▲画像は公式Twitter(@SplatoonJP)の2017年6月9日のツイートより。
概要 
設置するとイカが探知できる電波を発し、設置した場所に自分と味方がスーパージャンプできるビーコン。攻撃性能が存在しない代わりに自分や味方の戦線復帰やステージ移動を大幅に助けるサポート特化のサブ。
形状のモデルは空港の管制レーダーアンテナ(実際役割もジャンプビーコンに似ている)だが、足はカメラの三脚に近い。
セット情報 
メインウェポン | サブウェポン | スペシャルウェポン | 必要塗りポイント |
ボールドマーカーネオ | ジャンプビーコン | マルチミサイル | 170P |
スプラローラーコラボ | イカスフィア | 170P | |
ホクサイ・ヒュー | マルチミサイル | 170P | |
リッター4Kカスタム 4Kスコープカスタム | バブルランチャー | 170P | |
クーゲルシュライバー・ヒュー | アメフラシ | 220P | |
スパッタリー | キューバンボムピッチャー | 170P | |
キャンピングシェルター | バブルランチャー | 200P |
性能 
耐久力 | 120.0 |
---|---|
インク消費 | 75% |
インクロック時間 | 0F(0秒) |
ジャンプ全体にかかる時間 | 240F(4秒) |
被ダメージ補正 | リールガン種,ブラスター種の攻撃・ローラー種の振り下ろし ×20 ギアパワー「対物攻撃力アップ」の乗った攻撃 ×10 |
特徴 
スーパージャンプ 
設置すると、そこに向かって自分や味方がスーパージャンプできる。
1人で3つまで設置できる。
4つ目を設置すると一番古いビーコンが消滅する。
ジャンプビーコンは使用する(後述)か、敵の攻撃を受けて壊されるとなくなる。
使用により消滅するのは使用者がそこに着地した瞬間であり、既に誰かがジャンプ地点として選択した後でも着地するまでは他のプレイヤーもジャンプ地点として選択できる。
また、ジャンプ中に破壊されても設置地点への着地は行われる。その際、通常のスーパージャンプのようにジャンプマーカーが表示される。
索敵 
設置された場所を中心に、半径にして試し撃ちライン2.5本分くらいの範囲内に敵が入った場合、ナワバリマップ上に表示される(ver2.3.0以降)。これは味方のマップにも共有される。
ポイントセンサーのようなマーキング機能はなく、マップを開いた際にのみ表示される。また、高低差や障害物の有無は一切影響しない。
これにより、着地後に敵が待ち構えていた、ということが回避できる。今までよりも使ってもらいやすくするための調整とも言えるだろう。
チョウザメ造船のように中央付近に目立たない場所があるステージなら、敵の動きを丸見えにできる。レーダーがわりに使い、奇襲の要とするのもいいだろう。
マップの表示 
設置場所は敵・味方全員のナワバリマップに表示される。従って、敵に破壊や待ち伏せをされにくい場所に設置する必要がある。
一方で敵陣高台の真下やブロックの裏など、目立ちそうなのに意外と気づかれない場所も存在する。
これはと思う場所を見つけたらさんぽで実際に置いてみて、見つけやすいかどうかを敵側の視点から改めて観察してみるのもいいだろう。
応用 
前線の手前の安全なところに設置しておけば、やられたあとの復帰を早めることができる。使われるたびに再設置すれば、キルしても発動する前作仕様の復活時間短縮を味方全員に積んだも同然の効果が見込める。
また、例えばガチホコやガチアサリでは防衛拠点に置いておけば、敵の攻撃を食い止めるのに役立つ。
置き場所次第では、チャージャーなどが狙撃ポジションを移す時に使うこともできる。
防御的に運用するなら、自分と味方が安心して試合に取り組めるようにサポートするつもりで置いてみよう。
設置場所 
設置場所が自陣から遠ければ遠いほど、移動時間を大きく短縮できるため、優勢時・攻撃時に強い。
カムバック・復活時間短縮・サブ性能アップなどを駆使し、デスを恐れぬ人海戦術を取ることも可能だ。敵からすればイカが無限湧きするワープポイントを設置されているようなもので、敵陣にあるだけで相当なプレッシャーをかけられるはずだ。
敵の注意が一箇所に集中している時なら、平地など多少目立つ場所に置いても壊されずに復帰が間に合うこともある。インクが余っているようなら、隠せるかどうかにこだわらず、戦況に合わせてこまめに置きなおすのもよいだろう。
アサリの敵ゴール付近に置いて、不意打ちでシュートを決めることもできる。味方のアサリ保有状況を見て敵の油断を突こう。
敵陣奥深くに置けたらしめたものだ。積極的に荒らし回ろう。
攻撃的に運用するならば、3つまでは置けること、チームで使えば使うほど、回転率を高めれば高めるほど恩恵を受けやすいということを覚えておこう。
