バッグ/任務アイテム/本文(Ver4.2~)

Last-modified: 2024-10-25 (金) 01:36:12

物語:キャラ/ア-カ | キャラ/サ-ナ | キャラ/ハ-マ | キャラ/ヤ-ワ || 武器物語 || 聖遺物/☆5~4 | 聖遺物/☆4~3以下 || 外観物語
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バッグ/任務アイテム/本文(Ver4.2~)

レインボーローズの理想

(※任務アイテム「レインボーローズの理想」は9ページあります。1~8ページはそれぞれ組み合わせる前の8枚の地図と同じ閲覧内容です。重複を避けるために、1~8ページ目で前の地図8枚の閲覧内容としています。)

本文を読む

リアムのバラッド
リアムのバラッド_pic.jpg
リアムは鮮やかな服装をしていて、笑い声はよく響いた。
リアムは好き放題に歌を書いて、偽善者達を嘲笑していた。
いまのリアムは大声で歌うこともなく、傲慢でもなくなった。
しかしリアムは苦労して歓心を買おうとはしないし、
不満に対して妥協しようとはしない。
リアムは琴を持って遠くへ離れ、
無人の広々とした野原で彼の歌を引き続き歌うだろう。

この歌を聴いたお友達のみんな、彼と同じように決して諦めないよね?
もし同じ理想を抱いているなら、リアムのプライドを取り戻しに行って。
彼からプレゼントがもらえるよ。

ロッキー・アヴィルドセンの失望
ロッキー・アヴィルドセンの失望_pic.jpg
事業を成し遂げておらず、パートナーを探しもせず、人生を決闘場の中で無駄にする。
そうして数十年を過ごし、ロッキー・アヴィルドセンは自分のすべてが管理人のブランデッドに堕落させられていたと気づいた。
財産と栄誉がすべて他人のものになり、ロッキー・アヴィルドセンは自ら追放の道に踏み入れた。

彼は人生の最後を無私な友人らに捧げ、彼らの理想が実現できることを望んだ。
彼の足跡を知ったお友達のみんな、無意識にこの伝言を得た人も、
アヴィルドセン家の名誉のため、彼の結末を探しに来た人も、
ロッキー・アヴィルドセンの遺産を持ち帰って。それは彼が世界に残した最後のプレゼントなんだ。

アトーズの供述
アトーズの供述_pic.jpg
「アトス雑貨店」は野菜、料理用品、裁縫道具を売っていた。
店主のアトスは商売を鼻にかけていたが、彼の生活と彼の店はジュエリー商人ブランデッドの下劣な手段で壊されてしまった。
そのためアトスは手ずからブランデッドを切り殺し、その遺体をサラシア海原に沈めた。
確かに人の命を奪うことは有罪だが、それは命を奪われた者に罪がないことを意味するだろうか?
ブランデッドは罰を受けて当然で、アトスも逃げ隠れしながら余生を送った。

話の全体が分かったお友達のみんな、アトスのために真相を伝える意志があるなら、
飛瀑の間の砂地に行くと彼の残した謝礼があるよ、みんなの気持ちは感謝されるはずだ。

パーカーの希望
パーカーの希望_pic.jpg
パーカーと夫はフォンテーヌを周遊すると誓い一生を旅の中で過ごした。
彼らの愛する子供ペニーは水泳と魚が好きな可愛らしい娘だった。
娘に浮き沈みや漂流のない生活をさせようと、両親は彼女を、最も親しい友達のルージュに預けた。
定住の地こそないものの、パーカーの生活は驚きと喜びに包まれており、子供も同じような幸福に恵まれてほしいと望んでいた。

この手紙を読んだお友達のみんな、パーカーは娘ペニーに対する期待をみんなにもプレゼントしているよ。パーカーが残したサプライズを探してみてね。
ヒント、「サプライズ」は「魚」のお腹に隠されているけど、サプライズを見つける鍵は「魚」の目にあるよ。

バローの希望
バローの希望_pic.jpg
バローと妻はフォンテーヌを周遊すると誓い、一生を旅の中で過ごした。
彼らの愛する子供ペニーは水泳と魚が好きな可愛らしい娘だった。
娘に浮き沈みや漂流のない生活をさせようと、両親は彼女を、最も親しい友達のルージュに預けた。
定住の地こそないものの、バローの生活は驚きと喜び、冒険に包まれており、子供も同じような幸福に恵まれてほしいと望んでいた。

この手紙を読んだお友達のみんな、バローは娘ペニーに対する期待をみんなにもプレゼントしているよ。バローが残したサプライズを探してみてね。
ヒント、「サプライズ」は「爪」の間に隠されているよ。「爪」の間にあるなぞなぞを解いて、サプライズを手に入れよう!

オータムの残悔*1
秋の残悔_pic.jpg
オータムは生きている間、これといった信条がなく、おそらく死ぬその日にも残せる格言はなかっただろう。
彼女は幸せな嘘の中で、操り人形として舞い踊っていた。
目覚めたとき、人生で最も幸せな贈り物――彼女の娘はすでに奪い去られていた。
オータムは自分の娘が完璧な世界の中で生活することを望み、そのためなら何も惜しまなかった。

このメモを手に取ったお友達のみんな、もし一人の母親の痛みに同情するなら、
この母親に応えて、彼女の娘の住む世界を見守ってやりたいと思うなら、
湖中のシェルターに向かって彼女が用意していたすべてを手に入れてね。彼女はきみの善良さを信頼してくれるよ。

ルージュの信条
ルージュの信条_pic.jpg
本当の名前はどうでもいい。彼はルージュという名前だけで、最も愛するフォンテーヌの地を彷徨った。
彼は、公正さ、平等、希望を求める彼のような人々と集まって行動し始めた。
彼らは進んで自分の身を捧げ、困窮した人々や落ちぶれた人々に救いの手を差し伸べた。
この世界は不平等に満ちていて、過度な貧困と行き過ぎた貪欲さが存在してる。そのすべてが完全に拭い去られる日が来るまで、彼らはずっと最も愛するフォンテーヌの地を彷徨うだろう。

ここまで読んだお友達のみんな、彼らの信念を続けていこうと誓うかい?
もし同じ理想を抱いているなら、知恵の実をつけた枯れ木を探して。
三回尋ねると、ルージュの崇高な敬意を獲得できるよ。

フリーマンの宣言
フリーマンの宣言_pic.jpg
一度不公平な目に遭い、間もなく鎖につながれ投獄されるという時、無私な報道関係者の助けを受けた。
彼女たちが理詰めで押し通したことにより、フリーマンは流刑を免除された。
彼の恩人、ユーフラシアが言うように、
「真理は前に進み続ける。いかなるものも決して止めることはできない」
彼はずっと頑張り続けて待っている。のちの人が彼の理想を引き継ぐことを待っているんだ。

ここまで読んだお友達のみんな、公正さと希望を信じようと思うかい?
もし同じ理想を抱いているなら、火種を点けて。
四つの火種のうち、一つだけ大地の上にそびえ立てるものが希望の火種で、希望の炎がフリーマンの気持ちを伝えてくれるよ。

レインボーローズの理想
レインボーローズの理想_pic.jpg
本当の名前はどうでもいい。彼はルージュという名前だけで、最も愛するフォンテーヌの地を彷徨った。
彼は、公正さ、平等、希望を求める彼のような人々と集まって行動し始めた。
彼らは進んで自分の身を捧げ、困窮した人々や落ちぶれた人々に救いの手を差し伸べた。
この世界は不平等に満ちていて、過度な貧困と行き過ぎた貪欲さが存在してる。そのすべてが完全に拭い去られる日が来るまで、彼らはずっと最も愛するフォンテーヌの地を彷徨うだろう。

ここまで読んだお友達のみんな、彼らの信念を続けていこうと誓うかい?
もし同じ理想を抱いているなら、知恵の実をつけた枯れ木を探して。
三回尋ねると、ルージュの崇高な敬意を獲得できるよ。

一度不公平な目に遭い、間もなく鎖につながれ投獄されるという時、無私な報道関係者の助けを受けた。
彼女たちが理詰めで押し通したことにより、フリーマンは流刑を免除された。
彼の恩人、ユーフラシアが言うように、
「真理は前に進み続ける。いかなるものも決して止めることはできない」
彼はずっと頑張り続けて待っている。のちの人が彼の理想を引き継ぐことを待っているんだ。

