉方の間でも好評を博しているらしい。ただ、その「最小の代価」として、度々壁炉の家をちらつかせることは残念でならない…遅かれ早かれ…フン。
タルタリヤ俺は義理や人情といったものがよく分からない。けど、彼が本当に俺のことを助けたいと思っているのは知っている。俺を見るときの彼の眼差しは、まるで家族を見るもののようだよ。ああ、そういえば、トーニャとテウセルからの手紙には、彼がうちに送ってくれたパイやプレゼントのことがよく書いてある。どうやら、俺が冬国を離れている間、彼は約束通り、俺の家族の面倒をよく見てくれているみたいだ。

「富者」

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放浪者あの第九位のことか。彼は「公平な取引」にすごく固執していて、あまつさえ、神と人の間にあってしかるべき不公平さえ覆そうとしている。まあ、凡人はそういうものさ、非現実的な妄想を抱きやすいんだ。別に特別なことなんかじゃないよ、彼の平凡な能力や目利きと同じようにね。──ふんっ、「博士」と密接な協力をとるなんてね…いい結果にはならないさ。
アルレッキーノ彼が優れた頭脳と手腕を併せ持つことは認めている。だが、「冷静さ」には欠けると私はみている。壮大な計画を立案し、無機質な経済を操る能力には長けているものの――彼を突き動かしているのは、依然として心の奥底に抑え込まれたままの憎しみと嫌悪だ。自らを理性的と言い張る者は、得てして己の感情をコントロールできていると思い込んでいるものだが…その自信こそが最大の弱点だと言える。
タルタリヤああ、「壮大な計画」ばかり考えているあの野心家のことか。彼の理論はまったくもって頭に入ってこないよ。とにかく、不測の事態に備えた資本が十分にあるならそれでいい。

その他NPC等

ドゥラフ

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ディオナパパはあたしが一番尊敬してる人!パパは一番すごい!でも…お酒を飲んだパパは、うう…ああーーやっぱり早くモンドの酒造業を終わらせないと!もうおしゃべりの時間はおわりにゃ!

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七七夜…たまに一緒に体操する人がいる気がする…気のせい?

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アルベドアンバ丨ウェンティエウルアガイアクレ丨ジンスクロ丨スディオナディルックノエルバ丨バラフィッシュルベネットモナリサレザ丨ロサリア夜蘭雲菫煙緋甘雨凝光刻晴香菱鍾離辛炎申鶴タルタリヤ重雲七七胡桃北斗行秋荒瀧一斗楓原万葉神里綾華神里綾人九岐忍九条裟羅ゴロ丨早柚珊瑚宮心海ト丨マ八重神子宵宮雷電将軍放浪者(国崩)白朮鹿野院平蔵女皇スカ丨クファルカヨォ丨ヨドゥラフ
アルベドアンバ丨ウェンティエウルアガイアクレ丨ジンスクロ丨スディオナディルックノエルバ丨バラフィッシュルベネットモナリサレザ丨ロサリア夜蘭雲菫煙緋甘雨凝光刻晴香菱鍾離辛炎申鶴タルタリヤ重雲七七胡桃北斗行秋荒瀧一斗楓原万葉神里綾華神里綾人九岐忍九条裟羅ゴロ丨早柚珊瑚宮心海ト丨マ八重神子宵宮雷電将軍国崩白朮鹿野院平蔵女皇スカ丨クファルカヨォ丨ヨドゥラフ
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