ボムピッチャー

Last-modified: 2023-06-16 (金) 14:21:24

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使用イメージ画像

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▲画像は公式Twitter(@SplatoonJP)の2017年7月12日のツイートより。

 

概要

発動すると、インクを消費せずにボムを投げることが可能になるスペシャル
ゲーム内では「○○ボムピッチャー」とボムの種類を冠するスペシャル名となっており、使えるボムはその種類のみ。
効果時間中はボムが投げ放題!高い塗り能力と制圧能力がウリ。
サブ発射ボタンを長く押し続けるほど遠くへ飛ばすことができる。
なお発動中は通常のサブウェポンを使用できなくなる。

セット情報

基本性能

特徴

発動すると約6秒間、インクを消費することなく[R]ボタンでボムを連投できるようになる。

投げられたボムの挙動や爆発の性能自体はサブで投げるときと基本的に同じ。
ただし、ボタン長押しによって1発ずつ溜めることが可能で、溜めた量によって投げるときの初速が変化するほか、

例外として、カーリングボムピッチャーだけは溜めの有無に伴う挙動が通常サブカーリングボムとは少し異なっている。
これらの詳細は後述。

あくまでサブから独立したスペシャルなので、これによって投げるボムには次の2点の制約があることに注意。

発動時にはピッチャーの機械をかかえるために現在の行動を一度解除する。
この行動解除にはわずかの硬直しかないのでヒト状態であれば原則としてほぼ隙はない。イカ状態だとヒト状態に戻るため若干の隙がある。
ちなみに行動解除は硬直なども解除するため、ブキ特有の硬直を強制解除して行動を可能にする。逆にシェルターのカサ展開のような行動も解除してしまうが。

発動中、通常のサブウェポンが使用できなくなる
しかしサブ使用以外の行動には一切制限がなく、メインブキの使用、イカセンプクでの移動、アサリ投げ、スーパージャンプなどが普段通りに可能。
またヒト、イカを問わず移動速度やジャンプ力にも変化はない。
なお終了後に1秒ほど、スペシャルは終了しているのに本来のサブウェポンの使用とアサリ(およびガチアサリ)投げができなくなる空白の時間が存在するため注意。

 

発動時にインクが回復するため「サブウェポンから続けざまにこちらを発動」というコンボも可能。
スプラッシュシールドならシールドの裏からボムピッチャーを投げまくり、ロボットボムならロボットボムの追尾にボム設置を合わせて行動を大きく縛る、クイックボムなら投げて相手を一旦引かせてからさらに前線を押し込む…など。
ちなみに始めたばかりの初心者や動画でしかスプラトゥーンを知らないユーザーから勘違いされることがあるが、あくまで「付属のボム1種類が使い放題になるスペシャル」であり、「メインウェポンのインクまで使い放題になる」わけではないので一応注意されたし。発動中もメインを使った分のインクは普通に消費されている。

 

インクリングはサブウェポンのボムを含めたいていのブキを右手で持っているが、このスペシャルでは左側からボムを投擲する点に注意。*1特に、壁裏から体の半分を出して投げる時とサーモンランのカタパッドのランチャーにボムを投げ入れる時はこの影響が大きい。
ちなみに、ヒーローモードボムピッチャーは全て通常のサブと同じく右手で投げる。*2ただし、レティクルの矢印はボムピッチャーのもののため注意。

 

発動中はガチヤグラが進んでいる時のような可愛らしい音色で「トキメキ☆ボムラッシュ」のイントロが鳴っている(戦闘中は聞き取りにくい。試しうちで使ってみるとよく分かる)。

ボタン長押しによる挙動

発動中、[R]ボタンを押してすぐ離すとボムがすぐに射出されるが、押したボタンをすぐに離さず長押しすると少し(最大0.7秒程度)溜めが入り、ボタンを離すか1発の溜め上限に達するかした時点で溜め量に応じて初速が上乗せされて射出される
発動中ボタンを常に押しっぱなしにしていると、最高速度で自動的に投げ続けることになる。
なお溜めの有無でスペシャルの総発動時間が変わるわけではなく、溜めれば溜めるほど投げられる個数は減る点には注意。
なお通常のボムと同じく長押し中は予定軌道が表示され続けるため、投げる向きを確認しながらの微調整が可能。

カーリングボム以外で最大限溜めた際の飛距離はサブ性能アップ最大積み時の通常ボムの飛距離を大きく上回っており、リッター4Kのフルチャにも匹敵しタチウオの対岸に届くほど。
なお、最小(=溜めなし)の飛距離は通常ボムの飛距離よりも短い。