ここまで読んだお友達のみんな、公正さと希望を信じようと思うかい?
もし同じ理想を抱いているなら、火種を点けて。
四つの火種のうち、一つだけ大地の上にそびえ立てるものが希望の火種で、希望の炎がフリーマンの気持ちを伝えてくれるよ。

リアムは鮮やかな服装をしていて、笑い声はよく響いた。
リアムは好き放題に歌を書いて、偽善者達を嘲笑していた。
いまのリアムは大声で歌うこともなく、傲慢でもなくなった。
しかしリアムは苦労して歓心を買おうとはしないし、
不満に対して妥協しようとはしない。
リアムは琴を持って遠くへ離れ、
無人の広々とした野原で彼の歌を引き続き歌うだろう。

この歌を聴いたお友達のみんな、彼と同じように決して諦めないよね?
もし同じ理想を抱いているなら、リアムのプライドを取り戻しに行って。
彼からプレゼントがもらえるよ。

事業を成し遂げておらず、パートナーを探しもせず、人生を決闘場の中で無駄にする。
そうして数十年を過ごし、ロッキー・アヴィルドセンは自分のすべてが管理人のブランデッドに堕落させられていたと気づいた。
財産と栄誉がすべて他人のものになり、ロッキー・アヴィルドセンは自ら追放の道に踏み入れた。

彼は人生の最後を無私な友人らに捧げ、彼らの理想が実現できることを望んだ。
彼の足跡を知ったお友達のみんな、無意識にこの伝言を得た人も、
アヴィルドセン家の名誉のため、彼の結末を探しに来た人も、
ロッキー・アヴィルドセンの遺産を持ち帰って。それは彼が世界に残した最後のプレゼントなんだ。

「アトス雑貨店」は野菜、料理用品、裁縫道具を売っていた。
店主のアトスは商売を鼻にかけていたが、彼の生活と彼の店はジュエリー商人ブランデッドの下劣な手段で壊されてしまった。
そのためアトスは手ずからブランデッドを切り殺し、その遺体をサラシア海原に沈めた。
確かに人の命を奪うことは有罪だが、それは命を奪われた者に罪がないことを意味するだろうか?
ブランデッドは罰を受けて当然で、アトスも逃げ隠れしながら余生を送った。

話の全体が分かったお友達のみんな、アトスのために真相を伝える意志があるなら、
飛瀑の間の砂地に行くと彼の残した謝礼があるよ、みんなの気持ちは感謝されるはずだ。

オータム*2は生きている間、これといった信条がなく、おそらく死ぬその日にも残せる格言はなかっただろう。
彼女は幸せな嘘の中で、操り人形として舞い踊っていた。
目覚めたとき、人生で最も幸せな贈り物――彼女の娘はすでに奪い去られていた。オータムは自分の娘が完璧な世界の中で生活することを望み、そのためなら何も惜しまなかった。

このメモを手に取ったお友達のみんな、もし一人の母親の痛みに同情するなら、
この母親に応えて、彼女の娘の住む世界を見守ってやりたいと思うなら、
湖中のシェルターに向かって彼女が用意していたすべてを手に入れてね。彼女はきみの善良さを信頼してくれるよ。

パーカーと夫はフォンテーヌを周遊すると誓い一生を旅の中で過ごした。
彼らの愛する子供ペニーは水泳と魚が好きな可愛らしい娘だった。
娘に浮き沈みや漂流のない生活をさせようと、両親は彼女を、最も親しい友達のルージュに預けた。
定住の地こそないものの、パーカーの生活は驚きと喜びに包まれており、子供も同じような幸福に恵まれてほしいと望んでいた。

この手紙を読んだお友達のみんな、パーカーは娘ペニーに対する期待をみんなにもプレゼントしているよ。パーカーが残したサプライズを探してみてね。
ヒント、「サプライズ」は「魚」のお腹に隠されているけど、サプライズを見つける鍵は「魚」の目にあるよ。

バローと妻はフォンテーヌを周遊すると誓い、一生を旅の中で過ごした。
彼らの愛する子供ペニーは水泳と魚が好きな可愛らしい娘だった。
娘に浮き沈みや漂流のない生活をさせようと、両親は彼女を、最も親しい友達のルージュに預けた。
定住の地こそないものの、バローの生活は驚きと喜び、冒険に包まれており、子供も同じような幸福に恵まれてほしいと望んでいた。

この手紙を読んだお友達のみんな、バローは娘ペニーに対する期待をみんなにもプレゼントしているよ。バローが残したサプライズを探してみてね。
ヒント、「サプライズ」は「爪」の間に隠されているよ。「爪」の間にあるなぞなぞを解いて、サプライズを手に入れよう!

募集説明

本文を読む

プノワ・ルロワはヘルパーを募集しています。家事が得意で、料理ができ、お年寄りの世話ができる方を求めています。ルロワからは、食事、宿泊場所、そして適切な報酬を提供します。興味のある方は、直接ルロワまでご連絡ください。
募集説明_pic.jpg

誰かの帳簿

本文を読む

……
色々と考えたが、やはりきちんと帳簿を残しておくべきだ。歳もとったことだし、いつか記憶力が衰えた時に、何かの役に立つかもしれない。

……
来客、三名様。計千モラを収受。位牌の修繕用として保管。
来客、二名様。計三百モラを収受。位牌の修繕用として保管。
来客、五名様。歴史の伝承を重視されており、伝統文化を広めたいとのこと。一モラも寄付せずにお帰りになった。
来客、二名様。計三千モラを収受。位牌の修繕用として保管。
来客、一名様。うっかり木板を踏んで壊されたので、賠償金として五百モラをいただく。木板の修繕用として保管。
来客、ニ名様。計千モラを寄付。木板の修繕用として保管。
遺瓏埠に木板を注文。計千二百モラを支払う。残りの三百モラを位牌修繕用とする。

……

沈玉の谷観光指南

本文を読む

沈玉の谷で一番おすすめの場所は?
……
もちろん俺の地元の翹英荘だ! 村の景色がサイコーってだけじゃないぞ。いっぱいいるんだ、可愛い小動物がな。午後に行くのがおすすめだ!
……
(線で消されている。)
……
宝玦のロ!宝玦のロに行ったことのない人は人生損してるよ。特にあの宝珠…朝見に行くと、沈みきってない月のようなんだ。
……
(線で消されている。)
……
あんまり有名じゃないけど、老茶樹王のそばにある蓮池は、夜に行くと静謐な美しさが感じられるの。周りにいる魔物には気をつけたほうがいいけどね。
……
(線で消されている。)
……
僕に言わせれば…懸練山かな? こういう変わった山は、よそではめったに見られないね。タ焼けがすごくきれいなんだ。
……
(ガイドには他の箇所も書かれていたようだが、既に線で消されている。)

「沈玉の谷」記念アルバム

本文を読む

「沈玉の谷」記念アルバム_雲海沈玉.jpg
雲海沈玉
婉静

「沈玉の谷」記念アルバム_茶飲み仙人.jpg
茶飲み仙人
赤井

「沈玉の谷」記念アルバム_懸練、山の如し.jpg
懸練、山の如し
(旅人)

「沈玉の谷」記念アルバム_静水宝ケツ.jpg
静水宝玦
(旅人)

「沈玉の谷」記念アルバム_月明りの蓮地.jpg
月明りの蓮地
(旅人)

「沈玉の谷」記念アルバム_翹英の嘉客.jpg
翹英の嘉客
(旅人)

「沈玉の谷」記念アルバム_埠上の遺瓏.jpg
埠上の遺瓏
匿名

「沈玉の谷」記念アルバム_老茶樹王.jpg
老茶樹王
クテシフォン

赤璋の地図

本文を読む

「…上命に従い予定通りに兵を引きあげる…必要に備え、残りの軍資や機械はすべて石垣内に保存しておく…場所はこの図に記す…」

赤璋の地図_pic.jpg

荒瀧派の招待状

本文を読む

ガーハッハッハッ! 誰からの招待状だと思う?
――ダチ公、その通りだ! 稲妻でひたすらお前を案じてる俺様だ! ガーハッハッハッ!

