ナワバリバトル指南

Last-modified: 2022-08-21 (日) 14:26:28

はじめに

ここでは「レギュラーマッチ」や期間限定の「フェスマッチ」でプレイできる「ナワバリバトル」のテクニックをまとめている。
ナワバリバトルのルールについては「ナワバリバトル」のページを、
モード「レギュラーマッチ」「フェスマッチ」のシステムについては各ページを、それぞれ参照されたし。
またレギュラーマッチと異なるフェスマッチの対策点については「フェスマッチ指南」を参照。

このページは、題名に「ナワバリバトル指南」とある通り、ナワバリバトルにおける独自の考え方や立ち回りを記述したページである。
初心者がまず挑むバトルはこのナワバリバトルだと思うが、全くの初心者がこのページを読むと、少し難しく感じるかも知れない。
もしバトルの基礎基本を学ぶのであれば、まずはSplatoon2初心者向け指南や、戦闘指南・基礎のページを読むと良い。
そちらを理解してからこのページを読む方が、理解が深まるだろう。

ナワバリバトルの勝利条件と基本的な考え方

ナワバリバトルの勝敗は終了時の自軍色に塗られた床面積で決定される。
つまり、敵を倒す事は全く必須ではなく、極論0キルで勝負に勝つ事だってあり得るのである。
キルはあくまで相手を排除するための手段であり、キルを狙って相手に突進しては
無意味なデスを繰り返すというのは最悪のプレイであるという事は頭に入れておこう。

 

また、ほとんどのマップで広い床面積があり、制圧する事で大きく自陣を広げられるのは
マップ中央付近の場合が多く、当然両軍が中央付近を巡って争うことになる。
その際に、中央に向かって有利なポジションが大抵どこかしらにはあり(高台など)、
中央を争う前にそこをきっちり制圧しておくというのも非常に重要だ。
そのマップでどこが重要そうかは、事前に散歩などでチェックしておく事もできる。
真ん中を巡って争う時、自分ならどこに立つか?短射程なら、長射程ならどこから攻めるか?という事を
想定しておくと、いざバトルが始まって右往左往してしまう事が減らせるだろう。

 

ナワバリバトルの制限時間はガチマッチと違い、たった180秒しかない上に延長もされない。
この短い持ち時間をイカに効果的に使うことができたか、という事が勝率に直結する
ナワバリバトルのマッチングはかなり大雑把である事から、絶対とは言えないが
自分の時間を有効に使い、相手の時間を浪費させる事ができればできるほど長期的に見れば勝率は高まるだろう。

バトル序盤~中盤の行動

塗りながらステージ中央へ

バトル開始直後の行動は重要だ。
序盤はステージ中央(主要な交戦場所)付近の塗り固めを優先するとよい。
そうすることで、味方が自由に立ち回りやすくなり、相手の動きを鈍らせて進行を食い止めやすくなる。
どのルートで中央(交戦場所)まで向かうか、またどのくらい自陣を塗ってから向かうのか、ステージやブキに応じてあらかじめ方針を立てておこう。
味方の中で最も塗り性能の高いブキを所持しているのでもない限り、まずは早めに前線へ向かうようにしよう。

自分の選んだルートが他の味方と被ることもある。
ナワバリバトルは唯一、初動で他の味方とルートが被らない方が良いルールだ。
「味方のインクを上塗りしない」の項でも説明したが、他の味方の塗りと自分の塗りが被ってしまうと効率が悪くなってしまうぞ。
しかも、ナワバリバトルはステージ全体が勝敗の判定に使われるため、敵のルート選択もガチマッチよりも幅広く、様々な角度から攻めてくるし、色々な場所で戦闘が起こりやすい。
そのため、どんな場所で戦闘が起きても良いように色々な場所を塗っておきたいし、味方全員でステージを広く監視する必要がある。
警戒網に穴を作らないためにも、できれば味方とは別のルートで中央へ向かうと良いだろう。
どうしても同じルートを進みたい場合は、味方の行動をよく見て、同時に同じ場所を塗ってしまわないように。
例えば味方と同じ通路を塗り進む時、味方が通路の左側を塗り進んでいるなら、自分は通路の右側を塗り進むようにしよう。
また、チャージャーや「カーリングボム」などの長く直線で塗れるブキを持っているなら、味方を早く中央へ送りこめるように道を塗ってあげるのも有効だ。