もともとのサブにも溜め動作のあるカーリングボムだけは、サブのものと溜めによる挙動が違っており混乱しやすいので注意。
サブカーリングボムは「溜めるほど走行距離が短く、爆風塗りは大きい」という仕様。
しかしカーリングボムピッチャーでは長く溜めるほど遠くまで進むようになっており(このときの最高到達距離はサブ性能積み無し、溜め無しのサブカーリングボムに近い)、
またカーリングボムピッチャーでの爆風塗りの大きさは走行距離(=溜めた量)に関わらず固定(サブで中程度溜めた時の爆風塗りに近い)。

回線負荷について(主にカーリング、ロボボム)

※注意!
バトル内での性能ではなくゲームの仕様における問題だが、 カーリングボムピッチャーロボボムピッチャーはオンラインでの通信状態への負荷が大きいとされている。
頻度は多くないとはいえ、使用時のバトルの状況や回線状態によっては処理落ちが発生したり、最悪エラーが発生し強制的に回線が遮断されてしまったり、といった事例が複数報告されている。
ウデマエ昇格・降格のかかった大事な試合など、絶対に回線落ちさせたくない試合でのこれらの使用には少し慎重になる必要があるかもしれず、注意されたし。

使用のポイント

ボムピッチャーの効果的な使い方は下で詳しく解説されているが、ボムピッチャー全体を使う際の心構えとして、
「ボムを投げまくるスペシャル」ではなく「ボムを投げまくることができるスペシャル」であると認識しておきたい。

というのも、このスペシャルを発動したイカはどうしても「ボムをたくさん投げないと損しちゃう!」という気になりやすく
ボム投げに執着するあまりそれ以外の行動の選択肢を見失いやすいからだ。

時間が有限でインクコスト0のため、その間にできる限り多くのボムを投げたくなってしまうのは当然だ。
「食べ放題でできるだけ元を取りたい!」と同じ、おそらく人間の本能的な心理なのだろう。
しかし食べ過ぎて苦しくなっては本末転倒なのと同じで、「思考停止でボムを投げる状態」に陥ってしまうとかえって損をしかねない。
ボム投げにこだわりすぎれば状況の変化に応じた柔軟な対応ができなくなり、敵にも行動を読まれやすくなり、逃げ遅れやすくなる。
切り札としてスペシャルを発動したことがかえって戦況を悪化させてはそれこそ本末転倒だ。

また緊急時の即効性もほとんどなく、とっさの急場しのぎとしては活用しにくい点も心しておくこと。
クイックボム以外は、ボムを投げてから最短で爆発するまでにもそれなりの時間差がある。
ピンチだ!と感じたタイミングで慌てて発動しても、ほぼ自己防衛にはならない。

以上のことから、このスペシャル発動中に無防備になり、目の前の敵にあっさりやられるという事態が意外なほど起こりやすい。
しかし、実は他の多くのスペシャルと異なるボムピッチャーの特筆すべき利点は、発動しながらメインブキもいつでも使用可能で、本来のサブウェポンが使えないことを除いて行動や移動に一切制限が無いことだ。
つまり、ボムピッチャーは本来「インクを瞬時に回復しつつ、行動の選択肢を増やす」手段であり、実は行動の選択肢を広げてくれる、状況を選ばず万能に近いスペシャルなのである。
こちらが無防備だと思って射程圏内に近づいてきた相手には、下手にボムを投げまくるよりメインでサクッと片付けた方がずっと早いケースが多い。

たとえメインでの応戦や逃走を余儀なくされ数発しか投げられなくても、効果的に使えたのならスペシャルとしての役割は十分果たせている。
ボムピッチャーを発動したせいで無駄にやられた、という事態だけは招かないようにしたい。
「安全に投げ終えて生き残るまでがボムピッチャー」である

スプラッシュボムピッチャー

ボムの中では起爆が早いため敵の周囲にばら撒けば強烈な牽制の効果があり、また他の味方の攻撃やスペシャルに重ね合わせることで非常に高いキル性能を発揮する。
うまく散らせることができれば塗りによるナワバリ確保も素早く行える。
投げまくる場合、先に自分の近くに1個だけ転がしておくと、少しの間だが相手から近寄られにくくなる。

ただ、スペシャル全体の中では塗りもキルのしやすさも中途半端で、当たり前だが適当にただ投げるだけだと避けられるだけで終わりやすく何の強みも発揮できない。しっかりとした目的意識を持って使いたい。

キューバンボムピッチャー

塗り性能が非常に高く、上手く投げれば前線を一気に上げることも可能。
また、壁やオブジェクトに張り付けての三次元的な塗りや制圧、牽制が圧倒的に強い。
特にヤグラに取り付けられまくったら、相手はしばらくヤグラに乗れないだろう。