最近、フォンテーヌ人のダチができてな。その地元には「イリデッセンスツアー」っちゅう音楽の祭りがあるらしい。で、俺様はすぐにこの前の豪鼓祭を思い出した。甘金島で一緒に太鼓を叩いたり、歌ったり、焼きスミレウリを食べたりして、すげー楽しかったよな! ダチ公、お前も覚えてるだろ?(だが、天領奉行が間違えて俺様を逮捕した件は可能な限り忘れろ。)

そこで今度はその新しいダチと壮大でぶっ飛んだ音楽祭を開くことにした。その名も荒瀧・生命のロックイリデッセンスビッグツアーだ! 名前を聞いただけで、魂がメラメラと燃えてくるだろ?

ってことで善は急げだ! さっそく海祇島で落ち合おう。お前に話したいことがまだ山ほどあるんだ。

絶対来るんだぞ!

お前がいないとダメだからな!

あと言っとくが、忍に代筆なんか頼んでないぞ。
(実際は頼まれて書いた)

『最強オニカブトムシに転生して世界をひっくり返してやった』

本文を読む

羽を 射たれたカラス
タヌキの化ける 松明も消え去る
なけなし イタチさんの遺産
父さん母さん 財産――
分与は二対三

将軍ガニ
欠けてく足
陸ウナギ
ボロ屋に眠り
だから 転生! オニカブトムシ
穢れた世界に
ツノで咲かせたい
赤い花を

いつの間にか撮られていた集合写真

(※旅人が空と蛍で写真が異なる。上:空が旅人、下:蛍が旅人)

本文を読む

いつの間にか撮られていた集合写真_閲覧_空.webp
いつの間にか撮られていた集合写真_閲覧_蛍.webp

「兄妹で、どうか仲良く」

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム

(※1~6ページまであり、それぞれのページに1人のキャラクターの紹介がある。)
(※5ページ目は旅人が空か蛍で写真が異なる。また、クロリンデの伝説任務 レイピアの章・第一幕の選択肢によって写真と内容が異なる。)

本文を読む

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p1.webp

名前:クロリンデ
肩書き:テープルトークシアター「ゲームマスター」
(1/6)

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p2.webp
キャラクター:「ナヴィア」
肩書き:ファントムハンター
設定:
楽観的で親切なファントムハンター。賢く頭の回転が速い商人でもある。冴え渡る頭脳と弁舌の才能を併せ持つ。
スキル:「説得」「捜査」「召喚」
(2/6)

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p3.webp
キャラクター:「フリーナ」
肩書き:ファントムハンター
設定:
美しい声を持つファントムハンター。芸術に造詣が深く、パフォーマンスで人の心を打つのが得意。心の中では、もっと平和な時代で表現者になりたいと強く願っているようだ。
スキル:「芸術」「演技」「召喚」
(3/6)

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p4.webp
キャラ:「リネ」
肩書き:ファントムハンター
設定:
ファントムハンターの養子として育てられた。かつて街を放浪していた経験から、熟練のサバイバルテクニックを得た。
スキル:「潜入」「器用」「召喚」
(4/6)

(※5ページ目:TRPGで技能に「調理」を選択、「医学」も同時に選択したときは更に自己紹介で「料理人」を選んだ場合)
ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p5_空_料理人.webp File not found: "『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p5_蛍_料理人.webp" at page "バッグ/本文 4"[添付]
キャラクター:「(旅人)」
肩書き:ファントムハンター
設定:
善良で正直なファントムハンター。仲間にはこう自己紹介する――「小さな頃から料理の道を究めてきた。日々の生活の中で、美味しい食べ物を通じて人の心を癒したい」。
スキル:「医学」「調理」「召喚」(※技能で「医学」「調理」を選んだ場合)
スキル:「調理」「洞察」「召喚」(※技能で「調理」「洞察」を選んだ場合)
(5/6)

(※5ページ目:TRPGで技能に「医学」を選択、「調理」も同時に選択したときは更に自己紹介で「医者」を選んだ場合)
『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p5_空_医者.webp『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p5_蛍_医者.webp
キャラクター:「(旅人)」
肩書き:ファントムハンター
設定:
善良で正直なファントムハンター。仲間にはこう自己紹介する――「小さな頃から医術を学んできた。魔物退治だけじゃなく、学んだことを生かして人々の傷や痛みを癒したい」。
スキル:「医学」「調理」「召喚」(※技能で「医学」「調理」を選んだ場合)
スキル:「医学」「洞察」「召喚」(※技能で「医学」「洞察」を選んだ場合)
(5/6)

『ファントムハンター:審判の時』キャラクター記念アルバム_閲覧_p6.webp
キャラクター:「パイモン」
肩書き:ファントムハンターの最高の仲間
設定:
(旅人)のそばにいる素敵な仲間。ファントムハンター(旅人)の最高の仲間兼ガイド。
(6/6)

犯罪者の供述

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ポトン:
ポトンって誰だ? 俺はオノレーだぞ! 今日は外出して医者に行くって申請をしてたのに、目が覚めたら他の牢屋にいたんだ。とんでもない濡れ衣だ。

ガスドン:
俺はガスドンじゃない、ウイユだ! 刑期は今日までで、やっと出所できるはすだったのに…一体何が起きてるんだ!?

エンリ:
俺はエリックだ! なんでまたこんなに厄介なことに巻き込まれてしまったんだ…これじゃ今日の出所手続きはできないな…

ラザール:俺はオディロン、看守だ! 誰かが襲われたそうだが…俺じゃない!

……

「悪龍」の絵本

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女神の手稿・1

本文を読む

……
勇敢なフランソアは藁の山をよじ登って、フォークを藁のてっぺんに逆さに刺した。背後には、大きく丸い月が光っていた。

彼は大きな声で村人全員の名前を叫んだ。最初に呼ばれた村長は大層驚いて藁の山に登り、フランソアのロを塞いだ。
「死にたいのか!そんな大声を出したら…悪龍が来るぞ!」
「このでくの坊!みんなで苦労して造った風車の製粉所が悪龍に壊されたってのに…まだ悪龍が来ることに怯えてるのかよ!」
フランソアは太っちょ村長を蹴り落とそうかと思ったが、村人たちを案じる心は同じだと思い直し、ぐっとこらえた。
彼は村の人々がほぼ全員集まったのを見てコホンと咳ばらいした。「なあ、みんなはこれでもまだ耐え続けるつもりなのか?」「もうまっぴらだ!でも…悪龍をどうにかするなんて無理だ。」と、雑貨屋の主人。
「そんなことないさ!さっき風車の羽からやつの首に飛び移ってえいと踏んづけたら転がるように逃げていったぞ。」
皆で苦労して造った製粉所を壊された――それが人々の怒りに火■つ■たのだろう。皆次々に手を挙げ、■龍■■うと決めた!しかしフランソアは両々を制した。「今日は、ひとまず帰ってくれ。みんなの決死の覚悟の源は勇気じゃなくて怒りだ。冷静になっても困難に抗いたいと思えたらきっとそれこそが真の『勇気』なんだ。」村人たちは帰っていった。しかし翌日――大勢の若者が、悪龍に抗う意思を示した。
……
思いがけず、勇者たちは女神の加護である『光の憲章』を得た。真の「勇者」を前に火吹きや爪を封じられてしまったた*3悪龍は相手側の休憩や交代を見逃す他なかった。そうして人々が幾日も奮闘し続けた結果、ついに悪龍は投降したのだった。
……

            A.A.