通路を塗る時は

通路を塗る時は片側に寄せて塗るとよい。
ローラーも、広い通路を塗る時は片側に寄せて塗り進もう。
これは、やられた後に復活した味方が再び通る際に、塗り被りによる無駄を防ぎ効率よく塗り範囲を稼ぐためだ。

前線への平坦な進路だけではなく、壁等を塗り立体的な通路を事前に作っておくのもポイントだ。序盤で時間をかけ過ぎてはいけないが逃げ道や奇襲の起点となるし、咄嗟の移動や塗りが苦手なブキには特に重要。序盤で作ったその通路が終盤に活きることもある。

中央へ向かう間にナワバリマップで相手チームの進行ルートも確認しておくとなお良い。
脇道からの奇襲がないか、どこを押さえようとしているかを可能な限りチェックしておこう。
ちなみにナワバリマップを開いたまま行動することも可能だ。

序盤で自陣を丁寧に塗る場合は

プレイヤー達の間でしばしば議論になるのが「序盤で自陣側を隅々まで塗る」プレイングである。
このプレイスタイルは序盤は自分は安全であるが、ステージ中央や要所の確保を味方に任せることになる。
前線に出る人数が少なくなるので不利になり、スペシャルウェポンなどで打開できないと追い込まれやすい。
そのため、このようなプレイスタイルを嫌うプレイヤーもいる。

大前提として、リスキルされやすく打開難易度が高いステージでの開幕の自陣塗りは極めて危険が伴うプレイングである。
例としてこのようなステージが挙げられる。

このようなステージでは素早く中央を占拠することの重要度が高く、生半可なスペシャルでは返り討ちにされて打開できないなどということが往々にして発生する。要所を失うというのはそのくらい危険なことなのだ。

何よりどのステージでもそうだが、せっかく丁寧に自陣を塗ったところで敵に侵入されて好き放題インクを残されてしまっては細かい塗りを頑張った意味がなくなるのである。
丁寧な塗りは敵の侵入を防ぎ、侵入されても素早く撃退することで初めて結果に生きてくるというのは頭に入れておきたい。

基本的に自陣側は味方がデスする度に通るので、その度に少しずつ塗ってもらおう。
移動中にインクを無駄にしなくて済むし、ある程度スペシャルゲージを溜めてから前線に復帰できる。
特にスタート地点周辺はラスト10秒でも十分に塗れるので、序盤で自陣側の塗り残しを気にする必要はあまりない。
もし自陣塗りを優先するならスタート地点周辺を避けて塗り、スペシャルゲージがある程度溜まったらすぐに前線へ向かおう。スペシャルゲージが溜まったのに塗り続けるのは、こちらのスペシャル回転率が不利になる。味方のスペシャルゲージを稼ぐ場所も奪うことになるので、この不利な影響は味方全体に及んでしまうぞ。

しかし、時が経つほど前線の維持が重要となるので(復活時に)悠長に自陣を塗ってる間に前線が崩壊しては元も子もない。
それが残り1分を切っていればなおさらだ。
酷い時は「味方が誰も自陣の塗りをしなかったため、常に前線は押してたのに自陣がスッカスカなせいでなんか負けてた」なんてこともある。皮肉なことに、味方がほとんどデスしなかった時ほど、こういったことが起こりやすい。また、デスした後、スーパージャンプやイカダッシュですぐ復帰してくる思考の味方ばかりだと、全員自陣塗りを忘れていることもあり得る。
そんなわけで、開幕にこそ自陣をしっかり塗っておき、後顧の憂いを絶っておくスタイルも決して悪手ではない。
いくら敵を倒そうが、前線維持時間が長かろうが、最終的に多く塗った方が勝ちなのがナワバリバトルだ。
開幕自陣塗りをする場合、「味方の中で塗り性能が高いブキを所持している人」が自陣塗りを担当するのが、最も効率が良いだろう。試合開始直前に、味方のブキ編成をよく見ておくこと。
そして自陣塗りをするにしても、なるべく前線に近いところを塗ろう。味方の退路を確保するように塗るのも効果的だ。
逆にリスポーン地点周辺を初手でキレイに塗りつぶしてしまうことは避けること。後でなかなか前線を押し切ることができない場合に、切り札となるスペシャルゲージを簡単に稼げる場所を奪ってしまうことになる。
こちらが前線を押し切ることができた場合は、多少の塗り残しがあっても勝てるだろうから、リスポン周辺の塗り残しを気にする必要もない。