欠点は、即効性が低いため発動中に相手に近寄られやすいこと。その時は焦らずメインブキで対応したい。
遠投~溜め無し投げを調整し、複数同時にガチエリア目掛けて着弾させることによって強制的に確保させるテクニックも存在する

カーリングボムピッチャー

平面での制圧力は他のボムピッチャーを圧倒。
サブウェポンカーリングボムとは逆に、構える時間が長いほど長距離に届く。
一気にナワバリを広げることができ、特にガチエリアでのエリア確保では効果を発揮するだろう。
カーリングボムは意外に遠くまで流れるため、うまく使えば発動中に倒される心配がない。

ver1.4.0からチャージしていない状態の球速が50%増加した。
とはいえむやみにRボタンを連打するより遠距離にも投げていくほうが塗れる場合が多く、また速度がバラバラな方が避けづらくなる。
敵とカーリングの動きを予測し、広範囲を塗り広げたり自衛に使ったり敵の逃げ場を潰したりなど、カーリング一つ一つにある程度の計画を立てながら戦線を押し上げよう。

欠点は、高台や段差が多いステージでは真価を発揮しにくい点と、
自分の近くにボムを置きにくいため、簡単に近寄られてしまう点、
爆発の場所とタイミングを操作するのが難しいためキル性能は高くない点。
他のピッチャーならそれぞれのボムでどうにでもなるのだが、地面を滑るカーリングボムだと高台の敵に対して無力極まりないスペシャルとなる。
必ず発動前に敵の高台の状況を確認し、可能であれば高台に牽制してから使用したい。
また、他のボムピッチャーと比較しても性能を最大限引き出せる状況が限定的であり、瞬間的な制圧は得意でも継続した制圧は不得意。
汎用性が著しく低く、少なくともどのステージでも活用できるような性質のスペシャルではない。

サブウェポンカーリングボムとの違いは、先述の通り
「[R]ボタンを長押しするほど近くで爆発」から、他のボムピッチャーに合わせて「[R]ボタンを長押しするほど遠くで爆発」と逆になっている点と、
[R]ボタンを長押ししてもボムのサイズと爆発範囲、ボムが進む時の塗り幅は変わらない点。
溜めなしでの初速がサブのものよりかなり遅く、溜めなければ速度が上がらないという、他のボムピッチャーに準じた性能になっている。
これにより何が困るのかというと「サブのものとは異なり、溜めなければ長い逃走経路が作成できない」ことだ。
通常のカーリングボムなら即投擲して追従することでライン7本分以上の道をつくれるのだが、こちらのカーリングボムは即投げ後に追従してもライン3本分程度で減速するため追いつかれてしまうのである。
そのため、スペシャルの発動中に「襲われたので瞬時に逃走経路を作る」というサブカーリングボムと同じ感覚で使うのは難しい。
安全な逃げ道のある場所で発動するのがベターだが、もしそうでないなら最初の1~2個目を溜め投げするなりして逃げ道を作っておくことを考えたい。

ロボボムピッチャー

追尾する性能のボムを投げまくれる。なぜかこれだけ公式に「ロボボム」という略称が使われている。
索敵能力が高く、相手を長時間動かして退かせる性能は抜群。
欠点は、サーチすると追っかける性能から狙った箇所で爆撃を発生させることが難しく信頼のおけるダメージソースにはならない点と、起爆の時間差による隙が大きい点。
なので、ただ投げるだけではあまり効果が期待できず、乱雑なばら撒きで相手を動きにくくする、複数人の相手に追尾させて索敵を行いながら全線を押し上げる、メインウェポンや他のスペシャルと組み合わせて敵の移動を強力に制限するなどによってその強さを発揮できる。

ロボットボム自体が、ver.3.2.0でのダメージ範囲と最長追跡時間と消費インク量が減少し、総じてコンパクトな使い勝手の、手数で圧をかけるような性能へと変更された。
このとき、爆風範囲と追尾範囲の縮小はロボボムピッチャーのボムにも適応されたが、消費インク減少の恩恵はなく、ロボボムピッチャー自体の発射間隔や射程も据え置きで一切強化されなかった。
カーリングボムピッチャーのようにカーリングボム単品の下方修正アプデ時にボムの性能が独自に据え置かれる措置もなくただ単純に下方修正を受けてしまっており、クイックボムピッチャーのように消費インクの少なさを反映するかのごとく他のボムピッチャーにない超連射ができる訳でもなく、発射効率があまり良くない印象になってしまった。ただし他のボムピッチャーほど連続で大量投擲することのメリットは少なく、メインウェポンとの連携や味方のサポートとして真価を発揮するため、大したデメリットにはならない。