女神の手稿・2

本文を読む

……
聡明なアントニオが丹念に読んでいるのは崩れかけた家の地下室で見つけた古書だ。彼のランプは地上で家の残骸が崩れるのに合わせて、絶えず揺らめいた。
悪龍は見せしめに村を壊そうとしている。それで今夜留守だった彼の家に目をつけたのだが、彼は気にも留めず、橋を渡る時に貰った本を読みたいとばかり考えていた。今日老婆がくれ■本■名は『光の憲章』。シムランカの■べ■■命が守るべき法則が創生当初の言語■■■れている本だった。優れた英知を持つアントニオでなければ、太古の言語など読み解けなかっただろう。そこにはオルビットの現状を打開する策も壊れてしまった自分の家を修理する呪文も記されてはいないが――彼は知恵こそが、最大の武器であることを知っていた。
朝の光がアントニオ家の残骸を照らした。鍛冶屋と太っちょ村長は、やっとのことで地下室のドアを塞いでいた瓦礫をどけた。隈の酷い顔でアントニオは村長に言った。「龍を討伐してきます。すぐ戻ります。」「大丈夫なのか?寝ていないんだろう?」「ランプのすすでそう見えるだけです。」
……
悪龍は巨大な宝の山に腰を据えて、小さなアントニオがやって来るのを見た。すると肺に蓄えた炎で彼の足元すれすれを燃やし無鉄砲な小人を追い返そうとした。
「待て!僕は二級のマイスター資格を持つ者だ。『光の憲章』によれば、僕が決闘を拒否すれば君は武力を使えないはずだ。」その通りだったので悪龍は烈火を呑んだ。明日はきっとトイレの住人だ。いっぽう、アントニオは驚いた。何気なく取ったサビ取り資格が役立つ日が来るなんて。
「それから二級の資格を持つ僕は君に問答決闘を挑む権利がある。拒否権はない!」シムランカには実際そんなルールがある。スフィンクスや老賢者、人を困らせるのが好きな姫のために作られたものだ。悪龍は今まで自分には関係ないと思っていた。
「僕からだ。一昨日僕は自宅を八千モラで売ったが、まだ値が上がると考えて、九千モラで買い戻した。一万モラで売るつもりでな。さて、最終的な損益はいくらだ?」悪龍は嘲笑した――「簡単だ。一万モラになる瞬間を待てばよかったものを。支出が九千、収入が一万と八千。利益は九千だ。儲かったはずの千モラを儲け損なったな!*4「不正解。僕の家は昨日君に燃やされた。売却が間に合わず、大損したところだ。」「わ、悪かったよ。どうしても家を燃やす必要があったんだ。お前は留守だったから命を奪うよりマシかと思ってさ。」
「問答決闘は僕の勝ちだ。僕は君の命から一モラ引いた価値の戦利品を要求できる。勿論、燃やされた家の賠償請求もできる。家の価値は一モラってことにしておこう。悪龍、自分の始末は自分でつけてくれ。」「た、頼む。命だけは助けてくれ。何でもくれてやるから。」
「その言葉に嘘はないな。」アントニオは事前に準備しておいた契約書を出した。
……
こうしてアントニオは知恵を頼りに悪龍の全財産を奪った。大打撃を受けた悪龍は、二度と彼の住む街を襲わなかった――
何年も経ったある日、子供がアントニオに尋ねた。「八千で売って九千で買い戻したなら…千モラしか損してないよね?」

            A.A.

女神の手稿・3

本文を読む

……
ガリレオとアルベルトは今日もまた数えきれないほどの善行を積んだ。橋でお婆さんを手伝ってリンゴ酒の樽を運ふのは本当に大変だったが、報酬に二人は小さな樽の酒を一つすつもらった。
薄雲ににじむ月の光が実に美しい夜だった。親友同士の二人は悪龍から街を守る為に造られた高い壁に登った。じゃんけんに負けたアルベルトは、わきに小さな木製の酒樽を挟んだまま、梯子を登らなければならなかった。
「見ろよ。我らが太っちょ村長ご自慢の豪邸もここから見るとちっぽけなもんだな。」アルベルトが下に見えるとある家を指差して言った。
「違うよ、あれは俺の家だ。」ガリレオがそう答えた。
「村長の家はあっち。」
アルベルトは夜目が利かない。月光がいくら明るくてもやはり昼間とは段違いなのだ。目を細めても一向に光は見えない。必死で目をこらしたが、それでも彼には何も見えなかった。「まあ、どっちにしろ小さいけどな。」ガリレオは言った。「お前の言葉は間違ってないよ。」ガリレオとアルベルトはどちらも空気を読むのが上手いお人好しだ。ガリレオの返事は、目の弱いアルベルトの気まずさを紛らわせてくれた。実はアルベルトの方も、じゃんけんに負けて荷物持ちをしたのはわざとだった。ガリレオの肋骨下の歯車に傷があると知っていたのだ。「乾杯。」アルベルトが酒樽の栓を閉めるのを待って、仲良しの二人はグラスを掲げた。

その次の日のことだ。そんな大親友の二人は、村の皆を広場に集めた。
彼らはまず防龍壁を破壊してしまったことを謝り、皆に二人で悪龍とじっくり話し合ってくると、そう告げた。「確かに、あの壁の建設にはとても苦労したが…みんなさほど気にしてはいないよ。」太っちょ村長は言った。「しかし…君たちが壁を壊したというのは本当かね?」もちろん村長が言いたかったのはそんなことではない。お人好しの彼は続けてこう言った。「何にせよ、悪龍に会いに行くというのは危険すぎる。」
「ご心配には及びません。」
村長にそう告げると、世界一仲良しの二人は出発した。

その後――悪龍は二人に挟まれてガタガタ震えていた。理由は分からないが、老婦人の酒には飲んだ者を巨大化させる効果があるようだ。それで昨晩酒を飲んだ二人は腰かけていた壁を押し潰してしまったというわけだ。
巨大な体で地上を見下ろした時、二人は悪龍の気持ちが分かったような気がした。あれだけ大きい体躯なのだ。歩いただけで村を壊してしまうのも無理はない。悪龍が注意してくれれば、きっと互いに分かり合えるだろう。そこで、二人は残りの魔法酒を飲み干して、悪龍よりもひと回り大きいサイズになった。そして――
酒の臭いをぷんぷんさせながら、悪龍を挟んで座ると、呂律の回らない口で説いた。■龍■、すっかり怯えた。威厳も邪気も失って、痛ま■く■■るほどの姿だった。アルベルトが龍の背中の汚れ■■■てやろうとすると、鱗ごと取れてしまった。逃げようとした悪龍だったが、誤解を解かねば禍根を残すと考えたガリレオにしっぽをつかまれ、引き戻されてしまった。
「俺たちは、ずっとお前の足元で暮らしてきた。でも、俺たちが小さすぎて、お前には見えなかったのかもな。でも今は大きくなヒック…った。これでお前も、足元に俺たちがいるかもって、分かったよな。」しゃっくりをしながら彼が言うと、悪龍はコクコクと頷いた。
こうして二人と一匹は一夜を語り明かした。やっと龍と分かり合えたと納得した二人は家路についたのだった。

            A.A.

『旧都夢夜奇譚』

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「リシア」という名の女性が、黒龍に故郷を破壊された後、一人で旅に出る物語が描かれている。
……
旅の途中、彼女は放浪生活を送るかつての王国衛兵と出会った。彼女は衛兵に剣術の指南を仰いだが、失意の底にあった彼は、もはや剣を握る意思も剣を振るう勇気も持ち合わせてはいないのだった。
「私には『希望』を瓶詰めして贈ることはできません。」リシアは言った。
「でも、幼い頃聞いた歌のことは今でも覚えています。それは…流星のように儚く去ってしまう春が、今なお私たちの足元に咲き誇る花々の大切さを教えてくれるという歌でした。」
「君が高度な剣術を学ぶ必要はない。」王国の衛兵は答えた。
「君の瞳には、それ以上の力強さが宿っているのだから。」
……
再び旅に出たリシアは長老の案内で密林に足を踏み入れ、夢の国の鍵を司る賢者フクロウの前までやって来た。
フクロウの笑い声は、謎の霧のように辺りを覆い尽くし、助けを求める者を包み込んだ。
「君は勇気ある撤退という言葉を知っているかね?」
「この両足が動く限り、私は前に進み続けます。」
「君は死を恐れてはいないのかね?」
「私は死に抗い続けます。最後の瞬間が訪れるその時まで。」
「では最後の質問だ。君は復讐に執念を燃やすと誓えるかね?」
「私は――」
……
鍵を手に入れたリシアは、夢の国の大きな門を開き、星々の河を渡り、墨色の梯子を登り…数々の困難をくぐり抜けた。そしてついに夢の女神に乞い願って、一房の金髪と引き換えに人々を夢に誘い込む魔法を習得した。そして、黒龍への復讐を宣言した。
白と黒しか知らぬ黒龍は、魔法の導きで夢の世界に入り、千と一の様々な世界を夢に見た。そのどれもが、戦火や硝煙とはかけ離れた鮮やかな色彩に満ちていた。
「あなたがそういう世界を気に入ったのなら。」リシアは言った。
「星夜の指針を回し、全ての星を逆回転させて、あなたが私の故郷に来る前にすべてを戻してあげましょう。」
……
物語も終盤に差し掛かりリシアは一夜の夢から目覚めた。窓の外には見慣れた故郷の景色が広がり、うららかな春の気配が漂っている。
木でできた家の小さな扉を、軽くノックする音がした。
リシアが扉を開けると、そこには見知らぬ黒髪の男が立っていた。
「俺には君の髪の色は分からない。」男は言った。
「でも、きっと金色だろう。夢で見たような星の色だ。」
……

本の終わりに添えられたメモ
あなたって、龍の物語を書くのが本当に好きなんだね!