味方に後衛が多いなどの理由で最前線に置くのに無理がある場合は、ステージ中央付近に置いても役立つ。カウントを大きくリードしたあと、中央の塗りを維持していれば勝てるシチュエーションは多い。無理なジャンプからのデスは避け、索敵機能と冷えた頭でゆっくり安全に進軍してもらおう。
とくにアサリでは、アサリのスポーン地点がステージ中央にあることが多いため、ゴール後にデスした味方のリスポーン後アサリ再回収を支援できる。ゴールが開いている間、敵は前線を下げてゴールの周りを見ざるを得ない。その間にステージ中央のアサリを回収してしまえば、カウントが途切れてゴールが閉じてしまったとしても、チーム全体のアサリ保有数を高く保つことで再びゴールチャンスを掴むことができる。
安全な復帰と優勢維持を得意とするという特性を活かし、勝てる戦いを確実に獲るつもりで行こう。
逃亡時、リスポーンへのジャンプがわりにも使うこともできる。自陣に置いたビーコンへとっさにスーパージャンプできれば、デスを避けつつすぐ前線に戻ることもできる。ガチアサリではリスポーンに戻るとアサリを失ってしまうため特に有効だ。
敵SPのヘイトを買う使い方もできる。荒らしている最中に相手側の陣地で敵SPを切らせ、デスする前に中央にビーコンジャンプして回避する。これは生存して自分のSPを温存しつつ、相手の打開手段を奪うことに繋がる。スーパーチャクチ・イカスフィア・バブルランチャーなどで簡単にペナルティをつけられてしまうエリアや、終盤のデスが重くSPで自陣を荒らされると負けに直結するナワバリでは特に有効だ。後述する瞬間的ビーコン選択で練習してみよう。
ヤグラ上にハイパープレッサーやマルチミサイルを撃たれた時にその場ジャンプし、リスポーンに戻ったと勘違いした敵の虚をつくのもいいだろう。
盾 
そこそこの大きさがあり、耐久力もあるので設置型の盾として使えなくもない。
敵のジャンプマーカーを見つけて着地狩りをしようとしても、敵がそれを見越して着地前にあらかじめ攻撃を置いていた場合、返り討ちにあうことがある。そこでマーカーの手前にビーコンを置いておくと敵の反撃を吸わせ、返り討ちを防げる。一確範囲のローラー相手には無意味ではあるが、ブラスターの直撃ダメージやシューターの弾を凌げれば生存率が大きく上がる。これはいわゆるステジャンゾンビの対策にもなる。イカランプでジャンプしてくる敵のブキ種やチャクチの有無を予測すればさらに安全だ。
ヤグラ上への攻撃や敵の追撃をしのいだり、潜伏時の囮として使ったりするのもいいだろう。
さすがにスプラッシュシールドと比べると見劣りしてしまうものの、自分の足元に素早く置けるので、狙った場所に急いで設置しやすいというスプラッシュシールドに無い強みを持つ。インクロックが無いこともあり、取り回しの良さではこちらが上だろう。
瞬間的ビーコン選択 
マップ中央、又は中央付近に設置されているビーコンにジャンプしようとする場合は、Xボタンでマップを開き、Yボタンで中央にカーソルを合わせ、Aボタンで選択、この一連の動作を素早く行うことで、かなり素早くスパジャン態勢に入れる。
やり方の一例としては、親指の腹でABXYボタン全体をしっかり覆うようにし、XボタンからYボタンへ順に力をかけ、その後(親指の向きを前として)右回転で指を転がす、又は右に滑らす感じでAボタンを押すというものがある。また、親指を同じ構えから、反時計回りに力をかけていく方法もある。どちらの方法もBボタンも押してしまうことが結構ある(前者の方が少ない)ので、スパジャン関連のギアをかなり積んでいるなど、スパジャン前にジャンプしたくない場合は注意。
以下、解説とおまけ。マップに表示されるカーソルの位置と、視線(カメラの向き)は対応しており、先の技はこれを利用している。これをもう少し工夫すれば、視線を右上、左上、左下、右下のいずれかの位置に向けてからマップを開き、Yボタンを押して、それぞれの隅とマップ中央とを結んだ線の上にあるビーコンを選択するということも出来る。ただ、この方法はビーコン以外のものを選択することも多いため、飛びたい場所に飛べないことが多い。マップやルール、チームや戦況などから味方のおおよその位置を予測、ないし直接視認するなどして把握してから実行するかどうか決めるといいだろう。
中古と新品 
サブウェポンにジャンプビーコンが装備されていないブキを使っている場合、1回なら使ってもジャンプビーコンが壊れない。
飛んでも壊れない『新品』のジャンプビーコンはマップアイコンのジャンプビーコンの上に点が2つ表示されているので見分けがつく。
使用済みの『中古』のものはマップアイコンの点が1つしかなく、実物のランプも片方しか点いていない。