スプリンクラー」を持っている場合は、開幕で自陣に投げておくのもおすすめ。後で自陣を塗る手間を削減できる。
塗り被りを防ぐため自分の進路とは別方向に設置しよう。できれば、味方が誰も通らないような場所に設置しておくとさらに良い。自陣を塗る手間が省け、序盤のスペシャルゲージ貯めにも有効だ。
スプリンクラーの設置で消費したインクは、前線へ移動するまでの間に回復できる。

前線を維持しよう

自軍が押している際、調子に乗って敵陣に攻め込んでいくプレイヤーもいる。
実力に開きがあるのが確実ならばガンガン攻め込むプレイスタイルでも勝てるが、手堅くいくなら敵陣に攻め込んでしまうのはどちらかと言うと悪手である。
調子に乗って攻め込んだ結果、全滅して逆転される、抜け出した敵によって中央~自陣側を確保されそのまま負ける等、リスクがどうしても大きくなるためだ。

中央付近を制圧した後のセオリーは、「その後ステージ中央付近に敵を近付けさせない」ことだ。
ステージ中央付近に敵を近付けさせないためには、前線を上げて敵を撃退し続ければ良いのだが、敵陣に攻め込むほど敵の復帰が早くなり接敵数が増えるので、敵を処理しきれなくなり戦線崩壊のリスクが高まっていく。
そのため、前線を上げるにしても、無理しない程度にするのが望ましい。常に敵陣寄り7割程のラインで前線を維持することを考えると良いだろう。

あるいは中央が戦いやすい地形ならば敵陣から中央への侵入口で待ち構え、中央へ侵入しようとする敵を迎撃しよう。
中央付近を塗り固めておけばかなり有利に戦えるはずだ。
危なくなったときは無理をせず安全な場所まで引き下がり、こちらに有利な場所で戦おう。

また味方が敵陣に攻め込んで行った際、全滅を防ぐために1人が中央付近で警備するのも有効だ。
できれば中央の警備は2人は欲しいところだが、そこまで慎重に動くチームはなかなか見られない。
塗りポイントとは関係ないかもしれないが、警備に余裕がある時は敵側が侵入路として使いそう、又は味方が有効に使いそうな壁なども塗っておこう。
ともかく中央付近は必ず塗り固めておこう。

もし他の3人が倒されても、残った1人が迎撃しつつ足止めするだけで相手の侵攻速度は下がる。
もし足止め人員が2人いれば、敵の侵攻速度をさらに下げることができる。
危険を感じたらすぐに自陣へ逃げ込めるよう、常に退路を確認し確保しておこう。
自陣への侵入口で迎撃して倒し、もう一度中央を制圧するのだ。

相手にやられたときは

どんなに慎重に行動しても相手にやられてしまうときもあるだろう。
やられた時は十字キーの上を押せば「やられた!」と味方チームにアピールすることが出来る。
そうすれば味方が減った事に気が付きやすく、直後にナワバリマップを見てもらえれば戦闘があった位置も分かる。
また、やられても自分のカメラ(視点)やマップは使えるので、復活までにその周辺の情報を集めておこう。