初代族長が残した地図

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ムアラニとの記念写真

(※旅人が空と蛍で写真が異なる。上:空が旅人、下:蛍が旅人)

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緑の模様があしらわれた紙

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フレイムグレネードの木の根っこ通行証
(触るとシャリシャリと音を立てる、つややかな線色の模様で縁どられた紙にこう書かれている…)
本品はフレイムグレネードの樹の根本の通行のみを目的とする品。必す大切に保管せよ。
紛失による再発行は受け付けない。偶然、本通行証を拾った者は速やかにフレイムグレネードの樹の根本の入口にいる守衛まで届け出よ。
届け出た者には、「懸木の民」部族より必す謝礼がある。

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「カラフルノロマ」の手記

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カラフルノロマの手記
長いこと準備してきたこの手記が、ついに役立つ時が来た!
最初は手取り足取り新人にラクガキを教えようと思っていたんだ…この手記はいつか現れる天才のために残しておこう。独りでも学べるようにね。
おめでとう、君は私が認めたラクガキの天才だ!
まだスプレー缶を持ったことも、ラクガキを描いたこともないかもしれないが…君は、いつか誰もが敬うラクガキマスターになる可能性を秘めている!
手記の内容はそれほど複雑なものではない。天才にはヒントさえ与えれば、インスピレーションが泉のように湧き続けるのだからね。
でもまあ、これだけは言っておこう。手記の内容は、ナタのラクガキマスターたちの考えを代表したものではなくて、「前衛的」なラクガキに対する私流の見解だ。
ラクガキユニオンには様々なスタイルを持つマスターが大勢いる。芸術は幅広いものだからね!他のスタイルを学びたいというのなら、それも構わない、ゆっくりやればいい。
さて、本題に戻ろうか。
璃月やフォンテーヌのような国では、芸術を教育するシステムがきちんと整っている。彼らにとって、絵画はれっきとした学問だからだ。
一方、ナタのラクガキはそんな固いものではない!タッチが基準を満たしてないだとか、スプレーで描いた形が整ってないなどといったことで、批判されることはないんだ。
誰にも迷惑をかけなければ、身分も経歴も関係ない。誰もがスプレー缶を手に取って、見つけた適当な平面に、いつだってラクガキを描けるのさ。
……
ラクガキの起源――「燃素銘刻紋」が力のトーテムで、戦いと守護を象徴する模様だというのなら、
ラクガキは気持ちを表現する絵画であり、心の内面を反映したものだ。
だから、まずは「感情」の形と色を見つけることがラクガキの第一歩になる。
初心者には自分の目でナタの風景と文化を見て、ナタ本来の様々な形と色を理解してもらいたいと思う理由はここにある。
理解して初めて、より深みのある作品や、考えを表現したインパクトのあるラクガキができるんだ。
例えば、アビスと戦う戦士を励ますとして、ただ「頑張れ」と繰り返すだけでは、物足りないだろう?
だから、私たちはよく戦士に強い酒を贈って、一緒に飲んで、歌って踊って、アビスの魔物を罵倒して憂さ晴らしするんだ。そうしたら、戦士たちももっとのびのび戦えるようになる。
戦士たちとアビスの戦いをテーマにしたラクガキを描く時は、故郷を極彩色に仕上げて、戦士たちに太陽のような燃素の光を描き加えるんだ。
もしナタの彩度を1 だとすると、故郷と戦士の彩度は最も派手な絵の具で50にしなければならない。
そしてアビスの敵は暗い青、黒に近い紫、灰色のような…さまさまな暗い色で構成されている。
もしアビス本来の彩度が10だとしたら、ラクガキでの彩度は2か3くらいに留めたほうがいいだろう。
影を描くなら、明暗なんか考えすに、そのまま真っ黒にすればいい。
そうすると、強烈な色彩の対比で、ラクガキはより人の目を惹きつけるから、シンプルに感情を伝え、考えを表現できるようになるんだ!
なぜなら、ほとんどの人は一枚の絵を見るのに三十秒もかけないからね。ましてや道端に描かれるラクガキなんてなおさらさ。
伝統的な技法で、色彩や複雑な明暗の再現にこだわる絵画は確かに美しいが、ラクガキはそれとはちょっとスタイルが違うんだ。
……
よし、完全に理解しただろう?じゃあ、さっそく練習として、百人規模の「夜巡者の戦争」のラクガキを描いてみようか…
冗談だよ。
鮮やかな色だけじや足りない。見た時の分かりやすさは保ちながら、デフォルメされた輪郭やカ強い線を描かなくてはいけない。
直線に近いものは、直線にすればいい。
角のあるものなら、人に恐怖を感じさせるぐらい、鋭い刃物のように描くんだ。
ダイナミックな動きのもの、例えば、力をためて今にも武器を振り下ろそうとしているキャラクターだったら、弧を描く弓のように柔らかくしなるように描く…
君は様々な相手と戦い、限界に近いやり取りのなかで、数えきれないほど剣を振ってきただろう。
相手の不可解な動きを見て、その腰や首が心配になったことはないか?その動きの限界を考えたことは?
とにかく、私のスタイルでは、激しい動き、あるいは「ダイナミックなもの」であればあるほど、試してみる価値がある。
何しろみんなは写実とか、優美な絵画に慣れているからね。そっちの芸術スタイルはとっくに成熟してて、みんなも見慣れてる。
「前衛」や「流行」の要素の一つは、先人がまだ試したことのない表現方法を模索することだ。
忘れないでくれ、極度にデフォルメされた輪郭には、とにかくインパクトがあるということを!
……
大きなポイントは形と色、この二つくらいだ。
細かいところ、例えば人物の顔立ちが整っているかどうか、対象の描写が正確かどうかとか…こういうところは初心者のうちは気にせず、ゆっくり練習していけばいいさ!
まずは「前衛的」な表現から始めて、全体の構図を描けるようになってから、練習を重ねて自分に合った道を見つけるんだ!
今回はここまでにしよう。次の段階のポイントについては、また今度詳しく説明するよ。
もし実践中に解決できない問題に直面したら、「謎煙の主」にある「ラクガキユニオン」の総本部に来てくれ!

廻焔の道

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廻焔の夜の儀式の説明図。ルートを示す線は懸木の民のトーテムに似ている。

テイワットの思い出のアルバム

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オイラたちの旅の始まりはモンドだったな。最初に出会った西風騎士のアンバーが囁きの森からモンド城まで案内してくれたんだ。風に導かれて西風騎士団から風龍廃墟まで、いろんな場所を歩いたぜ。
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大きな木の上にある望舒旅館を通って、帰離原の浅瀬を渡って、オイラたちは璃月港に着いた。万民堂の料理人、香菱は璃月の友達だ。すっごく仲良くなったよな!どんだけ遠くに行ったって海灯祭の季節は絶対に璃月に戻って、万民堂の料理を食べて、みんなで楽しむんだ!
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雷電の国――稲妻は海の向こうにあるから、船で行くしかなかった。船隊にいた万葉は稲妻出身で、オイラたちと同じようにテイワット中を旅してたよな。稲妻の話で盛り上がったのがいい思い出だぜ!鳴神大社のおみくじが信者たちに大人気だって聞いて、オイラたちもたまに運試しに引きに行ったな。
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雨林と砂漠、スメールには二つの地形があった。雨林の中心部にあるスメールシティに行く途中、レンジャーのコレイに助けてもらったな。雨林を離れた後は果てしなく広がる砂漠に飛び込んだんだ。キングデシェレトの霊廟はとっても壮大で今でもよく覚えてるぞ!
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滝の上にある港を通って、ようやく水の国ーーフォンテーヌに入ったんだよな。魔術師の助手のリネットは、エピクレシス歌劇場ですっごいショーを披露して、オイラたちの友達になってくれた。フォンテーヌ廷の街のロマンチックな海の香りは忘れられないぜ!
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旅をすればするほど、世界が広くてきれいだってことに気付くんだ。旅はまだまだ続いてる。きっと、見たこともないたくさんの場所がオイラたちを待ってるぜ!
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没収した写真