余談だがロボボムピッチャーが搭載されているカーボンローラーデコクアッドホッパーホワイトは、共通して無印版のサブロボットボムである。そのためマイナーチェンジ版であるこれらは、スペシャル発動中に限りロボットボムを絡めた無印版に近い立ち回りも可能になることは頭の片隅に置いておいてもよい。

クイックボムピッチャー

近~中距離での戦闘力や塗りの早さといった瞬発力に長けるボムピッチャー
前作のクイックボムラッシュ同様連射力が高く、長押しでの溜め時間も短いため他のボムピッチャーの近距離投げに近い感覚で遠投する事も出来る。なんとその投擲距離はリッターほど。
相手を倒すには最低でも2~3発必要となるが、連射力が高い上に着弾と同時に爆発するのでタイマン相手だと完封勝ちできる程に対面性能は高い。よく狙って確実に複数発当てていきたい。
この特性上、メインウェポンとの切り替えをせずとも突っ込んできた敵の対処がしやすいという利点もある。
また、キューバンボムピッチャーと同じ要領で満遍なく投げつけるとかなりの広範囲を瞬時に塗ることができ、足場構築にも役立つ。

欠点は、単発威力が低いことによる牽制力のなさと、キルと塗りの両立の難しさ。
1確の恐怖を与えることができないため、直接ぶつけた際のキル性能とは裏腹に相手を退かせる力は弱い。またキル狙いだと塗り被りが発生する一方、塗り狙いでは相手を倒しきる攻撃力が出せなくなる。

ギアパワースペシャル性能アップ」による効果

発動時間が伸び、ボムを投げられる回数が増える。

ギアパワー0
発動時間:6.00秒(カーリングは6.667秒)

ギアパワー57
発動時間:8.00秒(カーリングは8.667秒)

再度言うが、投げられるボムはスペシャルウェポンなのでサブ性能アップは効かない
発動時間・最大投擲数・最大投擲数(遠投)の変化量は57表記で以下のようになる。

 

発動時間

ギアパワー03691020303957
発動時間(F)360372383393396426450465480
〃(カーリングボム)400412423433436466490505520
 

最大投擲数

ギアパワー036912151826313644
最大投擲数1112131415
〃(クイックボム)17181920212223
〃(カーリングボム)1314151617
 

最大投擲数(遠投)

ギアパワー0312131518313336
最大投擲数(遠投)789
〃(クイックボム)10111213
〃(カーリングボム)78910
  • 計算方法
  1. GP積載量による発動時間を調べる。
  2. 発動時間の単位をフレームに直す。
  3. 連投スパンのフレーム数で割る。(上記参照)
    • 割って余りが出た(小数点以下が出た)場合、整数部分の数字がそのまま投げられる最大数となる。
    • 割って余りが出なかった割り切れた)場合、整数部分から1を引いた値が投げられる最大数となる。
 

活用や対策に有用かもしれないコメント群

以下、コメント群折り畳み

・内部処理がどうなっているのかは知りませんが現在記載されている最大投擲数(遠投)と実測値にかなり違いがあったので書いておきます。

キューバン遠投(たぶんスプボム・ロボムも)
GP0~6で7個
GP9~23で8個
GP24~54(たぶん57でも)で9個

クイボ遠投
GP0~3で10個
GP6~13で11個
GP15~28で12個
GP29~54(たぶん57でも)で13個

カーリング遠投
GP0~9で8個
GP10~26で9個
(GP27を用意できませんでした)
GP28~54(たぶん57でも)で10個

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アップデート履歴

Ver.1.4.0溜めずに発射した場合にカーリングボムが進む距離を約50%伸ばしました。
Ver.2.2.0効果が持続する時間を40/60秒延長しました。
Ver.3.0.0サブウェポンカーリングボムは、Rボタンを押している時間によって大きさが変化するようになりましたが、カーリングボムピッチャーによって放出されるカーリングボムは、Rボタンを押している時間によらず、一定の大きさとなるようにしました。
-この変更により、移動中の塗りの幅がわずかに広がりました。
-この変更により、爆発の塗りの範囲とダメージを与える範囲がわずかに縮小されました。
Ver.4.6.0Rボタンを一瞬だけ押して離したときの初速を約18%速くして、移動距離を長くしました。
※Rボタンを押し続けて 使用したときの移動距離には変更はありません。

TIPS

コメント


*1 右手で装置を担いでいるため。
*2 ヒーローモード内のブキは全てリリース当時のバージョンからアップデートされておらず、対人戦での仕様変更が反映されていないためだと思われる。