やられて復活した際に重要になるのが「どの手段で前線に戻るか」である。
イカの3つの選択肢がある。

1.スーパージャンプで即座に前線に復帰する
2.イカダッシュで前線に復帰する
3.塗られていない自陣を塗りながら(あるいは塗ってから)前線に復帰する

自分が復活した際に前線で激しい戦闘が行われていたり、人数差が不利あるいは拮抗していたりする場合

1については、上記「スーパージャンプを上手に使おう」に記載されている通り、リスクの高い方法だ。
前線で味方が交戦している際には1は避けるべきである。
よって2か3の選択となる。
基本的には塗られていない自陣よりも前線の維持を優先して、2の「イカダッシュで前線に復帰する」のが無難である。
イカダッシュですばやく復帰することで、前線での人数不利を早く安全に解消できる。
3については、自陣を塗っている間、前線が放置されることになる。
が、「スペシャルゲージを稼ぐ」「新たな侵攻ルート(壁塗り含む)や退路を作る」といったことによって結果的に2よりも前線での戦闘を有利に運べる可能性もあるため、失敗するリスクが小さい試合序盤~中盤にはある程度有効。

自分はやられたが敵の数も減っており自軍が有利だったり、前線での戦闘が一段落している場合

この場合は、1~3のどれを選択しても良い。
前線をもう一押ししたい時かつ味方が明らかに安全状況な場合は、スーパージャンプで駆けつけよう。
前線を味方に任せても大丈夫そうなら、塗られていない自陣を塗りつつ進むと良いだろう。
また、残り時間がわずかな状況でやられてかつ自陣に大きな塗り残しがある場合は、前線へ行かずに自陣塗りをした方が塗り範囲を稼げることもある。
ナワバリマップを見て臨機応変に判断しよう。

自陣塗りに適したブキを持っている時は

ローラーや短射程のブキなど、塗りが得意なブキを使っているときはやられた後の自陣塗りもこなしておこう。
自陣側の塗りがスカスカな場合、ギリギリの勝負で負けてしまうこともある。
自陣側の通路が塗られていないときは、1度は通って綺麗に塗っておこう。

細かい塗り残しは誰が塗る?

バトルが進むと、塗り残しがあちこちに存在するようになる。
あるいは、味方インクの中にチョコチョコと敵インクが点在するような状況も多く存在するだろう。
そういう部分は、誰が塗るか?
正解は、「連射力の高いブキを持った人」だ。狭い範囲をサッと塗ることができるブキを持った人が、塗り残しを埋めていこう。
連射力の遅いブキを持った人が細かい塗りをするのは、効率が悪い。バトルにおいて、「時は金なり」だ。「より少ない時間でやるべきことをできる人が実行する」ことは、とても重要だぞ。

なお、こういった塗り残しが小範囲であれば、無視しても構わない。前線を塗って味方を助けることを優先しても良いだろう。

バトル終盤の行動

残り時間が1分を切ると

ナワバリバトルでは残り1分になると、BGMが変化する。
ナワバリバトルは「最後の30秒で勝負が決まる」とよく言われるほど、試合終盤の行動はとても重要だ。
試合終盤の状況に応じて次の行動を決めよう。

自分のチームが優勢のとき

自軍が押しており塗り面積・前線とも優位な場合、これ以上無理して攻め込む必要はない。
今のラインを維持していれば勝てるので、やられずに前線を維持することだけを考えよう。
間違っても全滅してはいけない。

残り時間と敵の進行スピードを比べて、相手の逆転の芽が完全に潰えたと感じたら、一気に敵陣に攻め込もう。
このタイミングは、残り時間20~15秒が目安だ。一気にケリをつけてやろう。
もちろん、不用意なデスは避けること。

自分のチームが不利のとき

自軍が前線を押されている場合、塗りだけで逆転するのは難しい。
どうにかして敵を倒して前線を上げたいところだ。
場合によっては、危険を覚悟で攻める必要もある。
スペシャルウェポンが発動できるなら、仲間の様子を見つつ発動しよう。
味方のスペシャルに自分のスペシャルを重ねるのも良い。