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やや古びた『勇敢なテクィ』

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これは荒んだ遠い昔の物語。あの頃の山々は、人や獣に牙を剥き、愚鈍な人――あるいは人ならざる者――の魂を求めていた。
人々は知っていた――山の神は彼らを嫌っている、だから距離を置かなければならない、と。しかし、人々は荒野の嵐に追われ、岩窟に守りを乞わなければならなかった…終わりのない長い夜を乗り越えるために。岩窟も山々と同じように、この流浪の者たちに見返りを求めた。多くの部族が荒野で怯え過ごし、家族や友人を失った。

勇敢なテクィと優しい弟リマークは、そのうちのとある部族で生まれた。

彼らが生まれた時、洞窟は中も外も、不安と長い夜に満ちていた。部族は焚火を囲んでいたが、輝きゆらめく炎が誰かの心の慰めになることはなかった。
人々はこう思っていた――
「この炎はいつかは消える。消えた時に私たちも終わってしまう…!」
「夜はあとどれだけ続くんだ?寒い…腹が減った…」
「早く!早く私を夜に入れてくれ!その方が今よりマシだ…」
「かわいそうな子よ…」

テクィとリマークは他の子供たちのように、生まれた時に悲しみの涙を流したりしなかった。
テクィは目を見開いて、洞窟の奧を見つめた。洞窟の怪物たちは爪や牙、様々な手段で彼を怖がらせようとしたが、テクィの視線は岩山の稜線のように鋭く彼らを見つめるばかり。
「なんと、我らの爪やこの長い牙を見て恐れもしないとは!」
凶悪な怪物たちは不安そうに囁きあい、自らその毒牙と鋭い爪をしまった。

一方、リマークは両手を振り、声を立てて笑っていた。その笑い声は、川の小石がぶつかり合うようで、不安に駆られていた一族の人々は思わず彼の笑顔に目を向けた。その時、人々はようやく気づいた――焚火は揺らいではいるが、絶えす燃え続けていると。リマークは再び手を振り、そばにある薪を叩いた。

「薪を足せ!もっと燃やすんだ!」
老いた族長はこの新たな命によって目を覚まされたのだ。族長は部族全員を呑み込もうとする恐怖を大声で振り払った。

人々は次々に立ち上がって、火に薪を焚べ、黒曜石の剣を抜いた。そしてテクィと同じように、洞窟の奧を見つめた。

怪物たちは怒り、また憎しみに駆られていたが、人々が手にした剣を離すことはなく、その目を閉じることもないと分かっていた。こうして恐怖は追い払われ、死もその場を離れざるを得なくなった。

朝日が昇って、兄弟はようやく目を閉じ、母親の腕の中ですやすやと眠りについた。

部族の人々は洞窟を離れた。また一日を生き伸びたのだ。こうして恐怖を退けたこの人々は、これから数え切れないほどの日々を生きていくだろう。

しかし、凶悪な怪物たちの敗北は、彼らの主であるコアトリクエの注意を引くこととなった。
コアトリクエという魔王は、自分こそがこの地の母であり、無数の岩窟の主だと誇らしげに言う。洞窟にある鍾乳石は彼女の牙であり、吹き抜ける冷たい風は彼女の舌。彼女は目覚めるたびに、一万の生きた魂を呑み込まなければ気が済まない。誰一人彼女の爪から逃れられた者はいなかった。テクィとリマークが誕生するまでは。
彼女は恥をかかされたと思い、手を振り上げ、縮こまった手下たちを石で殴りつけた。
「早く!早く行け!汝らの恥ずべき失態を償え!あの愚鈍な凡人どもをひっ捕らえ、我が胃袋を満たすのだ!」

しかし、恐怖が打ち破られるのを見た人々は、勝つための戦い方をしっかりと覚えていた。

人々は山の麓に住み、削って尖らせた木で柵を作り、火を起こした。最も優れた戦士には最も鋭い剣を持たせて、柵の後ろを守らせることにした。彼らは輝く炎の向こうにある荒野をじっと見つめ、一瞬たりとも目を離さなかった。

刃と炎を前にして、コアトリクエの手下たちは敗北を重ねた。しまいには闇に隠れ、火に近づくことさえ恐れるようになっていた。

人々の心は燃え上がり、勝利や光、毒蛇コアトリクエの末路について語り始めた――彼らはあの兄弟を信じていた。テクィとリマークなら、きっと光と炎を存続させることができる、と。

テクィとリマークも同じように考え、長矛と剣を磨き、あの悪辣な魔王を破滅へ追い込むために備えていた。

しかし、この部族を恨んでいる地母がこれを快く思うはずがなかった。
彼女は洞窟の一番奧にある汚泥をこね、自らの分身として蛇を作った。そしてその目として抉り取った自分の目をはめ込んだ。
「あの子供が手下たちに炎の光を見せた。ならば、我はあの子供の目を飲み込んでやろう。」

ある日の夕方のことだった。日が沈み、夜がゆっくりと空を覆っていく。星と月はまだ輝き始めていなかった。蛇は集落の近くでウサギを一羽噛み殺し、その皮に潜り込んで地面に横たわった。

薬草を採って帰ってきたリマークは、この怪我をしたウサギに気がついた。優しいリマークは、なんのためらいもなく松明を下ろし、薬草を歯ですり潰して塗ってやろうとした。次の瞬間、地母の分身である蛇が傷口から飛び出し、ニヤニヤしながらこう言った――

「ハハハッ、無知で愚かな人間よ!この卑しいウサギ一匹のために、汝の命が犠牲となってしまったな!」

リマークは松明を手に取る間もなく、蛇に首を噛まれてしまった。蛇はリマークの体に潜り込み、心と魂をぎゅっと掴んだ。

彼の次に無防備な守衛たちも犠牲になった。彼らはいつものように、薬草を採って帰ってきたリマークに挨拶しようした。その時に凶悪な蛇に心臓を貫かれたのだ。部族の炎は全て消え、静かな夜に死と恐怖が再び訪れた。

地母は蛇を吐き出し、毒牙のあるロで叫んだ。
「ざまあ見ろ!傲慢な愚か者どもめ!汝らはみな土に還るのがお似合いだ!」

しかし、石と石がぶつかり合う音が彼女の言葉を遮った。武器を磨いていたテクィは、手にした黒曜石の剣から出た火花でテントに火をつけた。

テクィは剣を振り上げて猛然と走り出し、蛇に斬りかかった。灼熱の刃は泥でできた蛇をやすやすと切り裂いた。テクィはさらに斬り続けようとしたが、自分の弟の目と、その手についた血が目に入った。

火傷を負った毒蛇は、その一瞬の隙をついて逃走した。蛇は火に焼かれ、地母の目も灰になりかけた。

この部族は既に滅ぶ一歩手前だ、これ以上は逆らってこないはず。

自分をそう慰めながら、地母はすばやく闇夜へ消えていった。
テクィは弟の名前を叫ぼうとしたが、灼熱の灰塵に咳き込み、リマークが夜に消えていくのをただ見ていることしかできなかった。

夜がやっと明けた頃、廃墟に立っていたテクィはここに留まってはいけないと悟った。テクィは苦悩や痛みを心の奧にしまい込み、部族の生存者を連れて再び旅に出た。

山を越え、谷を越え、猛獣や毒虫を避けながら進んだ。テクィはその道中で、目を閉じることも、剣と松明を手放すこともできなかった。

ついに、静かな火山のそばに自分たちを受け入れてくれる部族を見つけた。

年老いたシャーマンの手配により、部族の最後の一人が安らかな眠りについたのを見て、やっと安堵したテクィは、そのまま地面に倒れ込んだ。

テクィが目を覚ますと、そこは灼熱の岩窟の中だった。周囲のマグマは上下に揺れ動き、まるで山々がゆっくりと呼吸しているようだ。彼が立ち上がると、マグマも沸き上がり、辺りから虫の羽音のような、唸るような音が聞こえてきた。