ジャンプビーコン持ちのブキが飛んだ際は引き続き必ず壊れるが、これはいつでも『新品』を設置し直せることを意味する。
ちなみにこの仕様は試し塗りでも同様。途中で違うブキに切り替えて使ってみると、1回では壊れない。
ジャンプビーコン持ちのブキでバトルしている時や、相手にジャンプビーコン持ちがいる場合はマップでジャンプビーコンの状態を確認し、『中古』になっている=ジャンプビーコン持ち以外にビーコンを利用しているプレイヤーがいるかどうかは把握しておきたい。
ギアパワー「サブ性能アップ」による効果 
自分が設置したビーコンへの、自分と味方のジャンプにかかる時間を短縮する。
自分以外の味方が設置したビーコンには関係ない。
また、同じギアパワーの数なら「スーパージャンプ時間短縮」より効果が高い。
この2種の効果は重複するものの、上限がある。
例えば味方がスーパージャンプ時間短縮を30積み、自分がサブ性能アップを38積んでいたとしても、味方一人だけがジャンプ短縮を57フルに積んでいた場合と同等の効果しか発揮しない。
リーグマッチでチームを組むときなどは覚えておくと無駄がないだろう。
使い分け方としては、知り合いとチームを組んでいるときなど、味方に使ってもらうことが期待できるならサブ性能アップを優先し、リスポーンや味方へのジャンプも多用したいならスーパージャンプ時間短縮を3(0,1)か6(0,2)程度積む、といったようにするといいだろう。
逆にガチマッチなどでビーコン持ちの味方と意思疎通が取れない状況では、マップを開いて味方のギアをチェックしてみよう。
ギアのメイン枠をサブ性能アップに割いているのなら、味方に使ってもらいたいと思っていると考えていいだろう。
もちろんサブ性能アップを積んでいなくても味方にビーコンを使ってもらいたいと思うイカもいる為、設置されたビーコンは思い切って使うのも良い。
またサブ性能アップを積むことで、スーパージャンプの準備時間が短縮されるので緊急回避としてビーコンへとジャンプを行い生存するという選択肢を取れるようになる。少量でも以下のような効果が得られる。
回避できるサブ性能アップの量 | 仮想敵 |
---|---|
サブ0 | マルチミサイル(単独,0.0本)、ジェットパック(爆風確3)、アメフラシ |
サブ1 | スーパーチャクチ(その場)、ハイパープレッサー(地形貫通)、イカスフィア(爆発)、ナイスダマ(着弾) |
サブ2 | ロングブラスター(爆風確2)、エクスプロッシャー(直撃確2)、ジェットパック(爆風確2)、ハイパープレッサー(通常) |
サブ3 | 上記の攻撃を余裕を持って回避できる |
ジャンプビーコン持ちがサブ性能を全く積まないと自分以外の味方のジャンプビーコンのプレイヤーの弱体化を招くことになり、チーム全体の復帰時間の鈍化や上術緊急回避のビーコンも効果が発揮されなくなる。少量でもビーコンは復帰時間短縮や緊急回避に使う効果が高いためビーコン持ちはサブ1~2積むことでこのデメリットは避けられる。
Ver.4.7.0より、「サブ性能アップ」の効果が以前より少ないギアパワーでも発揮されるようになった。
アップデート履歴 
Ver.1.3.0 | インク消費量をインクタンクの90%から75%に軽減しました。 |
Ver.2.3.0 | 設置場所の周囲にいる相手プレイヤーが、味方全員のナワバリマップに表示されるようにしました。 |
Ver.3.0.0 | 耐久力を約20%増やしました。 上記の修正に加えて、一部の攻撃によって受けるダメージを変更しました。 -ハイパープレッサーによって受けるダメージを約58%減らしました。 -アメフラシによって受けるダメージを約67%減らしました。 -リールガンタイプのブキによって受けるダメージを約20%増やしました。 -ブラスタータイプのブキによって受けるダメージを約20%増やしました。 -ローラータイプのブキの振りおろしによって受けるダメージを約20%増やしました。 |
Ver.4.2.0 | ジャンプビーコンを装備していない仲間が使用する場合は、1つのジャンプビーコンにつき2回まで使用できるようにしました。 ※残りの使用回数はナワバリマップ上でジャンプビーコンを見たときに表示される円の数でわかります。 |
Ver.4.3.0 | 「インク効率アップ(サブ)」のギアパワーの効果を大きくしました。 |
Ver.4.7.0 | 「サブ性能アップ」のギアパワーの効果を、これまでよりギアパワーの数が少なくても、発揮されやすくしました。 |
余談 
設置されたジャンプビーコンはラジオの電波を受信しているらしく、設置済みのものに近づくとテンタクルズと思しき声が聴こえる。これによってビーコンバレしてしまう恐れもあるので注意しよう。