ステージの広さやそれまでの塗り状況にもよるが、残り30~20秒の時点までに塗りで大差をつけられ、相手チームも減らせなければほぼ負けが確定する。
ありがちなのが、戦闘を諦めてタイムアップまで塗り逃げするだけの動きになってしまうパターンだが、これはNG。
同じあるいは少ない人数で塗った所で敵の方が塗り速度が速い。つまり今の盤面のまま負けを確定させるに等しい行為。
これが有効なのはボールドマーカーやプロモデラー等ごく一部の塗り特化、かつ45%程度などの軽度な劣勢の時くらいで、基本的にはそのまま負ける。
このタイミングでは例え不利だと分かっていても前に出て敵を仕留めるしかない。
もちろん、戦闘の基本は変わらないので本当に勝ち目なく突っ込むのではなく意味のある前進が必要。その為に周囲を塗っておくのなら有効だ。
一人でも減らせれば、爆散インク発生・敵の塗りも止まり、それがラスト数秒であっても結構な%が動く。

もし上手く敵の数を減らすことができたら後はとにかく塗るだけだ。
残り時間が少ない状況では残された敵は人数が揃うのを待ってはいられず、無理矢理こちらの侵攻を止めようと人数不利でも襲ってくるだろう。
この場合、人数の有利はこちらにあるが足場の有利は相手にある。
油断せず冷静に、人数差を押し付けて倒そう。

拮抗しているとき

試合終盤で拮抗している場合、人数差による影響が大きくなる。
また、逃げて前線を下げると、塗り負けてしまいやすい。
このような時は、自陣や中央の塗り具合がモノを言う。

中央付近で戦う際に、有利になる部分がキチンと塗られているか。
有利な位置へ行くための道は塗られているか、退路は確保されているか。
侵攻・退却する際に、要となる壁や段差は塗られているか、自陣で迎撃しやすくなる場所が塗られているか。
状況をチェックし、中央での戦いを有利に導けるよう、要所を塗って最後の戦闘に備えよう。

前線は上がっているが、自分のチームの生存者が少ない場合

残り1分を切った段階でこうなってしまうと、ちょっと危険な展開だ。
味方が調子に乗って敵陣に乗り込んでしまうと、このような展開になりやすい。
圧倒的に押している状況でない限り、味方が復活するまでの間に押し返されやすい。

残り時間にもよるが、まだ50秒以上残っているようなら復活を待って再び押し戻すことも可能だろう。
それまで前線を押すことができていたのだから、地力では勝っているはずだ。
味方が復活するまでの間、無理せずやられない程度に足止めをして時間を稼ごう。
もちろん相手を倒せるに越したことはないので、こちらが有利な状況であれば倒すとよい。
味方が復帰したら、もう一度総力戦で前線を上げに行こう。

逆に、残り時間が30秒以下の時に味方が多くやられてしまった場合。
これはもう味方の復活など待っていられない。
悠長に待っていると残り時間が少なすぎて、押し戻すことが不可能になる。
残りが自分1人になろうが、多少無理をしてでも全力で足止めにかかるしかない。
相手を複数倒して侵攻を止めることができればベストだ。

残り数秒程度の場合は、塗り面積である程度勝っていれば味方が全滅してもあまり問題はない。
たった数秒で相手が塗ることができる範囲は、たかが知れているからだ。
もちろん、塗り面積が僅差の場合は最後の数秒間で勝負が決まるので、その点は注意しよう。

バトル終了直前にボムを投げる

残り時間が0秒になる直前にボムを投げると、それらが全て爆発した後に勝敗の判定が行われる。
つまり、最後にボムを投げることでわずかだがナワバリを広げることが可能だ。
特にキューバンボムは塗り範囲が広く、敵インクで塗られた広い地面にちゃんと吸着させれば1個投げるだけで30ポイント近くも塗りポイントを稼ぐことができるぞ。
ボムは一発のインク消費量が多いので、インクの残り量次第ではメインウェポンで休まず塗ったほうが良い場合もあるが、このことは一応覚えておこう。ただしアメフラシは試合終了直後に発動時間に関わらず強制的に消えるので注意。

また、スペシャルウェポンの「ボムピッチャー」が発動可能なら、残り十数秒のときに使用して最後にナワバリを一気に広げる手もある。
ただ「ボムピッチャー」は攻撃力にもすぐれているので、試合終了直前まで取っておくよりは早めに使って相手の排除をした方が良いだろう。