「あなたの兄弟を探そうとするのはもうやめなさい。彼はもう、あの狡猾な毒蛇に目を食われてしまった。」
「それでも救わなければならないんだ!あの毒蛇も討ち取ってみせる!」

テクィの言葉は岩窟に響き渡ったが、山と炎の女神は沈黙したままだった。テクイは山と炎の女神に祈った。
「この心と血を引き換えに、弟の名を伝承させてほしい。」
岩窟に大きな音が轟いた。女神が祈りに応じたのだ。
すると女神は
「あなたの祈りは届いたわ。けれど、あなたの弟はもう血縁者ではなくなり、その名も既に奧深くまで落ちてしまった。」と答えた。
テクィは顔を上げ、女神に願いを述べた。
「我の血を炎に変え、我が心で奧底まで照らそう。この血尽きる前に、弟を連れ戻してみせる。」
「我の血を炎に変え、我が魂で毒蛇を燃やし尽くそう。この血尽きる前に、毒蛇の首を切り落としてみせる。」

テクィが再び目を覚ました時、部族の年老いたシャーマンが彼に新しい剣を渡し、食糧と水を与えてくれた。
最後に彼はテクィの肩を抱き、祝福の言葉を贈った。
「お前の炎で毒蛇の毒を燃やし尽くせますように。」

テクィは再び旅に出た。今や彼の力は尽きることなく、疲れを知らず、血は溶岩のように熱い。草原や雪山、深い谷から高い山々までをも越えていった。山と炎の女神が、転がった岩や崖の隙間で道を示してくれたおかげで、テクィが道に迷うことは無かった。

リマークと再会した時、その体と声はいまだに地母に利用され、テクィを嘲笑っていた。彼女の爪がテクィの胸を貫いたが、彼が動じることはなかった。むしろ地母の骨が熱い血で溶かされた。
テクィは悪辣な魔王をにらみつけ、声を張り上げた。
「僕の弟は優しい人だ。きっとこの大地をより良くする人だっただろう。」
「それなのに、貴様は毒で彼を侮辱した。彼の優しさに付け込んで、彼に信頼を寄せる無辜の者たちの命を奪った!」
「死ね!この卑怯な毒虫め!今ここで死ぬがいい!」
テクィは大音声を上げた。黒曜石の剣に返り血がかかる。その瞬間、剣が真っ赤に燃え上がった。地母は自分の硬い鱗や骨、魂が切り裂かれるのを見て、呼び出せる手下をすべて呼び出し、テクィの肉を引き裂いてやろうと考えた。
しかし、声が出なくなっていた。炎の光の中で、その身体の持ち主、リマークの魂が沈黙から蘇ったのだ。その魂は兄に叫んだ。
「その血を焼き尽くしたくはない。しかし、君の心を見た。この名を刻み付けてくれ、兄さん。僕を覚えている限り、離れることはない。」

灼熱の炎が冷たい岩窟の隅々まで舐め尽くして、毒虫は一匹残らず殺され、すべての陰謀や卑劣な悪行も灰と化した。
テクィの血の最後の一滴が燃え尽きようとした時、洞窟の天井が揺れ始め、巨大な裂け目ができた。そして、そこから一つの宝石が落ちてくると彼の傷をふさいだ。
山と炎の女神の声が再び岩壁に響き渡った。
「あなたにはまだ血が一滴残っている。部族に戻りなさい。これはあなたの兄弟の願い。彼の願いを叶えてあげなさい。」

ある夜、部族にテクィが帰ってきた。集落の外で待ち続けていた年老いたシャーマンが立ち上がり、帰ってきた彼を迎えた。
テクィは水や食糧、歓声を拒み、ただこう言った。
「毒蛇は死に、僕は勝った。だが僕はこれから弟と共に去る。」

そう言って彼は胸の傷をふさぐ宝石を外し、松明の上に置いた。そして、沈黙する火山のそばまで歩いていった。
「僕の血は、あと一滴しか残っていない。けれど、この血を僕のために残しておくつもりはない。公平と正義のため、善者と勇者のために存在するものだ。」
「その石を使って火を起こしてくれ。その炎は永遠に消えない炎となるだろう。」

そう言い残して、勇敢なテクィは静かな火山に飛び込んだ。大地は彼の心と血に震え、火山の心臓は再び鼓動し、灼熱の溶岩が流れ始めた。
火山は生き返った。まるで、それぞれの部族が勇気を取り戻したかのように。

新品同様の『勇敢なテクィ』

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これは荒んだ遠い昔の物語。あの頃の山々は、人や獣に牙を剥き、愚鈍な人――あるいは人ならざる者――の魂を求めていた。
人々は知っていた――山の神は彼らを嫌っている、だから距離を置かなければならない、と。しかし、人々は荒野の嵐に追われ、岩窟に守りを乞わなければならなかった…終わりのない長い夜を乗り越えるために。岩窟も山々と同じように、この流浪の者たちに見返りを求めた。多くの部族が荒野で怯え過ごし、家族や友人を失った。

勇敢なテクィと優しい弟リマークは、そのうちのとある部族で生まれた。

彼らが生まれた時、洞窟は中も外も、不安と長い夜に満ちていた。部族は焚火を囲んでいたが、輝きゆらめく炎が誰かの心の慰めになることはなかった。
人々はこう思っていた――
「この炎はいつかは消える。消えた時に私たちも終わってしまう…!」
「夜はあとどれだけ続くんだ?寒い…腹が減った…」
「早く!早く私を夜に入れてくれ!その方が今よりマシだ…」
「かわいそうな子よ…」

テクィとリマークは他の子供たちのように、生まれた時に悲しみの涙を流したりしなかった。
テクィは目を見開いて、洞窟の奧を見つめた。洞窟の怪物たちは爪や牙、様々な手段で彼を怖がらせようとしたが、テクィの視線は岩山の稜線のように鋭く彼らを見つめるばかり。
「なんと、我らの爪やこの長い牙を見て恐れもしないとは!」
凶悪な怪物たちは不安そうに囁きあい、自らその毒牙と鋭い爪をしまった。

一方、リマークは両手を振り、声を立てて笑っていた。その笑い声は、川の小石がぶつかり合うようで、不安に駆られていた一族の人々は思わず彼の笑顔に目を向けた。その時、人々はようやく気づいた――焚火は揺らいではいるが、絶えす燃え続けていると。リマークは再び手を振り、そばにある薪を叩いた。

「薪を足せ!もっと燃やすんだ!」
老いた族長はこの新たな命によって目を覚まされたのだ。族長は部族全員を呑み込もうとする恐怖を大声で振り払った。

人々は次々に立ち上がって、火に薪を焚べ、黒曜石の剣を抜いた。そしてテクィと同じように、洞窟の奧を見つめた。

怪物たちは怒り、また憎しみに駆られていたが、人々が手にした剣を離すことはなく、その目を閉じることもないと分かっていた。こうして恐怖は追い払われ、死もその場を離れざるを得なくなった。

朝日が昇って、兄弟はようやく目を閉じ、母親の腕の中ですやすやと眠りについた。

部族の人々は洞窟を離れた。また一日を生き伸びたのだ。こうして恐怖を退けたこの人々は、これから数え切れないほどの日々を生きていくだろう。

しかし、凶悪な怪物たちの敗北は、彼らの主であるコアトリクエの注意を引くこととなった。
コアトリクエという魔王は、自分こそがこの地の母であり、無数の岩窟の主だと誇らしげに言う。洞窟にある鍾乳石は彼女の牙であり、吹き抜ける冷たい風は彼女の舌。彼女は目覚めるたびに、一万の生きた魂を呑み込まなければ気が済まない。誰一人彼女の爪から逃れられた者はいなかった。テクィとリマークが誕生するまでは。
彼女は恥をかかされたと思い、手を振り上げ、縮こまった手下たちを石で殴りつけた。
「早く!早く行け!汝らの恥ずべき失態を償え!あの愚鈍な凡人どもをひっ捕らえ、我が胃袋を満たすのだ!」

しかし、恐怖が打ち破られるのを見た人々は、勝つための戦い方をしっかりと覚えていた。

人々は山の麓に住み、削って尖らせた木で柵を作り、火を起こした。最も優れた戦士には最も鋭い剣を持たせて、柵の後ろを守らせることにした。彼らは輝く炎の向こうにある荒野をじっと見つめ、一瞬たりとも目を離さなかった。