単発のスプラッシュボムキューバンボムあるいはカーリングボムでも、塗り範囲は少ないものの似たような効果を期待できる。ただし、こちらは必要なインクが残ってないと、ただ腕を振って終わってしまうため注意。ボムを投げられるほどのインクが残っていないのなら、普通にメインでインクを撃ち切ってしまった方が良いだろう。

残り数秒のスーパージャンプ前線復帰は厳禁

残り時間数秒の時、リスポーン後にスーパージャンプで前線に飛び込もうとするイカタコがいるが、これはやってはいけない。
スーパージャンプ中は他の行動ができないため、塗りやキルなど一切の貢献ができずに終了してしまう。
マニューバーや受け身ギア持ちなどは飛び込みたくなるが、その気持ちは押さえて自陣の塗り残しを抑えたり、徒歩で迎え撃つ方が良い。
繰り返すがわずかな差が勝敗に直結するので1秒1秒を大切にしよう。

こちらが優勢のとき、着地マーカーは非常に狙われやすいことを逆手に取り、囮になって時間を稼ぐというのも悪くはないが敵にチャージャーがおり、そのチャージャーが狙っている場合は少々効果が薄い。

ナワバリバトルおすすめブキ

本作には多くのブキがあるが、一般的にナワバリバトルで初心者にも扱いやすいブキは
癖が無く、塗り性能が良好なものが挙げられる場合が多い。以下に一例を挙げていくが、
思わぬブキが手に馴染んだりする事もあるため、最初のうちは気にいるブキに巡り合うまで色々と触ってみよう。

 

また、本作の調整方針ではサブスペシャルが違うブキは同種とみなされている傾向が強いため、
「無印では〇〇のステが得意だが××が苦手、亜種は××にも対応できるが△△はいまいち」など、
得意なステージや状況がずらされている事が多い。亜種ブキも積極的に触ってみよう。

  • わかばシューター
    最初から持っている短射程シューター。だが、初期ブキと侮るなかれ。たしかに射程も短めで、インクもばらけるので相手と真っ向から撃ち合うとほぼ負けてしまう。
    その代わり、ナワバリバトルで必要な塗り性能はその分かなり高く、初期ブキだけあって初心者にも扱いやすい。
    サブは「スプラッシュボム」。地面を転がる、汎用性の高い爆弾だ。爆発までにはちょっと時間がかかるが、爆発に直撃すれば一撃で相手を倒せる。高台に居座る敵に投げたり、曲がり角などの死角に置いたりするのが有効だ。敵インクに投げて安全確保(クリアリング)したり、敵から逃げる途中に足元にそっと転がすテクニックも重要だ。
    スペシャルは「インクアーマー」。
    仲間全員にインクのヨロイを装着する。前作をプレイしたなら、「無敵性能を犠牲に、いちいち仲間にタッチしなくてもいいようになったバリア」といえる。
  • スプラシュータースプラシューターコラボ
    わかばシューターよりも遥かに高い火力を持つ。射程、威力、塗り性能において最もバランスの良いブキだ。
    塗り性能だけでいえばわかばシューターに軍配があがるのだが、対人戦ももっとこなしたいときはこちらを使ってみてはイカが?
    無印は使いやすい「クイックボム」と、「スーパーチャクチ」を装備している。クイックボムを相手にぶつけ、強力なメインで敵を狩っていこう。
    コラボのサブは「スプラッシュボム」で、スペシャルは「ジェットパック」。
  • ボールドマーカー
    射程はシューターの中でも最も短いが、塗り面積がかなり広いのでナワバリバトルでは強みを発揮できる。機動力が高くインク効率も良いので、スピーディーにガンガン自陣を広げていくことが可能だ。そして、サブカーリングボムを敵陣に滑らせてイカダッシュでその轍を突き進み敵陣に侵入、高速かつ大胆に敵陣を荒らすこともできるのが最大の特徴だ。
    ただし、対人戦となるとそのあまりに短い射程と相反する機動力の高さから、他のシューターとは一線を画す戦い方が強いられる異端児とも言えるブキである。
    他のブキでも同じことではあるが、敵をキルすることよりも自分がデスしないように強く意識して行動するようにしよう。

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