刃と炎を前にして、コアトリクエの手下たちは敗北を重ねた。しまいには闇に隠れ、火に近づくことさえ恐れるようになっていた。

人々の心は燃え上がり、勝利や光、毒蛇コアトリクエの末路について語り始めた――彼らはあの兄弟を信じていた。テクィとリマークなら、きっと光と炎を存続させることができる、と。

テクィとリマークも同じように考え、長矛と剣を磨き、あの悪辣な魔王を破滅へ追い込むために備えていた。

しかし、この部族を恨んでいる地母がこれを快く思うはずがなかった。
彼女は洞窟の一番奧にある汚泥をこね、自らの分身として蛇を作った。そしてその目として抉り取った自分の目をはめ込んだ。
「あの子供が手下たちに炎の光を見せた。ならば、我はあの子供の目を飲み込んでやろう。」

ある日の夕方のことだった。日が沈み、夜がゆっくりと空を覆っていく。星と月はまだ輝き始めていなかった。蛇は集落の近くでウサギを一羽噛み殺し、その皮に潜り込んで地面に横たわった。

薬草を採って帰ってきたリマークは、この怪我をしたウサギに気がついた。優しいリマークは、なんのためらいもなく松明を下ろし、薬草を歯ですり潰して塗ってやろうとした。次の瞬間、地母の分身である蛇が傷口から飛び出し、ニヤニヤしながらこう言った――

「ハハハッ、無知で愚かな人間よ!この卑しいウサギ一匹のために、汝の命が犠牲となってしまったな!」

リマークは松明を手に取る間もなく、蛇に首を噛まれてしまった。蛇はリマークの体に潜り込み、心と魂をぎゅっと掴んだ。

彼の次に無防備な守衛たちも犠牲になった。彼らはいつものように、薬草を採って帰ってきたリマークに挨拶しようした。その時に凶悪な蛇に心臓を貫かれたのだ。部族の炎は全て消え、静かな夜に死と恐怖が再び訪れた。

地母は蛇を吐き出し、毒牙のあるロで叫んだ。
「ざまあ見ろ!傲慢な愚か者どもめ!汝らはみな土に還るのがお似合いだ!」

しかし、石と石がぶつかり合う音が彼女の言葉を遮った。武器を磨いていたテクィは、手にした黒曜石の剣から出た火花でテントに火をつけた。

テクィは剣を振り上げて猛然と走り出し、蛇に斬りかかった。灼熱の刃は泥でできた蛇をやすやすと切り裂いた。テクィはさらに斬り続けようとしたが、自分の弟の目と、その手についた血が目に入った。

火傷を負った毒蛇は、その一瞬の隙をついて逃走した。蛇は火に焼かれ、地母の目も灰になりかけた。

この部族は既に滅ぶ一歩手前だ、これ以上は逆らってこないはず。

自分をそう慰めながら、地母はすばやく闇夜へ消えていった。
テクィは弟の名前を叫ぼうとしたが、灼熱の灰塵に咳き込み、リマークが夜に消えていくのをただ見ていることしかできなかった。

夜がやっと明けた頃、廃墟に立っていたテクィはここに留まってはいけないと悟った。テクィは苦悩や痛みを心の奧にしまい込み、部族の生存者を連れて再び旅に出た。

山を越え、谷を越え、猛獣や毒虫を避けながら進んだ。テクィはその道中で、目を閉じることも、剣と松明を手放すこともできなかった。

ついに、静かな火山のそばに自分たちを受け入れてくれる部族を見つけた。

年老いたシャーマンの手配により、部族の最後の一人が安らかな眠りについたのを見て、やっと安堵したテクィは、そのまま地面に倒れ込んだ。

テクィが目を覚ますと、そこは灼熱の岩窟の中だった。周囲のマグマは上下に揺れ動き、まるで山々がゆっくりと呼吸しているようだ。彼が立ち上がると、マグマも沸き上がり、辺りから虫の羽音のような、唸るような音が聞こえてきた。

「あなたの兄弟を探そうとするのはもうやめなさい。彼はもう、あの狡猾な毒蛇に目を食われてしまった。」
「それでも救わなければならないんだ!あの毒蛇も討ち取ってみせる!」

テクィの言葉は岩窟に響き渡ったが、山と炎の女神は沈黙したままだった。テクイは山と炎の女神に祈った。
「この心と血を引き換えに、弟の名を伝承させてほしい。」
岩窟に大きな音が轟いた。女神が祈りに応じたのだ。
すると女神は
「あなたの祈りは届いたわ。けれど、あなたの弟はもう血縁者ではなくなり、その名も既に奧深くまで落ちてしまった。」と答えた。
テクィは顔を上げ、女神に願いを述べた。
「我の血を炎に変え、我が心で奧底まで照らそう。この血尽きる前に、弟を連れ戻してみせる。」
「我の血を炎に変え、我が魂で毒蛇を燃やし尽くそう。この血尽きる前に、毒蛇の首を切り落としてみせる。」

テクィが再び目を覚ました時、部族の年老いたシャーマンが彼に新しい剣を渡し、食糧と水を与えてくれた。
最後に彼はテクィの肩を抱き、祝福の言葉を贈った。
「お前の炎で毒蛇の毒を燃やし尽くせますように。」

テクィは再び旅に出た。今や彼の力は尽きることなく、疲れを知らず、血は溶岩のように熱い。草原や雪山、深い谷から高い山々までをも越えていった。山と炎の女神が、転がった岩や崖の隙間で道を示してくれたおかげで、テクィが道に迷うことは無かった。

リマークと再会した時、その体と声はいまだに地母に利用され、テクィを嘲笑っていた。彼女の爪がテクィの胸を貫いたが、彼が動じることはなかった。むしろ地母の骨が熱い血で溶かされた。
テクィは悪辣な魔王をにらみつけ、声を張り上げた。
「僕の弟は優しい人だ。きっとこの大地をより良くする人だっただろう。」
「それなのに、貴様は毒で彼を侮辱した。彼の優しさに付け込んで、彼に信頼を寄せる無辜の者たちの命を奪った!」
「死ね!この卑怯な毒虫め!今ここで死ぬがいい!」
テクィは大音声を上げた。黒曜石の剣に返り血がかかる。その瞬間、剣が真っ赤に燃え上がった。地母は自分の硬い鱗や骨、魂が切り裂かれるのを見て、呼び出せる手下をすべて呼び出し、テクィの肉を引き裂いてやろうと考えた。
しかし、声が出なくなっていた。炎の光の中で山と炎の女神が一つの目を開き、沈黙するリマークの魂を元の体に戻して、蛇の首を絞めたのだ。
女神が高らかに叫ぶ。
「毒蛇、貴様は邪悪な影だ。光に照らされ、滅びる運命にある!」
灼熱の炎が冷たい岩窟の隅々まで舐め尽くして、毒虫は一匹残らず殺され、すべての陰謀や卑劣な悪行も灰と化した。
テクィの血の最後の一滴が燃え尽きようとした時、洞窟の天井が揺れ始め、巨大な裂け目ができた。そして、そこから一つの宝石が落ちてくると彼の傷をふさいだ。また転がってきた岩石が集まって、かつて毒蛇に噛まれた魂の身体を形作った。
山と炎の女神の声が再び岩壁に響き渡った。
「あなたの心と血を見たわ。私も自分のものを捧げましょう。兄弟と一緒に部族に戻りなさい。」
「しかし、その心と血はあなたたちのために残したものではない。公平と正義のため、善者と勇者のために存在するものよ。」

ある夜、弟のリマークを連れたテクィが部族に帰ってきた。集落の外で待ち続けていた年老いたシャーマンが立ち上がり、彼らを迎えた。
彼らは水と食糧を受け取って、こう言った。
「あの毒蛇は死に、僕たちは勝った。」
「でも、僕たちの心と血は僕自身のためのものではない。公平と正義のため、善者と勇者のためにあるんだ。」
「火を灯そう。僕たちはあなたたちと共に、その炎を永遠に守ろう。」


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*1 Ver4.2の時点では「オータム」の部分は「秋」と訳されていたがVer4.3で修正。本文も同様。
*2 Ver4.2の時点では「オータム」の部分は「秋」と訳されていたがVer4.3で修正
*3 原文ママ
*4 原文ママ